JP2007159330A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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敦 伊藤
Kenji Aoyanagi
健二 青柳
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Abstract

【課題】設置面積の縮小化を図ったガス絶縁開閉装置を提供する。
【解決手段】受電ユニット1、2の遮断器用密閉容器39の一方の端に接続した断路器用密閉容器40の出口側接続部分42と、変圧器ユニット4、5の遮断器用密閉容器45の一方の端に接続した断路器用密閉容器46の出口側接続部分47とを同一中心軸線57上に配置し、この中心軸線57上に、受電ユニット接続母線16を収納した受電ユニット接続母線用密閉容器49と、変圧器ユニット接続母線17を収納した変圧器ユニット接続母線用密閉容器50とを配置し、これらの受電ユニット接続母線用密閉容器49および変圧器ユニット接続母線用密閉容器50の対向部近傍に二組の分岐部を形成し、一方の組の分岐部間にバイパスユニット3Bを収納したバイパスユニット用密閉容器53を接続し、他方の組の分岐部間にVCTユニット3Aを収納したVCTユニット用密閉容器56を接続した。
【選択図】図1

Description

本発明は、計器用変圧変流器を有した民需向けのガス絶縁開閉装置に関する。
一般に民需向けガス絶縁開閉装置には、使用している電力を測定するために計器用変圧変流器(以下、VCTと称する)が設置され、受電ユニットと変圧器ユニット間にVCTを有するVCTユニットと、これと並列関係のバイパスユニットとを構成している(例えば、特許文献1および特許文献2を参照)。図7に示した従来のガス絶縁開閉装置では、受電ユニット1、2を構成する縦型遮断器用密閉容器39と、変圧器ユニット4、5を構成する縦型遮断器用密閉容器45との間に空間部を形成し、この空間部にVCT21を有するVCTユニット3Aと、これと並列関係のバイパスユニット3Bとを構成している。このとき、縦型遮断器用密閉容器39、45の下部に形成した分岐部に接続した容器58、59の軸方向の端部に受電ユニット接続母線用密閉容器49または変圧器ユニット接続母線用密閉容器50を接続し、これにVCTユニット3Aを収納した密閉容器56を接続し、これとは別に容器58、59の軸方向の中間部から導出した部分にバイパスユニット3Bを収納した密閉容器53を接続していた(例えば、特許文献1を参照)。
特開平8−79920号公報 特開平7−264736号公報
しかしながら、従来の民需向けガス絶縁開閉装置では、縦型遮断器用密閉容器39、45の下部に形成した分岐部に容器58、59を接続し、この容器58、59の軸方向の異なる二箇所の位置、つまり一箇所目は中間部から導出した部分にバイパスユニット3Bを収納した密閉容器53を接続し、また二箇所目は容器58、59の軸方向の端部に受電ユニット接続母線用密閉容器49または変圧器ユニット接続母線用密閉容器50を接続し、これにVCTユニット3Aを収納した密閉容器56を接続していたため、容器58、59の軸方向に大きくなり、しかもVCTユニット3Aと、これと並列関係のバイパスユニット3Bとの接続構成が複雑となり、ガス絶縁開閉装置全体としても大きな設置面積が必要となっていた。
そこで本発明の目的は、VCTユニットとこれと並列関係のバイパスユニットの接続構成を簡略化し設置面積の一層の縮小化を図ったガス絶縁開閉装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、遮断器を有する少なくとも一つの受電ユニットと、この受電ユニットの出口側に接続した受電ユニット接続母線と、遮断器を有する少なくとも一つの変圧器ユニットと、この変圧器ユニットの入口側に接続した変圧器ユニット接続母線と、上記受電ユニット接続母線と上記変圧器ユニット接続母線間に、計器用変圧変流器を有する計器用変圧変流器ユニットと、バイパスユニットとを並列接続したガス絶縁開閉装置において、上記受電ユニットの遮断器を収納した遮断器用密閉容器の一方の端に接続した断路器用密閉容器の出口側接続部分と、上記変圧器ユニットの遮断器を収納した遮断器用密閉容器の一方の端に接続した断路器用密閉容器の出口側接続部分とを同一中心軸線上に配置し、この中心軸線上に、上記受電ユニット接続母線を収納した受電ユニット接続母線用密閉容器と、上記変圧器ユニット接続母線を収納した変圧器ユニット接続母線用密閉容器とを配置し、これらの受電ユニット接続母線用密閉容器および変圧器ユニット接続母線用密閉容器の対向部近傍にそれぞれ二組の分岐部を形成し、一方の組の分岐部間にバイパスユニットを収納したバイパスユニット用密閉容器を接続し、他方の組の分岐部間に計器用変圧変流器ユニットを収納した計器用変圧変流器ユニット用密閉容器を接続したことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のガス絶縁開閉装置において、上記中心軸線を含む仮想平面上に、上記バイパスユニット用密閉容器と上記計器用変圧変流器ユニット用密閉容器を配置したことを特徴とする。
また請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載のガス絶縁開閉装置において、上記受電ユニット接続母線用密閉容器および変圧器ユニット接続母線用密閉容器に形成したそれぞれ二つの分岐部は、上記中心軸線上の同じ位置でそれぞれ異なる方向に形成したことを特徴とする。
さらに請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載のガス絶縁開閉装置において、上記計器用変圧変流器ユニットは、上記計器用変圧変流器と、その両側にそれぞれ接続した断路器とを有して構成し、上記計器用変圧変流器ユニット用密閉容器は、上記分岐部に接続して同方向に延びた第二接続用密閉容器を有し、この第二接続用密閉容器内に上記計器用変圧変流器ユニットの上記断路器を構成したことを特徴とする。
本発明によるガス絶縁開閉装置は、対向配置した受電ユニット接続母線用密閉容器と変圧器ユニット接続母線用密閉容器の対向部近傍に二組の分岐部をそれぞれ形成し、一組の分岐部間にVCTユニットを接続し、他の一組の分岐部間にバイパスユニットを接続するようにしたため、VCTユニットとバイパスユニットの構成を簡略化することができると共に、受電ユニットと変圧器ユニット間に形成するスペースを小さくしてガス絶縁開閉装置の設置面積を縮小することができる。
請求項2に記載の本発明によるガス絶縁開閉装置は、中心軸線を含む仮想平面上に、上記バイパスユニット用密閉容器と上記計器用変圧変流器ユニット用密閉容器を配置しているため、この仮想平面の傾き角度を調整することによってVCTとの接続のためにふさわしい高さを容易に確保することができる。
また請求項3に記載の本発明によるガス絶縁開閉装置は、受電ユニット接続母線用密閉容器および変圧器ユニット接続母線用密閉容器に形成したそれぞれ二つの分岐部は、上記中心軸線上の同じ位置でそれぞれ異なる方向に形成したため、各容器の製作が容易になり、受電ユニット接続母線用密閉容器と変圧器ユニット接続母線用密閉容器の対向部の構成を簡略化し、受電ユニットと変圧器ユニット間に形成するスペースをさらに小さくしてガス絶縁開閉装置の設置面積を縮小することができる。
さらに請求項4に記載の本発明によるガス絶縁開閉装置は、分岐部と同方向に延びる部分の第二接続用密閉容器内に断路器を構成しているため、VCTを除くVCTユニットの構成のためにVCTユニット用密閉容器の軸長を短くすることができる。従って、このVCTユニット用密閉容器の軸長に合わせて受電ユニット接続母線用密閉容器の分岐部のうちVCTユニットを接続する側の一対の分岐部は、近接して配置することができ、受電ユニットと変圧器ユニット間に形成するスペースをさらに小さくしてガス絶縁開閉装置の設置面積を縮小することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施の形態によるガス絶縁開閉装置を適用する回路構成例を示す単線結線図である。
民需用の場合の構成は、送電系統から受電を行う受電ユニット1、2と、使用している電力を測定するためのVCT43を有するVCTユニット3Aと、VCT43の交換時に使用するバイパスユニット3Bと、変圧器6に接続する変圧器ユニット4、5とを備えている。
送電系統からの受電は二つの回線を用いた二回線受電であり、一番線側の受電ユニット1は、計器用変成器6を通して導入した送電系統からのケーブルを、受電ユニット1の入り口に設けたケーブルヘッド8に接続している。このケーブルヘッド8には一端を接地した避雷器9の他端と、断路器10の一端が接続され、この断路器10の他端側には遮断器11の一端が接続されている。遮断器11の他端には断路器12の一端が接続され、受電ユニット1の出口となっている。遮断器11の両側には接地開閉器13、14が接続され、避雷器9の他端側にも接地開閉器15が接続されている。避雷器9は、送電系統側からの過電圧が受電ユニット1内に浸入するとき大地側に吸収する。受電ユニット1の主要機器である遮断器11は、その両端に設置した断路器10、12を開放することにより遮断器11を主回路から完全に切離してそのメンテナンスなどを行えるようにしている。各接地開閉器13〜15は、充電された主回路の各部をそれぞれ接地するために設けられている。
受電ユニット2は、受電ユニット1と同一構成であるため同等物に同一符号を付けて詳細な説明を省略する。
VCTユニット3Aおよびバイパスユニット3Bは、受電ユニット1、2の出口間を接続する受電ユニット接続母線16と、詳細を後述する変圧器ユニット4、5間を接続する変圧器ユニット接続母線17との間に並列接続して構成されている。VCTユニット3Aは、VCT21と、その両側に接続した断路器19、23とを備えた基本構成であり、受電ユニット接続母線16と断路器19間に接続した受電ユニット側接続用母線18と、断路器19とVCT21間を接続した一方のVCT側接続用母線20と、VCT21と断路器23間を接続した他方のVCT側接続用母線22と、断路器23と変圧器ユニット接続母線17間を接続する変圧器ユニット側接続用母線24とを有している。また受電ユニット側接続用母線18、VCT側接続用母線20およびVCT側接続用母線22には、それぞれその一端を接続すると共にその他端を接地した接地開閉器25、26、27が設けられている。
一方、バイパスユニット3Bは、受電ユニット接続母線16に接続した受電ユニット側バイパス母線28と、変圧器ユニット接続母線17に接続した変圧器ユニット側バイパス母線29と、受電ユニット側バイパス母線28と変圧器ユニット側バイパス母線29間に接続したバイパス用断路器30と、変圧器ユニット側バイパス母線29に一端を接続し他端を接地した接地開閉器31とを備えている。バイパスユニット3BはVCT21のメンテナンス時に用いられるもので、VCT21の両側に接続されて通常閉路状態の断路器19、23をそれぞれ開路し、接地開閉器26、27を投入してVCT側接続用母線20、22を接地し、通常開路状態にあるバイパス用断路器30を閉路してからVCT21のメンテナンスを行う。バイパスユニット3Bに設けた接地開閉器31やVCTユニット3Aに設けた接地開閉器25は、電気的な関係を満足するならどちらのユニットに構成しても同様である。
変圧器ユニット4、5は、設置する変圧器6の台数によって数が決まり、例えば、二台の変圧器を使用する場合は変圧器ユニット4、5の数も二つとなる。変圧器ユニット4、5は同一構成であるから、ここでは変圧器ユニット4についてのみ説明し、変圧器ユニット5については同等物に同一符号を付けて詳細な説明を省略する。変圧器ユニット4は、遮断器33と、この遮断器33と変圧器ユニット接続母線17間に接続した断路器32と、遮断器33の両側に設けた接地開閉器35、36と、出口側のケーブルヘッド34を有して構成している。ケーブルヘッド34により導出したケーブルは計器用変成器37を貫通した後、変圧器6に接続される。
図3は、上述の回路構成に基づいてガス絶縁開閉装置として構成した受電ユニット1を示す側面図である。
各機器は、絶縁性ガスを充填した密閉容器内に各機器の高圧導体を絶縁配置して構成している。下部を架台38で支持した縦型の遮断器用密閉容器39には、上下方向に断路器用密閉容器40、41を接続し、断路器用密閉容器40内に断路器12を構成し、断路器用密閉容器41内に断路器10と、避雷器9と、接地開閉器7を構成している。断路器用密閉容器41のケーブルヘッド8には送電系統に至るケーブルが接続されている。断路器用密閉容器40は、後述する図1から分かるように平面図で全体としてほぼ断面T字状に成され、遮断器用密閉容器39の分岐部の中心軸線方向に延びた部分に断路器12を構成し、これと直行する出口側接続部分42はほぼ水平に配置され、同部の出口側接続導体42aに後述する受電ユニット接続母線16が接続される。遮断器用密閉容器39内には、遮断器11と、その両側にそれぞれその一端を接続した接地開閉器13、14が収納されており、断路器12、15を含むこれらの操作器等を収納した操作器盤43が遮断器用密閉容器39の反対側に配置されている。
図4は、上述の回路構成に基づいてガス絶縁開閉装置として構成した変圧器ユニット4を示す側面図である。
各機器は、絶縁性ガスを充填した密閉容器内に各機器の高圧導体を絶縁配置して構成している。下部を架台44で支持した縦型の遮断器用密閉容器45の下方にはケーブルヘッド34が構成され、このケーブルヘッド34に変圧器6に至るケーブルが接続されている。また遮断器用密閉容器45の上方向に断路器用密閉容器46を接続し、この断路器用密閉容器46内に断路器32を構成している。この断路器用密閉容器46は、後述する図1から分かるように平面図で全体としてほぼ断面T字状に成され、遮断器用密閉容器45の分岐部の中心軸線方向に延びた部分に断路器32を構成し、これと直行する入口側接続部分47はほぼ水平に配置され、同部の入口側接続導体47aには詳細を後述する変圧器ユニット接続母線17が接続される。この断路器用密閉容器46の入口側接続部分47は、上述した受電ユニット1における断路器用密閉容器40の出口側接続部分42とほぼ同一中心軸線上に配置している。遮断器用密閉容器45内には、遮断器33と、その両側にそれぞれその一端を接続した接地開閉器35、36が収納されており、断路器32を含むこれらの操作器等を収納した操作器盤48が遮断器用密閉容器45の反対側に配置されている。
図1は、図2に示した回路構成に基づいて構成したガス絶縁開閉装置の平面図である。
受電ユニット1と受電ユニット2は、図3に示した構成であり、両操作器盤43が列盤構成となるように近接配置している。変圧器ユニット4、5は、図4に示した構成であり、受電ユニット1、2とは所定教隔てた位置で両操作器盤43が列盤構成となるように近接配置している。受電ユニット1、2は、図3で説明した断路器用密閉容器40の出口側接続部分42間を連結すると共に、その内部に収納した出口側接続導体42a間を電気的に接続している。また変圧器ユニット4、5は、図4で説明した断路器用密閉容器46の出口側接続部分47間を連結すると共に、その内部に収納した入口側接続導体47a間を電気的に接続している。受電ユニット1、2における断路器用密閉容器40の出口側接続部分42と、変圧器ユニット4、5における断路器用密閉容器46の入口側接続部分47とはほぼ水平に配置すると共に、これらをほぼ同一中線線57上に配置している。さらに、この同一中心軸線57上に、受電ユニット接続母線16を収納した受電ユニット接続母線用密閉容器49と、変圧器ユニット接続母線17を収納した変圧器ユニット接続母線用密閉容器50とを配置している。
受電ユニット1、2と変圧器ユニット4、5との間の空間部分を利用して、同一中心軸線57上に配置した受電ユニット接続母線用密閉容器49と変圧器ユニット接続母線用密閉容器50には、それぞれ対を成す二組の分岐部を上述した中心軸線に対してほぼ直交する方向に延びて形成している。一組の分岐部には第一接続用密閉容器51と第一接続用密閉容器52をそれぞれ連結し、これら第一接続用密閉容器51、52の対向部間にバイパスユニット用密閉容器53を連結している。このバイパスユニット用密閉容器53内に、図2に示した受電ユニット側バイパス母線28と、変圧器ユニット接続母線17に接続した変圧器ユニット側バイパス母線29と、受電ユニット側バイパス母線28と変圧器ユニット側バイパス母線29間に接続したバイパス用断路器30と、変圧器ユニット側バイパス母線29に一端を接続し他端を接地した接地開閉器31とを構成している。一組の分岐部間を接続する密閉容器の構成および形状は種々考えられ、第一接続用密閉容器51、52を含むバイパスユニット用密閉容器53内にバイパスユニット3Bを構成しても良い。
受電ユニット接続母線用密閉容器49と変圧器ユニット接続母線用密閉容器50に形成した他の組の分岐部には、第二接続用密閉容器54と第二接続用密閉容器55をそれぞれ連結し、これら第二接続用密閉容器54と第二接続用密閉容器55間にVCTユニット用密閉容器56を連結している。このVCTユニット用密閉容器56内、または第二接続用密閉容器54および第二接続用密閉容器55を含んだVCTユニット用密閉容器56内に、図2に示したVCT21を除くVCTユニット3Aを構成している。
このようなガス絶縁開閉装置は、複数の受電ユニット1、2を有する場合はそれらを近接して配置し、また複数の変圧器ユニット4、5を有する場合はそれらを近接して配置し、受電ユニット1、2と変圧器ユニット4、5間に確保したスペースを利用してVCTユニット3Aとバイパスユニット3Bとを構成するようにしているため、VCTユニット3Aとバイパスユニット3Bを構成した部分の片側に受電ユニットおよび変圧器ユニットを互いに近接して配置した場合に比べて、VCTユニット3Aとバイパスユニット3Bの構成を簡略化することができる。
受電ユニット1、2と変圧器ユニット4、5を分散して配置する場合、例えば、図3に示した断路器用密閉容器40に出口側接続導体42と、この出口側接続部分42に隣接して第二の出口側接続部分を接続し、図4に示した断路器用密閉容器40にも入口側接続導体47と、この入口側接続部分42に隣接して第二の入口側接続部分を接続し、また第二の出口側接続部分と第二の入口側接続部分を同一中心軸線上に配置し、出口側接続部分42と入口側接続導体47間に、例えばVCTユニット3Aを接続し、第二の出口側接続部分と第二の入口側接続部分間に、例えばバイパスユニット3Bを接続することも考えられる。しかしこの場合、受電ユニット1、2および変圧器ユニット4、5の構成が複雑で大型化すると共に、受電ユニット1、2と変圧器ユニット4、5間に形成するスペースを大きくしてガス絶縁開閉装置の設置面積を増大させてしまう。これに対して、対向配置した受電ユニット接続母線用密閉容器49と変圧器ユニット接続母線用密閉容器50の対向部近傍に二組の分岐部をそれぞれ形成し、一組の分岐部間にVCTユニット3Aを接続し、他の一組の分岐部間にバイパスユニット3Bを接続するようにしたため、VCTユニット3Aとバイパスユニット3Bの構成を簡略化することができると共に、受電ユニット1、2と変圧器ユニット4、5間に形成するスペースを小さくしてガス絶縁開閉装置の設置面積を縮小することができる。
また、この実施の形態では、縦型の遮断器用密閉容器39、45を用い、その同方向の上下から電路を導入および導出するようにし、上方に接続した断路器用密閉容器40の出口側接続部分42と、断路器用密閉容器46の出口側接続部分47との中心軸線57上に、受電ユニット接続母線16を収納した受電ユニット接続母線用密閉容器49と、変圧器ユニット接続母線17を収納した変圧器ユニット接続母線用密閉容器50とを配置したため、受電ユニット接続母線用密閉容器49および変圧器ユニット接続母線用密閉容器50は付設面から所定の高さに配置されることになる。従って、上述した二組の分岐部と、この分岐部間に連結するVCTユニット用密閉容器56などの密閉容器も同じ所定の高さ、つまり受電ユニット接続母線用密閉容器49および変圧器ユニット接続母線用密閉容器50の中心軸線57が通る仮想水平面に構成することができる。これはVCT21の接続部が所定の高さに位置する構成にとって好都合であり、VCTユニット用密閉容器56とVCT21との接続が簡単な構成で容易に行うことができる。
さらに、この実施の形態では、受電ユニット接続母線用密閉容器49と変圧器ユニット接続母線用密閉容器50の対向部近傍に二組の分岐部を形成し、この分岐部と同方向に延びる部分の第二接続用密閉容器54内に断路器19を構成し、第二接続用密閉容器55内に断路器23を構成しているため、VCT21を除くVCTユニット3Aの構成のためにVCTユニット用密閉容器56の軸長を短くすることができる。従って、このVCTユニット用密閉容器56の軸長に合わせて受電ユニット接続母線用密閉容器49の分岐部のうちVCTユニット3Aを接続する側の一対の分岐部は、近接して配置することができる。
この説明から分かるように、対向配置した受電ユニット接続母線用密閉容器49と変圧器ユニット接続母線用密閉容器50の対向部近傍に二組の分岐部をそれぞれ形成する際、それぞれの組の分岐部は中心軸線57の軸方向にずれた位置とすることができ、第一接続用密閉容器51、52のいずれか一方、ここでは第一接続用密閉容器51を第二接続用密閉容器54よりも外側にずらすことができる。このように分岐部の位置をそれぞれの組で変えることができるので、VCTユニット用密閉容器56の軸長、バイパスユニット用密閉容器53の軸長に容易に合わせて構成することができる。第一接続用密閉容器51、52においても、第二接続用密閉容器54、55と同様にその内部に断路器30や接地開閉器31の少なくとも一方を構成すれば、バイパスユニット用密閉容器53の軸長を短縮することができるので、その分岐部間をさらに近接することができ、結局、VCTユニット3Aとバイパスユニット3Bの配置のために受電ユニット1、2および変圧器ユニット4、5間に形成する空間部を縮小することができる。
しかも、対向配置した受電ユニット接続母線用密閉容器49と変圧器ユニット接続母線用密閉容器50の対向部近傍に二組の分岐部をそれぞれ形成し、一組の分岐部間にVCTユニット3Aを接続し、他の一組の分岐部間にバイパスユニット3Bを接続するようにしたため、容易にVCT21の高さに合わせることができる。次に、そのような実施の形態について説明する。
図5および図6は、本発明の他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す正面図および平面図であり、先の実施の形態との同等物には同一符号を付けて詳細な説明を省略する。
上述した受電ユニット接続母線用密閉容器49と変圧器ユニット接続母線用密閉容器50は、同一中心軸線57上に配置し、これらの受電ユニット接続母線用密閉容器49および変圧器ユニット接続母線用密閉容器50の対向部近傍には二組の分岐部を形成する点では先の実施の形態と同様であるが、これら各分岐部は中心軸線57の軸方向の同じ位置それぞれ形成すると共に、一つの仮想垂直面内に形成するようにしている。中心軸線57の下方部にバイパスユニット3Bを収納したバイパスユニット用密閉容器53を配置し、中心軸線57の上方部にVCTユニット3Aを収納したVCTユニット用密閉容器56を配置している。受電ユニット接続母線用密閉容器49と変圧器ユニット接続母線用密閉容器50の対向部に形成した空間部に、VCT21を配置し、架台58によってバイパスユニット用密閉容器53の上方部でVCT21を支持している。
このような構成のガス絶縁開閉装置によれば、基本的には先の実施の形態の場合とほぼ同様の効果を期待することができ、しかも、上下方向には多少高さが増大するが、操作器盤43、48側から見て奥行き方向の設置面積をさらに縮小することができる。
この説明から分かるように中心軸線57を通る同一仮想平面内にバイパスユニット用密閉容器53およびVCTユニット用密閉容器56を構成することにより、この仮想平面に所定の傾きを与えることにより、VCTユニット用密閉容器56をVCT21との接続にとって都合の良い高さにすることができると共に、設置面積を調整することができる。
また、この実施の形態では、受電ユニット接続母線用密閉容器49および変圧器ユニット接続母線用密閉容器50に形成したそれぞれ二つの分岐部は、中心軸線57上の同じ位置でそれぞれ異なる方向に形成したため、例えば左右側の容器がほぼ同じ構造となり各容器の製作が容易になり、受電ユニット接続母線用密閉容器49と変圧器ユニット接続母線用密閉容器50の対向部の構成をすっきりと簡略化し、受電ユニット1、2と変圧器ユニット4、5間に形成するスペースをさらに小さくしてガス絶縁開閉装置の設置面積を縮小することができる。
また、上述した各実施の形態では、受電ユニット接続母線用密閉容器49および変圧器ユニット接続母線用密閉容器50の対向部近傍に、同一仮想平面に位置する二組の分岐部を形成しているが、これら二組の分岐部は例えば90度の開き角度を有していても良い。このような構成によれば、バイパスユニット用密閉容器53およびVCTユニット用密閉容器56をそれぞれ任意の高さ位置に配置することができる。例えば、図4に示したバイパスユニット用密閉容器53をさらに上方部に配置することが可能となるため、受電ユニット接続母線用密閉容器49および変圧器ユニット接続母線用密閉容器50は図3および図4に示した遮断器用密閉容器43、45の下方に形成した分岐接続部に、断路器用密閉容器40、46を接続し、これらの出口側接続部分42と出口側接続部分47と同じ中心軸線上に受電ユニット接続母線用密閉容器49および変圧器ユニット接続母線用密閉容器50を配置することもできる。
本発明によるガス絶縁開閉装置は、二つの受電ユニット1、2と二つの変圧器ユニット4、5を有する構成について説明したが、それぞれ少なくとも一つの構成を有するものに適用することができ、またバイパスユニット3Bとしては図示の構成に限らずVCTユニット3Aと同様の構成としたものにも適用することができる。
本発明の一実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す平面図である。 本発明を適用する民需用ガス絶縁開閉装置の回路構成例を示す単線結線図である。 図1に示したガス絶縁開閉装置の受電ユニットを示す側面図である。 図1に示したガス絶縁開閉装置の変圧器ユニットを示す側面図である。 本発明の他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す平面図である。 図5に示したるガス絶縁開閉装置の平面図である。 従来のガス絶縁開閉装置を示す背面図である。
符号の説明
1、2 受電ユニット
3A VCTユニット
3B バイパスユニット
4、5 変圧器ユニット
8 ケーブルヘッド
10、12 断路器
11 遮断器
16 受電ユニット接続母線
17 変圧器ユニット接続母線
18 受電ユニット側接続用母線
19 断路器
20 VCT側接続用母線
21 VCT
22 VCT側接続用母線
23 断路器
24 変圧器ユニット側接続用母線
28 受電ユニット側バイパス母線
29 変圧器ユニット側バイパス母線
30 バイパス用断路器
39、45 遮断器用密閉容器
40、46 断路器用密閉容器
42 出口側接続部分
43、48 操作器盤
47 入口側接続部分
49 受電ユニット接続母線用密閉容器
50 変圧器ユニット接続母線用密閉容器
51、52 第一接続用密閉容器
53 バイパスユニット用密閉容器
54、55 第二接続用密閉容器
56 VCTユニット用密閉容器

Claims (4)

  1. 遮断器を有する少なくとも一つの受電ユニットと、この受電ユニットの出口側に接続した受電ユニット接続母線と、遮断器を有する少なくとも一つの変圧器ユニットと、この変圧器ユニットの入口側に接続した変圧器ユニット接続母線と、上記受電ユニット接続母線と上記変圧器ユニット接続母線間に、計器用変圧変流器を有する計器用変圧変流器ユニットと、バイパスユニットとを並列接続したガス絶縁開閉装置において、上記受電ユニットの遮断器を収納した遮断器用密閉容器の一方の端に接続した断路器用密閉容器の出口側接続部分と、上記変圧器ユニットの遮断器を収納した遮断器用密閉容器の一方の端に接続した断路器用密閉容器の出口側接続部分とを同一中心軸線上に配置し、この中心軸線上に、上記受電ユニット接続母線を収納した受電ユニット接続母線用密閉容器と、上記変圧器ユニット接続母線を収納した変圧器ユニット接続母線用密閉容器とを配置し、これらの受電ユニット接続母線用密閉容器および変圧器ユニット接続母線用密閉容器の対向部近傍にそれぞれ二組の分岐部を形成し、一方の組の分岐部間にバイパスユニットを収納したバイパスユニット用密閉容器を接続し、他方の組の分岐部間に計器用変圧変流器ユニットを収納した計器用変圧変流器ユニット用密閉容器を接続したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 請求項1に記載のガス絶縁開閉装置において、上記中心軸線を含む仮想平面上に、上記バイパスユニット用密閉容器と上記計器用変圧変流器ユニット用密閉容器を配置したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  3. 請求項1に記載のガス絶縁開閉装置において、上記受電ユニット接続母線用密閉容器および変圧器ユニット接続母線用密閉容器に形成したそれぞれ二つの分岐部は、上記中心軸線上の同じ位置でそれぞれ異なる方向に形成したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  4. 請求項1に記載のガス絶縁開閉装置において、上記計器用変圧変流器ユニットは、上記計器用変圧変流器と、その両側にそれぞれ接続した断路器とを有して構成し、上記計器用変圧変流器ユニット用密閉容器は、上記分岐部に接続して同方向に延びた第二接続用密閉容器を有し、この第二接続用密閉容器内に上記計器用変圧変流器ユニットの上記断路器を構成したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012039837A (ja) * 2010-08-12 2012-02-23 Takaoka Electric Mfg Co Ltd ガス絶縁開閉装置

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