JP2007085503A - 運動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る運動制御装置は、第1及び第2弁機構50,60が、それぞれ第1及び第2通路21,22を通過する粘性液体の流量を絞る機能を有し、かつ第1弁機構50の絞り量と第2弁機構60の絞り量が異なることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
そこで、ドアを閉方向へ回動させるときには、そのドアを開方向へ回動させるときよりも軽減された制動力を付与することが可能な運動制御装置が望まれていた。
(1)第1室と第2室とを連通させる第1通路と、
第3室と第4室とを連通させる第2通路と、
第1室と第4室とを連通させる第3通路と、
第2室と第3室とを連通させる第4通路と、
第1乃至第4室に充填された粘性液体を回転運動により押圧する押圧部材と、
第1通路に設けられ、第2室から第1室への粘性液体の逆流を阻止するとともに、第1室の粘性液体が一方向へ回転しようとする押圧部材に押圧されることにより高まる第1室の内圧が所定値以下のときは、第1室の粘性液体が第1通路を通じて第2室へ移動することを阻止し、第1室の内圧が所定値を超えたときは、第1室の粘性液体が第1通路を通じて第2室へ移動することを可能とし、かつその後、第1室の内圧が所定値以下に低下しても、第1通路を通じた粘性液体の移動を許容し、押圧部材の回転運動が停止したときは、第1室の粘性液体が第1通路を通じて第2室へ移動することを阻止する第1弁機構と、
第2通路に設けられ、第4室から第3室への粘性液体の逆流を阻止するとともに、第3室の粘性液体が逆方向へ回転しようとする押圧部材に押圧されることにより高まる第3室の内圧が所定値以下のときは、第3室の粘性液体が第2通路を通じて第4室へ移動することを阻止し、第3室の内圧が所定値を超えたときは、第3室の粘性液体が第2通路を通じて第4室へ移動することを可能とし、かつその後、第3室の内圧が所定値以下に低下しても、第2通路を通じた粘性液体の移動を許容し、押圧部材の回転運動が停止したときは、第3室の粘性液体が第2通路を通じて第4室へ移動することを阻止する第2弁機構とを備え、
第1及び第2弁機構が、それぞれ第1及び第2通路を通過する粘性液体の流量を絞る機能を有し、かつ第1弁機構の絞り量と第2弁機構の絞り量が異なることを特徴とする運動制御装置。
(2)第1及び/又は第2弁機構が、第1及び/又は第2通路を閉鎖し得る弁部材と、内部に収容される前記弁部材の外周面との間に粘性液体の流量を絞る隙間を形成する内周面を有する作動室と、前記弁部材が粘性液体の圧力を受けることにより開方向へ移動しようとするときに、該弁部材に抵抗を付与するばねと、該ばねの抵抗力を調節し得る第1調節部材とを備えることを特徴とする前記(1)に記載の運動制御装置。
(3)第1及び/又は第2弁機構が、第1及び/又は第2通路を閉鎖し得るとともに、外周面の一部又は全部がテーパ面とされた弁部材と、内周面の一部又は全部が内部に収容される前記弁部材のテーパ面との間に粘性液体の流量を絞る隙間を形成するテーパ面とされた作動室と、前記弁部材が粘性液体の圧力を受けることにより開方向へ移動しようとするときに、該弁部材に抵抗を付与するばねと、前記弁部材の開方向への移動限界位置を調節し得る第2調節部材とを備えることを特徴とする前記(1)に記載の運動制御装置。
(4)第1及び/又は第2弁機構が、第1及び/又は第2通路を閉鎖し得るとともに、外周面の一部又は全部がテーパ面とされた弁部材と、内周面の一部又は全部が内部に収容される前記弁部材のテーパ面との間に粘性液体の流量を絞る隙間を形成するテーパ面とされた作動室と、前記弁部材が粘性液体の圧力を受けることにより開方向へ移動しようとするときに、該弁部材に抵抗を付与するばねと、該ばねの抵抗力と前記弁部材の開方向への移動限界位置とを同時に調節し得る第3調節部材とを備えることを特徴とする前記(1)に記載の運動制御装置。
前記(2)に記載の本発明によれば、ばねの抵抗力を調節し得る第1調節部材を備えるため、第1調節部材によりばねの抵抗力を高めることにより、制御対象である可動体の運動停止状態を保持する力(保持力)を高めることが可能となり、また、第1調節部材によりばねの抵抗力を低下させることにより、保持力を低下させることが可能となる。
前記(3)に記載の本発明によれば、弁部材のテーパ面と作動室のテーパ面との間に粘性液体の流量を絞る隙間が形成されるため、弁部材の開方向への移動距離が長いほど、隙間の断面積が大きくなり、絞り量が低下することになるところ、さらに、弁部材の開方向への移動限界位置を調節し得る第2調節部材を備えるため、第2調節部材により弁部材の開方向への移動限界位置を調節することによって、弁部材の開方向への移動距離を短くしたり長くしたりすることができる。従って、それにより絞り量を増大又は減少させ、制動力を可変とすることが可能となる。
前記(4)に記載の本発明によれば、弁部材のテーパ面と作動室のテーパ面との間に粘性液体の流量を絞る隙間が形成されるため、弁部材の開方向への移動距離が長いほど、隙間の断面積が大きくなり、絞り量が低下することになるところ、さらに、ばねの抵抗力と弁部材の開方向への移動限界位置とを同時に調節し得る第3調節部材を備えるため、第3調節部材を操作することにより、保持力と制動力の両方を同時に増大又は減少させることが可能となる。
(1)第2室12から第1室11への粘性液体の逆流を阻止する機能、
(2)第1室11の粘性液体が一方向へ回転しようとする押圧部材に押圧されることにより高まる第1室11の内圧が所定値以下のときは、第1室11の粘性液体が第1通路21を通じて第2室12へ移動することを阻止する機能、
(3)第1室11の内圧が所定値を超えたときは、第1室11の粘性液体が第1通路21を通じて第2室12へ移動することを可能とし、かつその後、第1室11の内圧が所定値以下に低下しても、第1通路21を通じた粘性液体の移動を許容する機能、
(4)押圧部材の回転運動が停止したときは、第1室11の粘性液体が第1通路21を通じて第2室12へ移動することを阻止する機能、及び
(5)第1通路21を通過する粘性液体の流量を絞る機能。
(1)第4室14から第3室13への粘性液体の逆流を阻止する機能、
(2)第3室13の粘性液体が逆方向へ回転しようとする押圧部材に押圧されることにより高まる第3室13の内圧が所定値以下のときは、第3室13の粘性液体が第2通路22を通じて第4室14へ移動することを阻止する機能、
(3)第3室13の内圧が所定値を超えたときは、第3室13の粘性液体が第2通路22を通じて第4室14へ移動することを可能とし、かつその後、第3室13の内圧が所定値以下に低下しても、第2通路22を通じた粘性液体の移動を許容する機能、
(4)押圧部材の回転運動が停止したときは、第3室13の粘性液体が第2通路22を通じて第4室14へ移動することを阻止する機能、及び
(5)第2通路22を通過する粘性液体の流量を絞る機能。
11 第1室
12 第2室
13 第3室
14 第4室
15 底壁
21 第1通路
22 第2通路
23 第3通路
24 第4通路
30 軸
31,32 ベーン
41,42 隔壁
50 第1弁機構
51 弁部材
51a 弁体
51b 弁押さえ
52 作動室
53 ばね
60 第2弁機構
61 弁部材
61a 弁体
61b 弁押さえ
62 作動室
63 ばね
71 第1調節部材
72 第2調節部材
72a 突起
73 第3調節部材
73a 突起
81〜84 シール部材
Claims (4)
- 第1室と第2室とを連通させる第1通路と、
第3室と第4室とを連通させる第2通路と、
第1室と第4室とを連通させる第3通路と、
第2室と第3室とを連通させる第4通路と、
第1乃至第4室に充填された粘性液体を回転運動により押圧する押圧部材と、
第1通路に設けられ、第2室から第1室への粘性液体の逆流を阻止するとともに、第1室の粘性液体が一方向へ回転しようとする押圧部材に押圧されることにより高まる第1室の内圧が所定値以下のときは、第1室の粘性液体が第1通路を通じて第2室へ移動することを阻止し、第1室の内圧が所定値を超えたときは、第1室の粘性液体が第1通路を通じて第2室へ移動することを可能とし、かつその後、第1室の内圧が所定値以下に低下しても、第1通路を通じた粘性液体の移動を許容し、押圧部材の回転運動が停止したときは、第1室の粘性液体が第1通路を通じて第2室へ移動することを阻止する第1弁機構と、
第2通路に設けられ、第4室から第3室への粘性液体の逆流を阻止するとともに、第3室の粘性液体が逆方向へ回転しようとする押圧部材に押圧されることにより高まる第3室の内圧が所定値以下のときは、第3室の粘性液体が第2通路を通じて第4室へ移動することを阻止し、第3室の内圧が所定値を超えたときは、第3室の粘性液体が第2通路を通じて第4室へ移動することを可能とし、かつその後、第3室の内圧が所定値以下に低下しても、第2通路を通じた粘性液体の移動を許容し、押圧部材の回転運動が停止したときは、第3室の粘性液体が第2通路を通じて第4室へ移動することを阻止する第2弁機構とを備え、
第1及び第2弁機構が、それぞれ第1及び第2通路を通過する粘性液体の流量を絞る機能を有し、かつ第1弁機構の絞り量と第2弁機構の絞り量が異なることを特徴とする運動制御装置。 - 第1及び/又は第2弁機構が、第1及び/又は第2通路を閉鎖し得る弁部材と、内部に収容される前記弁部材の外周面との間に粘性液体の流量を絞る隙間を形成する内周面を有する作動室と、前記弁部材が粘性液体の圧力を受けることにより開方向へ移動しようとするときに、該弁部材に抵抗を付与するばねと、該ばねの抵抗力を調節し得る第1調節部材とを備えることを特徴とする請求項1記載の運動制御装置。
- 第1及び/又は第2弁機構が、第1及び/又は第2通路を閉鎖し得るとともに、外周面の一部又は全部がテーパ面とされた弁部材と、内周面の一部又は全部が内部に収容される前記弁部材のテーパ面との間に粘性液体の流量を絞る隙間を形成するテーパ面とされた作動室と、前記弁部材が粘性液体の圧力を受けることにより開方向へ移動しようとするときに、該弁部材に抵抗を付与するばねと、前記弁部材の開方向への移動限界位置を調節し得る第2調節部材とを備えることを特徴とする請求項1記載の運動制御装置。
- 第1及び/又は第2弁機構が、第1及び/又は第2通路を閉鎖し得るとともに、外周面の一部又は全部がテーパ面とされた弁部材と、内周面の一部又は全部が内部に収容される前記弁部材のテーパ面との間に粘性液体の流量を絞る隙間を形成するテーパ面とされた作動室と、前記弁部材が粘性液体の圧力を受けることにより開方向へ移動しようとするときに、該弁部材に抵抗を付与するばねと、該ばねの抵抗力と前記弁部材の開方向への移動限界位置とを同時に調節し得る第3調節部材とを備えることを特徴とする請求項1記載の運動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005277577A JP2007085503A (ja) | 2005-09-26 | 2005-09-26 | 運動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005277577A JP2007085503A (ja) | 2005-09-26 | 2005-09-26 | 運動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007085503A true JP2007085503A (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=37972672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005277577A Pending JP2007085503A (ja) | 2005-09-26 | 2005-09-26 | 運動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007085503A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009054416A1 (ja) | 2007-10-23 | 2009-04-30 | Nifco Inc. | ダンパ |
JP2010048386A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Somic Ishikawa Inc | ロータリーダンパ |
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JP2000002282A (ja) * | 1998-06-15 | 2000-01-07 | Unisia Jecs Corp | ロータリダンパ |
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2005
- 2005-09-26 JP JP2005277577A patent/JP2007085503A/ja active Pending
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