JP2007144662A - 樹脂成形体の製造装置および製造方法 - Google Patents

樹脂成形体の製造装置および製造方法 Download PDF

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知孝 酒谷
Shigeki Nakamura
重樹 中村
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康夫 浅井
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聰 田子森
Sumitaka Fukushima
純崇 福嶋
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Abstract

【課題】温度に応じて粘度が変化する樹脂材料を用いた場合にあっても、成形体の形状バラツキや、未充填、バリおよび気泡の発生などの不良の発生を抑制することができる樹脂成形体の製造装置および製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂成形体製造装置では、樹脂材料の流通経路であるスプルーにおける第2温調手段が付加されてなる部分(冷却部)よりもキャビティの側の部分には、第1温度(キャビティ加熱温度)と第2温度(冷却部冷却温度)との間の値の第3温度に、当該部分における樹脂材料の温度調節を行うことで樹脂材料の粘度をコントロールする第3温調手段(ヒータ)が付加されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂成形体の製造装置および製造方法に関し、特に、コールドランナーシステムにおける樹脂材料の温度制御技術に関する。
現在、様々な用途に樹脂成形体が用いられている。この樹脂成形体の製造には、射出成形装置が用いられる。射出成形装置は、樹脂材料を射出する射出部、射出された樹脂材料を受ける成形型、およびこれらに付帯される各機能部などから構成されている。このような射出成形装置では、その材料として2液混合の熱硬化性樹脂を用いる場合、材料硬化のために供給される熱によって樹脂材料流路(スプルー)内の樹脂材料が硬化してしまうのを防止する目的からスプルーを冷却する機能が付加された構成、所謂、コールドランナーシステムが採用される(例えば、特許文献1)。
コールドランナーシステムを採用する射出成形装置における成形型の構造について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、上記射出成形装置における成形型は、可動型510と固定型520との組み合わせをもって構成されている。固定型520には、可動型510との合わせ目部分に向けて延びるスプルー521が形成されており、このスプルー521の湯口部分521aに射出部のノズルが取り付けられることになる。そして、スプルー521の周辺部分には、スプルー521内の樹脂材料を冷却するための冷却液流路522が形成されている。冷却液流路522には、冷却液供給部560が接続されている。
固定型520と可動型510との合わせ目部分には、キャビティ511およびランナー512が上記固定型520におけるスプルー521に対し流路の接続が図られた状態で形成されている。そして、スプルー521とランナー512との接続部分には、スプルーロック513が形成されている。なお、キャビティ511とランナー512との境目部分には、ゲートが形成されている(図5では、不図示)。
可動型510および固定型520の各々には、キャビティ511に対応する領域にヒータ514、524がそれぞれ埋設され、当該ヒータ514、524の各々には、ヒータ電源540、545が接続されている。
なお、固定型520における冷却液供給流路522とヒータ524が埋設された領域との間には、断熱部523が設けられ、キャビティ511を加熱するヒータ514、524の熱が固定型520の冷却液供給路522を流れる冷却液によって奪い取られない構成となっている。
上記構造を有する従来の射出成形装置では、湯口部分521aから熱硬化性の樹脂材料を供給し、供給された樹脂材料は、スプルー521およびランナー512を通りキャビティ511へと充填される。キャビティ511に充填された樹脂材料は、ヒータ514、524からの熱供給を受けて硬化する。ここで、キャビティ511内の樹脂材料は、一定時間の間、加熱されることによって硬化するのであるが、このとき固定型520に冷却機能を付加していないとすれば、ヒータ514、524からの熱によりスプルー521内の樹脂材料も温度上昇してしまい、次のショットで用いるべき樹脂材料までもが硬化してしまうことになる。
特許文献1の技術は、このような不具合を解消すべく、スプルー521の周辺領域に冷却液流路522を設けてスプルー521内の樹脂材料が硬化してしまわないようにしている。
特許2612795号公報
しかしながら、スプルー521で冷却された2液混合の熱硬化性樹脂材料をヒータ514、524で加熱されたキャビティ511内へと充填する場合には、樹脂材料の温度が急速に上昇し、その粘度も急速に変化してしまう。このため、図5に示すような従来の射出成形装置を用いて成形を行うときには、充填中における樹脂材料の急速な粘度の変化に由来して、成形体における形状バラツキ、バリおよび気泡などが生じることがある。
具体的に、2液混合の熱硬化性樹脂材料は、50〜150(℃)において、その粘度が常温付近の1/10程度まで一旦低下する領域が存在し、これよりも高温の領域においては温度上昇に伴いその粘度が急速に上昇するというものである。また、2液混合の熱硬化性樹脂材料は、常温付近でも硬化を開始する。これらの事項より、従来の射出成形装置で上記樹脂材料を用いた成形を行う場合には、スプルー521で常温よりも低い温度に冷やされた樹脂材料が、可動型510のキャビティ511に充填されたとき、あるいはランナー512を通っているときに最も粘度の低い状態となり、その後に急速に粘度が上昇することになる。従って、従来の射出成形装置では、上述のような不具合を生ずるに至る場合がある。
本発明は、上記問題を解決しようとなされたものであって、温度に応じて粘度が変化する樹脂材料を用いた場合にあっても、成形体の形状バラツキや、未充填、バリおよび気泡の発生などの不良の発生を抑制することができる樹脂成形体の製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次のような構成を採用する。
本発明に係る樹脂成形体製造装置は、キャビティと当該キャビティに繋がる樹脂材料の流通経路とが形成された成形型を有し、キャビティの近傍領域に、キャビティ内部の樹脂材料の温度をその硬化が促進される第1温度に調節する第1温調手段が設けられ、流通経路における樹脂流通の上流側の近傍領域に、当該部分における流通経路内の樹脂材料の温度をその硬化が抑制される第2温度に調節する第2温調手段が設けられ、流通経路における第2温調手段が設けられてなる部分よりも樹脂流通の下流側の近傍領域に、当該部分における流通経路内の樹脂材料の温度を第3温度に調節する第3温調手段が設けられており、第3温度は、樹脂材料における温度−粘度特性に基づくとともに、第1温度と第2温度との間の値に設定されていることを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形体製造方法は、次の(1)〜(4)のステップを有することを特徴とする。
(1)充填ステップ:キャビティと、当該キャビティに繋がる流通経路とが形成された成形型に対し、流通経路の開口端からキャビティに向けて樹脂材料を充填する。
(2)第1温調ステップ:キャビティに樹脂材料が充填された状態を維持しながら、当該充填された樹脂材料の温度を、その硬化が促進される第1温度に調節する。
(3)第2温調ステップ:流通経路の一部内方における樹脂材料の温度を、その硬化が抑制される第2温度に調節する。
(4)第3温調ステップ:第2温調ステップで第2温度に温度調節された当該部分内方の樹脂材料を、第1温度に温度調節されたキャビティに充填するに際し、第2温調ステップが温度調節の対象とする上記流通経路の一部と、キャビティとの間において、当該間の部分の内方の樹脂材料の温度を、第1温度と第2温度との間の値の第3温度にし、その部分における粘度を調節する。
本発明に係る樹脂成形体製造装置では、上述のように、樹脂材料の流通経路における第2温調手段が近傍領域に設けられてなる部分よりも樹脂流通の下流側、即ち、樹脂材料の流通経路におけるキャビティ側の近傍領域に、当該部分に対応する樹脂経路内における樹脂材料の温度を第3温度に調節し、これにより当該部分での樹脂材料の粘度調節を実行する第3温調手段が設けられた構成を有する。そして、上記における第3温度は、成形に用いる樹脂材料の温度−粘度特性に基づくとともに、第1温度(キャビティ内の樹脂材料の硬化が促進される温度)と第2温度(樹脂経路の上流側での樹脂材料の硬化が抑制される温度)との間の値に設定されている。このような構成を有することにより、本発明に係る樹脂成形体製造装置では、流通経路の下流側における樹脂材料の温度を上記値を採る第3温度に調節することが可能であり、キャビティへの充填に際しての樹脂材料の粘度を最適化することができる。
例えば、図5に示す従来の樹脂成形体製造装置では、上述のように、硬化抑制のためにスプルー521で冷却されていた樹脂材料が、硬化促進のために加熱されたキャビティ511の方へと進むにつれて、その温度が急速に上昇し、粘度も急速に変化する。このため、上記従来の樹脂成形体製造装置を用いた樹脂成形体の製造では、キャビティ511に充填される際の樹脂材料の粘度をコントロールすることが困難であった。特に、例えば樹脂材料のロット間バラツキなどによってもキャビティ511に充填される際の樹脂材料の粘度は大きく影響を受け、成形体の形状バラツキや、未充填、バリおよび気泡などの発生を効果的に抑制することができなかった。
これに対して、本発明に係る樹脂成形体製造装置では、硬化抑制のために第2温度に温度調節された樹脂材料をそのままキャビティに充填するのではなく、用いる樹脂材料の温度−粘度特性に基づくとともに、第3温調手段を以って第1温度と第2温度との間の値である第3温度に温度調節することができるので、キャビティへの充填に際して樹脂材料の粘度を最適に設定することが可能である。
従って、本発明に係る樹脂成形体製造装置は、温度に応じて粘度が変化する樹脂材料を用いた場合にあっても、成形体の形状バラツキや、未充填、バリおよび気泡の発生などの不良の発生を抑制することができる。
また、本発明に係る樹脂成形体の製造方法では、第3温調ステップを有し、キャビティに充填される樹脂材料の温度を硬化促進のための第1温度と効果抑制のための第2温度との間の値の第3温度とすることができるので、本発明に係る樹脂成形体製造装置での説明の通り、キャビティに充填するに際しての樹脂材料の粘度を最適値にコントロールすることが可能である。
従って、本発明に係る樹脂成形体の製造方法では、温度に応じて粘度が変化する樹脂材料を用いた場合にあっても、成形体の形状バラツキや、未充填、バリおよび気泡の発生などの不良の発生を抑制することができ、歩留まりおよび品質の向上を図ることが可能である。
上記本発明に係る樹脂成形体の製造装置および製造方法では、次のようなバリエーションを採用することができる。
本発明に係る樹脂成形体の製造装置および製造方法では、第1温調手段(製造方法にあっては、第1温調ステップ)と第2温調手段(製造方法にあっては、第2温調ステップ)とを有するので、熱硬化性の樹脂材料を対象とすることができる。即ち、両温調手段(両温調ステップ)を備えることにより、キャビティ内の樹脂材料の硬化を促進しながらも、スプルー内の樹脂材料の硬化を抑制することができ、製造効率および樹脂成形体の品質などの観点から優位である。
また、本発明に係る樹脂成形体の製造装置および製造方法では、温度−粘度特性において第1温度と第2温度との間にその粘度が最低となる第4温度が存在するような樹脂材料を対象とする場合に、特に優位である。即ち、このような樹脂材料を図5に示す上記従来の製造装置を用いて成形する場合には、スプルーで冷やされた樹脂材料がキャビティへと導入される際に、その温度が上昇することで一旦粘度の低下を生じ、成形体の形状バラツキや、未充填、バリおよび気泡の発生などの不良の発生することがある。
これに対して、本発明に係る樹脂成形体の製造装置および製造方法では、第3温調手段(製造方法にあっては、第3温調ステップ)によりキャビティに導入される樹脂材料の粘度の最適化が実施できる。このため、本発明に係る樹脂成形体の製造装置および製造方法を用いた場合には、上記温度−粘度特性を有する樹脂材料に対しても、第3温度を第4温度と第1温度との間に設定することで、上述のような各不良を低減することができる。中でも、主剤と硬化剤との2液が混合されてなる樹脂材料を用いる場合に、優位である。
また、本発明に係る樹脂成形体の製造装置では、その成形型において、第1温調手段の実行部と第3温調手段の実行部との間、および第3温調手段の実行部と第2温調手段の実行部とのそれぞれの間に、互いの間の熱の流通を抑制する断熱部を介挿した構成を採用すれば、キャビティの温度が第2温調手段および第3温調手段などの温調による熱的影響を受けにくく、硬化に係るキャビティの温度を安定に維持することができ、製品の品質という観点から優位性を有する。また、このように断熱部を介挿することによって、装置に対し付加する熱を無駄にすることもなく、エネルギ効率という観点からも優位である。
なお、上記において、「各手段における上記実行部」とは、例えば、加熱の場合であればヒータやスチームなどの熱流体の流通経路などを意味し、冷却の場合であれば冷却液の流通経路における吸熱部分などを意味するものである。
また、本発明に係る樹脂成形体の製造装置では、第1温調手段および第2温調手段および第3温調手段に対し、適用しようとする樹脂材料に応じた温度−粘度特性に関するデータを予め備える熱制御部を接続しておけば、樹脂材料を変更する毎に各部の温度設定をオペレータが設定しなおすことも必要でなくなり、製造時における時間的効率の観点での優位性や、不要な温度設定ミスをなくすことができるという優位性を有する。
以下では、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる各実施の形態については、本発明に係る樹脂成形体の製造装置および製造方法の構成およびその作用を分かりやすく説明するため一例とするものであって、本発明は、これらに限定を受けるものではない。
1.装置構成
本発明の実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1は、その材料として2液混合の熱硬化性樹脂材料を用いるものである。その構成について、その主たる部分を図1を用い説明する。図1は、樹脂成形体製造装置1の構成の内、型10、20に係る部分を主として表す模式断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1は、可動型10と固定型20、および射出部30などから主に構成されている。また、図1ではその図示を省略しているが、各機能部分に接続され、各機能部分に駆動信号を出力する制御部が設けられている。
射出部30は、スクリュータイプの押出し機であって、シリンダ31とこれに内挿されたスクリュー32などからなる。また、射出部30には、固定型20との接続部分近くにバルブピン33を有する。このバルブピン33は、射出部30から型10、20への樹脂材料の充填の量的制御を実行するために設けられている。なお、射出部30には、シリンダ31とスクリュー32との間隙の一部に逆流防止弁が設けられているが、図1ではその図示を省略している。さらに、スクリュー32の他端には、その回転動力源たるモータなども設けられている。
可動型10には、固定型20との境界部分に成形の形状、あるいはこれに相似する形状のキャビティ101が複数箇所(図1では、2箇所)設けられており、それぞれに対応してヒータ111、214が可動型10および固定型20の各々に埋設されている。ヒータ111、214のそれぞれには、ヒータ電源40、45が接続されている。2箇所のキャビティ101は、ランナー102で繋がっており、その中央部分に台錐状のスプルーロック103が形成されている。
本実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1では、ヒータ111、214とヒータ電源40、45との各組み合わせを以って、キャビティ101内に充填される樹脂材料に対する加熱手段となっている。そして、その内のヒータ111、214が、キャビティ101に対する加熱手段の実行部分である。
また、可動型10の外周にあっては、フランジ10aが形成されており、図1のX軸方向にストローク可能に配されたシリンダ50がこれに接合されている。シリンダ50は、エアシリンダであるが、油圧シリンダやモータとボールネジを組み合わせたものでも適用することができる。さらに、可動型10の外周には、固定型20の突起20aと嵌合する形状を有する突起10bが形成されている。
固定型20は、その内方において、射出部30の樹脂射出口から可動型20との境界部分におけるランナー101の中央部分とを繋ぐように図1のX軸方向に延びるスプルー201が形成されている。スプルー201は、射出部30から射出された樹脂材料の流通FLOWの経路となる。また、固定型20は、断熱部221によって図1のX軸方向に3つの部分に分けられている。その内のX軸方向右側に位置する部分には、冷却液の流通FLOWの経路である冷却液流路202がスプルー201に近接して形成されている。冷却液流路202は、冷却液供給部60に接続されている。本実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1では、冷却液流路202と冷却液供給部60との組み合わせを以って、当該部分(冷却部201a)における樹脂材料の冷却を実行する手段となっている。そして、冷却液流路202における冷却部201aに相当する部分が、冷却手段の実行部分である。
また、固定型20における3つの部分の内、X軸方向における中程の部分には、スプルー201に近接する位置にヒータ211が埋設され、各ヒータ211には、ヒータ電源70が接続されている。本実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1では、ヒータ211とヒータ電源70との組み合わせを以って、予加熱部201bにおけるスプルー201内の樹脂材料の温度を調節する手段となっている。そして、ヒータ211が、温調手段の実行部分である。
また、固定型20における3つの部分の内、X軸方向における左側の部分、即ち、可動型10に境界を接する側の部分には、上述のように、キャビティ101を加熱するためのヒータ214が各キャビティ101に対応して埋設されている。そして、各ヒータ214には、ヒータ電源45が接続されている。
さらに、固定型20の外周には、上述のように、可動型10との嵌合に供する突起20aが形成されており、樹脂材料を充填する際には、可動型10と固定型20との両突起10b、20aが嵌合した状態において、当該台錐状となる突起10b、20aに対してこれに相応する凹部80aを有するロックブロック80が嵌合する。なお、ロックブロック80は、エアシリンダなどのストローク機構(不図示)により、図1のY軸方向に上下できるようになっている。
2.充填時における樹脂材料の流れ
上記構成の樹脂成形体製造装置1を用い樹脂成形体を製造する場合には、2液混合の熱硬化性樹脂材料を射出部30のホッパ(不図示)から投入し、スクリュー31の回転を以って固定型20のスプルー201へと射出される。このとき、樹脂材料の射出量については、バルブピン33をX軸方向にスライドさせることで調整される。
固定型20のスプルー201に射出された樹脂材料は、流れFLOWの方向に流れるのであるが、冷却液流路202が近接配置された冷却部201aで冷却される。スプルー201内の樹脂材料は、X軸方向左側へと流れ、予加熱部201bを通過する。このとき、樹脂材料は、ヒータ211により加熱される。
スプルー201を通った樹脂材料は、射出部30からの射出圧力を受けて、ランナー102を通りキャビティ101へと充填される。
樹脂成形体製造装置1を用いた樹脂成形体の製造においては、上記樹脂材料の流れを所定のショット数繰り返す。
3.型10、20における温度制御
次に、上記構成を有する樹脂成形体製造装置1の温度調節に係る制御機構について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1における樹脂材料等の温度調節に係る制御機構を模式的に表したブロック構成図である。
図2に示すように、樹脂成形体製造装置1には、図1では図示を省略した温度制御部90および主制御部100が設けられている。また、可動型10および固定型20のそれぞれには、キャビティ101、冷却部201aおよび予加熱部201bに対応して各部の温度測定を行う温測部112、212、213、215が設けられている。これら温測部112、212、213、215は、温度制御部90に温度情報をフィードバックできるよう信号線で接続されている。また、温度制御部90は、ヒータ111に繋がるヒータ電源40、ヒータ211に繋がるヒータ電源70、冷却液流路202に対し冷却液の供給を行う冷却液供給部60およびヒータ214に繋がるヒータ電源45のそれぞれに対しても信号線で接続されている。
以上のような制御機構を有する樹脂成形体製造装置1での温度制御について、2液混合の熱硬化性樹脂材料を対象とする場合を一例として、図3を用いて説明する。図3は、2液混合の熱硬化性樹脂材料の温度−粘度特性を示す図である。
図3に示すように、上記樹脂材料の粘度Vは、常温(25℃)あるいはそれより低い温度Tから上昇させて行くに従って(温度T→温度T)、一旦低下する(粘度V→粘度V)。そして、樹脂材料の粘度Vは、温度Tで最小となり(ポイントPLOW)、さらに温度を上げると(温度T→温度T)、急激な上昇に転ずる。なお、ポイントPLOWにおける粘度Vは、例えば、常温(25℃)における粘度の約1/10となる。
本実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1における温度制御部90には、樹脂材料毎に図3のような温度−粘度特性が予めテーブル化されて格納されており、オペレータからの使用樹脂材料の選択指示信号に基づき、温度制御パターンを設定する。
例えば、温度制御部90は、図3に示す特性の樹脂材料が選択された場合に、可動側キャビティ用ヒータ電源40および固定側キャビティ用ヒータ電源45に対し、キャビティ101内の樹脂材料の硬化の促進に十分な温度T以上の温度領域Bに設定し、可動側および可動側のキャビティ温測部112、215によりキャビティ101の温度をモニタリングしながら温度調節を実行する。なお、本実施の形態における温度制御部90が実行する温度制御においては、ON/OFF制御方法を用いても良いし、インバータ制御方法などを用いてもよい。
また、温度制御部90は、固定型20における冷却液供給部60からの冷却液の供給量あるいは冷却液の温度を制御することによって、スプルー201における冷却部201aにおける樹脂材料の温度を常温(25℃)あるいはそれより低い温度T以下の温度領域Aに設定する。この制御においても、温度制御部90は、冷却箇所温測部212からの樹脂材料温度に関するモニタリング情報に基づく温度制御を行う。
次に、本実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1においては、スプルー201における冷却部201aとキャビティ101の加熱用のヒータ111、214との間において、スプルー201内の樹脂材料を予加熱するところに特徴を有しているのであるが、温度制御部90は、予加熱部201b内の樹脂材料の温度を、図3の領域Cあるいは領域Dの範囲内に設定する。即ち、温度制御部90は、ヒータ211の温度を、対象とする樹脂材料における最も粘度が低くなる温度Tよりも高い温度に制御する。特に、図3における温度領域Dの範囲内で制御する場合には、キャビティ101へ充填される際の樹脂材料の粘度が低すぎることがないので、可動型10と固定型20との合わせ目などから樹脂材料が漏れ出すことがなく、バリなどの不良の低減を図るのに有利である。
なお、図3のような樹脂材料における温度−粘度特性については、樹脂材料の種類毎に求められるものであり、型10、20におけるランナー102やキャビティ101の形状等を考慮してシミュレーションなどでの解析結果を基に、キャビティ101に充填する際の樹脂材料の最適な粘度を検討すればよい。これより、例えば、キャビティ101に充填するに際しての樹脂材料の最適な粘度が粘度Vと粘度Vとの間に存在するのであれば、予加熱部201bの温度設定を温度領域D(温度T〜温度T)の範囲内としておけばよい。
ただし、図3のような温度−粘度特性を有する樹脂材料を対象とする場合にあっては、予加熱部201bの温度設定を少なくともポイントPLOWよりも高い温度域に設定することが望ましい。これは、ポイントPLOWよりも高い温度域に設定することによって、キャビティ101に充填するに際して、樹脂材料の粘度は粘度Vから高くなるのみであり、樹脂材料の粘度コントロールがし易いという優位性を有するためである。
なお、2液混合の熱硬化性樹脂の一例であるシリコーン樹脂の場合には、図3の各値は次のようになる。
温度T:70〜80(℃)
粘度V:8〜8.5(Pa・s)
温度T:90〜110(℃)
温度T:110〜130(℃)
粘度V:30〜35(Pa・s)
4.射出成形方法
次に、本実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1を用いた射出成形方法について、図4を用いて説明する。なお、図4に示すフローチャートは、図2に示す温度制御部90と制御部100とが協働して実行するものである。
図4に示すように、オペレータが本装置1の主制御部100に対し、成形開始の旨の指示を与えると、これを受けた主制御部100は、内蔵のカウンタをリセットする(ステップS1)。次に、主制御部100は温度制御部90に対し、温度調節に関する駆動を開始する旨の信号を送出し、これを受けた温度制御部90は、キャビティ101に対応するヒータ電源40、45をONとし(ステップS2)、スプルー201の予加熱部201bに対応するヒータ電源70をONとし(ステップS3)、冷却部201aを冷却するための冷却液供給部60の駆動を開始させる(ステップS4)。
次に、主制御部100は、シリンダ50に対し可動型10を閉状態とするように駆動信号を送出し、その後、可動型50と固定型20とが嵌合したことを確認後、ロックブロック80によって型10、20をロックする(ステップS5)。可動型10と固定型20とのロック状態において、温度制御部90は、各温測部112、212、213からの温度に関するモニタリング情報を監視し、各部101、201a、201bにおける温度が設定された温度になっているか否かをチェックする(ステップS6)。具体的には、キャビティ101の温度が図3の温度領域Bとなっているか、スプルー201の冷却部201aの温度が温度領域Aとなっているか、スプルー201の予加熱部201bの温度が温度領域Cまたは温度領域Dとなっているかを各モニタリング情報からチェックする。
温度制御部90は、上記ステップS6で各部101、201a、201bの温度がそれぞれ設定の範囲内となっていることを確認した場合(ステップS6:YES)、主制御部100に対してその旨の信号を送出する。これを受けた主制御部100は、射出部30における駆動モータ(不図示)を駆動させ、また、バルブピン33を制御することにより、スプルー201へと樹脂材料を射出させる。スプルー201に射出された樹脂材料は、ランナー102を通りキャビティ101へと充填される(ステップS7)。
主制御部100は、キャビティ101などを満たす容量の樹脂材料を射出した後、バルブピン33を図1のX軸方向左側へとスライドさせ、また、射出部30の駆動モータの回転を停止させる。この状態で、キャビティ101に充填された樹脂材料が硬化するのに要する十分な時間、状態を保持する(ステップS8)。そして、キャビティ101内の樹脂材料が硬化した後に、主制御部100は、ロックブロック80に対しロックの解除に係る指示信号を送出し、シリンダ50に対し可動型10を開状態とする旨の指示信号を送出する。これにより、可動型10が開状態となり、図1などでは図示を省略の製品排出用ピンなどの作用を以って、キャビティ101内の製品が排出される(ステップS10)。
主制御部100は、製品排出を以ってカウンタの値kをカウントアップし(ステップS11)、そのカウンタ値がオペレータの指示回数(n)となるまで、上記ステップS5からステップS11までの各ステップを繰り返し実行する。
主制御部100は、カウンタの値kが回数(n)となった場合(ステップS12:YES)、温度制御部90に対して、温度調節に関する駆動を停止する旨の信号を送出する。この信号を受けた温度制御部90は、キャビティ101に対応するヒータ電源40、45をOFFとし(ステップS13)、スプルー201の予加熱部201bに対応するヒータ電源70をOFFとし(ステップS14)、冷却部201aを冷却するための冷却液供給部60の駆動を停止させる(ステップS15)。
以上で、樹脂成形体製造装置1を用いた樹脂成形体の製造が終了する。
5.樹脂成形体製造装置1およびこれを用いた製造方法が有する優位性
上記構成を有する本実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1およびこれを用いた製造方法では、次のような優位性を有する。
本実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1では、固定型20のスプルー201における冷却部201aよりもキャビティ101の側の予加熱部201bの内方の樹脂材料に対し、キャビティ101の加熱温度(図3の温度領域B)と冷却部201aの冷却温度(図3の温度領域A)との間の値の温度(図3の温度領域Cまたは温度領域D)となるように加熱するためヒータ211が埋設された構成を採用している。
樹脂成形体製造装置1では、このような構成を採用することで、スプルー201の予加熱部201bでの樹脂材料への予加熱により、キャビティ101への充填に際しての樹脂材料の粘度を最適化することができる。
従って、樹脂成形体製造装置1では、温度に応じて粘度が変化する樹脂材料を用いた場合にあっても、成形体の形状バラツキや、未充填、バリおよび気泡の発生などの不良の発生を抑制することができる。また、当該優位性を有する樹脂成形体製造装置1を用いた製造方法についても、上記不良の発生を低減することができる。
一方、図5に示す従来の樹脂成形体製造装置では、上述のように、硬化抑制のためにスプルー521で冷却されていた樹脂材料が、硬化促進のために加熱されたキャビティ511の方へと進むにつれて、その温度が急速に上昇し、粘度も急速に変化する。このため、上記従来の樹脂成形体製造装置を用いた樹脂成形体の製造では、キャビティ511に充填される際の樹脂材料の粘度をコントロールすることが困難であった。特に、例えば樹脂材料のロット間バラツキなどによってもキャビティ511に充填される際の樹脂材料の粘度は大きく影響を受け、成形体の形状バラツキや、未充填、バリおよび気泡などの発生を効果的に抑制することができなかった。
6.その他の事項
上記における実施の形態は、本発明の構成上の特徴およびそこから奏される作用・硬化を分かりやすく説明するために採用した一例であって、その本質とする特徴以外についての種々のバリエーションを採ることができる。例えば、図1に示す上記実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1の主要構成については、スプルー201やキャビティ101などの形状等を単純化して図示したものであり、これら形状については製品を製造する上で要求される形状に沿って設計される。また、キャビティ101やランナー102の複雑化などによっては、3分割以上の成形型構成とすることもできる。
また、図1に示すように、上記実施の形態においては、便宜上、スプルー201の形状を単なる円柱状としたが、型抜きなどを考慮して錐状とすることも現実的である。さらに、ランナー102とキャビティ101との境界部分には、ゲートを設けることもできる。
また、上記実施の形態では、加熱手段として電気をエネルギとするヒータを採用したが、これ以外にも、設定の温度まで成形型を局部的に加熱できるものであれば採用することができる。例えば、スプルー201に近接するように流通経路を設け、この流通経路をスチームなどが循環できるシステムを採用することもできる。冷却のためのシステムについても、同様に種々のバリエーションを採用することができる。
また、上記実施の形態においては、冷却部201aとキャビティ101との間に1箇所の予加熱部201bを設けることとし、予加熱部201bでの設定温度を1つの値としたが、スプルー201の流路方向に連続的に温度変化するような設定を行うこともできし、互いに設定温度の異なる複数の温調部を配設することとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、成形対象となる樹脂材料として2液混合の熱硬化性樹脂材料を適用したが、これ以外の樹脂材料に対しても適用することが可能である。例えば、熱可塑性の樹脂材料を採用する場合には、スプルー201における入り口付近の樹脂材料の温度を高くし、キャビティ101の温度を低く設定することとなるが、この場合においても、その中間部分に硬化促進温度と硬化抑制温度との間の値で、その粘度をキャビティ101に充填するのに最適な値となる温度に温度制御できる部分を構成しておけばよい。
さらに、上記実施の形態では、固定型20におけるスプルー201内の樹脂材料の温度を制御することとしたが、可動型10におけるランナー102内の樹脂材料を制御することとしてもよい。
本発明は、高品質な樹脂成形体を高い歩留まりを維持しながら製造することができる樹脂成形体の製造装置および製造方法を実現する上で有効な技術である。
本発明の実施の形態に係る樹脂成形体製造装置1の主たる構成を示す模式断面図である。 樹脂成形体製造装置1における各部温度制御に係る構成を示すブロック構成図である。 2液混合の熱硬化性樹脂における温度と粘度との関係を示す特性図である。 樹脂成形体製造装置1における駆動方法を示すフロー図である。 従来に係る樹脂成形体製造装置の構成の内、成形型に係る部分を示す模式断面図である。
符号の説明
1.樹脂成形体製造装置
10.可動型
20.固定型
30.射出部
31.シリンダ
32.スクリュー
33.バルブピン
40、45、70.ヒータ電源
50.シリンダ
60.冷却液供給部
80.ロックブロック
90.温度制御部
100.主制御部
101.キャビティ
102.ランナー
103.スプルーロック
111、211、214.ヒータ
112、212、213、215.温測部
201.スプルー
202.冷却液流路
221.断熱部

Claims (10)

  1. キャビティと当該キャビティに繋がる樹脂材料の流通経路とが形成された成形型を有し、
    前記キャビティの近傍領域に、キャビティ内部の樹脂材料の温度をその硬化が促進される第1温度に調節する第1温調手段が設けられ、
    前記流通経路における樹脂流通の上流側の近傍領域に、当該部分における流通経路内の樹脂材料の温度をその硬化が抑制される第2温度に調節する第2温調手段が設けられ、
    前記流通経路における前記第2温調手段が設けられてなる部分よりも樹脂流通の下流側の近傍領域に、当該部分における流通経路内の樹脂材料の温度を第3温度に調節する第3温調手段が設けられており、
    前記第3温度は、前記樹脂材料における温度−粘度特性に基づくとともに、前記第1温度と前記第2温度との間の値に設定されている
    ことを特徴とする樹脂成形体製造装置。
  2. 前記樹脂材料は、熱硬化性を有する材料であり、
    前記第2温度は、前記第1温度よりも低い値に設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形体製造装置。
  3. 前記樹脂材料は、温度−粘度特性において、前記第1温度と第2温度との間に粘度が最低となる第4温度が存在する材料であり、
    前記第3温度は、前記第4温度と第1温度との間に設定されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂成形体製造装置。
  4. 前記樹脂材料は、主剤と硬化剤との2液が混合されてなる材料である
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の樹脂成形体製造装置。
  5. 前記第1温調手段および第2温調手段および第3温調手段は、前記成形型内に発熱または吸熱に係る実行部分を有し、
    前記成形型において、第1温調手段の前記実行部と第3温調手段の前記実行部との間、および第3温調手段の前記実行部と第2温調手段の前記実行部との間のそれぞれには、互いの間の熱の流通を抑制または遮断する断熱部が介挿されている
    ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の樹脂成形体製造装置。
  6. 前記第1温調手段および第2温調手段および第3温調手段には、充填しようとする樹脂材料に応じた温度−粘度特性に関するデータを予め備える熱制御部が接続されている
    ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の樹脂成形体製造装置。
  7. キャビティと、当該キャビティに繋がる流通経路とが形成された成形型に対し、前記流通経路の開口端から前記キャビティに向けて樹脂材料を充填する充填ステップと、
    前記キャビティに前記樹脂材料が充填された状態を維持しながら、当該充填された樹脂材料の温度を、その硬化が促進される第1温度に調節する第1温調ステップと、
    前記流通経路の一部の内方の樹脂材料の温度を、その硬化が抑制される第2温度に調節する第2温調ステップと、
    前記第2温調ステップで第2温度に温度調節された当該部分内方の樹脂材料を、前記第1温度に温度調節された前記キャビティに充填するに際し、前記流通経路における前記一部と前記キャビティとの間において、当該部分内方の樹脂材料の温度を、前記第1温度と第2温度との間の値の第3温度にし、その粘度を調節する第3温調ステップとを有する
    ことを特徴とする樹脂成形体製造方法。
  8. 前記樹脂材料は、熱硬化性を有する材料であり、
    前記第2温調ステップでは、前記第2温度が、前記第1温度よりも低い値に設定される
    ことを特徴とする請求項7に記載の樹脂成形体製造方法。
  9. 前記樹脂材料は、温度−粘度特性において、前記第1温度と前記第2温度との間に粘度が最低となる第4温度が存在する材料であり、
    前記第3温調ステップでは、第3温度が、前記第4温度と前記第1温度との間の値に設定される
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の樹脂成形体製造方法。
  10. 前記樹脂材料は、主剤と硬化剤との2液が混合されてなる材料である
    ことを特徴とする請求項7から9の何れかに記載の樹脂成形体製造方法。
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