JP2007115686A - 電子放出ディスプレイ - Google Patents

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Su-Bong Hong
秀奉 洪
Shoko Zen
祥皓 全
Sang-Jo Lee
相祚 李
Sang-Hyuck Ahn
商▲ヒョク▼ 安
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
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Abstract

【課題】本発明は、蛍光体色により発生する発光効率及び輝度差を補正すると同時に、駆動回路を簡素化することが可能な電子放出ディスプレイを提供する。
【解決手段】本発明による電子放出ディスプレイは、互いに対向配置された第1基板及び第2基板と;第1基板に形成されたカソード電極と;カソード電極に電気的に接続された電子放出部と;第1基板に対向する第2基板の一方の面に形成された赤色、緑色及び青色蛍光層と;を備え、カソード電極は、第1基板上に単位画素毎に形成された同じ大きさを有する開口部を含む第1電極と;第1電極から離隔して開口部内に形成された第2電極と;第1電極及び第2電極の間に形成されて第1電極と第2電極とを電気的に接続する抵抗層と;
を含み、赤色、緑色及び青色蛍光層に各々対応する第1電極と第2電極の間の間隔は、赤色、緑色及び青色蛍光層の各発光効率によって決定される。
【選択図】図1

Description

本発明は電子放出ディスプレイに関し、詳しくは赤色、緑色及び青色蛍光層の発光効率及び輝度差を補正する電子放出ディスプレイに関する。
一般に電子放出素子は、電子源の種類によって熱陰極を利用する方式と、冷陰極を利用する方式に分類される。
ここで、冷陰極を利用する方式の電子放出素子では電界放出アレイ(FEA、Field Emission Array)型、表面電導エミッション(SCE、Surface Conduction Electron Emitter)型、金属−絶縁層−金属(MIM、Metal−Isotlation−Metal)型及び金属−絶縁層−半導体(MIS、Metal−Isolation−Semiconductor)型などが知られている。
上記FEA型電子放出素子は、電子放出部と、この電子放出部の電子放出を制御する駆動電極としてカソード電極とゲート電極を備える。ここで電子放出部では仕事関数が低い物質か縦横比が大きい物体、例えばモリブデン(Mo)またはシリコン(Si)等を主材質にし、先端が尖っているチップ構造物や、炭素ナノチューブと黒鉛及びダイヤモンド状カーボンのような炭素系物質を用いて構成でき、これらは真空中で電界に応じて、容易に電子を放出する原理を用いる。
一方、電子放出素子は一基板にアレイを成して形成され、電子放出デバイスを構成して、電子放出デバイスは蛍光層とアノード電極などで構成された発光ユニットが備えられた他の基板と結合して、電子放出ディスプレイを構成する。
上記電子放出ディスプレイは、画素領域毎に赤色、緑色及び青色蛍光層を各々備え、この蛍光層の発光量を調節して指定された画素に必要な色を出す。この時、赤色、緑色及び青色蛍光層の発光量は電子放出部から放出した電子放出量で調節される。
しかし、赤色、緑色及び青色蛍光層は構成物質の特性によって同じ量の電子と衝突しても発光効率及び輝度が互いに異なる。
例えば、ある画素に白色を表示するためには赤色、緑色及び青色蛍光層が同じ比率で発光すべきであり、このために各蛍光体に対応する電子放出量を同一にして、この放出電子を当該蛍光体に各々衝突させる。それでは蛍光体の色による発光効率及び輝度差によって赤色、緑色及び青色の蛍光層が同じ比率で発光せずに、設定された画素に白色を表示できない問題が生じる。さらに、上記問題点は電子放出ディスプレイの画面表示品質を低下させる原因となっている。
このような問題を解決するために、従来は駆動回路において各蛍光体に応じた電子放出量に調節して、各色による蛍光体の発光効率及び輝度差を補正する方法が提示されている。しかし、これは駆動回路を複雑にする問題がある。
このように,従来の電子放出ディスプレイによれば,蛍光体の色による発光効率及び輝度差によって設定された白色が表示できず、画面表示品質が低下し、それを補正するには駆動回路が複雑になるという問題がある。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的は,蛍光体色により発生する発光効率及び輝度差を補正すると同時に、駆動回路を簡素化することが可能な,新規かつ改良された電子放出ディスプレイを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,互いに対向配置された第1基板及び第2基板と;上記第1基板に形成されたカソード電極と;上記カソード電極に電気的に接続された電子放出部と;上記第1基板に対向する上記第2基板の一方の面に形成された赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)蛍光層と;を備え、上記カソード電極は、上記第1基板上に単位画素毎に形成された同じ大きさを有する開口部を含む第1電極と;上記第1電極から離隔して上記開口部内に形成された第2電極と;上記第1電極及び上記第2電極の間に形成されて上記第1電極と上記第2電極とを電気的に接続する抵抗層と;を含み、上記赤色、緑色及び青色蛍光層に各々対応する上記第1電極と上記第2電極の間の間隔は、上記赤色、緑色及び青色蛍光層の各発光効率に基づいて決定されることを特徴とする電子放出ディスプレイが提供される。
また、上記赤色、緑色及び青色蛍光層の各発光効率をE、E、Eとし、上記赤色、緑色及び青色蛍光層に各々対応する上記第1電極と上記第2電極の間の各間隔をG、G、Gとする時、下記数式1、数式2の条件をともに満たしてもよい。
>E>E ・・・(数式1)
>G>G ・・・(数式2)
また、上記E、E及びEと上記G、G及びGは、下記数式3の条件を満たしてもよい。
:E:E=G:G:G ・・・(数式3)
また、上記赤色及び青色蛍光層は、酸化物系統化合物で構成され、上記緑色蛍光層は硫化物系統化合物で構成されてもよい。
また、上記G、G及びGは、G:G:G=3:6:1を満たしてもよい。
また、上記抵抗層は、非晶質シリコンを含んでもよい。
また、上記第1電極及び上記第2電極は、金属で形成されてもよい。
また、上記第2電極は、上記電子放出部と接触し、上記第1電極は、上記第2電極の周囲を囲むように形成されてもよい。
また、上記抵抗層は、上記電子放出部と接触するように形成されてもよい。
また、上記第2電極は、透明な導電膜で形成されてもよい。
また、上記電子放出部は、カーボンナノチューブ、黒鉛、カーボンナノファイバー、ダイヤモンド、ダイヤモンド状カーボン、フラーレン(C60)及びシリコンナノワイヤーからなる群から選択された少なくとも一つの物質を含んでもよい。
また、上記カソード電極上に形成されたゲート電極及び集束電極を更に含み、上記カソード電極、上記ゲート電極及び上記集束電極は、互いに絶縁されていてもよい。
以上説明したように,本発明によれば,カソード電極に形成された抵抗層の間隔を調節することによって、蛍光層色により現れる発光効率及び輝度差を補正でき、画面の表示品質を向上させて、駆動回路側面からこれを補正する必要がなくなるため、駆動回路を単純化できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明は多様な形態に実施でき、ここで説明する実施形態に限られることはない。
図1は本発明の第1実施形態による電子放出ディスプレイの部分断面図であり、図2は本発明の第1実施形態による電子放出ディスプレイの部分平面図である。
図1と図2を参照すると、電子放出ディスプレイは所定の間隔をおいて互いに平行に対向配置された第1基板2と第2基板4を含む。第1基板2と第2基板4は、その周縁に配置される密封部材(図示せず。)によって接合され、内部空間を有する容器を構成する。
この容器は内部空間が約10−6Torrの真空度に排気されて、第1基板2と第2基板4及び密封部材からなる真空容器を構成する。
第2基板4に対向する第1基板2の面には、電子放出素子がアレイを形成する電子放出ユニットが提供され、第1基板2を対向する第2基板4の面には蛍光層とアノード電極などを含む発光ユニットが提供される。
そして、電子放出ユニットが提供された第1基板2と発光ユニットが提供された第2基板4が結合して、電子放出ディスプレイを形成する。
上記構成の真空容器は、電界放出アレイ(FEA)型、表面電導エミッション(SCE)型、金属-絶縁層-金属(MIM)型及び金属-絶縁層-半導体(MIS)型をはじめとするその他の電子放出型ディスプレイに適用され、以下、電界放出アレイ(FEA)型電子放出ディスプレイを例として具体的に説明する。
図2を参照すると、まず、第1基板2の上にはカソード電極6(第1電極61、第2電極62、抵抗層63から構成される。)が第1基板2の方向(図2のy軸方向)に沿って帯状パターンを有して複数に形成される。
カソード電極6を覆いながら、第1基板2の前面には第1絶縁層8が形成され、第1絶縁層8の上にはゲート電極10がカソード電極6と直交する方向(図2のx軸方向)に沿って帯状パターンに形成される。
これによって、カソード電極6とゲート電極10の交差領域が形成され、この交差領域が一つの単位画素を構成できる。そしてカソード電極6の上に単位画素毎に電子放出部12が形成される。
なお、本実施形態におけるカソード電極6は、第1電極61、第2電極62及び抵抗層63から構成される構造物である。
第1電極61は、単位画素毎に同じ大きさに設定された第1開口部611を有する。本実施形態において「開口部」は第1開口部に相当する。この第1開口部611内には第1電極61から所定の間隔をおいて離隔した島状の第2電極62が形成される。この時、第1電極61と第2電極62の間の間隔は、単位画素毎に異なって形成されるがこれについては後述する。
このような第1電極61と第2電極62は、クロム(Cr)のような金属で形成できる。一方、第1電極61と第2電極62は、電圧を印加される電極として金属で構成され、第2電極62は透明な導電膜でも形成できる。
第1電極61と第2電極62の間には抵抗層63が形成されて第1電極61と第2電極62を電気的に連結する。上記抵抗層63は、カソード電極6に沿って発生することがある無視できない電圧降下を最少化するために、抵抗物質で構成される。例えば、抵抗層は、大体10〜100KΩcmの比抵抗値を有する物質で形成されて、通常の導電物質で形成された第1、第2電極より大きい抵抗を有する。例えば、抵抗層は、p型またはn型のドーピングされた非晶質シリコン(amorphous Si)でも形成できる。
また、第1絶縁層8とゲート電極10には、各電子放出部12に対応する第1絶縁層8の第2開口部81及びゲート電極10の第3開口部101が各々形成されて、第2基板4側から見て電子放出部12が露出するようにする。
つまり、電子放出部12は、第1絶縁層8とゲート電極10の第2開口部81、第3開口部101の中に配置されながら、カソード電極6の上に形成される。本実施形態でこの電子放出部12と第1絶縁層8及びゲート電極10の第2開口部81、第3開口部101は、平面投影を基準としてその形状が円形に形成されているが、開口部形状はこれに限定されない。
電子放出部12は真空中で電界が加わると、電子を放出する物質、例えば炭素系物質またはナノメートルサイズ物質で構成される。つまり、電子放出部12は、カーボンナノチューブ、黒鉛、カーボンナノファイバー、ダイヤモンド、ダイヤモンド状カーボン、フラーレン(C60)、シリコンナノワイヤー及びこれらの組み合わせ物のうち、いずれか一つを選択すればよい。他方、電子放出部は、モリブデン(Mo)またはシリコン(Si)等を主材質にする先端が尖っているチップ構造物を用いても良い。
このような電子放出部12は、単位画素領域毎に複数個が配置されるが、この時、この複数の電子放出部12は、カソード電極6とゲート電極10の中で一方の電極、例えば、カソード電極6の長さ方向に沿って互いに任意の間隔をおいて一列に配置できる。無論、この単位画素別電子放出部の配列状態はこれに限定されず多様に変形できる。
ゲート電極10の上には第2絶縁層14と集束電極16が順次形成される。集束電極16の下部に位置する第2絶縁層14は、ゲート電極10を分けるように第1基板2の前面に形成されて、ゲート電極10と集束電極16を絶縁させる。
このような第2絶縁層14と集束電極16にも電子ビームの通過のための第4開口部141と第5開口部161が各々形成される。
集束電極は、電子放出部毎にこれに対応する開口を形成して、各電子放出部から放出される電子を個別的に集束したり、単位画素毎に一つの開口を形成して、一つの単位画素から放出される電子を包括的に集束したりすることができる。図面では後者の場合を示した。
次に、第1基板2に対向する第2基板4の一面には、蛍光層18、例えば、赤色、緑色及び青色の蛍光層18R、18G、18Bが相互間に任意の間隔をおいて形成される。そして各蛍光層18R、18G、18Bの間に画面のコントラスト向上のための黒色層20が形成される。蛍光層18R、18G、18Bは、第1基板2に設定された単位画素毎に一つとして対応配置できる。
この蛍光層18と黒色層20の上には、アルミニウム(Al)のような金属を用いたアノード電極22が形成される。アノード電極22は、外部から電子ビーム加速に必要な高電圧を印加されて蛍光層18を高電位状態に維持させて、蛍光層18から放射した可視光中第1基板2に向かって放射された可視光を第2基板4側に反射させて、画面の輝度を高める。
一方、本発明の他の実施形態において、上記のアノード電極はITO(インジウム錫酸化物)やIZO(インジウム亜鉛酸化物)のような透明導電膜で構成できる。この場合、この透明なアノード電極は第2基板と蛍光層の間に位置する。さらに、本発明の、また他の実施形態により、アノード電極として上述した透明導電膜を用いて、金属膜を追加して発光ユニットを形成する構造も可能である。
それと同時に、第1基板2と第2基板4の間には真空容器に加えられる圧縮力に対抗して、両基板2、4の間の間隔を一定に維持させるスペーサ24が配置される。
スペーサ24は、第1基板2側では集束電極16の上に配置され、第2基板4側では蛍光層18に触れないように黒色層20に対応して位置する。
このような構造を有する本実施形態では、赤色、緑色及び青色蛍光層18R、18G、18Bに各々対応する第1電極61と第2電極62の間の間隔を互いに異ならせる。
つまり、蛍光層色による発光効率の差を補正するために、赤色蛍光層18Rに対応する第1電極61と第2電極62の間の間隔(G)と、緑色蛍光層18Gに対応する第1電極61と第2電極62の間の間隔(G)及び青色蛍光層18Bに対応する第1電極61と第2電極62の間の間隔(G)を各蛍光層の発光効率に比例するように形成する。
蛍光層18の発光効率は構成物質により差はあるが、一般に緑色蛍光層18Gの発光効率(E)が最も高くて、その次に赤色蛍光層18Rの発光効率(E)が高く、青色蛍光層18Bの発光効率(E)が最も低い。(E>E>E
例えば、赤色蛍光層は、Y:Euのような酸化物(Oxide)系統化合物で構成され、青色蛍光層はYSiO:Ceのような酸化物(Oxide)系統化合物で構成され、緑色蛍光層がZnS:Cuのような硫化物(Sulfide)系統化合物で構成できる。
発光効率の高い蛍光層は、発光効率が低い蛍光層と比較して、同じ量の電子と衝突してもより多量の可視光線を放出して、輝度もさらに高くなる。従って、発光効率の高い蛍光層を発光させる電子放出部は、発光効率が低い蛍光層を発光させる電子放出部に比べて少量の電子が放出されるようにしなければならない。つまり、各蛍光層の発光効率による差は、電子放出量の調節によって解決できる。
本実施形態において、電子放出量の調節は、第1電極61と第2電極62の間の間隔を変化させて行うことができる。つまり、電子放出量を増大させるためには、第1電極61と第2電極62の間の間隔を小さくし、電子放出量を減少させるためには、第1電極61と第2電極62の間の間隔を大きくする。
より具体的には、第1電極61と第2電極62の間の間隔は、第2電極62の大きさを変化させて調節する。つまり、第1電極61には同じ大きさの第1開口部611が単位画素毎に設定されて、第1電極61の大きさは同一である。
一方、第1電極61の第1開口部611内に位置する第2電極62は、その幅が増加したりまたは減少する。そのために、第1電極61と第2電極62の間の間隔が調節される。
前述した構造は、抵抗値一定ならば第1電極61と第2電極62の間の間隔が抵抗層63の幅に比例し、間隔一定ならばこの抵抗層63の幅は抵抗値に反比例し、電圧一定ならば、この抵抗値は電極間を流れる電流量に反比例する関係を利用したのである。
この関係により、各蛍光層に対応する間隔は、図1及び図2に示されているように、緑色蛍光層18G、赤色蛍光層18R、青色蛍光層18Bの順序に大きく形成される。(G>G>G
また、本発明で赤色蛍光層18Rの発光効率(E)、緑色蛍光層18Gの発光効率(E)及び青色蛍光層18Bの発光効率(E)の各比が各蛍光層に対応する第1電極61と第2電極62の間隔の比と一致するように形成できる。(E:E:E=G:G:G)。ただし、効率も寸法も変動し易いので、例えば、定格効率に対応する現物寸法は、計算値に対して、±10%の誤差を認めることが望ましい。
特に、赤色蛍光層と青色蛍光層が酸化物系統化合物で構成され、緑色蛍光層が硫化物系統化合物で構成される場合、赤色蛍光層18Rと緑色蛍光層18G及び青色蛍光層18Bの発光効率の比が3:6:1になりうる。そのために、第1電極61と第2電極62の各々の間隔比も3:6:1になりうる。(G:G:G=3:6:1)
本実施形態は、第1電極の幅を可変とする場合に比べて、実際に電流が流れる第1電極の有効な幅が全てのカソード電極で同じであるため、電圧降下のような電流特性が均一に発生する長所がある。
図3は本発明の第2実施形態による電子放出ディスプレイの部分断面図であり、本発明の実施形態による電子放出ディスプレイは、抵抗層73の厚さを第2電極72よりも厚くして、抵抗層73が第1電極71と第2電極72の間を連結するだけでなく、電子放出部12とも接している。そのために、電子放出部12はカソード電極6との接触面積が拡大して、電子放出量を増加できる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,電子放出ディスプレイに適用可能である。
本発明の第1実施形態にかかる電子放出ディスプレイの部分断面図である。 同実施形態にかかる電子放出ディスプレイの部分平面図である。 本発明の第2実施形態にかかる電子放出ディスプレイの部分断面図である。
符号の説明
2 第1基板
4 第2基板
6、7 カソード電極
8 第1絶縁層
14 第2絶縁層
10 ゲート電極
12 電子放出部
16 集束電極
18 蛍光層
20 黒色層
22 アノード電極
24 スペーサ
61、71 第1電極
62、72 第2電極
63、73 抵抗層
611 第1開口部
81 第2開口部
101 第3開口部
141 第4開口部
161 第5開口部

Claims (12)

  1. 互いに対向配置された第1基板及び第2基板と;
    前記第1基板に形成されたカソード電極と;
    前記カソード電極に電気的に接続された電子放出部と;
    前記第1基板に対向する前記第2基板の一方の面に形成された赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)蛍光層と;
    を備え、
    前記カソード電極は、
    前記第1基板上に単位画素毎に形成された同じ大きさを有する開口部を含む第1電極と;
    前記第1電極から離隔して前記開口部内に形成された第2電極と;
    前記第1電極及び前記第2電極の間に形成されて前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する抵抗層と;
    を含み、
    前記赤色、緑色及び青色蛍光層に各々対応する前記第1電極と前記第2電極の間の間隔は、前記赤色、緑色及び青色蛍光層の各発光効率に基づいて決定されることを特徴とする電子放出ディスプレイ。
  2. 前記赤色、緑色及び青色蛍光層の各発光効率をE、E、Eとし、前記赤色、緑色及び青色蛍光層に各々対応する前記第1電極と前記第2電極の間の各間隔をG、G、Gとする時、下記数式1、数式2の条件をともに満たすことを特徴とする、請求項1に記載の電子放出ディスプレイ。
    >E>E ・・・(数式1)
    >G>G ・・・(数式2)
  3. 前記E、E及びEと前記G、G及びGは、下記数式3の条件を満たすことを特徴とする請求項2に記載の電子放出ディスプレイ。
    :E:E=G:G:G ・・・(数式3)
  4. 前記赤色及び青色蛍光層は、酸化物系統化合物で構成され、前記緑色蛍光層は硫化物系統化合物で構成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の電子放出ディスプレイ。
  5. 前記G、G及びGは、G:G:G=3:6:1を満たすことを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の電子放出ディスプレイ。
  6. 前記抵抗層は、非晶質シリコンを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の電子放出ディスプレイ。
  7. 前記第1電極及び前記第2電極は、金属で形成されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の電子放出ディスプレイ。
  8. 前記第2電極は、前記電子放出部と接触し、
    前記第1電極は、前記第2電極の周囲を囲むように形成されたことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の電子放出ディスプレイ。
  9. 前記抵抗層は、前記電子放出部と接触するように形成されたことを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の電子放出ディスプレイ。
  10. 前記第2電極は、透明な導電膜で形成されることを特徴とする請求項1〜6、8,9のいずれかに記載の電子放出ディスプレイ。
  11. 前記電子放出部は、カーボンナノチューブ、黒鉛、カーボンナノファイバー、ダイヤモンド、ダイヤモンド状カーボン、フラーレン(C60)及びシリコンナノワイヤーからなる群から選択された少なくとも一つの物質を含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の電子放出ディスプレイ。
  12. 前記カソード電極上に形成されたゲート電極及び集束電極を更に含み、前記カソード電極、前記ゲート電極及び前記集束電極は、互いに絶縁されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の電子放出ディスプレイ。
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