JP2007138191A - 塗装鋼板、部材および薄型テレビ用パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】耐食性と加工性を備え、厚膜化しても電磁波シールド性に優れる塗装鋼板を提供する。
【解決手段】C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μm以下であることを特徴とする塗装鋼板。
【選択図】なし
【解決手段】C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μm以下であることを特徴とする塗装鋼板。
【選択図】なし
Description
本発明は、耐食性、加工性及び電磁波シールド性に優れる塗装鋼板と、それを使用した部材および薄型テレビ用パネルに関する。
近年、エレクトロニクス化が急速に発展し、電磁波ノイズが他の電子機器の誤作動を起こすことによる事故の誘発や、一般家庭内においてもパーソナルコンピューターなどの普及により、テレビ受像などに電磁波障害を及ぼすことが増加している。さらに、電磁波が人体に悪影響を及ぼすことも示唆されており、電磁波シールドに対する規制もますます厳しくなってきている。また家電製品の大型化などにより、従来に比べノイズシールドが困難となってきており、電磁波シールド技術の向上が必要となっている。
従来、電磁波シールド技術として、所定の下地鋼板の表面粗さ及び塗膜厚を有するプレコート鋼板(特許文献1)、クロメート皮膜の上に樹脂が分散した導電性表面処理鋼板(特許文献2)、また、片面に所定の熱放射率の塗膜、他方の面に合計膜厚が3μm以下の被膜を有する表面処理金属板(特許文献3)が開示されている。
さらに、近年需要が伸びているプラズマディスプレーパネルや液晶テレビなどの薄型TVは、背面に用いられるパネルにはより高度な電磁波シールド技術が必要となっている。これは、大型化のためネジ間隔が広くなることなどが原因で電磁波が漏洩する隙間ができやすく、電磁波シールド性には不利な方向であり、これらの開示された技術では不十分となってきている。
本来、電磁波ノイズは、発生源を含む筐体がFeなどの導電性物質で囲われアースが取られていれば、外部にノイズとして漏洩せず問題にならない。つまり、筐体内面が未塗装の鋼板や亜鉛めっき鋼板などで導電性を有するものであれば問題は無い。しかし、筐体外面はもとより内面においても、耐食性や意匠性の付与のため、非導電性皮膜を有する鋼板が多く用いられている。そのため、導電性を必要とする筐体内面に使用される鋼板面に、薄膜のクロメートなどの化成処理を施したもの、前記化成処理を施しや後導電性物質を含有させた樹脂組成物(塗料)を塗布したものなどが用いられてきた。
しかし、近年環境の観点よりCrを使用しないクロメートフリー鋼板が主流となってきている。同一膜厚ではクロメートに比べクロメートフリー化成処理皮膜の耐食性は低下するため、化成処理のみの処理及び化成処理後さらに樹脂塗装してもともに、従来のクロメート処理に比べて厚膜化が必要となり、電磁波シールド性は不十分となってきている。
さらに薄型TVでは大型のパネルに加工する必要があり、高度な加工性が要求される。
特開昭63-7878号公報
特開昭63-114635号公報
特開2004-243310号公報
本発明の課題は、耐食性と加工性を備え、厚膜化しても電磁波シールド性に優れる塗装鋼板を提供することである。
また、本発明の課題は、耐食性と加工性を備え、厚膜化しても電磁波シールド性に優れる部材および薄型テレビ用パネルを提供することである。
上記課題を解決する本発明の手段は下記の通りである。
(1)C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μmであることを特徴とする塗装鋼板。
(1)C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μmであることを特徴とする塗装鋼板。
(2)C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%、Nb:0.005〜0.02質量%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μmであることを特徴とする塗装鋼板。
(3)C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%、B:1〜15質量ppmを含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μmであることを特徴とする塗装鋼板。
(4)C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%、Nb:0.005〜0.02質量%、B:1〜15質量ppmを含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μmであることを特徴とする塗装鋼板。
(5)前記めっき鋼板の表面粗さがJIS B 0601-1994に規定される算術平均粗さRaが0.6〜1.3μmであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかの塗装鋼板。
(6)前記一方の面の皮膜が、めっき層側から順に、化成処理皮膜、下塗り塗膜、上塗り塗膜からなることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかの塗装鋼板。
(7)前記上塗り塗膜が、融点が70〜140℃のワックスを含有することを特徴とする(6)の塗装鋼板。
(8)前記他方の面の皮膜が、めっき層側にシリカ粒子並びにりん酸及び/又はりん酸化合物を含有する下層皮膜と、該下層皮膜上のCaイオン交換シリカ及びりん酸化合物を含有する上層皮膜からなることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかの塗装鋼板。
(9)前記下層皮膜の膜厚が0.01〜0.3μm、前記上層皮膜の膜厚が0.2〜0.8μmであることを特徴とする(8)の塗装鋼板。
(10) (1)〜(9)のいずれかの塗装鋼板を、全体または一部に使用したことを特徴とする部材。
(11) (1)〜(9)のいずれかの塗装鋼板を使用したことを特徴とする薄型テレビ用パネル。
本発明によれば、耐食性、加工性及び電磁波シールド性に優れる塗装鋼板を得ることができる。また、本発明によれば、上記塗装鋼板を、その全体または一部に使用することにより、耐食性、加工性に加えて電磁波シールド性が必要となる家電製品などの部材を提供することができる。さらに、本発明によれば、上記の塗装鋼板を使用することにより、近年、大型化しているプラズマディスプレーパネルや液晶テレビなどの薄型TVの背面に用いられる薄型テレビ用パネルを提供することができる。
以下、本発明について詳しく説明する。まず、鋼板の成分組成の限定理由について説明する。
TVの大型化によりTVの背面パネルについては高度な加工性が求められ、加工性の観点から鋼中成分組成の最適化が必要である。また、溶融亜鉛めっき後の合金化の観点からも鋼中成分組成の最適化が必要である。
C:
加工性の点で重要な伸び、r値を向上させるためには、C量は少ない方がよい。C量が増加すると、これを炭化物として固定するためにTiなどの炭化物形成元素の多量添加が必要となり、生成した炭化物(析出物)によって鋼強度が高くなって加工性が劣化するだけでなく、多量のTi等の添加によってめっき層を合金化する際にFe含有量が増加して密着性の低下や筋状の外観むらが発生して表面外観が劣化する問題がある。そのためC量は30質量ppm以下に限定する。
加工性の点で重要な伸び、r値を向上させるためには、C量は少ない方がよい。C量が増加すると、これを炭化物として固定するためにTiなどの炭化物形成元素の多量添加が必要となり、生成した炭化物(析出物)によって鋼強度が高くなって加工性が劣化するだけでなく、多量のTi等の添加によってめっき層を合金化する際にFe含有量が増加して密着性の低下や筋状の外観むらが発生して表面外観が劣化する問題がある。そのためC量は30質量ppm以下に限定する。
Mn:Mn量が増加すると伸びとr値が若干低下し、加工性が低下する。そのため、Mnは0.15質量%以下に限定する。また、鋼の熱間脆性を防止するため、Mnは0.06質量%以上含有させる必要がある。0.005質量%以上とすることが好ましい。
P:P量が増加すると、粒界に偏析して伸び特性を低下させるため、0.015質量%以下に限定する。
Ti:
TiはTiC、TiNを形成し、C、Nを無害化し、伸びとr値を良好にする働きがある。そのためにはTiは0.025質量%以上含有する必要がある。Tiを0.06質量%超えて添加すると、めっき層を合金化する際にFe含有率が上昇しやすく目的のFe含有率の制御が困難になること、Tiに起因して筋状の外観むらが発生しやすいなどの問題がある。そのため、Tiは0.025〜0.06質量%とする。
TiはTiC、TiNを形成し、C、Nを無害化し、伸びとr値を良好にする働きがある。そのためにはTiは0.025質量%以上含有する必要がある。Tiを0.06質量%超えて添加すると、めっき層を合金化する際にFe含有率が上昇しやすく目的のFe含有率の制御が困難になること、Tiに起因して筋状の外観むらが発生しやすいなどの問題がある。そのため、Tiは0.025〜0.06質量%とする。
また、さらに上記化学成分に加えて、必要に応じて下記の化学成分の1種以上を添加してもよい。
Nb:
Nbは炭化物形成元素であり、固溶CをNbCとして析出させ無害化するため添加しても良い。その添加量は、その効果とコストの面より0.005〜0.02質量%が適当である。
Nbは炭化物形成元素であり、固溶CをNbCとして析出させ無害化するため添加しても良い。その添加量は、その効果とコストの面より0.005〜0.02質量%が適当である。
B:
Bは粒界に偏析し強化するため1質量ppm以上添加しても良い。B量が15質量ppm超えでは溶融亜鉛めっき時の濡れ性を低下させるため、15質量ppm以下が良い。
Bは粒界に偏析し強化するため1質量ppm以上添加しても良い。B量が15質量ppm超えでは溶融亜鉛めっき時の濡れ性を低下させるため、15質量ppm以下が良い。
本発明では、前述の化学成分及び残部Fe及び不可避的不純物からなる鋼板に溶融亜鉛めっきを施した後加熱してめっき層を合金化して鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を形成する。合金化溶融亜鉛めっき層は、その表面に合金化処理の過程で生成した多数の微細凹凸を有する。合金化溶融亜鉛めっき層の上にクロムを含有しない皮膜が形成され、この皮膜上面から押し圧されると、この多数の微細凹凸が導通点となることで良好な電磁波シールド性が発現される。
従来より、合金化溶融亜鉛めっきに5μm以上の膜厚の皮膜を有する場合は、剪断時エナメルヘアと呼ばれる切り屑が発生しやすいことが知られている。エナメルヘアは加工時に押し疵等の原因になるため、エナメルヘアの発生が少ないことが望ましい。エナメルヘアは、鋼板/めっき界面に形成するΓ層量が増加すると発生しやすいという相関が見られる。まためっき付着量が多い場合、およびめっき層の鉄含有率が高い場合にΓ層量が増加しやすいため、5μm以上の皮膜を形成する場合、めっき付着量を45g/m2以下(片面当たり)とし、めっき層の鉄含有率を11質量%以下とすることが好ましい。さらには、めっき付着量は40g/m2以下、鉄含有率は10質量%以下が好ましい。
めっき付着量の下限は特に限定されないが、安定して付着量制御できる点からは25g/m2程度以上が有利である。鉄含有率が低くなると、合金化むらが発生しやすく、多数の微細凹凸が安定形成されなくなるので7.5質量%以上が好ましい。
めっき層中のAlは合金化を抑制する効果があり、鉄含有率の急激な上昇を抑制し、さらにΓ層の生成を抑制するため、0.20質量%以上とすることが好ましい。それ未満では、鉄含有率が11質量%以下であってもΓ層が多く形成し、エナメルヘア発生のおそれが高くなる。Alが多くなると合金化に時間を要するようになるので、0.60質量%以下が好ましい。
5μm未満の皮膜を有する場合の合金化溶融亜鉛めっきについては、めっき付着量は25〜60g/m2(片面あたり)、鉄含有率は8〜13質量%、Al含有率は0.1〜0.6質量%とすることが好ましい。
前述の合金化溶融亜鉛めっき鋼板の表面粗さが大きいと耐食性が劣化しやすくなり、小さいと電磁波シールド性が不利となる。係る観点から、合金化溶融亜鉛めっき鋼板の表面粗さは、JIS B 0601-1994に規定される算術平均粗さRaが0.6〜1.3μmであることが好ましい。めっき層を合金化した後、調質圧延を行う際に圧延ロールの表面粗さ等の調質圧延条件を適宜条件に調整することで前述の粗さに容易に調整できる。
本発明においては、前述した合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μmであることが必須である。
クロムを含有しない皮膜とするのは環境に対応するためである。また、本発明の塗装鋼板はプラズマディスプレーパネルの背面パネルなど、一方の面については人の手や目に触れる外部部材として用いられることが多いため、意匠性以外にも耐食性、耐疵付き性などの特性が要求されている。そのため、2層以上の塗膜を有し、トータル塗装膜厚として、5μm以上を必要とする。塗膜厚が厚くなるとエナメルヘアが発生しやすくなるため、その上限は18μmとする。さらに好ましくは、15μm以下である。
さらにこの一方の面に関しては、塗膜密着性の観点より化成処理皮膜を設け、耐食性の観点より下塗り塗膜とその上層に設けた上塗り塗膜の3層で形成されることが好ましい。
化成処理皮膜は、主としてめっき鋼板と塗膜の密着性向上のために形成するものであり、密着性を向上するものであればどのようなものでも支障はないが、密着性向上効果の大きいシリカ微粒子、特に乾式シリカが含有されていることが好ましい。またそれ以外の成分としては、金属塩化合物や樹脂、シランカップリング剤などを添加してもよい。
下塗り塗膜は主に耐食性の向上に寄与するものであり、ポリエステルを主成分とする、公知の下塗り塗料組成物を塗布し、加熱焼き付けして形成されることが好ましい。また特に規制するものでは無いが、良好な耐食性を得るためには、Caイオン交換シリカなどの防錆顔料を含有していることが好ましい。また塗膜厚としては、耐食性の観点より1〜6μmが好ましい。
上塗り塗膜としては、ポリエステル樹脂を主成分とする、公知の上塗り塗料組成物を塗布し、加熱焼き付けして形成されることが好ましい。張り出し部の加工性の向上及び加工時の摺動による疵付きを起こさないため、ワックスが添加されていることが好ましい。ワックス種としては、ポリエチレン系やマイクロワックスなどを用いればよく、軟化点70〜140℃のものを含有することが好ましい。ワックスの軟化点が70℃未満になると、コイル保管時や背面パネルとして使用時にワックスが軟化する恐れがある。また、140℃超えではプレス時の摺動性向上効果が少なくなる。また、塗膜中のワックス添加量が0.4質量%未満では摺動性向上効果が十分でなく、2.0質量%を超えるとその効果が飽和状態に近づき、また、コスト的にも不利なため、0.4〜2.0質量%が好ましい。また、この面の上塗り塗膜には、着色のための、酸化チタンやカーボンブラック、また外観性(意匠性)のための樹脂ビーズやアルミ片など適宜添加したものを用いても構わない。塗膜厚としては、外観の均一性、耐疵付き性などより3〜15μmが好ましい。
また、電磁波シールドの観点より、他方の面の皮膜厚は0.3〜1.0μmとすることが必須である。従来より、電磁波シールド性は鋼板表面の抵抗値、つまり導電性で評価されているが、本願では後述するように筐体を用い、筐体から漏洩する電磁波強度を測定することにより直接電磁波シールド性を評価した。その結果、電磁波シールド性の評価には導電性の評価では不十分であることが分かった。つまり、導電性の測定限界以下でも電磁波シールド性は変化していることがわかった。その結果、この他方の面の皮膜厚としては、0.3〜1.0μmとすることが必須であり、より好ましくは0.8μm以下である。
この他方の面の塗膜は、薄膜で良好な耐食性を有するように、2層で構成された塗膜が好ましい。下層には密着性と耐食性のためのシリカ微粒子と耐食性のためのリン酸及び/又はリン酸化合物を含有することが好ましい。下層に含有されるリン酸やリン酸化合物は、例えば、オルトリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸など、これらの金属塩や化合物などのうちから選ばれる1種又は2種以上を含有すれば良い。下層シリカ微粒子には湿式シリカ、乾式シリカいずれを用いても構わない。上層には耐食性のため、Caイオン交換シリカを含有するエポキシ樹脂などの有機樹脂皮膜を有することが好ましい。
下層皮膜の膜厚は密着性と耐食性を確保するために0.01〜0.3μmとすることが好ましい。上層皮膜の膜厚は、耐食性の観点より0.2〜0.8μmとすることが好ましい。
上記各皮膜の形成方法は特に限定されない。上記皮膜成分を有する化成処理液又は塗料、薬液をめっき鋼板に例えばロールコーター塗装、カーテンフロー塗装などの方法で塗布したのち加熱することにより形成することができる。
(塗装板の調製)
表1に示す下地鋼板である板厚0.5mmの合金化溶融亜鉛めっき鋼板及び比較材として電気亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板を用い、脱脂を行った後、以下の処理を行ない、塗装鋼板を製造した。以下、質量%はすべて%と記載する。
表1に示す下地鋼板である板厚0.5mmの合金化溶融亜鉛めっき鋼板及び比較材として電気亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板を用い、脱脂を行った後、以下の処理を行ない、塗装鋼板を製造した。以下、質量%はすべて%と記載する。
オモテ面の処理:
必要に応じて化成処理液を塗布し、最高到達板温が100℃となるように加熱し乾燥を行い、表2に示す化成処理皮膜を形成させた。その上に表3の防錆顔料を添加したポリエステル樹脂からなる下塗り塗料を所定の乾燥膜厚になるように塗布した後、30秒後に最高到達板温が200℃となるように加熱処理を行った。さらにその上層にカーボンブラック、酸化チタンおよび表6に示すワックスを添加(一部はワックス無添加)したポリエステル樹脂からなる上塗り塗料を塗布し、60秒後に最高到達板温が230℃となるように加熱処理を行った。
必要に応じて化成処理液を塗布し、最高到達板温が100℃となるように加熱し乾燥を行い、表2に示す化成処理皮膜を形成させた。その上に表3の防錆顔料を添加したポリエステル樹脂からなる下塗り塗料を所定の乾燥膜厚になるように塗布した後、30秒後に最高到達板温が200℃となるように加熱処理を行った。さらにその上層にカーボンブラック、酸化チタンおよび表6に示すワックスを添加(一部はワックス無添加)したポリエステル樹脂からなる上塗り塗料を塗布し、60秒後に最高到達板温が230℃となるように加熱処理を行った。
ウラ面の処理:
オモテ面の下塗り塗料の塗布に引き続き、ウラ面に、下層用薬液を所定量塗布し、30秒後に最高到達板温200℃となるように加熱処理を行い、オモテ面の下塗り塗膜形成と併せて、表4の組成のウラ面の下層皮膜を得た。さらにオモテ面の上塗り塗料の塗布に引き続いて、ウラ面の下層の上層に上層用塗料を塗布し、60秒後に最高到達板温が230℃となるように加熱処理を行いオモテ面の上塗り塗膜形成と併せて、表5に示す防錆顔料を添加したエポキシ樹脂からなるウラ面の上層皮膜を得た。
オモテ面の下塗り塗料の塗布に引き続き、ウラ面に、下層用薬液を所定量塗布し、30秒後に最高到達板温200℃となるように加熱処理を行い、オモテ面の下塗り塗膜形成と併せて、表4の組成のウラ面の下層皮膜を得た。さらにオモテ面の上塗り塗料の塗布に引き続いて、ウラ面の下層の上層に上層用塗料を塗布し、60秒後に最高到達板温が230℃となるように加熱処理を行いオモテ面の上塗り塗膜形成と併せて、表5に示す防錆顔料を添加したエポキシ樹脂からなるウラ面の上層皮膜を得た。
前記で作製した塗装鋼板の加工性を評価した。またオモテ面のエナメルヘアの発生程度(耐エナメルヘア性)、耐食性、耐疵付き性及びウラ面の導電性、電磁波シールド性、耐食性の各評価を行った。評価方法を以下に記載する。
(1)加工性
試験片を100mmφに打ち抜き、ポンチ径50mmφ、ポンチ肩R:4mm、ダイ径:70mmφ、ダイ肩R:4mm、しわ押さえ圧を5tonとし円錐台成形を行った。破断時の成形高さで評価した。
(破断時成形高さ)
16mm以上 :○
14mm超16mm未満 :△
14mm以下 :×
試験片を100mmφに打ち抜き、ポンチ径50mmφ、ポンチ肩R:4mm、ダイ径:70mmφ、ダイ肩R:4mm、しわ押さえ圧を5tonとし円錐台成形を行った。破断時の成形高さで評価した。
(破断時成形高さ)
16mm以上 :○
14mm超16mm未満 :△
14mm以下 :×
(2)オモテ面の性能評価
(2−1)エナメルヘア
室温(20℃)にある油圧式剪断機で、0℃に冷却した100mm幅の試験片を、オモテ面塗膜が下バリとなるように剪断を行った。同条件で5回剪断を行い、それぞれ下バリ部端部をテープにて剥離を行った。5回の剥離長さの合計をエナメルヘア発生長さとして以下のように評価した。
(エナメルヘア発生長さ)
10mm以下 :○
10mm超30mm未満:△
30mm以上 :×
(2−1)エナメルヘア
室温(20℃)にある油圧式剪断機で、0℃に冷却した100mm幅の試験片を、オモテ面塗膜が下バリとなるように剪断を行った。同条件で5回剪断を行い、それぞれ下バリ部端部をテープにて剥離を行った。5回の剥離長さの合計をエナメルヘア発生長さとして以下のように評価した。
(エナメルヘア発生長さ)
10mm以下 :○
10mm超30mm未満:△
30mm以上 :×
(2−2)耐食性
50×80mmの試験片にクロスカットを施し、中性塩塩水噴霧試験(JIS Z 2371-2000)に準拠した塩水噴霧試験を24hr行った後、錆の流出幅の最大値を測定し以下のように評価した。
(錆の流出幅の最大値)
0.3mm以下 :○
0.3mm超0.5mm以下:△
0.5mm以上 :×
50×80mmの試験片にクロスカットを施し、中性塩塩水噴霧試験(JIS Z 2371-2000)に準拠した塩水噴霧試験を24hr行った後、錆の流出幅の最大値を測定し以下のように評価した。
(錆の流出幅の最大値)
0.3mm以下 :○
0.3mm超0.5mm以下:△
0.5mm以上 :×
(2−3)耐疵付き性
50×150mmの試験片に太平理化工業(株)製ラビングテスターを用い、ガーゼを介して約10mmφの面積に500gの荷重をかけ、めっき層が露出するまでの摺動回数を測定し、以下のように評価した。
(摺動回数)
500往復以上 :○
300往復超500往復未満:△
300往復以下 :×
50×150mmの試験片に太平理化工業(株)製ラビングテスターを用い、ガーゼを介して約10mmφの面積に500gの荷重をかけ、めっき層が露出するまでの摺動回数を測定し、以下のように評価した。
(摺動回数)
500往復以上 :○
300往復超500往復未満:△
300往復以下 :×
(3)ウラ面の性能評価
(3−1)導電性
低抵抗測定装置(ロレスタGP:三菱化学(株)製:ESPプローブ)を用い、表面抵抗を測定した。その時、プローブ先端にかかる荷重を20g/sで増加させ、表面抵抗が1×10-4Ω以下になった時の荷重で評価した。
○:10点測定の平均荷重が350g以下
△:10点測定の平均荷重が350g超700g以下
×:10点測定の平均荷重が700g超え
(3−1)導電性
低抵抗測定装置(ロレスタGP:三菱化学(株)製:ESPプローブ)を用い、表面抵抗を測定した。その時、プローブ先端にかかる荷重を20g/sで増加させ、表面抵抗が1×10-4Ω以下になった時の荷重で評価した。
○:10点測定の平均荷重が350g以下
△:10点測定の平均荷重が350g超700g以下
×:10点測定の平均荷重が700g超え
(3−2)電磁波シールド性
図1に示すような、五面をAl板2、一面を幅20mmのフランジ5を有し、開口部を100×100×100mmとしたAl製筐体3の中に20MHzのデジタル発信器4を内蔵させ、開口部にウラ面1bを下面としてフランジ5上に設置したガスケット6に接触させるように種々塗装鋼板(140×140mm)1を乗せ、荷重を39.2N(4Kgf)としてガスケット6と塗装鋼板1の合わせ面から外部に漏洩する20MHz〜1GHzの電磁波ノイズをプリアンプ8で増幅したのち、スペクトラムアナライザー9を用いて測定した。受信用アンテナ7は筐体フランジ部から50mmとし、フランジ5と塗装鋼板1の間には厚さ1mmのガスケット6を用いた。なお、ガスケット6はウレタンスポンジに導電布(銅とニッケルをめっきした繊維)を巻き付けたものである。また、電磁波シールド性の評価としては、最大ノイズ強度を用い評価した。めっきままの原板での最大ノイズ強度は40dB、導電性の無い塗膜を5μm塗布したものでは50dBであり、電磁波シールド性の評価は以下とした。
(最大ノイズ強度)
43dB以下 :◎
43dB超45dB以下:○
45dB超47dB以下:△
47dB超 :×
図1に示すような、五面をAl板2、一面を幅20mmのフランジ5を有し、開口部を100×100×100mmとしたAl製筐体3の中に20MHzのデジタル発信器4を内蔵させ、開口部にウラ面1bを下面としてフランジ5上に設置したガスケット6に接触させるように種々塗装鋼板(140×140mm)1を乗せ、荷重を39.2N(4Kgf)としてガスケット6と塗装鋼板1の合わせ面から外部に漏洩する20MHz〜1GHzの電磁波ノイズをプリアンプ8で増幅したのち、スペクトラムアナライザー9を用いて測定した。受信用アンテナ7は筐体フランジ部から50mmとし、フランジ5と塗装鋼板1の間には厚さ1mmのガスケット6を用いた。なお、ガスケット6はウレタンスポンジに導電布(銅とニッケルをめっきした繊維)を巻き付けたものである。また、電磁波シールド性の評価としては、最大ノイズ強度を用い評価した。めっきままの原板での最大ノイズ強度は40dB、導電性の無い塗膜を5μm塗布したものでは50dBであり、電磁波シールド性の評価は以下とした。
(最大ノイズ強度)
43dB以下 :◎
43dB超45dB以下:○
45dB超47dB以下:△
47dB超 :×
(3−3)耐食性
50×80mmの試験片の4辺をシールし、前述した塩水噴霧試験により平板部の評価を行った。塩水噴霧試験を96hr行った後の白錆発生面積率を求め、下記で評価した。
(白錆発生率)
5%以下 :○
5%超え20%以下:△
20%超え :×
50×80mmの試験片の4辺をシールし、前述した塩水噴霧試験により平板部の評価を行った。塩水噴霧試験を96hr行った後の白錆発生面積率を求め、下記で評価した。
(白錆発生率)
5%以下 :○
5%超え20%以下:△
20%超え :×
供試塗装鋼板の構成及び評価結果を表6及び表7に記載する。
本発明の塗装鋼板はいずれも加工性、耐食性及び電磁波シールド性が良好である。これに対して本発明範囲外の塗装鋼板は加工性、耐食性、電磁波シールド性のうちの少なくとも一つが劣る。
本発明の塗装鋼板のうち、オモテ面のめっき皮膜のめっき付着量が45g/m2以下、めっき層の鉄含有率が11%以下、めっき層のAlが0.20%以上のものは、エナメルヘアの発生量が少なく、耐エナメルヘア性に優れている。
本発明の塗装鋼板は、耐食性、加工性に加えて電磁波シールド性が求められる家電製品などの部材に使用することができる。
さらに、本発明の塗装鋼板は、近年、大型化しているプラズマディスプレーパネルや液晶テレビなどの薄型TVの背面に用いられる薄型テレビ用パネルに使用することができる。
1 塗装鋼板
1b ウラ面
2 Al板
3 Al製筐体
4 デジタル発信器
5 フランジ
6 ガスケット
7 アンテナ
8 プリアンプ
9 スペクトラムアナライザー
1b ウラ面
2 Al板
3 Al製筐体
4 デジタル発信器
5 フランジ
6 ガスケット
7 アンテナ
8 プリアンプ
9 スペクトラムアナライザー
Claims (11)
- C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μmであることを特徴とする塗装鋼板。
- C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%、Nb:0.005〜0.02質量%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μmであることを特徴とする塗装鋼板。
- C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%、B:1〜15質量ppmを含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μmであることを特徴とする塗装鋼板。
- C:30質量ppm以下、Mn:0.06〜0.15質量%、P:0.015質量%以下、Ti:0.025〜0.06質量%、Nb:0.005〜0.02質量%、B:1〜15質量ppmを含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼板の両面に合金化溶融亜鉛めっき層を有するめっき鋼板の両面にクロムを含有しない少なくとも二層の皮膜を有し、一方の面の全皮膜厚が5〜18μmであり、他方の面の全皮膜厚が0.3〜1.0μmであることを特徴とする塗装鋼板。
- 前記めっき鋼板の表面粗さがJIS B 0601-1994に規定される算術平均粗さRaが0.6〜1.3μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の塗装鋼板。
- 前記一方の面の皮膜が、めっき層側から順に、化成処理皮膜、下塗り塗膜、上塗り塗膜からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の塗装鋼板。
- 前記上塗り塗膜が、融点が70〜140℃のワックスを含有することを特徴とする請求項6記載の塗装鋼板。
- 前記他方の面の皮膜が、めっき層側にシリカ粒子並びにりん酸及び/又はりん酸化合物を含有する下層皮膜と、該下層皮膜上のCaイオン交換シリカ及びりん酸化合物を含有する上層皮膜からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の塗装鋼板。
- 前記下層皮膜の膜厚が0.01〜0.3μm、前記上層皮膜の膜厚が0.2〜0.8μmであることを特徴とする請求項8記載の塗装鋼板。
- 請求項1〜9のいずれか一項記載の塗装鋼板を、全体または一部に使用したことを特徴とする部材。
- 請求項1〜9のいずれか一項記載の塗装鋼板を使用したことを特徴とする薄型テレビ用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005329695A JP2007138191A (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | 塗装鋼板、部材および薄型テレビ用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005329695A JP2007138191A (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | 塗装鋼板、部材および薄型テレビ用パネル |
Publications (1)
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JP2007138191A true JP2007138191A (ja) | 2007-06-07 |
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ID=38201431
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JP2005329695A Pending JP2007138191A (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | 塗装鋼板、部材および薄型テレビ用パネル |
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JP (1) | JP2007138191A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009012342A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Jfe Steel Kk | 着色塗装鋼板およびその製造方法、ならびに加工品および薄型テレビ用パネル |
JP2010053428A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Jfe Steel Corp | 表面処理鋼板および電子機器筐体 |
JP2012121323A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-28 | Nippon Steel Corp | クロメートフリー着色塗装金属板 |
-
2005
- 2005-11-15 JP JP2005329695A patent/JP2007138191A/ja active Pending
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JP2009012342A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Jfe Steel Kk | 着色塗装鋼板およびその製造方法、ならびに加工品および薄型テレビ用パネル |
JP2010053428A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Jfe Steel Corp | 表面処理鋼板および電子機器筐体 |
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