JP4633807B2 - 摩擦係合用ピストン及びスプリングシート - Google Patents

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Description

本発明は、摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状の摩擦係合用ピストン、及びこの摩擦係合用ピストンに軸方向にて対向して配置されるリターンスプリング用のスプリングシートに関する。
摩擦係合要素、例えば自動変速機の内部に用いられているブレーキやクラッチは油圧等の圧力により駆動されるピストンにて係合・解放が実行される(例えば特許文献1,2参照)。このような機構に組み込まれているピストンは、他の機構(カウンタドリブンギヤやセンサなど)との干渉を避けるために、部分的に切除した部分切除領域を形成しているものが存在する(特許文献1,2)。
特開平7−224911号公報(第5−6頁、図4−8) 特開2000−81119号公報(第3−4頁、図5)
上述した特許文献2の摩擦係合用ピストンは、押圧部が複数突出しておりピストンの形状が複雑であり、多数の押圧部の間隙領域に応力が集中して耐久性も十分とは言えない。このため特許文献1のごとく部分切除領域以外はピストンの押圧部を連続的に設けた構成の方が形状も簡単であり耐久性も高い。
しかし特許文献1の構成においても部分切除領域の存在によりこの部分には応力集中が生じ易い。
ところでピストンにはリターンスプリングを多数配置する必要があり、このためにピストン上においてスプリングシートに対向した面に多数の配置穴が形成される。ところが特許文献1の構成に対して配置穴を設けた場合には、上述したごとく部分切除領域では既に他の部分よりも強度的に不利な状態にあるにもかかわらず更に配置穴により薄肉となる。このことにより他の部分に比較して大きく強度が低下し、このためピストンの耐久性が低下し、クラックが生じるおそれが高まる。
スプリングシート側についてはリターンスプリングの付勢力に対する撓みを小さくするために、軸方向に突出する縁状の折り曲げ部を設けている(特に特許文献2)。したがって、これを上述したスプリングを介してピストンに組み合わせた場合、上記折り曲げ部が軸方向に伸びているため、ピストンが部分切除領域にて他の部材との干渉を回避しているにもかかわらず、スプリングシートの方が他の部材に干渉するおそれがある。
本発明は、リターンスプリングの配置穴を設ける摩擦係合用ピストンの耐久性を向上させ、これに組み合わせるスプリングシートについては他の部材との干渉を回避して配置できるようにすることを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する
請求項に記載の摩擦係合用ピストンは、摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して前記摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状のピストンであって、前記ピストンは他の部材との干渉を避けるために、前記押圧部が周方向にて部分的に切除された部分切除領域を設けていると共に、前記リターンスプリングをピストンに配置するための配置穴は、前記部分切除領域の内で、部分切除されていない領域に対する隣接領域を排除領域として該排除領域以外の領域に設けられていることを特徴とする。
部分切除領域の内で、隣接する部分切除されていない領域との隣接領域は、特に応力が集中し易く、まずここからクラックが生じる。したがってこの隣接領域から配置穴を外すことにより、部分切除領域の他の部分が配置穴により薄肉となったとしても、摩擦係合用ピストンのクラック防止効果を高め、耐久性を向上させることができる。
請求項に記載の摩擦係合用ピストンは、摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して前記摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状のピストンであって、前記ピストンは他の部材との干渉を避けるために、前記押圧部が周方向にて部分的に切除された部分切除領域を設けていると共に、前記リターンスプリングをピストンに配置するための配置穴は、前記部分切除領域の内で、周方向の中央領域を排除領域として該排除領域以外の領域に設けられていることを特徴とする。
部分切除領域の内で周方向の中央領域についても応力が集中し易く、ここにクラックが生じ易い。したがってこの中央領域から配置穴を外すことにより、部分切除領域の他の部分が配置穴により薄肉となったとしても、摩擦係合用ピストンのクラック防止効果を高め、耐久性を向上させることができる。
請求項に記載の摩擦係合用ピストンは、摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して前記摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状のピストンであって、前記ピストンは他の部材との干渉を避けるために、前記押圧部が周方向にて部分的に切除された部分切除領域を設けていると共に、前記リターンスプリングをピストンに配置するための配置穴は、前記部分切除領域の内で、部分切除されていない領域に対する隣接領域及び周方向の中央領域を排除領域として該排除領域以外の領域に設けられていることを特徴とする。
部分切除領域の内で、隣接する部分切除されていない領域との隣接領域と周方向の中央領域との両方から配置穴を外すことにより、部分切除領域の他の部分が配置穴により薄肉となったとしても、摩擦係合用ピストンのクラック防止効果を効果的に高め、耐久性を一層向上させることができる。
請求項に記載の摩擦係合用ピストンでは、摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して前記摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状のピストンであって、前記ピストンは他の部材との干渉を避けるために、前記押圧部が周方向にて部分的に切除された部分切除領域を設けていると共に、前記リターンスプリングをピストンに配置するための配置穴は、前記部分切除領域の内で、応力が集中する領域を排除領域として該排除領域以外の領域に設けられていることを特徴とする。
このように配置穴は部分切除領域の内で応力が集中する領域以外の領域に設けられていることから、既に他の部分よりも強度的に不利な状態にある部分切除領域内で、かつ応力が集中する領域にもかかわらず更に配置穴により薄肉となるということがなく、他の部分に比較して大きく強度が低下することはない。このため摩擦係合用ピストンの耐久性を向上できる。
請求項に記載の摩擦係合用ピストンでは、摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して前記摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状のピストンであって、前記ピストンは他の部材との干渉を避けるために、前記押圧部が周方向にて部分的に切除された部分切除領域を設けていると共に、前記リターンスプリングをピストンに配置するための配置穴は、前記部分切除領域の内で、応力が集中する領域を排除領域として該排除領域での配置穴の間隔は他の領域での間隔よりも広くされていることを特徴とする。
このように部分切除領域の内で応力が集中する領域にて、他の部分よりも配置穴の間隔を広くすることで、応力を分散することができる。このため他の部分に比較して大きく強度が低下することはない。このため摩擦係合用ピストンの耐久性を向上できる。
請求項に記載の摩擦係合用ピストンでは、請求項1〜のいずれか一項において、前記配置穴は、該配置穴に配置された前記リターンスプリングの付勢力の合成力がピストンに対して軸を傾けるモーメントを生じさせない配置分布であることを特徴とする。
このように配置穴が摩擦係合用ピストン上に配置されていることで、ピストン駆動時の摩擦を抑制できるので、円滑なピストン駆動が可能となる。
請求項に記載の摩擦係合用ピストンでは、請求項1〜のいずれか一項において、前記配置穴は、複数の配置穴からなる配置穴グループを構成し、配置穴グループ内では配置穴グループ間の間隔よりも狭い間隔で配置穴が配列され、前記排除領域は、前記配置穴グループ間のいずれかの領域に設定されていることを特徴とする。
このようなグループ化した配置穴分布を利用することによって、前述の配置穴設定を容易に達成することができる。
請求項に記載の摩擦係合用ピストンでは、請求項1〜のいずれか一項において、前記他の部材は、ピストンとは平行な軸に配置されているカウンタドリブンギヤであることを特徴とする。
このように干渉回避対象の他の部材としてはカウンタドリブンギヤを挙げることができる。このカウンタドリブンギヤに干渉しないように部分切除領域を設けても、前述したごとくにリターンスプリングの配置穴を設けることにより、部分切除領域が薄肉にならず、あるいは配置穴により薄肉となったとしても、摩擦係合用ピストンの耐久性を向上させることができる。
請求項に記載の摩擦係合用ピストンでは、請求項1〜のいずれか一項において、前記他の部材は、回転センサであることを特徴とする。
このように干渉回避対象の他の部材としては回転センサを挙げることができる。この回転センサに干渉しないように部分切除領域を設けても、前述したごとくにリターンスプリングの配置穴を設けることにより、部分切除領域が薄肉にならず、あるいは配置穴により薄肉となったとしても、摩擦係合用ピストンの耐久性を向上させることができる。
請求項10に記載の摩擦係合用ピストンでは、請求項1〜のいずれか一項において、前記他の部材は、ピストンとは平行な軸に配置されているカウンタドリブンギヤ及び回転センサであることを特徴とする。
このように干渉回避対象の他の部材としてはカウンタドリブンギヤ及び回転センサを挙げることができる。このカウンタドリブンギヤ及び回転センサにそれぞれ干渉しないように部分切除領域を設けても、前述したごとくにリターンスプリングの配置穴を設けることにより、部分切除領域が薄肉にならず、あるいは配置穴により薄肉となったとしても、摩擦係合用ピストンの耐久性を向上させることができる。
請求項11に記載の摩擦係合用ピストンでは、請求項1〜10のいずれか一項において、アルミダイキャスト成形によりアルミニウム合金製として形成されていることを特徴とする。
摩擦係合用ピストンが、このように成形されたアルミニウム合金製である場合には、形状の自由度は高いが、シール材の加硫接着などの接着が困難であり、シール溝を設けてオーリングにて作動油などのシールが必要となる。このようにシール溝を形成すると軸方向でのサイズが大きくなり、他の部材との干渉がより問題化し、ピストンの部分的な切除も軸方向に大きくなる傾向にある。このため応力が部分切除領域により集中し易くなる。しかし前述したごとくにリターンスプリングの配置穴を設けることにより、部分切除領域が薄肉にならず、あるいは配置穴により薄肉となったとしても、摩擦係合用ピストンの耐久性を向上させることができる。
請求項12に記載の摩擦係合用ピストンでは、請求項1〜11のいずれか一項において、自動変速機の摩擦係合要素を軸方向に押圧することを特徴とする。
このように摩擦係合用ピストンは自動変速機に設けられて、自動変速機の小型化、軽量化、耐久性向上に共に貢献できる。
請求項13に記載のスプリングシートは、請求項1〜12のいずれか一項に記載の摩擦係合用ピストンに軸方向にて対向して配置される前記リターンスプリング用の円環状又は略C字形状スプリングシートであって、前記部分切除領域に対向する領域以外の領域に軸方向に突出する折り曲げ部を形成していることを特徴とする。
スプリングシートにても部分切除領域に対向する領域以外の領域に軸方向に突出する折り曲げ部を形成することによりスプリングシート全体の剛性が維持できると共に他の部材との干渉防止を確実にし、摩擦係合用ピストンと組み合わせた構成での軸方向でのサイズを小さくして、小型化・軽量化に貢献できる。
請求項14に記載のスプリングシートでは、請求項13において、鋼板のプレス成形により形成されていることを特徴とする。
このようにスプリングシートを鋼板のプレス成形により形成することで、容易に上述した構成が形成できる。
[実施の形態1]
図1,2は、上述した発明が適用された自動変速機2の内部構成の一部、ここでは1つのブレーキ4付近の構成を示す要部断面図である。図1と図2とは中心軸Aに対して異なる位相での断面構成を示している。
この自動変速機2は車両用の遊星歯車式自動変速機であり、内燃機関と駆動輪との間に配置され、内燃機関の出力をトルクコンバータを介して駆動輪に伝達している。
ブレーキ4は、サンギヤと連結されている支持シャフト6とハウジング8との間を、2つの一方向クラッチ10,12を介して連結している。このブレーキ4は、クラッチハブ14、セパレータプレート16及びフリクションプレート18からなる摩擦係合部20(摩擦係合要素に相当)と、摩擦係合用ピストン(以下、単にピストンと称する)22、リターンスプリング24及びスプリングシート26とを主体として構成されている。
カウンタギヤはカウンタドライブギヤ28とカウンタドリブンギヤ30とからなり、互いに噛合している。ピストン22は、カウンタドライブギヤ28の外径側に位置しており、カウンタドリブンギヤ30(干渉回避対象である他の部材に相当)はピストン22とは平行な軸に配置されている。カウンタドライブギヤ28とカウンタドリブンギヤ30との噛合部側で、ピストン22は、カウンタドリブンギヤ30との干渉を回避するためにピストン22を部分的に切除した欠如部36aを形成している。
ピストン22全体の形状を図3,4に示す。図3の(A)は左側面図、(B)は正面図、図4の(A)は斜視図、(B)は右側面図、(C)は背面図である。ピストン22は、円環状の基部34、周方向の一部が切除された欠如部36aを形成した押圧部36とにより主として構成され、これらはアルミダイキャスト成形によりアルミニウム合金製として一体に形成されている。基部34には、内周面と外周面とにシール溝38,40が設けられ、自動変速機2に組み込まれる際に、図1,2に示したごとくシール材としてオーリング41,42が配置される。このことにより基部34の背後には油圧室44が形成されて、この油圧室44に対して油路46から作動油圧を給排させることでピストン22を軸方向に作動可能としている。
押圧部36は基部34の前方(図1,2の右方向)の外周側に一体に形成され、ピストン22の前方に存在する摩擦係合部20に向けて伸びている。このことによりピストン22が油圧室44の油圧上昇により前方に移動すると、摩擦係合部20のセパレータプレート16を押圧してフリクションプレート18側の回転を阻止することができる。
更に基部34には押圧部36よりも内側における前方面48に配置穴50が複数形成されている。図3,4では34個の配置穴50が形成されている例を示している。この34個の配置穴50には自動変速機2への組み込み時にスプリングシート26との間に配置されるリターンスプリング24の一端側が挿入配置される。
この34個の配置穴50は6つの配置穴グループG1〜G6から構成されている。この配置穴グループG1〜G6内においては、配置穴50の間隔は狭いが、配置穴グループG1〜G6の間、ここでは6カ所が、配置穴グループG1〜G6内よりも広い間隔とされている。4つの配置穴グループG1,G2,G4,G5はそれぞれ2個の配置穴50から構成され、2つの配置穴グループG3,G6はそれぞれ13個の配置穴50から構成されている。尚、本実施の形態における各配置穴グループG1〜G6における配置穴50の数は一例であり、ピストン22あるいは自動変速機2の設計上、適宜決定されるものである。
図3の(B)に示したごとく、ピストン22には、軸方向に伸びる押圧部36の欠如部36aが存在する位相領域、すなわち部分切除領域Dが存在する。このことでピストン22の作動時における応力が集中し易い領域が生じる。この応力が集中し易い領域は、部分切除領域Dであるが、特にこの内で、押圧部36が切除されていない領域との隣接領域X1,X2が最も応力が集中し易く、その次に周方向の中央領域Yである。本実施の形態では、これら隣接領域X1,X2及び中央領域Yの3つの領域を排除領域として、配置穴50を配置していない。すなわち配置穴グループG1,G2との間、配置穴グループG2,G3との間、及び配置穴グループG6,G1との間の広い間隔の領域を、隣接領域X1,X2及び中央領域Yに当てている。
尚、配置穴グループG3,G4との間、配置穴グループG4,G5との間、及び配置穴グループG5,G6との間の広い間隔の領域は、隣接領域X1,X2及び中央領域Yでの配置穴50の間隔に対応して設けられたものである。すなわち部分切除領域Dとは180°位相が異なる位置に、隣接領域X1,X2及び中央領域Yでの配置穴50間隔と同じ間隔を設けている。このような対応関係によりリターンスプリング24の付勢力の合成力がピストン22に対して軸を傾けるモーメントを生じさせないようにしている。
尚、押圧部36の外周面には突起36bが形成されており、ハウジング8側のストッパー8aに係合することでピストン22自体の回転を阻止している。
スプリングシート26全体の形状を図5,6に示す。図5の(A)は斜視図、(B)は左側面図、(C)は正面図、図6の(A)は右側面図、(B)は背面図である。スプリングシート26は、円環状の基部52、基部52とは段差を介して径方向内側に一体に形成された円環状のスナップ係止部54、及び基部52の外周から直角に軸方向の前方に突出し周方向の一部が欠如部56として切り欠かれた状態の折り曲げ部58により主として構成されている。これらは鋼板のプレス成形にて一体に形成されている。
欠如部56は、図1,2に示したごとくリターンスプリング24を介してピストン22の前方に配置された場合に、ピストン22側の部分切除領域Dにある欠如部36aに対応するように同じ位相幅あるいはわずかに広狭差がある位相幅にて設けられている。折り曲げ部58によりスプリングシート26の剛性が維持できると共に、欠如部56によりスプリングシート26はカウンタドリブンギヤ30に対する干渉が回避できる。
基部52には、ピストン22側の各配置穴50に対応して略円筒状のスプリング配置用突起60が形成されている。自動変速機2への組み込み時に、図1に示したごとく配置穴50とスプリング配置用突起60との間に圧縮状態のリターンスプリング24を配置する。このことで油圧室44への油圧供給により摩擦係合部20のセパレータプレート16を押圧していた押圧部36を、油圧が低下した場合に、セパレータプレート16側から速やかに戻してブレーキ4を解放させることができる。
スナップ係止部54には内側に凹部54aが形成されている。この凹部54aはハウジング8側の突起に係合することで、スプリングシート26自身の回転を阻止している。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).ピストン22は、カウンタドリブンギヤ30との干渉を回避するために、押圧部36の欠如部36aが存在する部分切除領域Dを設けている。この部分切除領域Dの内で、隣接する部分切除されていない領域との隣接領域X1,X2は、特に応力が集中し易く、まずここからクラックが生じる。したがってこの隣接領域X1,X2から配置穴50を外すことにより、部分切除領域Dの基部34が配置穴50により薄肉となっても、ピストン22のクラック防止効果を高め、ピストン22の耐久性を向上できる。
更に部分切除領域Dの内で周方向の中央領域Yについても2番目に応力が集中し易く、ここにクラックが生じ易い。したがってこの中央領域Yから配置穴50を外すことにより、部分切除領域Dの基部34が配置穴50により薄肉となっても、ピストン22のクラック防止効果を更に効果的に高めることができ、ピストン22の耐久性を一層向上できる。
尚、部分切除領域D内での配置穴50の分布は、応力が集中する領域を排除領域としてこの排除領域での配置穴50の間隔を他の領域での間隔よりも広くしている形態ともなっている。このことにより応力を分散でき、他の部分に比較して大きく強度が低下することはないのでピストン22の耐久性を向上できるとも言える。
(ロ).配置穴50に配置されたリターンスプリング24の付勢力の合成力は、180°の位相差のある配置穴50同士をペアーとして配置していることにより、ピストン22に対して軸を傾けるモーメントを生じさせない配置分布とすることができる。このために駆動時の摩擦を抑制でき円滑なピストン駆動が可能となる。
(ハ).ピストン22はアルミダイキャスト成形により一体成形されたアルミニウム合金製であることから形状の自由度は高い。しかし、シール材の加硫接着などの接着が困難である。このことからシール溝38,40を設けてオーリング41,42にて作動油のシールが必要となる。このような構成のピストン22は軸方向でのサイズが大きくなり、カウンタドリブンギヤ30との干渉がより問題化し、欠如部36aも自ずと軸方向に大きくなる傾向にある。このため部分切除領域Dに応力がより集中し易くなるが、本実施の形態にて述べたごとくに配置穴50を設けることにより、部分切除領域Dが薄肉になっても、ピストン22のクラック防止効果を高めて、ピストン22の耐久性を向上できる。
(ニ).スプリングシート26においても、ピストン22の部分切除領域Dに対向する領域以外の領域には、軸方向に突出する折り曲げ部58を形成している。このことにより、スプリングシート26全体の剛性を維持できると共に、欠如部56の存在によりカウンタドリブンギヤ30との干渉防止を確実にして、ピストン22と組み合わせた構成の軸方向でのサイズを小さくして、自動変速機2の小型化・軽量化に貢献できる。
[実施の形態2]
本実施の形態のピストン122は図7に示すごとくである。ここで図7の(A)は斜視図、(B)は左側面図、(C)は正面図である。尚、右側面図及び背面図については図4の(B)及び(C)と変わりはない。スプリングシート126は図8,9に示すごとくである。ここで図8の(A)は斜視図、(B)は左側面図、(C)は正面図、図9の(A)は右側面図、(B)は背面図である。
本実施の形態のピストン122は、基部134に配置穴150を形成しているが、この基部134の内で押圧部136の欠如部136aが存在する部分切除領域Dでは配置穴150は全く設けていない。更に部分切除領域Dとは180°位相が異なる領域Eにても配置穴150を設けていない。すなわち前記図3の(B)に示した4つの配置穴グループG1,G2,G4,G5に相当するグループは存在せず、2つの配置穴グループG3,G6のみが存在している。ピストン122における他の構成は前記実施の形態1と同じである。
これに対応してスプリングシート126側のスプリング配置用突起160についてもピストン122の2つの配置穴グループG3,G6に対応させて設けられている。
尚、ピストン122の配置穴150とスプリングシート126のスプリング配置用突起160との間に配置されるリターンスプリングについては前記実施の形態1に比較して数が減少した分、バネ定数を変更させてある。自動変速機における他の構成は前記実施の形態1と同様である。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).本実施の形態のごとく、部分切除領域Dには全く配置穴150を形成しないようにしても良く、前記実施の形態1と同様な効果を生じさせることができる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態1では隣接領域X1,X2と共に中央領域Yについても通常よりも間隙を広くすることで、配置穴を排除領域から外したが、最も応力が集中し易くてクラックが生じ易いのは隣接領域X1,X2である。したがってピストンの部分切除領域Dの位相幅が少なければ、隣接領域X1,X2についてのみ配置穴を設けないようにし、中央領域Yには配置穴を設けた構成としても良い。このことによりスプリングシートについても同様にスプリング配置用突起を配置することで中央領域Yにもリターンスプリングを配置することができる。
又、隣接領域X1,X2の軸方向での切除深さが浅く、中央領域Yの方が切除深さが深いことで、中央領域Yの方が応力が集中してクラックが生じ易くなる場合がある。このような場合には、中央領域Yについてのみ配置穴を設けないようにし、隣接領域X1,X2には配置穴を設けた構成としても良い。このことによりスプリングシートについても同様にスプリング配置用突起を配置することで隣接領域X1,X2にもリターンスプリングを配置することができる。
(b).前記実施の形態において、ピストンの干渉回避対象はカウンタドリブンギヤであったが、自動変速機内に配置するカウンタドリブンギヤ以外の他の部材を干渉回避対象とする場合も適用できる。例えば自動変速機の内部機構の回転を検出する回転センサが干渉するピストンの場合には、その回転センサの干渉部分において部分切除領域を形成し、前記実施の形態1,2のごとくにリターンスプリングの配置穴を配置する。そしてスプリングシートはピストン側に対応した構成とする。このことによっても前記実施の形態1,2と同様な効果を生じさせることができる。
カウンタドリブンギヤと回転センサとが共に干渉回避対象となる場合にも、前記実施の形態1,2と同様に適用することにより、同様な効果を生じさせることができる。
(c).前記各実施の形態では、配置穴は180°位相差がある位置での配置穴とペアーを形成しているが、これ以外の配置穴の組み合わせでピストンに対して軸を傾けるモーメントを生じさせない配置分布としても良い。例えば、120°の位相差で3つの配置穴を1組として、隣接領域X1,X2や中央領域Yに対する配置、あるいは部分切除領域D全体に対する配置を避けても良い。
(d).前記各実施の形態にてはスプリングシートは円環状のものを用いたが、リターンスプリングが配置されない部分について切り欠かれた略C字形状のスプリングシートを用いても良い。
前記各実施の形態のスプリングシートは、基部の内周側をスナップ係止部とし、外周側に折り曲げ部を形成していたが、基部の外周側にスナップ係止部を形成し、内周側に折り曲げ部を形成した構成としても良い。
(e).前記各実施の形態では、ピストンは摩擦係合要素としてのブレーキを押圧するものであったが、摩擦係合要素としてのクラッチの押圧に適用しても良い。
実施の形態1の自動変速機の内部構成を示す要部断面図。 同じく異なる位相での自動変速機の内部構成を示す要部断面図。 実施の形態1のピストンの構成説明図。 同じくピストンの構成説明図。 実施の形態1のスプリングシートの構成説明図。 同じくスプリングシートの構成説明図。 実施の形態2のピストンの構成説明図。 実施の形態2のスプリングシートの構成説明図。 同じくスプリングシートの構成説明図。
符号の説明
2…自動変速機、4…ブレーキ、6…支持シャフト、8…ハウジング、8a…ストッパー、10,12…一方向クラッチ、14…クラッチハブ、16…セパレータプレート、18…フリクションプレート、20…摩擦係合部、22…ピストン、24…リターンスプリング、26…スプリングシート、28…カウンタドライブギヤ、30…カウンタドリブンギヤ、34…基部、36…押圧部、36a…欠如部、36b…突起、38,40…シール溝、41,42…オーリング、44…油圧室、46…油路、48…前方面、50…配置穴、52…基部、54…スナップ係止部、54a…凹部、56…欠如部、58…折り曲げ部、60…スプリング配置用突起、122…ピストン、126…スプリングシート、134…基部、136…押圧部、136a…欠如部、150…配置穴、160…スプリング配置用突起、D…部分切除領域、E…部分切除領域とは180°位相が異なる領域、G1〜G6…配置穴グループ、X1,X2…隣接領域、Y…中央領域。

Claims (14)

  1. 摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して前記摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状のピストンであって、
    前記ピストンは他の部材との干渉を避けるために、前記押圧部が周方向にて部分的に切除された部分切除領域を設けていると共に、前記リターンスプリングをピストンに配置するための配置穴は、前記部分切除領域の内で、部分切除されていない領域に対する隣接領域を排除領域として該排除領域以外の領域に設けられていることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  2. 摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して前記摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状のピストンであって、
    前記ピストンは他の部材との干渉を避けるために、前記押圧部が周方向にて部分的に切除された部分切除領域を設けていると共に、前記リターンスプリングをピストンに配置するための配置穴は、前記部分切除領域の内で、周方向の中央領域を排除領域として該排除領域以外の領域に設けられていることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  3. 摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して前記摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状のピストンであって、
    前記ピストンは他の部材との干渉を避けるために、前記押圧部が周方向にて部分的に切除された部分切除領域を設けていると共に、前記リターンスプリングをピストンに配置するための配置穴は、前記部分切除領域の内で、部分切除されていない領域に対する隣接領域及び周方向の中央領域を排除領域として該排除領域以外の領域に設けられていることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  4. 摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して前記摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状のピストンであって、
    前記ピストンは他の部材との干渉を避けるために、前記押圧部が周方向にて部分的に切除された部分切除領域を設けていると共に、前記リターンスプリングをピストンに配置するための配置穴は、前記部分切除領域の内で、応力が集中する領域を排除領域として該排除領域以外の領域に設けられていることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  5. 摩擦係合要素とは反対方向に付勢するリターンスプリングの付勢力に抗して前記摩擦係合要素を円環状の押圧部にて軸方向に押圧する円環状のピストンであって、
    前記ピストンは他の部材との干渉を避けるために、前記押圧部が周方向にて部分的に切除された部分切除領域を設けていると共に、前記リターンスプリングをピストンに配置するための配置穴は、前記部分切除領域の内で、応力が集中する領域を排除領域として該排除領域での配置穴の間隔は他の領域での間隔よりも広くされていることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  6. 請求項1〜のいずれか一項において、前記配置穴は、該配置穴に配置された前記リターンスプリングの付勢力の合成力がピストンに対して軸を傾けるモーメントを生じさせない配置分布であることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  7. 請求項1〜のいずれか一項において、前記配置穴は、複数の配置穴からなる配置穴グループを構成し、配置穴グループ内では配置穴グループ間の間隔よりも狭い間隔で配置穴が配列され、前記排除領域は、前記配置穴グループ間のいずれかの領域に設定されていることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  8. 請求項1〜のいずれか一項において、前記他の部材は、ピストンとは平行な軸に配置されているカウンタドリブンギヤであることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  9. 請求項1〜のいずれか一項において、前記他の部材は、回転センサであることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  10. 請求項1〜のいずれか一項において、前記他の部材は、ピストンとは平行な軸に配置されているカウンタドリブンギヤ及び回転センサであることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項において、アルミダイキャスト成形によりアルミニウム合金製として形成されていることを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項において、自動変速機の摩擦係合要素を軸方向に押圧することを特徴とする摩擦係合用ピストン。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の摩擦係合用ピストンに軸方向にて対向して配置される前記リターンスプリング用の円環状又は略C字形状スプリングシートであって、
    前記部分切除領域に対向する領域以外の領域に軸方向に突出する折り曲げ部を形成していることを特徴とするスプリングシート。
  14. 請求項13において、鋼板のプレス成形により形成されていることを特徴とするスプリングシート。
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