JP2007311652A - アモルファス積層材及びアモルファス積層材の製造方法及び回転電機の鉄心の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】取り扱いが容易なアモルファス積層材を提供する。
【解決手段】アモルファス積層材1は、接着剤が塗布された複数枚のアモルファス薄板2と電磁鋼板3とを重ね合わせ、加熱炉の中で加熱圧着して製造される。 一般に、アモルファス薄板2は、板厚が極めて薄いため、例えば、プレス機による打ち抜き加工には不利であり、且つ取り扱いも困難である。これに対し、複数枚のアモルファス薄板2を電磁鋼板3と共に重ね合わせて接合することにより、取り扱いが容易となり、且つ安定した加工性を確保できるので、プレス機による打ち抜き加工にも対応できる。特に、板厚を0.1〜1mm程度にすると、従来の電磁鋼板で形成されたモータコアと同様に、プレス機を用いた製造工程、及び製造設備を利用できるので、アモルファス積層材1を用いたモータコアを低コストに製造できる。
【選択図】図1
【解決手段】アモルファス積層材1は、接着剤が塗布された複数枚のアモルファス薄板2と電磁鋼板3とを重ね合わせ、加熱炉の中で加熱圧着して製造される。 一般に、アモルファス薄板2は、板厚が極めて薄いため、例えば、プレス機による打ち抜き加工には不利であり、且つ取り扱いも困難である。これに対し、複数枚のアモルファス薄板2を電磁鋼板3と共に重ね合わせて接合することにより、取り扱いが容易となり、且つ安定した加工性を確保できるので、プレス機による打ち抜き加工にも対応できる。特に、板厚を0.1〜1mm程度にすると、従来の電磁鋼板で形成されたモータコアと同様に、プレス機を用いた製造工程、及び製造設備を利用できるので、アモルファス積層材1を用いたモータコアを低コストに製造できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて形成されるアモルファス積層材とその製造方法及びアモルファス積層材から回転電機の鉄心を製造する方法に関する。
アモルファス材料は薄く、硬いため、従来は、トロイダルコア等のようにドーナツ状に巻回して積層したものを焼鈍し、樹脂含浸して固めたものにコイルを巻き付けて使用することが一般的であった。
また、モータコアの材料として使用する場合には、アモルファス薄板を何層かに積層して、その積層体をモータコアの形状に加工して利用している。
例えば、特許文献1には、高耐熱性接着剤を塗布したアモルファス薄板を複数枚積み重ねて加熱接着した積層材よりコアシートを作製し、そのコアシートを焼鈍したものを複数枚積層してモータコアを製造する技術が記載されている。
また、モータコアの材料として使用する場合には、アモルファス薄板を何層かに積層して、その積層体をモータコアの形状に加工して利用している。
例えば、特許文献1には、高耐熱性接着剤を塗布したアモルファス薄板を複数枚積み重ねて加熱接着した積層材よりコアシートを作製し、そのコアシートを焼鈍したものを複数枚積層してモータコアを製造する技術が記載されている。
また、特許文献2では、アモルファス薄板と電磁鋼板とを接着フィルムを介して接合した積層材からプレス機によりコアシートを打ち抜き、その複数枚のコアシートをかしめ積層してモータコアを製造する技術が記載されている。
特開昭58−175654号公報
特開2003−259610号公報
しかし、アモルファス材料は、焼鈍後、脆くなり取り扱いが困難である。
また、特許文献1に記載される様に、アモルファス薄板の表面に接着剤を塗布する場合は、接着層が不均一になり易く、接着強度にムラができると、占積率が低下する恐れがある。同様に、特許文献2に示される様に、接着フィルムを用いた場合でも、フィルム層が厚くなるため、占積率が低下する問題があった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、第1の目的は、取り扱いが容易なアモルファス積層材を提供すること。第2の目的は、薄く均一な接着層を形成できるアモルファス積層材の製造方法を提供すること。第3の目的は、アモルファス積層材から回転電機の鉄心を製造する際に、既存設備の流用が可能で、低コストに製造できる製造方法を提供することにある。
また、特許文献1に記載される様に、アモルファス薄板の表面に接着剤を塗布する場合は、接着層が不均一になり易く、接着強度にムラができると、占積率が低下する恐れがある。同様に、特許文献2に示される様に、接着フィルムを用いた場合でも、フィルム層が厚くなるため、占積率が低下する問題があった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、第1の目的は、取り扱いが容易なアモルファス積層材を提供すること。第2の目的は、薄く均一な接着層を形成できるアモルファス積層材の製造方法を提供すること。第3の目的は、アモルファス積層材から回転電機の鉄心を製造する際に、既存設備の流用が可能で、低コストに製造できる製造方法を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明のアモルファス積層材は、複数枚のアモルファス薄板と、少なくとも1枚の電磁鋼板とを重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されている。
一般に、アモルファス薄板は、板厚が極めて薄い(例えば0.02〜0.06mm)ため、例えば、プレス機による打ち抜き加工には不利であり、且つ取り扱いも困難である。これに対し、複数枚のアモルファス薄板を電磁鋼板と共に重ね合わせることにより、板厚が増大するため、安定した加工性を確保でき、且つ取り扱いが容易なアモルファス積層材を提供できる。
本発明のアモルファス積層材は、複数枚のアモルファス薄板と、少なくとも1枚の電磁鋼板とを重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されている。
一般に、アモルファス薄板は、板厚が極めて薄い(例えば0.02〜0.06mm)ため、例えば、プレス機による打ち抜き加工には不利であり、且つ取り扱いも困難である。これに対し、複数枚のアモルファス薄板を電磁鋼板と共に重ね合わせることにより、板厚が増大するため、安定した加工性を確保でき、且つ取り扱いが容易なアモルファス積層材を提供できる。
また、アモルファス薄板は、脆性が高く(機械的に脆い)、加工が難しいため、かしめ等の機械的な結合手段で積層することが困難である。これに対し、本発明では、各層間を接着剤により接合するので、容易にアモルファス積層材を形成でき、且つアモルファス薄板より加工性に優れる電磁鋼板を重ね合わせているので、加工性及び生産性を向上できる。更に、アモルファス薄板は、非常に優れた磁気特性を有しているため、本発明のアモルファス積層材を回転電機の鉄心に適用した場合に、従来の電磁鋼板を積層して形成される積層鉄心と比べて、より低損失な鉄心を提供できる。
また、アモルファス薄板と電磁鋼板との比率を適宜変えることにより、各種用途の回転電機に最適な磁気特性を持った鉄心を提供できる。
また、アモルファス薄板と電磁鋼板との比率を適宜変えることにより、各種用途の回転電機に最適な磁気特性を持った鉄心を提供できる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したアモルファス積層材において、複数枚のアモルファス薄板を積層したアモルファス層の片面に少なくとも1枚の電磁鋼板を重ね合わせたことを特徴とする。 この構成では、アモルファス積層材の一方の表面に電磁鋼板が配置されるため、例えば、アモルファス積層材をプレス機により所望の形状に打ち抜き加工する場合に、プレス機のパンチ側に電磁鋼板を配置することで、電磁鋼板から切断を始めることができる。
これにより、電磁鋼板を切断する際にパンチの刃先に付着した構成刃先を利用すると、硬いアモルファス層にパンチの刃先が直接当たらないため、パンチの刃先を保護することができ、刃先寿命を延ばすことが可能である。
請求項1に記載したアモルファス積層材において、複数枚のアモルファス薄板を積層したアモルファス層の片面に少なくとも1枚の電磁鋼板を重ね合わせたことを特徴とする。 この構成では、アモルファス積層材の一方の表面に電磁鋼板が配置されるため、例えば、アモルファス積層材をプレス機により所望の形状に打ち抜き加工する場合に、プレス機のパンチ側に電磁鋼板を配置することで、電磁鋼板から切断を始めることができる。
これにより、電磁鋼板を切断する際にパンチの刃先に付着した構成刃先を利用すると、硬いアモルファス層にパンチの刃先が直接当たらないため、パンチの刃先を保護することができ、刃先寿命を延ばすことが可能である。
(請求項3の発明)
請求項1に記載したアモルファス積層材において、複数枚のアモルファス薄板を積層したアモルファス層の両面に少なくとも1枚ずつ電磁鋼板を重ね合わせたことを特徴とする。この構成では、アモルファス積層材の両表面に電磁鋼板が配置されるため、例えば、アモルファス積層材をプレス機により所望の形状に打ち抜き加工する場合に、電磁鋼板から切断を始めることができる。
これにより、電磁鋼板を切断する際にパンチ及びダイの刃先に付着した構成刃先を利用すると、硬いアモルファス層にパンチ及びダイの刃先が直接当たらないため、パンチ及びダイの刃先を保護することができ、刃先寿命を延ばすことが可能である。
請求項1に記載したアモルファス積層材において、複数枚のアモルファス薄板を積層したアモルファス層の両面に少なくとも1枚ずつ電磁鋼板を重ね合わせたことを特徴とする。この構成では、アモルファス積層材の両表面に電磁鋼板が配置されるため、例えば、アモルファス積層材をプレス機により所望の形状に打ち抜き加工する場合に、電磁鋼板から切断を始めることができる。
これにより、電磁鋼板を切断する際にパンチ及びダイの刃先に付着した構成刃先を利用すると、硬いアモルファス層にパンチ及びダイの刃先が直接当たらないため、パンチ及びダイの刃先を保護することができ、刃先寿命を延ばすことが可能である。
(請求項4の発明)
請求項1に記載したアモルファス積層材において、少なくとも1枚の電磁鋼板の両側にそれぞれ1枚以上のアモルファス薄板を重ね合わせたことを特徴とする。
この場合、電磁鋼板がアモルファス積層材の芯材として機能するので、例えば、搬送時の取り扱いを容易にできる。また、加工性に優れる電磁鋼板をアモルファス薄板で挟み込むことにより、アモルファス薄板のみを重ね合わせて形成される積層材と比較して、加工性及び生産性が向上する。
請求項1に記載したアモルファス積層材において、少なくとも1枚の電磁鋼板の両側にそれぞれ1枚以上のアモルファス薄板を重ね合わせたことを特徴とする。
この場合、電磁鋼板がアモルファス積層材の芯材として機能するので、例えば、搬送時の取り扱いを容易にできる。また、加工性に優れる電磁鋼板をアモルファス薄板で挟み込むことにより、アモルファス薄板のみを重ね合わせて形成される積層材と比較して、加工性及び生産性が向上する。
(請求項5の発明)
請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、液状の接着剤をノズルから微小な液滴として吐出させ、積層される部材の表面に部分的且つ微細に接着剤を塗布することを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、液状の接着剤をノズルから微小な液滴として吐出させ、積層される部材の表面に部分的且つ微細に接着剤を塗布することを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
(請求項6の発明)
請求項5に記載したアモルファス積層材の製造方法において、接着剤の吐出場所及び接着剤の吐出量を制御して、薄く均一な接着層を形成することを特徴とする。
これにより、必要最小限の接着剤で、より薄く均一な接着層を形成できる。
請求項5に記載したアモルファス積層材の製造方法において、接着剤の吐出場所及び接着剤の吐出量を制御して、薄く均一な接着層を形成することを特徴とする。
これにより、必要最小限の接着剤で、より薄く均一な接着層を形成できる。
(請求項7の発明)
請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、積層される部材の表面に粉末状の接着剤を吹き付けて部分的に塗布する、あるいは粉末状の接着剤を静電的に付着させることを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、積層される部材の表面に粉末状の接着剤を吹き付けて部分的に塗布する、あるいは粉末状の接着剤を静電的に付着させることを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
(請求項8の発明)
請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、粉末状の接着剤が俟っているミスト状態の中に積層される部材を通して、その部材の表面に接着剤を塗布することを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、粉末状の接着剤が俟っているミスト状態の中に積層される部材を通して、その部材の表面に接着剤を塗布することを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
(請求項9の発明)
請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、各層間に薄いフィルム状の接着剤を挟み込み、そのフィルム状の接着剤が網目状あるいは蜂の巣状に設けられていることを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、各層間に薄いフィルム状の接着剤を挟み込み、そのフィルム状の接着剤が網目状あるいは蜂の巣状に設けられていることを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
(請求項10の発明)
複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、液状の接着剤をノズルから微小な液滴として吐出させ、積層される部材の表面に部分的且つ微細に接着剤を塗布することを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、液状の接着剤をノズルから微小な液滴として吐出させ、積層される部材の表面に部分的且つ微細に接着剤を塗布することを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
(請求項11の発明)
請求項10に記載したアモルファス積層材の製造方法において、接着剤の吐出場所及び接着剤の吐出量を制御して、薄く均一な接着層を形成することを特徴とする。
これにより、必要最小限の接着剤で、より薄く均一な接着層を形成できる。
請求項10に記載したアモルファス積層材の製造方法において、接着剤の吐出場所及び接着剤の吐出量を制御して、薄く均一な接着層を形成することを特徴とする。
これにより、必要最小限の接着剤で、より薄く均一な接着層を形成できる。
(請求項12の発明)
複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、積層される部材の表面に粉末状の接着剤を吹き付けて部分的に塗布する、あるいは粉末状の接着剤を静電的に付着させることを特徴とする。 これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、積層される部材の表面に粉末状の接着剤を吹き付けて部分的に塗布する、あるいは粉末状の接着剤を静電的に付着させることを特徴とする。 これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
(請求項13の発明)
複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、粉末状の接着剤が俟っているミスト状態の中に積層される部材を通して、その部材の表面に接着剤を塗布することを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、粉末状の接着剤が俟っているミスト状態の中に積層される部材を通して、その部材の表面に接着剤を塗布することを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
(請求項14の発明)
複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、各層間に薄いフィルム状の接着剤を挟み込み、そのフィルム状の接着剤が網目状あるいは蜂の巣状に設けられていることを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、各層間に薄いフィルム状の接着剤を挟み込み、そのフィルム状の接着剤が網目状あるいは蜂の巣状に設けられていることを特徴とする。
これにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
(請求項15の発明)
請求項5〜14に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法において、接着剤を介して積層された各部材をプレス機により圧着して接合することを特徴とする。
接着剤付きの各部材をプレス機により圧着することで、接着剤が薄く均一に拡がるため、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
請求項5〜14に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法において、接着剤を介して積層された各部材をプレス機により圧着して接合することを特徴とする。
接着剤付きの各部材をプレス機により圧着することで、接着剤が薄く均一に拡がるため、占積率の高いアモルファス積層材を提供できる。
(請求項16の発明)
請求項5〜15に記載した何れかの製造方法によって製造されるアモルファス積層材であって、シート状の絶縁層がアモルファス薄板の複数層に1枚の割合で挟み込まれていることを特徴とする。
これにより、各層間の電気絶縁をより確実に確保できるので、例えば、アモルファス積層材を回転電機の鉄心に適用した場合に、鉄心に発生する鉄損の低減効果が大きくなる。 また、シート状の絶縁層は、アモルファス積層材の各層毎ではなく、複数層に1枚の割合で挟み込まれるため、占積率を大きく損なうことなく、各層間の絶縁を確保できる。
請求項5〜15に記載した何れかの製造方法によって製造されるアモルファス積層材であって、シート状の絶縁層がアモルファス薄板の複数層に1枚の割合で挟み込まれていることを特徴とする。
これにより、各層間の電気絶縁をより確実に確保できるので、例えば、アモルファス積層材を回転電機の鉄心に適用した場合に、鉄心に発生する鉄損の低減効果が大きくなる。 また、シート状の絶縁層は、アモルファス積層材の各層毎ではなく、複数層に1枚の割合で挟み込まれるため、占積率を大きく損なうことなく、各層間の絶縁を確保できる。
(請求項17の発明)
請求項1〜16に記載した何れかのアモルファス積層材から回転電機の鉄心を製造する方法であって、アモルファス積層材を製造する積層材製造工程と、アモルファス積層材からプレス機で打ち抜いて所定の形状に加工するプレス工程とを有し、このプレス工程は、積層材製造工程と同一ライン上に設けられ、積層材製造工程の後に連続して行われることを特徴とする。
本発明のアモルファス積層材は、取り扱いが容易であり、且つ安定した加工性を確保できるので、従来の電磁鋼板を使用した鉄心の製造工程をそのまま活用できる。即ち、アモルファス積層材を製造する積層材製造工程と同一ライン上にプレス工程を設けることができるので、既存設備の流用が可能であり、鉄心の製造を低コストにできる。
請求項1〜16に記載した何れかのアモルファス積層材から回転電機の鉄心を製造する方法であって、アモルファス積層材を製造する積層材製造工程と、アモルファス積層材からプレス機で打ち抜いて所定の形状に加工するプレス工程とを有し、このプレス工程は、積層材製造工程と同一ライン上に設けられ、積層材製造工程の後に連続して行われることを特徴とする。
本発明のアモルファス積層材は、取り扱いが容易であり、且つ安定した加工性を確保できるので、従来の電磁鋼板を使用した鉄心の製造工程をそのまま活用できる。即ち、アモルファス積層材を製造する積層材製造工程と同一ライン上にプレス工程を設けることができるので、既存設備の流用が可能であり、鉄心の製造を低コストにできる。
(請求項18の発明)
請求項1〜16に記載した何れかのアモルファス積層材から回転電機の鉄心を製造する方法であって、アモルファス積層材をレーザー加工で切断して所定の形状に加工することを特徴とする。
本発明のアモルファス積層材は、取り扱いが容易であり、且つ安定した加工性を確保できるので、アモルファス積層材をレーザー加工で切断することも容易である。また、既存設備の流用が可能であり、鉄心の製造を低コストにできる。
請求項1〜16に記載した何れかのアモルファス積層材から回転電機の鉄心を製造する方法であって、アモルファス積層材をレーザー加工で切断して所定の形状に加工することを特徴とする。
本発明のアモルファス積層材は、取り扱いが容易であり、且つ安定した加工性を確保できるので、アモルファス積層材をレーザー加工で切断することも容易である。また、既存設備の流用が可能であり、鉄心の製造を低コストにできる。
(請求項19の発明)
請求項17または18に記載した回転電機の鉄心の製造方法において、アモルファス積層材を所定の形状に加工した後、焼鈍処理を実施することを特徴とする。
これにより、所望の磁気特性を得ることができ、低損失な鉄心を提供できる。
請求項17または18に記載した回転電機の鉄心の製造方法において、アモルファス積層材を所定の形状に加工した後、焼鈍処理を実施することを特徴とする。
これにより、所望の磁気特性を得ることができ、低損失な鉄心を提供できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1はアモルファス積層材1の斜視図である。
実施例1に示すアモルファス積層材1は、図1に示す様に、複数枚のアモルファス薄板2を重ね合わせたアモルファス層の両面にそれぞれ1枚ずつ電磁鋼板3を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成され、例えば、回転電機の鉄心(本実施例では図2に示すモータコア4)を製造する材料として用いることができる。
このアモルファス積層材1の製造方法、およびアモルファス積層材1からモータコア4を製造する方法を以下に説明する。
実施例1に示すアモルファス積層材1は、図1に示す様に、複数枚のアモルファス薄板2を重ね合わせたアモルファス層の両面にそれぞれ1枚ずつ電磁鋼板3を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成され、例えば、回転電機の鉄心(本実施例では図2に示すモータコア4)を製造する材料として用いることができる。
このアモルファス積層材1の製造方法、およびアモルファス積層材1からモータコア4を製造する方法を以下に説明する。
図2はモータコア4の製造工程を示す工程図である。
a)接着剤塗布工程…アモルファス薄板2及び電磁鋼板3の表面に耐熱性接着剤を塗布する。耐熱性接着剤として、例えば、ポリイミド系樹脂やポリアミドイミド系樹脂等を用いることができる。
この接着剤の塗布方法は、インクジェット方式やバブルジェット(登録商標)方式等の様に、ノズルから接着剤を微小な液滴として吐出し、部分的に微細に塗布する方法を用いる。この時、ノズルからの吹き付け量や吹き付け位置を制御することもできる。
a)接着剤塗布工程…アモルファス薄板2及び電磁鋼板3の表面に耐熱性接着剤を塗布する。耐熱性接着剤として、例えば、ポリイミド系樹脂やポリアミドイミド系樹脂等を用いることができる。
この接着剤の塗布方法は、インクジェット方式やバブルジェット(登録商標)方式等の様に、ノズルから接着剤を微小な液滴として吐出し、部分的に微細に塗布する方法を用いる。この時、ノズルからの吹き付け量や吹き付け位置を制御することもできる。
b)積層工程…接着剤が塗布されたアモルファス薄板2を複数枚重ね合わせてアモルファス層を形成し、そのアモルファス層の両面にそれぞれ電磁鋼板3を重ね合わせる。これにより、2枚の電磁鋼板3によってアモルファス層を積層方向の両側から挟み込んだ積層材が形成される。なお、アモルファス薄板2の板厚は、例えば0.02〜0.06mm、電磁鋼板3の板厚は、例えば0.05〜0.5mmである。
c)接合工程…上記の積層材を加熱炉等で高温状態にして加熱圧着する。これにより、熱硬化した接着剤により各層同士が接合されて、アモルファス積層材1が製造される。
c)接合工程…上記の積層材を加熱炉等で高温状態にして加熱圧着する。これにより、熱硬化した接着剤により各層同士が接合されて、アモルファス積層材1が製造される。
d)コアシート作成…製造されたアモルファス積層材1から、例えばプレス機により所望の形状に打ち抜いてコアシート4aを作成する。
e)コアシート焼鈍…打ち抜き加工されたコアシート4aを概ね300〜600℃の範囲で焼鈍して、所望の磁気特性を得る。
f)コアシート積層…焼鈍したコアシート4aを複数枚積層する。
g)コアシート固定…積層された複数枚のコアシート4aを機械的に固定してモータコア4を形成する。
h)最終形状…必要であれば、所定の仕上げ加工(例えば、モータコア外周の研削加工)を実施して、最終形状となるモータコア4を得る。
e)コアシート焼鈍…打ち抜き加工されたコアシート4aを概ね300〜600℃の範囲で焼鈍して、所望の磁気特性を得る。
f)コアシート積層…焼鈍したコアシート4aを複数枚積層する。
g)コアシート固定…積層された複数枚のコアシート4aを機械的に固定してモータコア4を形成する。
h)最終形状…必要であれば、所定の仕上げ加工(例えば、モータコア外周の研削加工)を実施して、最終形状となるモータコア4を得る。
(実施例1の効果)
上記の製造方法により製造されたアモルファス積層材1は、複数枚のアモルファス薄板2と電磁鋼板3とを重ね合わせて製造されるため、積層されるアモルファス薄板2及び電磁鋼板3の枚数に応じて板厚を任意に設定できる。その結果、取り扱いが容易となり、且つ安定した加工性を確保できるので、プレス機による打ち抜き加工にも対応できる。特に、板厚を0.1〜1mm程度に設定すると、従来の電磁鋼板のみを積層して形成されたモータコアと同様に、プレス機を用いた製造工程、及び製造設備を利用できるので、アモルファス積層材1を用いたモータコア4を低コストに製造できる。但し、板厚を増した場合(1mm以上の場合)でも、ワイヤカット、レーザー加工等の方法で加工できるので、アモルファス積層材1の板厚を限定する必要はない。
上記の製造方法により製造されたアモルファス積層材1は、複数枚のアモルファス薄板2と電磁鋼板3とを重ね合わせて製造されるため、積層されるアモルファス薄板2及び電磁鋼板3の枚数に応じて板厚を任意に設定できる。その結果、取り扱いが容易となり、且つ安定した加工性を確保できるので、プレス機による打ち抜き加工にも対応できる。特に、板厚を0.1〜1mm程度に設定すると、従来の電磁鋼板のみを積層して形成されたモータコアと同様に、プレス機を用いた製造工程、及び製造設備を利用できるので、アモルファス積層材1を用いたモータコア4を低コストに製造できる。但し、板厚を増した場合(1mm以上の場合)でも、ワイヤカット、レーザー加工等の方法で加工できるので、アモルファス積層材1の板厚を限定する必要はない。
また、アモルファス薄板2は、非常に優れた磁気特性を有しているため、アモルファス積層材1をモータコア4に適用することにより、従来の電磁鋼板を積層して形成されるモータコアと比べて、より低損失なモータコア4を提供できる。
さらに、アモルファス積層材1は、特性の異なるアモルファス薄板2と電磁鋼板3とを組み合わせて製造されるので、例えば、アモルファス薄板2と電磁鋼板3との比率(枚数)を変えることにより、モータの要求性能に最適な磁気特性を持ったモータコア4を得ることが可能である。
さらに、アモルファス積層材1は、特性の異なるアモルファス薄板2と電磁鋼板3とを組み合わせて製造されるので、例えば、アモルファス薄板2と電磁鋼板3との比率(枚数)を変えることにより、モータの要求性能に最適な磁気特性を持ったモータコア4を得ることが可能である。
実施例1に示すアモルファス積層材1は、積層方向の両表面に電磁鋼板3が1枚ずつ配置されているため、アモルファス積層材1をプレス機により打ち抜き加工する場合に、電磁鋼板3から切断を始めることができる。この場合、電磁鋼板3を切断する際に、プレス機のパンチ及びダイの刃先に付着した構成刃先を利用すると、硬いアモルファス層にパンチ及びダイの刃先が直接当たらないため、パンチ及びダイの刃先を保護することができ、刃先寿命を延ばすことが可能である。
また、アモルファス薄板2及び電磁鋼板3の表面に耐熱性接着剤を塗布する際に、ノズルから接着剤を微小な液滴として吐出し、部分的に微細に塗布する方法を用いることにより、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能である。特に、ノズルからの吹き付け量や吹き付け位置を制御することで、所望の接着厚さや接着パターンを得ることができるので、必要最小限の接着剤で、より薄く均一な接着層を形成できる。その結果、占積率の高いモータコア4を提供できる。
図3はアモルファス薄板2の平面図である。
実施例1では、接着剤塗布工程において、ノズルから接着剤を微小な液滴として吐出する方法を記載したが、例えば、図3に示す粉末状の接着剤5あるいは図4に示すフィルム状の接着剤6を用いることもできる。
粉末状の接着剤5は、図3に示す様に、アモルファス薄板2および電磁鋼板3の表面に吹き付けて部分的に塗布する、あるいは静電付着させることができる。また、粉末状の接着剤5が俟っているミスト状態の中にアモルファス薄板2および電磁鋼板3を通して、材料表面に接着剤5を塗布することもできる。
フィルム状の接着剤6は、1枚のシート状ではなく、図4に示す様に、網目状(または蜂の巣状)に設けられており、複数枚のアモルファス薄板2と電磁鋼板3とを重ね合わせる際に、各層間に挟み込まれた後、高温状態にて圧着される。
この実施例2に記載した方法においても、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、且つ接着剤の取り扱いが容易であるため、生産性を向上できる。
実施例1では、接着剤塗布工程において、ノズルから接着剤を微小な液滴として吐出する方法を記載したが、例えば、図3に示す粉末状の接着剤5あるいは図4に示すフィルム状の接着剤6を用いることもできる。
粉末状の接着剤5は、図3に示す様に、アモルファス薄板2および電磁鋼板3の表面に吹き付けて部分的に塗布する、あるいは静電付着させることができる。また、粉末状の接着剤5が俟っているミスト状態の中にアモルファス薄板2および電磁鋼板3を通して、材料表面に接着剤5を塗布することもできる。
フィルム状の接着剤6は、1枚のシート状ではなく、図4に示す様に、網目状(または蜂の巣状)に設けられており、複数枚のアモルファス薄板2と電磁鋼板3とを重ね合わせる際に、各層間に挟み込まれた後、高温状態にて圧着される。
この実施例2に記載した方法においても、少ない接着剤で薄く均一な接着層を形成することが可能であり、且つ接着剤の取り扱いが容易であるため、生産性を向上できる。
図5はアモルファス積層材1の斜視図である。
実施例1では、アモルファス層の両面にそれぞれ電磁鋼板3を有するアモルファス積層材1を示したが、例えば、図5(a)〜(c)に示すアモルファス積層材1を用いることもできる。
図5(a)に示すアモルファス積層材1は、複数枚のアモルファス薄板2を重ね合わせたアモルファス層の片面に、少なくとも1枚の電磁鋼板3を重ね合わせて形成される。
図5(b)に示すアモルファス積層材1は、少なくとも1枚の電磁鋼板3の両側にそれぞれ複数枚のアモルファス薄板2を重ね合わせて形成される。
図5(c)に示すアモルファス積層材1は、電磁鋼板3を用いることなく、複数枚のアモルファス薄板2だけを重ね合わせて形成される。
この実施例3に示すアモルファス積層材1においても、取り扱いが容易となり、且つ安定した加工性を確保できる。
実施例1では、アモルファス層の両面にそれぞれ電磁鋼板3を有するアモルファス積層材1を示したが、例えば、図5(a)〜(c)に示すアモルファス積層材1を用いることもできる。
図5(a)に示すアモルファス積層材1は、複数枚のアモルファス薄板2を重ね合わせたアモルファス層の片面に、少なくとも1枚の電磁鋼板3を重ね合わせて形成される。
図5(b)に示すアモルファス積層材1は、少なくとも1枚の電磁鋼板3の両側にそれぞれ複数枚のアモルファス薄板2を重ね合わせて形成される。
図5(c)に示すアモルファス積層材1は、電磁鋼板3を用いることなく、複数枚のアモルファス薄板2だけを重ね合わせて形成される。
この実施例3に示すアモルファス積層材1においても、取り扱いが容易となり、且つ安定した加工性を確保できる。
図6はアモルファス積層材1の積層前の状態を示す断面図である。
本実施例のアモルファス積層材1は、図6に示す様に、シート状の絶縁層7が複数層に1枚の割合で挟み込まれている。
なお、図6に示すアモルファス積層材1は、積層方向(図示上下方向)の両側にそれぞれ電磁鋼板3を有する構成であるが、積層方向の片側にのみ電磁鋼板3を有する構成〔図5(a)参照〕にも適用できる。あるいは図7に示す様に、電磁鋼板3を有しない構成、つまり複数枚のアモルファス薄板2のみを重ね合わせて形成されるアモルファス積層材1にも適用できる。
これにより、各層間の電気絶縁をより確実に確保できるので、モータコア4に発生する鉄損の低減効果が大きくなる。また、シート状の絶縁層7は、アモルファス積層材1の各層毎ではなく、アモルファス薄板2の複数層に1枚の割合で挟み込まれるため、モータコア4の占積率を大きく損なうことなく、各層間の絶縁を確保できる。
本実施例のアモルファス積層材1は、図6に示す様に、シート状の絶縁層7が複数層に1枚の割合で挟み込まれている。
なお、図6に示すアモルファス積層材1は、積層方向(図示上下方向)の両側にそれぞれ電磁鋼板3を有する構成であるが、積層方向の片側にのみ電磁鋼板3を有する構成〔図5(a)参照〕にも適用できる。あるいは図7に示す様に、電磁鋼板3を有しない構成、つまり複数枚のアモルファス薄板2のみを重ね合わせて形成されるアモルファス積層材1にも適用できる。
これにより、各層間の電気絶縁をより確実に確保できるので、モータコア4に発生する鉄損の低減効果が大きくなる。また、シート状の絶縁層7は、アモルファス積層材1の各層毎ではなく、アモルファス薄板2の複数層に1枚の割合で挟み込まれるため、モータコア4の占積率を大きく損なうことなく、各層間の絶縁を確保できる。
図8はアモルファス積層材1の製造からプレス加工までの工程を示す概略図である。
実施例1では、アモルファス積層材1からプレス機によりコアシート4aを作成する(打ち抜く)一例を記載したが、本実施例では、その製造工程、つまりアモルファス積層材1の製造からプレス加工までの工程を具体的に説明する。
実施例1に記載したアモルファス薄板2及び電極鋼板3は、それぞれロール状に巻かれて準備されている。なお、本実施例では、ロール状に巻かれたアモルファス薄板2をアモルファス薄帯2と呼ぶ。
先ず、ロール状に巻かれたアモルファス薄帯2及び電磁鋼板3を所定の数だけ並べた材料ロール群Aからそれぞれ材料(アモルファス薄帯2及び電磁鋼板3)を引き出す。
実施例1では、アモルファス積層材1からプレス機によりコアシート4aを作成する(打ち抜く)一例を記載したが、本実施例では、その製造工程、つまりアモルファス積層材1の製造からプレス加工までの工程を具体的に説明する。
実施例1に記載したアモルファス薄板2及び電極鋼板3は、それぞれロール状に巻かれて準備されている。なお、本実施例では、ロール状に巻かれたアモルファス薄板2をアモルファス薄帯2と呼ぶ。
先ず、ロール状に巻かれたアモルファス薄帯2及び電磁鋼板3を所定の数だけ並べた材料ロール群Aからそれぞれ材料(アモルファス薄帯2及び電磁鋼板3)を引き出す。
引き出された材料は、そのまま接着剤塗布工程Bまで搬送され、ノズル8から微小な液滴として吐出された接着剤が材料表面に塗布される。
続いて、接着剤を塗布した帯状の材料が重ね合わされた後、接合工程Cへ搬送される。 この接合工程Cでは、ライン上に設けられた加熱炉9に送り込まれ、この加熱炉9の中に設置された加圧ローラ10にて加熱圧着される。これにより、接着剤の熱硬化によって積層材料(アモルファス積層材1)が製造される。
このアモルファス積層材1は、巻き取ることなく、そのままプレス工程Dへと搬送され、プレス機11にて所望の形状(コアシート4a)に打ち抜き加工される。このプレス工程Dは、図8に示す様に、加熱炉9から連続する同一ライン上に設けられている。
続いて、打ち抜き加工されたコアシート4aを焼鈍した後、所望の枚数だけ積層してモータコア4が形成される。
続いて、接着剤を塗布した帯状の材料が重ね合わされた後、接合工程Cへ搬送される。 この接合工程Cでは、ライン上に設けられた加熱炉9に送り込まれ、この加熱炉9の中に設置された加圧ローラ10にて加熱圧着される。これにより、接着剤の熱硬化によって積層材料(アモルファス積層材1)が製造される。
このアモルファス積層材1は、巻き取ることなく、そのままプレス工程Dへと搬送され、プレス機11にて所望の形状(コアシート4a)に打ち抜き加工される。このプレス工程Dは、図8に示す様に、加熱炉9から連続する同一ライン上に設けられている。
続いて、打ち抜き加工されたコアシート4aを焼鈍した後、所望の枚数だけ積層してモータコア4が形成される。
本発明のアモルファス積層材1は、実施例1に記載した様に、取り扱いが容易であり、且つ安定した加工性を確保できるので、加熱炉9から連続する同一ライン上にプレス工程Dを設けることができる。これにより、従来の電磁鋼板を積層して製造されるモータコアの製造工程を活用できるので、既存設備の流用が可能である。その結果、モータコア4の生産性が向上して、製造コストを低く抑えることが可能である。
なお、実施例5では、積層材料からプレス機11によりコアシート4aを打ち抜いて作成する方法を記載したが、例えば、ワイヤカット、レーザー加工等の方法で加工することもできる。また、接着剤塗布工程Bでは、実施例2に記載した粉末状の接着剤5あるいはフィルム状の接着剤6を用いることもできる。
なお、実施例5では、積層材料からプレス機11によりコアシート4aを打ち抜いて作成する方法を記載したが、例えば、ワイヤカット、レーザー加工等の方法で加工することもできる。また、接着剤塗布工程Bでは、実施例2に記載した粉末状の接着剤5あるいはフィルム状の接着剤6を用いることもできる。
1 アモルファス積層材
2 アモルファス薄板
3 電磁鋼板
4 モータコア(回転電機の鉄心)
5 粉末状の接着剤
6 フィルム状の接着剤
7 シート状の絶縁層
8 ノズル
11 プレス機
B 接着剤塗布工程(積層材製造工程)
C 接合工程(積層材製造工程)
D プレス工程
2 アモルファス薄板
3 電磁鋼板
4 モータコア(回転電機の鉄心)
5 粉末状の接着剤
6 フィルム状の接着剤
7 シート状の絶縁層
8 ノズル
11 プレス機
B 接着剤塗布工程(積層材製造工程)
C 接合工程(積層材製造工程)
D プレス工程
Claims (19)
- 複数枚のアモルファス薄板と、少なくとも1枚の電磁鋼板とを重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されたアモルファス積層材。
- 請求項1に記載したアモルファス積層材において、
複数枚の前記アモルファス薄板を積層したアモルファス層の片面に少なくとも1枚の前記電磁鋼板を重ね合わせたことを特徴とするアモルファス積層材。 - 請求項1に記載したアモルファス積層材において、
複数枚の前記アモルファス薄板を積層したアモルファス層の両面に少なくとも1枚ずつ前記電磁鋼板を重ね合わせたことを特徴とするアモルファス積層材。 - 請求項1に記載したアモルファス積層材において、
少なくとも1枚の前記電磁鋼板の両側にそれぞれ1枚以上の前記アモルファス薄板を重ね合わせたことを特徴とするアモルファス積層材。 - 請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、
液状の接着剤をノズルから微小な液滴として吐出させ、積層される部材の表面に部分的且つ微細に接着剤を塗布することを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 請求項5に記載したアモルファス積層材の製造方法において、
接着剤の吐出場所及び接着剤の吐出量を制御して、薄く均一な接着層を形成することを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、
積層される部材の表面に粉末状の接着剤を吹き付けて部分的に塗布する、あるいは粉末状の接着剤を静電的に付着させることを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、
粉末状の接着剤が俟っているミスト状態の中に積層される部材を通して、その部材の表面に接着剤を塗布することを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 請求項1〜4に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法であって、
各層間に薄いフィルム状の接着剤を挟み込み、そのフィルム状の接着剤が網目状あるいは蜂の巣状に設けられていることを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、
液状の接着剤をノズルから微小な液滴として吐出させ、積層される部材の表面に部分的且つ微細に接着剤を塗布することを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 請求項10に記載したアモルファス積層材の製造方法において、
接着剤の吐出場所及び接着剤の吐出量を制御して、薄く均一な接着層を形成することを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、
積層される部材の表面に粉末状の接着剤を吹き付けて部分的に塗布する、あるいは粉末状の接着剤を静電的に付着させることを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、
粉末状の接着剤が俟っているミスト状態の中に積層される部材を通して、その部材の表面に接着剤を塗布することを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 複数枚のアモルファス薄板を重ね合わせて、各層間を接着剤で接合して形成されるアモルファス積層材の製造方法であって、
各層間に薄いフィルム状の接着剤を挟み込み、そのフィルム状の接着剤が網目状あるいは蜂の巣状に設けられていることを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 請求項5〜14に記載した何れかのアモルファス積層材の製造方法において、
接着剤を介して積層された各部材をプレス機により圧着して接合することを特徴とするアモルファス積層材の製造方法。 - 請求項5〜15に記載した何れかの製造方法によって製造されるアモルファス積層材であって、
シート状の絶縁層が前記アモルファス薄板の複数層に1枚の割合で挟み込まれていることを特徴とするアモルファス積層材。 - 請求項1〜16に記載した何れかのアモルファス積層材から回転電機の鉄心を製造する方法であって、
前記アモルファス積層材を製造する積層材製造工程と、
前記アモルファス積層材からプレス機で打ち抜いて所定の形状に加工するプレス工程とを有し、
このプレス工程は、前記積層材製造工程と同一ライン上に設けられ、前記積層材製造工程の後に連続して行われることを特徴とする回転電機の鉄心の製造方法。 - 請求項1〜16に記載した何れかのアモルファス積層材から回転電機の鉄心を製造する方法であって、
前記アモルファス積層材をレーザー加工で切断して所定の形状に加工することを特徴とする回転電機の鉄心の製造方法。 - 請求項17または18に記載した回転電機の鉄心の製造方法において、
前記アモルファス積層材を所定の形状に加工した後、焼鈍処理を実施することを特徴とする回転電機の鉄心の製造方法。
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