JP2007069638A - 油圧マスタシリンダ - Google Patents

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誠 小杉
Hisashi Kazuta
久 数田
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Abstract

【課題】シリンダの摩耗を抑制することにより、油汚れや油漏れが発生するのを抑制することが可能な油圧マスタシリンダを提供する。
【解決手段】この油圧マスタシリンダ(クラッチ制御用油圧マスタシリンダ50)は、マスタシリンダ51と、マスタシリンダ51の内部に嵌め込まれ、押圧部材60により押圧されることによって、マスタシリンダ51の中心軸CA1に沿った方向に移動するとともに、マスタシリンダ51の内部に油圧を発生させるピストン52とを備えている。そして、ピストン52は、押圧部材60の中心軸CA2がマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して少なくとも傾斜した状態で押圧部材60により押圧される際に、マスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称に押圧部材60を支持する支持部(凹部52cの縁部52d)を含む。
【選択図】図5

Description

この発明は、油圧マスタシリンダに関し、特に、シリンダとピストンとを備えた油圧マスタシリンダに関する。
従来、自動二輪車のブレーキやクラッチなどを作動させるために用いるシリンダとピストンとを備えた油圧式のマスタシリンダが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
図15は、上記特許文献1に開示された従来の油圧式のマスタシリンダの構造を簡略化して示した断面図である。まず、図15を参照して、上記特許文献1に開示された従来の油圧式のマスタシリンダの構造について説明する。
上記特許文献1に開示された従来の油圧式のマスタシリンダ200は、図15に示すように、シリンダ201と、ピストン202と、圧縮バネ203とを含んでいる。ピストン202は、シリンダ201の中心軸CA200に沿った方向(J方向またはK方向)に移動可能にシリンダ201の内部に嵌め込まれている。このピストン202のJ方向への移動は、後述する押圧手段210によりJ方向に押圧されることによって行われる。また、圧縮バネ203は、シリンダ201の内部に配置されている。この圧縮バネ203により、ピストン202が常にK方向に付勢されている。また、シリンダ201には、オイル通路口201aが形成されている。このオイル通路口201aには、オイルホース204を介して、図示しない油圧装置が接続されている。また、ピストン202には、球状の凹面を有する受け部202aが形成されている。
また、ピストン202をJ方向に押圧するための押圧手段210は、回動部材211と、押圧部材212とを含んでいる。回動部材211は、回動軸213を支点として回動するように構成されている。また、押圧部材212は、押圧部212aとロッド部212bとを含んでいる。押圧部材212の押圧部212aは、球状の凸面を有するとともに、ピストン202の球状の凹面を有する受け部202aに嵌め込まれている。また、押圧部材212のロッド部212bは、回動部材211に固定されている。これにより、回動部材211がL方向に回動することにより、押圧部材212のピストン202に対する押圧が行われる。このように回動運動を直線運動に変換してピストン202を押圧部材212により押圧する際には、シリンダ201の中心軸CA200に対する押圧部材212の中心軸CA210の傾斜角度が変化する。また、ピストン202を押圧部材212により押圧する際には、押圧部材212の押圧部212aが、ピストン202の受け部202aの一点で点状に支持される。
図16は、図15に示した従来の油圧式のマスタシリンダのピストンが押圧部材により押圧された状態を示した断面図である。図17は、図16の状態における従来の油圧式のマスタシリンダのピストン周辺の拡大断面図である。次に、図15〜図17を参照して、従来の油圧式のマスタシリンダ200のピストン202をJ方向に移動させる際の動作について説明する。
まず、図15に示した状態では、押圧部材212の押圧部212aは、斜め下方向に傾斜した状態で、ピストン202の受け部202aに対して点接触している。そして、図15に示した状態から、回動部材211をL方向に回動させることにより、押圧部材212の押圧部212aは、斜め下方向に傾斜した状態から、図16および図17に示すように、斜め上方向に傾斜した状態に徐々に変化しながら、ピストン202の受け部202aを点接触の状態で押圧する。これにより、ピストン202がJ方向に移動される。
特開平8−156866号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の油圧式のマスタシリンダ200では、図16に示した状態において、ピストン202のシリンダ201の中心軸CA200よりも上方の領域のみが押圧部材212により点接触の状態で押圧される。このため、図17に示すように、ピストン202を押圧部材212により押圧する際に、ピストン202の押圧部材212側が上方向に傾くような力Pが発生するので、シリンダ201とピストン202との間の摩擦力が大きくなるという不都合が生じる。その結果、シリンダ201が摩耗しやすくなるので、油汚れや油漏れが発生しやすくなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、シリンダの摩耗を抑制することにより、油汚れや油漏れが発生するのを抑制することが可能な油圧マスタシリンダを提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による油圧マスタシリンダは、シリンダと、シリンダの内部に嵌め込まれ、押圧部材により押圧されることによって、シリンダの中心軸に沿った方向に移動するとともに、シリンダの内部に油圧を発生させるピストンとを備えている。そして、ピストンは、押圧部材の中心軸がシリンダの中心軸に対して少なくとも傾斜した状態で押圧部材により押圧される際に、シリンダの中心軸に対して実質的に対称に押圧部材を支持する支持部を含む。
この一の局面による油圧マスタシリンダでは、上記のように、ピストンを押圧部材により押圧する際に、シリンダの中心軸に対して実質的に対称に押圧部材を支持する支持部をピストンに設けることによって、ピストンを押圧部材により押圧する際に、押圧部材の中心軸がシリンダの中心軸に対して傾斜する場合にも、ピストンのシリンダの中心軸に対して実質的に対称な位置で支持部により押圧部材を支持することができるので、ピストンのシリンダの中心軸に対して実質的に対称な位置に押圧部材からの押圧力を加えることができる。これにより、ピストンを押圧部材により押圧する際に、ピストンが傾くような力が発生するのを抑制することができるので、シリンダとピストンとの間の摩擦力が大きくなるのを抑制することができる。その結果、シリンダが摩耗するのを抑制することができるので、油汚れや油漏れが発生するのを抑制することができる。
上記一の局面による油圧マスタシリンダにおいて、好ましくは、ピストンには、シリンダの中心軸に対して実質的に対称な縁部を有する凹部が形成されており、ピストンの支持部は、ピストンに形成された凹部の縁部により構成されており、押圧部材は、ピストンの凹部のシリンダの中心軸に対して実質的に対称な縁部を押圧するように構成されている。このように構成すれば、容易に、ピストンのシリンダの中心軸に対して実質的に対称な領域(凹部の縁部)に押圧部材からの押圧力を加えることができるので、容易に、ピストンが傾くような力が発生するのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、ピストンの凹部は、シリンダの中心軸を中心とする円形状の縁部を有するように形成されており、押圧部材は、ピストンの凹部の円形状の縁部を周状に線接触した状態で押圧するように構成されている。このように構成すれば、ピストンのシリンダの中心軸に対して実質的に対称な領域(凹部の円形状の縁部)に周状に押圧部材からの押圧力を加えることができるので、ピストンが傾くような力が発生するのをより抑制することができる。
上記ピストンにシリンダの中心軸に対して実質的に対称な凹部が形成された構成において、好ましくは、ピストンの凹部は、押圧部材の中心軸がシリンダの中心軸に対して傾斜した場合に、押圧部材の中心軸がピストンの凹部の形成領域内に入るような大きさを有する。このように構成すれば、ピストンを押圧部材により押圧する際に、押圧部材の中心軸がピストンの凹部の形成領域から外れることに起因して、ピストンの押圧部材により押圧される領域がシリンダの中心軸に対して一方側のみになるのを抑制することができる。
上記ピストンにシリンダの中心軸に対して実質的に対称な凹部が形成された構成において、好ましくは、ピストンの支持部を構成する凹部の縁部は、丸みを帯びた形状に形成されている。このように構成すれば、押圧部材がピストンの凹部の縁部に支持された状態において、押圧部材の揺動によりシリンダの中心軸に対して押圧部材の中心軸の傾斜角度が変化する場合にも、ピストンの凹部の縁部が押圧部材の揺動に対する抵抗となるのを抑制することができる。これにより、ピストンの凹部の縁部に対して押圧部材の傾斜位置を滑らかに変化させながら、押圧部材によりピストンを押圧することができる。
上記ピストンにシリンダの中心軸に対して実質的に対称な凹部が形成された構成において、好ましくは、押圧部材は、ピストンの凹部の縁部を押圧する押圧部を含み、押圧部材の押圧部は、球状の凸面を有する。このように構成すれば、押圧部材の中心軸をシリンダの中心軸に対して傾斜させながら押圧部材によりピストンを押圧する場合にも、容易に、押圧部材の球状の凸面を有する押圧部により、シリンダの中心軸に対して実質的に対称に設けられた凹部の縁部を押圧することができる。
この場合、好ましくは、ピストンは、球状の凹面を有するとともに、押圧部材の押圧部が嵌め込まれる受け部を含み、ピストンの凹部は、ピストンの受け部の凹面に形成されており、ピストンの受け部の凹面の曲率半径は、押圧部材の押圧部の凸面の曲率半径よりも大きい。このように構成すれば、ピストンを押圧部材により押圧する際に、ピストンの凹部の縁部以外の凹面の部分が押圧部材の押圧部により押圧されるのを抑制することができるので、容易に、シリンダの中心軸に対して実質的に対称に設けられた凹部の縁部を押圧部材の押圧部により押圧することができる。
上記一の局面による油圧マスタシリンダにおいて、好ましくは、押圧部材は、シリンダの中心軸に対する押圧部材の中心軸の傾斜角度が徐々に変化しながら、ピストンの支持部を押圧する。このように構成すれば、シリンダの中心軸に対して押圧部材の中心軸の傾斜角度が変化する押圧部材を用いる場合において、容易に、ピストンのシリンダの中心軸に対して実質的に対称な領域に押圧部材からの押圧力を加えることができる。
この場合、好ましくは、押圧部材は、回動部材に取り付けられており、回動部材が回動することによって、シリンダの中心軸に対する押圧部材の中心軸の傾斜角度が徐々に変化しながら、押圧部材がシリンダの中心軸に沿った方向に移動されてピストンの支持部が押圧される。このように構成すれば、回動部材を回動させることによって、容易に、押圧部材により、ピストンのシリンダの中心軸に対して実質的に対称な領域に力が加わるようにピストンを押圧することができる。
上記回動部材を用いる構成において、好ましくは、押圧部材の一方の端部は、ピストンの支持部により支持されるとともに、押圧部材の他方の端部は、回動部材の回動中心点に対応する領域以外の領域に回転可能に取り付けられており、回動部材が回動することにより押圧部材が揺動されることによって、押圧部材の中心軸がシリンダの中心軸に対して一方方向および他方方向に傾斜しながら、押圧部材がシリンダの中心軸に沿った方向に移動されてピストンの支持部が押圧される。このように構成すれば、回動部材を回動させることによって、容易に、押圧部材の中心軸がシリンダの中心軸に対して一方方向および他方方向に傾斜した状態で、押圧部材により、ピストンのシリンダの中心軸に対して実質的に対称な領域に力が加わるようにピストンを押圧することができる。
上記一の局面による油圧マスタシリンダにおいて、好ましくは、油圧マスタシリンダは、クラッチおよびブレーキの少なくとも一方の制御に使用される。このように構成すれば、クラッチおよびブレーキの少なくとも一方の制御に使用される油圧マスタシリンダにおいて、シリンダが摩耗することによる油汚れや油漏れの発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダが搭載された自動二輪車の全体構造を示した側面図である。図2は、本発明の第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダにクラッチが接続された状態を示した図である。図3は、図2に示した第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダに接続されるクラッチの詳細構造を説明するための断面図である。図4は、図2に示した第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダの斜視図であり、図5〜図7は、図2に示した第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダの詳細構造を説明するための図である。まず、図1〜図7を参照して、第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダ50およびそれが搭載された自動二輪車の構造について説明する。
第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダ50が搭載された自動二輪車の構造としては、図1に示すように、ヘッドパイプ1に、メインフレーム2の前端部が接続されている。このメインフレーム2は、後ろ側の下方向に延びるように形成されている。また、メインフレーム2には、後ろ側の上方向に延びるシートレール3が接続されている。また、ヘッドパイプ1には、操舵機構部4が回動可能に取り付けられている。操舵機構部4の上方側には、ハンドル5と、クラッチレバー6とが取り付けられている。また、操舵機構部4の下方側には、フロントフォーク7が取り付けられている。フロントフォーク7の下端部には、前輪8が回転可能に取り付けられている。前輪8には、前輪8と共に回転するように、フロントディスクロータ9が取り付けられている。また、フロントフォーク7には、フロントディスクロータ9を挟み込むように、フロントキャリパー10が取り付けられている。
また、メインフレーム2の後端部には、ピボット軸11を介して、スイングアーム12の前端部が取り付けられている。スイングアーム12の後端部には、後輪13が回転可能に取り付けられている。後輪13には、後輪13と共に回転するように、リアディスクロータ14が取り付けられている。また、スイングアーム12には、リアディスクロータ14を挟み込むように、リアキャリパー15が取り付けられている。また、メインフレーム2の上方側には、燃料タンク16が配置されている。また、メインフレーム2の下方側には、エンジン17が搭載されている。エンジン17には、マフラー18が接続されている。また、シートレール3の上方側には、シート19が配置されている。
また、メインフレーム2の下方側には、クラッチ20とクラッチアクチュエータ21とを含むクラッチ機構部が搭載されている。クラッチ20とクラッチアクチュエータ21とは、図2に示すように、オイルホース22を介して接続されている。また、クラッチ20は、油圧で駆動されるとともに、その油圧は、クラッチアクチュエータ21により制御される。
クラッチ20の詳細構造としては、図2および図3に示すように、メインシャフト31に、軸受32を介してクラッチハウジング33が取り付けられている。すなわち、クラッチハウジング33は、メインシャフト31に対して回転可能に取り付けられている。また、クラッチハウジング33の外周面には、ギア部33aが形成されている。このクラッチハウジング33のギア部33aは、エンジン17のクランクシャフト17aに取り付けられたギア17b(図2参照)に噛み合わされている。また、クラッチハウジング33の内周面には、メインシャフト31の軸方向(図3のA方向またはB方向)に延びる複数の溝部33bが形成されている。また、メインシャフト31には、クラッチボス34がメインシャフト31と共に回転するように取り付けられている。このクラッチボス34は、クラッチハウジング33の内側に配置されている。また、クラッチボス34のクラッチハウジング33の溝部33bが形成された内周面と対向する外周面には、図3のA方向(B方向)に延びるスプライン部34aが形成されている。
また、クラッチハウジング33の内側には、複数の円環状のフリクションディスク35と、複数の円環状のクラッチディスク36とが配置されている。具体的には、フリクションディスク35の外周面には、複数の凸部35aが形成されているとともに、その凸部35aがクラッチハウジング33の内周面の溝部33bに係合されている。また、フリクションディスク35は、クラッチハウジング33の溝部33bに沿って図3のA方向(B方向)に移動可能となっている。また、クラッチディスク36の内周面には、ギア部36aが形成されているとともに、そのギア部36aがクラッチボス34の外周面のスプライン部34aに噛み合わされている。また、クラッチディスク36は、クラッチボス34のスプライン部34aに沿って図3のA方向(B方向)に移動可能となっている。また、複数のフリクションディスク35と複数のクラッチディスク36とは、図3のA方向(B方向)に交互に配置されている。
また、クラッチボス34の図3のA方向(B方向)の一方端側には、支持プレート37がボルト38により取り付けられている。また、クラッチボス34と支持プレート37との間には、プレッシャープレート39が配置されている。このプレッシャープレート39には、クラッチディスク36を図3のB方向に押圧する押圧部39aが形成されている。また、支持プレート37とプレッシャープレート39との間には、皿バネ40が配置されている。そして、クラッチディスク36は、プレッシャープレート39が皿バネ40により図3のB方向に付勢されることによって、プレッシャープレート39の押圧部39aによりB方向に押圧されている。また、クラッチディスク36が図3のB方向に押圧されているため、クラッチディスク36とフリクションディスク35とが交互に圧接された状態となっている。そして、クラッチディスク36とフリクションディスク35とが交互に圧接された状態において、クラッチハウジング33が回転した場合には、クラッチディスク36とフリクションディスク35との間に摩擦力が発生することにより、クラッチボス34がクラッチハウジング33と共に回転される。これにより、メインシャフト31が回転される。図2および図3では、クラッチ20が接続された状態が示されている。
また、プレッシャープレート39には、軸受41を介して、図3のA方向(B方向)に延びるプッシュロッド42が回転可能に取り付けられている。プッシュロッド42のプレッシャープレート39とは反対側の端部には、ピストン43が取り付けられているとともに、そのピストン43は、クラッチレリーズシリンダ44の内部に嵌め込まれている。また、クラッチレリーズシリンダ44の内部には、クラッチレリーズスプリング45が配置されている。このクラッチレリーズスプリング45により、ピストン43が常に図3のA方向に付勢されている。そして、オイルホース22(図2参照)は、クラッチレリーズシリンダ44に接続されている。
また、図2、図4および図5に示すように、クラッチアクチュエータ21は、クラッチ制御用油圧マスタシリンダ50と、押圧部材60と、回動機構部70とによって構成されている。なお、図4および図5では、上記したクラッチ20が接続されているときのクラッチアクチュエータ21の状態が示されている。クラッチ制御用油圧マスタシリンダ50は、図5に示すように、マスタシリンダ51と、ピストン52と、圧縮バネ53とを含んでいる。なお、マスタシリンダ51は、本発明の「シリンダ」の一例である。ピストン52は、マスタシリンダ51の中心軸CA1に沿った方向(C方向またはD方向)に移動可能にマスタシリンダ51の内部に嵌め込まれている。このピストン52のC方向への移動は、押圧部材60によりC方向に押圧されることによって行われる。また、圧縮バネ53は、マスタシリンダ51の内部に配置されている。この圧縮バネ53により、ピストン52が常にD方向に付勢されている。
また、図2、図4および図5に示すように、マスタシリンダ51には、2つのオイル通路口51aおよび51bが形成されている。オイル通路口51aには、コネクタ54が嵌め込まれているとともに、そのコネクタ54に、クラッチレリーズシリンダ44に接続されたオイルホース22(図2参照)が取り付けられている。また、オイル通路口51bには、コネクタ55が嵌め込まれている。コネクタ55には、オイルホース23を介して、リザーバタンク56(図2および図4参照)が接続されている。このリザーバタンク56は、マスタシリンダ51の内部の油圧を補正するために設けられている。具体的には、マスタシリンダ51の内部の油圧が高くなり過ぎた場合には、マスタシリンダ51の内部のオイルがリザーバタンク56に吐き出される。その一方、マスタシリンダ51の内部の油圧が低くなり過ぎた場合には、リザーバタンク56からマスタシリンダ51の内部にオイルが補充される。
また、図5および図6に示すように、ピストン52の一方端側には、圧縮バネ53を保持するためのバネ保持部52aが設けられている。また、ピストン52の他方端側には、後述する押圧部材60の押圧部60aが嵌め込まれる受け部52bが形成されている。また、ピストン52のバネ保持部52a側には、プライマリシール57aが取り付けられているとともに、受け部52b側には、セカンダリシール57bが取り付けられている。
ここで、第1実施形態では、ピストン52の受け部52bは、球状の凹面を有するように形成されているとともに、その凹面に、マスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称な凹部52cが形成されている。また、図7に示すように、ピストン52の凹部52cは、マスタシリンダ51の中心軸CA1を中心とする円形状に形成されている。これにより、ピストン52を押圧部材60(図5および図6参照)により押圧する際には、ピストン52の円形状の凹部52cの円形状の縁部52dにより、押圧部材60の押圧部60aが、マスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称に、かつ、周状に支持される。また、図6に示すように、ピストン52の凹部52cは、押圧部材60の中心軸CA2がマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して傾斜した場合に、押圧部材60の中心軸CA2がピストン52の凹部52cの形成領域内に入るような大きさを有する。また、ピストン52の凹部52cの縁部52dの外表面は、全周に渡って、約2mmの曲率半径を有する丸みを帯びたR形状に形成されている。なお、縁部52dは、本発明の「支持部」の一例である。
また、第1実施形態では、図5に示すように、押圧部材60は、球状の凸面を有する押圧部60aと、その押圧部60aに一体的に形成されたロッド部60bとを有する。また、押圧部材60の押圧部60aの球状の凸面は、ピストン52の受け部52bの球状の凹面よりも小さい曲率半径を有する。そして、押圧部60aの小さい曲率半径を有する球状の凸面が、受け部52bの大きい曲率半径を有する球状の凹面に嵌め込まれている。また、押圧部材60のロッド部60bには、後述する手動アーム92により押圧されるフランジ61が取り付けられている。また、押圧部材60のロッド部60bの押圧部60aとは反対側の端部には、後述する回動機構部70の回動部材71と連結される連結部材62が取り付けられている。
また、図2および図4に示すように、回動機構部70は、回動部材71と、回動軸72と、モータ73と、ウォームホイール74と、ウォームギア75と、ポテンションメータ76と、モータ補助機構部77とを含んでいる。回動軸72は、回動部材71に取り付けられているとともに、回動部材71は、回動軸72を支点として回動される。また、回動部材71の回動中心点P1(図5参照)に対応する領域以外の領域には、穴部71aおよび71bが形成されている。この回動部材71の穴部71aおよび71bには、それぞれ、ピン78aおよび78bが取り付けられている。
そして、第1実施形態では、図5に示すように、上記した押圧部材60を構成する連結部材62は、ピン78aに回転可能に取り付けられている。これにより、回動部材71をE方向に回動させることにより、押圧部材60によりピストン52をC方向に押圧することが可能となる。具体的には、回動部材71をE方向に回動させた場合には、連結部材62が取り付けられたピン78aが回動中心点P1よりもC方向側に回動されるとともに、ピン78aの上下方向の位置が変化する。このため、押圧部材60は、押圧部60aがピストン52の受け部52bに嵌め込まれた状態で、上下方向に揺動しながらC方向に移動される。すなわち、押圧部材60によりピストン52を押圧する際には、マスタシリンダ51の中心軸CA1に対する押圧部材60の中心軸CA2の傾斜角度が変化する。なお、回動部材71をF方向に回動させた場合には、連結部材62が取り付けられたピン78aが回動中心点P1よりもD方向側に回動されるとともに、ピン78aの上下方向の位置が変化する。このため、押圧部材60は、押圧部60aがピストン52の受け部52bに嵌め込まれた状態で、上下方向に揺動しながらD方向に移動される。
また、図2および図4に示すように、回動部材71の回動中心点P1(図5参照)に対応する領域には、六角レンチなどの工具を差し込むための工具穴71cが形成されている。この回動部材71の工具穴71cは、工具を用いて回動部材71を強制的に回動させるために設けられている。
また、ウォームホイール74は、回動軸72に取り付けられているとともに、ウォームギア75は、モータ73のモータ軸73aに取り付けられている。また、ウォームホイール74およびウォームギア75は、互いに噛み合わされている。これにより、モータ73を駆動させた場合には、ウォームギア75およびウォームホイール74を介してモータ73の駆動力が回動軸72に伝達されるので、回動部材71が回動される。また、ポテンションメータ76は、回動軸72に取り付けられている。このポテンションメータ76は、回動軸72(回動部材71)の回転角に応じた電圧値を出力する機能を有する。また、ポテンションメータ76から出力された電圧値は、図示しない制御装置に入力されるとともに、その制御装置により、モータ73の駆動が制御される。
また、図2、図4および図5に示すように、モータ補助機構部77は、スライド部材79と、スプリングシャフト80と、補助スプリング81と、連結部材82とを含んでいる。スライド部材79は、筒状に形成された筒状部79aと、フランジ部79bとを有する。また、スプリングシャフト80は、シャフト部80aと、フランジ部80bとを有する。そして、スプリングシャフト80のシャフト部80aは、スライド部材79の筒状部79aに挿入されている。また、スプリングシャフト80のフランジ部80bは、アクチュエータケース21a(図5参照)に揺動可能に取り付けられている。また、補助スプリング81は、スライド部材79のフランジ部79bと、スプリングシャフト80のフランジ部80bとの間に配置されている。また、連結部材82は、一方の端部がスライド部材79のフランジ部79bに固定されているとともに、他方の端部がピン78bに回転可能に取り付けられている。そして、図5に示すように、クラッチ20(図2参照)が接続されているときには、連結部材82が取り付けられたピン78bは、回動部材71の回動中心点P1よりもC方向側に回動される。したがって、クラッチ20が接続されているときには、回動部材71は、F方向に回動するように、補助スプリング81により付勢される。
また、第1実施形態のクラッチアクチュエータ21では、押圧部材60のC方向またはD方向への移動を手動で行うことが可能なように構成されている。具体的には、アクチュエータケース21aの内部に、回動軸91が取り付けられているとともに、その回動軸91に、手動アーム92が回転可能に取り付けられている。手動アーム92には、押圧部材60のロッド部60bが挿入される挿入穴部92aが形成されている。また、手動アーム92の回動軸91とは反対側の端部には、ワイヤ93が連結されている。このワイヤ93は、クラッチレバー6(図1参照)に連結されている。そして、クラッチレバー6を操作することによりワイヤ93をG方向に引張ることによって、手動アーム92がE方向に回動される。また、手動アーム92がE方向に回動した場合には、押圧部材60のフランジ61が手動アーム92によりC方向に押圧されるので、押圧部材60がC方向に移動される。
図8〜図11は、本発明の第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダを用いてクラッチを切断状態にする際の動作を説明するための図である。次に、図2、図5および図8〜図11を参照して、第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダ50を用いてクラッチ20を切断状態にする際の動作について説明する。
まず、図8に示すように、モータ73(図2参照)の駆動力により、回動部材71を図5に示した状態からE方向に回動させる。これにより、回動部材71に連結された押圧部材60は、押圧部60aがピストン52の受け部52bに嵌め込まれた状態で、ピストン52をC方向に押圧しながらC方向に移動する。
この際、第1実施形態では、図9および図10に示すように、押圧部材60は、中心軸CA2がマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して傾斜した状態で、ピストン52をC方向に押圧する。具体的には、図9に示すように、押圧部材60は、まず、押圧部60a側が徐々に上向きになるように揺動する。この後、図10に示すように、押圧部材60は、押圧部60a側が徐々に下向きになるように揺動する。また、第1実施形態では、押圧部材60の押圧部60aは、ピストン52の円形状の凹部52cの縁部52dを、マスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称に、かつ、周状に線接触した状態で押圧する。
また、図8に示した状態では、モータ補助機構部77を構成する連結部材82が取り付けられたピン78bが、回動中心点P1よりもD方向側に回動されている。したがって、図8に示した状態では、回動部材71は、E方向に回動するように、補助スプリング81により付勢される。これにより、モータ73(図2参照)の出力を弱くしたとしても、回動部材71が逆方向(F方向)に回動することがない。そして、ピストン52がC方向に移動することによって、マスタシリンダ51の内部の油圧が高くなる。これにより、マスタシリンダ51の内部のオイルが、オイル通路口51aに接続されたオイルホース22を介して、クラッチレリーズシリンダ44(図2参照)の内部に流れる。
そして、図11に示すように、クラッチレリーズシリンダ44の内部にオイルが流入すると、クラッチレリーズシリンダ44の内部の油圧が高くなるので、ピストン43がA方向に移動する。この場合には、ピストン43に取り付けられたプッシュロッド42もA方向に移動するので、プレッシャープレート39が皿バネ40の付勢力に抗してA方向に押圧される。これにより、プレッシャープレート39の押圧部39aによるクラッチディスク36に対するB方向への押圧が解除される。したがって、クラッチディスク36およびフリクションディスク35のA方向への移動の規制がなくなるので、クラッチディスク36およびフリクションディスク35がA方向に移動することにより、クラッチディスク36とフリクションディスク35との間に隙間が生じる。その結果、クラッチハウジング33が回転したとしても、クラッチディスク36とフリクションディスク35との間に摩擦力が発生しないので、クラッチボス34およびメインシャフト31がクラッチハウジング33と共に回転することがない。つまり、クラッチ20が切断された状態となる。
第1実施形態では、上記のように、ピストン52に、マスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称な縁部52dを有する凹部52cを形成するとともに、ピストン52を押圧部材60により押圧する際に、押圧部材60を、ピストン52の凹部52cのマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称な縁部52dにより支持することによって、ピストン52を押圧部材60により押圧する際に、押圧部材60の中心軸CA2がマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して傾斜する場合にも、ピストン52のマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称な位置で凹部52cの縁部52dにより押圧部材60を支持することができるので、ピストン52のマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称な位置に押圧部材60からの押圧力を加えることができる。これにより、ピストン52を押圧部材60により押圧する際に、ピストン52が傾くような力が発生するのを抑制することができるので、マスタシリンダ51とピストン52との間の摩擦力が大きくなるのを抑制することができる。その結果、マスタシリンダ51が摩耗するのを抑制することができるので、油汚れや油漏れが発生するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ピストン52の凹部52cを、マスタシリンダ51の中心軸CA1を中心とする円形状に形成することによって、ピストン52のマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称な領域(凹部52cの円形状の縁部52d)に周状に押圧部材60からの押圧力を加えることができるので、ピストン52が傾くような力が発生するのをより抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ピストン52の凹部52cを、押圧部材60の中心軸CA2がマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して傾斜した場合に、押圧部材60の中心軸CA2がピストン52の凹部52cの形成領域内に入るような大きさを有するように形成することによって、ピストン52を押圧部材60により押圧する際に、押圧部材60の中心軸CA2がピストン52の凹部52cの形成領域から外れることに起因して、ピストン52の押圧部材60により押圧される領域がマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して一方側のみになるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ピストン52の凹部52cの縁部52dを、丸みを帯びた形状を有するように形成することによって、押圧部材60がピストン52の凹部52cの縁部52dに支持された状態において、押圧部材60の揺動によりマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して押圧部材60の中心軸CA2の傾斜角度が変化する場合にも、ピストン52の凹部52cの縁部52dが押圧部材60の揺動に対する抵抗となるのを抑制することができる。これにより、ピストン52の凹部52cの縁部52dに対して押圧部材60の傾斜位置を滑らかに変化させながら、押圧部材60によりピストン52を押圧することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、押圧部材60の球状の凸面を有する押圧部60aにより、ピストン52を押圧するように構成することによって、押圧部材60の中心軸CA2をマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して傾斜させながら押圧部材60によりピストン52を押圧する場合にも、容易に、押圧部材60の球状の凸面を有する押圧部60aにより、マスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称に設けられた凹部52cの縁部52dを押圧することができる。この場合、ピストン52の受け部52bの凹面の曲率半径を、押圧部材60の押圧部60aの凸面の曲率半径よりも大きくすることによって、ピストン52を押圧部材60により押圧する際に、ピストン52の凹部52cの縁部52d以外の凹面の部分が押圧部材60の押圧部60aにより押圧されるのを抑制することができるので、容易に、マスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称に設けられた凹部52cの縁部52dを押圧部材60の押圧部60aにより押圧することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、回動部材71の回動中心点P1に対応する領域以外の領域にピン78aを取り付けるとともに、そのピン78aに押圧部材60を構成する連結部材62を回転可能に取り付けることによって、回動部材71を回動させれば、容易に、押圧部材71の中心軸CA2がマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して上下方向に傾斜した状態で、押圧部材71により、ピストン52のマスタシリンダ51の中心軸CA1に対して対称な領域に力が加わるようにピストン52を押圧することができる。
(第2実施形態)
図12は、本発明の第2実施形態によるリアブレーキ制御用マスタシリンダにリアキャリパーが接続された状態を示した断面図である。図12を参照して、この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、リアブレーキ制御用マスタシリンダ110に本発明を適用する例について説明する。なお、第2実施形態によるリアブレーキ制御用マスタシリンダ110が搭載される自動二輪車は、図1に示した第1実施形態の自動二輪車と同様の構造を有する。
この第2実施形態では、図12に示すように、図1に示したリアキャリパー15に、オイルホース106を介して、リアブレーキ制御用マスタシリンダ110が接続されている。また、リアキャリパー15は、油圧で駆動されるとともに、その油圧は、リアブレーキ制御用マスタシリンダ110により制御される。
リアキャリパー15の詳細な構造としては、キャリパーボディー101に、溝部101aが形成されている。そして、後輪13(図1参照)と共に回転するリアディスクロータ14は、キャリパーボディー101の溝部101aの内側に配置されている。また、キャリパーボディー101の溝部101aの内側部には、一対のシリンダ部101bが互いに対向するように形成されている。また、キャリパーボディー101には、一対のシリンダ部101bの各々に接続されるオイル通路口101cが形成されている。また、キャリパーボディー101の一対のシリンダ部101bには、それぞれ、キャリパーピストン102が嵌め込まれている。一対のキャリパーピストン102のリアディスクロータ14側には、それぞれ、取り付け板103を介してブレーキパッド104が取り付けられている。また、キャリパーボディー101のオイル通路口101cには、コネクタ105が嵌め込まれているとともに、そのコネクタ105に、オイルホース106が取り付けられている。
また、リアブレーキ制御用マスタシリンダ110は、上記第1実施形態のクラッチ制御用マスタシリンダ50と同様の構造を有する。すなわち、リアブレーキ制御用マスタシリンダ110は、マスタシリンダ111と、ピストン112と、圧縮バネ113とを含んでいる。なお、マスタシリンダ111は、本発明の「シリンダ」の一例である。ピストン112は、マスタシリンダ111の中心軸CA11に沿った方向(H方向またはI方向)に移動可能にマスタシリンダ111の内部に嵌め込まれている。このピストン112のH方向への移動は、後述する押圧部材120によりH方向に押圧されることによって行われる。また、圧縮バネ113は、マスタシリンダ111の内部に配置されている。この圧縮バネ113により、ピストン112が常にI方向に付勢されている。
また、マスタシリンダ111には、2つのオイル通路口111aおよび111bが形成されている。オイル通路口111aには、コネクタ114が嵌め込まれているとともに、そのコネクタ114に、キャリパーボディー101のシリンダ部101bに接続されたオイルホース106が取り付けられている。また、オイル通路口111bには、コネクタ115が嵌め込まれている。コネクタ115には、オイルホース107を介して、リザーバタンク116が接続されている。このリザーバタンク116は、マスタシリンダ111の内部の油圧を補正するために設けられている。具体的には、マスタシリンダ111の内部の油圧が高くなり過ぎた場合には、マスタシリンダ111の内部のオイルがリザーバタンク116に吐き出される。その一方、マスタシリンダ111の内部の油圧が低くなり過ぎた場合には、リザーバタンク116からマスタシリンダ111の内部にオイルが補充される。
また、ピストン112の一方端側には、圧縮バネ113を保持するためのバネ保持部112aが設けられている。また、ピストン112の他方端側には、後述する押圧部材120の押圧部120aが嵌め込まれる受け部112bが形成されている。また、ピストン112のバネ保持部112a側には、プライマリシール117aが取り付けられているとともに、受け部112b側には、セカンダリシール117bが取り付けられている。
ここで、第2実施形態では、上記第1実施形態のピストン52と同様、ピストン112の受け部112bは、球状の凹面を有するように形成されているとともに、その凹面に、マスタシリンダ111の中心軸CA11に対して対称な凹部112cが形成されている。また、ピストン112の凹部112cは、マスタシリンダ111の中心軸CA11を中心とする円形状に形成されている。これにより、ピストン112を押圧部材120により押圧する際には、ピストン112の円形状の凹部112cの円形状の縁部112dにより、押圧部材120の押圧部120aが、マスタシリンダ111の中心軸CA11に対して対称に、かつ、周状に支持される。また、ピストン112の凹部112cは、押圧部材120の中心軸CA12がマスタシリンダ111の中心軸CA11に対して傾斜した場合に、押圧部材120の中心軸CA12がピストン112の凹部112cの形成領域内に入るような大きさを有する。また、ピストン112の凹部112cの縁部112dの外表面は、全周に渡って、約2mmの曲率半径を有する丸みを帯びたR形状に形成されている。なお、縁部112dは、本発明の「支持部」の一例である。
また、第2実施形態では、上記第1実施形態の押圧部材60と同様、押圧部材120は、球状の凸面を有する押圧部120aと、その押圧部120aに一体的に形成されたロッド部120bとを有する。また、押圧部材120の押圧部120aの球状の凸面は、ピストン112の受け部112bの球状の凹面よりも小さい曲率半径を有する。そして、押圧部120aの小さい曲率半径を有する球状の凸面が、受け部112bの大きい曲率半径を有する球状の凹面に嵌め込まれている。また、押圧部材120は、図示しないフットレバーによりH方向に押圧される。なお、押圧部材120がフットレバーによりH方向に押圧される際には、押圧部材120の中心軸CA12は、マスタシリンダ111の中心軸CA11に対して傾斜する。すなわち、ピストン112は、押圧部材120の中心軸CA12がマスタシリンダ111の中心軸CA11に対して傾斜した状態で、押圧部材120により押圧される。
図13は、本発明の第2実施形態によるリアブレーキ制御用油圧マスタシリンダを用いたブレーキ動作を説明するための断面図である。次に、図12および図13を参照して、第2実施形態によるリアブレーキ制御用油圧マスタシリンダ110を用いたブレーキ動作について説明する。
まず、図12に示した状態から図示しないフットレバーを操作する。これにより、図13に示すように、押圧部材120は、押圧部120aがピストン112の受け部112bに嵌め込まれた状態で、ピストン112をH方向に押圧しながらH方向に移動する。
この際、第2実施形態では、図9および図10に示した第1実施形態と同様、押圧部材120は、中心軸CA12がマスタシリンダ111の中心軸CA11に対して傾斜した状態で、ピストン112をH方向に押圧する。また、押圧部材120の押圧部120aは、ピストン112の円形状の凹部112cの縁部112dを、マスタシリンダ111の中心軸CA11に対して対称に、かつ、周状に線接触した状態で押圧する。
また、ピストン112がH方向に移動することによって、マスタシリンダ111の内部の油圧が高くなる。これにより、マスタシリンダ111の内部のオイルが、オイル通路口111aに接続されたオイルホース106を介して、キャリパーボディー101のシリンダ部101bの内部に流れる。
そして、キャリパーボディー101のシリンダ部101bの内部にオイルが流入すると、シリンダ部101bの内部の油圧が高くなるので、一対のキャリパーピストン102の各々がリアディスクロータ14側に向かって移動する。これにより、リアディスクロータ14が一対のブレーキパッド104により挟み込まれた状態となる。したがって、リアディスクロータ14とブレーキパッド104との間に摩擦力が発生するので、リアディスクロータ14の回転が停止される。その結果、リアディスクロータ14と共に回転する後輪13(図1参照)の回転も停止される。
第2実施形態では、上記のように、ピストン112に、マスタシリンダ111の中心軸CA11に対して対称な縁部112dを有する凹部112cを形成するとともに、ピストン112を押圧部材120により押圧する際に、押圧部材120を、ピストン112の凹部112cのマスタシリンダ111の中心軸CA11に対して対称な縁部112dにより支持することによって、ピストン112を押圧部材120により押圧する際に、押圧部材120の中心軸CA12がマスタシリンダ111の中心軸CA11に対して傾斜する場合にも、ピストン112のマスタシリンダ111の中心軸CA11に対して対称な位置で凹部112cの縁部112dにより押圧部材120を支持することができるので、ピストン112のマスタシリンダ111の中心軸CA11に対して対称な位置に押圧部材120からの押圧力を加えることができる。これにより、ピストン112を押圧部材120により押圧する際に、ピストン112が傾くような力が発生するのを抑制することができるので、マスタシリンダ111とピストン112との間の摩擦力が大きくなるのを抑制することができる。その結果、マスタシリンダ111が摩耗するのを抑制することができるので、油汚れや油漏れが発生するのを抑制することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、クラッチまたはリアブレーキ(リアキャリパー)の駆動を制御するための油圧マスタシリンダに本発明を適用する例を示したが、本発明はこれに限らず、クラッチおよびリアブレーキ以外の機構部の駆動を制御するための油圧マスタシリンダにも適用可能である。たとえば、フロントブレーキ(フロントキャリパー)の駆動を制御するための油圧マスタシリンダに本発明を適用してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ピストンに、シリンダの中心軸に対して対称な凹部を形成するとともに、その凹部のシリンダの中心軸に対して対称な縁部により、押圧部材を支持するようにしたが、本発明はこれに限らず、ピストンに、シリンダの中心軸に対して対称な突出部を形成するとともに、その突出部により、シリンダの中心軸に対して対称に押圧部材を支持するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ピストンに、シリンダの中心軸を中心とする円形状の凹部を形成するとともに、その円形状の凹部のシリンダの中心軸に対して対称な縁部により、押圧部材を支持するようにしたが、本発明はこれに限らず、ピストンに、シリンダの中心軸を中心とする円形状以外の形状の凹部を形成するとともに、その円形状以外の形状の凹部のシリンダの中心軸に対して対称な縁部により、押圧部材を支持するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、球状の凹面を有する受け部を含むピストンを用いたが、本発明はこれに限らず、球状以外の形状の凹面を有する受け部を含むピストンを用いてもよい。たとえば、図14に示すような受け部130aを含むピストン130を用いてもよい。具体的には、図14に示すように、ピストン130の受け部130aの凹面は、シリンダの中心軸CA30と直交する底面130bと、その底面130bに対して垂直方向に延びる側面130cとによって構成されている。そして、ピストン130の底面130bに、押圧部材を支持するための凹部130dが形成されている。また、図14に示した構造において、側面130cを設けなくてもよい。
本発明の第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダが搭載された自動二輪車の全体構造を示した側面図である。 本発明の第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダにクラッチが接続された状態を示した図である。 図2に示した第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダに接続されるクラッチの詳細構造を説明するための断面図である。 図2に示した第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダの斜視図である。 図2に示した第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダの詳細構造を説明するための断面図である。 図2に示した第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダのピストンの拡大断面図である。 図2に示した第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダのピストンの平面図である。 本発明の第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダを用いてクラッチを切断状態にする際の動作を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダを用いてクラッチを切断状態にする際の動作を説明するためのピストン周辺の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダを用いてクラッチを切断状態にする際の動作を説明するためのピストン周辺の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態によるクラッチ制御用油圧マスタシリンダを用いてクラッチを切断状態にする際の動作を説明するためのクラッチの断面図である。 本発明の第2実施形態によるリアブレーキ制御用マスタシリンダにリアキャリパーが接続された状態を示した断面図である。 本発明の第2実施形態によるリアブレーキ制御用油圧マスタシリンダを用いたブレーキ動作を説明するための断面図である。 本発明の変形例による油圧マスタシリンダのピストンを示した側面図である。 従来の油圧式のマスタシリンダの構造を簡略化して示した断面図である。 図15に示した従来の油圧式のマスタシリンダのピストンが押圧部材により押圧された状態を示した断面図である。 図16の状態における従来の油圧式のマスタシリンダのピストン周辺の拡大断面図である。
符号の説明
51、111 マスタシリンダ(シリンダ)
52、112 ピストン
52b、112b 受け部
52c、112c 凹部
52d、112d 縁部(支持部)
60、120 押圧部材
60a、120a 押圧部
71 回動部材

Claims (11)

  1. シリンダと、
    前記シリンダの内部に嵌め込まれ、押圧部材により押圧されることによって、前記シリンダの中心軸に沿った方向に移動するとともに、前記シリンダの内部に油圧を発生させるピストンとを備え、
    前記ピストンは、前記押圧部材の中心軸が前記シリンダの中心軸に対して少なくとも傾斜した状態で前記押圧部材により押圧される際に、前記シリンダの中心軸に対して実質的に対称に前記押圧部材を支持する支持部を含む、油圧マスタシリンダ。
  2. 前記ピストンには、前記シリンダの中心軸に対して実質的に対称な縁部を有する凹部が形成されており、
    前記ピストンの支持部は、前記ピストンに形成された凹部の縁部により構成されており、
    前記押圧部材は、前記ピストンの凹部の前記シリンダの中心軸に対して実質的に対称な縁部を押圧するように構成されている、請求項1に記載の油圧マスタシリンダ。
  3. 前記ピストンの凹部は、前記シリンダの中心軸を中心とする円形状の縁部を有するように形成されており、
    前記押圧部材は、前記ピストンの凹部の円形状の縁部を周状に線接触した状態で押圧するように構成されている、請求項2に記載の油圧マスタシリンダ。
  4. 前記ピストンの凹部は、前記押圧部材の中心軸が前記シリンダの中心軸に対して傾斜した場合に、前記押圧部材の中心軸が前記ピストンの凹部の形成領域内に入るような大きさを有する、請求項2に記載の油圧マスタシリンダ。
  5. 前記ピストンの支持部を構成する前記凹部の縁部は、丸みを帯びた形状に形成されている、請求項2に記載の油圧マスタシリンダ。
  6. 前記押圧部材は、前記ピストンの凹部の縁部を押圧する押圧部を含み、
    前記押圧部材の押圧部は、球状の凸面を有する、請求項2に記載の油圧マスタシリンダ。
  7. 前記ピストンは、球状の凹面を有するとともに、前記押圧部材の押圧部が嵌め込まれる受け部を含み、
    前記ピストンの凹部は、前記ピストンの受け部の凹面に形成されており、
    前記ピストンの受け部の凹面の曲率半径は、前記押圧部材の押圧部の凸面の曲率半径よりも大きい、請求項6に記載の油圧マスタシリンダ。
  8. 前記押圧部材は、前記シリンダの中心軸に対する前記押圧部材の中心軸の傾斜角度が徐々に変化しながら、前記ピストンの支持部を押圧する、請求項1に記載の油圧マスタシリンダ。
  9. 前記押圧部材は、回動部材に取り付けられており、
    前記回動部材が回動することによって、前記シリンダの中心軸に対する前記押圧部材の中心軸の傾斜角度が徐々に変化しながら、前記押圧部材が前記シリンダの中心軸に沿った方向に移動されて前記ピストンの支持部が押圧される、請求項8に記載の油圧マスタシリンダ。
  10. 前記押圧部材の一方の端部は、前記ピストンの支持部により支持されるとともに、前記押圧部材の他方の端部は、前記回動部材の回動中心点に対応する領域以外の領域に回転可能に取り付けられており、
    前記回動部材が回動することにより前記押圧部材が揺動されることによって、前記押圧部材の中心軸が前記シリンダの中心軸に対して一方方向および他方方向に傾斜しながら、前記押圧部材が前記シリンダの中心軸に沿った方向に移動されて前記ピストンの支持部が押圧される、請求項9に記載の油圧マスタシリンダ。
  11. 前記油圧マスタシリンダは、クラッチおよびブレーキの少なくとも一方の制御に使用される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の油圧マスタシリンダ。


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