JPS62104008A - 一方向性けい素鋼板の製造方法 - Google Patents
一方向性けい素鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPS62104008A JPS62104008A JP60242726A JP24272685A JPS62104008A JP S62104008 A JPS62104008 A JP S62104008A JP 60242726 A JP60242726 A JP 60242726A JP 24272685 A JP24272685 A JP 24272685A JP S62104008 A JPS62104008 A JP S62104008A
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- JP
- Japan
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- annealing
- silicon steel
- temperature range
- residence time
- hot
- Prior art date
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- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、一方向性けい素鋼板の製造方法に間し、と
くにその11気特性の有利な改善を図ろうとするもので
ある。
くにその11気特性の有利な改善を図ろうとするもので
ある。
一方向性けい素鋼板に要求される磁気特性は、高い磁束
密度と低い鉄損であり、一般に磁束密度はBm+(T)
で、また鉄損はW%(w/N!Jlの値で評価されるこ
とが多い。
密度と低い鉄損であり、一般に磁束密度はBm+(T)
で、また鉄損はW%(w/N!Jlの値で評価されるこ
とが多い。
(従来の技術)
良好な磁気特性を一方向性けい素鋼板に付与する手段の
一つとして、熱延板を、冷間圧延に先立って高温焼鈍し
、さらにその後の冷却に際して、炭化物やインヒビター
と称せられる析出物の一つであるAIINなどの析出分
散状態を制御する方法が知られている。例えば特公昭4
B−23820号公報や特公昭59−48934号公報
に記載の方法では、少量のC1Mを含有する素材から得
られた熱延板を、前者においては、750〜1200℃
の温度範囲で焼鈍した後、150〜950℃の温度領域
から400℃までを2〜200秒間で急冷することによ
り、一方後者においては、i oao〜1200℃の温
度域に保持した後、900〜980℃の温度域の所定温
度に達するまでの時間を20〜500秒とし、次いでこ
の所定温度から空温までを10℃/S以上の速度で急冷
することによって磁気特性の改善を図っている。
一つとして、熱延板を、冷間圧延に先立って高温焼鈍し
、さらにその後の冷却に際して、炭化物やインヒビター
と称せられる析出物の一つであるAIINなどの析出分
散状態を制御する方法が知られている。例えば特公昭4
B−23820号公報や特公昭59−48934号公報
に記載の方法では、少量のC1Mを含有する素材から得
られた熱延板を、前者においては、750〜1200℃
の温度範囲で焼鈍した後、150〜950℃の温度領域
から400℃までを2〜200秒間で急冷することによ
り、一方後者においては、i oao〜1200℃の温
度域に保持した後、900〜980℃の温度域の所定温
度に達するまでの時間を20〜500秒とし、次いでこ
の所定温度から空温までを10℃/S以上の速度で急冷
することによって磁気特性の改善を図っている。
しかしながらこれらの方法では、主にA12Nの析出制
御を意図しているため、400℃以下の低温域の冷却に
ついてはとくにm制がなく、単に急冷処理を施すに止っ
ていた。
御を意図しているため、400℃以下の低温域の冷却に
ついてはとくにm制がなく、単に急冷処理を施すに止っ
ていた。
他方、特公昭38−14009号公報では、熱ロール帯
鋼を790〜950℃の間の温度で固溶化処理した後、
540℃以下の温度に速やかに急冷し、次いで310〜
480℃に保った後、更に急冷する方法が提案されてい
る。この方法は、310〜480℃に保持する間にレン
ズ状炭化物を瑛出せしめることによって磁気特性の改善
を図ることを眼目としている。
鋼を790〜950℃の間の温度で固溶化処理した後、
540℃以下の温度に速やかに急冷し、次いで310〜
480℃に保った後、更に急冷する方法が提案されてい
る。この方法は、310〜480℃に保持する間にレン
ズ状炭化物を瑛出せしめることによって磁気特性の改善
を図ることを眼目としている。
(発明が解決しようとする問題点)
この発明は、熱延板焼鈍後の冷却に際して、上記した如
き従来法とは異なる冷却条件を適用することにより、す
なわち酸可溶性Mを実質的に含有しない熱延板の焼鈍後
の冷却に際して、400℃以下の温度域を、従来とは異
なる条件の下に冷却することにより、従来法で製造され
た一方向性けい素鋼板に比べ一段と優れた磁気特性を有
する一方向性けい素鋼板を製造しようとするものである
。
き従来法とは異なる冷却条件を適用することにより、す
なわち酸可溶性Mを実質的に含有しない熱延板の焼鈍後
の冷却に際して、400℃以下の温度域を、従来とは異
なる条件の下に冷却することにより、従来法で製造され
た一方向性けい素鋼板に比べ一段と優れた磁気特性を有
する一方向性けい素鋼板を製造しようとするものである
。
(問題点を解決するための手段)
すなワチコノ発明ハ、C:0.010〜0.080 w
t%(以下単に2で表わす)およびSi: 2.5〜
4.0%を含み、かつ1次再結晶粒成長抑制剤としてS
およびSeのうち少なくとも一種: 0.008〜o
、oso%を、0.02〜0.20%のMnと共に含有
し、さらに酸可溶性Alの混入を0.010wt$未満
に抑制した組成になるけい素鋼熱延板に、熱延板焼鈍を
施し、ついで中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延によっ
て最終板厚としたのち、脱炭焼鈍ついで最終仕上げ焼鈍
を施す一連の工程よりなる一方向性けい素鋼板の製造方
法において、上記熱延板焼鈍につき、800〜1100
℃の温度域に加熱してからこの温度域に1〜10分間保
持し、その後の冷却に際して770〜400℃間の滞留
時間を60秒未満、400〜300℃間の滞留時間を6
0秒未満、そして300〜200℃間の滞留時間を30
秒以上とする制御冷却を施すことを特徴とする一方向性
けい素鋼板の製造方法である。
t%(以下単に2で表わす)およびSi: 2.5〜
4.0%を含み、かつ1次再結晶粒成長抑制剤としてS
およびSeのうち少なくとも一種: 0.008〜o
、oso%を、0.02〜0.20%のMnと共に含有
し、さらに酸可溶性Alの混入を0.010wt$未満
に抑制した組成になるけい素鋼熱延板に、熱延板焼鈍を
施し、ついで中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延によっ
て最終板厚としたのち、脱炭焼鈍ついで最終仕上げ焼鈍
を施す一連の工程よりなる一方向性けい素鋼板の製造方
法において、上記熱延板焼鈍につき、800〜1100
℃の温度域に加熱してからこの温度域に1〜10分間保
持し、その後の冷却に際して770〜400℃間の滞留
時間を60秒未満、400〜300℃間の滞留時間を6
0秒未満、そして300〜200℃間の滞留時間を30
秒以上とする制御冷却を施すことを特徴とする一方向性
けい素鋼板の製造方法である。
以下この発明を具体的に説明する。
まずこの発明において、素材の成分組成を上記の範囲に
限定した理由について説明する。
限定した理由について説明する。
C: 0.010〜0.080%
Cは、熱延板焼鈍後の冷却過程において、適量の微細炭
化物を析出させ、冷延・焼鈍後の一次再結晶組織を均質
化するための有用成分であるが、含有量がo、oiox
に満たないとその添加効果に乏しく、一方0゜080x
を超えて多量に添加されると、最終冷延後の脱炭焼鈍に
長時間を必要とするので、含有!+、t O,010〜
0.080%とした。
化物を析出させ、冷延・焼鈍後の一次再結晶組織を均質
化するための有用成分であるが、含有量がo、oiox
に満たないとその添加効果に乏しく、一方0゜080x
を超えて多量に添加されると、最終冷延後の脱炭焼鈍に
長時間を必要とするので、含有!+、t O,010〜
0.080%とした。
Si : 2.5〜4.0%
Siは、十分に低い鉄損を得るには少なくとも2.5z
が必要であり、一方4.0χを超えると冷延性が劣化す
るので、含有量は2,5〜4.Oxの範囲に限定した。
が必要であり、一方4.0χを超えると冷延性が劣化す
るので、含有量は2,5〜4.Oxの範囲に限定した。
Sおよび/またはSe: 0.008〜0.05(1
%、 Mn: 0.02〜0.20% S 、 SeはMnと結合して、−次回結晶粒成長抑制
剤(インヒビター)を形成する有用成分であるが、イン
ヒビターとして有効に作用させるためには、Mn :
0.02〜0.080 も一種: 0.008〜o、 oso%を含有せしめ
る必要がある。
%、 Mn: 0.02〜0.20% S 、 SeはMnと結合して、−次回結晶粒成長抑制
剤(インヒビター)を形成する有用成分であるが、イン
ヒビターとして有効に作用させるためには、Mn :
0.02〜0.080 も一種: 0.008〜o、 oso%を含有せしめ
る必要がある。
なお−次頁結晶粒成長のより効果的な抑制のためには、
Sb、 Bi、 Pb、 As、 Sn、 Zn、 N
oおよび−などの元素を併せて含有させることは有利で
ある。
Sb、 Bi、 Pb、 As、 Sn、 Zn、 N
oおよび−などの元素を併せて含有させることは有利で
ある。
酸可溶性AI2: o、oiox未満
酸可溶性Mは、2回冷延工程で製造する場合には、2次
再結晶粒の(110)[001]方位いわゆるゴス方位
への集積度を高める上でむしろ有害であるので、0.0
10%未満に制限した。
再結晶粒の(110)[001]方位いわゆるゴス方位
への集積度を高める上でむしろ有害であるので、0.0
10%未満に制限した。
次にこの発明で対象とする熱延板は、公知の製鋼法、鋳
造法、熱延法によって製造することができ、通常は1.
2〜3.5t*の厚さを有することが望ましい。という
のは熱延板の厚さが上記範囲を外れると、2次再結晶粒
のゴス方位集積度が低下するからである。
造法、熱延法によって製造することができ、通常は1.
2〜3.5t*の厚さを有することが望ましい。という
のは熱延板の厚さが上記範囲を外れると、2次再結晶粒
のゴス方位集積度が低下するからである。
かくして得られた熱延板には、冷間圧延に先立って焼鈍
が施されるが、この発明ではかかる熱延板焼鈍がとりわ
け重要である。
が施されるが、この発明ではかかる熱延板焼鈍がとりわ
け重要である。
まず加熱温度については、800℃未満では、炭化物を
十分に固溶させられず、一方1100℃を超えるとイン
ヒビターが粗大化して、後工程における一次再結晶粒成
長の抑制作用の低下を招くので、800〜1100℃の
温度域で焼鈍を行う必要がある。
十分に固溶させられず、一方1100℃を超えるとイン
ヒビターが粗大化して、後工程における一次再結晶粒成
長の抑制作用の低下を招くので、800〜1100℃の
温度域で焼鈍を行う必要がある。
また加熱時間については、炭化物の固溶の点からは80
0℃以上の温度域に1分以上あれば十分であるが、金属
組織の改良の点からは、均熱温度の低い場合にはより長
く、高い場合にはより短かくする必要がある。しかしな
がら加熱時間が長くなりすぎると、インヒビターの析出
物が粗大化するので10分間以下程度に抑えることが好
ましい。
0℃以上の温度域に1分以上あれば十分であるが、金属
組織の改良の点からは、均熱温度の低い場合にはより長
く、高い場合にはより短かくする必要がある。しかしな
がら加熱時間が長くなりすぎると、インヒビターの析出
物が粗大化するので10分間以下程度に抑えることが好
ましい。
ところで小さい昇温速度で加熱する場合には、高温域の
滞留時間が長くなるので場合によっては、均熱時間をと
らなくともよい。このような意味から、加熱時間につい
ては、均熱時間ではなく、aOO℃以上の温度域の滞留
時間として、1分〜10分の範囲に限定した。次に冷却
については、770〜400℃の間は、60秒未満の短
時間で通過するように、急冷させる必要がある。という
のはこの温度領域を徐冷すると、鋼中Cが、結晶粒界等
に析出粗大化するため、この温度域より低温で結晶粒内
に析出する微細炭化物の量が不足するという不都合を招
くからである。
滞留時間が長くなるので場合によっては、均熱時間をと
らなくともよい。このような意味から、加熱時間につい
ては、均熱時間ではなく、aOO℃以上の温度域の滞留
時間として、1分〜10分の範囲に限定した。次に冷却
については、770〜400℃の間は、60秒未満の短
時間で通過するように、急冷させる必要がある。という
のはこの温度領域を徐冷すると、鋼中Cが、結晶粒界等
に析出粗大化するため、この温度域より低温で結晶粒内
に析出する微細炭化物の量が不足するという不都合を招
くからである。
400℃以下の温度域の冷却条件については、以下の実
験データを参照して説明する。
験データを参照して説明する。
第1図に、C: 0.041%、 Si : 3.05
%、!4n: 0.065X。
%、!4n: 0.065X。
Se: 0.016%、 S : O,005%、 S
b: 0.0201およびM:0.0OIKを含有し、
残部実質的にFeよりなる2、0m+厚の熱延板を、空
気中で950℃、 3m1n均熱後、400℃まで20
秒で冷却し、次いで400℃以下の温度域を種々の条件
下に冷却し、その後圧下率ニアozの第一次冷延、H2
中1000℃、11nの中間焼鈍、圧下率二〇2χの第
二次冷延を経て0.234Il厚に仕上げ、その後湿H
2中で850℃、31nの脱炭焼鈍を施したのち、8g
Oを主体とする分離剤を塗布してから、H2中テ120
0℃、 10h (7)BOX 焼!4ヲ施り、 −c
得ター 方向性けい素鋼板の鉄損W%について調べた
結果を、熱延板焼鈍後冷却中の所定温度領域における滞
留時間の関係で示す。
b: 0.0201およびM:0.0OIKを含有し、
残部実質的にFeよりなる2、0m+厚の熱延板を、空
気中で950℃、 3m1n均熱後、400℃まで20
秒で冷却し、次いで400℃以下の温度域を種々の条件
下に冷却し、その後圧下率ニアozの第一次冷延、H2
中1000℃、11nの中間焼鈍、圧下率二〇2χの第
二次冷延を経て0.234Il厚に仕上げ、その後湿H
2中で850℃、31nの脱炭焼鈍を施したのち、8g
Oを主体とする分離剤を塗布してから、H2中テ120
0℃、 10h (7)BOX 焼!4ヲ施り、 −c
得ター 方向性けい素鋼板の鉄損W%について調べた
結果を、熱延板焼鈍後冷却中の所定温度領域における滞
留時間の関係で示す。
この調査において所定温度域での滞留時間は、冷却方法
として、気水吹付、ガスジェット吹付、空気中放冷、水
中焼入等を適宜組合せることによって変更した。
として、気水吹付、ガスジェット吹付、空気中放冷、水
中焼入等を適宜組合せることによって変更した。
同図から明らかなように、熱延板焼鈍後の冷却に際して
、400〜300℃の間の1留時間を60秒未満でかつ
300℃〜200℃の間の滞留時間を30秒以上とする
ことによってはじめて良好な鉄損値が得られている。
、400〜300℃の間の1留時間を60秒未満でかつ
300℃〜200℃の間の滞留時間を30秒以上とする
ことによってはじめて良好な鉄損値が得られている。
従ってこの発明では、冷却途中における400〜300
℃問および300〜200℃間での滞留時間をそれぞれ
60秒未満、30秒以上の範囲に制御することとしたの
である。
℃問および300〜200℃間での滞留時間をそれぞれ
60秒未満、30秒以上の範囲に制御することとしたの
である。
770〜400℃の温度域を60秒未満、400〜30
0℃の温度域を60秒未満で通過させる方法としては、
例えば、H2,N、、 Ar、空気等のガスジェットや
ミスト、フォグ等の気水噴射あるいは、水冷ロールに鋼
板を接触させるO−ル冷却等公知の急冷方法を適用でき
る。また300〜200℃の温度域に30秒以上滞留さ
せるためには、自然放冷、保温カバー内通過、所定温度
に保持した炉内通過等公知の方法を適用できる。なおか
かる熱延板焼鈍および冷却中の雰囲気については、特別
の制約はない。
0℃の温度域を60秒未満で通過させる方法としては、
例えば、H2,N、、 Ar、空気等のガスジェットや
ミスト、フォグ等の気水噴射あるいは、水冷ロールに鋼
板を接触させるO−ル冷却等公知の急冷方法を適用でき
る。また300〜200℃の温度域に30秒以上滞留さ
せるためには、自然放冷、保温カバー内通過、所定温度
に保持した炉内通過等公知の方法を適用できる。なおか
かる熱延板焼鈍および冷却中の雰囲気については、特別
の制約はない。
次に焼鈍後の熱延板は、中間焼鈍を挟む2回以上の冷延
により最終仕上げ板厚とする。このとき中間焼鈍は、8
00〜1100℃の温度域で、均熱時間を低温側では長
く、高温側では短かくとるのが良い。また最終冷延の圧
下率は40〜75%程度とするのが好適である。
により最終仕上げ板厚とする。このとき中間焼鈍は、8
00〜1100℃の温度域で、均熱時間を低温側では長
く、高温側では短かくとるのが良い。また最終冷延の圧
下率は40〜75%程度とするのが好適である。
次いで、700〜1000℃の温度域で脱炭焼鈍を施し
、鋼中Cを0.003%以下まで低減する。
、鋼中Cを0.003%以下まで低減する。
次いで、HIIIOを主体とする焼鈍分離剤を塗布して
から、最終仕上げ焼鈍を施す。この最終仕上げ焼鈍は、
1100℃〜1250℃の温度域のN2中で鋼中のS
、 Se、 N等の不純物元素が十分低減するのに必要
な時間均熱する。なお昇温の際に、800〜920℃の
温度域の所定温度で保持するか、あるいはこの温度域を
除熱するかして、2次再結晶組織を十分発達させること
は有利である。
から、最終仕上げ焼鈍を施す。この最終仕上げ焼鈍は、
1100℃〜1250℃の温度域のN2中で鋼中のS
、 Se、 N等の不純物元素が十分低減するのに必要
な時間均熱する。なお昇温の際に、800〜920℃の
温度域の所定温度で保持するか、あるいはこの温度域を
除熱するかして、2次再結晶組織を十分発達させること
は有利である。
(実施例)
実施例1
C: 0.045%、 Si: 3.41% 、M
n: 0.078X 、 S: 0.0021.
Se: 0.025% 、 Sb: 0.030X
Fa可WJ性A12 : o、ooixを含有し、
残部実質的にFeの組成になる3、0ffi厚の熱延板
(素材A)に、N2中で950℃、200s(ただし8
00℃以下の滞留時間:350s)の焼鈍を施し、その
後表1に示す種々の冷却条件下に冷却した。
n: 0.078X 、 S: 0.0021.
Se: 0.025% 、 Sb: 0.030X
Fa可WJ性A12 : o、ooixを含有し、
残部実質的にFeの組成になる3、0ffi厚の熱延板
(素材A)に、N2中で950℃、200s(ただし8
00℃以下の滞留時間:350s)の焼鈍を施し、その
後表1に示す種々の冷却条件下に冷却した。
冷却後の鋼板は、N2中での1000℃、60Sの中間
焼鈍を挟み、最終冷延の圧下率が65%である2回冷延
法により最終板厚0.27mとした。次いで湿H2中で
850℃、 5IIlinの脱炭焼鈍を施したのち、H
g。
焼鈍を挟み、最終冷延の圧下率が65%である2回冷延
法により最終板厚0.27mとした。次いで湿H2中で
850℃、 5IIlinの脱炭焼鈍を施したのち、H
g。
を主体とする分離剤を塗布してから、N2中で850”
Q、30hの焼鈍を施し、ついでN2中で1200℃、
10hの最終仕上げ焼鈍を施した。
Q、30hの焼鈍を施し、ついでN2中で1200℃、
10hの最終仕上げ焼鈍を施した。
かくして得られた成品の磁気特性について調べた結果を
表1に示す。
表1に示す。
実施例2
C: 0.041% 、 Si: 2.94% 、
Mn: 0.075% 、 S: 0.024%
、 No: 0.020%および酸可溶性 M:0.
001%を含有し、残部実質的にFeの組成になる3、
0m+厚の熱延板(素材B)を空気中で950℃。
Mn: 0.075% 、 S: 0.024%
、 No: 0.020%および酸可溶性 M:0.
001%を含有し、残部実質的にFeの組成になる3、
0m+厚の熱延板(素材B)を空気中で950℃。
3a+in焼鈍後、表1に示す種々の条件下に冷却し、
その後、実施例1と同じ工程で処理して成品を得た。
その後、実施例1と同じ工程で処理して成品を得た。
かくして得られた一方向性けい素鋼板の磁気特性につい
て調べた結果を表1に示す。
て調べた結果を表1に示す。
実施例3
C: 0.037%、 St: 3.01%、Mn
: 0.055X 、 S: 0.015%および
酸可溶性A12: 0.002%を含有し、残部実質
的にFeの組成になる3、0越厚の熱延板(素材C)を
、実施例2と同じ条件で分離剤塗布工程まで処理し、次
いで常温から1200℃まで20’C/hの速度で昇温
したのち、N2中で1200℃、5h均熱する最終仕上
げ焼鈍を施した。
: 0.055X 、 S: 0.015%および
酸可溶性A12: 0.002%を含有し、残部実質
的にFeの組成になる3、0越厚の熱延板(素材C)を
、実施例2と同じ条件で分離剤塗布工程まで処理し、次
いで常温から1200℃まで20’C/hの速度で昇温
したのち、N2中で1200℃、5h均熱する最終仕上
げ焼鈍を施した。
かくして得られた成品の磁気特性について調べた結果を
、同じく表1に示す。
、同じく表1に示す。
表1に示した結果から明らかなように、熱延板焼鈍後の
冷却に際して、所定温度域の滞留時間をこの発明で規定
した範囲に制御した場合(冷却方法a、bおよびC)は
いずれも、鉄損が低くかつ磁束密度の高い一方向性けい
素鋼板が得られた。
冷却に際して、所定温度域の滞留時間をこの発明で規定
した範囲に制御した場合(冷却方法a、bおよびC)は
いずれも、鉄損が低くかつ磁束密度の高い一方向性けい
素鋼板が得られた。
これに対し冷却条件がこの発明の適正範囲を逸脱した場
合 (冷却方法d、eおよびf)は、鉄損および磁束密
度とも良好なものは得られなかった。
合 (冷却方法d、eおよびf)は、鉄損および磁束密
度とも良好なものは得られなかった。
(発明の効果)
かくしてこの発明によれば、インヒビターとしてMnS
、 MnSeを使用する一方向性けい素鋼板につき、そ
の熱延板焼鈍工程叫おける冷却条件を調整するという簡
単な操作によって、磁気特性を従来材よりも格段に向上
させることができる。
、 MnSeを使用する一方向性けい素鋼板につき、そ
の熱延板焼鈍工程叫おける冷却条件を調整するという簡
単な操作によって、磁気特性を従来材よりも格段に向上
させることができる。
第1図は、熱延板焼鈍後の冷却過程における400〜3
00℃問および300〜200℃間での滞留時間が、製
品の鉄損特性に及ぼす影響を示したグラフである。 第1図 ’n150 (M号) 0≦o、q。
00℃問および300〜200℃間での滞留時間が、製
品の鉄損特性に及ぼす影響を示したグラフである。 第1図 ’n150 (M号) 0≦o、q。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、C:0.010〜0.080wt%およびSi:2
.5〜4.0wt% を含み、かつ1次再結晶粒成長抑制剤としてSおよびS
eのうち少なくとも一種:0.008〜0.050wt
%を、0.02〜0.20wt%のMnと共に含有し、
さらに酸可溶性Alの混入を0.010wt%未満に抑
制した組成になるけい素鋼熱延板に、熱延板焼鈍を施し
、ついで中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延によつて最
終板厚としたのち、脱炭焼鈍ついで最終仕上げ焼鈍を施
す一連の工程よりなる一方向性けい素鋼板の製造方法に
おいて、 上記熱延板焼鈍につき、800〜1100℃の温度域に
加熱してからこの温度域に1〜10分間保持し、その後
の冷却に際して770〜400℃間の滞留時間を60秒
未満、400〜300℃間の滞留時間を60秒未満、そ
して300〜200℃間の滞留時間を30秒以上とする
制御冷却を施すことを特徴とする一方向性けい素鋼板の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60242726A JPS62104008A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 一方向性けい素鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60242726A JPS62104008A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 一方向性けい素鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62104008A true JPS62104008A (ja) | 1987-05-14 |
JPH0562802B2 JPH0562802B2 (ja) | 1993-09-09 |
Family
ID=17093333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60242726A Granted JPS62104008A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 一方向性けい素鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62104008A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007311652A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Denso Corp | アモルファス積層材及びアモルファス積層材の製造方法及び回転電機の鉄心の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5712652B2 (ja) * | 2011-02-08 | 2015-05-07 | Jfeスチール株式会社 | 方向性電磁鋼板の製造方法 |
-
1985
- 1985-10-31 JP JP60242726A patent/JPS62104008A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007311652A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Denso Corp | アモルファス積層材及びアモルファス積層材の製造方法及び回転電機の鉄心の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0562802B2 (ja) | 1993-09-09 |
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