JP2007203718A - 印刷機のインキ供給量プリセット方法及びプリセット装置並びに印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷特性が異なる複数の印刷機で印刷を行う場合でも、印刷物の色調が基準となる印刷機の色調に近い色調となるようにインキ供給量をプリセットできるようにした、印刷機のインキ供給量プリセット方法及び装置を提供する。
【解決手段】基準印刷機の印刷特性情報を取得し、対象印刷機の印刷特性情報を取得し、画線率とインキ供給量との対応関係を取得し、印刷絵柄の各インキ供給ゾーンの網点面積率データを取得し、基準印刷特性情報に基づいてデータ網点面積率に対応する基準混色網濃度を取得し、画線率とインキ供給量との対応関係と、データ網点面積率に基づく各インキ供給ゾーン毎の画線率と、対象印刷特性情報と、基準混色網濃度とに基づいて、対象印刷機の印刷により基準混色網濃度を得るためのインキ供給量を取得し、インキ供給量に基づいてインキ供給量をプリセットする。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷開始前に予めインキ供給ゾーン毎のインキ供給量をプリセットする印刷機のインキ供給量プリセット方法及びインキ供給量プリセット装置に関する。
印刷機の絵柄の色調を制御する技術として、インキ供給単位幅毎の画線率データに基づいて印刷開始前に予めインキ供給単位幅毎のインキ供給量をプリセットする技術が提案されている。インキ供給量をプリセットすることで印刷開始後に速やかに所望の色調の印刷物を得ることができ、色調調整時に発生する損紙を低減することができる。
例えば、特許文献1にて提案された技術(段落0064〜0065,図4参照)では、まず、印刷開始前に印刷に用いる刷版の製版データから求められるインキ供給単位幅で分割したときのインキ供給単位幅毎の画線率(絵柄面積率)を求める。なお、インキ供給装置のインキ供給単位幅とは、インキ供給装置がインキキー装置である場合には各インキキーのキー幅(キーゾーン)のことであり、インキ供給装置がデジタルポンプ装置である場合には各デジタルポンプのポンプ幅のことである。
そして、各インキ供給ゾーン毎の画線率データを公知のAPI(オートプリセットインキング)関数に当てはめることで画線率に応じたインキ供給量を取得して、印刷開始前にインキ供給量をプリセットする。
また、特許文献1及び特許文献2には、印刷運転中に印刷物の色調を調整する技術も提案されている。
まず、インキ供給単位幅毎の目標混色網濃度を設定する。そして、予め設定した各インキ色の網点面積率(あるいは画線率)と混色網濃度との対応関係[これを印刷特性情報LUT(Look Up Table)という]に基づき、実混色網濃度に対応する各インキ色の実網点面積率を求める。
印刷特性情報LUTを求める方法としては、例えば、ISO/TC130国内委員会が制定した新聞印刷JapanColor基準の印刷物を基準のベタ濃度で印刷し、IRGB濃度計で実測したデータベースを用いることができる。あるいは、そのデータベースを利用するなどして公知のノイゲバウアーの式で近似した値を利用することもできる。
また、上記の印刷特性情報LUTに基づき、目標混色網濃度に対応する各インキ色の目標網点面積率も求めておく。目標網点面積率については、実網点面積率のように毎回求める必要はなく、目標混色網濃度が変わらない限りは一度求めておけばよい。例えば、目標混色網濃度を設定した時点で目標網点面積率も求めておいてもよい。
次に、予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、実網点面積率に対応する実単色網濃度を求める。実単色網濃度を実網点面積率から求める方法としては、実網点面積率に対応する実単色網濃度のマップ,テーブルあるいは、公知のユールニールセンの式を用いて前記関係を近似して、それを利用して求めてもよい。また、上記の網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、目標網点面積率に対応する目標単色網濃度も求めておく。目標単色網濃度については、実単色網濃度のように毎回求める必要はなく、目標網点面積率が変わらない限りは一度求めておけばよい。例えば、目標網点面積率を設定した時点で目標単色網濃度も求めておいてもよい。
次に、予め設定した網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係に基づき、目標網点面積率のもとでの目標単色網濃度と実単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を求める。
ベタ濃度偏差を求める方法としては、上記の網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係を表すマップやテーブルを用意しておき、これらのマップやテーブルに目標網点面積率,目標単色網濃度及び実単色網濃度を当てはめてもよく、あるいは、公知のユールニールセンの式を用いて前記関係を近似して、それを利用して求めてもよい。そして、求めたベタ濃度偏差に基づきインキ供給単位幅毎にインキ供給量を調整し、各色のインキの供給量をインキ供給単位幅毎に制御する。ベタ濃度偏差に基づくインキ供給量の調整量は、上述のAPI関数を用いて求めることができる。
また、印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データ(例えば、製版用の画像データ等)を取得できる場合の目標混色網濃度の設定手法として、以下の点が提案されている。
まず、取得した画像データ(kcmy網点面積率データ)に対し、印刷対象絵柄を構成する画素の中からインキ供給単位幅毎に各インキ色に対応する注目画素(注目画素とは、一画素でもよく、連続する一塊の複数画素でもよい)をそれぞれ設定し、予め設定した網点面積率と混色網濃度との対応関係に基づき注目画素の網点面積率を混色網濃度に変換する。そして、注目画素の混色網濃度を目標混色網濃度として設定するとともに、設定した注目画素の実混色網濃度を計測する。
これによれば、JapanColorのデータベースを利用するなど画素単位で発色を推定できるのでOKシートが印刷されるのを待つまでもなく、印刷開始直後から絵柄の特定の注目点(注目画素)について色調制御を行なうことができる。
このように、インキ色毎に各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素を演算して抽出し、これを注目画素として設定し、この注目画素に関して目標単色網濃度及び実単色網濃度を算出して実単色網濃度が目標単色網濃度に近づくようにインキ供給量をフィードバック制御することにより、より安定した色調制御を行なうことができる。
ところで、同じ絵柄の印刷物を短時間で大量に印刷する場合には、同じ絵柄の刷版を用いて複数の印刷機で同時に印刷を行う必要がある。例えば新聞印刷の場合には本社などの印刷管理センターから外部の複数の印刷工場に同一の製版データを供給し、外部印刷工場ではこの製版データに基づいてCTP等によって製版して印刷を行う。
このように、複数の印刷機で同一絵柄の印刷を行う場合には、色調の基準となる印刷機(以下、基準印刷機という)で印刷した印刷物の色調に対してそれ以外の印刷機(以下、対象印刷機という)で印刷した印刷物の色調を合わせる必要がある。
新聞社あるいは印刷業者は、通常、本社等に備えられる基準印刷機で印刷した場合の色調を色調見本として印刷依頼元の承認を得る。このため、基準印刷機による色調が印刷依頼元が所望する色調ということができ、対象印刷機で印刷を行う場合であっても印刷物の色調は基準印刷機による色調に合わせることが重要なのである。
特開2005−81681号公報 特開2004−106523号公報
しかしながら、同じ絵柄の刷版で印刷を行っても、基準印刷機と対象印刷機とでは印刷される印刷物の色調の特性(印刷特性)が異なる。これは、各印刷機の構造的な違い、各印刷工場で使用する印刷資材の違い、周囲環境条件(温度・湿度)の違い、オペレータの運転条件等に起因した様々な印刷特性の相違によってドットゲインやトラッピングの度合いが異なることに起因する。
例えば、印刷機毎にドットゲインの特性が異なると、印刷物に実際に転写される各色のインキの網点面積率にバラつきが生じ、印刷物の色調に違いが生じる。また、トラッピングの特性が異なると、転写される各色インキの重なり度合いが印刷機毎に異なるため、印刷物の色調に違いが生じる。
このため、対象印刷機で印刷を行う際に特許文献1の技術のように画線率データに基づいて基準ベタ濃度になるようにインキ供給量をプリセットしても、印刷開始後、印刷物の網点で構成された絵柄部分の色調が速やかに印刷依頼元の所望の色調(即ち、基準印刷機による印刷物の色調)にはならず、印刷開始からOKシートが印刷されるまでの立ち上げ期間が長くなり、作業効率が低下する上、大量の損紙が発生してしまう。
本発明はこのような課題に鑑み創案されたもので、印刷特性が異なる複数の印刷機で印刷を行う場合でも、印刷立ち上げ時に印刷物の網点で構成された絵柄部分の色調が速やかに基準となる印刷機の色調に近い色調となるようにインキ供給量をプリセットできるようにした、印刷機のインキ供給量プリセット方法及び装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法は、印刷開始前に予めインキ供給ゾーン毎のインキ供給量をプリセットする印刷機のインキ供給量プリセット方法であって、色調の基準となる基準印刷機で特性情報取得用絵柄を基準ベタ濃度で印刷したときの印刷特性情報を基準印刷特性情報として取得する基準印刷特性情報取得ステップと、印刷を行う対象印刷機で所定の絵柄を前記の基準ベタ濃度で印刷したときの印刷特性情報を対象印刷特性情報として取得する対象印刷特性情報取得ステップと、前記の基準ベタ濃度で印刷した場合の画線率とインキ供給量との対応関係を取得する対応関係取得ステップと、印刷する印刷絵柄の各画素の網点面積率のデータであるデータ網点面積率を取得する網点面積率データ取得ステップと、前記基準印刷特性情報に基づいて前記データ網点面積率に対応するI(赤外光),R(赤)G(緑),B(青)の混色網濃度である基準混色網濃度を取得する基準混色網濃度取得ステップと、前記の画線率とインキ供給量との対応関係と、前記データ網点面積率に基づく各インキ供給ゾーン毎の画線率と、前記対象印刷特性情報と、前記基準混色網濃度とに基づいて、前記対象印刷機の印刷により前記基準混色網濃度を得るためのインキ供給量を取得するインキ供給量取得ステップと、前記インキ供給量に基づいて各インキ供給ゾーンのインキ供給量をプリセットするインキ供給量設定ステップと、を有することを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法は、請求項1のものにおいて、前記インキ供給量取得ステップは、前記データ網点面積率を平均して各インキ供給ゾーン毎の画線率データを取得する画線率データ取得ステップと、前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて、前記画線率データに対応するインキ供給量を導出するインキ供給量導出ステップと、を有することを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法は、請求項2のものにおいて、前記インキ供給量導出ステップは、前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて前記画線率データに対応する各インキ供給ゾーンの基準濃度でのインキ供給量である基準インキ供給量を取得する基準インキ供給量取得ステップと、前記対象印刷特性情報に基づいて前記網点面積率に対応する対象混色網濃度を取得する対象混色網濃度取得ステップと、前記対象印刷特性情報に基づいて前記基準混色網濃度に対応した網点面積率である第1の網点面積率を演算する第1の網点面積率演算ステップと、予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づいて前記第1の網点面積率に対応した第1の単色網濃度を演算する第1の単色網濃度演算ステップと、前記対象印刷特性情報に基づいて前記対象混色網濃度に対応した網点面積率である第2の網点面積率を演算する第2の網点面積率演算ステップと、前記の網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づいて前記第2の網点面積率に対応した第2の単色網濃度を演算する第2の単色網濃度演算ステップと、網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係に基づき、前記データ網点面積率のもとでの前記第1の単色網濃度と前記第2の単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を演算するベタ濃度偏差演算ステップと、前記基準濃度と前記ベタ濃度偏差とに基づいて前記基準インキ供給量を補正して前記インキ供給量を算出するインキ供給量算出ステップと、を有することを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法は、請求項1〜3のいずれか1項のものにおいて、前記印刷絵柄中の特定の画素領域を注目画素領域として設定する注目画素領域設定ステップを有し、前記基準混色網濃度取得ステップでは前記注目画素領域内の前記データ網点面積率を用いることを特徴としている。
また、請求項5記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法は、請求項1のものにおいて、前記網点面積率データ取得ステップでは、前記インキ供給量取得ステップは、前記対象印刷特性情報に基づいて前記基準混色網濃度に対応した網点面積率を補正網点面積率として取得する補正網点面積率取得ステップと、前記補正網点面積率を平均して各インキ供給ゾーン毎の画線率データを補正画線率データとして取得する補正画線率データ取得ステップと、前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて、前記補正画線率データに対応するインキ供給量を導出するインキ供給量導出ステップと、を有することを特徴としている。
また、請求項6記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法は、請求項1〜5のいずれか1項のものにおいて、前記所定の絵柄は、黒,藍,紅,黄の各インキの網点面積率k,c,m,yの種々の組み合わせを有するものであって、前記基準印刷特性情報は、前記基準印刷機で前記所定の絵柄を基準ベタ濃度で印刷し、印刷物の混色網濃度をIRGB濃度計で実測し、これにより得られる各インキ色の網点面積率k,c,m,yと混色網濃度I,R,G,Bとの対応関係を規定したLUTであり、前記対象印刷特性情報は、前記対象印刷機で前記所定の絵柄を基準ベタ濃度で印刷し、印刷物の混色網濃度をIRGB濃度計で実測し、これにより得られる各インキ色の網点面積率k,c,m,yと混色網濃度I,R,G,Bとの対応関係を規定したLUTであることを特徴としている。
また、請求項7記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法は、請求項1〜6のいずれか1項のものにおいて、前記網点面積率データ取得ステップでは、kcmy網点面積率データを含む製版データに基づいて前記網点面積率データを取得することを特徴としている。
また、請求項8記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置は、印刷開始前に予めインキ供給ゾーン毎のインキ供給量をプリセットする印刷機のインキ供給量プリセット装置であって、色調の基準となる基準印刷機で特性情報取得用絵柄を基準ベタ濃度で印刷したときの印刷特性情報を基準印刷特性情報として取得する基準印刷特性情報取得手段と、印刷を行う対象印刷機で所定の絵柄を前記の基準ベタ濃度で印刷したときの印刷特性情報を対象印刷特性情報として取得する対象印刷特性情報取得手段と、前記の基準ベタ濃度で印刷した場合の画線率とインキ供給量との対応関係を取得する対応関係取得手段と、印刷する印刷絵柄の各画素の網点面積率のデータであるデータ網点面積率を取得する網点面積率データ取得手段と、前記基準印刷特性情報に基づいて前記データ網点面積率に対応するI(赤外光),R(赤)G(緑),B(青)の混色網濃度である基準混色網濃度を取得する基準混色網濃度取得手段と、前記の画線率とインキ供給量との対応関係と、前記データ網点面積率に基づく各インキ供給ゾーン毎の画線率と、前記対象印刷特性情報と、前記基準混色網濃度とに基づいて、前記対象印刷機の印刷により前記基準混色網濃度を得るためのインキ供給量を取得するインキ供給量取得手段と、前記インキ供給量に基づいて各インキ供給ゾーンのインキ供給量をプリセットするインキ供給量設定手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項9記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置は、請求項8のものにおいて、前記インキ供給量取得手段は、前記データ網点面積率を平均して各インキ供給ゾーン毎の画線率データを取得する画線率データ取得手段と、前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて、前記画線率データに対応するインキ供給量を導出するインキ供給量導出手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項10記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置は、請求項9のものにおいて、前記インキ供給量導出手段は、前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて前記画線率データに対応する各インキ供給ゾーンの基準濃度でのインキ供給量である基準インキ供給量を取得する基準インキ供給量取得手段と、前記対象印刷特性情報に基づいて前記網点面積率に対応する対象混色網濃度を取得する対象混色網濃度取得手段と、前記対象印刷特性情報に基づいて前記基準混色網濃度に対応した網点面積率である第1の網点面積率を演算する第1の網点面積率演算手段と、予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づいて前記第1の網点面積率に対応した第1の単色網濃度を演算する第1の単色網濃度演算手段と、前記対象印刷特性情報に基づいて前記対象混色網濃度に対応した網点面積率である第2の網点面積率を演算する第2の網点面積率演算手段と、前記の網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づいて前記第2の網点面積率に対応した第2の単色網濃度を演算する第2の単色網濃度演算手段と、網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係に基づき、前記データ網点面積率のもとでの前記第1の単色網濃度と前記第2の単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を演算するベタ濃度偏差演算手段と、前記基準濃度と前記ベタ濃度偏差とに基づいて前記基準インキ供給量を補正して前記インキ供給量を算出するインキ供給量算出手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項11記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置は、請求項8〜10のいずれか1項のものにおいて、前記印刷絵柄中の特定の画素領域を注目画素領域として設定する注目画素領域設定手段を有し、前記基準混色網濃度取得手段では前記注目画素領域内の前記データ網点面積率を用いることを特徴としている。
また、請求項12記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置は、請求項8のものにおいて、前記網点面積率データ取得手段では、前記インキ供給量取得手段は、前記対象印刷特性情報に基づいて前記基準混色網濃度に対応した網点面積率を補正網点面積率として取得する補正網点面積率取得手段と、前記補正網点面積率を平均して各インキ供給ゾーン毎の画線率データを補正画線率データとして取得する補正画線率データ取得手段と、前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて、前記補正画線率データに対応するインキ供給量を導出するインキ供給量導出手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項13記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置は、請求項8〜12のいずれか1項のものにおいて、前記所定の絵柄は、黒,藍,紅,黄の各インキの網点面積率k,c,m,yの種々の組み合わせを有するものであって、前記基準印刷特性情報は、前記基準印刷機で前記所定の絵柄を基準ベタ濃度で印刷し、印刷物の混色網濃度をIRGB濃度計で実測し、これにより得られる各インキ色の網点面積率k,c,m,yと混色網濃度I,R,G,Bとの対応関係を規定したLUTであり、前記対象印刷特性情報は、前記対象印刷機で前記所定の絵柄を基準ベタ濃度で印刷し、印刷物の混色網濃度をIRGB濃度計で実測し、これにより得られる各インキ色の網点面積率k,c,m,yと混色網濃度I,R,G,Bとの対応関係を規定したLUTであることを特徴としている。
また、請求項14記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置は、請求項8〜13のいずれか1項のものにおいて、前記網点面積率データ取得手段では、kcmy網点面積率データを含む製版データに基づいて前記網点面積率データを取得することを特徴としている。
また、請求項15記載の本発明の印刷システムは、請求項8〜14のいずれか1項に記載の印刷機のインキ供給量プリセット装置を備えた対象印刷機を有する単数あるいは複数の印刷工場と、通信ネットワークを介して各印刷工場に対して色調の基準となる基準印刷機の印刷特性情報を供給する管理センターとを備えたことを特徴としている。
請求項1記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法及び請求項8記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置によれば、対象印刷機のインキ供給量をプリセットする際に、色調の基準となる基準印刷機の印刷特性に対応したインキ供給量をプリセットすることができるので、印刷開始後の立ち上がり時に、印刷物の色調が速やかに所望の色調(基準印刷機で印刷した場合の色調)に近づけることができ、印刷時間を短縮することができるとともに損紙を低減することができる。
請求項2記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法及び請求項9記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置によれば、請求項1又は請求項8の効果に加え、データ網点面積率を平均することにより各インキ供給ゾーン毎の画線率データを取得でき、画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて、画線率データに対応するインキ供給量を導出するので確実に請求項1又は9の効果を得ることができる。
また、請求項3記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法及び請求項11記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置によれば、請求項1又は2あるいは請求項8又は9の効果に加え、対象印刷機の印刷により前記基準混色網濃度を得るためのインキ供給量を確実に取得することができる。
また、請求項4記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法及び請求項11記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置によれば、請求項1〜3のいずれか1項又は請求項8〜10のいずれか1項の効果に加え、印刷絵柄の低画線率部分あるいは人間の目に目立つ絵柄位置を注目画素として設定して注目画素領域の色調制御を行うことで印刷品質を向上させることができる。
また、請求項5記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法及び請求項12記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置によれば、請求項1又は8の効果に加え、プリセットにかかるインキ供給量を導出するための演算にかかる処理を簡単にすることができ、精度の高いインキ供給量を導出することができる。
また、請求項6記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法及び請求項13記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置によれば、請求項1〜5のいずれか1項又は8〜12のいずれか1項の効果に加え、各網点面積率の種々のk,c,m,yの組み合わせを有する所定の絵柄を実際に印刷して、印刷物をIRGB濃度計で実測することにより、精度の良い基準印刷特性情報及び対象印刷特性情報を取得することができ、これにより、基準印刷機の色調に合うように対象印刷機のインキ供給量をプリセットすることができる。
また、請求項7記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法及び請求項14記載の本発明の印刷機のインキ供給量プリセット装置によれば、請求項1〜6のいずれか1項又は8〜13のいずれか1項の効果に加え、製版データから容易に印刷絵柄の網点面積率を得ることができる。
また、請求項15記載の本発明の印刷システムによれば、互いに遠隔に存在する複数の印刷工場で同絵柄の印刷を行う場合であっても、各印刷工場に基準印刷特性情報を確実に供給することができ、各印刷工場では、供給された基準印刷特性情報に基づいて、精度の良く基準印刷機の色調に合うように対象印刷機のインキ供給量をプリセットすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる印刷機のインキ供給量プリセット方法及びインキ供給量プリセット装置並びに印刷システムを概略構成を示す構成図である。
図1に示すように、本発明の印刷機のインキ供給量プリセット方法及びインキ供給量プリセット装置を用いた印刷システムは、印刷管理センター100と印刷工場101A〜101Cとから構成されており、印刷管理センター100と各印刷工場101A〜101Cとは通信回線104を介してデータの通信が可能に接続されている。なお、図1では、印刷工場の数が3であるが印刷工場の数については1でも良く、適宜変更可能である。
印刷管理センター100には、印刷物の色調の基準となる印刷機(基準印刷機という)102及び管理データサーバ103が備えられている。また、印刷管理センター100は印刷物の製版データを作成する機能を有している。そして、作成した製版データは管理データサーバ103に記憶されるようになっている
さらに、印刷管理センター100では予め基準印刷機102の印刷特性情報を取得して管理データサーバ103に記憶させておくようになっている。そして、管理データサーバ103に記憶されている基準印刷特性情報LUTo及び印刷絵柄の製版データは通信回線104を介して各印刷工場101A〜101Cに供給されるようになっている。
なお、印刷特性とは、カラー印刷において種々の網点面積率の絵柄をそなえた刷版を予め設定した基準濃度Ds(網点面積率100%における印刷紙面上の基準インキ膜厚)で印刷した場合の各網点面積率における印刷物の発色特性(色合い)と定義することができ、この印刷特性は印刷機毎に異なっている。これは、主に印刷機の機種の違い、各印刷工場で使用する印刷資材の違い、周囲環境条件(温度・湿度)の違い、オペレータの運転条件等に起因した様々な印刷特性の微妙な相違により、それぞれ固有の印刷特性を有している。
この印刷特性は、例えば、まず、ISO/TC130国内委員会が制定した新聞印刷JapanColor基準の印刷物(基本となる4つのインキ色〔墨(k)、藍(c)、紅(m)、黄(y)〕の種々の組み合わせを有する特性情報取得用絵柄)を基準濃度Dsで印刷し、IRGB濃度計で実測を行うことにより、4つのインキ色k,c,m,yの様々な網点面積率の組み合わせに対応したIRGB濃度計による実測値(混色網濃度IRGBの値)のルックアップテーブル(LUT)として求めることができる。以下、基準印刷機102の印刷特性情報を基準印刷特性情報LUToという。なお、基準印刷特性情報LUToは印刷を行うたびに求める必要はなく、基準濃度や印刷資材を変更したときに求めておけばよい。
また、印刷特性情報LUTを求める方法としてはこの他に、k,c,m,yの様々な網点面積率の組み合わせに対応したIRGB濃度計による実測値のデータベースを利用して公知のノイゲバウアーの式で近似した値を利用することもできる。
次に、印刷工場101A〜101Cについて説明する。なお、印刷工場101A〜101Cは同様に構成されているため、ここでは印刷工場101Aの構成についてのみ説明する。
印刷工場101Aには工場データサーバ106と印刷機(対象印刷機)105とが備えられており、印刷管理センター100から供給された基準印刷特性情報LUTo及び製版データは工場データサーバ106に記憶される。そして、印刷工場101Aではこの製版データを用いて図示しないCTP等の製版装置によって製版を行い、得られた刷版を対象印刷機105に装着して印刷を行うようにしている。
次に対象印刷機105の構成について説明する。図2は本発明の第1実施形態にかかる対象印刷機105としての新聞用オフセット輪転機の概略構成を示す図である。本実施形態の新聞用オフセット輪転機は多色刷りの両面印刷機であり、印刷シート8の搬送経路に沿って、インキ色〔墨(k)、藍(c)、紅(m)、黄(y)〕毎に印刷ユニット2a,2b,2c,2dが設置されている。本実施形態では、印刷ユニット2a,2b,2c,2dは、インキキー7とインキ元ローラ6からなるインキキー式のインキ供給装置(インカー)を備えている。この形式のインキ供給装置では、インキキー7のインキ元ローラ6に対する隙間量(以下、この隙間量をインキキー開度という)によりインキ供給量を調整することができる。なお、インキ供給装置としてはデジタルポンプ装置を用いても良い。
インキキー7は印刷幅方向に複数並置されており、インキキー7の幅単位(以下、インキキー7によるインキ供給単位幅をキーゾーンという)でインキ供給量を調整することができる。インキキー7により供給量を調整されたインキは、インキローラ群5内で適度に練られ、薄膜を形成した後に版胴4の版面に供給され、版面に付着したインキがブランケット胴3を介して絵柄として印刷シート8に転写される。なお、図1中では省略しているが、本実施形態の新聞用オフセット輪転機は両面刷りなので、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dには、印刷シート8の搬送経路を挟むようにして一対のブランケット胴3,3が備えられ、各ブランケット胴3に対して版胴4やインキ供給装置が設けられている。
本実施形態の新聞用オフセット輪転機は、最下流の印刷ユニット2dのさらに下流にラインセンサ型IRGB濃度計1を備えている。ラインセンサ型IRGB濃度計1は印刷シート8上の絵柄の色を印刷幅方向ライン状にI(赤外光)、R(赤)、G(緑)、B(青)の反射濃度(混色網濃度)として計測する計測器であり、印刷シート8全体の反射濃度を計測したり、任意の位置の反射濃度を計測したりすることが可能である。本実施形態の新聞用オフセット輪転機は両面刷りなので、ラインセンサ型IRGB濃度計1は印刷シート8の搬送経路を挟むようにして表裏両側に配置され、表裏両面の反射濃度を計測できるようになっている。
ラインセンサ型IRGB濃度計1により計測された反射濃度は演算装置(コンピュータ)10に送信される。演算装置10はインキ供給量の制御データを演算する装置であり、ラインセンサ型IRGB濃度計1で計測された反射濃度に基づいて演算を行い、印刷シート8の絵柄の色を目標色に一致させるためのインキキー7の開度を演算している。
ここで、図3は本発明の第1実施形態にかかる印刷機の概略構成を示す図であると同時に、演算装置10のインキ供給量プリセット機能に着目した機能ブロック図である。
演算装置10は、印刷機とは離れて設置されたDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ、)11とPC(パソコン)12とから構成され、PC12には色変換部14,インキ供給量演算部15及びインキ供給量補正部18としての機能が割り当てられている。また、PC12には記憶領域として、基準印刷特性情報DB141,対象印刷特性情報DB142及びAPI関数DB143を備えている。
演算装置10の入力側には、工場データサーバ106が接続され、演算装置10の出力側には印刷機内蔵の制御装置20が接続されている。
DSP11には、工場データサーバ106から印刷絵柄の網点面積率情報(データ網点面積率)を含む製版データが入力されるようになっている(DSP11内のこの機能要素が網点面積率データ取得手段)。
また、PC12には工場データサーバ106から基準印刷特性情報LUToが入力され(この機能要素が基準印刷特性情報取得手段)、基準印刷特性情報DB141に蓄積されるようになっているようになっている。さらに、PC12の図示省略の入力装置からは対象印刷機105の印刷特性情報が入力され(この機能要素が対象印刷情報取得手段)、対象印刷特性情報DB142に記憶されるようになっている。
なお、対象印刷機の印刷特性情報LUTは上述した基準印刷特性情報LUToと同様に、ISO/TC130国内委員会が制定した新聞印刷JapanColor基準の印刷絵柄(基本となる4つのインキ色〔墨(k)、藍(c)、紅(m)、黄(y)〕の種々の組み合わせを有する絵柄)を基準濃度Dsで印刷し、IRGB濃度計で実測を行うことにより、4つのインキ色の様々な網点面積率の組み合わせに対応したIRGB濃度計による実測値(混色網濃度IRGBの値)のルックアップテーブル(LUT)として求めることができる。以下、対象印刷機105の印刷特性情報を対象印刷特性情報LUTrという。
API関数DB143には、予め公知のAPI(オートプリセットインキング)関数が入力されている。このAPI関数は印刷物の濃度を基準濃度Dsにするため各キーゾーンの画線率A(Ak,Ac,Am,Ay)とキー開度K(Kk,Kc,Km,Ky)との対応関係を規定する関数であり、実際に印刷を行って得られる画線率とインキキー開度と濃度との関係から求められる。
制御装置20は、インキキー7のキーゾーン毎にインキ供給量を設定するインキ供給量設定手段として機能するものであり、インキキー7を開閉させる図示しない開閉装置を制御しており、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dのインキキー7毎に独立してキー開度を調整することができる。
また、演算装置10には、紙面に対する印刷絵柄を表示する表示装置(印刷エリアモニタ)が接続されており、この印刷エリアモニタ40がタッチパネルとしての機能も持っている。このタッチパネル40により、工場データサーバ106からDSP11に入力された製版データを印刷シート8の印刷面を画像に変換したものが表示され、印刷面上の任意の領域をオペレータが指で選択して、色調制御の注目画素領域を設定できるようになっている(この機能要素が注目画素領域設定手段)。そして、網点面積率データk,c,m,y及び注目画素領域内情報をPC12に出力するようになっている。なお、この注目画素領域の設定方法としては、この他にも製版データに関連づけられた印刷用ジョブチケットデータに注目画素領域情報を書き込んでおき、注目画素領域を自動で設定するようにしてもよい。
図4は演算装置10によるインキ供給量プリセットにかかる処理フローを示す図である。以下、図4を中心に本発明の印刷機のインキ供給量プリセットにかかる演算装置10による処理内容について説明する。
図4に示すように、まず、ステップS100としてインキ供給量演算部15は、インキ供給ゾーン毎の網点面積率データk,c,m,yから画線率A(Ak,Ac,Am,Ay)求める(この機能要素が画線率データ取得手段)。画線率Aとは各キーゾーンに対応する網点面積率の平均値である。
次に、ステップS110としてインキ供給量演算部15は、API関数DB143からAPI関数を取得し(この機能要素が対応関係取得手段)、このAPI関数に画線率A(Ak,Ac,Am,Ay)を当てはめて、対応する基準インキ供給量としてのインキキー開度K(Kk,Kc,Km,Ky)を求める(この機能要素が基準インキ供給量取得手段)。そしてインキキー開度K(Kk,Kc,Km,Ky)はインキ供給量補正部18に入力される。
色変換部14は、ステップS120〜S160の処理を行う。まず、ステップS120として、DSP11から出力された注目画素領域情報に基づいて注目画素領域内の網点面積率データ(注目網点面積率データ)ki,ci,mi,yiを求めこれを基準印刷特性情報LUToに当てはめることにより、基準混色網濃度Io,Ro,Go,Boを求める(この機能要素が基準混色網濃度取得手段)。
次にステップS130として色変換部14は、DSP11から出力された注目網点面積率データki,ci,mi,yiを対象印刷特性情報LUTrに当てはめることにより対象混色網濃度Ir,Rr,Gr,Brを求める(この機能要素が対象混色網濃度取得手段)。
そして、ステップS140として、ステップS120で求めた基準混色網濃度Io,Ro,Go,Bo、及びステップS130で演算された対象混色網濃度Ir,Rr,Gr,Brに対応する各インキ色の網点面積率をそれぞれ演算する(これらの機能要素が第1の網点面積率演算手段及び第2の網点面積率演算手段)。この演算はいずれも対象印刷特性情報DB142に記憶された対象印刷特性情報LUTrに基づき、基準混色網濃度Io,Ro,Go,Boに対応する各インキ色の網点面積率を第1の網点面積率ko,co,mo,yoとして演算して求め、対象混色網濃度Ir,Rr,Gr,Brに対応する各インキ色の網点面積率を第2の網点面積率kr,cr,mr,yrとして演算して求める。
次に、色変換部14は、ステップS150として、第1の網点面積率ko,co,mo,yo、及び第2の網点面積率kr,cr,mr,yrに対応する各インキ色の第1の単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayo及び第2の単色網濃度Dakr,Dacr,Damr,Dayrをそれぞれ演算する(これらの機能要素が第1の単色網濃度演算手段及び第2の単色網濃度演算手段)。
この演算の概念について、図5及び図6に示す特性曲線を示すマップを用いて説明する。なお、実際にはこれらの特性曲線で表すことができる相関関係を記憶したデータベースなどを参照して演算処理を実行するものであるが、理解の容易のために、以下、図5及び図6に示すマップを用いて説明を行う。ここで、図5は網点面積率を変化させた場合に実測される単色網濃度を特性曲線としてプロットしたマップの一例である。このマップに示した特性曲線で表される相関関係は、事前に測定されたデータに基づき作成される。
図5に示した相関関係を用いた制御では、墨色の第1の網点面積率ko、第2の網点面積率kをマップに照らし合わせることで、マップ中の特性曲線からそれぞれ第1の単色網濃度Dakoと第2の単色網濃度Dakrとが求められる。
このようにして、色変換部14は、各インキ色の第1の単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと第2の単色網濃度Dakr,Dacr,Damr,Dayrとを求める。
次に、色変換部14は、ステップS160として、第1の単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと第2の単色網濃度Dakr,Dacr,Damr,Dayrとの偏差に対応する各インキ色のベタ濃度偏差ΔDs(ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsy)を演算する(この機能要素がベタ濃度偏差演算手段)。
ここで、ベタ濃度について説明すると、ベタ濃度は印刷物に付着したインキの厚さに相関する値である。また、単色網濃度に対応したベタ濃度を求める場合、単色網濃度はベタ濃度と網点面積率とに依存する。例えば、同一の単色網濃度に対しては、網点面積率が高いほどベタ濃度は低くなる。そこで、色変換部14は、図6に示すようなマップに示されるような特性曲線をなす相関関係データを用いて演算を行う。図6は単色ベタ濃度を変化させた場合に計測される単色網濃度を網点面積率(つまり、目標網点面積率となりうる大小多数の網点面積率)毎に特性曲線としてプロットしたマップの一例であるが、このマップに示した特性曲線で表される相関関係は前述した図5に示した相関関係データと同様、事前に測定されたデータにより作成されている。色変換部14は、各インキ色について第1の網点面積率ko,co,mo,yoに対応する特性曲線(相関関係)を選択し、選択した特性曲線に第1の単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと第2の単色網濃度Dakr,Dacr,Damr,Dayrとを対応させることにより、ベタ濃度偏差ΔDs(ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsy)を求める。図6に示す例では、墨色の第1の網点面積率koが75%の場合に、第1の単色網濃度Dako、第2の単色網濃度Dakrをマップに照らし合わせることで、マップ中の75%特性曲線から墨色のベタ濃度偏差ΔDskが求められている。
色変換部14で演算された各インキ色のベタ濃度偏差ΔDs(ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsy)は、インキ供給量補正部18に入力される。
インキ供給量補正部18は、ステップS170として、インキキー開度K(Kk,Kc,Km,Ky)とベタ濃度偏差ΔDs(ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsy)とに基づいて補正後インキキー開度K′(K′k,K′c,K′m,K′y)を算出する(この機能要素がインキ供給量算出手段)。
補正後インキキー開度K′の算出にかかる演算について説明すると、補正後インキキー開度をK′、インキキー開度をK、ベタ濃度偏差をΔDs、基準濃度をDsとすると補正後インキキー開度K′は次式によって求められる。
K′=(Ds±ΔDs)/Ds×K・・・(1)
なお、上式(1)は、第1の単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoよりも第2の単色網濃度Dakr,Dacr,Damr,Dayrの方が大きい場合には、
K′=(Ds−ΔDs)/Ds×K・・・(1)′となり、
第1の単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoよりも第2の単色網濃度Dak,Dac,Dam,Dayの方が小さい場合には、
K′=(Ds+ΔDs)/Ds×K・・・(1)′′となる。
そしてステップS180として、補正後インキキー開度K′(K′k,K′c,K′m,K′y)をキー開度信号として印刷機の制御装置20に送信する。
印刷機の制御装置20は、ステップS190として、演算装置10のインキ供給量補正部18から送信されたキー開度信号Kk,Kc,Km,Kyに基づき各印刷ユニット2a,2b,2c,2dの各インキキー7の開度をプリセットする(この機能要素がインキ供給量設定手段)。
これにより、対象印刷機105の各インキ供給ゾーンの各インキ色のインキ供給量は、基準印刷機102によって基準濃度Dsで印刷した場合の色調に見合ったものにプリセットされることになる。
次に、インキキー開度がプリセットされた後の印刷機の色調制御について図7,図8を用いて説明する。
図7は本発明の第1実施形態にかかる新聞用オフセット輪転機の印刷立ち上がり時の色調制御にかかる演算装置10のインキ供給量自動設定機能に着目したときの機能ブロック図である。
演算装置10は、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)11とPC(パソコン)12とから構成される。また、ここではPC12には色変換部14,インキ供給量演算部15,オンライン制御部16及びキー開度リミッタ演算部17としての機能が割り当てられている。さらに、PC12には記憶領域として、基準印刷特性情報DB141,対象印刷特性情報DB142及びAPI関数DB143を備えている。
そして、演算装置10の入力側には、ラインセンサ型IRGB濃度計1が接続され、出力側には制御装置20が接続されている。
図8は演算装置10によって行われる印刷開始からOKシートが印刷されるまでのインキ供給量の自動設定にかかる処理フローを示す図である。以下、図8を中心に演算装置10による処理内容について説明する。
ステップS190において、各インキキー開度がプリセットされると、ステップU5として印刷を開始する。
次にステップU10として、ラインセンサ型IRGB濃度計1が印刷シート8全面の一画素毎の反射光量i′,r′,g′,b′を計測する。IRGB濃度計1で計測された各画素の反射光量i′,r′,g′,b′はDSP11に入力される。
DSP11は、ステップU20として、各画素の反射光量i′,r′,g′,b′について所定の印刷枚数単位で移動平均を行うことで、ノイズ成分を除去した各画素の反射光量i,r,g,bを算出する。そして、ステップU30として、反射光量i,r,g,bをキーゾーン毎に平均処理し、白紙部分の反射光量を基準とする混色網濃度(実混色網濃度)I,R,G,Bを演算する。例えば、白紙部分の赤外光の反射光量をipとし、キーゾーン内の赤外光の平均反射光量をikとすると、赤外光の実混色網濃度IはI=log10(ip/ik)として求められる。DSP11で演算されたキーゾーン毎の実混色網濃度I,R,G,Bは、上述のステップS120で求めた混色網濃度の目標値(目標混色網濃度)としての基準混色網濃度Io,Ro,Go,BoとともにPC12の色変換部14に入力される。
なお、ここでは、印刷物の色調を基準印刷機の色調に合わせるため、上述の基準混色網濃度Io,Ro,Go,Boを目標混色網濃度としている。しかし例えば、対象印刷機のみで印刷を行う場合など印刷物の色調を基準印刷機に合わせる必要がない場合には上述の対象混色網濃度Ir,Rr,Gr,Brを目標混色網濃度とする。これにより、印刷物を基準濃度Dsで印刷することができる。
色変換部14は、ステップU40,U50及びU60の処理を行う。まず、ステップU
40として、上述の基準混色網濃度Io,Ro,Go,Bo、及び、ステップU30で演算された実混色網濃度I,R,G,Bに対応する各インキ色の網点面積率をそれぞれ演算する。この演算には対象印刷特性情報LUTrに基づき、基準混色網濃度Io,Ro,Go,Boに対応する各インキ色の網点面積率を目標網点面積率kt,ct,mt,ytとして演算し、実混色網濃度I,R,G,Bに対応する各インキ色の網点面積率を実網点面積率k,c,m,yとして演算する。
次に、色変換部14は、ステップU50として、目標網点面積率kt,ct,mt,yt、及び実網点面積率k,c,m,yに対応する各インキ色の単色網濃度をそれぞれ演算する。この演算は、上述のステップS150と同様に図5に示すようなマップを用いる。
次に、色変換部14は、ステップU60として、目標単色網濃度Dakt,Dact,Damt,Daytと実単色網濃度Dak,Dac,Dam,Dayとの偏差に対応する各インキ色のベタ濃度偏差ΔDskr,ΔDscr,ΔDsmr,ΔDsyrを演算する。
色変換部14で演算された各インキ色のベタ濃度偏差ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsyは、インキ供給量演算部15に入力される。インキ供給量演算部15は、まず、ステップU70として、ベタ濃度偏差ΔDskr,ΔDscr,ΔDsmr,ΔDsyrに対応するキー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyを演算する。キー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyは、各インキキー7の現在のキー開度Kk0,Kc0,Km0,Ky0(前回のステップU100の処理で印刷機の制御装置20に出力したキー開度Kk,Kc,Km,Ky)に対する増減量であり、インキ供給量演算部15は、API関数を用いて演算を行う。
画線率Aは、図4のステップS100で求めたものを用いることができる。具体的には、基準濃度Ds(Dsk,Dsc,Dsm,Dsy)に対するベタ濃度偏差ΔDsr(ΔDskr,ΔDscr,ΔDsmr,ΔDsyr)の比率kd(kd=ΔDsr/Ds)を求めるとともに、画線率Aに対する基準濃度にするためのキー開度KをAPI関数を使って求め、これらの積としてベタ濃度偏差ΔDsrをゼロにするためのキー開度偏差量ΔK(ΔK=kd×K)を求める。
次に、オンライン制御部16は、ステップU80として、色変換部14で演算されたキー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyを、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dからラインセンサ型IRGB濃度計1までの無駄枚数、時間あたりのインキキー7の反応時間、及び印刷速度を考慮して補正する。この補正は、キー開度信号が入力されてからインキキー7が動き、インキキー開度が変更されて印刷シートに供給されるインキ量が変化し、IRGB濃度計1に反射光量の変化として検出されるまでの時間遅れを考慮したものである。このようなむだ時間の大きいオンラインフィードバック制御系としては、例えばむだ時間補償付PI制御等が最適である。オンライン制御部16は、補正後のキー開度偏差量(オンライン制御用キー開度偏差量)ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyに現在のキー開度Kk0,Kc0,Km0,Ky0を加算したオンライン制御用キー開度Kk1,Kc1,Km1,Ky1をキー開度リミッタ演算部17に入力する。
キー開度リミッタ演算部17は、ステップU90として、オンライン制御部16で演算されたオンライン制御用キー開度Kk1,Kc1,Km1,Ky1に対して上限値を規制する補正を行う。これは、特に低画線部における色変換アルゴリズム(ステップU40,U50,U60の処理)の推定誤差によりインキキー開度が異常に増大することを規制するための処理である。そして、キー開度リミッタ演算部17は、ステップU100として、上限値を規制したインキキー開度Kk,Kc,Km,Kyをキー開度信号として印刷機の制御装置20に送信する。
制御装置20は、ステップU105として、演算装置10から送信されたキー開度信号Kk,Kc,Km,Kyに基づき各印刷ユニット2a,2b,2c,2dの各インキキー7の開度を調節する。そして、インキ膜厚を安定されるための所定の胴回転数だけ印刷を行い、再びステップU10として、印刷シート8の一画素毎の反射光量i′,r′,g′,b′がDSP11に入力される。
印刷機の制御装置20は、再びステップU5として、演算装置10から送信されたキー開度信号Kk,Kc,Km,Kyに基づき各印刷ユニット2a,2b,2c,2dの各インキキー7の開度を調節し、印刷を行う。これにより、各インキ色のインキ供給量は、キーゾーン毎に基準印刷機102の印刷特性に見あったものにコントロールされることとなる。
また、所望の色調の印刷物(OKシート)が得られた後は、上述のステップU10〜U105の処理を繰り返し行うことにより、インキ供給量のフィードバック制御が行われる。
ところで、本実施形態の新聞用オフセット輪転機は、インキの予備供給を行うインキプロファイルコントロール(プロコン)システムも備えている。このプロコンシステムとは印刷開始に先立って予め適当な量のインキをインカー内のインキローラ5上に巻く、すなわち、所定膜厚のインキ膜を印刷前に予めインキローラ群5のローラ表面上に形成しておくことで、印刷開始後、速やかに所望の濃度の印刷シートを得られるようにする処理システムである。なお、インキローラ5上に形成するインキ膜厚が大きい場合には、印刷開始直後の印刷シートの色調が濃くなり、反対にローラ上のインキ膜厚を少なくすれば印刷シートの色調が薄くなる。
インキの予備供給量は同じインキキー開度であれば、印刷胴(版胴4、ブランケット胴3等)の累積回転数によって決まる。
本実施形態では、演算装置10に最適なインキ予備供給量に対応する印刷胴の目標累積回転数Nが予め登録されており、インキ予備供給時にはこの目標累積回転数Nを読み出し、印刷胴の実際の累積回転数が目標累積回転数Nの値になるように図示しないモータによって印刷胴を回転させるようになっている。
この目標累積回転数Nは、印刷を行う印刷機の印刷特性(即ち、対象印刷特性情報LUTr)に応じて予め公知の方法(例えば、特開2005−81681の段落0070〜段落0075に記載の方法)で求めることができる。
しかし、基準印刷機による印刷物の色調を色調の目標とする場合には、基準印刷特性情報LUTと対象印刷特性情報LUTrとの差異に対応してインキの予備供給量(即ち、目標累積回転数N)も補正したほうがよい。
この補正の方法としては、上述のインキキーのプリセットの場合と同様に、上述の図4のステップS120〜S160の処理を行い、第1の単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと第2の単色網濃度Dakr,Dacr,Damr,Dayrとの偏差に対応する各インキ色のベタ濃度偏差ΔDsを求めておき、目標累積回転数Nとベタ濃度偏差ΔDsとに基づいて補正後目標累積回転数N′を演算する。この演算は、上述の式(1)においてインキキー開度Kを目標累積回転数N、補正後インキキー開度K′を補正後目標累積回転数N′に置き換えることで得られる演算式(2)で表される。
N′=(Ds±ΔDs)/Ds×N・・・(2)
ただし、ΔDsはベタ濃度偏差,Dsは基準濃度である。
本発明の一実施形態にかかる印刷機のインキ供給量プリセット方法及びプリセット装置並びに印刷システムは上述のように構成されているので、同一絵柄の印刷物を複数の印刷工場で印刷を行う場合には、印刷管理センター100から各印刷工場101A〜101Cに、印刷絵柄の製版データと共に基準印刷特性情報LUToが供給される。
そして、各印刷工場101A〜101Cでは、対象印刷機102で印刷を行う場合に印刷管理センターから供給された基準印刷特性情報LUToに基づいて基準印刷機における印刷物の色調に見合ったインキ供給量のプリセットが行われる。
このように、本実施形態にかかるインキ供給量プリセット方法及びプリセット装置並び印刷システムによれば、対象印刷機において、基準印刷機による印刷物の色調を目標としたインキ供給量がプリセットされることになるので、対象印刷機での印刷開始後、印刷物の色調を速やかに所望の色調に近づけることができる。また、印刷開始前に印刷機の印刷胴にインキを予備供給する際にも基準印刷機の印刷特性(基準印刷特性情報LUT)に対応したインキ供給量が予備供給されることになるので印刷開始後、印刷物の色調を速やかに所望の色調に近づけることができる。
加えて、印刷立ち上げ制御の際にも目標となる混色網濃度が、基準印刷特性情報に基づいて得られる基準混色網濃度に設定されるので、印刷物の色調をさらに速やかに所望の色調に近づけることができる。
これにより、印刷開始からOKシートが得られるまでの印刷立ち上げ制御にかかる時間を短縮することができ、印刷にかかる作業効率を向上させることができる上、損紙の発生を低減することができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、プリセットするインキ供給量(インキキー開度)の算出にかかる演算装置10においての処理についてのみ、第1実施形態のものと異なっている。このため、第1実施形態と同様のものについては説明を省略し、同符号を用いて説明する。
本実施形態において、プリセットされるインキキー開度(補正後インキキー開度K′)以下図9に示すフローに従い、求めるようになっている。
図9に示すように、まず、ステップT100として演算装置10はインキ供給ゾーン毎の網点面積率データk,c,m,yを取得する(網点面積率データ取得手段)。
ステップT110として、インキ供給ゾーン毎の網点面積率データk,c,m,yを基準印刷特性情報LUToに当てはめることにより、基準混色網濃度Io,Ro,Go,Boを求める(基準混色網濃度取得手段)。なお、本実施形態では、第1実施形態とは異なり注目画素領域の設定は行わず、各インキ供給ゾーンに対応する網点面積率データk,c,m,yから基準混色網濃度Io,Ro,Go,Boを求める。
そして、ステップT120として、ステップT110で求めた基準混色網濃度Io,Ro,Go,Boに対応する各インキ色の網点面積率(補正網点面積率)をそれぞれ演算する(補正網点面積率取得手段)。この演算は対象印刷特性情報DB142に記憶された対象印刷特性情報LUTrに基づき、基準混色網濃度Io,Ro,Go,Boに対応する各インキ色の網点面積率を補正網点面積率ko′,co′,mo′,yo′として求める。
次に、ステップT130として、補正網点面積率ko′,co′,mo′,yo′からインキ供給ゾーン毎の画線率データ(補正画線率)A′(Ak′,Ac′,Am′,Ay′)求める(画線率データ取得手段)。なお、補正画線率A′は各キーゾーンに対応する補正網点面積率ko′,co′,mo′,yo′を平均することによって求めることができる。
次に、ステップT140として、API関数DB143からAPI関数を取得し(対応関係取得手段)、このAPI関数に補正画線率A′(Ak′,Ac′,Am′,Ay′)を当てはめて、基準印刷特性情報に対応する基準インキ供給量としてのインキキー開度K′(Kk,Kc,Km,Ky)を求める(インキ供給量導出手段)。
そしてステップT150として、演算装置10はインキキー開度K′(K′k,K′c,K′m,K′y)をキー開度信号として印刷機の制御装置20に送信し、ステップT160としてキー開度信号に合わせて各インキキー7の開度がプリセットされる。
本発明の第2実施形態にかかる印刷機のインキ供給量プリセット方法及びプリセット装置は上述のように構成されているので、上述の第1実施形態と同様に対象印刷機において、基準印刷特性情報LUToから基準印刷機による印刷物の色調を目標としたインキ供給量を求め、これをプリセットすることで対象印刷機での印刷開始後印刷物の色調を速やかに所望の色調に近づけることができる。また、これに加えて本実施形態では、プリセットにかかるインキ供給量の算出にかかる処理を単純化することができるという利点もある。
(その他)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、通信回線104を介して印刷管理センター100から各印刷工場101A〜103Cに基準印刷特性情報LUToを供給するようにしているが、反対に、通信回線を介して各印刷工場から印刷管理センターに対象印刷特性情報LUTrを送信するようにしてもよい。
この場合には、印刷管理センターに本発明のインキ供給インキ供給量プリセット装置を設置し、印刷管理センターにおいて対象印刷機毎に、プリセットされるインキ供給量を算出し、演算したインキ供給量を通信回線を介して各印刷工場に供給するすればよい。このようにすれば、各印刷工場で、基準印刷機による色調を目標の色調としたインキ供給量を対象印刷機にプリセットすることができ、そのうえ各印刷工場の印刷特性情報を印刷管理センターで一括管理できるという利点もある。
また、上述の実施形態では、基準印刷機及び対象印刷機はそれぞれ別々の印刷工場に設置されているが、基準印刷機及び対象印刷機は同一の印刷工場に設置してもよい。つまり、同工場内の複数の印刷機で同一絵柄の印刷を行う場合においても、複数の印刷機の内の1台を基準印刷機とし、残りの印刷機を対象印刷機として本発明を適用することが可能である。
また、実施形態では印刷機として新聞用オフセット輪転機を例に説明したが、本発明はこれに限らず、インキ供給量を調整することで色調制御を行う印刷機であれば適用することができる。
本発明の第1実施形態にかかる印刷機のインキ供給量プリセット方法及びインキ供給量プリセット装置並びに印刷システムを概略構成を示す構成図である。 本発明の第1実施形態にかかる対象印刷機としての新聞用オフセット輪転機の概略構成を示す図である。 図2の演算装置のインキ供給量プリセット機能に着目した機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態としてのインキ供給量プリセットにかかる処理フローを示すフローチャートである。 単色網濃度を網点面積率に対応づけるマップである。 ベタ濃度を網点面積率と単色網濃度とに対応づけるマップである。 図1の演算装置の印刷立ち上げ制御時のインキ供給量自動設定機能に着目した機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態にかかるインキ供給量プリセットしてからOKシートを印刷するまでのインキ供給量制御にかかる処理フローを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかるインキ供給量プリセットにかかる処理フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1 ラインセンサ型IRGB濃度計
2a,2b,2c,2d 印刷ユニット
3 ブランケット胴
4 版胴
5 インキローラ群
6 インキ元ローラ
7 インキキー
8 印刷シート
9 モータ
10 演算装置
11 DSP
12 PC
14 色変換部
15 インキ供給量演算部
16 オンライン制御部
17 キー開度リミッタ演算部
18 インキ供給量補正部
20 制御装置
40 印刷エリアモニタ
100 印刷管理センター
101A,101B,101C 印刷工場
102 基準印刷機
103 管理データサーバ
104 通信回線
105 対象印刷機
106 工場データサーバ
141 基準印刷特性情報DB
142 対象印刷特性情報DB
143 API関数DB
144 回線数DB

Claims (15)

  1. 印刷開始前に予めインキ供給ゾーン毎のインキ供給量をプリセットする印刷機のインキ供給量プリセット方法であって、
    色調の基準となる基準印刷機で特性情報取得用絵柄を基準ベタ濃度で印刷したときの印刷特性情報を基準印刷特性情報として取得する基準印刷特性情報取得ステップと、
    印刷を行う対象印刷機で所定の絵柄を前記の基準ベタ濃度で印刷したときの印刷特性情報を対象印刷特性情報として取得する対象印刷特性情報取得ステップと、
    前記の基準ベタ濃度で印刷した場合の画線率とインキ供給量との対応関係を取得する対応関係取得ステップと、
    印刷する印刷絵柄の各画素の網点面積率のデータであるデータ網点面積率を取得する網点面積率データ取得ステップと、
    前記基準印刷特性情報に基づいて前記データ網点面積率に対応するI(赤外光),R(赤)G(緑),B(青)の混色網濃度である基準混色網濃度を取得する基準混色網濃度取得ステップと、
    前記の画線率とインキ供給量との対応関係と、前記データ網点面積率に基づく各インキ供給ゾーン毎の画線率と、前記対象印刷特性情報と、前記基準混色網濃度とに基づいて、前記対象印刷機の印刷により前記基準混色網濃度を得るためのインキ供給量を取得するインキ供給量取得ステップと、
    前記インキ供給量に基づいて各インキ供給ゾーンのインキ供給量をプリセットするインキ供給量設定ステップと、を有する
    ことを特徴とする、印刷機のインキ供給量プリセット方法。
  2. 前記インキ供給量取得ステップは、
    前記データ網点面積率を平均して各インキ供給ゾーン毎の画線率データを取得する画線率データ取得ステップと、
    前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて、前記画線率データに対応するインキ供給量を導出するインキ供給量導出ステップと、を有する
    ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機のインキ供給量プリセット方法。
  3. 前記インキ供給量導出ステップは、
    前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて前記画線率データに対応する各インキ供給ゾーンの基準濃度でのインキ供給量である基準インキ供給量を取得する基準インキ供給量取得ステップと、
    前記対象印刷特性情報に基づいて前記網点面積率に対応する対象混色網濃度を取得する対象混色網濃度取得ステップと、
    前記対象印刷特性情報に基づいて前記基準混色網濃度に対応した網点面積率である第1の網点面積率を演算する第1の網点面積率演算ステップと、
    予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づいて前記第1の網点面積率に対応した第1の単色網濃度を演算する第1の単色網濃度演算ステップと、
    前記対象印刷特性情報に基づいて前記対象混色網濃度に対応した網点面積率である第2の網点面積率を演算する第2の網点面積率演算ステップと、
    前記の網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づいて前記第2の網点面積率に対応した第2の単色網濃度を演算する第2の単色網濃度演算ステップと、
    網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係に基づき、前記データ網点面積率のもとでの前記第1の単色網濃度と前記第2の単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を演算するベタ濃度偏差演算ステップと、
    前記基準濃度と前記ベタ濃度偏差とに基づいて前記基準インキ供給量を補正して前記インキ供給量を算出するインキ供給量算出ステップと、を有する
    ことを特徴とする、請求項2記載の印刷機のインキ供給量プリセット方法。
  4. 前記印刷絵柄中の特定の画素領域を注目画素領域として設定する注目画素領域設定ステップを有し、
    前記基準混色網濃度取得ステップでは前記注目画素領域内の前記データ網点面積率を用いる
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷機のインキ供給量プリセット方法。
  5. 前記インキ供給量取得ステップは、
    前記対象印刷特性情報に基づいて前記基準混色網濃度に対応した網点面積率を補正網点面積率として取得する補正網点面積率取得ステップと、
    前記補正網点面積率を平均して各インキ供給ゾーン毎の画線率データを補正画線率データとして取得する補正画線率データ取得ステップと、
    前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて、前記補正画線率データに対応するインキ供給量を導出するインキ供給量導出ステップと、を有する
    ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機のインキ供給量プリセット方法。
  6. 前記所定の絵柄は、黒,藍,紅,黄の各インキの網点面積率k,c,m,yの種々の組み合わせを有するものであって、
    前記基準印刷特性情報は、
    前記基準印刷機で前記所定の絵柄を基準ベタ濃度で印刷し、印刷物の混色網濃度をIRGB濃度計で実測し、これにより得られる各インキ色の網点面積率k,c,m,yと混色網濃度I,R,G,Bとの対応関係を規定したLUTであり、
    前記対象印刷特性情報は、
    前記対象印刷機で前記所定の絵柄を基準ベタ濃度で印刷し、印刷物の混色網濃度をIRGB濃度計で実測し、これにより得られる各インキ色の網点面積率k,c,m,yと混色網濃度I,R,G,Bとの対応関係を規定したLUTである
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷機のインキ供給量プリセット方法。
  7. 前記網点面積率データ取得ステップでは、kcmy網点面積率データを含む製版データに基づいて前記網点面積率データを取得する
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の印刷機のインキ供給量プリセット方法。
  8. 印刷開始前に予めインキ供給ゾーン毎のインキ供給量をプリセットする印刷機のインキ供給量プリセット装置であって、
    色調の基準となる基準印刷機で特性情報取得用絵柄を基準ベタ濃度で印刷したときの印刷特性情報を基準印刷特性情報として取得する基準印刷特性情報取得手段と、
    印刷を行う対象印刷機で所定の絵柄を前記の基準ベタ濃度で印刷したときの印刷特性情報を対象印刷特性情報として取得する対象印刷特性情報取得手段と、
    前記の基準ベタ濃度で印刷した場合の画線率とインキ供給量との対応関係を取得する対応関係取得手段と、
    印刷する印刷絵柄の各画素の網点面積率のデータであるデータ網点面積率を取得する網点面積率データ取得手段と、
    前記基準印刷特性情報に基づいて前記データ網点面積率に対応するI(赤外光),R(赤)G(緑),B(青)の混色網濃度である基準混色網濃度を取得する基準混色網濃度取得手段と、
    前記の画線率とインキ供給量との対応関係と、前記データ網点面積率に基づく各インキ供給ゾーン毎の画線率と、前記対象印刷特性情報と、前記基準混色網濃度とに基づいて、前記対象印刷機の印刷により前記基準混色網濃度を得るためのインキ供給量を取得するインキ供給量取得手段と、
    前記インキ供給量に基づいて各インキ供給ゾーンのインキ供給量をプリセットするインキ供給量設定手段と、を有する
    ことを特徴とする、印刷機のインキ供給量プリセット装置。
  9. 前記インキ供給量取得手段は、
    前記データ網点面積率を平均して各インキ供給ゾーン毎の画線率データを取得する画線率データ取得手段と、
    前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて、前記画線率データに対応するインキ供給量を導出するインキ供給量導出手段と、を有する
    ことを特徴とする、請求項8記載の印刷機のインキ供給量プリセット装置。
  10. 前記インキ供給量導出手段は、
    前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて前記画線率データに対応する各インキ供給ゾーンの基準濃度でのインキ供給量である基準インキ供給量を取得する基準インキ供給量取得手段と、
    前記対象印刷特性情報に基づいて前記網点面積率に対応する対象混色網濃度を取得する対象混色網濃度取得手段と、
    前記対象印刷特性情報に基づいて前記基準混色網濃度に対応した網点面積率である第1の網点面積率を演算する第1の網点面積率演算手段と、
    予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づいて前記第1の網点面積率に対応した第1の単色網濃度を演算する第1の単色網濃度演算手段と、
    前記対象印刷特性情報に基づいて前記対象混色網濃度に対応した網点面積率である第2の網点面積率を演算する第2の網点面積率演算手段と、
    前記の網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づいて前記第2の網点面積率に対応した第2の単色網濃度を演算する第2の単色網濃度演算手段と、
    網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係に基づき、前記データ網点面積率のもとでの前記第1の単色網濃度と前記第2の単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を演算するベタ濃度偏差演算手段と、
    前記基準濃度と前記ベタ濃度偏差とに基づいて前記基準インキ供給量を補正して前記インキ供給量を算出するインキ供給量算出手段と、を有する
    ことを特徴とする、請求項9記載の印刷機のインキ供給量プリセット装置。
  11. 前記印刷絵柄中の特定の画素領域を注目画素領域として設定する注目画素領域設定手段を有し、
    前記基準混色網濃度取得手段では前記注目画素領域内の前記データ網点面積率を用いる
    ことを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1項に記載の印刷機のインキ供給量プリセット装置。
  12. 前記インキ供給量取得手段は、
    前記対象印刷特性情報に基づいて前記基準混色網濃度に対応した網点面積率を補正網点面積率として取得する補正網点面積率取得手段と、
    前記補正網点面積率を平均して各インキ供給ゾーン毎の画線率データを補正画線率データとして取得する補正画線率データ取得手段と、
    前記の画線率とインキ供給量との対応関係に基づいて、前記補正画線率データに対応するインキ供給量を導出するインキ供給量導出手段と、を有する
    ことを特徴とする、請求項8記載の印刷機のインキ供給量プリセット装置。
  13. 前記所定の絵柄は、黒,藍,紅,黄の各インキの網点面積率k,c,m,yの種々の組み合わせを有するものであって、
    前記基準印刷特性情報は、
    前記基準印刷機で前記所定の絵柄を基準ベタ濃度で印刷し、印刷物の混色網濃度をIRGB濃度計で実測し、これにより得られる各インキ色の網点面積率k,c,m,yと混色網濃度I,R,G,Bとの対応関係を規定したLUTであり、
    前記対象印刷特性情報は、
    前記対象印刷機で前記所定の絵柄を基準ベタ濃度で印刷し、印刷物の混色網濃度をIRGB濃度計で実測し、これにより得られる各インキ色の網点面積率k,c,m,yと混色網濃度I,R,G,Bとの対応関係を規定したLUTである
    ことを特徴とする、請求項8〜12のいずれか1項に記載の印刷機のインキ供給量プリセット装置。
  14. 前記網点面積率データ取得手段では、kcmy網点面積率データを含む製版データに基づいて前記網点面積率データを取得する
    ことを特徴とする、請求項8〜13のいずれか1項に記載の印刷機のインキ供給量プリセット装置。
  15. 請求項8〜14のいずれか1項に記載の印刷機のインキ供給供給量プリセット装置を備えた対象印刷機を有する単数あるいは複数の印刷工場と、
    通信ネットワークを介して各印刷工場に対して色調の基準となる基準印刷機の印刷特性情報を供給する管理センターと
    を備えたことを特徴とする、印刷システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060930A1 (ja) * 2007-11-08 2009-05-14 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. オフセット印刷機及びオフセット印刷方法
JP2009119859A (ja) * 2007-10-23 2009-06-04 Fujifilm Corp 濃度算出装置、濃度設定装置、濃度算出プログラム、および濃度設定プログラム

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