JP2007230753A - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】高層ビルにおいて、エレベータ占有面積を増大させずに輸送力を確保する。
【解決手段】エレベータシステム1は、予め定めた階間だけを運転する複数台のローカルエレベータ7a〜7dと、予め定めた階だけをサービスする特急エレベータ6とを備える。複数台のローカルエレベータは、同一昇降路内に複数の乗りかごを配置したマルチカーエレベータまたはツインカーエレベータである。エレベータ占有面積を増大することなく輸送力が増大する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータシステムに係り、特に高層ビルに設置されるのに好適なエレベータシステムに関する。
高層ビルでのエレベータ運用を効率化するために、エレベータの停止階を制限して運用する方法が用いられている。このようなエレベータの例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載のエレベータシステムでは、建物の階を複数のブロックに分け、この各ブロックにそのブロック内でだけ昇降する各階停止のエレベータを設けている。それとともに、各ブロックへの連絡用に、急行のエレベータを設けている。
高層ビル向けのエレベータの他の例が、特許文献2に記載されている。この公報には、いわゆるゾーニング方式とスカイロビー方式とを組み合わせて、エレベータの運用の高効率化を図っている。ここでゾーニング方式では、基準階(地階)から特定のブロックまでは停車せず、その後ブロック内の各階に停止する。スカイロビー方式は、途中階を基準階としたゾーニング方式であり、この基準階となる途中階をスカイロビーと称する。
特開昭59−207379号公報 特開2003−73043号公報
上記特許文献1に記載のエレベータシステムでは、使用階がほぼ同じ階の乗客だけを搭載するので、途中階の停止が少なく乗客のいらいら感を低減できる。しかしながら、特急エレベータとゾーンごとの各階停止エレベータが必要となり、昇降路の占有面積が増大する。
上記特許文献2に記載のエレベータシステムでは、ローカルエレベータの急行区間のスペースおよび速度を削減することができるので、ビル全体のエレベータ占有面積や設備コスト,ランニングコストを低減できる。しかしながら、シャトルエレベータは、地階を基準階とするゾーニングエレベータを利用する乗客以外の全ての乗客を搭載する必要があり、シャトルエレベータの負荷が増大する。この負荷に対処して利用者の待ち時間を減らすためは、シャトルエレベータの台数を増大させればよいが、エレベータの台数が増大するとエレベータの占有面積が増大する。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、主として高層ビルに設置されるエレベータシステムにおいて、エレベータ占有面積を増大させることなく、高い輸送力を確保することにある。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、エレベータシステムが、予め定めた階間だけを運転する複数台のローカルエレベータと、予め定めた階だけをサービスする特急エレベータとを備え、複数台のローカルエレベータは同一昇降路内に複数の乗りかごを配置したマルチカーエレベータまたはツインカーエレベータとしたことにある。
そしてこの特徴において、特急エレベータは、ローカルエレベータのサービス区間の両端の階でサービスするのがよく、複数台のローカルエレベータは、そのサービス区間が両端の階を除いて重複しないものを含むのがよい。また、特急エレベータは、乗りかごが2階建て構造になったダブルデッキエレベータであってもよく、特急エレベータを複数台備え、この複数台の特急エレベータのサービス階が基準階を除いて互いに異なるものであってもよい。さらに、ローカルエレベータは同一の昇降路内に複数の乗りかごを配置したマルチカーエレベータであってもよい。
また上記特徴において、マルチカーエレベータは2個の乗りかごをロープで連結したつるべ式の循環型マルチカーでエレベータであり、特急エレベータのサービス階をこのマルチカーエレベータの中間階とし、このマルチカーエレベータのサービス区間を奇数階数としてもよく、特急エレベータを、乗りかごが2階建てに構成されたダブルデッキエレベータとし、ローカルエレベータを、2個の乗りかごがロープで連結されたつるべ式の循環型マルチカーとし、特急エレベータのサービス階をローカルエレベータのサービス階の中間の階とし、ローカルエレベータのサービス区間を偶数階としてもよい。
さらに、特急エレベータを、乗りかごが2階建てに構成されたダブルデッキエレベータとし、ローカルエレベータを同一の昇降路に2個の乗りかごが配置されたツインカーエレベータとしてもよく、ダブルデッキエレベータのサービス階は、上下に連続する第1,第2階を含んでおり、ツインカーエレベータの一方の乗りかごのサービス階は、ダブルデッキエレベータの上下に連続するサービス階の第1階を含んで第2階を含まず、ツインカーエレベータの他方の乗りかごのサービス階は、ダブルデッキエレベータの上下に連続するサービス階の第2階を含んで第1階を含まないものであってもよい。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、予め定めた階だけサービスする特急エレベータと、この定められた階間をサービスする複数のローカルエレベータとを有し、特急エレベータのサービス階を少なくともローカルエレベータの上下端階およびローカルエレベータの中間階のいずれかとし、複数のローカルエレベータはこのローカルエレベータが配置されたビルの高さ方向に設定されたゾーンごとに配置され、最上部のゾーンと最下部のゾーンの少なくともいずれかのゾーンに配置されたローカルエレベータのサービス階数を他のゾーンに配置されたローカルエレベータのサービス階数よりも少なくしたことにある。
本発明によれば、主として高層ビルに設置されるエレベータシステムが、特急エレベータと複数のローカルエレベータとを備え、各ローカルエレベータが同一昇降路内に複数の乗りかごを配置した構造としたので、少ないエレベータの占有面積で、高い輸送力を確保できる。
以下、本発明のいくつかの実施例を、図面を用いて説明する。図1に、各種エレベータの概略構成を示す。昇降路11は、2台の乗りかご10が平行して昇降できる大きさを有しているものとする。図1(a)に示した通常のエレベータでは、乗りかご10毎に昇降路11が割り当てられており、各乗りかご10はそれぞれの昇降路11内を独立して移動可能である。図1(b)に示したダブルデッキエレベータでは、上下に連接された乗りかご12を単位として昇降路11が割り当てられており、上下2階建て構造の乗りかご12がそれぞれの昇降路内を独立して移動可能である。
図1(c)に示したツインカー式エレベータでは、1つの昇降路11内に互いに独立して運転可能な2台の乗りかご10,10が配置されている。もちろん、この場合には同一昇降路11内の2台の乗りかご10,10の衝突等の防止を図った上で、互いの乗りかご10,10を運転する。図1(d)には、循環型マルチカー方式のエレベータが示されている。循環型マルチカー方式のエレベータでは、対を成す乗りかご同士1A,1B;2A,2B;3A,3Bをロープで連結し、2つの昇降路11,11を連結して形成した大昇降路13内を1方向に循環させる。この図1(d)では、3対の乗りかご1A〜3Bを昇降路13内に互いに間隔をおいて配置している。
このように構成した各エレベータ方式(a)〜(d)では、輸送力および乗りかご1台あたりの占有床面積がそれぞれ異なっている。ダブルデッキエレベータは、同一の昇降路11内に通常エレベータに比べて2倍の乗りかごを配置しているので、昇降路11の面積に対する輸送人数の割合が多い。しかしながら、上側に位置する乗りかご10uが乗降のために停止すると、下側に位置する乗りかご10dも停止せざるを得ない。また、乗りかご10uは乗りかご10dが下方にあるので、最下階へ移動することができず、一方乗りかご10dは上方に乗りかご10uがあるので、最上階へ移動することができない。
したがって、ビルの最下階から最上階へ移動するためには、少なくとも1階分だけエスカレータや階段または他のエレベータを利用する必要がある。その結果、利用者は不便感を禁じ得ない。ただし、一度に大量の人員を輸送することができるので、特定の2階間をピストン輸送するのに適している。この場合、例えば10階へ行く人は1階から、11階へ行く人は2階から乗り込むようにする。
このように、2点間をピストン輸送して途中階に停止しないときは、他の乗りかごの影響で自乗りかごが停止させられることが無く、乗客のいらいら感は少ない。したがってダブルデッキエレベータはシャトル的な使用に好適である。それと共に、マルチカーエレベータやツインカー方式のエレベータと組み合わせれば乗り継ぎ時の無駄な待ち時間等が減り、運用効率が高まる。
ツインカー方式のエレベータは、ダブルデッキエレベータとほぼ同等の性能を有する。ただし、1個の昇降路11内を独立した2台の乗りかご10が昇降できるので、乗りかご10の配車方法やサービス階床を工夫すれば、ダブルデッキエレベータよりも乗りかご
10の無駄な停止や休止を防止でき、輸送力を増大できる。
1個の大昇降路13内に複数の乗りかご1A,…を配置した循環型マルチカー方式のエレベータでは、最上部と最下部に方向反転部を設けている。この循環型マルチカー方式のエレベータは、対を成す乗りかご1A,1B,…をロープで連結したつるべ式であり、2倍の昇降路面積を必要とするが、上昇路または下降路に配置される乗りかごの数をそれぞれ通常のエレベータの場合に比べて3〜4倍も増大させることができる。したがって、通常のエレベータの数倍の輸送力を確保でき、結果としてエレベータ占有面積の輸送力に対する割合が低下する。また、昇降路13内を複数の乗りかご1A,…が移動するので、輸送力が高くなるとともに、待ち時間を大幅に短縮できる。
さらに、循環型マルチカー方式のエレベータは、ダブルデッキエレベータやツインカー方式のエレベータと異なり、最下階から最上階まで同一の乗りかご1A,…に乗ったまま移動できる。そのため、他の輸送手段を利用する必要がなく、利用者の利便性が高い。しかしながら、追い越し運転が出来ないので、先行する乗りかごの乗客が乗降のため停止している間、後続の乗りかごも停止せざるを得ない。他の乗りかごの停止による自乗りかごの停止頻度は、循環する乗りかご数が増加すると増大する。この循環型マルチカー方式のエレベータは、定常的に交通流があり、階間移動が多く発生する場合に適している。
図2に、本発明に係るエレベータシステム1の一実施例における乗りかご10の停止階を模式的に示す。図2中、記号「●」は乗りかご10の停止階を示しており、同図(a)、(b)はともに、特急エレベータ6と複数のローカルエレベータ7a〜7dとを組み合わせた場合である。図2(a)におけるローカルエレベータ7a〜7dは、マルチカー方式のエレベータである。乗りかご10は、地階3または図2(a)では10階ごとに設けられたスカイロビー4a〜4cから、上下に隣り合う他のスカイロビー4a〜4cまたは最上階4d間を循環移動する。特急エレベータ6は、地階3,スカイロビー4a〜4cおよび最上階4dにだけ停止し、途中階をスキップする。
一方、図2(b)のローカルエレベータ7a〜7dは、ツインカーエレベータである。図2(a)同様に、ローカルエレベータ7a〜7dは、地階(ロビー階)3または10階ごとに設けられたスカイロビー4a〜4cから上下に隣り合う他のスカイロビー4a〜
4cまたは最上階4d間を昇降する。そして、各ローカルエレベータ7a〜7dは、上下方向に独立して移動可能な2個の乗りかご10d,10uを有している。下側に位置する乗りかご10dは、ローカルエレベータ7a〜7dのサービス区間の下側の階にだけ停止し、上側に位置する乗りかご10uは、ローカルエレベータ7a〜7dのサービス区間の上側の階にだけ停止する。下側乗りかご10dの停止階を記号「黒三角」で、上側乗りかご10uの停止階を記号「●」で示す。特急エレベータ6は、地階3,スカイロビー4a〜4cおよび最上階4dにだけ停止する。
このように構成したエレベーターシステム1では、26階の事務所を訪問する場合には、地階3から特急エレベータ6に乗車する。そして、20階のスカイロビー4bでローカルエレベータ7cに乗り換え、所定階の26階の事務所を目指す。または、訪問先が29階等のスカイロビー4cに近いフロアであれば、特急エレベータ6で30階のスカイロビー4cまで上昇する。そして下降方向のローカルエレベータ7cを利用して、所定階の
29階に至る。
本実施例によれば、ローカルエレベータ7a〜7dのサービス区間の上下端階に、乗り継ぎ階を設けたので、各ローカルエレベータ7a〜7dの乗り継ぎ階である地階3,最上階4d,スカイロビー4a〜4cを利用する人の数を分散させることができる。つまり、各スカイロビー4a〜4cからローカルエレベータ7a〜7dに乗り込む人の数を低減できる。したがって、ローカルエレベータ7a〜7dの乗りかご10を小さくでき、エレベータシステムを省スペース化できる。
図2(a)に示すつるべ式循環型マルチカーをローカルエレベータ7a〜7dに用いると、1本のロープで接続された乗りかごの一方1Aが最下階で停止しているときは、他方の乗りかご1Bは最上階で停止している。これにより、乗りかご1A,1Bの2箇所から同時に乗り込むことができ、同時に多数を運ぶことができる。また、出勤時などの混雑度の高い交通流では、2個の乗りかご1A,1Bの双方ともに、利用される確率が高くなり、乗りかご1A,1Bのウェイトのアンバランスが減少し、エネルギー効率が良くなる。
図2(b)に示すツインカーエレベータをローカルエレベータ7a〜7dに用いたときに、各ローカルエレベータ7a〜7dの最下階を下側の乗りかご10dの待機階に、最上階を上側の乗りかご10uの待機階とする。そして、上側の乗りかご10uと下側の乗りかご10dのサービス区間を、上下に隣り合う地階3またはスカイロビー4a〜4c,最上階4dの中間で分割する。このように設定すると、互いの乗りかご10d,10uのサービスが干渉する確率が低くなり、省スペースで効率の良い輸送となる。なお、本実施例で特急エレベータ6にダブルデッキエレベータを用いれば、実質的にロビー階3の面積を倍増でき、同時に多数を輸送することができるので、ビル全体のエレベータ占有面積を増大せずに輸送力を向上できる。
図3に、上記実施例の変形例を示す。図3(a)に示した変形例は、図2に示した実施例と、複数の特急エレベータ6a〜6dを備え、各特急エレベータ6a〜6dがそのエレベータ6a〜6dのサービス区間の最下階と最上階だけに停止する点で相違する。すなわち、エレベータ6aは、地階3と10階に設定した最初のスカイロビー4a間だけを昇降し、地階3と10階のスカイロビー4aにだけ停止する。エレベータ6bは、地階3と
20階のスカイロビー4b間だけを昇降し、地階3とスカイロビー4bにだけ停止する。その他の特急エレベータ6c,6dも同様である。
図3(b)に示す変形例では、図3(a)に示す変形例と同様、特急エレベータ6a,6bを複数備え、各特急エレベータ6a,6bのサービス区間が相違している。ただし図3(a)の変形例と異なり、特急エレベータ6a,6bにツインカーエレベータを用いている。
特急エレベータ6aの下側の乗りかご10dの停止階を、記号「黒三角」で示す。この下側の乗りかご10dは、ローカルエレベータ7aの最上階とローカルエレベータ7bの最下階に停止する。特急エレベータ6aの上側の乗りかご10uの停止階を、記号「●」で示す。この上側の乗りかご10uは、ローカルエレベータ7bの最上階とローカルエレベータ7cの最下階に停止する。
同様に、特急エレベータ6bの下側の乗りかご10dの停止階を、記号「黒三角」で示す。この下側の乗りかご10dは、をローカルエレベータ7cの最上階とローカルエレベータ7dの最下階に停止する。特急エレベータ6bの上側の乗りかご10uの停止階を、記号「●」で示す。この上側の乗りかご10uは、ローカルエレベータ7dの最上階に停止する。なお、特急エレベータ6a,6bの停止階は、スカイロビー4a〜4c,地階3,最上階4dのいずれかである。
図3(a)に示すようにエレベータシステム1の停止階を設定すると、上層のスカイロビー4c,4dに移動する者は、目的のスカイロビー4c,4dまで乗りかご10が停止しないので、移動時間が短くなる。本変形例で、特急エレベータ6をダブルデッキエレベータにすれば、エレベータシステムにおける混雑度を緩和するともに、さらに輸送力を向上できる。
図3(b)に示すようにエレベータシステム1の停止階を設定すると、ツインカーの2個の乗りかごの停止階が予め定められているので、同一昇降路11内にある乗りかご10d,10u同士の走行が妨げられる確率が低くなり、ツインカーの運行効率が良い。また、エレベータシステム1の占有面積を削減することができる。
図4に、さらに他の変形例を示す。同図(a)では、ローカルエレベータ7a〜7eのサービス区間の少なくとも一方端が、スカイロビー4a〜4dとは異なる中間の階に設定されている。特急エレベータ6は、地階3及びスカイロビー4a〜4dにだけ停止する。この図4(a)では、ローカルエレベータ7a〜7eにつるべ式循環型マルチカーエレベータを用いており、ローカルエレベータ7a〜7eのサービス区間は、奇数階分である。
サービス区間を奇数階にしたので、同一のロープで接続された一方の乗りかご1Aが中間の階に停止すると、他方の乗りかご1Bも中間の階に止まる。したがって、同一のスカイロビー4a〜4dで、異なる2個の乗りかご1A,1Bを同時にサービスに供することができ、エレベータシステム1の運行効率が向上する。出勤時などの混雑度の高い交通流では、同一フロアに停止した2個の乗りかごの双方が、ともに利用される確率が高くなり、ウェイトのアンバランスが低下し、エネルギー効率が向上する。
本変形例の代わりに、特急エレベータ6にダブルデッキエレベータを用いて、ローカルエレベータ7a〜7eにつるべ式循環型マルチカーエレベータを用いることも可能である。この場合、スカイロビー4が連続した2階床に設定されるので、ローカルエレベータ
7a〜7eのサービス区間を偶数階分とすれば、スカイロビー4a〜4dで乗り継ぐ乗客は、上方または下方に移動する異なる2個の乗りかご1A,1Bのサービスを享受できる。
なお、ローカルエレベータ7b〜7dの出発階を中間階に設定したので、特に地階(最下階)または最上階をサービス区間に含むローカルエレベータ7a,7d等では、ローカルエレベータ7a,7dのサービス区間が短くなりすぎることがある。このような場合には、かご台数の多い循環型マルチカーエレベータを設置するのが困難なので、通常エレベータを用いるのがよい。
また、高層ビル21の中には、低層階を商業施設にして、オフィスゾーンが途中階よりも上方階にレイアウトされている場合もある。このようなビル21で、商業施設エリアにエスカレータを昇降手段として用いるときには、ローカルエレベータ7aの利用率が低いので、通常のエレベータを使用すれば設置面積等の点で有利である。この場合、商業施設エリアとオフィスエリアの境界となる階に、特急エレベータ6の停止階(図4(a)中の記号「○」)を設ければ、さらにエレベータシステム1の運用効率が増す。
図4(b)に、上記図4(a)をさらに変形した例を示す。この図に示したエレベータシステムでは、ローカルエレベータ7a,7bのサービス区間を、1個のスカイロビー
4a,4cを挟んで隣り合うスカイロビー4b,最上階4d,地階3にまで拡大している。すなわち、ローカルエレベータ7a,7bのサービス区間を長くして、ローカルエレベータ7a,7bのサービス区間の中間階にも、特急エレベータ6を停止させる。
ローカルエレベータ7a,7bの出発階を3箇所に分散できるので、スカイロビー4a〜4cで待つ乗客を少なくできる。したがって、エレベータホールを狭くすることも可能であるし、乗りかご10の面積を狭くすることもできる。本変形例は超高層ビル等の、各階ごとの利用人数が比較的少なく、階層の高いビル21に効果的である。また、スカイロビー4a,4cに近い階である11,12階や31,32階を利用するときには乗り換え回数が減るから、エレベータシステム1の使用者の利便性が増す。
本発明の他の実施例を、図5に示す。同図(a)のエレベータシステム1では、図2
(a)に示したエレベータシステム1に、さらに停止階の異なる特急エレベータを有している。一方の特急エレベータ6bは、図2(a)に示した特急エレベータと同様に、ローカルエレベータ7a〜7eのサービス区間の両端に位置する階3,4e〜4iで、残らず停止する。一方新たに付け加えられた特急エレベータ6aは、各ローカルエレベータ7b〜7eのサービス区間の中間階4a〜4dおよび地階(最下階)3でだけ停止する。本実施例によれば、スカイロビー4a〜4hで待つ乗客を少なくできる。したがって、エレベータホールを狭くすることも可能であるし、乗りかご10の面積を狭くすることもできる。
図5(b)に、図4(a)のエレベータシステム1の変形例を示す。図4(a)のエレベータシステム1では、ローカルエレベータ7a〜7eに循環型のマルチカーエレベータを、特急エレベータ6に普通エレベータを用いているが、本エレベータシステム1では、ローカルエレベータ7a〜7eにツインカー式エレベータを、特急エレベータ6にダブルデッキエレベータを用いている。
図5(b)で、記号「●」はダブルデッキエレベータの上乗りかご10uまたはツインカーの上方に位置する乗りかご10を、記号「黒星」はダブルデッキエレベータの下乗りかご10dを、「黒三角」はツインカーの下方に位置する乗りかご10の停止階を表す。特急エレベータ6がダブルデッキエレベータであるから、地階(最下階)3およびスカイロビー4a〜4dは、上下に連続する2階分の高さを有する。ダブルデッキエレベータ6の上乗りかご10uはローカルエレベータ7b〜7dの上層階側を、ダブルデッキエレベータ6の下乗りかご10dはローカルエレベータ7b〜7dの下層階側を利用する乗客が乗車する。
本変形例によれば、ローカルエレベータ7b〜7eの出発階を中間階に設定したので、特急エレベータ6がダブルデッキエレベータ、ローカルエレベータ7b〜7dがツインカーであっても、エレベータシステム1の占有面積を増大させずに輸送力を高めることができる。その場合、ツインカーの出発階が中間階なので、上乗りかご10と下乗りかご10のサービスゾーンを明確に分けることができる。先行する乗りかご10に乗降するために、後続する乗りかご10が強制停止させられず、エレベータシステム1を効率よく運用できる。
なお上記各実施例および変形例において、特急エレベータ6の停止階の設定を可変にすることもできる。例えば、ローカルエレベータ7a〜7eのいずれかに故障が発生しまたは保守作業のためにサービスが停止した場合、サービスを停止したローカルエレベータ
7a〜7eのサービス区間では、特急エレベータ6を全ての階で停止させる。これにより、ローカルエレベータ7a〜7eの停止によるサービスの低下を回避できる。
上記各実施例および変形例では、マルチカーエレベータを、対称に配置した2個の乗りかご10,10をロープで連結したつるべ式循環型マルチカーエレベータとしたが、各乗りかご10,10を独立に駆動するマルチカーエレベータでもよい。この場合でも、エレベータの占有面積を削減できる。したがって、上記各実施例および変形例によれば、エレベータ占有面積を増大させずに高い輸送力を確保できる。
本発明に係るエレベータシステムに用いるエレベータ方式の説明図。 本発明に係るエレベータシステムの一実施例の模式図。 本発明に係るエレベータシステムの他の実施例の模式図。 本発明に係るエレベータシステムのさらに他の実施例の模式図。 本発明に係るエレベータシステムのさらに他の実施例の模式図。
符号の説明
1…エレベータシステム、3…地階(最下階)、4a〜4i…スカイロビー、6,6a,6d…特急エレベータ、7a〜7e…ローカルエレベータ、10,10u,10d…乗りかご、11,13…昇降路、21…ビル。

Claims (10)

  1. 予め定めた階間だけを運転する複数台のローカルエレベータと、予め定めた階だけをサービスする特急エレベータとを備え、前記複数台のローカルエレベータは同一昇降路内に複数の乗りかごを配置したマルチカーエレベータまたはツインカーエレベータであることを特徴とするエレベータシステム。
  2. 前記特急エレベータは、前記ローカルエレベータのサービス区間の両端の階でサービスすることを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記複数台のローカルエレベータは、そのサービス区間が両端の階を除いて重複しないものを含むことを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  4. 前記特急エレベータは、乗りかごが2階建て構造になったダブルデッキエレベータであることを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  5. 前記特急エレベータを複数台備え、この複数台の特急エレベータのサービス階が基準階を除いて互いに異なることを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  6. 予め定めた階だけサービスする特急エレベータと、この定められた階間をサービスする複数のローカルエレベータとを有し、前記特急エレベータのサービス階を少なくとも前記ローカルエレベータの上下端階および前記ローカルエレベータの中間階のいずれかとし、前記複数のローカルエレベータはこのローカルエレベータが配置されたビルの高さ方向に設定されたゾーンごとに配置され、最上部のゾーンと最下部のゾーンの少なくともいずれかのゾーンに配置されたローカルエレベータのサービス階数を他のゾーンに配置されたローカルエレベータのサービス階数よりも少なくしたことを特徴とするエレベータシステム。
  7. 前記マルチカーエレベータは2個の乗りかごをロープで連結したつるべ式の循環型マルチカーエレベータであり、前記特急エレベータのサービス階をこのマルチカーエレベータの中間階とし、このマルチカーエレベータのサービス区間を奇数階数としたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  8. 前記特急エレベータを、乗りかごが2階建てに構成されたダブルデッキエレベータとし、前記ローカルエレベータを、2個の乗りかごがロープで連結されたつるべ式の循環型マルチカーエレベータとし、前記特急エレベータのサービス階を前記ローカルエレベータのサービス階の中間付近の階とし、前記ローカルエレベータのサービス区間を偶数階としたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  9. 前記特急エレベータを、乗りかごが2階建てに構成されたダブルデッキエレベータとし、前記ローカルエレベータを同一の昇降路に2個の乗りかごが配置されたツインカーエレベータとしたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  10. 前記ダブルデッキエレベータのサービス階は、上下に連続する第1,第2階を含んでおり、前記ツインカーエレベータの一方の乗りかごのサービス階は、ダブルデッキエレベータの上下に連続するサービス階の第1階を含んで第2階を含まず、ツインカーエレベータの他方の乗りかごのサービス階は、ダブルデッキエレベータの上下に連続するサービス階の第2階を含んで第1階を含まないことを特徴とする請求項9に記載のエレベータシステム。
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