JP2007187777A - 電気光学装置、半導体装置、電気光学装置の製造方法及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置、半導体装置、電気光学装置の製造方法及び電子機器 Download PDF

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JP2007187777A JP2006004487A JP2006004487A JP2007187777A JP 2007187777 A JP2007187777 A JP 2007187777A JP 2006004487 A JP2006004487 A JP 2006004487A JP 2006004487 A JP2006004487 A JP 2006004487A JP 2007187777 A JP2007187777 A JP 2007187777A
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Abstract

【課題】破断を防止可能な導電部材を備えた電気光学装置、半導体装置、電気光学装置の
製造方法及び該電気光学装置を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】基材21と、基材21に設けられてなると共に弾性を有する突状部材23と
、突状部材23上に設けられた第1の導電部材25と、基材21と突状部材23の縁に重
なるように設けられ第1の導電部材25と接続された第2の導電部材27とを有するドラ
イバIC15と、ドライバIC15が実装された基板4とを備え、第2の導電部材27は
、第1の導電部材25より延性が大きいので、例えばドライバIC15を押圧ヘッドで押
圧したときに、突状部材23が弾性変形し、突状部材23の立ち上がり部分Eに積層され
た第2の導電部材27に最も大きな力が働いても、延性に優れた第2の導電部材27が延
びて、導電部材24の破断を防止することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器並びにこれらの電子機器
に用いられる電気光学装置、電気光学装置の製造方法及び半導体装置に関する。
従来、パーソナルコンピュータや携帯電話機等といった電子機器の表示装置として電気
光学装置例えば液晶装置等が用いられている。この液晶装置等は、例えば、液晶パネルを
備えており、液晶パネル上にはドライバICが実装されている。ドライバICには、複数
のバンプが形成されており、ドライバICの小型化に伴いバンプの狭ピッチ化が要求され
るようになっている。
この要求にこたえるために、アスペクト比を高くし材料の使用量を低減可能な半導体チ
ップ、電子機器等の技術が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−110831号公報(段落[0031]、図1)。
しかしながら、上述した技術では、バンプを構成する樹脂製の突状体と、電極パッドと
に跨って例えば導電体が形成されているが、実装時にドライバICを押圧すると、樹脂製
の突状体が変形し、導電体が例えば突状体の基部(根元)に近い箇所で破断する、という
問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、破断を防止可能な導電部材を備えた電
気光学装置、半導体装置、電気光学装置の製造方法及び該電気光学装置を備えた電子機器
を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る電気光学装置は、基材と、当該
基材に設けられてなるとともに弾性を有する突状部材と、当該突状部材上に設けられてな
る第1の導電部材と、前記基材と前記突状部材の縁に重なるように設けられてなり、前記
第1の導電部材と接続されてなる第2の導電部材と、を有する電子部品と、前記電子部品
が実装されてなる電気光学装置用基板と、を具備し、前記第2の導電部材は、前記第1の
導電部材より延性が大きいことを特徴とする。
本発明では、基材と、基材に設けられてなるとともに弾性を有する突状部材と、突状部
材上に設けられてなる第1の導電部材と、基材と突状部材の縁に重なるように設けられて
なり、第1の導電部材と接続されてなる第2の導電部材と、を有する電子部品と、電子部
品が実装されてなる電気光学装置用基板と、を具備し、第2の導電部材は、第1の導電部
材より延性が大きいので、例えば電子部品を電気光学装置用基板に実装するために、電子
部品を押圧したときに、突状部材が弾性変形し、弾性変形した突状部材により第2の導電
部材に大きな応力が働いても、例えば延性に優れた第2の導電部材が延びることで第1の
導電部材と第2の導電部材の破断を防止することができる。例えば、突状部材が弾性変形
したときに、延性の小さい第1の導電部材に延性の大きい第2の導電部材が引っ張られて
第2の導電部材が延び、応力が分散されて、第1の導電部材と第2の導電部材とが断線す
ることを防止することができる。また、例えば突状部材に対する密着性が第2の導電部材
より優れた第1の導電部材を用いることで、第1の導電部材が突状部材から剥離すること
を防止することができると共に、例えば第1の導電部材の材質を、基材に形成される例え
ば配線の材質と同じにすることで、製造コストを低下させることができる。
また、例えば、突状部材の縁に第2の導電部材より延性が小さい別の導電部材が設けら
れこの延性の小さい導電部材に重なるように第2の導電部材が設けられている場合には、
電子部品の押圧時等に、突状部材の弾性変形に伴い延性の小さい別の導電部材が破損し第
2の導電部材の破損を招くことが考えられるが、本発明では、第2の導電部材が基材と突
状部材の縁に重なるように例えば突状部材の直上に設けることができるので、突状部材の
直上に設けられた延性の小さい別の導電部材が破損することに伴う第2の導電部材の破断
等をより確実に防止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記電子部品は、前記基材に設けられた電極パッドを有し
、前記基材に設けられ、前記第2の導電部材及び前記電極パッドに接続された第3の導電
部材を更に具備することを特徴とする。これにより、電子部品は、基材に設けられた電極
パッドを有し、基材に設けられ、第2の導電部材及び電極パッドに接続された第3の導電
部材を更に備えるので、例えば、突状部材に設けられた第1、第2の導電部材から第3の
導電部材を介して電極パッドに電気信号を伝達することができる。
本発明の一の形態によれば、前記第2の導電部材は、前記第1の導電部材の延設方向に
交差する方向の端部に設けられていることを特徴とする。これにより、第2の導電部材は
、第1の導電部材の延設方向に交差する方向の端部に設けられているので、例えば一番大
きな力が働き破断の生じやすい端部での破損を防止することができる。また、第2の導電
部材の材料に例えば金を用いる場合には、必要な金の量を少なくできるので、低コスト化
を図ることができる。
本発明の一の形態によれば、前記第2の導電部材は、前記突状部材の前記基材から立ち
上がる部分に積層するように設けられていることを特徴とする。ここで、「立ち上がる部
分」とは、例えば、突状部材の基材の実装面に近い側に設けられた部分で基材の実装面か
ら立ち上がるように設けられている部分である。これにより、第2の導電部は、突状部材
の基材から立ち上がる部分に積層するように設けられているので、例えば電子部品を電気
光学装置用基板に実装するために、電子部品を押圧したときに、突状部材が弾性変形し、
突状部材の基材から立ち上がる部分に積層された第2の導電部材に最も大きな力が働く場
合でも、延性に優れた第2の導電部材が延びて、第2の導電部材の破断が最も生じ易い部
分での破断を防止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記第2の導電部材の構成材料には、金、銀及び銅のうち
少なくとも1つが用いられていることを特徴とする。これにより、第2の導電部材の構成
材料には、金、銀及び銅のうち少なくとも1つが用いられているので、例えばチタン等を
用いる場合に比べて第2の導電部材に銅等を用いる場合には、製造コストを削減すること
ができると共に、例えば電子部品等の実装時に例えばチタン等に比べて延性に優れた銅が
延びることで第2の導電部材等の破断を防止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の導電部材、前記第3の導電部材の構成材料には
、チタン、チタン合金のうち少なくとも1つが用いられていることを特徴とする。これに
より、第1の導電部材、第3の導電部材の構成材料には、チタン、チタン合金のうち少な
くとも1つが用いられているので、第1の導電部材、第3の導電部材の構成材料に例えば
金が用いられている場合に比べて、突状部材、基材に対する第1、第3の導電部材の密着
性を向上させることができ、第1、第3の導電部材が突状部材から剥離することを防止す
ることができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の導電部材は、前記突状部材を跨ぐように設けら
れており、前記第3の導電部材は、前記突状部材を挟んで前記突状部材の両側で前記基材
に設けられ、前記第2の導電部材は、前記第1の導電部と、それぞれの前記第3の導電部
との間に設けられていることを特徴とする。これにより、第1の導電部材は、突状部材を
跨ぐように設けられており、第3の導電部材は、突状部材を挟んで突状部材の両側で基材
に設けられ、第2の導電部材は、第1の導電部材と、それぞれの第3の導電部材との間に
設けられているので、電子部品の実装時に、突状部材が弾性変形しても、突状部材の両側
に設けられた第2の導電部材が共に延び、より確実に導電部材の破断を防止することがで
きる。また、例えば導電部材のそれぞれの第3の導電部材で、基材にそれぞれ設けられた
例えば電極パッドに接続されるようにすることができ、万一、一方の第3の導電部材に繋
がる突状部材の立ち上がる部分に積層された第2の導電部材が破断しても、例えば他方の
第3の導電部材に繋がる第2の導電部材により例えば電極パッドと、第1の導電部材との
導通を確実に確保することができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の導電部材、第2の導電部材及び第3の導電部材
を有する配線が、前記電極パッドから前記突状部材の頂部まで延設されていることを特徴
とする。これにより、第1の導電部材、第2の導電部材及び第3の導電部材を有する配線
が、電極パッドから突状部材の頂部まで延設されているので、例えば突状部材の電極パッ
ド側とは反対側の側面に導電部材が設けられずに突状部材の側面が露出した状態とするこ
とで、例えば電子部品を押圧したときに、弾性変形して押し出された突状部材を、導電部
材のない側に解放して導電部材にかかる応力を小さくすることができる。従って、突状部
材が電極パッド側に押し出される量を減少させることができると共に、突状部材の立ち上
がる部分に積層された第2の導電部材が延びて破断することをより確実に防止することが
できる。
本発明の一の形態によれば、前記突状部材の構成材料には、樹脂が用いられてなり、前
記第1の導電部材及び前記第3の導電部材は、前記第2の導電部材より前記樹脂との密着
性が高いことを特徴とする。これにより、突状部材の構成材料には、樹脂が用いられてな
り、第1の導電部材及び第3の導電部材は、第2の導電部材より樹脂との密着性が高いの
で、例えば第1の導電部材の構成材料がチタンやチタン合金等の場合に優れた密着性を確
保することができると共に、例えば電子部品を押圧するときに、突状部材を弾性変形させ
たときに、第1の導電部材が剥がれず例えば基板側の配線との接続を確実に確保すること
ができる。
本発明の他の観点に係る半導体装置は、基材と、前記基材に設けられてなるとともに弾
性を有する突状部材と、前記突状部材上に設けられてなる第1の導電部材と、前記基材と
前記突状部材の縁に重なるように設けられてなり、前記第1の導電部材と接続されてなる
第2の導電部材とを具備し、前記第2の導電部材は、前記第1の導電部材より延性が大き
いことを特徴とする。
本発明では、基材と、基材に設けられてなるとともに弾性を有する突状部材と、突状部
材上に設けられてなる第1の導電部材と、基材と突状部材の縁に重なるように設けられて
なり、第1の導電部材と接続されてなる第2の導電部材とを具備し、第2の導電部材は、
第1の導電部材より延性が大きいので、例えば電子部品を押圧したときに、突状部材が弾
性変形し、第2の導電部に大きな応力が働いても、例えば延性に優れた第2の導電部が延
びることで第1、第2の導電部材の破断を防止することができる。例えば、突状部材が弾
性変形したときに、延性の小さい第1の導電部材に延性の大きい第2の導電部材が引っ張
られて第2の導電部材が延び、応力が分散されて、第1の導電部材と第2の導電部材とが
断線することを防止することができる。また、例えば突状部材に対する密着性が優れた第
1の導電部材を用いることで、第1の導電部材が突状部材から剥離することを防止するこ
とができると共に、例えば第1の導電部の材質を、基材に形成される例えば配線の材質と
同じにすることで、製造コストを低下させることができる。
また、例えば、基材と突状部材の縁に重なるように突状部材の直上に延性の小さい別の
導電部材が設けられ更に第2の導電部材が重ねて設けられている場合にこの延性の小さい
別の導電部材が破損し第2の導電部材が破損していたのに対して、第2の導電部材が基材
と突状部材の縁に重なるように、例えば突状部材の直上に設けるので、突状部材の直上に
設けられた延性の小さい別の導電部材が破損することに伴う第2の導電部材の破断等を防
止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記第2の導電部材の前記基材表面からの高さは、前記突
状部材の前記基材表面からの高さの1/2以下であることを特徴とする。これにより、第
2の導電部材の基材表面からの高さは、突状部材の基材表面からの高さの1/2以下であ
るので、例えば第1の導電部材と、突状部材との接触面積をより多く確保することができ
、第1の導電部材が突状部材から剥離することを防止することができる。
本発明の他の観点にかかる電気光学装置の製造方法は、基板に実装された電子部品を備
えた電気光学装置の製造方法において、基材と、当該基材に設けられてなると共に弾性を
有する突状部材と、当該突状部材上に設けられてなる第1の導電部材と、前記基材と前記
突状部材の縁に重なるように設けられてなり、前記第1の導電部材と接続されてなる第2
の導電部材とを有する前記電子部品を前記基板に実装する工程を有し、前記実装工程は、
前記突状部材が変形すると共に前記第1及び第2の導電部材が変形し、その第2の導電部
材の単位体積当たりの変形量が、前記第1の導電部材の単位体積当たりの変形量より大き
いことを特徴とする。
本発明では、実装工程は、突状部材が変形すると共に第1及び第2の導電部材が変形し
、その第2の導電部材の単位体積当たりの変形量が、第1の導電部材の単位体積当たりの
変形量より大きいので、例えば電子部品を押圧したときに、突起部材を変形させるととも
に、第1の導電部材及び第2の導電部材を変形させることができ、弾性変形した突状部材
により第2の導電部材に大きな応力が働いても、例えば第1の導電部材より第2の導電部
材を単位体積当たりの変形量が大きくなるように変形させることで第1の導電部材と第2
の導電部材の破断を防止することができる。例えば、突状部材が弾性変形したときに、第
1の導電部材に第2の導電部材が引っ張られて第1の導電部材より第2の導電部材の単位
体積あたりの変形量が大きくなるように実装するので、応力が分散されて、第1の導電部
材と第2の導電部材とが断線することを防止することができる。また、例えば突状部材に
対する密着性が第2の導電部材より優れた第1の導電部材を用いることで、第1の導電部
材が突状部材から剥離することを防止することができると共に、例えば第1の導電部材の
材質を、基材に形成される例えば配線の材質と同じにすることで、製造コストを低下させ
ることができる。
また、例えば、基材と突状部材の縁に重なるように突状部材の直上に延性の小さい別の
導電部材が設けられ更に第2の導電部材が重ねて設けられている場合にこの延性の小さい
別の導電部材が破損し第2の導電部材が破損していたのに対して、第2の導電部材が基材
と突状部材の縁に重なるように例えば突状部材の直上に設けるので、突状部材の直上に設
けられた単位体積当たりの変形量の小さい別の導電部材が破損することに伴う第2の導電
部材の破断等を防止することができる。
本発明の他の観点にかかる電子機器は、上述した電気光学装置を備えたことを特徴とす
る。
本発明では、破断を防止可能な導電部材を備えた電気光学装置を備えているので、表示
性能に優れた電子機器を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下実施形態を説明するにあ
たっては、電気光学装置の例として液晶装置、具体的には反射半透過型のTFTアクティ
ブマトリックス方式の液晶装置、液晶装置の製造方法、液晶装置に用いられる半導体装置
としてのドライバIC、液晶装置を用いた電子機器について説明するがこれに限られるも
のではない。また、以下の図面においては各構成を分かりやすくするために、実際の構造
と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の外観斜視図、図2は図1の液晶装置の
A−A断面図、図3は図1の液晶装置に用いられる実装前のドライバICの底面図、図4
は図2のドライバICのドライバ側出力端子の拡大断面図である。
(液晶装置の構成)
液晶装置1は、液晶パネル2と、液晶パネル2に接続された回路基板3とを備えている
。なお、液晶装置1は、液晶パネル2を支持する図示を省略したフレーム等のその他の付
帯機構が必要に応じて付設される。
液晶パネル2は、基板4と、基板4に対向するように設けられた基板5と、基板4、5
の間に設けられたシール材6及び基板4、5により封止された図示しない液晶とを備えて
いる。液晶には、例えばTN(Twisted Nematic)が用いられている。
基板4及び基板5は、例えばガラスや合成樹脂といった透光性を有する材料からなる板
状部材である。基板4の液晶側には、ゲート電極7、ソース電極8、薄膜トランジスタ素
子T、画素電極9、ゲート電極7に接続された出力配線11、ソース電極8に接続された
出力配線12、液晶を駆動するための半導体装置としてのドライバIC15、16の後述
するドライバ側入力端子に接続された入力配線13、14が形成されている。
ゲート電極7はX方向に、ソース電極8はY方向に、それぞれ形成されている。ソース
電極8は、図1に示すように例えば液晶装置1の右側に引き回されて形成されている。な
お、ゲート電極7及びソース電極8の本数は、液晶装置1の解像度や表示領域の大きさに
応じて適宜変更可能である。
薄膜トランジスタ素子Tは、ゲート電極7、ソース電極8及び画素電極9にそれぞれ接
続される3つの端子を備えている。薄膜トランジスタ素子Tは画素電極9、ゲート電極7
、ソース電極8に接続されている。これにより、ゲート電極7に電圧を印加したときにソ
ース電極8から画素電極9に又はその逆に電流が流れるように構成されている。
出力配線11は、基板5の外周縁から基板4が張り出した領域(以下、「張り出し部」
と表記する)4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に並設されている。出力配線11
は、一端がそれぞれゲート電極7に接続されており、出力配線11の他端がそれぞれ図2
に示すように後述するドライバIC15のドライバ側出力端子17に接続されている。
出力配線12は、張り出し部4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に並設されてい
る。出力配線12は、一端がそれぞれソース電極8に接続されており、出力配線12の他
端がそれぞれ後述するドライバIC16の図示しないドライバ側出力端子に接続されてい
る。
入力配線13は、張り出し部4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に複数並設され
ている。入力配線13の一端は図2に示すように回路基板3に設けられている配線18に
図示を省略したACF等を介して接続されており、入力配線13の他端は図2に示すよう
にそれぞれ後述するドライバIC15のドライバ側入力端子19に接続されている。
入力配線14は、張り出し部4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に複数並設され
ている。入力配線14の一端は回路基板3に設けられた図示しない配線に図示を省略した
ACF等を介して接続されており、入力配線14の他端はそれぞれ後述するドライバIC
16の図示しないドライバ側入力端子に接続されている。
ドライバIC15は、図1、図2に示すように、張り出し部4aに例えばNCF(No
n Conductive Film)等の接着材20により封止、固定されている。ド
ライバIC15は、図3に示すように、矩形状であり、基材21と、基材21の実装面2
1aにゲート電極7の配列方向(Y方向)に対応するようにそれぞれ配列された複数のド
ライバ側出力端子17と、ドライバ側入力端子19とを備えている。
基材21は、図3に示すように、例えば矩形板状であり、例えば基材21の実装面21
a側には、ドライバ側入出力端子17、19に対応するようにドライバ側入出力端子17
、19の近くに複数の電極パッド22が形成されている。電極パッド22は、図2、図3
に示すように、例えば基材21の実装面21aに複数埋設されるように設けられている。
電極パッド22の形状は、例えば矩形板状とされている。
ドライバ側出力端子17は、図3、図4に示すように、実装面21aに突設された弾性
を有する突状部材23と、基材21及び突状部材23に連続的に積層して設けられた導電
部材24とを備えている。
突状部材23は、図3、図4に示すように、例えば蒲鉾形状であり、基材21の長手方
向(Y方向)に亘って設けられている。突状部材23は、図3に示すように、例えば、基
材21の長手方向(Y方向)に交差する方向(X方向)に離間して略平行に2本設けられ
ている。突状部材23は弾性を有しており、その構成材料には例えばアクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂等が用いられている。
導電部材24は、図4に示すように、例えば電極パッド22、基材21及び突状部材2
3に連続的に積層して設けられている。導電部材24は、図4に示すように、突状部材2
3の頂部23a及び突状部材23の近くの基材21の実装面21aの一部に設けられた第
1の導電部材25、基材21と突状部材23の縁に重なるように設けられ第1の導電部材
25に接続され第1の導電部材25及び後述する第3の導電部材26より延性が大きい第
2の導電部材27と、第2の導電部材27及び電極パッド22に接続されて基材21の一
部に設けられた第3の導電部材26とを備えている。ここで、突状部材23の頂部23a
とは、実装面21aに直交する方向(図4のZ方向)に実装面21aから最も離れた突状
部材23の部分をいう。
導電部材24は、例えば第1の導電部材25、第3の導電部材26を構成する材料と、
第2の導電部材27を構成する材料とに後述するように異なる材料が用いられている。
第1の導電部材25は、図4に示すように、例えば突状部材23の頂部23aに積層し
て頂部23を跨ぐように設けられている。例えば、第1の導電部材25は、突状部材23
の頂部23a及び突状部材23の一方側(電極パッド22の側とは反対側)の基材21の
一部に設けられている。第1の導電部材25は、その一端部が第2の導電部材27に接続
され、他端部が基材21の実装面21aの一部に積層して設けられている。第1の導電部
材25は、突状部材23及び基材21の表面に密着して設けられている。
第1の導電部材25の構成材料には、例えばチタン、チタン合金のうち少なくとも1つ
が用いられている。なお、第1の導電部材25の構成材料は、これらに限定されず、例え
ば金、銀、銅及び白金より突状部材23に対する密着性に優れると共に延性の小さい金属
を用いることができる。第1の導電部材25は、第2の導電部材27より突状部材23と
の密着性が高くなっている。
第2の導電部材27は、例えば、図4に示すように、基材21と突状部材23の縁に重
なるように設けられている。第2の導電部材27は、例えば、第1の導電部材25と、第
3の導電部材26との境界領域に設けられている。例えば、第2の導電部材27は、図4
に示すように、突状部材23の基材21から立ち上がる立ち上がり部分E等に積層するよ
うに設けられていると共に、例えば突状部材23と、第3の導電部材26との間で実装面
21aに積層して設けられている。ここで、「立ち上がり部分E」とは、例えば、図4に
示すように、突状部材23の基材21の実装面21aに近い側に設けられた部分であり実
装面21aから立ち上がるように設けられている部分をいう。例えば、立ち上がり部分E
とは、例えば突状部材23の基材21の近くかつ突状部材23の表面に近い部分である。
第2の導電部材27は、その一端部が第1の導電部材25、その他端部が第3の導電部材
26に例えば積層して接続して設けられている。
なお、第3の導電部材26が例えば突状部材23に接触するまで実装面21aに形成さ
れ、第2の導電部材27が例えば実装面21aから離間して第3の導電部材26に接続し
て設けられるようにしてもよい。
ドライバIC15を実装する前においては、例えば第2の導電部材27の基材表面であ
る実装面21aからの高さは、突状部材23の実装面21aからの高さの1/2以下であ
る。これにより、例えば、第1の導電部材25と、突状部材23との接触面積を増加させ
ることができ、第1の導電部材25と、突状部材23との密着性を向上させることができ
る。
第2の導電部材27の構成材料には、金、銀、銅及び白金のうち少なくとも1つ(例え
ば金)が用いられている。なお、第2の導電部材27の構成材料は、これらに限定されず
、例えばチタン等より延性に優れたこれらの金属以外の金属を用いることができる。
第3の導電部材26は、図4に示すように、例えば基材21の実装面21aに積層して
設けられていると共に、電極パッド22に接続されている。第3の導電部材26は、基材
21の表面21aに第1の導電部材25側から延設されるように設けられている。第3の
導電部材26は、例えば突状部材23から離間して設けられている。第3の導電部材26
は、その一部が基材21に密着して設けられている。
第3の導電部材26の構成材料には、例えばチタン、チタン合金のうち少なくとも1つ
が用いられている。なお、第3の導電部材26の構成材料は、これらに限定されず、例え
ば金、銀、銅及び白金より基材21に対する密着性に優れると共に延性の小さい金属を用
いることができる。第3の導電部材26は、第2の導電部材27より基材21との密着性
が高くなっている。
なお、ドライバ側入力端子19は、ドライバ側出力端子17と同様に構成されているの
で、その説明を省略する。
回路基板3は、図1に示すように、張り出し部4aに例えばACF等の接着材を介して
接続されている。回路基板3は、図1に示すように可撓性基材28を備えており、可撓性
基材28は、図2に示すように、例えば入力配線13に図示を省略したACF等を介して
接続された配線18を備えており、配線18を介して図示しない外部機器に接続されてい
る。
(液晶装置の製造方法)
次に、液晶装置1の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図5は第1の実施形態の液晶装置1の製造工程を示すフローチャートである。なお、本
実施形態では、ドライバIC15等の実装前の液晶パネル2の製造工程(S4)及び回路
基板3の製造工程(S6)については、公知技術と同様なのでその説明を省略し、ドライ
バIC15の製造工程(S1〜S3)等について中心的に説明する。
まず、基材21の実装面21aに、例えば基材21の長手方向(図3のY方向)に略蒲
鉾形状の突状部材23を、この長手方向(Y方向)に交差する方向(X方向)に離間して
例えば2列形成する(S1)。突状部材23の構成材料には、例えばアクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂を用いる。
次に、基材21に例えばチタン製等の金属膜を成膜し、成膜した金属膜を例えばフォト
レジスト技術によりエッチングすることで、第1の導電部材25、第3の導電部材26等
を形成する(S2)。このとき、第1の導電部材25は、基材21の実装面21aの一部
及び突状部材22の表面に密着し、第3の導電部材26は、電極パッド22及び実装面2
1aに密着する。
続いて、例えばチタン等より延性に優れた例えば金製等の金属膜を更に成膜し、成膜し
た金製等の金属膜をフォトレジスト技術によりエッチングすることで、第1の導電部材2
5、第3の導電部材26に接続されるように第2の導電部材27を形成する(S3)。第
2の導電部材27は、基材21上及び突状部材23の縁に重なるように設けられることに
なる。これにより、例えばチタン製の第1、第2の導電部材25、26と、チタンより延
性に優れた例えば金製の第2の導電部材27とからなる導電部材24を有するドライバ側
出力端子17を備えたドライバIC15が製造される。
次に、例えばステップ4で製造したドライバIC15を実装する前の液晶パネルとドラ
イバIC15との間に、例えばNCF(Non Conductive Film)等の
接着材20を介して、図4に示すように、ドライバIC15から基板4に向かう方向(図
4のD方向)に、図示しない押圧ヘッドにより、ドライバIC15を押圧して実装し、液
晶パネル2を製造する(S5)。
このとき、例えばドライバ側出力端子17は、基板4側からドライバ側出力端子17に
向かう方向(図4のU方向)に押され、結果的に、例えば図示しない押圧ヘッドの押圧方
向(図4のD方向)とは異なる横方向(例えば図4のR方向等)に突状部材23が押し出
され、押し出された突状部材23により第2の導電部材27等に力が働く。しかし、第2
の導電部材27は、例えば、金等の延性に優れた金属が用いられており、例えば実装時の
突状部材23の変形に応じて第2の導電部材27が延びる。例えば、突状部材23が弾性
変形したときに、延性の小さい第1の導電部材25に延性の大きい第2の導電部材27が
、第2の導電部材27から第1の導電部材25に向かう方向(図4の矢印H方向)等に引
っ張られて第2の導電部材27が延びる。このように、突起部材23を変形させるととも
に、第1の導電部材25及び第2の導電部材27を変形させることで、第2の導電部材2
7の単位体積当たりの変形量が第1の導電部材25の単位体積当たりの変形量より大きく
なる。これにより、例えば、押圧ヘッドによる押圧時等に、第1の導電部材25に引っ張
られて第2の導電部材27が延び、第1の導電部材25と第2の導電部材27とが破断す
ることを防止し導電部材24の導通を確保することができる。このように、最も大きな応
力が働く第2の導電部材27を大きく変形させることで、変形を吸収し応力を分散して導
電部材24の破断を防止することができる。
そして、例えばドライバIC15を実装済みの液晶パネル2と、ステップ6で製造した
回路基板3とを例えばACF等の接着材を介して接続し(S7)、液晶パネル2に図示を
省略した導光板や反射シート等を設ける等して液晶装置1を製造する(S8)。
以上で液晶装置1の製造方法についての説明を終了する。
このように本実施形態によれば、基材21と、基材21に設けられてなるとともに弾性
を有する突状部材23と、突状部材23上に設けられた第1の導電部材25と、基材21
と突状部材23の縁に重なるように設けられ第1の導電部材25と接続された第2の導電
部材27とを有するドライバIC15と、ドライバIC15が実装された基板4とを備え
、第2の導電部材27は、第1の導電部材25より延性が大きいので、例えばドライバI
C15を基板4に実装するために、ドライバIC15を図示しない押圧ヘッドで押圧した
ときに、突状部材23が弾性変形し、突状部材23の基材21から立ち上がる立ち上がり
部分Eに積層された第2の導電部材27に最も大きな力が働いても、延性に優れた第2の
導電部材27が延びて、導電部材24の破断が最も生じ易い部分での破断を防止すること
ができる。例えば、突状部材23が弾性変形したときに、延性の小さい第1の導電部材2
5に延性の大きい第2の導電部材27が上述した図4の矢印H方向に引っ張られて第2の
導電部材27が延び、応力が分散されて、第1の導電部材25と第2の導電部材27とが
断線することを防止することができる。
また、例えば突状部材23、基材21に対する密着性が第2の導電部材27より優れた
第1の導電部材25、第3の導電部材26を用いることで、第1の導電部材25が突状部
材23から剥離することを防止することができると共に、例えば第1の導電部材25、第
3の導電部材26の材質を、基材21に形成される例えば図示しない配線の材質と同じに
することで、製造コストを低下させることができる。
また、例えば突状部材23の縁と基材21とで形成される形状が不連続的な部分N(図
4参照)に、第1の導電部材25と第2の導電部材27とが接続されているところ(以下
、接続部という。)が配置される場合に比べて、図4に示すように、突状部材23の形状
が連続的な部分Cに、第1の導電部材25と第2の導電部材27との接続部が配置される
ため、例えばドライバIC15を押圧して突状部材23が弾性変形したときに、例えば第
1の導電部材25と第2の導電部材27との接続部に働く応力が集中することなく分散さ
れ、第1の導電部材25と第2の導電部材27とのつなぎ目が離れることはない。ここで
、連続的な部分Cとは、図4に示すように、例えば突状部材23の滑らかな表面の一部を
いう。また、不連続的な部分Nとは、図4に示すように、例えば、突状部材23の表面(
曲面)と基材21の実装面21との境界の領域をいう。
更に、例えば、突状部材23の縁に第2の導電部材27より延性が小さい別の導電部材
(例えば、チタンタングステン製の導電層)が設けられこの延性の小さい導電部材に重な
るように第2の導電部材27が設けられている場合には、ドライバIC15の押圧時等に
、突状部材23の弾性変形に伴い延性の小さい別の導電部材(チタンタングステン製の導
電層)が破損し第2の導電部材27の破損を招くことが考えられるが、本実施形態では、
第2の導電部材27が基材21と突状部材23の縁に重なるように、例えば突状部材23
の直上に設けられているので、突状部材23の直上に設けられた延性の小さい別の導電部
材(チタンタングステン製の導電層)が破損することに伴う第2の導電部材27の破断等
をより確実に防止することができる。
更に、導電部材24は、例えば、第2の導電部材27に接続されて基材21に設けられ
た第3の導電部材26を備えるので、例えば、突状部材23に設けられた第1の導電部材
25から第2の導電部材27を介して基材21上の第3の導電部材26に電気信号を伝達
することができる。例えば第3の導電部材26は基材21に設けられた電極パッド22に
接続されているので、電極パッド22を介して出力配線11に信号を伝達することができ
る。
また、第2の導電部材27の構成材料には、金、銀、銅及び白金のうち少なくとも1つ
が用いられているので、例えばチタン等を用いる場合に比べて第2の導電部材27に銅等
を用いる場合には、押圧時に第2の導電部材27が延び易くなるようにして導電部材24
の破断を確実に防止することができ、製造コストを削減することができると共に、多種多
様な導電部材24を構成することができる。
更に、第1の導電部材25、第3の導電部材26の構成材料には、チタン、チタン合金
のうち少なくとも1つが用いられ、突状部材23の構成材料には、例えばアクリル樹脂、
エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂が用いられているので、第1の導電部材25、第3
の導電部材26の構成材料に例えば金が用いられている場合に比べて、樹脂製の突状部材
23、基材21に対する第1の導電部材25、第3の導電部材26の密着性を向上させる
ことができ、第1の導電部材25が突状部材23から剥離したり、第3の導電部材26が
基材21から剥離したりすることを防止することができる。
更に、突状部材23の構成材料には、例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹
脂等の樹脂が用いられているので、例えばドライバIC15を基板4に実装するために、
ドライバIC15を図示しない押圧ヘッドにより押圧するときに、突状部材23を弾性変
形させることができ、例えば第1の導電部材25と例えば基板4の出力配線11との接続
を確実に確保することができる。
なお、第1の導電部材25が例えば突状部材23に積層して設けられたチタンタングス
テン層とこのチタンタングステン層に積層して設けられた金メッキ層とで形成され、第3
の導電部材26が例えば基材21の実装面21aに積層して設けられたチタンタングステ
ン層とこのチタンタングステン層に積層して設けられた金メッキ層とで形成されるように
してもよい。これにより、第1の導電部材25のチタンタングステン層及び第3の導電部
材26のチタンタングステン層により密着性を向上させることができると共に、第1の導
電部材25のチタンタングステン層及び第3の導電部材26のチタンタングステン層は、
実装時に第2の導電部材27に比べて大きな応力がかからないので、第1の導電部材25
のチタンタングステン層及び第3の導電部材26のチタンタングステン層の破損を防止し
、第1の導電部材25の金メッキ層及び第3の導電部材26の金メッキ層の破損を防止す
ることができる。
(第1の変形例)
次に、本発明に係る第1の変形例の液晶装置について説明する。なお、本変形例以降に
おいては、上記実施形態と同一の構成部材等には同一の符号を付しその説明を省略し、異
なる箇所を中心に説明する。
図6は本発明に係る第1の変形例の液晶装置の外観斜視図である。
本変形例の液晶装置101は、液晶パネル102と、液晶パネル102に接続された回
路基板103とを備えている。なお、液晶装置101は、液晶パネル102を支持する図
示を省略したフレーム等のその他の付帯機構が必要に応じて付設される。
液晶パネル102は、基板104と、基板104に対向するように設けられた基板5と
、基板104、5の間に設けられたシール材6及び基板104、5により封止された図示
しない液晶とを備えている。液晶には、例えばTN(Twisted Nematic)
が用いられている。
基板104及び基板5は、例えばガラスや合成樹脂といった透光性を有する材料からな
る板状部材である。基板104の液晶側には、ゲート電極7、ソース電極8、薄膜トラン
ジスタ素子T、画素電極9、ゲート電極7に接続された出力配線111、ソース電極8に
接続された出力配線112が形成されている。
出力配線111は、基板5の外周縁から基板104が張り出した領域(以下、「張り出
し部」と表記する)104aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に並設されている。出
力配線111は、一端がそれぞれゲート電極7に接続されており、出力配線111の他端
が、図示しない配線等を介して、それぞれ回路基板103のドライバIC115の図示し
ないドライバ側出力端子に接続されている。
出力配線112は、張り出し部104aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に並設さ
れている。出力配線112は、一端がそれぞれソース電極8に接続されており、出力配線
112の他端が、図示しない配線等を介して、それぞれ回路基板103のドライバIC1
15の図示しないドライバ側出力端子に接続されている。
回路基板103は、図6に示すように、張り出し部104aに例えばACF等の接着材
を介して接続されている。回路基板103は、図6に示すように、可撓性基材128を備
えており、可撓性基材128には、例えば出力配線111、112に接続された回路基板
側出力配線が付設されており、回路基板側出力配線がドライバIC115のドライバ側出
力端子に接続されている。ドライバIC115の図示を省略したドライバ側入力端子は、
可撓性基材128に付設された回路基板側入力配線に接続されており、この回路基板側入
力配線は図示しない外部機器に接続されている。
ドライバIC115は、例えば第1の実施の形態のドライバIC15等と同様に構成さ
れている。ドライバIC115は、例えば、第1の実施の形態の図4に示すドライバ側出
力端子17と同じ構成の端子を備えているので、以下、説明を簡略化する。
ドライバIC115は、矩形状であり、基材21と、基材21の実装面21aにゲート
電極7の配列方向(Y方向)に対応するようにそれぞれ配列された複数のドライバ側出力
端子17と、ドライバ側入力端子19とを備えている。
ドライバ側出力端子17は、基材21の実装面21aに突設された弾性を有する突状部
材23と、基材及び突状部材23に連続的に積層して設けられた導電部材24とを備えて
いる。
導電部材24は、例えば突状部材23上に設けられた第1の導電部材25と、基材21
と突状部材23の縁に重なるように設けられ第1の導電部材25と接続された第2の導電
部材27と、第2の導電部材27に接続して基材21上等に設けられた第3の導電部材2
6とを備えている。
第1、第3の導電部材25、26の構成材料には、例えばチタン、チタン合金のうち少
なくとも1つが用いられている。なお、第1、第3の導電部材25、26の構成材料は、
これらに限定されず、例えば金、銀、銅及び白金より突状部材23に対する密着性に優れ
ると共に延性の小さい金属を用いることができる。
第2の導電部材27の構成材料には、金、銀、銅及び白金のうち少なくとも1つ(例え
ば金)が用いられている。なお、第2の導電部材27の構成材料は、これらに限定されず
、例えばチタン等より延性に優れたこれらの金属とは異なる金属を用いることができる。
このように、COF(Chip On Film)実装の液晶装置101の場合にも、
本発明を適用することができ、第1の導電部材25と第2の導電部材27の破断を防止す
ることができる。なお、例えば、回路基板103上の他の図示しない電圧制御用の電子部
品の端子にも本発明を適用するようにしてもよい。
(第2の変形例)
次に、本発明に係る第2の変形例の液晶装置について説明する。
図7は第2の変形例の液晶装置の断面図である。
(液晶装置1´の構成)
本変形例の液晶装置1´は、例えばドライバIC15の代わりにドライバIC15´が
実装されて製造された液晶パネル2´と、液晶パネル2´にACF等を介して接続された
回路基板3とを備えている。なお、本変形例では、第1の実施の形態と比べて、ドライバ
IC15´等のみが異なるので、ドライバIC15´等を実装する前の液晶パネル2´、
及び回路基板3等については、その説明を省略する。
ドライバIC15´は、基材21と、基材21の実装面21aにゲート電極7の配列方
向(Y方向)に対応するように配列された複数のドライバ側出力端子17´と、実装面2
1aにゲート電極7の配列方向(Y方向)に対応するように配列された複数のドライバ側
入力端子19とを備えている。
例えば基材21の実装面21a側には、図7に示すように、電極パッド22とでドライ
バ側出力端子17´を挟むように電極パッド33が形成されている。電極パッド33は、
例えば実装面21aに埋設されるように設けられている。
ドライバ側出力端子17´は、突状部材23と、例えば電極パッド22、33、基材2
1及び突状部材23に連続的に積層して設けられた導電部材24´とを備えている。
導電部材24´は、突状部材23を跨ぐように突状部材23に積層して設けられている
。導電部材24´は、第1の導電部材25に代えて突状部材23の頂部23a側に重なっ
て設けられた第1の導電部材30を備えると共に、第2、第3の導電部材27、26に加
えて、第1の導電部材30に接続して基材21と突状部材23の縁に設けられ第1の導電
部材30より延性が大きい第4の導電部材32と、突状部材23を挟んで第3の導電部材
26とは反対側で第4の導電部材32に接続され基材21に設けられた第5の導電部材3
1とを備えている。
第1の導電部材30は、例えば突状部材23の頂部23aに積層して設けられており、
第1の導電部材30の一端部が第2の導電部材27に接続され、他端部が第4の導電部材
32に接続されている。第1の導電部材30は、突状部材23の表面に密着して設けられ
ている。
第1の導電部材30の構成材料には、例えばチタン、チタン合金のうち少なくとも1つ
が用いられている。なお、第1の導電部材30の構成材料は、これらに限定されず、例え
ば金、銀、銅及び白金より突状部材材23に対する密着性が優れると共に延性の小さい金
属を用いることができる。
第4の導電部材32は、基材21と突状部材23の縁に重なるように設けられている。
第4の導電部材32は、突状部材23の基材21から立ち上がる部分E等に積層するよう
に設けられていると共に、例えば突状部材23と、第5の導電部材31との間で実装面2
1aに積層して設けられている。第4の導電部材32は、一端部が第1の導電部材30、
他端部が第5の導電部材31に例えば積層して接続して設けられている。
ドライバIC15´を実装する前においては、例えば、第4の導電部材32の基材表面
である実装面21aからの高さは、例えば突状部材23の実装面21aからの高さの1/
2以下である。
第4の導電部材32の構成材料には、金、銀、銅及び白金のうち少なくとも1つ(例え
ば金)が用いられている。なお、第4の導電部材32の構成材料は、これらに限定されず
、例えばチタン等より延性に優れた金属を用いることができる。
第5の導電部材31は、例えば基材21の実装面21aに積層して設けられていると共
に、電極パッド33に接続されている。第5の導電部材31は、例えば突状部材23から
離間して設けられている。第5の導電部材31は、その一部が基材21に密着して設けら
れている。
第5の導電部材31の構成材料には、例えばチタン、チタン合金のうち少なくとも1つ
が用いられている。なお、第5の導電部材31の構成材料は、これらに限定されず、例え
ば金、銀、銅及び白金より基材21に対する密着性に優れると共に延性の小さい金属を用
いることができる。
このように本変形例によれば、導電部材24´は、突状部材23を跨ぐように設けられ
ており、第1の導電部材25に代えて突状部材23の頂部23a側に重なって設けられた
第1の導電部材30を備えると共に、第2、第3の導電部材27、26に加えて、第1の
導電部材30に接続して基材21と突状部材23の縁に設けられ第1の導電部材30より
延性が大きい第4の導電部材32と、突状部材23を挟んで第3の導電部材26とは反対
側で第4の導電部材32に接続され基材21に設けられた第5の導電部材31とを備えて
いる。このため、例えば突状部材23を跨いだ導電部材24´の第3の導電部材26と、
第5の導電部材31とで基材21にそれぞれ設けられた例えば電極パッド22、33に接
続されるようにすることができ、例えば、ドライバIC15´の実装時に、図示しない押
圧ヘッドの押圧方向(図6のD方向)とは異なる横方向(図6のL方向、R方向)に突状
部材23が弾性変形しても、突状部材23の両側の第2、第4の導電部材27、32が第
1の導電部材30に図7の矢印H方向に引っ張られて延びることができ、より確実に導電
部材24´の破断を防止することができる。また、万一、第2の導電部材27が破断して
も、第4の導電部材32により例えば電極パッド33と、第1の導電部30との導通を確
実に確保することができる。
(第3の変形例)
次に、本発明に係る第3の変形例の液晶装置について説明する。
図8は第3の変形例の液晶装置に用いられるドライバICの断面図である。
本変形例では、例えばドライバ側出力端子17を備えたドライバIC15等の代わりに
、突状部材40を跨がずに突状部材40の頂部40a及び突状部材40の一方の側(電極
パッド22の側)に設けられた導電部材41を有するドライバ側出力端子42を備えたド
ライバIC37が用いられている。導電部材41が、電極パッド22から突状部材23の
頂部23aまで延設されている。
ドライバIC37は、ドライバ側出力端子17の代わりに、ドライバ側出力端子42を
備えている。
ドライバ側出力端子42は、実装面21aに突設された突状部材40と、例えば突状部
材40に積層すると共に、電極パッド22に接続して設けられた導電部材41とを備えて
いる。
導電部材41は、電極パッド22、基材21、突状部材40の一方の側面及び頂部23
aに連続的に積層して設けられている。導電部材41は、第1の実施の形態の第2、第3
の導電部材27、26に加えて、第1の導電部材25に代えて、突状部材40の一方の側
面及び頂部40aに連続的に積層して設けられた第1の導電部材43を備えている。
突状部材40は、例えば断面略台形状であり、第1の実施形態の突状部材23と同様に
ゲート電極7の配列方向を長手方向にしてこの配列方向に交差する方向に離間して2列配
列されている。突状部材40は、導電部材41に覆われずに露出した露出面44を備えて
いる。露出面44は、例えば実装面21aに対して傾斜して設けられた斜面(側面)であ
る。ここで、突状部材40の頂部40aとは、実装面21aに直交する方向(図8のZ方
向)に実装面21aから最も離れた突状部材40の部分をいう。
第1の導電部材43は、その一端部が第2の導電部材27に接続されていると共に、他
端部が突状部材40の頂部40aに積層して密着して設けられている。
第1の導電部材43の構成材料には、例えばチタン、チタン合金のうち少なくとも1つ
が用いられている。なお、第1の導電部43の構成材料は、これらに限定されず、例えば
金、銀、銅及び白金より突状部材40に対する密着性に優れると共に延性の小さい金属を
用いることができる。
第2の導電部材27は、突状部材40の基材21から立ち上がる部分B等に積層するよ
うに設けられていると共に、実装面21aに設けられ、第3の導電部材26に接続されて
いる。
第2の導電部材27の構成材料には、金、銀、銅及び白金のうち少なくとも1つ(例え
ば金)が用いられている。なお、第2の導電部材27の構成材料は、これらに限定されず
、例えばチタン等より延性に優れた金属を用いることができる。
このように本変形例によれば、導電部材41は、電極パッド22から突状部材23の頂
部23aまで延設されており、突状部材40を跨がずに突状部材40の電極パッド22側
(一方の側)に設けられているので、例えば突状部材40の他方の側に導電部材41が設
けられずに突状部材40の斜面である露出面44が露出した状態となり、例えばドライバ
IC37を押圧したときに、弾性変形して押し出された突状部材40を、導電部材41の
ない他方の側に解放して突状部材40の電極パッド22側の第2の導電部材27にかかる
応力を小さくすることができる。従って、突状部材40が突状部材40の電極パッド22
側に押し出されても、突状部材40の立ち上がる部分Bに積層された第2の導電部材27
が延びて破断することをより確実に防止することができる。
(第4の変形例)
図9は第4の変形例の液晶装置に用いられるドライバICの底面図である。
本変形例では、例えばドライバ側出力端子17を備えたドライバIC15等の代わりに
、本発明に係るドライバ側出力端子52を備えたドライバIC57が用いられている。
ドライバIC57は、ドライバ側出力端子17の代わりにドライバ側出力端子52を備
えている。
ドライバ側出力端子52は、実装面21aに突設された突状部材50と、突状部材50
に積層するように設けられた導電部材51とを備えている。
導電部材51は、突状部材50に設けられると共に突状部材50から実装面21aに延
設されている。導電部材51は、例えば電極パッド22に接続されている。導電部材51
は、例えば延性の異なる第1の材料及び第2の材料で構成された第1の導電部51A、第
2の導電部51Bとを備えている。
第1の導電部51Aは、例えば、突状部材50に設けられると共に、突状部材50から
基材21の実装面21aに延設されている。第1の導電部51Aは、例えば、電極パッド
22に接続されている。
第1の導電部51Aの構成材料には、例えばチタン、チタン合金のうち少なくとも1つ
が用いられている。なお、第1の導電部51Aの第1の材料である構成材料は、これらに
限定されず、例えば金、銀、銅及び白金より突状部材50に対する密着性に優れると共に
延性の小さい金属を用いることができる。
第2の導電部51Bは、基材21と突状部材23の縁とに延設されていると共に、第1
の導電部材51Aの延設方向(図9のY方向)に交差する方向(図9のX方向)の導電部
材51の両端部にそれぞれ設けられている。
第2の導電部51Bの構成材料には、第1の導電部51Bの構成材料より延性に優れた
金、銀、銅及び白金のうち少なくとも1つ(例えば金)が用いられている。なお、第2の
材料である第2の導電部51Bの構成材料は、これらに限定されず、例えばチタン等より
突状部材50に対する密着性に優れると共に延性に優れた金属を用いることができる。
第1の導電部51A、第2の導電部51Bは、それぞれが接続されている。
このように本変形例によれば、導電部材51は、延性の異なる構成材料により構成され
ており、延性に優れた第2の導電部51Bは基材21と突状部材23の縁とに延設されて
いると共に第1の導電部材51Aの延設方向(図9のY方向)に交差する方向(図9のX
方向)の導電部材51の両端部にそれぞれ設けられているので、例えばドライバIC57
を基板4に実装するために、ドライバIC57を押圧ヘッド等により押圧したときに、突
状部材50が弾性変形し、弾性変形した突状部材50により突状部材50と実装面21a
との境界領域上の導電部材51に大きな応力が働いても、例えば延性が大きい第2の導電
部材51Bが延びることで、例えば、破断し易い導電部材51の両端部での破損を防止す
ることができる。また、例えば突状部材50に対する密着性が第2の導電部材51Bより
優れた第1の導電部材51Aを用いることで、第1の導電部材51Aが突状部材50から
剥離することを防止することができる。
(第2の実施形態・電子機器)
次に、上述した液晶装置1を備えた本発明の第2の実施形態に係る電子機器について説
明する。
図10は本発明の第2の実施形態にかかる電子機器の表示制御系の全体構成の概略構成
図である。
電子機器300は、表示制御系として例えば図10に示すように液晶パネル2及び表示
制御回路390などを備え、その表示制御回路390は表示情報出力源391、表示情報
処理回路392、電源回路393及びタイミングジェネレータ394などを有する。
また、液晶パネル2には表示領域Iを駆動するドライバIC15等を含む駆動回路36
1を有する。
表示情報出力源391は、ROM(Read Only Memory)やRAM(R
andom Access Memory)などからなるメモリと、磁気記録ディスクや
光記録ディスクなどからなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同
調回路とを備えている。更に表示情報出力源391は、タイミングジェネレータ394に
よって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形
で表示情報を表示情報処理回路392に供給するように構成されている。
また、表示情報処理回路392はシリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ロー
テーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回路を備え、入力した
表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路361へ
供給する。また、電源回路393は、上述した各構成要素に夫々所定の電圧を供給する。
このように本実施形態によれば、破断を防止可能な導電部材24を備えたドライバIC
15が実装された液晶装置1を備えているので、表示性能に優れた電子機器を得ることが
できる。
具体的な電子機器としては、携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの他に液晶装置
が搭載されたタッチパネル、プロジェクタ、液晶テレビやビューファインダ型、モニタ直
視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション、ページャ、電子手帳、電卓、ワード
プロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末等が挙げられる。そして、こ
れらの各種電子機器の表示部として、上述した例えば液晶装置1等が適用可能なのは言う
までもない。
なお、本発明の電子機器、液晶装置は、上述した例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得ることは勿論である。また、本発明の
要旨を変更しない範囲で、上記各実施形態、変形例を組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態ではTFT型の液晶装置1等について説明したがこれに限られ
るものではなく、例えばTFD(Thin Film Diode)型アクティブマトリ
ックス型、パッシブマトリクス型の液晶装置であってもよい。また、プラズマディスプレ
イ装置、電気泳動ディスプレイ装置、電子放出素子を用いた装置(Field Emis
sion Display及びSurface‐Conduction Electro
n‐Emitter Display等)などの各種電気光学装置に本発明を適用しても
よい。
本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の外観斜視図である。 図1の液晶装置のA−A断面図である。 図1の液晶装置に用いられる実装前のドライバICの底面図である。 図2のドライバICのドライバ側出力端子の拡大断面図である。 第1の実施形態の液晶装置の製造工程を示すフローチャートである。 本発明に係る第1の変形例の液晶装置の外観斜視図である。 第2の変形例の液晶装置の断面図である。 第3の変形例の液晶装置に用いられるドライバICの断面図である。 第4の変形例の液晶装置に用いられるドライバICの底面図である。 本発明に係る第2の実施形態の電子機器の表示制御系の概略構成図である。
符号の説明
B、E…部分、 I…表示領域、T…薄膜トランジスタ素子、 1、101…液晶装置
、 2、102…液晶パネル、 3、103…回路基板、 4、5…基板、4a、104
a…張り出し部、 6…シール材、 7…ゲート電極、 8…ソース電極、 9…画素電
極、 11、12、111、112…出力配線、 13、14…入力配線、 15、16
、37、57…ドライバIC、 17、42、52…ドライバ側出力端子、 18…配線
、 19…ドライバ側入力端子、 20…接着材、 21…基材、 21a…実装面、
22、33…電極パッド、 23、40、50…突状部材、 23a、40a…頂部、
24、41、51…導電部材、 25、30、51A…第1の導電部材、 26…第3の
導電部材、27、51B…第2の導電部材、 28、128…可撓性基材、 31…第4
の導電部材、 32…第5の導電部材、44…露出面、 300…電子機器、 361…
駆動回路

Claims (13)

  1. 基材と、当該基材に設けられてなるとともに弾性を有する突状部材と、当該突状部材上
    に設けられてなる第1の導電部材と、前記基材と前記突状部材の縁に重なるように設けら
    れてなり、前記第1の導電部材と接続されてなる第2の導電部材と、を有する電子部品と

    前記電子部品が実装されてなる電気光学装置用基板と、
    を具備し、
    前記第2の導電部材は、前記第1の導電部材より延性が大きいことを特徴とする電気光
    学装置。
  2. 前記電子部品は、前記基材に設けられた電極パッドを有し、
    前記基材に設けられ、前記第2の導電部材及び前記電極パッドに接続された第3の導電
    部材を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第2の導電部材は、前記第1の導電部材の延設方向に交差する方向の端部に設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記第2の導電部材は、前記突状部材の前記基材から立ち上がる部分に積層するように
    設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の電
    気光学装置。
  5. 前記第2の導電部材の構成材料には、金、銀及び銅のうち少なくとも1つが用いられて
    いることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の電気光学装置
  6. 前記第1の導電部材、前記第3の導電部材の構成材料には、チタン、チタン合金のうち
    少なくとも1つが用いられていることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  7. 前記第1の導電部材は、前記突状部材を跨ぐように設けられており、前記第3の導電部
    材は、前記突状部材を挟んで前記突状部材の両側で前記基材に設けられ、前記第2の導電
    部材は、前記第1の導電部材と、それぞれの前記第3の導電部材との間に設けられている
    ことを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置。
  8. 前記第1の導電部材、第2の導電部材及び第3の導電部材を有する配線が、前記電極パ
    ッドから前記突状部材の頂部まで延設されていることを特徴とすることを特徴とする請求
    項2、6、7のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
  9. 前記突状部材の構成材料には、樹脂が用いられてなり、
    前記第1の導電部材及び前記第3の導電部材は、前記第2の導電部材より前記樹脂との
    密着性が高いことを特徴とする請求項6から請求項8のうちいずれか一項に記載の電気光
    学装置。
  10. 基材と、
    前記基材に設けられてなるとともに弾性を有する突状部材と、
    前記突状部材上に設けられてなる第1の導電部材と、
    前記基材と前記突状部材の縁に重なるように設けられてなり、前記第1の導電部材と接
    続されてなる第2の導電部材とを具備し、
    前記第2の導電部材は、前記第1の導電部材より延性が大きいことを特徴とする半導体
    装置。
  11. 前記第2の導電部材の前記基材表面からの高さは、前記突状部材の前記基材表面からの
    高さの1/2以下であることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 基板に実装された電子部品を備えた電気光学装置の製造方法において、
    基材と、当該基材に設けられてなると共に弾性を有する突状部材と、当該突状部材上に
    設けられてなる第1の導電部材と、前記基材と前記突状部材の縁に重なるように設けられ
    てなり、前記第1の導電部材と接続されてなる第2の導電部材とを有する前記電子部品を
    前記基板に実装する工程を有し、
    前記実装工程は、前記突状部材が変形すると共に前記第1及び第2の導電部材が変形し
    、その第2の導電部材の単位体積当たりの変形量が、前記第1の導電部材の単位体積当た
    りの変形量より大きいことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  13. 請求項1から請求項9のうちのいずれか一項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴
    とする電子機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049285A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Seiko Epson Corp 実装構造体及び実装構造体の製造方法
US8183693B2 (en) 2007-07-30 2012-05-22 Seiko Epson Corporation Electronic device, method of producing the same, and semiconductor device
CN116107126A (zh) * 2023-04-06 2023-05-12 惠科股份有限公司 显示模组

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