JP2007119819A - コンロッド用非調質鋼及びコンロッド - Google Patents
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Abstract
【課題】被削性及び耐力を確保することができ、しかも破断分離に適したコンロッド用非調質鋼と、このような鋼材から成るコンロッドを提供する。
【解決手段】C:0.3〜0.8%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.5〜1.5%、P:0.01〜0.15%、Cr:1.0%以下、V:0.4%以下、Al:0.05%以下、N:0.005〜0.03%の成分を有し、硬度(HRC)、P含有量(%)及び炭素当量Ceq(=C+0.166Si+0.22Mn+0.25Cr+1.8V)から、式:2804−1549×Ceq+8862×P(%)−23.4×硬度(HRC)に基づいて算出される値が150以下のコンロッドとする。
【選択図】なし
【解決手段】C:0.3〜0.8%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.5〜1.5%、P:0.01〜0.15%、Cr:1.0%以下、V:0.4%以下、Al:0.05%以下、N:0.005〜0.03%の成分を有し、硬度(HRC)、P含有量(%)及び炭素当量Ceq(=C+0.166Si+0.22Mn+0.25Cr+1.8V)から、式:2804−1549×Ceq+8862×P(%)−23.4×硬度(HRC)に基づいて算出される値が150以下のコンロッドとする。
【選択図】なし
Description
本発明は、熱間鍛造により部品形状に成形し、その後に衝撃を与えて破断することによって、2個以上の部品に分離したのち、ボルト等の締結部品を用いて再度組み合わせて使用するコンロッドに関するものである。
例えば、自動車用エンジンにおいて、ピストンとクランクシャフトを連結するコンロッドは最終製品形状を持ったものを鍛造により一体に成形し、仕上げの機械加工を行った後、機械加工によりキャップ部と小端-ロッド部とを切断分離するという手順に従って製作されていた。しかし、機械加工の工数や、切り代として失われる部分の存在により従来のコンロッドは製造コストが高くなっていた。
これに対して、仕上げ機械加工によらず、衝撃を与えて破断する破断分離工法によるコンロッド製作法は、機械加工工数の削減や、切り代分の低下に繋がるため、低コスト化が図れるという利点が見込まれていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002‐275578号公報
これに対して、仕上げ機械加工によらず、衝撃を与えて破断する破断分離工法によるコンロッド製作法は、機械加工工数の削減や、切り代分の低下に繋がるため、低コスト化が図れるという利点が見込まれていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、コンロッドの破断分離には、CおよびVを多量に含有させ高硬度化させることによって、鋼材に破断分離性を付与していたため、被削性の低下と共に、硬さの割りには耐力が上がらないという問題点があった。
本発明は、従来の破断分離タイプのコンロッド及びこれに用いる鋼材における上記課題に着目してなされたものであって、その目的とするところは、被削性及び耐力を確保することができ、しかも破断分離に適したコンロッド用非調質鋼と、このような鋼材から成るコンロッドを提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために、コンロッド用鋼材の主成分や添加合金元素の種類や添加量などについて鋭意検討を繰り返した結果、コンロッド破断分離後の大端部長手方向の長さと長手方向に直交する方向の長さの差、すなわちコンロッド大端部の真円からのずれ量に着目してこれを楕円量と規定し、この楕円量と鋼材成分や硬さとの関係を導出することによって、上記楕円量の予測が可能であることを見出し、本発明を完成するに到った。
本発明は上記知見に基づくものであって、本発明のコンロッド用非調質鋼は、質量比で0.3〜0.8%のCと、0.1〜2.0%のSiと、0.5〜1.5%のMnと、0.01〜0.15%のPと、1.0%以下のCrと、0.4%以下のVと、0.05%以下のAlと、0.005〜0.03%のNと、必要に応じてS:0.03〜0.15%、Pb:0.3%以下、Ca:0.01%以下のうちの少なくとも1種を含有し、残部がFeと不可避不純物から成る熱間鍛造用非調質鋼であって、当該非調質鋼から鍛造されたコンロッドの硬度H(HRC)、P含有量(%)及び炭素当量Ceq(=C+0.166Si+0.22Mn+0.25Cr+1.8V)から、E=2804−1549×Ceq+8862×P(%)−23.4×Hなる式によって算出されるEの値が150以下であることを特徴としている。
また、本発明のコンロッドは、質量比で、0.3〜0.8%のC、0.1〜2.0%のSi、0.5〜1.5%のMn、0.01〜0.15%のP、1.0%以下のCr、0.4%以下のV、0.05%以下のAl、0.005〜0.03%のNを含有し、硬度H(HRC)、P含有量(%)及び炭素当量Ceq(=C+0.166Si+0.22Mn+0.25Cr+1.8V)から、2804−1549×Ceq+8862×P(%)−23.4×Hなる式によって算出されるEの値が150以下であることを特徴とするものである。
本発明によれば、コンロッド素材の硬さ、すなわち破断分離性及び被削性に影響するC(炭素)、Mn(マンガン)、Cr(クロム)、V(バナジウム)などの含有量を規定すると共に、コンロッド大端部の真円からのずれ量である楕円量と鋼材成分や硬さとの関係を重回帰分析によって導き出し、当該重回帰分析式から算出されるE値と実測値との関係から、楕円量が基準以下となるようなE値を選定し、成分調整していることから、このような成分の鋼材を使用することによって、破断分離性及び被削性に優れたコンロッドを得ることができるという極めて優れた効果がもたらされる。
以下、本発明における各種合金成分の限定理由と共に、上記楕円量に関する重回帰分析式の詳細、さらには本発明の実施の形態について具体的に説明する。なお、本明細書において、「%」は、特記しない限り、質量百分率を意味するものとする。
C:0.3〜0.8%
Cは、鋼の硬さ、強度を確保するために有効で、しかも安価な元素であるが、0.3%に満たない含有では、所望の強度を得ることができない。一方、0.8%を超える含有では、強度は得られるものの、硬さの過度な上昇を招き、被削性の低下を引き起こす。したがって、C添加量は、上記範囲に設定する必要がある。
Cは、鋼の硬さ、強度を確保するために有効で、しかも安価な元素であるが、0.3%に満たない含有では、所望の強度を得ることができない。一方、0.8%を超える含有では、強度は得られるものの、硬さの過度な上昇を招き、被削性の低下を引き起こす。したがって、C添加量は、上記範囲に設定する必要がある。
Si:0.1〜2.0%
Siは、フェライト相に固溶することによって、鋼の強化元素としての効果がある。十分な破断分離性を得るためには0.1%以上の添加が必要である。しかし、多量の添加は熱間での変形抵抗を上昇せしめ、鍛造性を低下させるため、上限を2.0%とした。
Siは、フェライト相に固溶することによって、鋼の強化元素としての効果がある。十分な破断分離性を得るためには0.1%以上の添加が必要である。しかし、多量の添加は熱間での変形抵抗を上昇せしめ、鍛造性を低下させるため、上限を2.0%とした。
Mn:0.5〜1.5%
Mnは、熱間加工性を改善する効果がある。十分な熱間加工性を得るためには0.5%以上の添加が必要である。また、焼入れ性の向上効果があるため、コンロッドの焼入れにも対応する目的で添加する。しかし、過剰な添加は、鍛造後のベイナイト生成を招き、硬さの過度な上昇を招いて被削性を悪化せしめるため、上限を1.5%とした。
Mnは、熱間加工性を改善する効果がある。十分な熱間加工性を得るためには0.5%以上の添加が必要である。また、焼入れ性の向上効果があるため、コンロッドの焼入れにも対応する目的で添加する。しかし、過剰な添加は、鍛造後のベイナイト生成を招き、硬さの過度な上昇を招いて被削性を悪化せしめるため、上限を1.5%とした。
P:0.01〜0.15%
Pは、フェライト相を強化することによって破断時の変形を抑制する効果があるため、0.01%以上添加する。しかし、多量に添加しても、その効果は飽和してしまう。また、添加量が増加するに伴って破断面を過度に平滑にする傾向があり、分離後組付けの際、嵌合性が低下してしまうため、上限を0.15%とした。
Pは、フェライト相を強化することによって破断時の変形を抑制する効果があるため、0.01%以上添加する。しかし、多量に添加しても、その効果は飽和してしまう。また、添加量が増加するに伴って破断面を過度に平滑にする傾向があり、分離後組付けの際、嵌合性が低下してしまうため、上限を0.15%とした。
Cr:1.0%以下
Crは、鍛造後の強度を高めるとともに、焼入れ性を向上する効果があるため、コンロッドの焼入れにも対応する目的で添加する。しかし、過剰な添加は鍛造後のベイナイト生成を招き、硬さの過度な上昇を招いて被削性を悪化せしめるため、上限を1.0%とした。
Crは、鍛造後の強度を高めるとともに、焼入れ性を向上する効果があるため、コンロッドの焼入れにも対応する目的で添加する。しかし、過剰な添加は鍛造後のベイナイト生成を招き、硬さの過度な上昇を招いて被削性を悪化せしめるため、上限を1.0%とした。
V:0.4%以下
Vは、NやCと反応して炭窒化物を生成し、鍛造後の強度を高め、耐力比の向上に効果がある。また、析出物であるVの炭窒化物は、フェライト相を強化することにより破断時の変形を抑制し、破断分離性向上に効果がある。しかし、この効果は、添加量を増すと飽和し、多量の添加は被削性の低下やコストの上昇に繋がるため、その上限を0.4%とした。
Vは、NやCと反応して炭窒化物を生成し、鍛造後の強度を高め、耐力比の向上に効果がある。また、析出物であるVの炭窒化物は、フェライト相を強化することにより破断時の変形を抑制し、破断分離性向上に効果がある。しかし、この効果は、添加量を増すと飽和し、多量の添加は被削性の低下やコストの上昇に繋がるため、その上限を0.4%とした。
Al:0.05%以下
Alは、微細な窒化物を形成させ、過度の結晶粒粗大化防止の効果を期待して積極添加をする場合もあるが、破断分離を目的とする場合、延性を高め、破断分離時の変形を大きくする弊害があるため、その上限を0.05%とした。
Alは、微細な窒化物を形成させ、過度の結晶粒粗大化防止の効果を期待して積極添加をする場合もあるが、破断分離を目的とする場合、延性を高め、破断分離時の変形を大きくする弊害があるため、その上限を0.05%とした。
N:0.005〜0.03%
Nは、不可避不純物であり、窒化物を形成して鍛造時の結晶粒粗大化を防止する効果があるが、多量の添加は鋳造時に欠陥を生じる原因となる。したがって、工程上の下限値である0.005%から欠陥の生じない0.03%までの範囲に設定した。
Nは、不可避不純物であり、窒化物を形成して鍛造時の結晶粒粗大化を防止する効果があるが、多量の添加は鋳造時に欠陥を生じる原因となる。したがって、工程上の下限値である0.005%から欠陥の生じない0.03%までの範囲に設定した。
S:0.03〜0.15%、
Pb:0.3%以下、
Ca:0.01%以下の1種以上
これら成分は、いずれも被削性改善のために添加する元素であるから、必要に応じて、これらのうちのいずれか1種、あるいは2種以上を任意に組み合わせて添加することができる。
すなわち、SはMnと硫化物を形成し、被削性を改善させる元素であって、その効果を得るには0.03%以上の添加が必要であるが、多量の添加は熱間加工性を悪化させるため上限を0.15%と規定した。また、Pbは快削成分として添加される元素であるが、多量に添加すると鋼中に均一分散させることが困難になり凝集したPbが欠陥になるため、上限を0.3%と規定した。さらに、Caは、MnS中のMnの一部と置換してCaが固溶したMnSを形成し、これが切削加工時の工具に付着して被削性を改善する作用を有するため添加する元素である。しかし、多量に添加すると高融点のCaSを形成し、鋳造の妨げとなるため上限を0.01%と規定した。
Pb:0.3%以下、
Ca:0.01%以下の1種以上
これら成分は、いずれも被削性改善のために添加する元素であるから、必要に応じて、これらのうちのいずれか1種、あるいは2種以上を任意に組み合わせて添加することができる。
すなわち、SはMnと硫化物を形成し、被削性を改善させる元素であって、その効果を得るには0.03%以上の添加が必要であるが、多量の添加は熱間加工性を悪化させるため上限を0.15%と規定した。また、Pbは快削成分として添加される元素であるが、多量に添加すると鋼中に均一分散させることが困難になり凝集したPbが欠陥になるため、上限を0.3%と規定した。さらに、Caは、MnS中のMnの一部と置換してCaが固溶したMnSを形成し、これが切削加工時の工具に付着して被削性を改善する作用を有するため添加する元素である。しかし、多量に添加すると高融点のCaSを形成し、鋳造の妨げとなるため上限を0.01%と規定した。
硬さ:24〜35HRC
本発明のコンロッドは、上記成分のコンロッド用非調質鋼から成るものであるが、その硬さは、ロックウェルCスケール(HRC)で24〜35の範囲とすることが望ましい。 すなわち、コンロッドの硬さがHRCで24に満たない場合には、楕円量、つまり破談分離後の大端部の真円からのずれが基準よりも大きくなって、コンロッドの破断分離性を確保することが難しくなる一方、35HRCを超えると、被削性が低下して、加工コストが高くなる傾向があることから、上記範囲内とすることが望ましい。
本発明のコンロッドは、上記成分のコンロッド用非調質鋼から成るものであるが、その硬さは、ロックウェルCスケール(HRC)で24〜35の範囲とすることが望ましい。 すなわち、コンロッドの硬さがHRCで24に満たない場合には、楕円量、つまり破談分離後の大端部の真円からのずれが基準よりも大きくなって、コンロッドの破断分離性を確保することが難しくなる一方、35HRCを超えると、被削性が低下して、加工コストが高くなる傾向があることから、上記範囲内とすることが望ましい。
ここで、上記楕円量は、破断による大端部の真円からのずれ量を意味し、破断分離後の再組付け性に大きく影響し、この楕円量が大きい場合には、再組付け後の加工取り代が増加し、歩留まりが低下するため基準以下とする必要がある。
図3の結果から明らかなように、楕円量(Oval)を基準以下とするためには、その硬度を24HRC以上とすることが望ましい。このように楕円量を基準以下としてコンロッドの破断分離性を確保するには、その硬度を24HRC以上にすればよいことになるが、35HRCを超えると被削性が低下してしまうために、硬さの上限を35HRCとすることが望ましい。
図3の結果から明らかなように、楕円量(Oval)を基準以下とするためには、その硬度を24HRC以上とすることが望ましい。このように楕円量を基準以下としてコンロッドの破断分離性を確保するには、その硬度を24HRC以上にすればよいことになるが、35HRCを超えると被削性が低下してしまうために、硬さの上限を35HRCとすることが望ましい。
E=2804−1549×Ceq(=C+0.166Si+0.22Mn+0.25Cr +1.8V)−8862×P(%)−23.4×H≦150
上記E式は、楕円量(μm)に及ぼす化学成分や組織の関係を、Ceq(炭素等量)、P量、硬度、パーライト粒径、フェライト粒径、フェライト面積率をパラメータとして、重回帰分析を行うことによって求めたものである。
すなわち、上記式による算出結果に基づいて、楕円量を予測することができ、算出結果であるE値が150以下となるように成分調整すれば、上記したように破断分離後のコンロッドの再組付け性を確保することができることになる。
上記E式は、楕円量(μm)に及ぼす化学成分や組織の関係を、Ceq(炭素等量)、P量、硬度、パーライト粒径、フェライト粒径、フェライト面積率をパラメータとして、重回帰分析を行うことによって求めたものである。
すなわち、上記式による算出結果に基づいて、楕円量を予測することができ、算出結果であるE値が150以下となるように成分調整すれば、上記したように破断分離後のコンロッドの再組付け性を確保することができることになる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明は、これら実施例によって何ら限定されるものではない。
表1に示す化学成分を有する11種類を溶製したのち、造塊して直径40mmの丸棒に熱間鍛造した後、図1に示す小端部S、I−セクション部I及び大端部Mから成るコンロッド形状に熱間鍛造を施したものを供試品とした。
なお、熱間鍛造時の加工及び加熱条件は、コンロッド実部品相当の条件とした。また、冷却条件の違いによる硬度変化の影響を把握するため、鍛造後の冷却風量制御を扇風機の出力を調節することにより行った。
なお、熱間鍛造時の加工及び加熱条件は、コンロッド実部品相当の条件とした。また、冷却条件の違いによる硬度変化の影響を把握するため、鍛造後の冷却風量制御を扇風機の出力を調節することにより行った。
得られた鍛造品(コンロッド素材)について、大端部におけるロックウェル硬度を測定すると共に、レーザ加工によって大端部に0.5mm深さの切り欠きを設けた後、鍛造部品大端穴に楔状の分割冶具を挿入し、衝撃力を加えることにより冶具と共に大端部を分離し、分離後に再組付けして楕円量を測定した。
さらに、熱間鍛造により実部品相当の組織、硬さを得た板状試験片に対し、ドリル穴あけ加工を行い、ドリルの摩耗量を測定することによりドリル加工能率、すなわち被削性を評価した。
さらに、熱間鍛造により実部品相当の組織、硬さを得た板状試験片に対し、ドリル穴あけ加工を行い、ドリルの摩耗量を測定することによりドリル加工能率、すなわち被削性を評価した。
実施例1は、現行条件での冷却を実施し作製したもので、硬度24HRC以上を有しており、E≦150を満たし、実測の楕円量は基準値以下である。
実施例2は、実施例1に対して冷却風量を増加させ高硬度化を図っている。これもE≦150を満たしており、良好な破断分離性を示している。
実施例2は、実施例1に対して冷却風量を増加させ高硬度化を図っている。これもE≦150を満たしており、良好な破断分離性を示している。
実施例3〜6は、それぞれ現行条件相当の冷却を実施しており、硬度24HRC以上かつE≦150を満たしているため、実測の楕円量も基準以下である。
実施例7では、P量が比較的少ないものの、C量が多く高硬度であるため優れた破断分離性を示しており、この場合のE値は150以下である。
実施例7では、P量が比較的少ないものの、C量が多く高硬度であるため優れた破断分離性を示しており、この場合のE値は150以下である。
これに対して、比較例I〜IIによれば、実施例と同一鋼種(鋼種AおよびB)においても鍛造後の冷却条件が遅く、硬度が減少することにより楕円量が大きくなる。
比較例IIIのようにP量が多い材料は、脆性的であるため破断分離性は良好となり、基準値以下の楕円量が得られるが硬度の確保が望めない上に、鋼材溶製時に割れを生じやすいため部品成立性に劣っている。
比較例IIIのようにP量が多い材料は、脆性的であるため破断分離性は良好となり、基準値以下の楕円量が得られるが硬度の確保が望めない上に、鋼材溶製時に割れを生じやすいため部品成立性に劣っている。
比較例IVは、C量が多く高硬度であるため、P量が少ない状態でも破断時に基準値以下の楕円量を得ることができる。しかしながら被削性に劣っている。
比較例Vは24HRC以上の高い硬度を有するが、P量が少ないため破断分離性に劣っている。
比較例Vは24HRC以上の高い硬度を有するが、P量が少ないため破断分離性に劣っている。
また、図2は推定楕円量と、実測値との関係を実施例と比較例を基に示した散布図である。
実測の楕円量が基準値を満たすものは、E≦150を満たしている。E≦150を満たすもので実測楕円量が基準値以上になるものも存在するが、これらは硬度、被削性および部品成立性の観点から本発明外となる。
実測の楕円量が基準値を満たすものは、E≦150を満たしている。E≦150を満たすもので実測楕円量が基準値以上になるものも存在するが、これらは硬度、被削性および部品成立性の観点から本発明外となる。
さらに、図3は実施例と比較例を基に、楕円量実測値と硬度の関係を示した散布図である。
硬度が24HRC以上のものは良好な破断分離性を示す。硬度が24HRC以上であってもP量が規定量以下のものは、破断分離性に劣っている。また硬度が24HRC以下であってもP量が過多のものは、良好な破断分離性を示すが部品成立性に劣っている。なお、実施例における鋼種A〜Fは快削性を向上させるCaとSを添加しており、特に快削性に優れている。
硬度が24HRC以上のものは良好な破断分離性を示す。硬度が24HRC以上であってもP量が規定量以下のものは、破断分離性に劣っている。また硬度が24HRC以下であってもP量が過多のものは、良好な破断分離性を示すが部品成立性に劣っている。なお、実施例における鋼種A〜Fは快削性を向上させるCaとSを添加しており、特に快削性に優れている。
Claims (5)
- 質量比で、C:0.3〜0.8%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.5〜1.5%、P:0.01〜0.15%、Cr:1.0%以下、V:0.4%以下、Al:0.05%以下、N:0.005〜0.03%を含有し、残部Fe及び不可避不純物から成る熱間鍛造用非調質鋼であって、当該非調質鋼から鍛造されたコンロッドの硬度H(HRC)、P含有量(%)及び炭素当量Ceq(=C+0.166Si+0.22Mn+0.25Cr+1.8V)から次式によって算出されるEの値が150以下であることを特徴とするコンロッド用非調質鋼。
E=2804−1549×Ceq+8862×P(%)−23.4×H - 質量比で、C:0.3〜0.8%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.5〜1.5%、P:0.01〜0.15%、Cr:1.0%以下、V:0.4%以下、Al:0.05%以下、N:0.005〜0.03%と共に、S:0.03〜0.15%、Pb:0.3%以下及びCa:0.01%以下のうち少なくとも1種を含有し、残部Fe及び不可避不純物から成る熱間鍛造用非調質鋼であって、当該非調質鋼から鍛造されたコンロッドの硬度H(HRC)、P含有量(%)及び炭素当量Ceq(=C+0.166Si+0.22Mn+0.25Cr+1.8V)から次式によって算出されるEの値が150以下であることを特徴とするコンロッド用非調質鋼。
E=2804−1549×Ceq+8862×P(%)−23.4×H - 質量比で、C:0.3〜0.8%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.5〜1.5%、P:0.01〜0.15%、Cr:1.0%以下、V:0.4%以下、Al:0.05%以下、N:0.005〜0.03%を含有し、残部Fe及び不可避不純物から成り、硬度H(HRC)、P含有量(%)及び炭素当量Ceq(=C+0.166Si+0.22Mn+0.25Cr+1.8V)から次式によって算出されるEの値が150以下であることを特徴とするコンロッド。
E=2804−1549×Ceq+8862×P(%)−23.4×H - 質量比で、C:0.3〜0.8%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.5〜1.5%、P:0.01〜0.15%、Cr:1.0%以下、V:0.4%以下、Al:0.05%以下、N:0.005〜0.03%と共に、S:0.03〜0.15%、Pb:0.3%以下及びCa:0.01%以下のうち少なくとも1種を含有し、残部Fe及び不可避不純物から成り、硬度H(HRC)、P含有量(%)及び炭素当量Ceq(=C+0.166Si+0.22Mn+0.25Cr+1.8V)から次式によって算出されるEの値が150以下であることを特徴とするコンロッド。
E=2804−1549×Ceq+8862×P(%)−23.4×H - ロックウェル硬度で24〜35HRCの硬さを備えていることを特徴とする請求項3又は4に記載のコンロッド。
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