JP2007149948A - 真空処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】真空処理室に被処理体を搬入出するためにゲートバルブを開けた際に真空処理室のプロセス雰囲気が隣の搬送室側に拡散または逆拡散するのを確実に防止すること。
【解決手段】ゲートバルブGBが開状態となるとき、真空搬送室10内では当該ゲートバルブGAの足元に位置する周辺局所排気ポート46だけが唯一排気稼動している排気口であることから、真空搬送室10内の至る所から気体が当該ゲートバルブGAないし当該周辺局所排気ポート46付近に向って流れてくる。このような局所排気により、真空搬送ロボットRB1の搬送アームやウエハWが開状態の当該ゲートバルブGAを通っても真空処理室12内のプロセス雰囲気が真空搬送室10内に入ってくる確率は非常に低く、たとえプロセス雰囲気が入ってきても直下の周辺局所排気ポート46へ押し込められて、そこから速やかに排出される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、減圧下で被処理体に所望の処理を施す真空処理装置に係り、特に真空処理室と減圧可能な搬送室とをゲートバルブを介して連結してなる真空処理装置に関する。
半導体デバイスやFPD(フラット・パネル・ディスプレイ)の製造においては、成膜処理、熱処理、ドライエッチング処理、クリーニング処理等の様々なプロセスが真空容器の中で処理ガスを用いて行われる。このような真空プロセスが行われる真空容器または真空処理室を大気に開放することなく室内に被処理体(半導体ウエハ、ガラス基板等)を搬入出するために、常時減圧状態を保持する(第1)タイプもしくは室内が選択的に大気圧状態または減圧状態に切換可能な(第2)タイプの搬送室がゲートバルブを介して真空処理室に接続され、該搬送室内に搬送ロボットが設けられる(たとえば特許文献1)。
第1タイプの搬送室を用いる場合は、大気圧空間と真空空間との間で転送される被処理体を留め置くために室内が選択的に大気圧状態または減圧状態に切換可能なロードロック室が別のゲートバルブを介して該搬送室に接続され、該ロードロック室は該ゲートバルブの反対側に位置するドアバルブを介して大気圧空間に開放可能となっている。第2タイプの場合は、搬送室がロードロック室によって構成され、やはりゲートバルブの反対側に位置するドアバルブを介して大気圧空間に開放可能となっている。
ゲートバルブは、被処理体の通路を垂直に仕切る開閉バルブであり、定常時は閉状態を保持し、被処理体または搬送ロボットのアームを通す時だけ一時的に開状態となる。真空処理室の搬入出口に設けられるゲートバルブが開くと、真空処理室と搬送室とが連通する。この時、真空処理室のプロセス雰囲気が搬送室内に入って拡散すると、プロセス雰囲気中の残ガスや反応副生成物等により搬送室内で腐食、汚染、パーティクル等が発生する。そこで、ゲートバルブが開いた時に搬送室側の気体が真空処理室内に流入してもその反対つまり真空処理室側の気体が搬送室内に流入するのを防止するように、搬送室内の圧力を真空処理室内の圧力よりも高めに設定する圧力制御の手法が採られている。
特開平3−87386
従来の真空処理装置は、ゲートバルブを介して真空処理室に接続される搬送室を真空排気するために室内の中心部つまり搬送ロボットの本体の近傍に排気ポートを設け、この排気ポートに真空ポンプを接続している。これにより、排気動作が行われている間は、搬送室内の気体が四方から集められるようにして中心部の排気ポートより排出されるようになっている。しかしながら、このような真空処理装置においては、上記のような圧力制御の手法を採っても、ゲートバルブを開けた時に真空処理室のプロセス雰囲気が圧力勾配に逆らって搬送室内に拡散する、つまり逆拡散するのを十全に防止することができず、結果として搬送室内で腐食、汚染、パーティクルを発生させていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、真空処理室に被処理体を搬入出するためにゲートバルブを開けた際に真空処理室のプロセス雰囲気が隣の搬送室側に拡散または逆拡散するのを確実に防止し、搬送室内で腐食、汚染、パーティクルが発生するのを効果的に防止ないし低減する真空処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の真空処理装置は、室内が減圧状態に保たれ、室内と隣室との間で被処理体の搬送を行う搬送機構が設けられている真空搬送室と、前記真空搬送室に第1のゲートバルブを介して接続され、減圧下の室内で被処理体に所定の処理が行われる真空処理室と、前記第1のゲートバルブに近接して前記真空搬送室の底面に設けられた第1の排気ポートと、前記真空搬送室の室内を真空排気するために前記第1の排気ポートに接続された第1の排気部とを有する。
上記の構成においては、真空処理室内の気体が第1のゲートバルブ付近に集まるようにして室内周辺部の第1の排気ポートから局所的に排出される。真空搬送室と真空処理室との間で被処理体の受け渡しを行うために第1のゲートバルブを開けると、真空搬送室と真空処理室とは連通するが、真空搬送室側の上記局所排気によって真空処理室のプロセス雰囲気が真空搬送室内に入り難く、たとえ入ったとしても直下の足元に位置する第1の排気ポートへ引かれて速やかに排出される。好ましくは、真空搬送室内の圧力が真空処理室内の圧力よりも高めに設定されてよい。
本発明の好ましい一態様によれば、真空搬送室の中心部またはその付近の底面に第2の排気ポートが設けられ、この第2の排気ポートに真空搬送室の室内を真空排気するための第2の排気部が接続される。この場合、好適な一態様として、第1のゲートバルブが閉まっている第1の期間中は少なくとも第2の排気部に排気動作を行わせ、第1のゲートバルブが開く直前から閉まった直後までの第2の期間中は少なくとも第1の排気部に排気動作を行わせてよい。特に、本発明の局所排気の効果を高めるうえで、第2の期間中は第2の排気部を止めておくのが好ましい。このように、第1のゲートバルブを開状態とするときだけ第1の排気部に排気動作を行わせ、それ以外の時は室内中心部の第2の排気ポートに排気動作を行わせることで、第1の排気部による真空処理室のプロセス雰囲気に対する遮断作用と第2の排気部による真空搬送室内の均一な真空排気とをうまく両立させることができる。
また、好適な一態様として、第1の排気部が、第1の排気ポートと真空ポンプとを結ぶ第1の排気路と、この第1の排気路に設けられた第1の開閉弁とを有し、第2の排気部が、第2の排気ポートと真空ポンプとを結ぶ第2の排気路と、第2の排気路に設けられた第2の開閉弁とを有する。この場合、第1および第2の排気部は、排気流量を制御するために第1および第2の排気路にそれぞれ第1および第2の流量制御弁を設けてよい。
さらに、本発明の好ましい一態様によれば、真空搬送室にパージガスを供給するためのパージガス供給部が備えられる。このパージガス供給部は、真空搬送室内で搬送機構よりも高い位置に給気ポートを有し、真空搬送室内の圧力を設定値に保つようにパージガスを供給する。
また、好ましい一態様によれば、真空搬送室に第2のゲートバルブを介して接続されるとともに大気圧空間とドアバルブを介して接続され、大気圧空間と真空搬送室との間で転送される被処理体を一時的に留め置くために室内が選択的に大気圧状態または減圧状態に切り換えられるロードロック室も備えられる。
本発明の第2の真空処理装置は、減圧下の室内で被処理体に所定の処理が行われる真空処理室と、前記真空処理室にゲートバルブを介して接続されるとともに大気圧空間とドアバルブを介して接続され、室内に前記真空処理室と前記大気圧空間との間で被処理体の搬送を行う搬送機構が設けられ、室内が選択的に大気圧状態または減圧状態に切り換えられるロードロック室と、前記ゲートバルブに近接して前記ロードロック室の底面に設けられた第1の排気ポートと、前記ロードロック室の室内を真空排気するために前記第1の排気ポートに接続された第1の排気部とを有する。
上記の構成においては、ロードロック室内の気体がゲートバルブ付近に集まるようにして室内周辺部の第1の排気ポートから局所的に排出される。ロードロック室と真空処理室との間で被処理体の受け渡しを行うために第1のゲートバルブを開けると、ロードロック室と真空処理室とは連通するが、ロードロック室側の局所排気によって真空処理室のプロセス雰囲気がロードロック室に入り難く、たとえ入ったとしても直下の足元に位置する第1の排気ポートへ引かれて速やかに排出される。好ましくは、ロードロック室内の圧力が真空処理室内の圧力よりも高めに設定されてよい。
本発明の好ましい一態様によれば、ロードロック室の中心部またはその付近の底面に第2の排気ポートが設けられ、この第2の排気ポートにロードロック室の室内を真空排気するための第2の排気部が接続される。この場合、第2の排気部の排気能力を第1の排気部の排気能力よりも大きくするのが好ましい。好適な一態様として、ドアバルブを開けている第1の期間中は第1および第2の排気部を止めておき、ドアバルブを閉めてからロードロック室内の圧力を大気圧から真空の設定値まで減圧する第2の期間中は少なくとも第2の排気部に排気動作を行わせ、ロードロック室内の圧力を設定値付近に保持した状態で第1のゲートバルブが開く直前から閉まった直後までの第3の期間中は少なくとも第1の排気部に排気動作を行わせる。特に、本発明の局所排気の効果を高めるうえで、第3の期間中は第2の排気部を止めておくのが好ましい。このように、第1のゲートバルブを開状態とするときだけ第1の排気部に排気動作を行わせ、それ以外の時は室内中心部の第2の排気ポートに排気動作を行わせることで、第1の排気部による真空処理室のプロセス雰囲気に対する遮断作用と第2の排気部による真空搬送室内の均一な真空排気とをうまく両立させることができる。
別の好適な一態様によれば、ロードロック室の室内を真空排気するために第2の排気部よりも排気能力の小さい第3の排気部を第2の排気ポートに接続し、ドアバルブを開けている第1の期間中は第1、第2および第3の排気部を止めておき、ドアバルブを閉めてからロードロック室内の圧力を大気圧から真空の設定値まで減圧する第2の期間中は少なくとも第2の排気部に排気動作を行わせ、ロードロック室内の圧力が設定値に達した後に第1のゲートバルブが閉まっている第3の期間中は少なくとも第3の排気部に排気動作を行わせ、第1のゲートバルブが開く直前から閉まった直後までの第4の期間中は少なくとも第1の排気部に排気動作を行わせる。特に、本発明の局所排気の効果を高めるうえで、第4の期間中は第2の排気部を止めておくのが好ましい。
この第2の真空処理装置においても、好ましくは、ロードロック室にパージガスを供給するためのパージガス供給部が備えられる。このパージガス供給部は、真空搬送室内で搬送機構よりも高い位置に給気ポートを有し、真空搬送室内の圧力を前記設定値に保つようにパージガスを供給する。
本発明の真空処理装置によれば、上記のような構成および作用により、真空処理室に被処理体を搬入出するためにゲートバルブを開けた際に真空処理室のプロセス雰囲気が隣の搬送室側に拡散または逆拡散するのを確実に防止し、搬送室内で腐食、汚染、パーティクルが発生するのを効果的に防止ないし低減することができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1に、本発明の第1の実施形態に係る真空処理装置の全体構成を示す。この真空処理装置は、いわゆるクラスタツールであり、クリーンルーム内に設置され、チャンバ型の真空搬送室10を有する例えば六角形のトランスファ・モジュールTMの周りに複数(たとえば4台)のプロセス・モジュールPM1,PM2,PM3,PM4と、一対のロードロック・モジュールLLM1,LLM2とをクラスタ状に配置している。
プロセス・モジュールPM1,PM2,PM3,PM4は、室内の圧力が個別に設定ないし制御されるチャンバ型の真空処理室12を有している。ロードロック・モジュールLLM1,LLM2は、後述するように、室内を選択的に大気圧状態または減圧状態に切り換えられるチャンバ型のロードロック室14を有している。プロセス・モジュールPM1,PM2,PM3,PM4の真空処理室12はそれぞれゲートバルブGAを介してトランスファ・モジュールTMの真空搬送室10に連結されている。ロードロック・モジュールLLM1,LLM2のロードロック室14はそれぞれゲートバルブGBを介して真空搬送室10に連結されている。真空搬送室10の室内には旋回および伸縮可能な一対の搬送アームFA,FBを有する真空搬送ロボットRB1が設けられている。
プロセス・モジュールPM1,PM2,PM3,PM4は、各々の真空処理室12内で所定の用力(処理ガス、高周波、熱等)を用いて所要の枚葉処理、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)、ALD(Atomic Layer Deposition)あるいはPVD(Physical Vapor Deposition)等の成膜処理、熱処理、半導体ウエハ表面のクリーニング処理、ドライエッチング加工等を行うようになっている。
ロードロック・モジュールLLM1,LLM2は、ロードロック室14内の雰囲気を大気圧状態と所定真空度の減圧状態との間で切り換えられるようになっている。各ロードロック室14は、トランスファ・モジュールTM側からみて反対側の大気圧下にあるローダ・モジュールLMのウエハ搬送室にドアバルブDVを介して接続されている。
ローダ・モジュールLMと隣接してロードポートLPおよびオリフラ合わせ機構ORTが設けられている。ロードポートLPは、外部搬送車との間で例えば1バッチ25枚の半導体ウエハWを収納可能なウエハカセットCRの投入、払出しに用いられる。オリフラ合わせ機構ORTは、半導体ウエハWのオリエンテーションフラットまたはノッチを所定の位置または向きに合わせるために用いられる。
ローダ・モジュールLM内に設けられている大気搬送ロボットRB2は、一対の伸縮可能な搬送アームを有し、リニアガイド(リニアスライド)LAに沿って水平方向に移動可能であるとともに、昇降・旋回可能であり、ロードポートLP、オリフラ合わせ機構ORTおよびロードロック・モジュールLLM1,LLM2の間を行き来して半導体ウエハWを枚葉単位で搬送する。ここで、大気搬送ロボットRB2は、ウエハカセットCR前面に設けられているLPドア(図示せず)の開状態において半導体ウエハWをローダ・モジュールLM内に搬入する。リニアガイドLAは、例えば永久磁石からなるマグネット、駆動用磁気コイルおよびスケールヘッド等で構成され、コントローラからのコマンドに応じて大気搬送ロボットRB2の直線運動制御を行う。
ここで、ロードポートLPに投入されたウエハカセットCR内の1枚のウエハにこのクラスタツール内で一連の処理を受けさせるための基本的なウエハ搬送動作を説明する。
ローダ・モジュールLMの搬送ロボットRB2は、ロードポートLP上のウエハカセットCRから1枚のウエハWを取り出し、このウエハWをオリフラ合わせ機構ORTに搬送してオリフラ合わせを受けさせ、それが済んだ後にロードロック・モジュールLLM1,LLM2のいずれか一方(たとえばLLM1)に移送する。移送先のロードロック・モジュールLLM1は、大気圧状態でウエハWを受け取り、搬入後に室内を真空引きし、減圧状態でウエハWをトランスファ・モジュールTMの真空搬送ロボットRB1に渡す。
搬送ロボットRB1は、搬送アームFA,FBの片方を用いて、ロードロック・モジュールLLM1より取り出したウエハWを1番目のプロセス・モジュール(たとえばPM1)に搬入する。プロセス・モジュールPM1は、予め設定されたレシピにしたがい所定のプロセス条件(ガス、圧力、電力、時間等)で第1工程の枚葉処理を実施する。
この第1工程の枚葉処理が終了した後に、搬送ロボットRB1は、ウエハWをプロセス・モジュールPM1から搬出する。次に、搬送ロボットRB1は、1番目のプロセス・モジュールPM1から搬出したウエハWを次に2番目のプロセス・モジュール(たとえばPM2)に搬入する。この2番目のプロセス・モジュールPM2でも、予め設定されたレシピにしたがい所定のプロセス条件で第2工程の枚葉処理を実施する。
この第2工程の枚葉処理が終了すると、搬送ロボットRB1は、ウエハWを2番目のプロセス・モジュールPM2から搬出する。次いで、搬送ロボットRB1は、プロセス・モジュールPM2から搬出したウエハWを、次工程があるときは3番目のプロセス・モジュール(PM3もしくはPM4)に搬入し、次工程がないときはロードロック・モジュールLLM1,LLM2の片方に搬送する。3番目以降のプロセス・モジュールで処理が行われた場合も、その後に次工程があるときは後段のプロセス・モジュールに搬入し、次工程がないときはロードロック・モジュールLLM1,LLM2の片方に戻す。
こうしてクラスタツール内の複数のプロセス・モジュールPM1,PM2・・で一連の処理を受けたウエハWがロードロック・モジュールの片方(たとえばLLM2)に搬入されると、このロードロック・モジュールLLM2の室内は減圧状態から大気圧状態に切り替えられる。しかる後、ローダ・モジュールLMの搬送ロボットRB2が、大気圧状態のロードロック・モジュールLLM2からウエハWを取り出して該当のウエハカセットCRに戻す。なお、ロードロック・モジュールLLM1,LLM2において滞在中のウエハWに所望の雰囲気下で加熱または冷却処理を施すこともできる。
上記のように、このクラスタツールは、ウエハを複数のプロセス・モジュールに真空中で順次シリアルに搬送して一連の処理を連続的に実施することが可能であり、特に真空薄膜形成加工では複数のプロセス・モジュールに異なる成膜加工を連続的に行わせて所望の薄膜をインラインで積層形成することができる。また、複数のプロセス・モジュールがパイプライン方式でそれぞれの枚葉処理を連続的に繰り返すため、高い稼働率および生産性を可能とする。
図2に、トランスファ・モジュールTMの真空搬送室10に各プロセス・モジュールPMi(i=1,2,3,4)の真空処理室12と各ロードロック・モジュールLLMj(j=1,2)のロードロック室14とが接続される構成および各室内の要部の構成を示す。
トランスファ・モジュールTMの真空搬送室10の側面には、各プロセス・モジュールPMiのウエハ搬入出口とゲートバルブGAを介して連結される第1のウエハ搬入出口10aと、各ロードロック・モジュールLLMjのロードロック室14とゲートバルブGBを介して連結される第2のウエハ搬入出口10bが設けられている。また、真空搬送室10の上部、好ましくは搬送ロボットRB1よりも高い位置たとえば天井面には給気ポート20が設けられている。この給気ポート20にはパージガス供給部22からの給気管24が接続されており、この給気管24には流量制御弁26と開閉弁28が並列に設けられている。この流量制御弁26は、たとえば比例制御弁からなる。
定常時は、パージガス供給部22よりパージガスまたは調圧ガスとして例えばN2ガスが流量制御弁26を介して真空搬送室10内に供給される。真空搬送室10の天井には室内の圧力を計測する真空計30が取り付けられており、圧力制御部32が真空計30の出力信号(圧力測定値)を設定圧力に一致させるようにフィードバック方式で流量制御弁26の開度を可変制御する。この設定圧力は、真空処理室12内の圧力よりも幾らか高い最適値に選ばれる。開閉弁28は、定常時は閉状態に保持され、メンテナンス作業等で真空搬送室10をいったん大気に開放した後に室内を減圧状態に戻す粗引き排気の際に開けられる。
一方、真空搬送室10の底面の中心部またはその付近には1個または複数個の中央排気ポート34が設けられている。これらの中央排気ポート34は排気管36を介して真空ポンプ38に接続されている。排気管36には2つの開閉弁40,42が並列に設けられるとともに、一方の開閉弁40側の流路には流量制御弁44が設けられている。この流量制御弁44はたとえば絞り弁でよい。これら中央排気ポート34、排気管36、真空ポンプ38、開閉弁40(44)、流量制御弁44によって中央排気部35が構成されている。
さらに、真空搬送室10の底面には、各真空処理室12側の各ゲートバルブGAの近傍または足元に周辺局所排気ポート46が設けられている。この周辺局所排気ポート46は排気管48を介して真空ポンプ38に接続されている。排気管48には流量制御弁50および開閉弁52が設けられている。この流量制御弁50も、たとえば絞り弁でよい。これら周辺局所排気ポート46、排気管48、真空ポンプ38、流量制御弁50、開閉弁52によって周辺局所排気部45が構成されている。この周辺局所排気部45は、各ゲートバルブGA毎に、つまり各プロセス・モジュールPMi(i=1,2,3,4)に対応して設けられる。
開閉弁40,42,52は、たとえばエア・オペレーション・バルブからなり、排気コントローラ54により開閉(オン/オフ)制御される。この中で、開閉弁42は、定常時は閉(オフ)状態に保持され、メンテナンス作業等で真空搬送室10の室内をいったん大気に開放した後に減圧状態に戻す粗引き排気の際に開(オン)状態になる。
定常時の減圧状態においては、後述するように、各ゲートバルブGAの開閉動作に応じて中央排気部35の排気動作と各周辺局所排気部45の排気動作が選択的に切り換えられる。各周辺局所排気部45の排気動作を止めて中央排気部35に排気動作を行わせるときは、各開閉弁52を閉じて開閉弁40だけを開ける。このときは、真空搬送室10内の気体が四方から中心部に集まるようにして中央排気ポート34より排出される。中央排気部35の排気動作を止めて所望の周辺局所排気部45に排気動作を行わせるときは、この周辺局所排気部45の開閉弁52だけを開けて残りの全ての周辺局所排気部45における開閉弁52と中央排気部35の開閉弁40は閉じておく。このときは、真空搬送室10内の気体が周辺一箇所つまり当該周辺局所排気部45と対応するゲートバルブGA付近に集まるようにして当該周辺局所排気ポート46より排出されるようになっている。
通常は、中央排気部35の排気流量と周辺局所排気部45の排気流量とが同程度に調節される。そして、上記したようにパージガス供給機構(22〜32)側で真空搬送室10に供給するN2ガスの流量を可変制御することにより、真空搬送室10内の圧力が設定値に維持されるようになっている。この設定圧力は、各プロセス・モジュールPMiの真空処理室12内の圧力より幾らか高めの最適値に選ばれる。
排気コントローラ54は、後に詳述するように、真空搬送ロボットRB1の搬送動作およびこれに関連してゲートバルブGA,GBの開閉動作を制御する搬送コントローラ56より所定の制御信号またはタイミング信号を受け取り、所定のタイミングで各開閉弁40,52の開閉動作を制御するようになっている。
各プロセス・モジュールPMiは、真空処理室12内に、半導体ウエハWを保持してウエハ温度を制御する載置台またはサセプタ58を設けている。また、外付けの用力供給機構として、プロセスレシピにしたがって真空処理室12内を所定の真空圧力まで減圧する排気部60や真空処理室12内に所要の処理ガスを供給する処理ガス供給部62等も備えている。
ロードロック・モジュールLLMjは、ロードロック室14内に、半導体ウエハWを載置する載置台64を設けている。この載置台64の中には、半導体ウエハWを搬送ロボットとの受け渡しの際に平行姿勢で上げ下げするためのリフトピン機構(図示せず)が設けられている。また、ロードロック室14内を真空排気するための排気部66や室内を減圧状態から大気圧状態に切り換える際にパージガスを供給するパージガス供給部68等も備えている。なお、ロードロック室14内の減圧状態における圧力は、真空搬送室10内の圧力よりも幾らか高い値に設定されてよい。
次に、図2および図3につき、この実施形態におけるトランスファ・モジュールTM内の排気ポート切換制御について説明する。一例として、1つのウエハWをロードロック・モジュールLLMjからトランスファ・モジュールTMを経由して任意のプロセス・モジュールPMiに搬入し、処理後にこのプロセス・モジュールPMiからトランスファ・モジュールTMを経由してロードロック・モジュールLLMjに戻す場合の排気ポート切換制御を説明する。
上記のように、ロードロック・モジュールLLMjは、ローダ・モジュールLMの大気搬送ロボットRB2より大気圧状態で(ドアバルブDVを開けて)未処理のウエハWを受け取り、搬入後にロードロック室14内を真空引きし、所定真空度の圧力まで減圧してからゲートバルブGBを開けて該ウエハWをトランスファ・モジュールTMの真空搬送ロボットRB1に渡す。この場合、搬送コントローラ56の制御の下で、真空搬送ロボットRB1がロードロック・モジュールLLMjへアクセスするタイミングでゲートバルブGBが開く。そして、真空搬送ロボットRB1がロードロック室14からウエハWを取り出した直後にゲートバルブGBは閉まる。
トランスファ・モジュールTMの真空搬送室10においては、いずれのプロセス・モジュールPMi(i=1〜4)でもウエハWの搬入または搬出が行われない時は、つまり全てのゲートバルブGAが閉じている期間中は、全ての周辺局所排気部45の排気動作が止められ、中央排気部35が単独に排気動作を行う。このときは、中心部の中央排気ポート34に集まるようにして真空処理室10内の気体が中央排気ポート34より排出される。
しかし、上記の例で、真空搬送ロボットRB1がロードロック・モジュールLLMjより取り出したウエハWを目的のプロセス・モジュールPMiに搬入する場面では、搬送コントローラ56からのタイミング制御信号に応じて排気コントローラ54が、当該プロセス・モジュールPMiのゲートバルブGBが開く直前に中央排気部35の排気動作を止めて、当該ゲートバルブGAに対応(近接)する周辺局所排気部45に排気動作を開始させる。他の全ての周辺局所排気部45の排気動作は止めたままにしておく。
こうして、当該ゲートバルブGBが開くと、トランスファ・モジュールTMの真空搬送室10と当該プロセス・モジュールPMiの真空処理室12とが互いに連通する。ここで、真空搬送室10内の圧力は上記のように当該真空処理室12内の圧力よりも高い値に保たれている。さらに、真空搬送室10内では当該ゲートバルブGAの足元に位置する周辺局所排気ポート46だけが唯一排気稼動している排気口であることから、真空搬送室10内の至る所から気体が当該ゲートバルブGAないし当該周辺局所排気ポート46付近に向って流れてくる。このような差圧効果と局所排気とが相俟って、真空搬送ロボットRB1の搬送アームやウエハWが開状態の当該ゲートバルブGAを通っても当該真空処理室12内のプロセス雰囲気が真空搬送室10内に入ってくる確率は非常に低く、図3に示すように、たとえプロセス雰囲気が入ってきても直下の当該周辺局所排気ポート46へ押し込められて、そこから速やかに排出される。これにより、当該真空処理室12のプロセス雰囲気が真空搬送室10内で拡散(逆拡散)するまでには決して至らない。
真空搬送ロボットRB1の搬送アーム(例えばFA)がウエハWを当該プロセス・モジュールPMiの真空処理室12に搬入し、次いで退出すると、当該ゲートバルブGAは閉まる。そうすると、搬送コントローラ56からのタイミング信号に応じて排気コントローラ54が、当該周辺局所排気部45の排気動作を止めて、中央排気部35の排気動作を再開させる。こうして、真空処理室10内の気体は再び中心部に集まるようにして中央排気ポート34より排出されるようになる。
しかる後、このプロセス・モジュールPMiにおけるプロセスが終了すると、真空搬送ロボットRB1が処理済のウエハWを搬出するためにそこへアクセスし、これに合わせて当該ゲートバルブGAが開く。この場面でも、当該ゲートバルブGAが開く直前に、搬送コントローラ56からのタイミング信号に応じて排気コントローラ54が、中央排気部35の排気動作を止めると同時に、当該ゲートバルブGAに対応(近接)する周辺局所排気部45に排気動作を開始させる。これにより、真空搬送室10と真空処理室12とが連通する状況にあっても、ウエハ搬入時と同様の局所排気効果が真空搬送室10内で作用することにより、真空処理室12のプロセス雰囲気が真空搬送室10内に拡散(逆拡散)するのを確実に防止することができる。
真空搬送ロボットRB1の搬送アーム(例えばFA)が処理済のウエハWを当該プロセス・モジュールPMiの真空処理室12から搬出すると、当該ゲートバルブGAは閉まる。そうすると、排気コントローラ54が、搬送コントローラ56からのタイミング信号に応じて当該周辺局所排気部45の排気動作を止めて中央排気部35の排気動作を再開させる。この後は、真空搬送ロボットRB1が該ウエハWをロードロック室14内に戻すためにゲートバルブGBが開いている時もそのまま中央排気部35だけに排気動作を行わせる。
上記したロードロック室14−トランスファ・モジュールTM−プロセス・モジュールPMi間の往復搬送およびこれに関連する排気ポート切換制御は一例である。特に、このクラスタツールの場合は、複数のプロセス・モジュールPM1,PM2,PM3,PM4で同時処理やシリアル搬送が行われ、様々な搬送シーケンスや排気ポート切換制御が可能である。もっとも、クラスタ内のいずれかのプロセス・モジュールPMiでウエハWの搬入または搬出が行われる動作は、上記した往復搬送の場合の動作と何等異なるところはない。しかも、実際のアプリケーションにおいては、同時に2つのプロセス・モジュール(たとえばPM1とPM3)でウエハWの搬入出が行われること、つまり同時に2つのゲートバルブGAが開くことはほとんどない。したがって、各プロセス・モジュールPMiにおいてウエハ搬入出(ゲートバルブ開閉)が行われる各場面で上記した往復搬送の例と全く同じ排気ポート切換制御が行われる。
仮にクラスタ内で複数のゲートバルブGAを同時に開けるアプリケーションがあっても、やはり本発明を適用することができる。この場合は、同時に開くそれら複数のゲートバルブGAにそれぞれ対応(近接)する周辺局所排気部45だけに排気動作を行わせてよい。この場合も、両ゲートバルブGA付近で各々局所排気が行われることにより、各対向する真空処理室12からプロセス雰囲気が真空搬送室10内に逆拡散するのを各周辺局所排気部45で確実に防止することができる。
上記のように、この実施形態の真空処理装置においては、クラスタ内でトランスファ・モジュールTMの真空搬送室10と各プロセス・モジュールPM1,PM2,PM3,PM4の真空処理室12とを接続するゲートバルブGAを開けた際に真空処理室12のプロセス雰囲気が真空搬送室10に拡散または逆拡散するのを確実に防止できるので、真空搬送室10内で腐食、汚染、パーティクルが発生するのを効果的に防止ないし低減することができる。
図4に、本発明の適用可能なクラスタツールの別の例を示す。このクラスタツールにおいては、トランスファ・モジュールTM内に長手方向に延びる2本のレール70が敷設され、搬送ロボットRB1がレール70上で直進移動可能なスライダ72を有しており、トランスファ・モジュールTMにプロセス・モジュールPMを最大6台まで連結可能となっている。また、この搬送ロボットRB1は、互いに鋭角(たとえば60゜)離れた2方向で伸縮可能な一対の搬送アームFA,FBを有しており、各モジュールに対してピック&プレース動作により両搬送アームFA,FBを交互に出し入れするときなどに旋回角度が小さくて済む構成となっている。このようなクラスタツールにおいても、上記実施形態(図1〜図3)と同様に、トランスファ・モジュールTMの真空搬送室10内に、この真空搬送室10と各プロセス・モジュールPMの真空処理室12とを連結する各ゲートバルブGAの近傍または足元に排気ポート46を設けることができる。また、好ましくは、真空搬送室10の中央部またはその付近に1つまたは複数の中央排気ポート34を設けてよい。
図5および図6に、本発明の別の実施形態による真空処理装置の構成を示す。この真空処理装置は、真空処理室76にゲートバルブGAを介して接続される搬送室78をロードロック室で構成し、このロードロック室78内に搬送ロボットRB3を設ける。ロードロック室78とドアバルブGVを介して接続されるカセット室80には、大気圧下で1バッチ25枚の半導体ウエハWを収納可能なウエハカセットCRが配置される。
ロードロック室78内の搬送ロボットRB3は、大気圧下で(ドアバルブDVを開けて)カセット室80内のウエハカセットCRより未処理のウエハWを一枚取り出す。このウエハWを取り出した後に、ロードロック室78の室内が所定の圧力まで真空引きされる。この真空引きが終了すると、所定のタイミングでゲートバルブGAが開けられ、搬送ロボットRBは減圧状態でウエハWを真空処理室76内に搬入する。この場合、ピック&プレース動作により、真空処理室76でプロセスが終了した直後のウエハWを片方のアームで先に取り出してから、もう片方のアームで未処理のウエハWを搬入することもできる。真空処理室76へのウエハWの搬入出が済むと、ゲートバルブGAは閉じる。真空処理室76内では、所定の用力(処理ガス、高周波、熱等)を用いて所望の真空プロセスが行われる。
こうして、ロードロック室78と真空処理室76との間では減圧状態でウエハWの受け渡しが行われる。ロードロック室78より処理済のウエハWをカセット室80内のウエハカセットCRに戻すときは、ロードロック室78内を減圧状態から大気圧に切り換える。それからドアバルブDVを開けて、搬送ロボットRBが処理済のウエハWをウエハカセットCR内の所定位置に挿入する。
なお、一変形例として、ロードロック室78にカセット室80の代えてローダ・モジュールLM(図1)をドアバルブDVを介して接続することも可能である。その場合は、ロードロック室78内の搬送ロボットRB3およびローダ・モジュールLMの大気搬送ロボットRB2の双方からアクセス可能なウエハ載置台がロードロック室78内(ドアバルブDVの近く)に設けられる。
このように、ロードロック室78は、室内を選択的に減圧状態と大気圧状態とに切換可能な点を除いては、上記第1の実施形態におけるトランスファ・モジュールTMの真空搬送室10と基本的に同様の構成および機能を有している。
より詳細には、ロードロック室78の上部たとえば天井面には給気ポート81が設けられ、この給気ポート81にパージガス供給機構82が接続されている。このパージガス供給機構82は、たとえば上記第1の実施形態におけるパージガス供給機構(22〜32)と同様の構成を有している。ただし、定常時に開閉弁(28)の開閉動作を行う。すなわち、ロードロック室78の室内を減圧状態から大気圧状態に切り換える際には、開閉弁(28)を開けてパージガス供給部(22)からのパージガスを開状態の開閉弁(28)を介してロードロック室78内に送り込む。そして、ロードロック室78内を大気圧状態から減圧状態に切り換えた後室内の圧力を一定値に保つときは開閉弁(28)を閉状態に保ったまま真空計(30)、圧力制御部(32)および流量制御弁(26)のフィードバックループを働かせる。
ロードロック室78の底面の中心部またはその付近には1個または複数個の中央排気ポート84が設けられている。これらの中央排気ポート84は排気管86を介して真空ポンプ88に接続されており、排気管86には開閉弁90が設けられる。ここで、中央排気ポート84、排気管86、真空ポンプ88および開閉弁90は中央排気部85を構成する。
さらに、ロードロック室78の底面には、真空処理室76側のゲートバルブGAの近傍または足元に周辺局所排気ポート92が設けられている。この周辺局所排気ポート92は排気管94を介して真空ポンプ88に接続されており、排気管94には流量制御弁96および開閉弁98が設けられている。ここで、周辺局所排気ポート92、排気管94、真空ポンプ88、流量制御弁96および開閉弁98は周辺局所排気部100を構成する。なお、流量制御弁96は、たとえば絞り弁でよい。中央排気部85の排気能力に比して周辺局所排気部100の排気能力は小さく、たとえば1/2程度に設定される。
中央排気部85、周辺局所排気部100の排気動作のオン/オフ制御するための開閉弁90,98は、たとえばエア・オペレーション・バルブからなり、上記第1の実施形態における排気コントローラ54と同様のコントローラ(図示せず)により開閉制御される。
上記のように未処理のウエハWを搬入したロードロック室78の室内を大気圧状態から減圧状態に切り換えるときは、パージガス供給機構82のパージガス供給動作を止めたうえで、排気能力の大きな中央排気部85に粗引きの排気動作を行わせる。周辺局所排気部100は、一緒に排気動作を行わせてよいが、通常は止めておく。こうして、ロードロック室78内の気体は四方から中心部に集まるようにして中央排気ポート84より排出される。
この真空引きによって設定圧力に達した後は、中央排気部85を止めて周辺局所排気部100に排気動作を行わせる。一方で、パージガス供給機構82にフィードバック制御によるパージガス供給を開始させ、ロードロック室78内の圧力を設定値に保持する。そして、ロードロック室74から未処理のウエハWを真空処理室76に搬入し、または真空処理室76から処理済のウエハWをロードロック室78へ搬出するときは、ゲートバルブGAを開ける。この時、ロードロック室78と真空処理室76とが開状態のゲートバルブGAを介して連通することになるが、周辺局所排気部100に排気動作を行わせているので本発明による局所排気作用がロードロック室78内で働くことにより、真空処理室76のプロセス雰囲気がロードロック室78内に拡散(逆拡散)するのを確実に防止することができる。
なお、図7に示すように、中央排気部85において開閉弁90と並列にバイパス流路を接続して、このバイパス流路に排気流量の小さい流量制御弁102および開閉弁104を設け、減圧状態のロードロック室78においてゲートバルブGAを開けるときだけ周辺局所排気部100に排気動作を行わせ、その時以外は中央排気部85(流量制御弁102および開閉弁104)に排気動作を行わせることも可能である。
上記のように、この実施形態においても、ロードロック室78と真空処理室76とを接続するゲートバルブGAを開けた際に真空処理室76のプロセス雰囲気がロードロック室78内に拡散または逆拡散するのを確実に防止できるので、ロードロック室78内で腐食、汚染、パーティクルが発生するのを効果的に防止ないし低減することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、上述した実施形態は本発明を限定するものではない。当業者にあっては、具体的な実施態様において本発明の技術思想および技術範囲から逸脱せずに種々の変形・変更を加えることが可能である。たとえば、本発明における周辺排気ポート46,92の形状は図示のようなスリット形状に限るものではなく、円形、矩形なども可能であり、多孔状のものでもよい。中央排気ポート34,84の形状および個数も任意に選択できる。中央排気部35,85と周辺局所排気部45,100とで真空ポンプを別個にする構成も可能である。パージガス機構82(22〜32)の構成や給気ポート20,81の取付位置等も種々の変形が可能である。本発明における被処理体は、半導体ウエハに限るものではなく、フラットパネルディスプレイ用の各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等も含まれる。
本発明の第1の実施形態に係る真空処理装置の全体構成を示す略平面図である。 上記真空処理装置の要部の構成を示す略側断面図である。 上記真空処理装置の作用を示す拡大略断面図である。 第1の実施形態の一変形例による真空処理装置の全体構成を示す略平面図である。 第2の実施形態に係る真空処理装置の構成を示す略平面図である。 第2の実施形態に係る真空処理装置の構成を示す略側断面図である。 第2の実施形態の一変形例による真空処理装置の構成を示す略側断面図である。
符号の説明
10 真空搬送室
12 真空処理室
14 ロードロック室
20 給気ポート
22 パージガス供給部
34,84 中央排気ポート
35,85 中央排気部
36 排気管
38 真空ポンプ
40,42 開閉弁
44 流量制御弁
45,100 周辺局所排気部
46,92 周辺局所排気ポート
48 排気管
50 流量制御弁
52 開閉弁
54 排気コントローラ
76 真空処理室
78 ロードロック室
80 カセット室
82 パージガス供給機構
GA ゲートバルブ
GB ゲートバルブ
DV ドアバルブ

Claims (21)

  1. 室内が減圧状態に保たれ、室内と隣室との間で被処理体の搬送を行う搬送機構が設けられている真空搬送室と、
    前記真空搬送室に第1のゲートバルブを介して接続され、減圧下の室内で被処理体に所定の処理が行われる真空処理室と、
    前記第1のゲートバルブに近接して前記真空搬送室の底面に設けられた第1の排気ポートと、
    前記真空搬送室の室内を真空排気するために前記第1の排気ポートに接続された第1の排気部と
    を有する真空処理装置。
  2. 前記真空搬送室の中心部またはその付近の底面に設けられた第2の排気ポートと、
    前記真空搬送室の室内を真空排気するために前記第2の排気ポートに接続された第2の排気部と
    を有する請求項1に記載の真空処理装置。
  3. 前記第1のゲートバルブが閉まっている第1の期間中は少なくとも前記第2の排気部に排気動作を行わせ、前記第1のゲートバルブが開く直前から閉まった直後までの第2の期間中は少なくとも前記第1の排気部に排気動作を行わせる請求項2に記載の真空処理装置。
  4. 前記第2の期間中は前記第2の排気部を停止させておく請求項3に記載の真空処理装置。
  5. 前記第1の排気部が、前記第1の排気ポートと真空ポンプとを結ぶ第1の排気路と、前記第1の排気路に設けられた第1の開閉弁とを有し、
    前記第2の排気部が、前記第2の排気ポートと前記真空ポンプとを結ぶ第2の排気路と、前記第2の排気路に設けられた第2の開閉弁とを有する請求項2〜4のいずれか一項に記載の真空処理装置。
  6. 前記第1の排気部が、排気流量を制御するために前記第1の排気路に設けられた第1の流量制御弁を有し、
    前記第2の排気部が、排気流量を制御するために前記第2の排気路に設けられた第2の流量制御弁を有する請求項5に記載の真空処理装置。
  7. 前記真空搬送室にパージガスを供給するためのパージガス供給部を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の真空処理装置。
  8. 前記パージガス供給部が、前記真空搬送室内で前記搬送機構よりも高い位置に設けられている給気ポートを有する請求項7に記載の真空処理装置。
  9. 前記パージガス供給部が、前記真空搬送室内の圧力を設定値に保つように前記パージガスを供給する請求項7または請求項8に記載の真空処理装置。
  10. 前記真空搬送室に第2のゲートバルブを介して接続されるとともに大気圧空間とドアバルブを介して接続され、大気圧空間と前記真空搬送室との間で転送される被処理体を一時的に留め置くために室内が選択的に大気圧状態または減圧状態に切り換えられるロードロック室を有する請求項1〜9のいずれか一項に記載の真空処理装置。
  11. 減圧下の室内で被処理体に所定の処理が行われる真空処理室と、
    前記真空処理室にゲートバルブを介して接続されるとともに大気圧空間とドアバルブを介して接続され、室内に前記真空処理室と前記大気圧空間との間で被処理体の搬送を行うための搬送機構が設けられ、室内が選択的に大気圧状態または減圧状態に切り換えられるロードロック室と、
    前記ゲートバルブに近接して前記ロードロック室の底面に設けられた第1の排気ポートと、
    前記ロードロック室の室内を真空排気するために前記第1の排気ポートに接続された第1の排気部と
    を有する真空処理装置。
  12. 前記ロードロック室の中心部またはその付近の底面に設けられた第2の排気ポートと、
    前記ロードロック室の室内を真空排気するために前記第2の排気ポートに接続された第2の排気部と
    を有する請求項11に記載の真空処理装置。
  13. 前記第2の排気部の排気能力が前記第1の排気部の排気能力よりも大きい請求項12に記載の真空処理装置。
  14. 前記第1の排気部が、前記第1の排気ポートと真空ポンプとを結ぶ第1の排気路と、前記第1の排気路に設けられた第1の開閉弁とを有し、
    前記第2の排気部が、前記第2の排気ポートと前記真空ポンプとを結ぶ第2の排気路と、前記第2の排気路に設けられた第2の開閉弁とを有する請求項12または請求項13に記載の真空処理装置。
  15. 前記ドアバルブを開けている第1の期間中は前記第1および第2の排気部を止めておき、前記ドアバルブを閉めてから前記ロードロック室内の圧力を大気圧から真空の設定値まで減圧する第2の期間中は少なくとも前記第2の排気部に排気動作を行わせ、前記ロードロック室内の圧力を前記設定値付近に保持した状態で前記第1のゲートバルブが開く直前から閉まった直後までの第3の期間中は少なくとも前記第1の排気部に排気動作を行わせる請求項12〜14のいずれか一項に記載の真空処理装置。
  16. 前記第3の期間中は前記第2の排気部を止めておく請求項15に記載の真空処理装置。
  17. 前記ロードロック室の室内を真空排気するために前記第2の排気部よりも排気能力の小さい第3の排気部を第2の排気ポートに接続し、
    前記ドアバルブを開けている第1の期間中は前記第1、第2および第3の排気部を止めておき、前記ドアバルブを閉めてから前記ロードロック室内の圧力を大気圧から真空の設定値まで減圧する第2の期間中は少なくとも前記第2の排気部に排気動作を行わせ、前記ロードロック室内の圧力が前記設定値に達した後に前記第1のゲートバルブが閉まっている第3の期間中は少なくとも前記第3の排気部に排気動作を行わせ、前記第1のゲートバルブが開く直前から閉まった直後までの第4の期間中は少なくとも前記第1の排気部に排気動作を行わせる請求項12〜16のいずれか一項に記載の真空処理装置。
  18. 前記第4の期間中は前記第2および第3の排気部を止めておく請求項17に記載の真空処理装置。
  19. 前記ロードロック室にパージガスを供給するためのパージガス供給部を有する請求項11〜18のいずれか一項に記載の真空処理装置。
  20. 前記パージガス供給部が、前記ロードロック室内で前記搬送機構よりも高い位置に設けられている給気ポートを有する請求項19に記載の真空処理装置。
  21. 前記パージガス供給部が、前記ロードロック室内の圧力を前記設定値に保つように前記パージガスを供給する請求項19または請求項20に記載の真空処理装置。



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