JP2007198387A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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佳明 宮里
Tsuneyasu Nohara
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Abstract

【課題】交番トルクのロッカアームから制御軸への伝達性を低下させて減速歯車機構の各歯車間の衝突打音の発生を抑制する。
【解決手段】外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、バルブスプリングのばね力に抗して機関弁を開作動させる揺動カムと、一端部23aが前記駆動カムに連係する一方、他端部23bが前記揺動カムに連係したロッカアーム23と、ロッカアームを、偏心制御カム33を介して揺動自在に支承する制御軸32と、制御軸を回転駆動させるアクチュエータと、を備えている。前記制御カムが挿通支持するロッカアームの支持孔23dの前記駆動軸側の内周面に、油溝50を形成して、ロッカアームから制御軸に伝達される交番トルクを低減させる。
【選択図】図13

Description

本発明は、例えば吸気弁あるいは排気弁のバルブリフト量を機関運転状態に応じて可変にできる内燃機関の可変動弁装置に関する。
この種の従来の可変動弁装置としては、本出願人が先に出願した以下の特許文献1などに記載されたものがある。
図16に基づいて概略を説明すれば、この可変動弁装置は、吸気弁側に適用されたもので、クランク軸の回転に同期して回転する駆動軸51の外周に、軸心Yが駆動軸51の軸心Xから偏心した駆動カム52が設けられていると共に、駆動カム52の回転力が多節リンク状の伝達機構を介して伝達されて、吸気弁53の上端部に有するバルブリフター54の上面をカム面55が摺接して吸気弁53をバルブスプリング65のばね力に抗して開作動させる揺動カム56を有している。
前記伝達機構は、揺動カム56の上方に配置されて制御軸57に揺動自在に支持されたロッカアーム58と、円環状の一端部59aが駆動カム52の外周面に嵌合しかつ他端部59bがロッカアーム58の一端部58aにピン60を介して回転自在に連結されたリンクアーム59と、一端部61aがロッカアーム58の他端部58bにピン62を介して回転自在に連結され、他端部61bが前記揺動カム56のカムノーズ部56aにピン63を介して回転自在に連結されたリンクロッド61とから構成されている。
また、前記制御軸57は、図外の電動アクチュエータによって減速歯車機構を介して回転駆動されており、その外周面には、軸心P1が制御軸57の軸心P2から所定量αだけ偏心した制御カム64が固定されている。この制御カム64は、ロッカアーム58のほぼ中央に穿設された支持孔58c内に回転自在に嵌入保持されて、その回転位置に応じてロッカアーム58の揺動支点を変化させて、揺動カム56のカム面55のバルブリフター54上面に対する転接位置を変化させて、吸気弁53のバルブリフト量を可変制御するようになっている。
すなわち、機関運転状態が、低回転低負荷域の場合は、図16に示すように、前記電動アクチュエータが減速歯車機構を介して制御軸57を他方向へ回転させて、制御カム64も同方向へ回転させることにより、ロッカアーム58の揺動支点位置を駆動軸51より離れる方向へ移動させる。これにより、ロッカアーム58とリンクロッド61との枢支点が上方に移動して揺動カム56のカムノーズ部56aを引き上げ、これによって揺動カム56のバルブリフター54上面に対する当接位置がリフト部55cから離れる方向に移動する。したがって、吸気弁53は、そのバルブリフト量が最小となるように制御される。
したがって、機関運転状態に応じて機関性能を十分に発揮させる、つまり燃費や出力の向上などを図ることができる。
一方、中回転中負荷域から高回転高負荷域へ移行した場合は、電動アクチュエータにより減速歯車機構を介して制御軸57が破線矢印方向(反時計方向)へ回転して、制御カム64を同方向へ回転させるため、図示のように、ロッカアーム58の揺動支点が駆動軸51に近づく方向に移動する。これにより、揺動カム56は、リンクロッド61などによって端部56aが押し下げられて、バルブリフター54上面の当接位置がリフト部55c側に移動するため、吸気弁53のバルブリフト量が増加するように制御される。
特開2000−120417号公報(特願平10−297711号)
しかしながら、前記従来の可変動弁装置にあっては、制御軸57による制御カム64の回転位置に応じてロッカアーム58の揺動支点を変化させることによりバルブリフト量を大小可変にすることができるものの、駆動カム52の回転による揺動カム56の揺動に伴いバルブスプリング65のばね力に起因した交番トルクが伝達機構を介して制御軸57に伝達されて、減速歯車機構における各歯車間のバックラッシ隙間による各歯側面で衝突打音が発生し易くなる。
すなわち、図16に示すように、バルブスプリング65のばね反力がバルブリフター54から揺動カム56のカムノーズ部56a側に矢印FSとしての力が作用し、このFSによってロッカアーム58の他端部58bには、ピン63とリンクロッド61及びピン62を介して各ピン62、63の軸心Z1,Z3を結ぶ直線方向に矢印FRとしての力が作用する一方、ロッカアーム58の一端部58aには、駆動カム52の偏心回転力による押圧力がリンクアーム59とピン60を介して駆動軸51の軸心Xとピン60の軸心(枢支点Z2)とを結ぶ直線(Q)方向に矢印Faの力として作用する。したがって、制御カム64には、前記FRとFaの合力(Fc)が作用する。このFCが制御軸57を軸心P2回りに時計方向に回そうとする。しかし、リフトが最大になるポイント付近では、ロッカアーム58や制御カム64に作用する負の慣性の影響で、FR,Fa,Fcの向きが逆になる。
このとき、Fcにより制御軸57をP2回りに反時計方向に回そうとする。このため、この合力FCは、駆動軸51の一回転の間に右回りと左回りの交番トルク、つまり制御カム64を図中時計方向あるいは反時計方向に回転させる交番トルクとして作用する。このため、制御軸57にも同じく時計方向あるいは反時計方向へ交番トルクが発生する。
この交番トルクは、制御軸57の回転位置及びバルブリフトの変化に応じてその大きさも変化し、例えばこの交番トルク中、一方の反時計方向のトルクを正とした場合のトルク変化を、図12Aに示す。この図によると、制御軸57には、かかる小バルブリフト制御の回転位置から最大バルブリフトまでに比較的大きな交番トルク変動が伝達されている。
この結果、かかる交番トルクにより制御軸57と図外のアクチュエータとの連係部に存する隙間、つまり、両者間に有する例えば減速歯車機構の各ギアはバックラッシにより歯側面が互いに衝突して比較的大きな衝突打音が発生するおそれがある。
本発明は、前記従来の可変動弁装置の実情に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の発明は、機関のクランク軸に同期して回転し、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、バルブスプリングのばね力に抗して機関弁を開作動させる揺動カムと、一端部が前記駆動カムに連係する一方、他端部が前記揺動カムに連係したロッカアームと、該ロッカアームを制御カムを介して揺動自在に支承する制御軸と、該制御軸を回転駆動させるアクチュエータとを備え、機関運転状態に応じて前記制御軸の回転位置を制御してロッカアームの揺動支点位置を変化させて機関弁のリフト量を可変制御する内燃機関の可変動弁装置において、前記制御カムが挿通支持するロッカアームの支持孔の前記駆動軸側内周面に、油溝を形成したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、前記ロッカアームの前記制御カムが挿通支持する支持孔が形成された前記駆動軸側の部位を、高剛性に形成したことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、制御カムの外周面と該制御カムが挿通支持するロッカアームの支持孔の内周面との間で、かつ前記ロッカアームが前記制御カムの外周面を介してバルブリフト方向に揺動する側の位置に、潤滑油を供給したことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、制御カムと該制御カムが挿通支持する前記ロッカアームの支持孔との間の摩擦係数を、前記制御軸と軸受との間の摩擦係数よりも小さくしたことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、制御カムの外周面に低摩擦材を形成して、該制御カムと前記ロッカアームの支持孔との摩擦係数を、前記制御軸と軸受との間の摩擦係数よりも小さくしたことを特徴としている。
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、油溝内に供給された潤滑油によってロッカアーム支持孔の内周面と制御カムの外周面との間に常時油膜が形成されて、両者間を流体潤滑状態にすることできる。このため、両者間のフリクションを大幅に低減することが可能になり、ロッカアームに伝達された前述の交番トルクの制御カムに対する伝達、つまりロッカアームの揺動による制御カム33の連れ回りが防止される。
この結果、制御軸から減速歯車機構への交番トルクの伝達が抑制されて、各歯間の打音の発生を防止できると共に、制御軸の駆動負荷を低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、バルブリフト上昇方向への揺動に伴うロッカアームに作用する入力荷重とその入力荷重に対する制御カムの反力とによって発生し易い支持孔の駆動軸側の部位の変形が抑制される。
この結果、支持孔の変形による制御カムの外周面と支持孔の内周面との部分的な圧接によるフリクションの増加が抑制されて、ロッカアームから制御軸への交番トルクの伝達を抑制できる。
請求項3に記載の発明によれば、最小リフト制御位置から最大リフト制御までの途中において、バルブリフト上昇方向にロッカアームが揺動すると、制御カムの外周面と支持孔内周面との大きな圧接荷重位置が所定部位の上端側から下端側へ移行するが、このとき、油孔が順次所定部位の上端側から下端側に移動して所定部位側へ常に潤滑油を積極的に供給する。
このため、両者間に油膜が形成されて、潤滑性が向上する。この結果、ロッカアームの揺動に伴う制御軸の連れ回りが防止され、ロッカアームからの交番トルク伝達が抑制される。
請求項4,5に記載の発明によれば、支持孔と制御カムとの間のフリクションを、該両者間に低摩擦材などを設けることによって、制御軸と軸受間のフリクションよりも小さく設定したため、ロッカアームの揺動による制御カムの連れ回りが抑制されるとともに、軸受側のフリクションによって制御軸の挙動の不安定化を抑制できる。
以下、本発明の可変動弁装置の実施形態を図面に基づいて詳述する。この実施形態では、1気筒あたり2つの吸気弁を備えた吸気側に適用され、前記吸気弁のバルリフト量を機関運転状態に応じて可変にする可変機構を備えている。
すなわち、図1〜図4は本実施の形態に供される可変動弁装置の前提構成であって、参考例として後述するバイアス機構40を適用したものを示している。
すなわち、シリンダヘッド11に図外のバルブガイドを介して摺動自在に設けられて、バルブスプリング10,10によって閉方向に付勢された一対の吸気弁12,12と、シリンダヘッド11上部の軸受14に回転自在に支持された中空状の駆動軸13と、該駆動軸13に圧入等により固設された駆動カム15と、駆動軸13の外周面13aに揺動自在に支持されて、各吸気弁12,12の上端部に配設されたバルブリフター16,16に摺接して各吸気弁12,12を開作動させる2つの揺動カム17,17と、駆動カム15と揺動カム17,17との間に連係されて、駆動カム15の回転力を揺動カム17,17の揺動力として伝達する伝達機構18と、該伝達機構18の作動位置を可変にする可変機構19と、該可変機構19にバイアス力を付与するバイアス機構40とを備えている。
前記駆動軸13は、機関前後方向に沿って配置されていると共に、一端部に設けられた図外の従動スプロケットや該従動スプロケットに巻装されたタイミングチェーン等を介して機関のクランク軸から回転力が伝達されており、この回転方向は図1中反時計方向に設定されている。
前記軸受14は、シリンダヘッド11の上端部に設けられて駆動軸13の上部を支持するメインブラケット14aと、該メインブラケット14aの上端部に設けられて後述する制御軸32を回転自在に支持するサブブラケット14bとを有し、両ブラケット14a,14bが一対のボルト14c,14cによって上方から共締め固定されている。
前記駆動カム15は、図5にも示すように、ほぼリング状を呈し、円環状のカム本体15aと、該カム本体15aの外端面に一体に設けられた筒状部15bとからなり、内部軸方向に駆動軸挿通孔15cが貫通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Yが駆動軸13の軸心Xから径方向へ所定量だけオフセットしている。また、この各駆動カム15は、駆動軸13に対し前記両バルブリフター16,16に干渉しない両外側に駆動軸挿通孔15cを介して圧入固定されていると共に、カム本体15aの外周面15dが偏心円のカムプロフィールに形成されている。
前記バルブリフター16,16は、有蓋円筒状に形成され、シリンダヘッド11の保持孔内に摺動自在に保持されていると共に、揺動カム17,17が摺接する上面16a,16aが平坦状に形成されている。
前記揺動カム17は、図3に示すようにほぼ雨滴状を呈し、ほぼ円環状の基端部20に駆動軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔20aが貫通形成されていると共に、一端部のカムノーズ部21側にピン孔21aが貫通形成されている。また、揺動カム17の下面には、カム面22が形成され、基端部20側の基円面22aと該基円面22aからカムノーズ部21側に円弧状に延びるランプ面22bと該ランプ面22bからカムノーズ部21の先端側に有する最大リフトの頂面22dに連なるリフト面22cとが形成されており、該基円面22aとランプ面22b、リフト面22c及び頂面22dとが、揺動カム17の揺動位置に応じて各バルブリフター16の上面16a所定位置に当接するようになっている。
すなわち、図6に示すバルブリフト特性からみると、図3に示すように基円面22aの所定角度範囲がベースサークル区間θ1になり、ランプ面22bの前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲がいわゆるランプ区間θ2となり、さらにランプ面22bのランプ区間θ2から頂面22cまでの所定角度範囲がリフト区間θ3になるように設定されている。
前記伝達機構18は、駆動軸13の上方に配置されたロッカアーム23と、該ロッカアーム23の一端部23aと駆動カム15とを連係するリンクアーム24と、ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17とを連係するリンク部材であるリンクロッド25とを備えている。
前記各ロッカアーム23は、図3に示すように、中央に有する筒状基部23cが支持孔23dを介して後述する制御カム33に回転自在に支持されている。また、各筒状基部23cの各外端に外端部に突設された前記一端部23aには、ピン26が嵌入するピン孔が貫通形成されている一方、各基部の各内端部に夫々突設された前記他端部23bには、各リンクロッド25の一端部25aと連結するピン27が嵌入するピン孔が形成されている。
また、前記リンクアーム24は、比較的大径な円環状の基部24aと、該基部24aの外周面所定位置に突設された突出端24bとを備え、基部24aの中央位置には、前記駆動カム15のカム本体15aの外周面に回転自在に嵌合する嵌合孔24cが形成されている一方、突出端24bには、前記ピン26が回転自在に挿通するピン孔24dが貫通形成されている。
さらに、前記リンクロッド25は、図3にも示すようにロッカアーム23側が凹状のほぼく字形状に形成され、両端部25a,25bには前記ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17のカムノーズ部21の各ピン孔に圧入した各ピン27,28の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔25c,25dが貫通形成されており、前記ピン28の軸心が揺動カム17の枢支点になっている。
尚、各ピン26,27,28の一端部には、リンクアーム24やリンクロッド25の軸方向の移動を規制するスナップリング29,30,31,が設けられている。
前記可変機構19は、駆動軸13の上方位置に同じ軸受14に回転自在に支持された制御軸32と、該制御軸32の外周に固定されてロッカアーム23支持孔23dに摺動自在に嵌入されて、ロッカアーム23の揺動支点となる制御カム33と、前記制御軸32を減速歯車機構38を介して回転位置を制御する電動アクチュエータ34と、該電動アクチュエータ34の駆動を機関運転状態に応じて制御するコントローラ35とを備えている。
前記制御軸32は、図4に示すように駆動軸13と並行に機関前後方向に配設されていると共に、一端部32a側に設けられた前記減速歯車機構38を介して電動アクチュエータ34によって最小−最大バルブリフト制御の回転範囲内で回転制御されるようになっている。
前記制御カム33は、円筒状を呈し、図2に示すように軸心P1位置が肉厚部33aの分だけ制御軸32の軸心P2からα分だけ偏倚している。
前記減速歯車機構38は、電動アクチュエータ34の駆動ロッド34aに固定された小径な第1平歯車38aと、前記制御軸32の一端部32aに固定されて、第1平歯車38aに噛合した大径な第2平歯車38bとから構成されている。
前記電動アクチュエータ34は、ステップモータが採用され、前記コントローラ35からの制御信号によって正逆回転駆動するようになっている。このコントローラ35は、クランク角センサやエアーフローメータ,水温センサや制御軸32の回転位置検出センサ36等の各種のセンサからの検出信号に基づいて現在の機関運転状態を演算等により検出して、前記電磁アクチュエータ34に制御信号を出力している。
そして、前記バイアス機構40は、図1〜図2及び図4に示すように、制御軸32の他端部32bに軸方向から一体に延設されて、軸受14の外端面から外方へ突出した突出部41と、該突出部41をほぼ軸直角方向から押圧付勢する付勢手段とから構成されている。
前記突出部41は、図1、図2、図4に示すように横断面円形状の丸棒状を呈し、その軸心P3(垂直線E)が制御軸32の軸心P2を通る垂直な直径線Hから図1中右側に偏倚している。
前記付勢手段は、前記軸受14のメインブラケット14aの外端面に一体に設けられた矩形状のボス部42と、該ボス部42の内部に形成されて上端側が突出部41方向に下側から開口した円柱状のシリンダ43と、該シリンダ43の内部に摺動自在に設けられて、先端頭部44aが前記突出部41のほぼ軸直角方向に指向した有蓋円筒状のプランジャ44と、シリンダ43内に弾装されて、前記プランジャ44を突出部41方向へ付勢するバイアススプリング45とから構成されている。
以下、可変動弁装置の基本的な作用について説明すれば、まず、機関低速低負荷時には、コントローラ35からの制御信号によって電磁アクチュエータ36を介して制御軸32が図7A,Bの回転位置に駆動される。このため、制御カム33は、軸心P1(肉厚部33a)が同図に示すように、制御軸32の軸心P2から左側の回動角度位置に保持される。これにより、ロッカアーム他端部23bとリンクロッドの枢支点は、駆動軸13に対して左上方向へ移動し、このため、各揺動カム17は、リンクロッド25を介してカムノーズ部21側が強制的に引き上げられて全体が反時計方向へ回動する。
したがって、駆動カム15が回転してリンクアーム24を介してロッカアーム23の一端部23aを押し上げると、そのリフト量がリンクロッド25を介して揺動カム17及びバルブリフター16に伝達されるが、そのリフト量L1は充分小さくなる。
よって、かかる低速低負荷域では、図9の破線で示すようにバルブリフト量が小さくなることにより、各吸気弁12の開時期が遅くなり、排気弁とのバルブオーバラップが小さくなる。このため、燃費の向上と機関の安定した回転が得られる。
そして、制御軸32が前述の回転位置に保持されると、突出部41は、図7A,Bの一点鎖線で示す位置、つまり、軸心P3が制御軸32の軸心P2よりも下方の位置に偏心回動する。したがって、突出部41には、プランジャ44と摺動体46を介してバイアススプリング45のばね力が下方から垂直上方向(直径方向)に作用し、これにより、制御軸32には、突出部41を介して図1及び図7Aの破線矢印で示すように、反時計方向への回転付勢力、つまりバイアストルクが作用する。これによって、第2平歯車38bも、図4の矢印で示すように一方に回転付勢されて、各歯側面が第1平歯車38aの対向する各歯側面に弾接してバックラッシ隙間を消失させる。
一方、低速低回転域から機関高速高負荷時に移行した場合は、コントローラ35からの制御信号によって電動アクチュエータ34により制御軸32が回転して制御カム33を図7A,Bに示す位置から反時計方向へ回転させて軸心P1(肉厚部33a)を図8A,Bに示す下方向へ回動させる。このため、ロッカアーム23は、今度は全体が駆動軸13に近づく方向に移動して他端部23bが揺動カム17のカムノーズ部21を、リンクロッド25を介して下方へ押圧して該揺動カム17全体を所定量だけ時計方向へ回動させる。
したがって、揺動カム17のバルブリフター16上面16aに対するカム面22の当接位置が、図8A,Bに示すように右方向位置に移動する。このため、吸気弁12の開作動時に図8Aに示すように駆動カム15が回転してロッカアーム23の一端部23aを、リンクアーム24を介して押し上げると、バルブリフター16に対するそのリフト量L2は図8Aに示すように大きくなる。
よって、かかる高速高負荷域では、図9の実線で示すようにバルブリフト量も大きくなると共に、各吸気弁12の開時期が早くなると共に、閉時期が遅くなる。この結果、吸気充填効率が向上し、十分な出力が確保できる。
そして、かかる制御軸32が最小バルブリフト制御の回転位置から最大バルブリフト制御へリフト増加させる方向へ回転(反時計方向への回転)するに伴い、突出部41も図7A,Bに示す位置から反時計方向へ回動して図2及び図8A,Bに示す回動位置、つまり制御軸32よりも上方位置に回動する。これに伴いプランジャ44の先端頭部44aが、前記突出部41を図2破線矢印に示すように図1と同じく反時計方向に押圧付勢し続ける。
かかるバイアストルク機構40のバイアストルクFbは、それを単独でみた場合は、図12BのV1に示すように、前記小バルブリフト制御時から大リフト制御までほぼ一定のトルクが発生する。
一方、制御軸32に作用する交番トルクは、図12CのG1に示すように、バイアストルクFbと、該バイアストルクが掛からない図12Aに示す最小トルク(MIN)が互いに打ち消すように作用するため、全体的に小さくなる。
このように、制御軸32に作用する交番トルクが最小バルブリフトから最大バルブリフト制御までの間で小さく抑制されるとともに、制御軸32は、前述のようにバイアストルクによって常時反時計向へ回転付勢されているため、減速歯車機構38の第2平歯車38bが同方向へ回転付勢されて、該第2平歯車38bの各歯側面が第1平歯車38aの対向する歯側面に常時所定トルクで弾接している。このため、前記両平歯車38a,38b間のバックラッシ隙間が消失する。したがって、制御軸32に伝達された交番トルクによる各平歯車38a,38bの衝突が回避されて、該衝突打音の発生を確実に抑制できる。
図10及び図11は本発明の第2の参考例を示し、バイアス機構40の付勢手段はほぼ同一であるが、突出部の構造をカム型に変更したものである。すなわち、制御軸32の他端部32bに一体に設けられたカム型の突出部46は、全体がほぼ雨滴状を呈し、ベースサークルを構成する基部46aが制御軸32の前端縁に一体に固定されており、この基部46aの中心P3(垂線E)は制御軸32の軸心P2(垂線H)よりも図示のように僅かに右側に偏倚している。また、該基部46aから制御軸32径方向へ延出した先端部46bが制御軸32の外径よりも大きく延出していると共に、両側には湾曲状のカム面47a,47bが形成されている。
一方、付勢手段は、ボス部42と、シリンダ43、プランジャ44及びバイアススプリング45の基本構成は第1実施形態と同様であるあり、プランジャ44の頭部上面44bがバイアススプリング45のばね力によって突出部46の一方側カム面47aに常時弾接して、該突出部46を図中反時計方向に回転付勢している。
そして、このバイアストルクは、突出部46が細長いカム型に形成されていることから、単独でみると図12BのV2に示すように最小から中リフト域まではカム面47aのベースサークルからランプ領域になるため、比較的小さなトルクになるが、最大リフト領域になると大きなバイアストルクになる。したがって、この突出部46によるバイアストルクを制御軸32に作用させると、最小交番トルク(MIN)が抑制されて、その合成トルクは図12CのG2に示すように第1実施形態の場合よりも全体に効果的に低減される。この結果、電動アクチュエータ34の駆動負荷を小さくすることが可能になる。
また、このバイアストルクによって制御軸32を介して両平歯車38a,38b間のバックラッシ隙間を消失できるため、各歯側面間の衝突の発生を抑制できる。
以下、本発明の実施形態を説明する。この各実施形態では前述のようなバイアス機構を備えずに、主として制御カム33と支持孔23d間のフリクションの低減による交番トルクの伝達抑制を図っている。
図13は請求項1の発明に対応する実施形態を示し、可変動弁装置の基本構造は前述の参考例と同じであって、この特徴的構成は、前記ロッカアーム23の筒状基部23c内に貫通形成された前記支持孔23dの内周面に、油溝50を形成したものである。
すなわち、この油溝50は、支持孔23dの内周面の駆動軸13側内周面に円弧状に切欠形成されている。また、この油溝50には、前記制御軸32の内部軸心方向に形成された油通路51及び制御軸32と制御カム33の直径方向に連続して形成された油孔52から潤滑油が供給されるようになっている。
したがって、この実施形態によれば、油溝50内に供給された潤滑油によってロッカアーム23の支持孔23の内周面と制御カム33の外周面との間に常時油膜が形成されて、両者23、33間を流体潤滑状態にすることできる。このため、両者23、33間のフリクションを大幅に低減することが可能になり、ロッカアーム23に伝達された前述の交番トルクの制御カム33に対する伝達、つまりロッカアーム23の揺動による制御カム33の連れ回りが防止される。
この結果、制御軸32から減速歯車機構38への交番トルクの伝達が抑制されて、各歯38a,38b間の打音の発生を防止できると共に、制御軸32の駆動負荷を低減できる。
特に、油溝50を支持孔23d内周面の駆動軸13側に形成したため、バルブスプリング10のばね反力がロッカアーム23から制御カム33に作用する図8に示す最大リフト制御時におけるロッカアーム23の揺動によるバルブリフト上昇時の両者23、33間のフリクションを効果的に低減させることが可能になる。
また、図14は請求項2の発明に対応する実施形態を示し、ロッカアーム23の支持孔23dが形成された基部23cの駆動軸13側の部位23eを肉厚に形成して、かかる部位23eの剛性を高くしたものである。
このため、例えば、最小リフトから最大リフト制御に移行する際に、バルブリフト上昇方向への揺動に伴うロッカアーム23の両端部23a,b(Z1,Z2)に作用する入力荷重Fa,FRとその制御カム33の反力(大矢印)とによって発生し易い基部23c(支持孔23d)の駆動軸13側の部位23eの変形が抑制される。この結果、支持孔23dの変形による制御カム33の外周面と支持孔23dの内周面との部分的な圧接によるフリクションの増加が抑制されて、ロッカアーム23から制御カム33及び制御軸32への交番トルクの伝達を抑制できる。
図15は請求項3の発明に対応する実施形態を示し、制御カム33の外周面と支持孔23dの内周面との間の所定部位60に潤滑油を供給するようにしたものである。すなわち、所定部位60とは、図示するようにロッカアーム23が前記制御カム33の外周面を介してバルブリフト方向に揺動する側の位置であり、この部位60には、請求項1の実施形態と同じく制御軸32の内部軸心方向に形成された油通路61と該制御軸32と制御カム33のほぼ径方向に穿設された油孔62から潤滑油が常時供給されるようになっている。
したがって、この実施形態によれば、制御軸32の回転による例えば最小リフト制御位置から最大リフト制御までの途中において、バルブリフト上昇方向にロッカアーム23が揺動する(矢印方向)と、制御カム33の外周面と支持孔23d内周面との大きな圧接荷重位置が所定部位60の上端側から下端側へ移行するが、この時、油孔62の外側開口端62aが順次所定部位60の上端側から下端側に移動して所定部位60側へ常に潤滑油を積極的に供給する。このため、両者23d,33間に油膜が形成されて、潤滑性が向上する。この結果、ロッカアーム23の揺動に伴う制御軸32の連れ回りが防止され、ロッカアーム23からの交番トルク伝達が抑制される。
また、請求項4に対応した実施形態としては、ロッカアーム23の支持孔23dの内周面と該内周面に摺接する制御カム33の外周面との間の摩擦係数(表面粗さ)を、前記制御軸32を軸支する軸受14の軸受孔内周面と制御軸32の外周面との間の摩擦係数(表面粗さ)よりも小さく設定した。
前述のように、前記支持孔23dの内周面と制御カム32の外周面との間には、所定係数のフリクションが発生している一方、前記制御軸32も、該制御軸32を回転自在に支持する軸受14との間に、当然のことながらフリクションが発生している。
したがって、前記支持孔23dと制御カム33との間のフリクションを、前記両者14、32間のフリクションよりも小さく設定したことにより、ロッカアーム23の揺動による制御カム33の連れ回りが抑制されるとともに、軸受14側のフリクションによって制御軸32の挙動の不安定化を抑制できる。この結果、減速歯車機構38の打音の発生を防止できる。
さらに、請求項4の発明の異なる実施形態としては、前記制御カム33の外周面に、例えばフッソ樹脂などの低摩擦材を形成して、前記制御軸32と軸受14との間の摩擦係数よりも小さく設定した。したがって、先の実施の形態と同じ作用効果が得られる。
本発明に係る可変動弁装置の参考例を示す図4のA矢視図である。 同可変動弁装置の作用を示す図4のA矢視図である。 同可変動弁装置を示す図4のB−B線断面図である。 同可変動弁装置の要部側面図である。 同可変動弁装置に供される駆動カムの斜視図である。 同可変動弁装置に供される揺動カムのカム面のリフト特性図である。 Aは最小バルブリフト制御時の閉弁状態を示す作用説明図、Bは開弁状態の作用説明図である。 Aは最大バルブリフト制御時の開弁状態を示す作用説明図。Bは閉弁状態の作用説明図である。 可変動弁装置のバルブリフト特性図である。 第2の参考例に供されるバイアス機構の正面図である。 同バイアス機構の作用説明図である。 Aはバイアス機構を有しない制御軸に発生する偏荷重トルク特性図、Bはバイアス機構によるバイアストルク特性図、Cは前記AとBの合成力による制御軸に発生する荷重トルク特性図である。 本願の請求項1に対応した実施形態の要部を示す概略図である。 本願の請求項2に対応した実施形態の要部を示す概略図である。 本願の請求項3に対応した実施形態の要部を示す概略図である。 先願に係る可変動弁装置の要部断面図。
符号の説明
10…バルブスプリング
11…シリンダヘッド
12…吸気弁
13…駆動軸
14…軸受
15…駆動カム
17…揺動カム
18…伝達機構
19…可変機構
23…ロッカアーム
23a,23b…端部
23d…支持孔
23e…肉厚部位
32…制御軸
33…制御カム
38…減速歯車機構
50…油溝
52・62…油孔
60…所定部位

Claims (5)

  1. 機関のクランク軸に同期して回転し、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、
    バルブスプリングのばね力に抗して機関弁を開作動させる揺動カムと、
    一端部が前記駆動カムに連係する一方、他端部が前記揺動カムに連係したロッカアームと、
    該ロッカアームを、偏心制御カムを介して揺動自在に支承する制御軸と、
    該制御軸を回転駆動させるアクチュエータと、を備え、
    機関運転状態に応じて前記制御軸の回転位置を制御してロッカアームの揺動支点位置を変化させて機関弁のリフト量を可変制御する内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記制御カムが挿通支持するロッカアームの支持孔の前記駆動軸側内周面に、油溝を形成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 機関のクランク軸に同期して回転し、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、
    バルブスプリングのばね力に抗して機関弁を開作動させる揺動カムと、
    一端部が前記駆動カムに連係する一方、他端部が前記揺動カムに連係したロッカアームと、
    該ロッカアームを、制御カムを介して揺動自在に支承する制御軸と、
    該制御軸を回転駆動させるアクチュエータと、を備え、
    機関運転状態に応じて前記制御軸の回転位置を制御してロッカアームの揺動支点位置を変化させて機関弁のリフト量を可変制御する内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記ロッカアームの前記制御カムが挿通支持する支持孔が形成された前記駆動軸側の部位を、高剛性に形成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  3. 機関のクランク軸に同期して回転し、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、
    バルブスプリングのばね力に抗して機関弁を開作動させる揺動カムと、
    一端部が前記駆動カムに連係する一方、他端部が前記揺動カムに連係したロッカアームと、
    該ロッカアームを、制御カムを介して揺動自在に支承する制御軸と、
    該制御軸を回転駆動させるアクチュエータと、を備え、
    機関運転状態に応じて前記制御軸の回転位置を制御してロッカアームの揺動支点位置を変化させて機関弁のリフト量を可変制御する内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記制御カムの外周面と該制御カムが挿通支持するロッカアームの支持孔の内周面との間で、かつ前記ロッカアームが前記制御カムの外周面を介してバルブリフト方向に揺動する側の位置に、潤滑油を供給したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  4. 機関のクランク軸に同期して回転し、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、
    バルブスプリングのばね力に抗して機関弁を開作動させる揺動カムと、
    一端部が前記駆動カムに連係する一方、他端部が前記揺動カムに連係したロッカアームと、
    シリンダヘッド上に軸受を介して回転自在に支持され、前記ロッカアームを、制御カムを介して揺動自在に支承する制御軸と、
    該制御軸を回転駆動させるアクチュエータと、を備え、
    機関運転状態に応じて前記制御軸の回転位置を制御してロッカアームの揺動支点位置を変化させて機関弁のリフト量を可変制御する内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記制御カムと該制御カムが挿通支持する前記ロッカアームの支持孔との間の摩擦係数を、前記制御軸と軸受との間の摩擦係数よりも小さくしたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  5. 前記制御カムの外周面に低摩擦材を形成して、該制御カムと前記ロッカアーム支持孔との摩擦係数を、前記制御軸と軸受との間の摩擦係数よりも小さくしたことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の可変動弁装置。
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