JP2006153034A - 回転ダンパ - Google Patents

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信孝 矢島
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Abstract

【課題】 直径方向の小型化を可能にし、組み立て工数の少ない回転止め機構を備え、高いトルクを作用させた場合にも破損しないようにする。
【解決手段】 軸部材2に設けたフランジ7の一方の側面7aとケーシング1の底面3aとの間を流体室10とし、ケーシング1の隔壁5と軸部材2の羽根部8とによって流体室10を2以上のダンパ室に区画し、ダンパ室から他のダンパ室へ流れる流体の流動抵抗によって回転時のダンピング効果を発揮し、フランジ7の他方の側面7b側に、制動板12と、これを他方の側面7bに押しつける弾性体13と、制動板12と流体室10との間を遮断するシール機構14とを設け、他方の側面7bと制動板の側面12bとのどちらかに凸部を他方に凹部を設け、凸部と凹部とがかみ合ってロックし、ダンパ室のいずれかが所定圧力を超えた場合に、軸部材2が弾性体13の弾性力に抗して軸方向へ移動する構成にした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、便器の便座や便蓋、あるいは、ピアノの蓋などの回動体が、起立した状態を保って倒れてこないようにするための自立機構を備えた回転ダンパに関する。
例えば、ピアノの蓋などを開けた状態を維持するために、自立機構を有する回転ダンパとして、特許文献1のようなものがある。
この特許文献1に示された自立機構は、回転軸とその回転軸の外周側に設置した筒状の外枠とに、それぞれ第1ニードルと第2ニードルとを設けている。第1ニードルは、回転軸外周にもうけた凹溝にはめ込まれ、第2ニードルは外枠に設けたスリットにはめ込まれている。さらに、外枠の外側には、C字状に形成された板バネが装着され、この板バネの弾性力が回転軸に向かって作用するようにしている。
このような自立機構では、蓋などの回動体に開く方向や閉じる方向の回転トルクが与えられて回転軸が回転すると、その回転途中で上記第1ニードルと第2ニードルとがぶつかって、その方向の回転を規制するようにしている。この回転規制によって回動体が起立状態を保つが、その状態から板バネの弾性力に打ち勝つ回転トルクが与えられると、第1ニードルは、第2ニードルを押しやって、回転軸を回転させるようにしている。
特開平8−182635号公報
このような自立機構では、回転軸の外周に、第1および第2ニードルをはめ込むとともに第2ニードルを保持する外枠や板バネを設ける必要があるため、回転ダンパ全体の直径が大きくなってしまうという問題があった。そのため、回転ダンパの設置個所が制限されてしまうこともあった。
また、板バネを広げるのには力が必要なうえ、板バネを広げながら細いニードルを装着しなければならない作業は、手間と時間がかかり、組み立て効率が悪いという問題もあった。
さらに、上記のような回転ダンパは、便座などの回動体に取り付けて用いるもので、便座を上げたときには、便座が起立した状態を保つとともに、それを下ろそうとしてロック機構を解除したときには、手を離しても、便座などが緩やかに回動して、勢い良く落下することを防止するようにダンパ効果が発揮されるようにしたものである。しかし、便座の降下時に手を使って強引に押し下げようとした場合には、便座、蓋等の構成部材や、ダンパ機構の一部分に高圧が作用して、便座、蓋等の構成部材、あるいは、ダンパ機構など、強度が弱い部分が破損してしまうことがあった。
この発明の目的は、直径方向の小型化を可能にするとともに、組み立て工数を減らすことができる回転止め機構を備えるとともに、一時的に高いトルクを作用させた場合にも、破損しないような回転ダンパを提供することである。
この発明は、ケーシングと、このケーシングと相対回転自在で、かつ、軸方向に相対移動可能にしてケーシングに組み込んだ軸部材とからなり、軸部材にはフランジを設け、このフランジの一方の側面とこの側面に対向するケーシングの底面との間に流体室を形成し、この流体室内におけるケーシング内面に、先端を軸部材に対抗させた少なくとも1つの隔壁を設ける一方、上記軸部材には先端をケーシング内面に対抗させた少なくとも1つの羽根部を設け、これら隔壁および羽根部の軸方向端面を上記ケーシングの底面および軸部材のフランジの一方の側面に接触させ、これら底面、フランジの一方の側面、隔壁および羽根部が相まって上記流体室を少なくとも2つのダンパ室に区画し、上記軸部材とケーシングが相対回転することによって、一方のダンパ室から他方のダンパ室へ流れる流体の流動抵抗によってダンピング効果を発揮するダンパ機構を備えている。
そして、この発明は、上記軸部材のフランジの他方の側面とこの側面に対向するケーシング内面との間に、上記ケーシングに対して軸方向に移動可能で、かつ、ケーシングに対して回転不能にした制動板と、この制動板を上記フランジの他方の側面に押しつける弾性体とを設け、かつ、上記制動板と上記流体室との間を遮断するシール機構を設け、上記フランジの他方の側面と、この側面に対向する制動板の側面とのいずれか一方の面に凸部を設け、他方の面に凹部を設け、これら凸部と凹部とがかみ合った状態でロックする構成にするとともに、上記ダンパ室のいずれかが、所定圧力を超えた場合に、上記軸部材が上記弾性体の弾性力に抗して軸方向へ移動する構成にした点に特徴を有する。
この発明によれば、ケーシングと軸部材との相対回転時には、制動機能を発揮させるとともに、便座や蓋などの回動体を、起立保持させることができる。しかも、上記起立保持のための機構を設けることによって、従来例のように、直径が大きくなることがない。従って、取り付け個所の自由度が増す。
また、組み立て作業が、従来の板バネを用いたダンパと比べて簡単で、組み立て工数が少なくなるとともに、組み立て作業性もよい。そのため、組み立てコストを下げることもできる。
さらに、この発明の回転ダンパには、ケーシングまたは軸部材に大きな回転トルクが作用した場合に、高圧側のダンパ室と低圧側のダンパ室とが速やかに連通して圧力が下がる構成にしているので、ダンパ機構や、それに連係した便座や蓋などの構成部材が破損することを防止できる。
図1〜図7に、この発明の一実施形態を示す。
図1は、円筒状のケーシング1内に、軸部材2を回転自在に組み込んだ、この発明の回転ダンパであり、ケーシング1および軸部材2の軸線を通る面での断面図であり、図2のI-I線断面図である。
ケーシング1は、ケーシング本体3とキャップ4とからなり、ケーシング本体3の内側には、図2に示すように中心に向かう一対の隔壁5,5を形成している。
軸部材2は、上記キャップを貫通する軸部6と、ケーシング本体3内で、ケーシング本体3の内周に接触するフランジ7と、羽根部8および羽根部8の先端に設けた弁体9と、フランジ7の他方の側面7bに形成した凸部7cとからなる(図1,図2参照)。
そして、上記ケーシング本体3の内周に形成した一対の隔壁5,5の先端は、上記軸部材2の軸部6に対向している。
また、上記ケーシング1内における上記フランジ7の一方の側面7aと、これに対向するケーシング本体3の底面3aとの間を流体室10とし、この流体室10に、図2に示すように構成されたダンパ機構を組み込んでいる。
このダンパ機構は、図2のように、ケーシング本体3内の流体室10に、軸部6に向かう隔壁5,5を形成し、この隔壁5および上記羽根部8によって、4つのダンパ室10a,10b,10c,10dを形成している。そして、上記流体室10の内部に粘性流体を封入している。また、羽根部8の先端に設けた弁体9は、軸部材2がケーシング1に対して回転した場合に、ケーシング本体3の内周面を摺動して羽根部8とともに回転する。そして、この弁体9はその回転方向に応じて、羽根部8と弁体9との間に形成される通路11を開閉するようにしている。
すなわち、軸部6が矢印A方向に回転した場合には、通路11が閉鎖されるとともに、ダンパ室10aおよび10cはその容積を小さくし、ダンパ室10bおよび10dがその容積を拡大する。したがって、粘性流体は高圧側のダンパ室10aおよび10cから低圧側のダンパ室10bおよび10dへ流れる。このとき、上記したように通路11は弁体9で閉鎖されるので、粘性流体は、図2に示す隔壁5と軸部6との接触面との間、弁体9とケーシング本体3の内周面との間、図1に示す隔壁5の端面5aとフランジ7の一方の側面7aとの間、羽根部8の端面8aとケーシング本体3の底面3aとの間などのすき間を介してダンパ室間を流れる。これらのいずれのすき間も、非常に小さなすき間なので、粘性流体の流動抵抗は大きくなり制動力を発揮する。
また、上記軸部6が、矢印B方向に回転した場合には、通路11が開放され、そのため、粘性流体はこの通路11を介して、ダンパ室10dおよび10bからダンパ室10aおよび10cへ流れる。このように、粘性流体が上記通路11を流れる際の流動抵抗は、上記矢印A方向の回転時と比べて小さい。
つまり、矢印A方向の回転は重くなり、反対の矢印B方向の回転は軽くなる。
ただし、ダンパ機構は、図2の構成に限らない。例えば、回転トルクが回転方向に応じて変化する必要もなく、羽根部8や隔壁5の数も、いくつでもかまわない。要するに、軸部材2とケーシング1との相対回転速度を緩やかにする機構が、ダンパ室に封入された粘性流体の抵抗によるものであって、このダンパ室がケーシングの底面と軸部材のフランジによって囲まれていればどのようなものでもかまわない。
一方、図1のように、ケーシング本体3内であって、上記フランジ7の他方の面7b側には、中央に軸部6を貫通させるとともに、ケーシング1に対して回転を規制された制動板12を設け、この制動板12よりキャップ4側には、リング状のウェーブワッシャ13を設けている。このウェーブワッシャ13がこの発明の弾性体であり、上記制動板12を軸部材2のフランジ7へ押しつける方向へ弾性力を付与するようにしている。この弾性力によって、軸部材2が、ケーシング本体3の底面3a方向に押圧されるので、軸部材2の羽根部8の端面8aおよび弁体9の端面が、上記底面3aに押しつけられる。また、フランジ7の一方の側面7aが、隔壁5の端面5aおよび弁体9の端面に押しつけられている。従って、上記一方の側面7aと、ケーシング本体3の底面3aとが、上記各ダンパ室10a,10b,10c,10dの軸方向に直交する壁面を構成している。
なお、上記制動板12のケーシング1に対する相対回転を規制する構成として、例えば、上記制動板12の外周に、軸方向に平行に長さを有する線状凸部を設け、この凸部に対向するケーシング1の内周側に上記凸部にかみ合うとともに、上記線状凸部よりも長い線状凹部を設けている。これらの線状凸部と線状凹部とをかみ合わせることによって、上記制動板12の回転を規制している。
また、上記フランジ7の他方の側面7bには、凸部7cを形成し、制動板12の上記フランジ7の他方の側面7bに対向する側面12bには、凹部12aを形成し、これら凸部7cと凹部12aとがかみ合った状態を図1に示している。このように、凸部7cと凹部12aとがかみあった状態で、軸部材2とケーシング1との相対回転が規制される。
なお、図1中、符号14は、この発明のシール機構であるOリングであり、フランジ7の外周部とケーシング1の内周面との間に設けられている。このOリング14によって、図2の各ダンパ室10a,10b,10c,10d内の粘性流体が、フランジ7を越えて制動部材12側に流れないようにしている。
以下に、この発明の回転ダンパのロック機構の作用を説明する。
図3〜図5は、この回転ダンパのロック機構を説明するための模式図である。図1の部分拡大図に対応するが、軸部6を省略し、ロック機構にかかわる部分のみを、模式的に表している。なお、ケーシング1は、ケーシング本体3とキャップ4とからなるが、ここでは一体化して表している。
また、フランジ7には、2個の凸部7c,7cを形成し、制動板12には、2個の凹部12a,12aを形成している。なお、これら凸部7cや凹部12aは、それぞれ2個に限らず、何個でもかまわない。
図3は、図1と同様に、凸部7cが凹部12aとかみ合ったロック状態である。従って、例えば便座や蓋などを持ち上げた状態で、上記凸部7cと凹部12aとがかみ合うような位置に調整して取り付ければ、便座や蓋などを起立保持させることができる。この状態から、便座や蓋を下ろす場合には、ウェーブワッシャ13が制動板12をフランジ7に押しつける押圧力に打ち勝つ回転力を作用させる必要がある。
上記弾性力に打ち勝つ力で、図3の矢印C方向に軸部材2を回転させると、図4のように、凸部7cが凹部12aから抜け出して制動板12の側面12b上に移動する。上記凸部7cが制動板12の側面12b上に位置すると、制動板12は、上記凹部12aの深さあるいは上記凸部7cの高さ分だけウェーブワッシャ13の方向へ移動する。つまり、ウェーブワッシャ13の弾性力に抗して制動板12が軸方向へ移動し、ウェーブワッシャ13をたわませる。
図4の状態から、さらに、軸部材2が矢印C方向に回転すると、凸部7cが側面12b上を移動して、図5に示す状態となる。
図4および図5のように、上記凸部7cが制動板12の側面12b上に接触した状態では、ロック機構が解除されているので、軸部材2とケーシング1とは相対回転可能である。そして、軸部材2の回転時には、図2に示したダンパ機構が作用し、軸部材2の回転を緩やかにする制動機能を発揮する。
上記のように、ダンパ機構が作用している状態では、便座や蓋などから手を離しても、その自重で降下する速度を緩やかにすることができる。この降下過程で、急激に所定以上の大きさの外力を作用させた場合の、この回転ダンパのダンパ機構や、それに取り付けた便座や蓋などの構成部材の破損を防止する機能について、図6および図7を用いて説明する。
図6は、軸部材2のフランジ7の凸部7cが、制動板12の凹部12aからはずれ、表面5b上に位置している通常の回転状態である。このとき、上記ウェーブワッシャ13は、ややたわんで、制動板12を軸部材2のフランジ7側へ押圧している。従って、ダンパ室10a,10b,10c,10dは、ケーシング本体3の内面、底面3a、隔壁5,5、軸部6の外周、フランジ7の一方の側面7a、および羽根部8,8に囲まれている。
このような状態で、便座などの回動体に、その青銅方向に所定以上の大きな外力を作用させて、無理に回転させようとすると、図2において矢印A方向に軸部6を強引に回転させることになる。
このとき、弁体9によって、羽根部8の先端の通路11が閉鎖されているので、矢印A方向の回転は重くなるが、それを無理矢理回転させることになり、ダンパ室10aと10c内の圧力が通常の回転時に比べて高圧となる。このような超高圧は、各ダンパ室10a,10cの軸方向の端部を塞ぐフランジ7の一方の側面7aに矢印p方向の力として作用する。
ダンパ室10a,10c内が通常使用時の範囲を超えて超高圧になった場合に、従来の回転ダンパでは、羽根部8や隔壁5、あるいは、便座、蓋等の構成部材が破損してしまう可能性もあったが、この発明の回転ダンパでは、上記矢印p方向の圧力によってフランジ7を押圧し、軸部材2をウェーブワッシャ13側へ押すので、軸部材2および制動板12が上記ウェーブワッシャ13の弾性力に抗して移動する。そして、図7に示すように、軸部材2が移動してフランジ7の一方の側面7aと隔壁5の端面5aとの間に空間Xが形成される。この空間Xを介して高圧側のダンパ室10aと低圧側のダンパ室10bとが、隔壁5を越えて連通する。同様に、ダンパ室10cとダンパ室10dとが隔壁5を越えて連通する。
また、底面3a側にも、上記軸部材2がキャップ4側へ移動することによって、底面3aと羽根部8の端面8aとの間に空間Yが形成される。この空間Yを介してダンパ室10aとダンパ室10dとは羽根部8を越えて連通し、ダンパ室10cとダンパ室10bとが連通する。
以上のように、フランジ7側と、上記底面3a側とで、全てのダンパ室10a,10b,10c,10dが、連通するため、粘性流体が抵抗無く流れて、超高圧となったダンパ室10a,10cの圧力を下げることができる。従って、便座や蓋の構成部材、あるいはダンパ機構の破損を防止できる。
なお、各ダンパ室10a,10cの圧力が下がって、上記フランジ7の一方の側面7aを押圧する押圧力が上記ウェーブワッシャ13の弾性力より小さくなれば、上記弾性力によって制動板12および軸部材2が軸方向へ移動し、上記空間X,Yを縮小して図6の通常状態に戻る。
上記のように、この回転ダンパは、ケーシング1と軸部材2との相対回転時には、制動機能を発揮させるとともに、回転をロックして回動体として設けた便座や蓋などを起立保持させることができる。しかも、従来例のように、上記起立保持のための機構を設けるために直径が大きくなることがない。従って、取り付け個所の自由度が増す。
また、組み立て時には、ケーシング本体3内に、所定量の粘性流体を注入した後、ケーシング本体3に軸部材2を挿入して、制動板12、ウェーブワッシャ13を順に挿入し、キャップ4を閉じればよい。従来の板バネを広げるような力や、ニードルをつまむ細かい作業も必要なく、組み立て工数が少なくなるとともに作業性もよくなる。
さらに、ケーシング1または軸部材2に所定以上の大きな回転トルクが作用した場合、高圧側のダンパ室と低圧側のダンパ室とが速やかに連通して圧力が下がる構成にしているので、ダンパ機構や、それに連係した便座や蓋などの構成部材が破損することを防止できる。
なお、上記実施形態は、キャップ4に軸部2aを貫通させたダンパの例を説明したが、軸部2aは、ケーシング本体3側に貫通させても良いし、特に軸部をケーシング1から突出させない構成でもかまわない。また、キャップもケーシング本体の両側に設けてもよい。
また、軸部材2のフランジ7に形成した凸部7cと、制動板12に形成した凹部12aは、どちらが凸部でも凹部でもかまわない。
さらに、上記実施形態では、弾性体としてウェーブワッシャ13を用いているが、弾性体はこれに限らない。例えば、コイルスプリングなど、通常状態では、制動板12をフランジ7に押しつける弾性力を有するとともに、軸部材2の軸方向への移動を可能にする部材であればよい。
この発明の実施形態の断面図であり、図2のI-I線断面図である。 実施形態のダンパ機構を示した断面図である。 実施形態のロック機構を説明するための図で、ロック状態を示した部分拡大図である。 実施形態のロック機構を説明するための図で、ロック解除状態を示した部分拡大図である。 実施形態のロック機構を説明するための図で、ロック解除状態を示した部分拡大図である。 実施形態の破損防止機能を説明するための図で、通常回転状態を示す断面図である。 実施形態の破損防止機能を説明するための図で、強制回転状態を示す断面図である。
符号の説明
1 ケーシング
2 軸部材
3 ケーシング本体
3a 底面
4 キャップ
5 隔壁
7 フランジ
7a 一方の側面
7b 他方の側面
7c 凸部
8 羽根部
10 流体室
10a ダンパ室
10b ダンパ室
10c ダンパ室
10d ダンパ室
12 制動板
12a 凹部
13 ウェーブワッシャ
14 Oリング

Claims (1)

  1. ケーシングと、このケーシングと相対回転自在で、かつ、軸方向に相対移動可能にしてケーシングに組み込んだ軸部材とからなり、軸部材にはフランジを設け、このフランジの一方の側面とこの側面に対向するケーシングの底面との間に流体室を形成し、この流体室内におけるケーシング内面に、先端を軸部材に対抗させた少なくとも1つの隔壁を設ける一方、上記軸部材には先端をケーシング内面に対抗させた少なくとも1つの羽根部を設け、これら隔壁および羽根部の軸方向端面を上記ケーシングの底面および軸部材のフランジの一方の側面に接触させ、これら底面、フランジの一方の側面、隔壁および羽根部が相まって上記流体室を少なくとも2つのダンパ室に区画し、上記軸部材とケーシングとが相対回転することによって、一方のダンパ室から他方のダンパ室へ流れる流体の流動抵抗によってダンピング効果を発揮するダンパ機構を備え、上記軸部材のフランジの他方の側面とこの側面に対向するケーシング内面との間に、上記ケーシングに対して軸方向に移動可能で、かつ、ケーシングに対して回転不能にした制動板と、この制動板を上記フランジの他方の側面に押しつける弾性体とを設け、かつ、上記制動板と上記流体室との間を遮断するシール機構を設け、上記フランジの他方の側面と、この側面に対向する制動板の側面とのいずれか一方の面に凸部を設け、他方の面に凹部を設け、これら凸部と凹部とがかみ合った状態でロックする構成にするとともに、上記ダンパ室のいずれかが、所定圧力を超えた場合に、上記軸部材が上記弾性体の弾性力に抗して軸方向へ移動する構成にした回転ダンパ。
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