JP2007293210A - イメージング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】細径画像伝達部の入射端面における反射光および自家蛍光の発生を防止して、ノイズの少ない鮮明な画像を取得する。
【解決手段】照明光Lを出射する照明光源2と、標本Aに一端面3aを近接配置される細径画像伝達部3と、照明光源2からの照明光Lを細径画像伝達部3の他端面3bに入射させる対物レンズ4と、細径画像伝達部3および対物レンズ4を介して戻る標本Aからの光Lを検出する光検出手段5とを備え、対物レンズ4の瞳位置B、または瞳位置Bと光学的に共役な位置B′近傍に、対物レンズ4の光軸Cに対して半径方向の一側に、照明光Lの一部を遮断する遮蔽手段9を備えるイメージング装置1を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、イメージング装置に関し、特に、医学あるいは生物学の分野において生体組織の内部を直接観察するために、先端に細径画像伝達部を備えたイメージング装置に関するものである。
従来、この種のイメージング装置としては、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されているものがある。
このイメージング装置は、照明光源から発せられ対物レンズにより集光された照明光が細径画像伝達部への入射端面において反射することによって、信号光にノイズとして乗ってしまう不都合を防止するために、細径画像伝達部の入射端面に屈折率を整合させたガラス平板を貼り付けたり、細径画像伝達部の入射端面と対物レンズとの間に、細径画像伝達部と屈折率を整合させたオイルを満たしている。
特表2005−512746号公報 米国特許第6370422号明細書
しかしながら、これらのイメージング装置では、像と共役となる細径画像伝達部の入射端面にガラス平板やオイルを配置するため、照明光が励起光である場合に、細径画像伝達部に入射される際に、ガラス平板やオイルにおいて自家蛍光を発生させてしまう不都合がある。標本から戻る蛍光は極めて微弱であるため、自家蛍光の影響を無視できず、取得される画像には、自家蛍光がノイズとなって重畳されてしまうという問題がある。さらに、オイルの取り扱いは面倒であり、観察作業が繁雑になるという問題もある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、細径画像伝達部の入射端面における反射光および自家蛍光の発生を防止して、ノイズの少ない鮮明な画像を取得することを可能とするイメージング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、照明光を出射する照明光源と、標本に一端を近接配置される細径画像伝達部と、前記照明光源からの照明光を前記細径画像伝達部の他端面に入射させる対物レンズと、前記細径画像伝達部および前記対物レンズを介して戻る標本からの光を検出する光検出手段とを備え、前記対物レンズの瞳位置、または瞳位置と光学的に共役な位置近傍に、対物レンズの光軸に対して半径方向の一側に、照明光の一部を遮断する遮蔽手段を備えるイメージング装置を提供する。
本発明によれば、照明光源から発せられた照明光が、対物レンズにより細径画像伝達部の端面に集光される。集光された照明光の内の一部は細径画像伝達部の端面において反射し、他の部分は細径画像伝達部の端面から内部に入射される。細径画像伝達部に入射した照明光は、細径画像伝達部を介して伝播された後に、標本に近接配置されている細径画像伝達部の端面から出射されて標本に照射される。標本から発せられた光は細径画像伝達部および対物レンズを介して戻り、光検出手段により検出され、検出信号に基づいて標本の画像を取得することができる。
この場合に、対物レンズの瞳位置または瞳位置と光学的に共役な位置近傍に、遮蔽手段が備えられているので、遮蔽手段により遮断されることなく通過した照明光のみが細径画像伝達部の端面に入射される。遮蔽手段は、対物レンズの光軸に対して半径方向の一側に配置されているので、光軸に対して半径方向の他側を通過した照明光が遮蔽手段により遮られることなく細径画像伝達部の端面に集光される。
このため、細径画像伝達部の端面において反射された照明光は、対物レンズの光軸に対して半径方向の一側に配置されている遮蔽手段によって遮断され、光検出手段への検出光路に戻らない。特に、遮蔽手段を半径方向の一側全体以上に配置することにより、細径画像伝達部の端面において反射して光検出手段に戻る照明光を大幅に低減することができる。
そして、本発明によれば、細径画像伝達部の端面にガラス平板やオイルを配置することなく、端面において反射する照明光を遮断できる。したがって、照明光が励起光の場合においても、細径画像伝達部の端面近傍において自家蛍光が発生される不都合を未然に防止することができる。その結果、ノイズの少ない鮮明な画像を取得することができる。
上記発明においては、前記細径画像伝達部の前記他端面が、その光軸に直交する面に対して所定の傾斜角度をなして形成されるとともに、前記対物レンズの焦点面に一致するように配置され、前記他端面の傾斜角度は、該他端面から放射される標本からの光の中心軸が、前記対物レンズの瞳位置、または瞳位置と光学的に共役な位置近傍の前記遮蔽手段により遮断されていない領域を通過するように設定されていることが好ましい。
このようにすることで、細径画像伝達部の端面における反射光を、自家蛍光の発生を抑制しつつ効果的に遮断できるとともに、標本から戻る光が遮蔽手段により遮られないようにして、より多くの光を光検出手段により検出させ、明るい画像を取得することが可能となる。
また、対物レンズの開口数をNAOB、細径画像伝達部(ファイバ)の開口数をNAFIBER、遮光板の遮光率をα%とすると、以下の式を満たしていることが望ましい。
0.8<(1−α/100)×NAOB/NAFIBER<1.5
上記式の値が0.8を下回ると細径画像伝達部からの信号光も遮光板によってカットされてしまい、S/N比が低下する。また、上記式の値が1.5を上回ると対物レンズからの励起(照明)光を効率よく細径画像伝達部に入れることができず、照明光の強度を上げなければならない。その結果、細径画像伝達部の端面からの散乱光が増加してS/N比が低下する。
また、本発明は、照明光を出射する照明光源と、標本に一端を近接配置される細径画像伝達部と、前記照明光源からの照明光を前記細径画像伝達部の他端面に入射させる対物レンズと、前記細径画像伝達部および前記対物レンズを介して戻る標本からの光を検出する光検出手段と、前記対物レンズと前記細径画像伝達部の他端面との光軸方向の相対位置を変化させる振動手段と、該振動手段による前記対物レンズと前記細径画像伝達部の他端面との光軸方向の相対位置情報と、前記光検出手段により検出された標本からの光情報とに基づいて、画像を生成する画像生成手段とを備え、前記細径画像伝達部の前記他端面が、その光軸に直交する面に対して所定の傾斜角度をなして形成されるとともに、前記対物レンズの焦点面に対して傾斜して配置されているイメージング装置を提供する。
本発明によれば、照明光源から発せられた照明光が、対物レンズにより細径画像伝達部の端面に集光される。集光された照明光の内の一部は細径画像伝達部の端面において反射し、他の部分は細径画像伝達部の端面から内部に入射される。細径画像伝達部に入射した照明光は、細径画像伝達部を介して伝播された後に、標本に近接配置されている細径画像伝達部の端面から出射されて標本に照射される。標本から発せられた光は細径画像伝達部および対物レンズを介して戻り、光検出手段により検出される。
この場合において、対物レンズにより照明光が集光される細径画像伝達部の端面が対物レンズの焦点面に対して傾斜して配置されているので、遮蔽手段がなくても、細径画像伝達部の端面における照明光の反射光を対物レンズに入射しない方向に反射させることが可能となる。
また、対物レンズにより照明光が集光される細径画像伝達部の端面が対物レンズの焦点面に対して傾斜して配置されているので、対物レンズは、その焦点面が交差する直線上においてのみ細径画像伝達部の端面上に合焦される。本発明によれば、振動手段の作動によって、対物レンズと細径画像伝達部の端面との光軸方向の相対位置を変化させることで、細径画像伝達部の端面上における対物レンズの合焦位置を光軸に交差する方向に変位させ、細径画像伝達部の端面上の所定範囲にわたって合焦させることができる。
そして、画像生成手段の作動により、対物レンズが合焦している細径画像伝達部の端面上から出射される標本からの光情報のみを全ての合焦位置にわたって蓄積することにより、標本の鮮明な画像を取得することが可能となる。
なお、上記発明においては、前記細径画像伝達部が、光ファイバまたは屈折率分布型ロッドレンズであることとしてもよい。
本発明によれば、細径画像伝達部の入射端面における反射光および自家蛍光の発生を防止して、ノイズの少ない鮮明な画像を取得することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るイメージング装置1について、図1を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るイメージング装置1は、図1に示されるように、励起光(照明光)Lを発生する光源(照明光源)2と、一端面3aを標本Aに近接配置されるロッドレンズ(細径画像伝達部)3と、光源2からの励起光Lを集光してロッドレンズ3の他端面3bに入射させる対物レンズ4と、標本Aにおいて発生し、ロッドレンズ3および対物レンズ4を介して戻る蛍光Lを検出する撮像素子(光検出器)5とを備えている。ロッドレンズ3の端面3bは対物レンズ4の焦点面FPに一致している。
図1中、符号6は、照明光学系、符号7はダイクロイックミラー、符号8は結像レンズである。
また、本実施形態に係るイメージング装置1は、対物レンズ4の瞳位置Bに、該対物レンズ4の光軸Cに対して半径方向の片側半分以上の光路を遮蔽する遮光部材(遮蔽手段)9を備えている。
撮像素子5は、例えば、CCD、C−MOSにより構成されている。
このように構成された本実施形態に係るイメージング装置1を用いて標本Aの画像を取得するには、光源2から発せられた励起光Lを照明光学系6を介して導き、ダイクロイックミラー7により反射させて対物レンズ4に入射させる。対物レンズ4には、その瞳位置Bの光路を半分以上遮蔽する遮光部材9が配置されているので、遮光部材9により遮蔽されない領域を通過した励起光Lが対物レンズ4により、ロッドレンズ3の端面3bに集光される。
ロッドレンズ3の端面3bに集光された励起光Lの一部は反射し、一部はロッドレンズ3に入射する。ロッドレンズ3の端面3bにおいて反射した励起光Lの反射光L′は、図1に示されるように、対物レンズ4により集光される。本実施形態においては、対物レンズ4の瞳位置Bの片側半分以上の光路が遮光部材9により遮蔽されているので、対物レンズ4により集光された励起光Lの反射光L′は全て遮光部材9により遮蔽されてダイクロイックミラー7側に戻ることがない。
ロッドレンズ3の端面3bからロッドレンズ3内に入射した励起光Lは、ロッドレンズ3内を伝播した後、標本Aに近接配置されているロッドレンズ3の他の端面3aから標本Aに向けて出射される。励起光Lは、標本A内に存在する蛍光物質を励起して蛍光Lを発生させる。発生した蛍光Lはロッドレンズ3、対物レンズ4を介して、励起光Lと同一の光路を逆方向に戻ることとなる。
この場合において、対物レンズ4により集光された蛍光Lの内、対物レンズ4の瞳位置Bにおいて遮光部材9によって遮蔽されていない領域を通過した蛍光Lがダイクロイックミラー7を透過して結像レンズ8により集光され、撮像素子5の撮像面に結像される。これにより撮像素子5には標本Aの蛍光画像が取得される。
このように、本実施形態に係るイメージング装置1によれば、ロッドレンズ3への入射端面3bにおける励起光Lの反射光L′がほとんど全て遮光部材9により遮蔽されるので、撮像素子5に到達する励起光Lの反射光L′を大幅に低減することができる。そして、この場合において、ロッドレンズ3の端面3bにガラス平板やオイルを配置しないで済むので、ガラス平板やオイル等における自家蛍光の発生を防止することができる。したがって、ノイズの少ない鮮明な蛍光画像を取得することができる。また、オイルを取り扱わないので、観察作業を簡易にすることができる。
なお、本実施形態に係るイメージング装置1においては、細径画像伝達部としてロッドレンズ3を採用したが、これに代えて、イメージングファイバを採用してもよい。
また、遮光部材9を対物レンズ4の瞳位置Bに配置したが、これに代えて、図2に示されるように、対物レンズ4の胴付き位置C近傍に配置してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係るイメージング装置10について、図3を参照して説明する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係るイメージング装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係るイメージング装置10は、細径画像伝達部の形態において、第1の実施形態に係るイメージング装置1と相違している。本実施形態においては細径画像伝達部は、イメージングファイバ11により構成され、図3に示されるように、励起光Lを入射させる端面11bを、当該イメージングファイバ11の光軸に直交する平面に対して所定角度だけ傾斜するように形成している。
また、本実施形態においては、上記のように形成されたイメージングファイバ11の端面11bを対物レンズ4の焦点面FPに一致する位置に配置している。
イメージングファイバ11の端面11bの傾斜角度は、イメージングファイバ11内を伝播してきた光が端面11bから出射される際に発生する屈折によって曲げられる光軸Cが、対物レンズ4の瞳位置Bの遮光部材9によって遮蔽されていない領域を通過するように設定されている。
このように構成された本実施形態に係るイメージング装置10によれば、遮光部材9により遮蔽されていない領域を通過して、イメージングファイバ11の端面11bにおいて反射された励起光Lの反射光L′が、遮光部材9により遮断される点においては第1の実施形態と同様である。
また、イメージングファイバ11の端面11bに入射した励起光Lが端面11aから標本Aに照射されて蛍光Lを発生させ、発生した蛍光Lがイメージングファイバ11内を伝播して戻る点も第1の実施形態と同様である。
本実施形態においてはイメージングファイバ11の端面11bがその光軸に直交する平面に対して所定角度だけ傾斜しているので、イメージングファイバ1内を伝播してきた蛍光Lがイメージングファイバ11の端面11bから出射される際に、その光軸Cを屈折させられる。そして、イメージングファイバ11の端面11bから出射された屈折された蛍光Lの光軸Cは、対物レンズ4の瞳位置Bにおける遮光部材9により遮蔽されていない領域を通過する。
したがって、標本Aからの蛍光Lは、イメージングファイバ11の端面11bから出射される際に、遮光部材9を回避する方向に偏らされる。その結果、対物レンズ4により集光された光軸C近傍の最も明るい輝度を有する蛍光Lの多くを遮光部材9により遮蔽されることなくダイクロイックミラー7側に透過させ、ダイクロイックミラー7および結像レンズ8を介して撮像素子5により撮像させることができる。すなわち、本実施形態に係るイメージング装置10によれば、第1の実施形態の効果に加えて、明るい蛍光画像を取得することができるという効果を奏する。
次に、本発明の第3の実施形態に係るイメージング装置20について、図4を参照して以下に説明する。
本実施形態の説明において第2の実施形態に係るイメージング装置10と構成を共通とする箇所に同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係るイメージング装置20は、共焦点顕微鏡であって、図4に示されるように、励起光(レーザ光)Lを発する光源21と、光源21からの励起光Lの光束径を調節するビームエキスパンダ22と、ダイクロイックミラー7と、励起光Lおよび蛍光Lの瞳をリレーするリレーレンズ23,24,25と、励起光Lを光軸に交差する方向に2次元的に走査するスキャナ26と、結像レンズ27と、対物レンズ4と、ダイクロイックミラー7を透過した蛍光を集光する集光レンズ28と、該集光レンズ28の焦点位置近傍に配置される共焦点ピンホール29と、光電子増倍管のような光検出器30とを備えている。
また、本実施形態においては、遮光部材9が、リレーレンズ23,24,25によりリレーされた対物レンズ4の瞳位置Bと光学的に共役な位置B′に配置されている。
このように構成された本実施形態に係るイメージング装置20によれば、光源21から発せられ、ビームエキスパンダ22により光束径を広げられた励起光Lが、ダイクロイックミラー7により反射され、遮光部材9によりその光路の片側半分が遮蔽された後、リレーレンズ23,24によりリレーされ、スキャナ26により2次元的に走査される。そして、リレーレンズ25、結像レンズ27および対物レンズ4を介して、イメージングファイバ11の端面11bに集光される。
イメージングファイバ11の端面11bにおいては、励起光Lは光軸Cに対して一側から入射され、他側に反射される。反射された励起光Lの反射光L′は、対物レンズ4、結像レンズ27、リレーレンズ25、スキャナ26、リレーレンズ24,23を介して同一光路を戻るが、対物レンズ4の瞳位置Bと光学的に共役な位置B′に配置された遮光部材9により遮蔽され、ダイクロイックミラー7側に通過しないように遮断される。その効果は、遮光部材9が瞳位置Bに配置されている第2の実施形態の場合と同じである。
また、第2の実施形態と同様に、イメージングファイバ11の端面11bが、その光軸に直交する平面に対して所定角度傾斜しているので、標本Aにおいて発生しイメージングファイバ11内を伝播されて戻る蛍光Lは、励起光Lの入射される方向に偏らされて出射される。その結果、蛍光Lの多くは、瞳位置Bと光学的に共役な位置B′に配置されている遮光部材9により遮蔽されていない領域を通過してダイクロイックミラー7を透過し、集光レンズ28により集光され、共焦点ピンホール29を通過した蛍光Lのみが光検出器30により検出される
このように、本実施形態に係るイメージング装置20によれば、第2の実施形態に係るイメージング装置10と同様に、イメージングファイバ11の端面11bにおける反射光L′や自家蛍光によるノイズが少なく、鮮明で、しかも明るい蛍光画像を取得することができる。また、本実施形態に係るイメージング装置20は、共焦点顕微鏡により構成されているので、標本A近傍に配置されているイメージングファイバ11の端面11a位置近傍において発生した蛍光Lのみを検出し、さらに鮮明な蛍光画像を取得することができる。
なお、本実施形態においては、図5に示されるように、瞳径の大きな対物レンズ4を使用し、リレーレンズ25および結像レンズ27の光軸Cを対物レンズ4の光軸に対して遮光部材9が設けられていない側に偏心させることにより、より多くの蛍光Lを集光して、より明るい蛍光画像を取得することができる。
この場合、遮光部材9を対物レンズ4の瞳位置Bに配置しているので、図4のように、瞳位置Bを光学的に共役な位置B′までリレーする必要がなく、リレーレンズ23,24は不要である。
次に、本発明の第4の実施形態に係るイメージング装置40について、図6を参照して以下に説明する。
本実施形態の説明において第2の実施形態に係るイメージング装置10と構成を共通とする箇所に同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係るイメージング装置40は、イメージングファイバ11の光軸に直交する平面に対して傾斜する端面11bが、対物レンズ4の焦点面FPに対しても傾斜して配置されている点、遮光部材9を備えていない点、対物レンズ4をその光軸方向に振動させるピエゾ素子(振動手段)41を備えている点およびピエゾ素子41による対物レンズ4の位置情報および撮像素子5により撮像された光情報とに基づいて蛍光画像を構築する画像生成手段(図示略)を備えている点において、第2の実施形態に係るイメージング装置10と相違している。
イメージングファイバ11の端面11bは、対物レンズ4によって集光される光源2からの励起光Lの反射光L′が対物レンズ4に戻らない方向に反射されるように配置されている。また、イメージングファイバ11の方向および端面11bは、該イメージングファイバ11を伝播して戻る標本Aからの蛍光Lの光軸Cが端面11bにおいて屈折し対物レンズ4に入射されることとなるように配置されている。
イメージングファイバ11の端面11bと対物レンズ4の焦点面FPとが相互に傾斜しているので、両者が固定されている場合には、イメージングファイバ11の端面11bの内、対物レンズ4の焦点面FPに交差する一直線上から出射される蛍光Lのみが合焦した状態で撮像素子5により撮像され、他の部分から出射される蛍光Lはピントがずれている。
そこで、ピエゾ素子41を作動させて、対物レンズ4を光軸方向に振動させることにより、対物レンズ4の焦点面FPを光軸方向に移動させて、合焦しているイメージングファイバ11の端面11b上の直線を端面11bに沿って移動させる。これにより、イメージングファイバ11の端面11b上の所定領域にわたって対物レンズ4の焦点面FPを合わせることができ、各瞬間において撮像素子5の異なる画素に合焦した状態の直線状の蛍光画像を取得することができる。
したがって、画像生成手段は、ピエゾ素子41による対物レンズ4とイメージングファイバ11の端面11bとの光軸方向の相対位置情報と、該相対位置情報に対応する位置において撮像素子5に取得される合焦した蛍光画像とを蓄積することにより、2次元的な蛍光画像を構築するようになっている。
このように構成された本実施形態に係るイメージング装置40によれば、遮光部材9を用いることなく、イメージングファイバ11の端面11bにおける反射光L′および自家蛍光によるノイズの少ない蛍光画像を取得することができる。また、遮光部材9により瞳位置Bを遮蔽しないので、イメージングファイバ11の端面11bから出射される蛍光Lを無駄にすることなく効率的に回収することができる。その結果、明るい蛍光画像を取得することができるという利点がある。
なお、例えば、遮光部材9を用いた場合には、ファイバ端面からの散乱光などの迷光をカットできるという効果がある
本発明の第1の実施形態に係るイメージング装置を模式的に示す全体構成図である。 図1のイメージング装置の変形例を模式的に示す全体構成図である。 本発明の第2の実施形態に係るイメージング装置を模式的に示す全体構成図である。 本発明の第3の実施形態に係るイメージング装置を模式的に示す全体構成図である。 図4のイメージング装置の変形例を模式的に示す全体構成図である。 本発明の第4の実施形態に係るイメージング装置を模式的に示す全体構成図である。
符号の説明
A 標本
B 瞳位置
B′ 共役な位置
光軸(中心軸)
光軸
FP 焦点面
励起光(照明光)
蛍光(光)
1,10,20,40 イメージング装置
2,21 光源(照明光源)
3 ロッドレンズ(細径画像伝達部)
4 対物レンズ
5 撮像素子(光検出手段)
9 遮光部材(遮蔽手段)
11 イメージングファイバ(細径画像伝達部)
11a,11b 端面
30 光検出器(光検出手段)
41 ピエゾ素子(振動手段)

Claims (4)

  1. 照明光を出射する照明光源と、
    標本に一端面を近接配置される細径画像伝達部と、
    前記照明光源からの照明光を前記細径画像伝達部の他端面に入射させる対物レンズと、
    前記細径画像伝達部および前記対物レンズを介して戻る標本からの光を検出する光検出手段とを備え、
    前記対物レンズの瞳位置、または瞳位置と光学的に共役な位置近傍に、対物レンズの光軸に対して半径方向の一側に、照明光の一部を遮断する遮蔽手段を備えるイメージング装置。
  2. 前記細径画像伝達部の前記他端面が、その光軸に直交する面に対して所定の傾斜角度をなして形成されるとともに、前記対物レンズの焦点面に一致するように配置され、
    前記他端面の傾斜角度は、該他端面から放射される標本からの光の中心軸が、前記対物レンズの瞳位置、または瞳位置と光学的に共役な位置近傍の前記遮蔽手段により遮断されていない領域を通過するように設定されている請求項1に記載のイメージング装置。
  3. 照明光を出射する照明光源と、
    標本に一端面を近接配置される細径画像伝達部と、
    前記照明光源からの照明光を前記細径画像伝達部の他端面に入射させる対物レンズと、
    前記細径画像伝達部および前記対物レンズを介して戻る標本からの光を検出する光検出手段と、
    前記対物レンズと前記細径画像伝達部の他端面との光軸方向の相対位置を変化させる振動手段と、
    該振動手段による前記対物レンズと前記細径画像伝達部の他端面との光軸方向の相対位置情報と、前記光検出手段により検出された標本からの光情報とに基づいて、画像を生成する画像生成手段とを備え、
    前記細径画像伝達部の前記他端面が、その光軸に直交する面に対して所定の傾斜角度をなして形成されるとともに、前記対物レンズの焦点面に対して傾斜して配置されているイメージング装置。
  4. 前記細径画像伝達部が、光ファイバまたは屈折率分布型ロッドレンズである請求項1から請求項3のいずれかに記載のイメージング装置。
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