JP2007125973A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】路面反力感を与えるとともに全体摩擦トルクを補償して、操舵フィーリングを向上させるとともに、低コスト化を実現することができる車両用操舵装置を提供する。
【解決手段】アシストトルクTassistを発生するアシストモータ7と、ステアリング軸反力トルクTtranと路面反力トルクTalignとを検出する状態量検出器12と、アシストモータ7の目標電流値Imtr(t)を算出する制御ユニット10とを備え、制御ユニット10は、ステアリング軸反力トルクTtranと路面反力トルクTalignとからアシストトルクTassistを補償する摩擦補償トルクfric(s)と戻し補償トルクret(s)とをそれぞれ算出する摩擦補償部28と戻し補償部27とを含み、摩擦補償トルクfric(s)と戻し補償トルクret(s)とからステアリング機構1の全体摩擦トルクTfricと路面反力トルクTalignの勾配とを補償する。
【選択図】図4

Description

この発明は、モータによりドライバの操舵トルクを補助するためのアシストトルクを発生する車両用操舵装置に関する。
ドライバは、一般に道路の湾曲部や交差点を曲がる際に操舵し、その後、直進走行に復帰する際に、タイヤが路面から受ける路面反力トルクに応じたハンドルの自発的な戻り力を利用してハンドルを戻している。しかしながら、車両のステアリング機構全体に発生する全体摩擦トルクが大きい場合や、凍結路等の滑りやすい路面上を走行している場合には、路面反力トルクが小さくなるため、路面反力トルクがステアリング機構の全体摩擦トルク以下となってしまい、直進走行復帰時にハンドルが戻らない場合がある。
したがって、このような場合には、ドライバがハンドルにトルクを加えて、ハンドルを中立点まで戻す必要があり、操舵フィーリングが低下するという問題点があった。
上記の問題点に対して、従来の電動式パワーステアリング制御装置は、タイヤが路面から受ける路面反力トルクを検出する路面反力トルク検出手段を有するとともに、路面反力トルク検出手段で検出された路面反力トルクに基づいて、ドライバによる操舵トルクを補助するモータのトルクを制御する路面反力トルク付加制御手段を有している(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の電動式パワーステアリング装置は、ステアリング系の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、ステアリング系の回転数を検出する操舵回転検出手段と、操舵トルク検出手段および操舵回転検出手段からの各検出信号に基づき電動機制御信号を決定し出力する電動機制御信号発生手段と、この電動機制御信号発生手段からの電動機制御信号に基づき操舵力倍増装置の電動機を駆動する電動機駆動手段とを備えている。
電動機制御信号発生手段は、操舵トルク検出手段の検出信号に基づき路面負荷に対応した制御信号決定する路面負荷分制御信号決定手段と、操舵トルク検出手段の検出信号に基づき操舵力倍増装置系のフリクションに対応した制御信号を決定するフリクション分制御信号決定手段と、これら両決定手段の両制御信号を加算し電動機トルク制御信号として出力する演算手段とを備えている(例えば、特許文献2参照)。
また、従来の電動式パワーステアリング装置は、操舵系に連結され、操舵補助トルクを発生する操舵補助モータと、操舵系の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、操舵トルク検出手段および車速検出手段の出力に基づいてアシスト指令を作成し、このアシスト指令によりモータの駆動を制御する制御手段とを備えている。
制御手段は、モータの回転方向に基づく摩擦補償値を算出する摩擦補償手段を有し、アシスト指令に該摩擦補償値を加算して得られた指令信号によってモータの駆動を制御している(例えば、特許文献3参照)。
また、従来の車輌用パワーステアリング装置は、補助操舵トルクを発生するアクチュエータと、操舵トルクを検出する手段と、少なくとも操舵トルクに基づく補助操舵制御量にてアクチュエータの補助操舵トルクを制御する制御手段と、車輌の横加速度を検出する手段と、車輌の横加速度に対する操舵トルクのリサージュ波形のヒステリシス幅を求める手段とを有し、制御手段はヒステリシス幅に基づき補助操舵制御量を補正している(例えば、特許文献4参照)。
特開2001−122146号公報 特開昭62−34850号公報 特開平6−144280号公報 特開2002−308131号公報
特許文献1に示す従来の電動式パワーステアリング制御装置では、ドライバに擬似的な路面反力感を与えることができるものの、ステアリング機構全体に発生する全体摩擦トルク(ヒステリシス幅)を補償することができず、操舵フィーリングを向上させることができないという問題点があった。
また、特許文献2および特許文献3に示す従来の電動式パワーステアリング装置では、全体摩擦トルクを補償することができるものの、操舵トルクが0である場合、あるいはモータ速度が0である場合には、全体摩擦トルクが補償されないため、運転状態に応じて操舵フィーリングを向上させることができないという問題点があった。
また、特許文献4に示す従来の車輌用パワーステアリング装置では、車両の横加速度に対する操舵トルクのヒステリシス幅を求めることにより、操舵機構の経年変化に関係なく安定した操舵フィーリングを確保することができるものの、カント路など操舵トルクと横方向加速度との関係が一意に定まらない状況では、この制御を実施することができないという問題点があった。
また、横加速度を検出する手段が必要となるため、コストが高くなるという問題点もあった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、ドライバに路面反力感を与えるとともに全体摩擦トルクを補償することにより、常に操舵フィーリングを向上させるとともに、低コスト化を実現することができる車両用操舵装置を提供することである。
この発明に係る車両用操舵装置は、車両のドライバによる操舵トルクを補助するためのアシストトルクを発生するモータと、車両のステアリング軸に生じ、ヒステリシス特性を有するステアリング軸反力トルクを検出するステアリング軸反力トルク検出手段と、車両の車輪が路面から受ける路面反力トルクを検出する路面反力トルク検出手段と、モータを駆動させるための目標電流値を算出する目標電流算出手段とを備え、目標電流算出手段は、ステアリング軸反力トルクに基づいてアシストトルクを補償する第1補償量を算出する第1補償手段と、路面反力トルクに基づいてアシストトルクを補償する第2補償量を算出する第2補償手段とを含み、目標電流算出手段は、第1補償量および第2補償量に基づいて、車両のステアリング機構全体に発生する全体摩擦トルクと路面反力トルクの勾配とを補償するように目標電流を算出するものである。
この発明の車両用操舵装置によれば、目標電流算出手段が、ステアリング軸反力トルクを用いてアシストトルクを補償する第1補償量と路面反力トルクを用いてアシストトルクを補償する第2補償量とに基づいて、車両のステアリング機構全体に発生する全体摩擦トルクと路面反力トルクの勾配とを補償するように目標電流を算出するので、ドライバに路面反力感を与えるとともに全体摩擦トルクを補償することにより、常に操舵フィーリングを向上させるとともに、低コスト化を実現することができる。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
なお、以下の実施の形態では、この車両用操舵装置が自動車に搭載されている場合について説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る車両用操舵装置のステアリング機構1を示す構成図である。
図1において、ステアリング機構1は、ハンドル2と、ステアリング軸3と、ステアリングギアボックス4と、ハンドル角検出器5(ハンドル角検出手段)と、トルクセンサ6(操舵トルク検出手段)と、アシストモータ7(モータ)と、ラックアンドピニオン機構8と、タイヤ9(車輪)と、EPS(Electric Power Steering)制御ユニット10(目標電流算出手段)(以下、「制御ユニット10」と略称する)と、車速検出器11(車速検出手段)と、状態量検出器12(ステアリング軸反力トルク検出手段、路面反力トルク検出手段)とを有している。
自動車のドライバが操舵するハンドル2は、ステアリング軸3の一端に連結されている。また、ハンドル2には、ハンドル角θを検出するハンドル角検出器5が取り付けられている。
ステアリング軸3には、ドライバの操舵による操舵トルクThdlを検出するトルクセンサ6が取り付けられている。また、ステアリング軸3には、操舵トルクThdlを補助するアシストトルクTassistを発生する電動のアシストモータ7が、減速ギア(図示せず)を介して取り付けられている。
ステアリング軸3の他端には、操舵トルクThdlとアシストトルクTassistとを足し合わせて得られる合成トルクを増幅するステアリングギアボックス4が連結されている。
また、ステアリングギアボックス4には、ラックアンドピニオン機構8を介して、タイヤ9が取り付けられている。
車速検出器11は、車両の車速Vを検出する。また、状態量検出器12は、ステアリング軸3に生じるステアリング軸反力トルクTtranとタイヤ9が路面から受ける路面反力トルクTalignとを検出する。
制御ユニット10には、ハンドル角θ、操舵トルクThdl、車速V、ステアリング軸反力トルクTtran、路面反力トルクTalign、アシストモータ7のモータ検出電流Imtr、およびアシストモータ7のモータ検出電圧Vmtrが入力される。
また、制御ユニット10は、上記の入力に基づいてアシストモータ7を駆動させるための目標電流値を算出し、モータ駆動電流Idを出力する。
ここで、ステアリング軸反力トルクTtranは、路面反力トルクTalignとステアリング機構1全体に発生する摩擦力である全体摩擦トルクTfric(図示せず)とを加算したものである。以下にステアリング軸反力トルクTtran、路面反力トルクTalignおよび全体摩擦トルクTfricの関係について説明する。
図2は、ハンドル角θとステアリング軸反力トルクTtranとの一般的な関係を示す説明図である。
図2において、操舵は様々なパターンで実施されるが、路面反力トルクTalignは、ハンドル角θの増減に比例して変化する。また、全体摩擦トルクTfricは、大きさが一定で、ハンドル2の操舵方向によって正負が反転する。
即ち、路面反力トルクTalignに全体摩擦トルクTfricに相当するヒステリシス特性を付加したものがステアリング軸反力トルクTtranとなる。
従って、ハンドル2を操舵した際にステアリング軸3に生じるステアリング軸反力トルクTtranは、同じハンドル角θであっても、切り込み時には大きくなり、戻し時には小さくなる。
また、ステアリング軸反力トルクTtranは、次式(1)で表される。
Ttran=Talign+Tfric・・・(1)
また、全体摩擦トルクTfricは、アシストモータ7のみに発生する摩擦トルクであるモータ摩擦トルクTmfricにアシストモータ7とステアリング軸3との間の減速ギアのギア比Ggearを乗じた値と、アシストモータ7を考慮しない状態でステアリング機構1に発生する摩擦トルクである軸摩擦トルクTfrpとを加算したものである。これらの摩擦トルクの関係は、次式(2)で表される。
Tfric=Tfrp+Ggear・Tmfric・・・(2)
この車両用操舵装置は、ドライバがハンドル2を操舵したときの操舵トルクThdlをトルクセンサ6で検出し、その操舵トルクThdlに応じてアシストトルクTassistを発生させることを主な機能とする。
力学的には、操舵トルクThdlとアシストトルクTassistとの和が、ステアリング軸反力トルクTtranに抗してステアリング軸3を回転させる。また、ハンドル2を操舵する際には、アシストモータ7の慣性によって生じる慣性トルクも作用する。そのため、ステアリング軸反力トルクTtranは、アシストモータ7の慣性トルクをJ・dω/dtとすると、次式(3)で表される。
Ttran=Thdl+Tassist−J・dω/dt・・・(3)
また、アシストモータ7によるアシストトルクTassistは、アシストモータ7のトルク定数をKtとすると、次式(4)で表される。
Tassist=Ggear・Kt・Imtr・・・(4)
また、ステアリング軸反力トルクTtranは、式(2)を用いて式(1)を変形することにより、次式(5)で表される。
Ttran=Talign+(Ggear・Tmfric+Tfrp)・・・(5)
制御ユニット10は、上記の各入力に基づいて、アシストモータ7に供給する目標電流値を算出し、この目標電流値とモータ検出電流Imtrとが一致するように電流制御し、モータ駆動電流Idを出力する。
アシストモータ7は、式(4)に示すように、モータ検出電流Imtrにトルク定数Ktと減速ギアのギア比Ggearとを乗じたアシストトルクTassistを発生し、ドライバが操舵するときの操舵トルクThdlを補助する。
図3は、図1の制御ユニット10とアシストモータ7とを示すブロック図である。
図3において、制御ユニット10は、車速検出部13と、操舵トルク検出部14と、路面反力トルク検出部15と、ステアリング軸反力トルク検出部16と、モータ速度検出部17と、モータ加速度検出部18と、アシストトルク決定部19と、モータ電流決定部20と、モータ電流検出部21と、比較器22と、モータ駆動部23とを有している。
また、制御ユニット10は、CPUとプログラムを格納したメモリとを有するマイクロプロセッサ(図示せず)で構成されており、制御ユニット10を構成する各ブロックは、メモリにソフトウェアとして記憶されている。
車速検出部13は、車速検出器11が出力した車速Vを受けて車速信号V(s)を出力する。操舵トルク検出部14は、トルクセンサ6が出力した操舵トルクThdlを受けて操舵トルク信号Thdl(s)を出力する。
路面反力トルク検出部15は、状態量検出器12が出力した路面反力トルクTalignを受けて路面反力トルク信号Talign(s)を出力する。ステアリング軸反力トルク検出部16は、状態量検出器12が出力したステアリング軸反力トルクTtranを受けてステアリング軸反力トルク信号Ttran(s)を出力する。
路面反力トルクTalignおよびステアリング軸反力トルクTtranを検出する状態量検出器12は、例えばタイヤ9およびステアリング軸3に取り付けられたロードセル(図示せず)であり、ロードセルに設けられた歪みゲージの変形を路面反力トルクTalignおよびステアリング軸反力トルクTtranとして出力する。
モータ速度検出部17は、モータ電流検出部21が出力したモータ検出電流信号Imtr(s)と、モータ電圧検出部(図示せず)が出力したモータ検出電圧信号Vmtr(s)とに基づいて、モータ速度信号Smtr(s)を出力する。
モータ加速度検出部18は、モータ速度信号Smtr(s)を微分してモータ加速度信号Amtr(s)を出力する。
アシストトルク決定部19には、車速信号V(s)、操舵トルク信号Thdl(s)、路面反力トルク信号Talign(s)、ステアリング軸反力トルク信号Ttran(s)、モータ速度信号Smtr(s)、およびモータ加速度信号Amtr(s)が入力される。
また、アシストトルク決定部19は、上記の入力に基づいてアシストモータ7にアシストトルクTassistを発生させるためのアシストトルク信号Tassist(s)を出力する。
モータ電流決定部20は、アシストトルク信号Tassist(s)に基づいて、アシストモータ7にアシストトルクTassistを発生させるための目標電流値Imtr(t)を出力する。
モータ電流検出部21は、アシストモータ7に流れるモータ検出電流Imtrを受けて、モータ検出電流信号Imtr(s)を出力する。比較器22は、目標電流値Imtr(t)とモータ検出電流信号Imtr(s)との偏差を出力する。モータ駆動部23は、目標電流値Imtr(t)とモータ検出電流信号Imtr(s)との偏差を0とするようにモータ駆動電流Idを出力する。
図4は、図3のアシストトルク決定部19を詳細に示すブロック図である。
図4において、アシストトルク決定部19は、アシストマップ補償部24と、ダンピング補償部25と、慣性補償部26と、戻し補償部27(第2補償手段)と、摩擦補償部28(第1補償手段)と、加算器29とを有している。
アシストマップ補償部24は、車速検出部13が出力した車速信号V(s)と操舵トルク検出部14が出力した操舵トルク信号Thdl(s)とに基づいて、アシストマップ補償トルクmap(s)を出力する。
ダンピング補償部25は、車速検出部13が出力した車速信号V(s)とモータ速度検出部17が出力したモータ速度信号Smtr(s)とに基づいて、ダンピング補償量トルクdamp(s)を出力する。
慣性補償部26は、車速検出部13が出力した車速信号V(s)とモータ加速度検出部18が出力したモータ加速度信号Amtr(s)とに基づいて、慣性補償トルクiner(s)を出力する。
戻し補償部27は、車速検出部13が出力した車速信号V(s)と路面反力トルク検出部15が出力した路面反力トルク信号Talign(s)とに基づいて、ドライバの反操舵方向に働く戻し補償トルクret(s)(第2補償量)を出力する。
摩擦補償部28は、車速検出部13が出力した車速信号V(s)とステアリング軸反力トルク検出部16が出力したステアリング軸反力トルク信号Ttran(s)とに基づいて、ドライバの操舵方向に働く摩擦補償トルクfric(s)(第1補償量)を出力する。
加算器29には、アシストマップ補償トルクmap(s)、ダンピング補償量トルクdamp(s)、慣性補償トルクiner(s)、戻し補償トルクret(s)、および摩擦補償トルクfric(s)が入力される。加算器29は、上記の入力を加算して、アシストトルク信号Tassist(s)を出力する。
ここで、戻し補償部27には、入力された信号を増幅するゲインk2および制御量の最大値を制限するリミッタret_limが設定されている。また、摩擦補償部28には、入力された信号を増幅するゲインk2および制御量の最大値を制限するリミッタfric_limが設定されている。ゲインk2とk1との関係、およびリミッタret_limとfric_limとの関係を図5に示す。なお、ゲインk1およびk2、リミッタret_limおよびfric_limは、車両の種別によって可変設定されるものとする。
ここで、図5に示す路面反力トルクTalignの勾配あるいは全体摩擦トルクTfricの理想地の定義は、車両の種別によって異なるため、一意に定めることが難しい。そこで、図5は、車両の種別に応じて要求される理想的な路面反力トルクTalignの勾配あるいは全体摩擦トルクTfricに応じた設定手法であるものとする。
また、式(1)および式(3)から、次式(6)が得られる。なお、式(6)において、通常の操舵速度では、式(1)に示した慣性トルクの影響を0とみなすことができるので、慣性項J・dω/dtは省略する。
Thdl+Tassist=Talign+Tfric・・・(6)
また、操舵トルクThdlおよびアシストトルクTassistは、それぞれ次式(7)および(8)で表される。
Thdl=(1+k2−k1)Talign+(1−k1)Tfric・・・(7)
Tassist=k1(Talign+Tfric)−k2Talign・・・(8)
以下、図6のフローチャートを参照しながら、上記構成の車両用操舵装置の動作について説明する。
なお、本実施の形態の特徴は、戻し補償部27が出力した戻し補償トルクret(s)と摩擦補償部28が出力した摩擦補償トルクfric(s)とに基づいて、路面反力トルクTalignの勾配とステアリング機構1に発生する全体摩擦トルクTfricとを補償することにある。
そこで、実際の車両用操舵装置では、アシストマップ補償トルクmap(s)、ダンピング補償量トルクdamp(s)、慣性補償トルクiner(s)を用いて各種の補償制御が行われている。しかしながら、以下では、簡単のためにアシストマップ補償部24、ダンピング補償部25、および慣性補償部26の出力を全て0に固定し、摩擦補償部28と戻し補償部27についての動作のみ説明する。
まず、路面反力トルク検出部15が出力した路面反力トルク信号Talign(s)を読み込んで制御ユニット10のメモリに記憶する(ステップS51)。
また、ステアリング軸反力トルク検出部16が出力したステアリング軸反力トルク信号Ttran(s)を読み込んでメモリに記憶する(ステップS52)。
次に、車速検出部13が出力した車速信号V(s)を読み込んでメモリに記憶する(ステップS53)。
続いて、戻し補償部27は、路面反力トルク信号Talign(s)と車速信号V(s)とに基づいて、戻し補償トルクret(s)を演算する(ステップS54)。
図7は、戻し補償トルクret(s)による効果を示す説明図であり、戻し補償トルクret(s)のみを用いてステアリング軸反力トルクTtranを補償した場合における、ハンドル角θとステアリング軸反力トルクTtranとのリサージュ波形を示している。
図7において、戻し補償部27にゲインk2およびリミッタret_limを設定することにより、ハンドル角θに対する路面反力トルクTalignの勾配を大きくしてステアリング軸反力トルクTtranを増加させ、リミッタ値に到達した後は路面反力トルクTalignの勾配を平行に保つことができる。
また、摩擦補償部28は、ステアリング軸反力トルク信号Ttran(s)と車速信号V(s)とに基づいて、摩擦補償トルクfric(s)を演算する(ステップS55)。
図8は、摩擦補償トルクfric(s)による効果を示す説明図であり、摩擦補償トルクfric(s)のみを用いてステアリング軸反力トルクTtranを補償した場合における、ハンドル角θとステアリング軸反力トルクTtranとのリサージュ波形を示している。
図8において、摩擦補償部28にゲインk1およびリミッタfric_limを設定することにより、ステアリング機構1全体に発生する全体摩擦トルクTfric(ヒステリシス幅)を低減させるとともに、路面反力トルクTalignの勾配を小さくしてステアリング軸反力トルクTtranを低減させることができる。
次に、加算器29は、摩擦補償トルクfric(s)と戻し補償トルクret(s)とを加算して、アシストトルクTassist(s)を出力し(ステップS56)、図7の処理を終了する。
図9は、戻し補償トルクret(s)および摩擦補償トルクfric(s)による効果を示す説明図であり、戻し補償トルクret(s)および摩擦補償トルクfric(s)を用いてステアリング軸反力トルクTtranを補償した場合における、ハンドル角θとステアリング軸反力トルクTtranとのリサージュ波形を示す説明図である。
図9において、戻し補償部27および摩擦補償部28にゲインk2およびk1とリミッタret_limとfric_limを設定することにより、ハンドル角θに対する路面反力トルクTalignの勾配を大きくしてステアリング軸反力トルクTtranを増加させるとともに、ステアリング機構1全体に発生する全体摩擦トルクTfric(ヒステリシス幅)を低減させ、リミッタ値に到達した後は路面反力トルクTalignの勾配を平行に保つことができる。
なお、図9の例では、理想的なハンドル角θに対する路面反力トルクTalignの勾配が小さく、理想的なハンドル角θに対する全体摩擦トルクTfricが大きい場合を例にして説明したが、車両の種別によって路面反力トルクTalignの勾配および全体摩擦トルクTfricは異なる。
しかしながら、車両の特性が異なる場合においても、図5に示すようにゲインk1およびk2、あるいはリミッタret_limおよびfric_limを設定することにより、理想的な路面反力トルクTalignの勾配および全体摩擦トルクTfric(ヒステリシス幅)を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る車両用操舵装置によれば、制御ユニット10に設けられたアシストトルク決定部19が、ステアリング軸反力トルク信号Ttran(s)および路面反力トルクTalign(s)に基づいてアシストモータ7にアシストトルクTassistを発生させるためのアシストトルク信号Tassist(s)を出力し、モータ電流決定部20が、アシストトルク信号Tassist(s)に基づいてアシストモータ7にアシストトルクTassistを発生させるための目標電流値Imtr(t)を出力して、車両のステアリング機構1全体に発生する全体摩擦トルクTfricと路面反力トルクTalignの勾配とを補償する。
そのため、ドライバに路面反力感を与えるとともに全体摩擦トルクTfricを補償することができ、常に操舵フィーリングを向上させることができる。
また、操舵トルクThdlが0の場合やモータ速度が0の場合であっても、摩擦補償を行うことが可能となるため、運転状態に応じて常に操舵フィーリングを向上させることができる。
また、カント路など操舵トルクThdlと横方向加速度の関係が一意に定まらない場合や横方向加速度検出手段を有していない車両に対しても制御を実施することが可能となるとともに、横方向加速度検出手段を必要としないので、コストダウンを図ることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、路面反力トルク信号Talign(s)およびステアリング軸反力トルク信号Ttran(s)は、それぞれ状態量検出器12から得られるとして説明したが、これに限られるものではなく、各種の信号から演算して求められてもよい。
ここでは、実施の形態1と同種のものについては、同一符号の後に「A」を付して、詳述は省略する。
図10は、この発明の実施の形態2に係る制御ユニット10Aの要部示す機能ブロック図である。
図10において、制御ユニット10Aは、規範トルク勾配値演算部30と、ハンドル角検出部31と、摩擦トルク演算部32(摩擦トルク検出手段)と、乗算器33と、加算器34とを有している。また、制御ユニット10Aには、図1に示した状態量検出器12からの出力は入力されず、ハンドル角検出器5からハンドル角θが入力される。
これらの各ブロックは、路面反力トルク検出部15およびステアリング軸反力トルク検出部16の前段に設けられている。
規範トルク勾配値演算部30には、車速検出部13の出力した車速信号V(s)に対応するゲインKalignが記憶されており、規範トルク勾配値演算部30は、入力された車速信号V(s)に基づいて、ゲインKalignを演算する。
ハンドル角検出部31は、ハンドル角検出器5が出力したハンドル角θを受けてハンドル角信号θ(s)を出力する。
乗算器33では、ゲインKalignとハンドル角θとが乗算されて、路面反力トルクTalignが演算される。ハンドル角信号θ(s)を用いた路面反力トルクTalignは、最も単純な形として次式(9)で表される。
Talign=Kalign・θ・・・(9)
摩擦トルク演算部32には、車速検出部13の出力した車速信号V(s)に対応するステアリング機構1全体に発生する全体摩擦トルクTfricが記憶されており、摩擦トルク演算部32は、入力された車速信号V(s)とハンドル角検出器5が出力したハンドル角θとに基づいて、全体摩擦トルクTfricを演算する。全体摩擦トルクTfricは、次式(10)で表される。
Tfric=f(V)・・・(10)
加算器34では、式(9)で表される路面反力トルクTalignと、式(10)で表される全体摩擦トルクTfricとが加算されて、ステアリング軸反力トルクTtranが演算される。ステアリング軸反力トルクTtranは、最も単純な形として式(9)および式(10)より、次式(11)で表される。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
Ttran=Kalign・θ+f(V)・・・(11)
ステアリング機構1の全体摩擦トルクTfricは、一般的に一定値であるが、車速Vが上がってくるとタイヤ9の回転に伴う振動によってディザトルク効果が発生する。式(11)から得られるステアリング軸反力トルクTtranは、ディザトルク効果による路面反力トルクTalignに対する全体摩擦トルクTfric(ヒステリシス幅)の低減が補償された値となる。
以下、図11のフローチャートを参照しながら、上記構成の車両用操舵装置の動作について説明する。
なお、本実施の形態の特徴は、車速信号V(s)およびハンドル角θを用いて路面反力トルクTalignおよびステアリング軸反力トルクTtranを演算することにある。
そのため、実施の形態1と同様の動作については、説明を省略し、路面反力トルクTalignおよびステアリング軸反力トルクTtranを演算する動作のみ説明する。
まず、車速検出部13が出力した車速信号V(s)を読み込んでメモリに記憶する(ステップS61)。
また、ハンドル角検出部31が出力したハンドル角信号θ(s)を読み込んでメモリに記憶する(ステップS62)。
続いて、規範トルク勾配値演算部30は、車速信号V(s)に基づいて、ゲインKalignを演算する(ステップS63)。
次に、乗算器33は、ゲインKalignとハンドル角θとを乗算して、路面反力トルクTalignを演算する(ステップS64)。
また、摩擦トルク演算部32は、車速信号V(s)とハンドル角θとに基づいて、全体摩擦トルクTfricを演算する(ステップS65)。
続いて、加算器34は、路面反力トルクTalignと全体摩擦トルクTfricとを加算して、ステアリング軸反力トルクTtranを演算し(ステップS66)、図11の処理を終了する。
この発明の実施の形態2に係る車両用操舵装置によれば、車速信号V(s)およびハンドル角θを用いて路面反力トルクTalignおよびステアリング軸反力トルクTtranを演算するので、路面反力トルクTalignとハンドル角θとの関係が比例関係にならない領域においても、ハンドル角θに応じた補償制御をすることができ、運転状態に応じて常に操舵フィーリングを向上させることができる。
なお、上記実施の形態1では、ステアリング軸反力トルクTtranおよび路面反力トルクTalignは、状態量検出器12によって検出され、上記実施の形態2では、車速信号V(s)およびハンドル角θを用いてステアリング軸反力トルクTtranを演算したが、これに限定されるものではなく、式(3)および式(4)に基づいて、操舵トルクThdlおよびモータ検出電流Imtrを用いて演算されてもよい。
また、路面反力トルクTalignについても、例えば特開2003−312521号公報に示された推定法を用いて演算されてもよい。
これらの場合も、上記実施の形態1および2と同様の効果を奏することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1および2では、図8に示すように全てのハンドル角θについて摩擦補償をするとして説明した。しかしながら、路面反力トルクTalignの大きな領域では、アシストマップ補償部24が出力したアシストマップ補償トルクmap(s)によって、全体摩擦トルクTfricが十分に補償される場合がある。そのため、この領域においては、アシストマップ補償部24と摩擦補償部28との干渉が生じるという問題点があった。
そこで、路面反力トルクTalignの大きさに基づいて摩擦補償トルクfric(s)の大きさが可変設定されることが望ましい。
以下に、路面反力トルクTalignを用いて摩擦補償トルクfric(s)を可変設定する処理について説明する。
ここでは、実施の形態1と同種のものについては、同一符号の後に「A」を付して、詳述は省略する。
図12は、この発明の実施の形態3に係る車両用操舵装置のアシストトルク決定部19に設けられた摩擦補償部28Aを詳細に示すブロック図である。
図12において、摩擦補償部28Aは、ゲイン選択部35と、乗算器36とを有しており、路面反力トルク信号Talign(s)、ステアリング軸反力トルク信号Ttran(s)および車速信号V(s)が入力される。また、摩擦補償部28Aには、実施の形態1および2と同様に、ゲインk1およびリミッタfric_limが与えられている。
ゲイン選択部35には、路面反力トルクTalignに対応するゲインKgain_alignが記憶されており、入力された路面反力トルクTalignが大きくなるにつれて小さなゲインKgain_alignを出力するようになっている。
乗算器36では、ゲインk1で増幅されたステアリング軸反力トルク信号Ttran(s)とゲインKgain_alignとが乗算される。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
図13は、図12に示した摩擦補償部28Aの出力した摩擦補償トルクfric(s)のみを用いてステアリング軸反力トルクTtranを補償した場合の、ハンドル角θとステアリング軸反力トルクTtranとのリサージュ波形を示す説明図である。
図13において、摩擦補償部28Aの出力した摩擦補償トルクfric(s)を用いてステアリング軸反力トルクTtranを補償することにより、アシストマップ補償トルクmap(s)によって、全体摩擦トルクTfricが補償されない領域(摩擦補償ターゲット領域)において、ステアリング機構1全体に発生する全体摩擦トルクTfric(ヒステリシス幅)を低減させることができる。
この発明の実施の形態3に係る車両用操舵装置によれば、摩擦補償部28Aは、ゲイン選択部35と乗算器36とを有し、路面反力トルクTalignの大きさに応じて摩擦補償トルクfric(s)の大きさを可変設定する。
そのため、路面反力トルクTalignが大きく、アシストマップ補償トルクmap(s)によって、全体摩擦トルクTfricが十分に補償される場合には、摩擦補償トルクfric(s)が小さく設定されて、アシストマップ補償部24と摩擦補償部28Aとの干渉を防止することができる。
この発明の実施の形態1に係る車両用操舵装置のステアリング機構を示す構成図である。 ハンドル角とステアリング軸反力トルクとの一般的な関係を示す説明図である。 図1の制御ユニットとアシストモータとを示すブロック図である。 図3のアシストトルク決定部を詳細に示すブロック図である。 戻し補償部および摩擦補償部に設定されたゲインの関係とリミッタの関係とを示す説明図である。 図1に示した車両用操舵装置の動作を示すフローチャートである。 図4に示した戻し補償トルクによる効果を示す説明図である。 図4に示した摩擦補償トルクによる効果を示す説明図である。 図4に示した戻し補償トルクおよび摩擦補償トルクによる効果を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る制御ユニットの要部示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用操舵装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る車両用操舵装置のアシストトルク決定部に設けられた摩擦補償部を詳細に示すブロック図である。 図12に示した摩擦補償部の出力した摩擦補償トルクのみを用いてステアリング軸反力トルクを補償した場合の、ハンドル角θとステアリング軸反力トルクとのリサージュ波形を示す説明図である。
符号の説明
1 ステアリング機構、2 ハンドル、3 ステアリング軸、5 ハンドル角検出器(ハンドル角検出手段)、6 トルクセンサ(操舵トルク検出手段)、7 アシストモータ(モータ)、9 タイヤ(車輪)、10、10A 制御ユニット、11 車速検出器(車速検出手段)、12 状態量検出器(ステアリング軸反力トルク検出手段、路面反力トルク検出手段)、27 戻し補償部(第2補償手段)、28、28A 摩擦補償部(第1補償手段)、32 摩擦トルク演算部(摩擦トルク検出手段)、Thdl 操舵トルク、Tassist アシストトルク、Ttran ステアリング軸反力トルク、Talign 路面反力トルク、Tfric 全体摩擦トルク、fric(s) 摩擦補償トルク、ret 戻し補償トルク、Imtr(t) 目標電流値、V 車速、k1、k2、Kalign、Kgain_align ゲイン、ret_lim、fric_lim リミッタ、θ ハンドル角。

Claims (11)

  1. 車両のドライバによる操舵トルクを補助するためのアシストトルクを発生するモータと、
    前記車両のステアリング軸に生じ、ヒステリシス特性を有するステアリング軸反力トルクを検出するステアリング軸反力トルク検出手段と、
    前記車両の車輪が路面から受ける路面反力トルクを検出する路面反力トルク検出手段と、
    前記モータを駆動させるための目標電流値を算出する目標電流算出手段と
    を備え、
    前記目標電流算出手段は、
    前記ステアリング軸反力トルクに基づいて前記アシストトルクを補償する第1補償量を算出する第1補償手段と、
    前記路面反力トルクに基づいて前記アシストトルクを補償する第2補償量を算出する第2補償手段と
    を含み、
    前記目標電流算出手段は、
    前記第1補償量および前記第2補償量に基づいて、前記車両のステアリング機構全体に発生する全体摩擦トルクと前記路面反力トルクの勾配とを補償するように前記目標電流を算出すること
    を特徴とする車両用操舵装置。
  2. 前記第1補償量は、前記ドライバの操舵方向に前記アシストトルクを補償する補償量であり、前記第2補償量は、前記ドライバの反操舵方向に前記アシストトルクを補償する補償量であることを特徴とする請求項1に記載の車両用操舵装置。
  3. 前記路面反力トルクは、前記ステアリング軸反力トルクから前記全体摩擦トルクを減算して得られることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用操舵装置。
  4. 前記ステアリング軸反力トルク検出手段は、
    前記操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
    前記モータに流れるモータ電流を検出するモータ電流検出手段と
    を備え、
    前記ステアリング軸反力トルクは、前記操舵トルクおよび前記モータ電流に基づいて算出されること
    を特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の車両用操舵装置。
  5. 前記ステアリング軸反力トルク検出手段は、
    前記車両のハンドルのハンドル角を検出するハンドル角検出手段と、
    前記車両の車速を検出する車速検出手段と、
    前記車両のステアリング機構全体に発生する前記全体摩擦トルクを検出する摩擦トルク検出手段と
    を備え、
    前記ステアリング軸反力トルクは、前記ハンドル角、前記車速および前記全体摩擦トルクに基づいて算出されること
    を特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の車両用操舵装置。
  6. 前記路面反力トルク検出手段は、
    前記車両のハンドルのハンドル角を検出するハンドル角検出手段と、
    前記車両の車速を検出する車速検出手段と
    を備え、
    前記路面反力トルクは、前記ハンドル角および前記車速に基づいて算出されること
    を特徴とする請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の車両用操舵装置。
  7. 前記第1補償量は、前記全体摩擦トルクよりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項6までの何れか1項に記載の車両用操舵装置。
  8. 前記車両の車速を検出する車速検出手段を備え、
    前記第1補償量の上下限値は、前記車速に基づいて可変設定されることを特徴とする請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の車両用操舵装置。
  9. 前記第1補償量は、前記路面反力トルクに基づいて可変設定されることを特徴とする請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の車両用操舵装置。
  10. 前記第1補償量および前記第2補償量を算出するゲインは、前記車両の種別に応じて可変設定されることを特徴とする請求項1から請求項9までの何れか1項に記載の車両用操舵装置。
  11. 前記第1補償量および前記第2補償量を算出するリミッタ値は、前記車両の種別に応じて可変設定されることを特徴とする請求項1から請求項10までの何れか1項に記載の車両用操舵装置。
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