JP2000002282A - ロータリダンパ - Google Patents

ロータリダンパ

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JP2000002282A
JP2000002282A JP16577298A JP16577298A JP2000002282A JP 2000002282 A JP2000002282 A JP 2000002282A JP 16577298 A JP16577298 A JP 16577298A JP 16577298 A JP16577298 A JP 16577298A JP 2000002282 A JP2000002282 A JP 2000002282A
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Japan
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vane
variable
housing
rotary damper
throttle
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JP16577298A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kato
博 加藤
Mitsuo Sasaki
光雄 佐々木
Junichi Emura
順一 江村
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作動油として高粘度流体を用いることにより、
流量の小さな小型のベーンタイプのロータリダンパにお
いても安定した減衰力を発生させることができ、かつ、
高圧化が可能であると共に、その発生する減衰力特性の
チューニングの自由度を高めることができるロータリダ
ンパのを提供。 【解決手段】隔壁23a、23bおよびベーン4a、4
bで画成された2つの流体室a1−a2相互間が絞り流
路によって連通されたロータリダンパにおいて、2つの
流体室a1−a2相互間を連通する絞り流路が、管状ハ
ウジング2とベーンベーン4a、4bとの間に形成され
た隙間3a、3bにより構成され、環状ハウジング2と
回動軸1との相対回動により隔壁23a、23bとベー
ン4a、4bで画成された2つの流体室a1−a2相互
間に発生する差圧ΔPに応じ、隙間3a、3bにより構
成される絞り流路を絞り込む可変絞り手段5a、5bを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両にお
けるロア−アームまたはアッパーアームの回動軸受け部
等に設けられることにより、アームの回転を減衰するベ
ーンタイプのロータリダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベーンタイプのロータリダンパと
しては、例えば、特開平5−33822号公報に記載の
「回転式ショックアブソーバ」が知られている。この従
来例の回転式ショックアブソーバ(ロータリダンパ)
は、粘性油(作動油)が充填された円筒状のハウジング
と、このハウジング内に、その軸線に沿って挿通し回転
可能に軸承された回転軸と、この回転軸と前記ハウジン
グ内壁との間に設けられた隔壁と、前記回転軸に固設さ
れ前記隔壁とによって前記ハウジング内を複数の室に仕
切るロータ(ベーン)と、このロータもしくは前記ハウ
ジングに前記仕切られた室間を連通する絞り通路と、チ
ェックバルブとを備えた構成としたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のベーンタイプのロータリダンパは、往復動タイプのダ
ンパよりは大きなレバー比に設定されることから、ホイ
ール先端で同等の減衰力を発生させるためには、レバー
比の増加に応じた高い減衰力が要求されることになる。
即ち、小型で高減衰力が要求されるということは、ダン
パ室内が高圧化すると共に、ダンパにおける作動油の移
動流量が小さくなるため、安定した高い減衰力を発生さ
せるためには、高度な気密性が要求されることになる。
ところが、ベーンタイプのロータリダンパにおいては、
ハウジングとベーンとの可動シール部分の長さが長くな
る関係で、作動流体として低粘度オイルを用いた場合、
可動シール部分からのリーク量が多く、このため、高い
減衰力を得ることが困難である。そこで、一般に、可動
シール部分からの作動油の洩れを抑制するために、作動
油の粘性を高くすることが考えられるが、単に作動油の
粘性を高くするだけでは、以下に述べるような問題が生
じる。即ち、高粘度の作動油が絞り管内を流れる場合、
図10に示すような速度分布となり、速度差がある部分
では相対的に作動油が剪断される際に抵抗力が発生する
ことから、差圧ΔP( 減衰力) が発生する。しかしなが
ら、実際は、図11の剪断速度に対する動粘度特性図に
示すように、剪断速度が早くなるにつれて見かけの粘度
が低下するために、図12に示すような速度分布とな
る。また、粘性の低い鉱物油等の作動油を使用する現行
のダンパにおいては、レイノルズ数(Re数)が大きい
ため、図13のレイノルズ数(Re数)に対する流量係
数(Cd)値特性図におけるエリアBに示すように、ほ
ぼ一定の値をとることから、前記差圧ΔPは流路断面積
(A)が一定の場合は、ΔP∝Q2 となり、図14の流
量Q(相対回動速度)に対する差圧ΔP(減衰力)特性
図(点線)に示すように、相対回動速度に対して2乗特
性の減衰力が得られ、これにより、高回動速度域におい
て急激に減衰力を立ち上げることが可能であった。
【0004】なお、レイノルズ数(Re数)は次式で表
される。 Re=(v・d)/ν なお、vは平均流速、dは絞り管直径、νは動粘度を示
す。また、前記平均流速vは次式で表される。 v=(Q2 ・4)/(π・d2 ) しかし、粘性の高い作動油を使用すると、レイノルズ数
(Re数)が小さくなるため、図13のレイノルズ数
(Re数)に対する流量係数(Cd)値特性図における
エリアAに示すように、平均流速vつまり流量(v=Q
/A)に対して、流量係数(Cd)値が急激に大きく変
化し、前記差圧ΔPは流路断面積(A)が一定の場合
は、ΔP∝Q2 /Cd2 となり、このため、図14の流
量Q(相対回動速度)に対する差圧ΔP(減衰力)特性
図(実線)に示すように、ほぼ線形特性となり、相対回
動速度に対して2乗特性の減衰力が得られなくなる。従
って、高相対回動速度域において減衰力を大きく立ち上
げることができなくなるという問題がある。つまり、流
量Qに対する差圧ΔP特性が下凸の2乗特性となる低粘
度油を用いる場合は、2乗特性とは対称的な上凸の3/
2乗特性を発生するバルブ特性と組み合わせることによ
って、減衰力特性のカーブの度合いを比較的自由にチュ
ーニングすることが可能であったが、高粘度油を用いる
と、図14の実線で示すように流量Qに対して差圧ΔP
がほぼ線形特性となる上に、前述のように、高粘度油に
おける剪断速度に対する動粘度特性変化による影響(即
ち、図11に示したように、剪断速度が早くなるにつれ
て見かけの粘度が低下することによる影響)が加わるた
めに、図15の実線で示すように、高回動速度域におい
て減衰力を大きく立ち上げることが極めて困難であり、
従って、従来のように突発的に路面から大きな入力が入
った場合、高作動速度領域の発生減衰力を急激に立ち上
げるようにチューニングして、車体への過大入力を軽減
する特性を発生させることが困難である。以上詳細に説
明したように、高粘度油を用いることによって、隙間か
らの作動油の洩れが飛躍的に減少し、これにより、流量
の小さな小型のダンパにおいても安定した減衰力を発生
させることができ、かつ、高圧化が可能となるが、その
発生する減衰力特性のチューニングの自由度が低下する
という問題点があった。
【0005】本発明は、上述のような従来の問題点に着
目してなされたもので、作動油として高粘度流体を用い
ることにより、流量の小さな小型のベーンタイプのロー
タリダンパにおいても安定した減衰力を発生させること
ができ、かつ、高圧化が可能であると共に、その発生す
る減衰力特性のチューニングの自由度を高めることがで
きるロータリダンパを提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明請求項1記載のロータリダンパは、ハウジング
と、該ハウジングの軸心部に回動自在に軸支された回動
軸との間に粘性流体が充填された圧力室が形成され、前
記ハウジング側に形成された隔壁と回動軸側に設けられ
たベーンにより前記圧力室内が少なくとも2つの流体室
に画成され、前記隔壁およびベーンで画成された少なく
とも2つの流体室相互間が絞り流路によって連通された
ロータリダンパにおいて、前記2つの流体室相互間を連
通する絞り流路が、前記ハウジングとベーンとの間に形
成された隙間および/または回動軸と隔壁との間に形成
された隙間により構成され、前記ハウジングと回動軸と
の相対回動により前記隔壁とベーンで画成された少なく
とも2つの流体室相互間に発生する差圧に応じ、前記ハ
ウジングとベーンとの間に形成された隙間および/また
は回動軸と隔壁との間に形成された隙間により構成され
る絞り流路を絞り込む可変絞り手段を備えている手段と
した。請求項2記載のロータリダンパは、請求項1にお
いて、前記可変絞り手段が、前記ベーン内および/また
は隔壁内に設けられ、2つの流体室相互間に発生する差
圧に応じ、加圧側流体室の流体圧を受圧することで前記
ハウジングとベーンとの間に形成された隙間および/ま
たは回動軸と隔壁との間に形成された隙間により構成さ
れる絞り流路を絞り込む方向に作動する可変ベーンと、
絞り流路を広げる方向に前記可変ベーンを付勢する付勢
部材とで構成されている手段とした。請求項3記載のロ
ータリダンパは、請求項2において、前記付勢部材が板
ばねで構成されている手段とした。請求項4記載のロー
タリダンパは、請求項2または3において、前記可変絞
り手段が、前記ハウジングと回動軸との相対回動方向に
対応してそれぞれ別々に設けられ、両各可変絞り手段に
おける付勢手段の付勢力を互いに異にしている手段とし
た。請求項5記載のロータリダンパは、請求項2〜4に
おいて、前記可変絞り手段における可変ベーンが、加圧
側流体室の流体圧を絞りを介して受圧するように構成さ
れている手段とした。
【0007】
【作用】この発明請求項1記載のロータリダンパでは、
上述のように構成されるため、ハウジングと回動軸とが
相対回動すると、隔壁とベーンで画成された少なくとも
2つの流体室相互間における流体の流通が絞り通路を通
過する際の流通抵抗により、所定の減衰力が発生する。
なお、粘性流体として高粘性流体を用いる場合にあって
は、絞り流路の流路断面積が一定の場合は、流量(相対
回動速度)に対する差圧(減衰力)特性が線形特性とな
り、かつ、高粘性流体における剪断速度に対する動粘度
特性変化による影響も加わって、高速相対回動域におい
て減衰力を大きく立ち上げることができない。ところ
が、この請求項1記載の車両用ダンパでは、前記ハウジ
ングと回動軸との相対回動により前記隔壁とベーンで画
成された少なくとも2つの流体室相互間に発生する差圧
に応じ、前記ハウジングとベーンとの間に形成された隙
間および/または回動軸と隔壁との間に形成された隙間
により構成される絞り流路を絞り込む方向に可変絞り手
段が作動することにより、高速相対回動域において減衰
力の立ち上げ度を自由に高めることができる。従って、
例えば、車両用ロータリダンパとして用いた場合におい
ては、路面からの突発的過大入力に対し急激に減衰力を
立ち上げることにより車体への過大入力を軽減すること
ができる。また、可変絞り手段における差圧に対する絞
り特性を変えることにより、ダンパ作動速度に対する発
生減衰力特性を自由にチューニングすることができる。
従って、粘性流体として高粘性流体を用いることによ
り、流量の小さな小型のダンパにおいても安定した減衰
力を発生させることができ、かつ、高圧化が可能である
と共に、その発生する減衰力特性のチューニングの自由
度が高くなる。請求項2記載のロータリダンパは、請求
項1において、前記可変絞り手段が、前記ベーン内およ
び/または隔壁内に設けられ、2つの流体室相互間に発
生する差圧に応じ、加圧側流体室の流体圧を受圧するこ
とで前記ハウジングとベーンとの間に形成された隙間お
よび/または回動軸と隔壁との間に形成された隙間によ
り構成される絞り流路を、付勢部材の付勢力に抗して絞
り込む方向に可変ベーンが作動するもので、これによ
り、電気的アクチュエータ等を用いることなしに絞り流
路の流路断面積の総計を相対回動速度に応じて小さくす
る方向に変化させることができる。また、可変絞り手段
を構成する可変ベーンが、付勢部材により絞り流路を広
げる方向に付勢されるもので、これにより、可変ベーン
の初期位置決めがなされると共に、付勢部材の付勢力設
定により、可変ベーンの作動ポイントを自由に設定する
ことができる。請求項3記載のロータリダンパは、請求
項2において、前記付勢部材が板ばねで構成されること
により、隔壁やベーン内等の限られたスペース内であっ
てもコンパクトに収容することができる。請求項4記載
のロータリダンパは、請求項2または3において、前記
可変絞り手段が、前記ハウジングと回動軸との相対回動
方向に対応してそれぞれ別々に設けられ、両各可変絞り
手段における付勢手段の付勢力が互いに異なるため、相
対回動方向によって可変ベーンによる絞り流路の絞り量
が異なり、これにより、相対回動方向によって異なった
減衰力特性が得られる。請求項5記載のロータリダンパ
は、請求項2〜4において、前記可変絞り手段における
可変ベーンが、加圧側流体室の流体圧を絞りを介して受
圧するもので、これにより、ハウジングと回動軸との相
対回動周波数が小である時は、絞りを経由して可変ベー
ンまで差圧が伝達されるため、可変ベーンが作動し、こ
れにより、上述のように、前記ハウジングとベーンとの
間に形成された隙間および/または回動軸と隔壁との間
に形成された隙間により構成される絞り流路を、付勢手
段の付勢力に抗して絞り込む方向に作動し、相対回動速
度に応じて減衰力が高まる方向に変化させることになる
が、相対回動周波数が大である時は、可変ベーンまで差
圧が伝達されないうちに相対回動方向が切り替わるた
め、可変ベーンが作動せず、これにより、絞り流路が絞
り込まれない状態に維持される。従って、相対回動周波
数に感応して減衰力特性を可変することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。 (発明の実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1
のロータリダンパを示す断面図(図2のS1−S1線に
おける断面図)、図2は、図1のS2−S2線における
断面図、図3は、図2の要部拡大断面図、図4、図5
は、図3のS4−S4線、S5−S5線における断面
図、図5は、車両への取付状態を示す断面図および斜視
図であり、これらの図に示すように、この発明の実施の
形態1のロータリダンパは、車体B側に連結固定される
回動軸1と、アッパアームAの車体軸受け側に連結固定
される環状ハウジング2とを備えている。なお、図5に
おいて、41はパンパラバー、42はトルク伝達アー
ム、43はリバウンドストッパ、44はロアアーム、4
5はスプリング、46は車輪を示す。
【0009】まず、図1および図2に示すように、前記
環状ハウジング2は、軸心穴21a、22aを有する円
板状の左右両側壁21、22と該両側壁21、22の外
周側を接続する外周円筒部23とで構成されている。そ
して、左右各側壁21、22の軸心穴21a、22aを
回動軸1に対しベアリング24、25を介してそれぞれ
装着することにより、環状ハウジング2が回動軸1に対
し相対回動可能な状態に装着されている。
【0010】前記外周円筒部23は、内面中央部に突条
部23cが形成された内周異径に形成されていて、前記
外周円筒部23は突条部23cの内周面に圧入固定され
た状態で設けられている。そして、前記突条部23cを
左右両側壁21、22間に挟持状態で組み付けられると
共に、外周円筒部23の左側開口縁部は、組み付けの際
に左側側壁21の外周面側に溶接することにより液圧シ
ールされた状態で一体に固定され、外周円筒部23の右
側開口縁部は、組み付けの際に右側側壁22の外周面側
にかしめることにより一体に固定され、シールリング2
6により右側側壁22との間が液圧シールされるように
なっている。
【0011】前記外周円筒部23は、図2にその断面図
を示すように、略円筒状に形成されていて、左右両隔壁
23a、23bにより、上下に一対の略扇状のロータリ
シリンダ室(流体室)が形成され、該両各ロータリシリ
ンダ室内が回動軸1の外周にその環状軸心部4cを嵌合
固定した左右一対のベーン4a、4bによりそれぞれ円
周方向に2つの流体室a1、a2に画成され、該流体室
a1、a2内には作動油としてシリコンオイル等の高粘
性流体が充填されている。そして、前記環状軸心部4c
の外周面が前記左右両隔壁23a、23bの先端内周円
弧面にそれぞれ摺動自在に当接することによって、上下
一対の略扇状のロータリシリンダ室相互間が液圧シール
されている。
【0012】前記環状ハウジング2における外周円筒部
23の内周面と各ベーン4a、4bの先端面との間には
所定の絞り流路を構成する隙間3a、3bが形成されて
いて、この隙間3a、3bを経由して2つの流体室a1
−a2間がそれぞれ互いに連通された状態となってい
る。
【0013】そして、この発明の実施の形態1では、前
記環状ハウジング2と回動軸1との相対回動により前記
隔壁23a、23bとベーン4a、4bとで画成された
2つの流体室a1−a2相互間に発生する差圧ΔPに応
じ、前記環状ハウジング2における外周円筒部23の内
周面と各ベーン4a、4bの先端面との間に形成された
隙間3a、3bにより構成される絞り流路を絞り込むた
めの可変絞り手段5a、5bが、各ベーン4a、4b内
にそれぞれ内蔵されている。
【0014】この可変絞り手段5a、5bは、2つの流
体室a1−a2相互間に発生する差圧ΔPに応じ、加圧
側流体室の流体圧を受圧することで前記絞り流路を構成
する隙間3a、3bを絞り込む方向に作動する可変ベー
ン50と、隙間3a、3bを広げる方向に前記可変ベー
ン50を押圧付勢する付勢部材51とで構成されてい
る。即ち、図3〜図5にその詳細を示すように、前記外
周円筒部23の内周面との間で隙間3a、3bを形成す
る各ベーン4a、4bの先端面には、該各ベーン4a、
4bの幅方向(回動軸1の軸方向)に貫通する溝6が各
ベーン4a、4bの厚み方向に並んで2条形成され、該
各溝6内にそれぞれ可変ベーン50が半径方向摺動自在
に収容されている。この各溝6はその底部側に段部6a
を形成して各ベーン4a、4bの厚み方向に幅広の拡大
部6bが形成される一方で、可変ベーン50の基端部に
は拡大部6bの内面に摺接する拡大受圧部50aが形成
されていて、該拡大受圧部50aと前記段部6aとの間
の拡大部6b内には、複数枚の門型板ばねで構成される
付勢部材51が収容されている。そして、両各段部6a
と付勢部材51との間には、中間部に付勢部材51の中
間部に当接する支点7aが突出形成された支持部材7が
それぞれ収容される一方、拡大受圧部50aの中間部に
は、付勢部材51の撓み分を収容する逃げ溝50bがそ
れぞれ形成されている。なお、前記両可変絞り手段5
a、5bにおける付勢部材51、51はその付勢力を互
いに異にしている。
【0015】前記拡大受圧部50aが対面する拡大部6
bの底部は、各ベーン4a、4bに形成された受圧用連
通穴(絞り)4d、4eにより互いに遠い方の流体室a
1、a2とそれぞれ連通され、また、拡大部6bの支持
部材7側端部とそれぞれ近い方の流体室a1、a2との
間が排出用連通穴4f、4gによりそれぞれ連通されて
いる。
【0016】次に、発明の実施の形態1の作用を説明す
る。 (イ)減衰力発生作用 この発明の実施の形態1のロータリダンパでは、上述の
ように構成されるため、回動軸1と環状ハウジング2と
が相対回動すると、例えば、図2において回動軸1が反
時計方向に回動すると、両各ベーン4a、4bでそれぞ
れ画成された2つの流体室a1、a2のうち、流体室a
1側が加圧されて流体室a2側が減圧されるため、流体
室a1側の高粘性流体が、隙間3a、3bを経由しても
う一方の流体室a2に流通し、その際、高粘性流体が隙
間3a、3bで形成される絞り流路を通過する際の流通
抵抗により所定の減衰力を発生させる。
【0017】また、以上とは逆に、図2において回動軸
1が時計方向に回動すると、両各ベーン4a、4bでそ
れぞれ画成された2つの流体室a1、a2のうち、流体
室a2側が加圧されて流体室a1側が減圧されるため、
流体室a2側の高粘性流体が、隙間3a、3bを経由し
てもう一方の流体室a1に流通し、その際、高粘性流体
が隙間3a、3bで形成される絞り流路を通過する際の
流通抵抗により所定の減衰力を発生させる。
【0018】(ロ)相対回動速度に対する減衰力特性可
変作用 a)低回動速度域 環状ハウジングと2と回動軸1とが相対回動すると、両
流体室a1、a2間において所定の差圧ΔPが発生し、
加圧室側の液圧を、受圧用連通穴4dまたは4eを経由
して各可変ベーン50の拡大受圧部50aが受圧するこ
とで、隙間3a、3bを絞り込む方向に可変ベーン50
を押圧摺動させる力が作用する。
【0019】ところが、環状ハウジング2と回動軸1と
の相対回動速度が低速である時は、両流体室a1、a2
の差圧ΔPが小さいため、付勢部材51の付勢力によ
り、可変ベーン50は作動せず、このため、隙間3a、
3bが開かれた状態に維持される。
【0020】b)高回動速度域 環状ハウジングと2と回動軸1との相対回動速度が速く
なるにつれて、両流体室a1、a2の差圧ΔPが増加す
るため、付勢部材51の付勢力に抗して、隙間3a、3
bを絞り込む方向に可変ベーン50を押圧摺動させ、こ
れにより、隙間3a、3bを絞り込む方向に作用する。
【0021】ここで、一般に隙間3a、3b(絞り流
路)内を流れる時の両流体室a1、a2間の差圧ΔP
[kgf/cm2 ]は、次式(1) で表される。 ΔP={(12・ μ・ L) /( b・ h3)}・{Q−((b・ h) /2)・U)}・・・・・(1) なお、μは流体粘度[kg・s/cm2]、hはハウジングとベ
ーンとの間の隙間の高さ[cm]、Qは流量、Uはベーン
の移動速度(ハウジングとベーンとの相対回転速度)
[cm/s]、bはベーンの幅[cm]、Lは隙間の長さ[c
m]である。
【0022】上記式(1)から明らかなように、隙間3
a、3bが絞り込まれてその高さhが小さくなると、差
圧ΔPが大きくなるため、図7に示すように、相対回動
速度に応じて減衰力特性が高まる方向に変化するもの
で、これにより、高回動速度域において減衰力を大きく
立ち上げることができる。
【0023】従って、例えば、車両用ロータリダンパと
して用いた場合においては、路面からの突発的過大入力
に対し急激に減衰力を立ち上げることにより車体への過
大入力を軽減することができる。 (ハ)相対回動周波数に対する減衰力特性可変作用 a)相対回動周波数低周波時 前記可変絞り手段5a、5bにおける可変ベーン50
が、加圧側流体室の流体圧を絞りを構成する受圧用連通
穴4d、4eを介して受圧するもので、これにより、環
状ハウジング2と回動軸1との相対回動周波数が小であ
る時は、受圧用連通穴4d、4eを経由して可変ベーン
50まで差圧ΔPが伝達されるため、可変ベーン50が
作動し、これにより、上述のように、隙間3a、3bに
より構成される絞り流路を、付勢部材51の付勢力に抗
して絞り込む方向に作動し、これにより、相対回動速度
に応じて減衰力が高まる方向に変化させることになる。
【0024】a)相対回動周波数高周波時 ところが、相対回動周波数が大である時は、絞りを構成
する受圧用連通穴4d、4eを経由して可変ベーン50
まで差圧ΔPが伝達されないうちに相対回動方向が切り
替わるため、可変ベーン50は作動せず、これにより、
差圧ΔPが大きくても隙間3a、3bが絞り込まれない
状態に維持される。
【0025】従って、相対回動周波数に感応し、自動的
に減衰力特性を可変することができるため、例えば、車
両用ロータリダンパとして用いた場合においては、ばね
上共振周波数領域におけるばね上の振動をハードな減衰
力特性により抑制し、かつ、ばね下共振周波数領域にお
けるばね下振動のばね上への伝達をソフトな減衰力特性
により抑制することができるようになる。
【0026】以上詳細に説明したように、この発明の実
施の形態1のロータリダンパにあっては、可変絞り手段
5a、5bにおける差圧ΔPに対する隙間3a、3bの
絞り特性を変えることにより、相対回動速度(ダンパ作
動速度)に対する発生減衰力特性を自由にチューニング
することができるため、粘性流体として高粘性流体を用
いることにより、流量の小さな小型のダンパにおいても
安定した減衰力を発生させることができ、かつ、高圧化
が可能であると共に、その発生する減衰力特性のチュー
ニングの自由度が高くなるという効果が得られる。
【0027】また、電気的アクチュエータ等を用いるこ
となしに絞り流路を構成する隙間3a、3bの流路断面
積の総計を相対回動速度に応じて小さくする方向に変化
させることができるため、コストアップおよび大型化を
回避することができる。
【0028】また、隙間3a、3bにより構成される絞
り流路を広げる方向に付勢する付勢部材51を備えたこ
とで、可変ベーン50の初期位置決めがなされると共
に、付勢部材51の付勢力設定により、可変ベーン50
の作動ポイントを自由に設定することができる。また、
付勢部材51を板ばねで構成したことにより、隔壁23
a、23bやベーン4a、4b内等の限られたスペース
内であってもコンパクトに収容することができ、これに
より、大型化を回避することができるようになる。
【0029】また、可変絞り手段5a、5bが、前記環
状ハウジング2と回動軸1との相対回動方向に対応して
それぞれ別々に設けられ、両各可変絞り手段5a、5b
における付勢部材51の付勢力を互いに異にしたため、
相対回動方向によって差圧ΔPに対する可変ベーン50
による隙間3a、3bの絞り量を異にすることができ、
これにより、相対回動方向によって異なった減衰力特性
が得られるようになる。
【0030】また、複雑な構造とすることなしに、相対
回動周波数に感応して、自動的に減衰力特性を可変する
ことができるようになる。
【0031】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。なお、この他の発明の実施の形態の説明に当た
っては、前記発明の実施の形態1との相違点についての
み説明し、同様の構成部分には同一の符号を付けてその
説明を省略する。
【0032】(発明の実施の形態2)この発明の実施の
形態2のロータリダンパは、図8にその要部拡大断面図
および図9(図8のS9−S9線における断面図)に示
すように、前記発明の実施の形態1における両可変絞り
手段5a、5bのうちの一方の可変絞り手段5bを省略
した構造としたものである。
【0033】そして、可変絞り手段5aが作動する方向
である図において反時計方向回動側がダンパの伸行程側
となるように車両への取り付けを行うことにより、圧行
程に比べ、伸行程の減衰力特性が高くなるようにしたも
のである。
【0034】以上、発明の実施の形態を図面に基づいて
説明してきたが、具体的な構成はこれらの発明の実施の
形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0035】例えば、発明の実施の形態では、車両にお
けるアッパアームの回動軸受け部等に設けられる場合を
例にとったが、その他、車両もしくは車両以外の任意部
材相互間の相対運動を回転方向において減衰する場合に
本発明を適用することができる。
【0036】また、発明の実施の形態では、絞り流路を
構成する隙間をハウジングとベーンとの間に形成し、ベ
ーン側に可変絞り手段を設けたが、隔壁と回転軸との間
に隙間を形成し、隔壁側に可変絞り手段を設けるように
してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載のロータリダンパにあっては、上述のように、2
つの流体室相互間を連通する絞り流路が、ハウジングと
ベーンとの間に形成された隙間および/または回動軸と
隔壁との間に形成された隙間により構成され、前記ハウ
ジングと回動軸との相対回動により前記隔壁とベーンで
画成された少なくとも2つの流体室相互間に発生する差
圧に応じ、前記ハウジングとベーンとの間に形成された
隙間および/または回動軸と隔壁との間に形成された隙
間により構成される絞り流路を絞り込む可変絞り手段を
備えている手段としたことで、例えば、車両用ロータリ
ダンパとして用いた場合においては、路面からの突発的
過大入力に対し急激に減衰力を立ち上げることにより車
体への過大入力を軽減することができる。また、可変絞
り手段における差圧に対する絞り特性を変えることによ
り、ダンパ作動速度に対する発生減衰力特性を自由にチ
ューニングすることができる。従って、粘性流体として
高粘性流体を用いることにより、流量の小さな小型のダ
ンパにおいても安定した減衰力を発生させることがで
き、かつ、高圧化が可能であると共に、その発生する減
衰力特性のチューニングの自由度を高めることができる
ようになるという効果が得られる。請求項2記載のロー
タリダンパでは、請求項1において、前記可変絞り手段
が、前記ベーン内および/または隔壁内に設けられ、2
つの流体室相互間に発生する差圧に応じ、加圧側流体室
の流体圧を受圧することで前記ハウジングとベーンとの
間に形成された隙間および/または回動軸と隔壁との間
に形成された隙間により構成される絞り流路を絞り込む
方向に作動する可変ベーンと、絞り流路を広げる方向に
前記可変ベーンを付勢する付勢部材とで構成されている
手段としたことで、電気的アクチュエータ等を用いるこ
となしに絞り流路の流路断面積の総計を相対回動速度に
応じて小さくする方向に変化させることができると共
に、可変絞り手段を構成する可変ベーンが、付勢部材に
より絞り流路を広げる方向に付勢されるもので、これに
より、可変ベーンの初期位置決めがなされると共に、付
勢部材の付勢力設定により、可変ベーンの作動ポイント
を自由に設定することができるようになる。請求項3記
載のロータリダンパでは、請求項2において、前記付勢
部材が板ばねで構成されている手段としたことで、隔壁
やベーン内等の限られたスペース内であってもコンパク
トに収容することができるようになる。請求項4記載の
ロータリダンパでは、請求項2または3において、前記
可変絞り手段が、前記ハウジングと回動軸との相対回動
方向に対応してそれぞれ別々に設けられ、両各可変絞り
手段における付勢手段の付勢力を互いに異にしている手
段としたことで、相対回動方向によって異なった減衰力
特性が得られるようになる。請求項5記載のロータリダ
ンパは、請求項2〜4において、前記可変絞り手段にお
ける可変ベーンが、加圧側流体室の流体圧を絞りを介し
て受圧するように構成されている手段としたことで、相
対回動周波数に感応して減衰力特性を可変することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のロータリダンパを示す
全体断面図(図2のS1−S1線における断面図)であ
る。
【図2】図1のS2−S2線における断面図である。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図4】図3のS4−S4線における断面図である。
【図5】図3のS5−S5線における断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1のロータリダンパの車両
への取付状態を示す断面図および斜視図である。
【図7】相対回動速度に対する減衰力特性図である。
【図8】本発明の実施の形態2のロータリダンパにおけ
る要部拡大断面図である。
【図9】図8のS9−S9線における断面図である。
【図10】高粘度作動油が絞り管内を流れる時の速度分
布図である。
【図11】高粘度作動油の剪断速度に対する動粘度特性
図である。
【図12】高粘度作動油が絞り管内を流れる時の見かけ
上の速度分布図である。
【図13】レイノルズ数に対する流量係数特性図であ
る。
【図14】流量変化に対する差圧特性図である。
【図15】流量変化に対する差圧特性図である。
【符号の説明】
a1 室(流体室) a2 室(流体室) 1 回動軸 2 環状ハウジング 3a 隙間(絞り流路) 3b 隙間(絞り流路) 4a ベーン 4b ベーン 4d 受圧用連通穴(絞り) 4c 受圧用連通穴(絞り) 5a 可変絞り手段 4b 可変絞り手段 23a 隔壁 23b 隔壁 50 可変ベーン 51 付勢部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江村 順一 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 Fターム(参考) 3D001 AA18 BA03 DA03 DA08 DA14 3J069 AA42 BB10 EE36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、該ハウジングの軸心部に回
    動自在に軸支された回動軸との間に粘性流体が充填され
    た圧力室が形成され、前記ハウジング側に形成された隔
    壁と回動軸側に設けられたベーンにより前記圧力室内が
    少なくとも2つの流体室に画成され、 前記隔壁およびベーンで画成された少なくとも2つの流
    体室相互間が絞り流路によって連通されたロータリダン
    パにおいて、 前記2つの流体室相互間を連通する絞り流路が、前記ハ
    ウジングとベーンとの間に形成された隙間および/また
    は回動軸と隔壁との間に形成された隙間により構成さ
    れ、 前記ハウジングと回動軸との相対回動により前記隔壁と
    ベーンで画成された少なくとも2つの流体室相互間に発
    生する差圧に応じ、前記ハウジングとベーンとの間に形
    成された隙間および/または回動軸と隔壁との間に形成
    された隙間により構成される絞り流路を絞り込む可変絞
    り手段を備えていることを特徴とするロータリダンパ。
  2. 【請求項2】前記可変絞り手段が、前記ベーン内および
    /または隔壁内に設けられ、2つの流体室相互間に発生
    する差圧に応じ、加圧側流体室の流体圧を受圧すること
    で前記ハウジングとベーンとの間に形成された隙間およ
    び/または回動軸と隔壁との間に形成された隙間により
    構成される絞り流路を絞り込む方向に作動する可変ベー
    ンと、絞り流路を広げる方向に前記可変ベーンを付勢す
    る付勢部材とで構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のロータリダンパ。
  3. 【請求項3】前記付勢部材が板ばねで構成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のロータリダンパ。
  4. 【請求項4】前記可変絞り手段が、前記ハウジングと回
    動軸との相対回動方向に対応してそれぞれ別々に設けら
    れ、両各可変絞り手段における付勢手段の付勢力を互い
    に異にしていることを特徴とする請求項2または3に記
    載のロータリダンパ。
  5. 【請求項5】前記可変絞り手段における可変ベーンが、
    加圧側流体室の流体圧を絞りを介して受圧するように構
    成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか
    に記載のロータリダンパ。
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