JP2007124988A - 食品用劣化防止剤及びその製造方法 - Google Patents

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賢一 藤森
Yuri Yoshioka
百合 吉岡
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和男 広瀬
Shinichi Matsumura
晋一 松村
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Abstract

【課題】本発明は、食品本来の香味や香気に影響を与えることのない程度の極めて少量の添加によって、空気、光及び熱による香味、色、香気の劣化に対して、十分な劣化抑制効果を発揮することのでき、且つ、劣化抑制剤自体にも臭みや苦味の少ない、新たな天然物由来の食品用劣化抑制剤の提供を目的とする。
【解決手段】脱臭処理を施したスイカズラ属(Lonicera)に属する植物の抽出物からなる食品用劣化防止剤であって、クロロゲン酸類が固形分換算で60%以上であることを特徴とする食品の香味、色、香気の劣化を抑制するための食品用劣化防止剤とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、食品或いは食品中に含まれる色素、香料、果汁などの劣化を防止することができる食品用劣化防止剤及びその製造方法に関する。
食品中に配合されている香料、色素、果汁などは、食品の製造工程中或いは食品の保存中に空気中の酸素の他、光や熱によっても、経時的に劣化することが知られている。
こうした食品中に配合されている香料、色素、果汁などの香味、色、香気の劣化を抑制するために、一般的に人体に対する安全性が高い点で推奨されている天然物由来の劣化抑制剤の使用が提唱されてきた。
天然物由来の劣化抑制剤として、スイカズラ属(Lonicera)に属する植物の抽出物を含有する食品用劣化防止剤(特許文献1)や、カカオ属(Theobroma)のカカオ、フクギ属(Garcinia)のマンゴスチン、スイカズラ属のスイカズラ及びクコ属(Lycium)のクコからなる群より選ばれる植物の溶媒抽出物を少なくとも1種を含有することを特徴とする食品の香味又は香気の劣化抑制剤(特許文献2)等が報告されている。
しかしながら、特許文献1記載の食品用劣化防止剤については、空気中の酸素・光・熱によって引き起こされる香味・色・香気の劣化に対し、例えば0.001〜10000ppm(0.0000001〜1重量%)の低濃度では十分な抑制効果が発揮できず、ある程度多量に食品中に添加する必要があった。
その結果、劣化抑制剤自体が有している味や匂いが、食品本来の味や香りに悪影響を与えるなど実用上における問題があった。
特許文献2記載の劣化抑制剤についても、低濃度において十分な抑制効果を発揮することができず、多量の劣化抑制剤を食品中に添加する必要があるばかりか、それ自体に臭みや苦味を有し、やはり食品本来の味や香りに悪影響を与える点で問題があった。
その為、食品本来の香味や香気に影響を与えることのない程度の極めて少量の添加によって、空気、光及び熱による香味、色、香気の劣化に対して、十分な劣化抑制効果を発揮することのでき、且つ、劣化抑制剤自体にも臭みや苦味が少ない、新たな天然物由来の食品用劣化抑制剤及びその製造方法の開発が要望されていた。
特開2004−275120号公報 特開2002−330741号公報
本発明の目的は、食品本来の香味や香気に影響を与えることのない程度の極めて少量の添加によって、空気、光及び熱による香味、色、香気の劣化に対して、十分な劣化抑制効果を発揮することのでき、且つ、劣化抑制剤自体にも臭みや苦味の少ない、新たな天然物由来の食品用劣化抑制剤及びその製造方法を提供することにある。
即ち、請求項1に係る発明は、脱臭処理を施したスイカズラ属(Lonicera)に属する植物の抽出物からなる食品用劣化防止剤であって、クロロゲン酸類が固形分換算で60%以上であることを特徴とする食品の香味、色、香気の劣化を抑制するための食品用劣化防止剤に関する。
請求項2に係る発明は、前記脱臭処理が、水蒸気脱臭、CO脱臭、溶剤脱臭からなる群より選択される何れか1であることを特徴とする請求項1に記載の食品用劣化防止剤に関する。
請求項3に係る発明は、前記スイカズラ属に属する植物がスイカズラ(Lonicera japonica Thunb.)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品用劣化防止剤に関する。
請求項4に係る発明は、ローズマリー抽出物をさらに含有することを特徴とする請求項1乃至3何れか記載の食品の香味、色、香気の劣化を抑制するための食品用劣化防止剤に関する。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4何れか記載の食品用劣化防止剤が、0.001〜10000ppm添加されてなる食品に関する。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至4何れか記載の食品用劣化防止剤を含有する、香料・着色料・香辛料抽出物製剤・食品添加物製剤に関する。
請求項7に係る発明は、以下の(1)乃至(7)の工程を経ることを特徴とする、食品の香味、色、香気の劣化を抑制するための食品用劣化防止剤の製造方法に関する。
(1)スイカズラ属(Lonicera)に属する植物を脱臭処理する工程、
(2)前記工程(1)で得られた脱臭処理を施したスイカズラ属(Lonicera)に属する植物に抽出溶媒を加えて抽出する工程、
(3)前記工程(2)で得られた抽出液を酸性化する工程、
(4)前記工程(3)で酸性化した抽出液を合成樹脂吸着剤に接触させる工程、
(5)合成樹脂吸着剤に吸着した画分を回収し、減圧濃縮する工程、
(6)前記工程(5)で得られた濃縮物に酢酸エチルを添加し、抽出する工程、
(7)有機溶媒層と液層を分離する工程。
請求項8に係る発明は、前記脱臭処理が、水蒸気脱臭、CO脱臭、溶剤脱臭からなる群より選択される何れか1つであることを特徴とする請求項7に記載の食品用劣化防止剤の製造方法に関する。
本発明に係る食品用劣化防止剤は、クロロゲン酸類が60%以上であるので、食品本来の香味や香気に影響を与えることのない程度の極めて少量(0.001〜10000ppmの濃度)の添加により、食品中に含まれる香料、色素、果汁などの香気、色、香味の劣化を十分に防止することができるし、当該食品用劣化防止剤自体の臭みや苦味も少ない。特に、本発明に係る食品用劣化防止剤は、クロロゲン酸類が60%以上であることに起因して、苦味が少ないことを特徴とする。
また本発明に係る食品用劣化防止剤の製造方法は、食品中に含まれる香料、色素、果汁などの香気、色、香味の劣化を防止することができる食品用劣化防止剤を製造することができる。
本発明にかかる食品用劣化防止剤は、スイカズラ属(Lonicera)に属する植物の抽出物からなり、クロロゲン酸類を少なくとも固形分換算で60%含有するので、0.001〜10000ppmの低濃度においても、食品の香味、色、香気の劣化を抑制することができる。
即ち、本発明にかかる食品用劣化防止剤は、原料となるスイカズラ属(Lonicera)に属する植物に脱臭処理を施した後、以下に詳述する種々の抽出工程を経ることにより、クロロゲン酸類を60%以上とすることができる。
クロロゲン酸類が60%以上の高純度であることに起因して、本発明にかかる食品用劣化防止剤は0.001〜10000ppmの低濃度においても食品の香味、色、香気の劣化を抑制することができ、該食品用劣化防止剤自体の苦味も少ない。
ここで、クロロゲン酸類とは、クロロゲン酸及びそのエステル、イソクロロゲン酸及びそのエステル、ネオクロロゲン酸及びそのエステル、クリプトクロロゲン酸及びそのエステル、カフェ酸、フェルラ酸を指し、
クロロゲン酸類を60%以上とは、クロロゲン酸およびそのエステル、イソクロロゲン酸およびそのエステル、ネオクロロゲン酸及びそのエステル、クリプトクロロゲン酸及びそのエステル、カフェ酸、フェルラ酸の合計をクロロゲン酸として換算した値を示す。
以下、本発明に係る食品用劣化防止剤及びその製造方法について詳述する。
本発明にかかる食品用劣化防止剤の原材料としてのスイカズラ属(Lonicera)に属する植物は、スイカズラ科の双子葉植物である。
本発明で使用することができるスイカズラ属に属する植物は、特に限定されるものではないが、例えばスイカズラ(Lonicera japonica Thunb.)、ウグイスカズラ(Lonicera gracilipes Miq.)、ヒョウタンボク(Lonicera morrowii A. Gray)、ハナヒョウタンボク(Lonicera maackii (Rupr.) Maxim.)、ニオイニンドウ(Lonicera periclymenum L.)、ツキヌキニンドウ(Lonicera sempervirens L.)等を例示することができる。
特に、本発明では、スイカズラ属に属する植物に属する植物として、スイカズラ(Lonicera japonica Thunb.)を用いることが好ましい。
スイカズラ属に属する植物は、その全部位を使用することができ、花部、葉部、幹部、根部、種子部などの各部位を単独で、或いは各部位を混合して使用することができる。特に、本発明では、葉部や花部を使用することが好ましい。
本発明に係る食品用劣化防止剤は、クロロゲン酸類が60%以上であることを特徴とするが、例えばクロロゲン酸類が50%を下回る場合、該劣化防止剤自体の苦味が強くなり好ましくないばかりか、少量では、食品の香味・色・香気の劣化を充分に抑制することができないなどの弊害が生ずる。
本発明に係る食品用劣化防止剤の製造方法においては、原材料となる上記スイカズラ属に属する植物について、後述する抽出工程を経る前に、水蒸気蒸留などに例示される脱臭処理の工程を経ることを特徴とする。
脱臭処理としては、特に限定されるものではないが、前記水蒸気脱臭の他、CO脱臭、溶剤脱臭などを例示することができる。
抽出工程前に水蒸気蒸留工程等の脱臭処理工程を経るのは、本発明に係る食品用劣化防止剤に含有されるクロロゲン酸類が60%以上の高純度とすること、及び該食品用劣化防止剤自体が発する異臭、苦味等を抑えることに大きく関わる工程だからである。
即ち、上記工程を経ることにより、得られる食品用劣化防止剤自体が発する異臭等を極力抑えることができる。
スイカズラ属に属する植物から抽出物を得る方法は特に限定されないが、例えば水蒸気蒸留にて脱臭工程を行った場合、水蒸気蒸留にて得られた溜出残渣について、溜出残渣の1〜100重量倍、好ましくは1〜20重量倍の抽出溶媒を加えて、静置又は攪拌下で浸漬抽出する方法や、ソックスレー抽出器などを用いて、還流温度にまで加熱した抽出溶媒を用いて還流抽出する。
抽出溶媒としては、イオン交換水が最も好ましく、有機溶媒又はこれらの混合物を例示することができる。
有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール等の低級一価アルコール;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリンなどの多価アルコール;メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどのセロソルブ類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸アミル等のエステル類;クロロホルム、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素などを例示することができる。
好ましい抽出溶媒としては、水、低級一価アルコールなどを例示することができ、より好ましい抽出溶媒としては、水、エタノールを例示することができる。
また本発明では、抽出溶媒の混合溶媒も好適に用いることができ、水と低級一価アルコールの混合溶媒が好ましく用いられ、水とエタノールの混合溶媒がより好ましく用いられる。
前記抽出工程で得られた抽出液から抽出溶媒を除去することにより得られる抽出物を食品用劣化防止剤として用いることもできるが、合成樹脂吸着剤で精製処理することにより得られる抽出物を食品用劣化防止剤とすることもできる。
抽出液を合成樹脂吸着剤で精製処理するには、まず前記抽出工程で得られた抽出液を酸性になるように調整する。
好ましくは、抽出液に酸を加えて抽出液のpHを6.0以下、好ましくはpH2.0〜4.0の酸性溶液とする。
抽出液に加えられる酸は特に限定されないが、例えばクエン酸、リンゴ酸、酢酸などの有機酸、或いは塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸を例示することができる。
抽出液を酸性溶液となるように調整した後に、抽出液を合成樹脂吸着剤に接触させる。
本発明で用いられる合成樹脂吸着剤としては、親水性合成樹脂吸着剤、疎水性合成樹脂吸着剤のいずれも使用することができる。
疏水性合成樹脂吸着剤としては、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、スチレン−アクリル酸アミド共重合体、フェノール樹脂などを骨格とする疎水性合成樹脂吸着剤を例示することができる。
親水性合成樹脂吸着剤としては、メタクリル酸エステル重合体を骨格とする親水性合成樹脂吸着剤を例示することができる。
好ましい合成樹脂吸着剤は疎水性合成樹脂吸着剤であり、より好ましくはスチレン−ジビニルベンゼン共重合体を骨格とする疎水性合成樹脂吸着剤である。
合成樹脂吸着剤は表面積の大きな多孔性の合成樹脂吸着剤が好ましく、合成樹脂吸着剤の比表面積は、例えば100〜1000m/g、好ましくは250〜800m/g程度である。
本発明で用いられる合成樹脂吸着剤としては、ダイヤイオンHP−20、ダイヤイオンHP−21、ダイヤイオンHP−2MG、セパビーズSP−825、セパビーズSP−850、セパビーズSP−70、セパビーズSP−700、セパビーズSP−207(以上、三菱化学社製)、アンバーライトXAD−2、アンバーライトXAD−4、アンバーライトXAD−7、アンバーライトXAD−8(以上ロームアンドハース社製)等を例示することができる。
抽出液と合成樹脂吸着剤とを接触させる工程は、バッチ式、カラムによる連続処理のいずれでも構わないが、合成樹脂吸着剤の使用量が比較的少ないカラムによる連続処理が好ましい。
次いで、合成樹脂吸着剤に吸着した画分を溶出して溶出液を回収するが、溶出溶媒を注入する前に、0.1%程度のクエン酸水溶液等で、樹脂を洗浄して置くのが望ましい。
溶出に用いられる溶媒(溶出溶媒)としては、水、若しくはメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール等の低級一価アルコール、又は水と前記低級一価アルコールとの混合溶媒等を例示することができる。
特に本発明では、水やエタノール、或いは水とエタノールの混合溶媒を使用することが好ましい。
水とエタノールの混合溶媒を使用する場合は、15〜80%程度のエタノール水溶液を使用することが好ましい。
尚、得られた溶出液を上記の合成樹脂吸着剤にさらに接触させることもできる。
合成樹脂吸着剤に複数回接触させることにより、得られる食品用劣化防止剤の精製度を高めることができる。
溶出液を回収した後に、溶出液から溶出溶媒を除去することにより、食品用劣化防止剤を得ることができる。
溶出液から溶出溶媒を除去する方法は特に限定されず、減圧留去、凍結乾燥、スプレードライ等を例示することができる。
尚、溶出溶媒として水やエタノールを用いた場合は、水やエタノールは人体に対する安全性に問題がないので、溶出溶媒を除去せずに、食品用劣化防止剤の水やエタノールの溶液として使用することもできる。
このようにして得られた食品用劣化防止剤をそのまま利用することもできるが、更に以下の工程(上記工程により得られた食品用劣化防止剤に、酢酸エチルを添加して抽出する工程)を経ることで、より高純度な食品用劣化抑制剤、即ち、含有されるクロロゲン酸類が60%以上である食品用劣化抑制剤を得ることができる。
上述のとおり、溶出液を回収した後、溶出液から溶出溶媒を除去することによって得た食品用劣化防止剤(濃縮物の水溶液)に酢酸エチルを添加し、攪拌する。
酢酸エチルを添加した後に攪拌するのは、クロロゲン酸類を60%以上含有させることに加え、スイカズラ属に属する植物の抽出物に含まれている、渋み、苦み、えぐみといった不快味の原因ともなるサポニンを除くのに大きく関わる工程だからである。
次に、遠心分離機において、酢酸エチルの層と水層を分離する。
その後、酢酸エチル層を濃縮し粉末化させ、本発明に係る食品用劣化防止剤とする。
前記粉末化する工程として、例えば、製造レベルでは酢酸エチルをある程度減圧濃縮し、そこに水を加えていったん戻してから殺菌、スプレードライするといった方法等が挙げられる。
本発明に係る食品用劣化防止剤は、食品に配合することにより、食品に配合される香料、色素、果汁などの劣化、即ち香味の劣化、香気の劣化及び退色を防止又は抑制することができる。
特に、本発明に係る食品用劣化防止剤は、クロロゲン酸類を少なくとも60%以上含有するので、極少量添加することにより、食品中に含まれる香料、色素、果汁などの香気、色、香味の劣化を十分に防止することができる。
その為、劣化抑制剤自体が有している味や匂いが食品本来の味や香りに悪影響を与える等といった問題が生じない。
本発明に係る食品用劣化防止剤の配合量は特に限定されず、食品の種類に応じて適宜任意に設定されるものであり、一般的には食品中に0.001〜10000ppm、好ましくは0.5〜50ppm、より好ましくは1.0〜10ppm程度配合すればよい。
本発明に係る食品用劣化防止剤によって劣化を防止又は抑制することができる香料は特に限定されないが、例えばアセトフェノン、アンスラニル酸メチル、ケイ皮酸、シトロネロール、シトラール、テルピネオール、バニリン、メントールなどを例示することができる。また色素としては、アントナー色素、クチナシ黄色色素、パプリカ色素、赤キャベツ色素、シソ色素、ハイビスカス色素、ベニバナ黄色素、コチニール色素、ラック色素、クロロフィル、ウコン色素、クチナシ赤色素、スピルリナ色素、イカスミ色素、カラメル、食用赤色2号、食用黄色4号、食用緑色3号、食用青色1号などを例示することができる。
配合できる食品は特に限定されず、例えば、果汁入り飲料、乳酸菌飲料、茶、コーヒー飲料、炭酸飲料、豆乳飲料などの飲料、アイスクリーム、ラクトアイス、シャーベットなどの冷菓類、プリン、ゼリー、ヨーグルトなどのデザート類、ドレッシング、ケチャップ、たれ、ソースなどのソース類、或いはインスタント食品、レトルト食品などを例示することができる。
スイカズラ属に属する植物の抽出物からなり、クロロゲン酸類を少なくとも60%含有することを特徴とする本発明に係る食品用劣化防止剤は、さらに食品に通常使用される天然の酸化防止剤や金属イオン封鎖剤、例えば、茶抽出物、コーヒー生豆抽出物、エンジュ抽出物、ソバ全草抽出物、アズキ全草抽出物、りんご未熟果抽出物、ぶどう種子抽出物、ローズマリー抽出物、ヤマモモ抽出物、トコフェロール等の酸化防止剤やクエン酸、グルコン酸、酒石酸、フィチン酸、ピロリン酸、ポリリン酸等の金属イオン封鎖剤を本発明の効果を損なわない量で配合することができる。
これらの内、特に、ローズマリー抽出物との組み合わせが、食品中に含まれる香料、色素、果汁などの香気、色、香味の劣化を十分に防止する上で有用である。
以下、本発明を実施例に基づき説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。尚、配合量は重量%である。
1.食品用劣化防止剤の調製
スイカズラ(Lonicera japonica Thunb.)の花部の乾燥粉砕物160kgについて、水蒸気蒸留を3時間行った。
水蒸気蒸留における溜出残渣に、イオン交換水を2400kg加えて、6時間の浸漬抽出を3回、即ち、18時間室温で浸漬抽出した。
前記工程により得られた抽出液を、その後、濾過して6500kgの抽出液を得た。
前記濾過液に対し、抽出液の0.1重量%に当たる6.5kgのクエン酸を添加した。
その後、400Lの合成樹脂吸着剤(商品名;セパビーズSP−850、三菱化学社製社製)を充填したカラムに通液した。
次いで、0.1重量%クエン酸水溶液400Lで、樹脂を十分洗浄した後、40%エタノールを1200L通液することにより、多孔性合成樹脂吸着剤に吸着した画分を溶出した。
得られた溶出液を固形分換算30程度まで濃縮後、得られた濃縮物55kgの食品用劣化防止剤に、酢酸エチルを50kg添加し、攪拌した。
その後、遠心分離機で、酢酸エチルの層と水層を分離した。
その後、酢酸エチル層を減圧濃縮し、本発明の食品用劣化防止剤を得た。
当該粉末は淡黄色を呈しており、収量は5kgで、クロロゲン酸類量は、79.1%であった。
又、紫外線吸収スペクトルは、図1に示すとおりである。
2.オレンジ果汁について香味/香気の劣化試験
1)試料の調製
実施例として、オレンジ果汁(6倍濃縮):50g、果糖ブドウ糖液糖:100g、クエン酸:1.8g、クエン酸ナトリウム:0.2g、ビタミンC:0.3gに水を加えて1000gとした飲料ベースに、本発明の食品用劣化防止剤0.0004%を添加して試料を作成した。
比較例としては、本発明の食品用劣化防止剤を添加しないものを使用した。
2)試験方法
実施例及び比較例の試料を、外部から光が照射しないように、冷蔵庫及び55℃に調整した恒温槽内で保存した。
又、約25℃に調整して、7500LUXの蛍光灯照射下で保存した。
試験開始から一週間目と二週間目に、以下の評価基準による官能試験によって香料(香気)の劣化の程度を確認した。
結果を表1に記載する。
<評価基準>
+++ 劣化がない
++ ほとんど劣化がない
+ 劣化がある
− 極めて劣化がある
Figure 2007124988
3)結果
表1の結果に示されるように、本発明に係る食品用劣化防止剤を含有する実施例の試料は、本発明に係る食品用劣化防止剤を含有しない比較例の試料に比べて、「恒温槽保存」及び「蛍光灯照射」双方の条件下で香料(香気)の劣化を防止することができた。
3.レモン香料について香味/香気の劣化試験
1)試料の調製
実施例として、グラニュー糖:67g、ビタミンC:0.5g、クエン酸:2g、クエン酸Na:0.7gに、水を加えて1000にしたものに本発明の食品用劣化防止剤を0.3%含有したレモン香料を1添加した。
比較例には、本発明の食品用劣化防止剤を含有しないレモン香料を同量使用したものを用いた。
2)試験方法
実施例及び比較例の試料を、外部から光が照射しないように、冷蔵庫及び55℃に調整した恒温槽内で保存した。
又、約25℃に調整して、7500LUXの蛍光灯照射下で保存した。
試験開始から一週間目と二週間目に、以下の評価基準による官能試験によって香料(香気)の劣化の程度を確認した。
結果を表2に記載する。
<評価基準>
+++ 劣化がない
++ ほとんど劣化がない
+ 劣化がある
− 極めて劣化がある
Figure 2007124988
3)結果
表2の結果に示されるように、本発明に係る食品用劣化防止剤を含有する実施例の試料は、本発明に係る食品用劣化防止剤を含有しない比較例の試料に比べて、「恒温槽保存」及び「蛍光灯照射」、双方の条件下で香料(香気)の劣化を防止することができた。
4.コーヒーについて香味/香気の劣化試験
1)試料の調製
実施例として、Brix1.0に調整したコーヒーエキスに重曹を1000に対して0.85g入れたコーヒーベースに、本発明の食品用劣化防止剤0.0004%を添加して試料を作成した。
比較例としては、本特許の食品用劣化防止剤を添加しないものを使用した。
2)試験方法
実施例及び比較例の試料を、外部から光が照射しないように、冷蔵庫及び55℃に調整した恒温槽内で保存した。
試験開始から一週間目と二週間目に、以下の評価基準による官能試験によって香料(香気)の劣化の程度を確認した。
結果を表3に記載する。
<評価基準>
+++ 劣化がない
++ ほとんど劣化がない
+ 劣化がある
− 極めて劣化がある
Figure 2007124988
3)結果
表3の結果に示されるように、本発明に係る食品用劣化防止剤を含有する実施例の試料は、本発明に係る食品用劣化防止剤を含有しない比較例の試料に比べて、「恒温槽保存」及び「蛍光灯照射」の双方の条件下で香料(香気)の劣化を防止することができた。
5.特開2004−275120号公報に記載の食品用劣化防止剤との比較試験
1)試料の調製
グラニュー糖:67g、ビタミンC:0.5g、クエン酸:2g、クエン酸Na:0.7gに水を加えて1000にしたものに本発明の食品用劣化防止剤および特開2004−275120号公報に記載の食品用劣化防止剤(「前特許」と称す)の食品用劣化防止剤を、i)無添加、ii)0.0004%、iii)0.004%、iv)0.04% 添加して試料を作成した。
2)試験方法
実施例及び比較例の試料を、外部から光が照射しないように、冷蔵庫及び55℃に調整した恒温槽内で保存した。
又、約25℃に調整して、7500LUXの蛍光灯照射下で保存した。
試験開始から一週間目と二週間目に、以下の評価基準による官能試験によって香料(香気)の劣化の程度を確認した。
結果を表4に記載する。
<評価基準>
+++ 劣化がない
++ ほとんど劣化がない
+ 劣化がある
− 極めて劣化がある
Figure 2007124988
3)結果
表4の結果に示されるように、本発明に係る食品用劣化防止剤を含有する実施例の試料は、比較例及び前特許の試料に比べて、「恒温槽保存」及び「蛍光灯照射」の双方の条件下で香料(香気)の劣化を防止することができた。
6.色素劣化試験
1)試料の調製
実施例として、果糖ブドウ糖液糖150g、クエン酸1.0gに水を加えて1000gとした飲料ベースにアカダイコン色素0.15gを添加した。この着色飲料ベースに本特許の食品用劣化防止剤0.005%を添加して試料を作成した。
比較例としては、本特許の食品用劣化防止剤を添加しないものを使用した。
2)試験方法
実施例及び比較例の試料を、外部からの光が照射しないように、冷蔵庫及び55℃に調整した恒温槽内で保存した。また約25℃に調整して、7500LUXの蛍光灯照射下及び太陽光照射(総光量800ラングレー)下で保存した。
試験開始から一週間目と二週間目に、各試料の515.0nmの吸光度を測定することで、各試料の退色の程度を確認した。
結果を表5に記載する。
Figure 2007124988
3)結果
表5の結果に示されるように、本発明に係る食品用劣化防止剤を含有する実施例の試料は、本発明に係る食品用劣化防止剤を含有しない比較例の試料に比べて、「恒温槽保存」、「蛍光灯照射」、「太陽光照射」の全ての条件下で色素の退色を防止することができた。
本発明にかかる食品用劣化防止剤の紫外線吸収スペクトル図である。

Claims (8)

  1. 脱臭処理を施したスイカズラ属(Lonicera)に属する植物の抽出物からなる食品用劣化防止剤であって、クロロゲン酸類が固形分換算で60%以上であることを特徴とする食品の香味、色、香気の劣化を抑制するための食品用劣化防止剤。
  2. 前記脱臭処理が、水蒸気脱臭、CO脱臭、溶剤脱臭からなる群より選択される何れか1であることを特徴とする請求項1に記載の食品用劣化防止剤。
  3. 前記スイカズラ属に属する植物がスイカズラ(Lonicera japonica Thunb.)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品用劣化防止剤。
  4. ローズマリー抽出物をさらに含有することを特徴とする請求項1乃至3何れか記載の食品の香味、色、香気の劣化を抑制するための食品用劣化防止剤。
  5. 請求項1乃至4何れか記載の食品用劣化防止剤が、0.001〜10000ppm添加されてなる食品。
  6. 請求項1乃至4何れか記載の食品用劣化防止剤を含有する、香料・着色料・香辛料抽出物製剤・食品添加物製剤。
  7. 以下の(1)乃至(7)の工程を経ることを特徴とする、食品の香味、色、香気の劣化を抑制するための食品用劣化防止剤の製造方法。
    (1)スイカズラ属(Lonicera)に属する植物を脱臭処理する工程、
    (2)前記工程(1)で得られた脱臭処理を施したスイカズラ属(Lonicera)に属する植物に抽出溶媒を加えて抽出する工程、
    (3)前記工程(2)で得られた抽出液を酸性化する工程、
    (4)前記工程(3)で酸性化した抽出液を合成樹脂吸着剤に接触させる工程、
    (5)合成樹脂吸着剤に吸着した画分を回収し、減圧濃縮する工程、
    (6)前記工程(5)で得られた濃縮物に酢酸エチルを添加し、抽出する工程、
    (7)有機溶媒層と液層を分離する工程。
  8. 前記脱臭処理が、水蒸気脱臭、CO脱臭、溶剤脱臭からなる群より選択される何れか1つであることを特徴とする請求項7に記載の食品用劣化防止剤の製造方法。
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