JP2000108311A - インキツボキーの原点位置補正方法および装置、ならびにインキツボキーの現在位置補正方法および装置 - Google Patents

インキツボキーの原点位置補正方法および装置、ならびにインキツボキーの現在位置補正方法および装置

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JP2000108311A JP10285686A JP28568698A JP2000108311A JP 2000108311 A JP2000108311 A JP 2000108311A JP 10285686 A JP10285686 A JP 10285686A JP 28568698 A JP28568698 A JP 28568698A JP 2000108311 A JP2000108311 A JP 2000108311A
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • B41F31/04Ducts, containers, supply or metering devices with duct-blades or like metering devices
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキツボキーの原点位置の調整を簡単かつ
短時間で行うことができるようにする。 【解決手段】 試験用刷版で印刷した印刷サンプルの濃
度値を測定する(ステップ103)。試験用刷版には原
点位置調整用絵柄部が設けられている。原点位置調整用
絵柄部は、左右方向に帯状に設けられ、各インキツボキ
ーに対応する各エリア内の絵柄面積率が同一とされてい
る。印刷サンプルの各インキツボキーに対応する各エリ
アの測定濃度値と基準濃度値との差が一致するように各
インキツボキーの微調整を行う(ステップ105〜10
8)。調整後の各インキツボキーの現在位置とあるべき
位置との差を演算し(ステップ112)、その差だけ各
インキツボキーの現在の原点位置を補正する(ステップ
114)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷機における
インキツボキーの開き量の調整に際する原点位置を補正
するインキツボキーの原点位置補正方法および装置、な
らびに現在位置を補正するインキツボキーの現在位置補
正方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19に輪転印刷機における各印刷ユニ
ット内のインカー(インキ供給装置)の要部を示す。同
図において、1はインキツボ、2はインキツボ1に蓄え
られたインキ、3はインキツボローラ、4(4−1〜4
−n)はインキツボローラ3の軸方向に複数並設して設
けられたインキツボキー、5はインキ移しローラ、6は
インキローラ群、7は刷版、8は版胴である。図20は
4色輪転印刷機を示す図である。同図において、9−1
〜9−4は各色の印刷ユニットであり、この印刷ユニッ
ト9−1〜9−4内に上述したインキ供給装置が各個に
設けられている。
【0003】この印刷機では、インキツボキー4−1〜
4−nの開き量の調整によってインキツボ1内のインキ
2をインキツボローラ3に供給し、このインキツボロー
ラ3に供給されたインキをインキ移しローラ5の呼び出
し動作によりインキローラ群6を介して刷版7へ供給
し、この刷版7に供給されたインキを印刷用紙に印刷す
る。
【0004】インキツボキー4−1〜4−nのインキツ
ボローラ3に対する開き量は、あらかじめ記憶されてい
るインキツボキー4−1〜4−nの原点位置を基準とし
て、インキツボキー4−1〜4−nに対応する刷版7の
各エリアの絵柄面積率等に基づいて作成される印刷デー
タを用いて設定される。この場合、長期に渡って印刷作
業を行うと、インキツボキー4−1〜4−nの原点位置
が種々の要因によって変化する。
【0005】インキツボキー4−1〜4−nの原点位置
が変化すると、印刷データを用いて設定されるインキツ
ボキー4−1〜4−nの開き量も変化し、正確なインキ
量を刷版7へ供給することができなくなる。このため、
印刷物の色調はかなり異なった結果となり、所望とする
色調の印刷物を得ることが極めて難しくなる。そこで、
従来においては、インキツボキー4−1〜4−nの原点
位置や現在位置を、オペレータが、インキツボローラ3
上のインキ膜厚を測定器で測定したり、インキの色を見
て調整していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな調整方法によると、インキ膜厚を測定したりインキ
の色を見てインキツボキー4−1〜4−nの原点位置や
現在位置を調整するという方法であるため、非常に困難
であると共に、多大な時間がかかるという問題があっ
た。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、インキツボ
キーの原点位置の調整を簡単かつ短時間で行うことの可
能なインキツボキーの原点位置補正方法および装置、な
らびにインキツボキーの現在位置の調整を簡単かつ短時
間で行うことの可能なインキツボキーの現在位置補正方
法および装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)および第2
発明(請求項2に係る発明)は、上述した印刷機におい
て、一定の絵柄を備えた刷版を用いて印刷物を印刷し、
この印刷物の各インキツボキーに対応する各エリアの濃
度を測定し、この測定した各エリアの濃度値と予め記憶
されている基準濃度値との差に基づいて各インキツボキ
ーの原点位置を補正するようにしたものである。この発
明によれば、一定の絵柄を備えた刷版(例えば、左右方
向にほゞ同じ面積の絵柄を備えた刷版)を用いて印刷さ
れた印刷物の各インキツボキーに対応する各エリアの測
定濃度値と予め記憶されている基準濃度値との差に基づ
いて、各インキツボキーの原点位置が補正される。
【0009】第3発明(請求項3に係る発明)および第
4発明(請求項4に係る発明)は、上述した印刷機にお
いて、一定の絵柄を備えた刷版を用いて印刷物を印刷
し、この印刷物の各インキツボキーに対応する各エリア
の濃度を測定し、この測定した各エリアの濃度値と予め
記憶されている基準濃度値との差に基づいて各インキツ
ボキーの現在位置を補正するようにしたものである。こ
の発明によれば、一定の絵柄を備えた刷版(例えば、左
右方向にほゞ同じ面積の絵柄を備えた刷版)を用いて印
刷された印刷物の各インキツボキーに対応する各エリア
の測定濃度値と予め記憶されている基準濃度値との差に
基づいて、各インキツボキーの現在位置が補正される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。 〔実施の形態1(第1発明、第2発明)〕図2はこの発
明に係るインキツボキーの原点位置補正装置の一実施の
形態(実施の形態1)を示すブロック図である。同図に
おいて、10はCPU、11はROM、12はRAM、
13は原点設定用スイッチ13−1を含むスイッチ群、
14は表示器、15はフロッピィディスク又は磁気カー
ドドライブ(ドライブ装置)、16は濃度計、17はA
/D変換器、18,19は入出力インターフェイス(I
/O)、20は基準濃度値メモリ、21はあるべきイン
キツボキーの位置(後述)を記憶するメモリ、22はイ
ンキツボキーの原点位置を記憶する原点位置メモリ、2
3はインキツボキー駆動装置である。
【0011】インキツボキー駆動装置23は図19に示
したインキ供給装置のインキツボキー4−1〜4−nに
対応して各個に設けられている。すなわち、インキツボ
キー駆動装置23はn個のインキツボキー駆動装置23
−1〜23−nから構成され、これらインキツボキー駆
動装置23−1〜23−nによって、インキツボキー4
−1〜4−nのインキツボローラ3に対する開き量が各
個に調整される。インキツボキー駆動装置23−1〜2
3−nは、同構成とされており、入出力インターフェイ
ス(I/O)23Aと、D/A変換器23Bと、ツボキ
ーモータドライバ23Cと、ツボキーモータ23Dと、
ツボキーモータ23Dに付設されたポテンショメータ2
3Eと、A/D変換器23Fとを備えている。
【0012】図1はこの原点位置補正装置における特徴
的な動作を説明するためのフローチャートである。この
原点位置補正装置では版胴に装着する刷版として図3に
示すような試験用刷版7Aを用いる。この試験用刷版7
Aにはカラーパッチ部7A1と原点位置調整用絵柄部7
A2が設けられている。カラーパッチ部7A1は、印刷
品質測定用として用いられる公知の絵柄部であり、イン
キツボキー4−1〜4−nに対応する各エリア内に図示
左右方向へ所定の間隔を隔てて設けられた複数のパッチ
(図示せず)から構成される。原点位置調整用絵柄部7
A2は、図示左右方向に帯状に設けられ、インキツボキ
ー4−1〜4−nに対応する各エリア内の絵柄面積率は
同一とされている。
【0013】この原点位置補正装置を用いての原点位置
補正にあたって、オペレータは、試験用刷版7Aの絵柄
面積率を刷版絵柄面積率計で測定し、印刷データを得
る。すなわち、試験用刷版7Aのインキツボキー4−1
〜4−nに対応する各エリアの絵柄面積率を測定し、こ
の絵柄面積率に基づいてインキツボキー4−1〜4−n
に対する印刷データを作成する。
【0014】そして、この作成した印刷データを原点位
置補正装置へ入力し、インキツボキー4−1〜4−nの
開き量を設定する(ステップ101)。この場合、CP
U10は、原点位置メモリ22にあらかじめ記憶されて
いるインキツボキー4−1〜4−nの原点位置(現在の
原点位置)を読み出し、この読み出した原点位置を基準
として、インキツボキー4−1〜4−nの開き量を印刷
データを用いて設定する。また、CPU10は、このと
きのインキツボキー4−1〜4−nの位置をあるべきイ
ンキツボキー4−1〜4−nの位置として、メモリ21
に記憶する。
【0015】次に、オペレータは、試験用刷版7Aを版
胴8にセットした状態で印刷を行ない、印刷サンプルを
採取する(ステップ102)。そして、この採取した印
刷サンプルの濃度値を濃度計16を用いて測定し(ステ
ップ103)、A/D変換器17およびI/O・18を
介してCPU10へ与える。CPU10は、濃度計16
からのデータに基づき、印刷サンプルのインキツボキー
4−1〜4−nに対応する各エリアの濃度値(測定濃度
値)と予め基準濃度値メモリ20に記憶されている基準
濃度値とが一致しているか否かをチェックする(ステッ
プ104)。
【0016】ここで、測定濃度値と基準濃度値とが一致
していなければ、すなわち測定濃度値と基準濃度値との
差が零あるいは所定の範囲内に入っていなければ、その
エリアに対応するインキツボキーの原点位置にずれが生
じているものと判断する。ここでは、説明上、全てのエ
リアの測定濃度値と基準濃度値とが一致していないもの
とする。
【0017】この場合、CPU10は、インキツボキー
4−1〜4−nの微調整を行う(ステップ105)。す
なわち、測定濃度値と基準濃度値とが一致するように、
インキツボキー4−1〜4−nの開き量をインキツボキ
ー駆動装置23−1〜23−nを介して調整する。
【0018】この後、オペレータは、試験用刷版7Aを
版胴8にセットした状態で再度印刷を行ない、印刷サン
プルを採取する(ステップ106)。CPU10は、先
のステップ103と同様にして、採取した印刷サンプル
のインキツボキー4−1〜4−nに対応する各エリアの
測定濃度値と基準濃度値とが一致しているか否かをチェ
ックする(ステップ107,108)。
【0019】全てのエリアの測定濃度値と基準濃度値と
が一致するまでステップ105〜108を繰り返す。全
てのエリアの測定濃度値と基準濃度値とが一致すれば、
原点設定用スイッチ13−1のON操作に応じて(ステ
ップ109)、CPU10は、メモリ21に記憶されて
いるインキツボキー4−1〜4−nのあるべき位置を読
み取り(ステップ110)、また、現在のインキツボキ
ー4−1〜4−nの位置をメモリ24から読み取り(ス
テップ111)、インキツボキー4−1〜4−nのある
べき位置と現在の位置との差を演算する(ステップ11
2)。
【0020】そして、CPU10は、原点位置メモリ2
2からインキツボキー4−1〜4−nの現在の原点位置
を読み出し(ステップ113)、この読み出したインキ
ツボキー4−1〜4−nの現在の原点位置をステップ1
12で求めたインキツボキー4−1〜4−nのあるべき
位置と現在の位置との差だけ補正する(ステップ11
4)。
【0021】すなわち、ステップ112で求めたインキ
ツボキー4−1〜4−nのあるべき位置と現在の位置と
の差を補正値として、インキツボキー4−1〜4−nの
原点位置を補正し、補正した原点位置をインキツボキー
4−1〜4−nの現在の原点位置として原点位置メモリ
22に書き込む(ステップ115)。また、CPU10
は、補正したインキツボキー4−1〜4−nの原点位置
を、ドライブ装置15を介してフロッピィディスク又は
磁気カードに書き込む(ステップ116)。
【0022】〔実施の形態2(第1発明、第2発明)〕
図4はインキツボキーの原点位置補正装置の他の実施の
形態(実施の形態2)を示すブロック図である。同図に
おいて、図2と同一符号は同一或いは同等構成要素を示
し、その説明は省略する。この原点位置補正装置では、
図2に示した構成に加えて、インキツボキーの位置の差
(後述)を記憶するメモリ25を設けており、スイッチ
群13は原点設定用スイッチ13−1に加えて、原点補
正値演算用スイッチ13−2および原点位置リセットス
イッチ13−3を含んでいる。
【0023】図5はこの原点位置補正装置における特徴
的な動作を説明するためのフローチャートである。この
原点位置補正装置においても版胴8に装着する刷版とし
て図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
【0024】この原点位置補正装置を用いての原点位置
補正にあたって、オペレータは、試験用刷版7Aの絵柄
面積率を刷版絵柄面積率計で測定し、印刷データを得
る。すなわち、試験用刷版7Aのインキツボキー4−1
〜4−nに対応する各エリアの絵柄面積率を測定し、こ
の絵柄面積率に基づいてインキツボキー4−1〜4−n
に対する印刷データを作成する。
【0025】そして、この作成した印刷データを原点位
置補正装置へ入力し、インキツボキー4−1〜4−nの
開き量を設定する(ステップ501)。この場合、CP
U10は、原点位置メモリ22にあらかじめ記憶されて
いるインキツボキー4−1〜4−nの原点位置(現在の
原点位置)を読み出し、この読み出した原点位置を基準
として、インキツボキー4−1〜4−nの開き量を印刷
データを用いて設定する。また、CPU10は、このと
きのインキツボキー4−1〜4−nの位置をあるべきイ
ンキツボキーの位置として、メモリ21に記憶する。
【0026】次に、オペレータは、試験用刷版7Aを版
胴8にセットした状態で印刷を行ない、印刷サンプルを
採取する(ステップ502)。そして、この採取した印
刷サンプルの濃度値を濃度計16を用いて測定し(ステ
ップ503)、A/D変換器17およびI/O・18を
介してCPU10へ与える。CPU10は、濃度計16
からのデータに基づき、印刷サンプルのインキツボキー
4−1〜4−nに対応する各エリアの濃度値(測定濃度
値)と予め基準濃度値メモリ20に記憶されている基準
濃度値とが一致しているか否かをチェックする(ステッ
プ504)。
【0027】ここで、測定濃度値と基準濃度値とが一致
していなければ、すなわち測定濃度値と基準濃度値との
差が零あるいは所定の範囲内に入っていなければ、その
エリアに対応するインキツボキーの原点位置にずれが生
じているものと判断する。ここでは、説明上、全てのエ
リアの測定濃度値と基準濃度値とが一致していないもの
とする。
【0028】この場合、CPU10は、インキツボキー
4−1〜4−nの微調整を行う(ステップ505)。す
なわち、測定濃度値と基準濃度値とが一致するように、
インキツボキー4−1〜4−nの開き量をインキツボキ
ー駆動装置23−1〜23−nを介して調整する。
【0029】この後、オペレータは、試験用刷版7Aを
版胴8にセットした状態で再度印刷を行ない、印刷サン
プルを採取する(ステップ506)。CPU10は、先
のステップ503と同様にして、採取した印刷サンプル
のインキツボキー4−1〜4−nに対応する各エリアの
測定濃度値と基準濃度値とが一致しているか否かをチェ
ックする(ステップ507,508)。
【0030】全てのエリアの測定濃度値と基準濃度値と
が一致するまでステップ505〜508を繰り返す。全
てのエリアの測定濃度値と基準濃度値とが一致すれば、
原点補正値演算用スイッチ13−2のON操作に応じて
(ステップ509)、CPU10は、メモリ21に記憶
されているインキツボキー4−1〜4−nのあるべき位
置を読み出し(ステップ510)、また、現在のインキ
ツボキー4−1〜4−nの位置を読み取り(ステップ5
11)、インキツボキー4−1〜4−nのあるべき位置
と現在の位置との差を演算する(ステップ512)。
【0031】そして、CPU10は、ステップ512で
演算して得たインキツボキー4−1〜4−nのあるべき
位置と現在の位置との差をメモリ25に書き込む(ステ
ップ513)。また、CPU10は、ステップ512で
演算して得たインキツボキー4−1〜4−nのあるべき
位置と現在の位置との差をドライブ装置15を介し、フ
ロッピィディスク又は磁気カードに書き込む(ステップ
514)。
【0032】実際に印刷する時に、インキツボキー4−
1〜4−nの原点位置を補正したい場合、オペレータは
原点設定用スイッチ13−1をONとする(ステップ5
15)。すると、CPU10は、インキツボキー4−1
〜4−nの現在の原点位置を原点位置メモリ22から読
み出し(ステップ516)、インキツボキー4−1〜4
−nの位置の差をメモリ25から読み出す(ステップ5
17)。
【0033】そして、CPU10は、ステップ516で
読み出したインキツボキー4−1〜4−nの現在の原点
位置をステップ517で読み出したインキツボキー4−
1〜4−nの位置の差だけ補正する(ステップ51
8)。すなわち、ステップ517で読み出したインキツ
ボキー4−1〜4−nの位置の差を補正値として、イン
キツボキー4−1〜4−nの原点位置を補正し(ステッ
プ518)、補正した原点位置を現在の原点位置として
原点位置メモリ22に書き込む(ステップ519)。こ
の場合、CPU10は、補正前の原点位置については、
元の原点位置として原点位置メモリ22中に残してお
く。
【0034】従って、この実施の形態2では、ステップ
515で原点設定用スイッチ13−1をONとすると、
ステップ518で補正された原点位置を基準として、イ
ンキツボキー4−1〜4−nの開き量が制御されるもの
となる。
【0035】なお、図5のフローチャートには示してい
ないが、元の原点位置に戻したい場合には、原点位置リ
セットスイッチ13−3をONとする。これにより、原
点位置メモリ22中の現在の原点位置(補正後の原点位
置)が元の原点位置(補正前の原点位置)に書き換えら
れ、元の原点位置を基準として、インキツボキー4−1
〜4−nの開き量の制御を行うことができるようにな
る。
【0036】〔実施の形態3(第1発明、第2発明)〕
図6はインキツボキーの原点位置補正装置の他の実施の
形態(実施の形態3)を示すブロック図である。同図に
おいて、図2と同一符号は同一或いは同等構成要素を示
し、その説明は省略する。この原点位置補正装置では、
メモリ21に代えて、濃度差−補正量変換テーブル26
を設けている。
【0037】図7はこの原点位置補正装置における特徴
的な動作を説明するためのフローチャートである。この
原点位置補正装置においても版胴8に装着する刷版とし
て図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
【0038】この原点位置補正装置を用いての原点位置
補正にあたって、オペレータは、試験用刷版7Aの絵柄
面積率を刷版絵柄面積率計で測定し、印刷データを得
る。すなわち、試験用刷版7Aのインキツボキー4−1
〜4−nに対応する各エリアの絵柄面積率を測定し、こ
の絵柄面積率に基づいてインキツボキー4−1〜4−n
に対する印刷データを作成する。
【0039】そして、この作成した印刷データを原点位
置補正装置へ入力し、インキツボキー4−1〜4−nの
開き量を設定する(ステップ701)。この場合、CP
U10は、原点位置メモリ22にあらかじめ記憶されて
いるインキツボキー4−1〜4−nの原点位置(現在の
原点位置)を読み出し、この読み出した原点位置を基準
として、インキツボキー4−1〜4−nの開き量を印刷
データを用いて設定する。
【0040】次に、オペレータは、試験用刷版7Aを版
胴8にセットした状態で印刷を行ない、印刷サンプルを
採取する(ステップ702)。そして、この採取した印
刷サンプルの濃度値を濃度計16を用いて測定し(ステ
ップ703)、A/D変換器17およびI/O・18を
介してCPU10へ与える。
【0041】CPU10は、原点設定用スイッチ13−
1のON操作に応じて、印刷サンプルのインキツボキー
4−1〜4−nに対応する各エリアの濃度値(測定濃度
値)と予め基準濃度値メモリ20に記憶されている基準
濃度値との差(濃度差)を求め(ステップ705)、こ
の求めた濃度差に応じたインキツボキー4−1〜4−n
の原点位置補正量を濃度差−補正量変換テーブル26か
ら求める(ステップ706)。
【0042】そして、CPU10は、インキツボキー4
−1〜4−nの現在の原点位置を原点位置メモリ22か
ら読み出し(ステップ707)、この読み出したインキ
ツボキー4−1〜4−nの現在の原点位置をステップ7
06で求めた原点位置補正量だけ補正する(ステップ7
08)。すなわち、ステップ706で求めた原点位置補
正量を補正値として、インキツボキー4−1〜4−nの
原点位置を補正し(ステップ708)、補正した原点位
置を現在の原点位置として原点位置メモリ22に書き込
む(ステップ709)。
【0043】〔実施の形態4(第1発明、第2発明)〕
図8はインキツボキーの原点位置補正装置の他の実施の
形態(実施の形態4)を示すブロック図である。同図に
おいて、図4と同一符号は同一或いは同等構成要素を示
し、その説明は省略する。この原点位置補正装置では、
メモリ21および25に代えて、濃度差−補正量変換テ
ーブル26およびインキツボキーの補正量(後述)を記
憶するメモリ27を設けている。
【0044】図9はこの原点位置補正装置における特徴
的な動作を説明するためのフローチャートである。この
原点位置補正装置においても版胴8に装着する刷版とし
て図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
【0045】この原点位置補正装置を用いての原点位置
補正にあたって、オペレータは、試験用刷版7Aの絵柄
面積率を刷版絵柄面積率計で測定し、印刷データを得
る。すなわち、試験用刷版7Aのインキツボキー4−1
〜4−nに対応する各エリアの絵柄面積率を測定し、こ
の絵柄面積率に基づいてインキツボキー4−1〜4−n
に対する印刷データを作成する。
【0046】そして、この作成した印刷データを原点位
置補正装置へ入力し、インキツボキー4−1〜4−nの
開き量を設定する(ステップ901)。この場合、CP
U10は、原点位置メモリ22にあらかじめ記憶されて
いるインキツボキー4−1〜4−nの原点位置(現在の
原点位置)を読み出し、この読み出した原点位置を基準
として、インキツボキー4−1〜4−nの開き量を印刷
データを用いて設定する。
【0047】次に、オペレータは、試験用刷版7Aを版
胴8にセットした状態で印刷を行ない、印刷サンプルを
採取する(ステップ902)。そして、この採取した印
刷サンプルの濃度値を濃度計16を用いて測定し(ステ
ップ903)、A/D変換器17およびI/O・18を
介してCPU10へ与える。
【0048】CPU10は、原点補正値演算用スイッチ
13−2のON操作に応じて(ステップ904)、印刷
サンプルのインキツボキー4−1〜4−nに対応する各
エリアの濃度値(測定濃度値)と予め基準濃度値メモリ
20に記憶されている基準濃度値との差(濃度差)を求
め(ステップ905)、この求めた濃度差に応じたイン
キツボキー4−1〜4−nの原点位置補正量を濃度差−
補正量変換テーブル26から求め(ステップ906)、
この求めたインキツボキー4−1〜4−nの原点位置補
正量をメモリ27に書き込む(ステップ907)。
【0049】実際に印刷する時に、インキツボキー4−
1〜4−nの原点位置を補正したい場合、オペレータは
原点設定用スイッチ13−1をONとする(ステップ9
08)。すると、CPU10は、インキツボキー4−1
〜4−nの現在の原点位置を原点位置メモリ22から読
み出し(ステップ909)、インキツボキー4−1〜4
−nの原点位置補正量をメモリ27から読み出す(ステ
ップ910)。
【0050】そして、CPU10は、ステップ909で
読み出したインキツボキー4−1〜4−nの現在の原点
位置をステップ910で読み出したインキツボキー4−
1〜4−nの原点位置補正量だけ補正する(ステップ9
11)。すなわち、ステップ910で読み出したインキ
ツボキー4−1〜4−nの原点位置補正量を補正値とし
て、インキツボキー4−1〜4−nの原点位置を補正し
(ステップ911)、補正した原点位置を現在の原点位
置として原点位置メモリ22に書き込む(ステップ91
2)。この場合、CPU10は、補正前の原点位置につ
いては、元の原点位置として原点位置メモリ22中に残
しておく。
【0051】従って、この実施の形態4では、ステップ
908で原点設定用スイッチ13−1をONとすると、
ステップ911で補正された原点位置を基準として、イ
ンキツボキー4−1〜4−nの開き量が制御されるもの
となる。
【0052】なお、図9のフローチャートには示してい
ないが、元の原点位置に戻したい場合には、原点位置リ
セットスイッチ13−3をONとする。これにより、原
点位置メモリ22中の現在の原点位置(補正後の原点位
置)が元の原点位置(補正前の原点位置)に書き換えら
れ、元の原点位置を基準として、インキツボキー4−1
〜4−nの開き量の制御を行うことができるようにな
る。
【0053】〔実施の形態5(第3発明、第4発明)〕
図10はこの発明に係るインキツボキーの現在位置補正
装置の一実施の形態(実施の形態5)を示すブロック図
である。同図において、図2と同一符号は同一或いは同
等構成要素を示し、その説明は省略する。この現在位置
補正装置では、原点位置メモリ22に代えて、現在のイ
ンキツボキーの位置を記憶するメモリ24を設けてい
る。
【0054】図11はこの現在位置補正装置における特
徴的な動作を説明するためのフローチャートである。こ
の現在位置補正装置においても版胴8に装着する刷版と
して図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
【0055】この現在位置補正装置を用いての現在位置
補正にあたって、オペレータは、試験用刷版7Aの絵柄
面積率を刷版絵柄面積率計で測定し、印刷データを得
る。すなわち、試験用刷版7Aのインキツボキー4−1
〜4−nに対応する各エリアの絵柄面積率を測定し、こ
の絵柄面積率に基づいてインキツボキー4−1〜4−n
に対する印刷データを作成する。
【0056】そして、この作成した印刷データを現在位
置補正装置へ入力し、インキツボキー4−1〜4−nの
開き量を設定する(ステップ1101)。この場合、C
PU10は、あらかじめ記憶されているインキツボキー
4−1〜4−nの原点位置を基準として、インキツボキ
ー4−1〜4−nの開き量を印刷データを用いて設定す
る。また、CPU10は、このときのインキツボキー4
−1〜4−nの位置をあるべきインキツボキーの位置と
して、メモリ21に記憶する。
【0057】次に、オペレータは、試験用刷版7Aを版
胴8にセットした状態で印刷を行ない、印刷サンプルを
採取する(ステップ1102)。そして、この採取した
印刷サンプルの濃度値を濃度計16を用いて測定し(ス
テップ1103)、A/D変換器17およびI/O・1
8を介してCPU10へ与える。CPU10は、濃度計
16からのデータに基づき、印刷サンプルのインキツボ
キー4−1〜4−nに対応する各エリアの濃度値(測定
濃度値)と予め基準濃度値メモリ20に記憶されている
基準濃度値とが一致しているか否かをチェックする(ス
テップ1104)。
【0058】ここで、測定濃度値と基準濃度値とが一致
していなければ、すなわち測定濃度値と基準濃度値との
差が零あるいは所定の範囲内に入っていなければ、その
エリアに対応するインキツボキーの原点位置にずれが生
じているものと判断する。ここでは、説明上、全てのエ
リアの測定濃度値と基準濃度値とが一致していないもの
とする。
【0059】この場合、CPU10は、インキツボキー
4−1〜4−nの微調整を行う(ステップ1105)。
すなわち、各エリアの測定濃度値と基準濃度値とが一致
するように、インキツボキー4−1〜4−nの開き量を
インキツボキー駆動装置23−1〜23−nを介して調
整する。
【0060】この後、オペレータは、試験用刷版7Aを
版胴8にセットした状態で再度印刷を行ない、印刷サン
プルを採取する(ステップ1106)。CPU10は、
先のステップ1103と同様にして、採取した印刷サン
プルのインキツボキー4−1〜4−nに対応する各エリ
アの測定濃度値と基準濃度値とが一致しているか否かを
チェックする(ステップ1107,1108)。
【0061】全てのエリアの測定濃度値と基準濃度値と
が一致するまでステップ1105〜1108を繰り返
す。全てのエリアの測定濃度値と基準濃度値とが一致す
れば、原点設定用スイッチ13−1のON操作に応じて
(ステップ1109)、CPU10は、メモリ21に記
憶されているインキツボキー4−1〜4−nのあるべき
位置を読み出し(ステップ1110)、また、メモリ2
4に記憶されている現在のインキツボキー4−1〜4−
nの位置を読み出し(ステップ1111)、現在のイン
キツボキー4−1〜4−nの位置をあるべきインキツボ
キー4−1〜4−nの位置としてメモリ21に書き込む
(ステップ1112)。
【0062】すなわち、メモリ21に記憶されているイ
ンキツボキー4−1〜4−nのあるべき位置を、ステッ
プ1111で読み出した現在のインキツボキー4−1〜
4−nの位置に書き換える。以降、インキツボキー4−
1〜4−nの開き量の制御は、ステップ1112で書き
換えたインキツボキー4−1〜4−nのあるべき位置を
基準として制御する。
【0063】〔実施の形態6(第3発明、第4発明)〕
図12は現在位置補正装置の他の実施の形態(実施の形
態6)を示すブロック図である。同図において、図6と
同一符号は同一或いは同等構成要素を示し、その説明は
省略する。この現在位置補正装置では、原点位置メモリ
22に代えて、現在のインキツボキーの位置を記憶する
メモリ24を設けている。
【0064】図13はこの現在位置補正装置における特
徴的な動作を説明するためのフローチャートである。こ
の原点位置補正装置においても版胴8に装着する刷版と
して図3に示した試験用刷版7Aを用いる。
【0065】この現在位置補正装置を用いての現在位置
補正にあたって、オペレータは、試験用刷版7Aの絵柄
面積率を刷版絵柄面積率計で測定し、印刷データを得
る。すなわち、試験用刷版7Aのインキツボキー4−1
〜4−nに対応する各エリアの絵柄面積率を測定し、こ
の絵柄面積率に基づいてインキツボキー4−1〜4−n
に対する印刷データを作成する。
【0066】そして、この作成した印刷データを原点位
置補正装置へ入力し、インキツボキー4−1〜4−nの
開き量を設定する(ステップ1301)。この場合、C
PU10は、あらかじめ記憶されているインキツボキー
4−1〜4−nの原点位置を基準として、インキツボキ
ー4−1〜4−nの開き量を印刷データを用いて設定す
る。
【0067】次に、オペレータは、試験用刷版7Aを版
胴8にセットした状態で印刷を行ない、印刷サンプルを
採取する(ステップ1302)。そして、この採取した
印刷サンプルの濃度値を濃度計16を用いて測定し(ス
テップ1303)、A/D変換器17およびI/O・1
8を介してCPU10へ与える。
【0068】CPU10は、原点設定用スイッチ13−
1のON操作に応じて(ステップ1304)、印刷サン
プルのインキツボキー4−1〜4−nに対応する各エリ
アの濃度値(測定濃度値)と予め基準濃度値メモリ20
に記憶されている基準濃度値との差(濃度差)を求め
(ステップ1305)、この求めた濃度差に応じたイン
キツボキー4−1〜4−nの原点位置補正量を濃度差−
補正量変換テーブル26から求める(ステップ130
6)。
【0069】そして、CPU10は、インキツボキー4
−1〜4−nの現在の位置(現在の開き量)をメモリ2
4から読み出し、この読み出したインキツボキー4−1
〜4−nの現在の開き量をステップ1306で求めた原
点位置補正量だけ補正する(ステップ1307)。すな
わち、ステップ1306で求めた原点位置補正量を補正
値として、インキツボキー4−1〜4−nの現在の開き
量を補正し(ステップ1307)、補正した現在の開き
量をメモリ24に書き込む(ステップ1308)。以
降、インキツボキー4−1〜4−nの開き量の制御は、
ステップ1308で書き換えたインキツボキー4−1〜
4−nの現在の開き量を基準として制御する。
【0070】なお、上述した実施の形態1〜6では、カ
ラーパッチ部17A1と原点位置調整用絵柄部17A2
とを備えた試験用刷版7Aを用いるようにしたが、左右
方向にほゞ同じ面積の絵柄を備えた試験用刷版7Aと同
じような通常の印刷に用いられる刷版を用いてもよく、
あるいは、以前印刷を行い、予め、基準濃度が分かって
いる印刷物の刷版を用いるなどしてもよい。
【0071】通常印刷時の刷版を用いるメリットは、試
験用刷版7Aを用いる場合、その為に、試験用刷版7A
による印刷をわざわざ行わなければならないのに対し、
通常印刷時の刷版を用いれば、通常の印刷作業時に行う
ことができ、印刷資材や時間の無駄が少なくなる。
【0072】〔実施の形態7(第1発明、第2発明)〕
また、上述した実施の形態1〜4においては、カラーパ
ッチ部7A1と原点位置調整用絵柄部7A2を備えた試
験用刷版7Aを使用したが、カラーパッチ部7A1だけ
(絵柄面積率がほゞゼロ)とした試験用刷版7B(図1
4)を用いるようにしてもよい。
【0073】図15はカラーパッチ部7A1だけとした
試験用刷版7Bを用いる場合のインキツボキーの原点位
置補正装置の実施の形態(実施の形態7)を示すブロッ
ク図である。図16はこの原点位置補正装置における特
徴的な動作を説明するためのフローチャートである。
【0074】この実施の形態では、試験用刷版7Bで印
刷した印刷物の濃度値を測定し(ステップ1603)、
インキツボキー4−1〜4−nに対応する各エリアの測
定濃度値が予め基準濃度値メモリ20に記憶されている
基準濃度値と一致するように、インキツボキー4−1〜
4−nの開き量を調整し(ステップ1605〜160
8)、その時のインキツボキー4−1〜4−nの開き量
をインキツボキー4−1〜4−nの原点位置として原点
位置メモリ22に書き込む(ステップ1609〜161
1) 〔実施の形態8(第1発明、第2発明)〕
【0075】図17はカラーパッチ部7A1だけとした
試験用刷版7Bを用いる場合のインキツボキーの原点位
置補正装置の他の実施の形態(実施の形態8)を示すブ
ロック図である。図18はこの原点位置補正装置におけ
る特徴的な動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0076】この実施の形態では、試験用刷版7Bで印
刷した印刷物の濃度値を測定し(ステップ1803)、
インキツボキー4−1〜4−nに対応する各エリアの測
定濃度値と予め基準濃度値メモリ20に記憶されている
基準濃度値との差(濃度差)を求め(ステップ180
5)、この濃度差に応じたインキツボキー4−1〜4−
nの原点位置補正量を濃度差−補正量変換テーブル26
から求める(ステップ1806)。
【0077】そして、原点位置メモリ22からインキツ
ボキー4−1〜4−nの現在の原点位置を読み出し(ス
テップ1807)、この読み出したインキツボキー4−
1〜4−nの現在の原点位置をステップ1807で求め
た原点位置補正量だけ補正し(ステップ1808)、補
正した原点位置を現在の原点位置として原点位置メモリ
22に書き込む(ステップ1809)。
【0078】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、一定の絵柄を備えた刷版を用いて印刷物
を印刷し、この印刷物の各インキツボキーに対応する各
エリアの濃度を測定し、この測定した各エリアの濃度値
と予め記憶されている基準濃度値との差に基づいて各イ
ンキツボキーの原点位置や現在位置を補正するようにし
たので、インキツボローラ上のインキ膜厚を測定器で測
定したり、インキの色を見て調整したりする必要がなく
なり、インキツボキーの原点位置や現在位置の調整を簡
単かつ短時間で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2に示した原点位置補正装置における特徴
的な動作を説明するためのフローチャートである。
【図2】 本発明に係るインキツボキーの原点位置補正
装置の一実施の形態(実施の形態1)を示すブロック図
である。
【図3】 この原点位置補正装置による原点位置補正に
際して用いる試験用刷版を示す図である。
【図4】 インキツボキーの原点位置補正装置の他の実
施の形態(実施の形態2)を示すブロック図である。
【図5】 この原点位置補正装置における特徴的な動作
を説明するためのフローチャートである。
【図6】 インキツボキーの原点位置補正装置の他の実
施の形態(実施の形態3)を示すブロック図である。
【図7】 この原点位置補正装置における特徴的な動作
を説明するためのフローチャートである。
【図8】 インキツボキーの原点位置補正装置の他の実
施の形態(実施の形態4)を示すブロック図である。
【図9】 この原点位置補正装置における特徴的な動作
を説明するためのフローチャートである。
【図10】 本発明に係るインキツボキーの現在位置補
正装置の一実施の形態(実施の形態5)を示すブロック
図である。
【図11】 この現在位置補正装置における特徴的な動
作を説明するためのフローチャートである。
【図12】 現在位置補正装置の他の実施の形態(実施
の形態6)を示すブロック図である。
【図13】 この現在位置補正装置における特徴的な動
作を説明するためのフローチャートである。
【図14】 試験用刷版の他の例(カラーパッチ部だけ
とした試験用刷版)を示す図である。
【図15】 カラーパッチ部だけとした試験用刷版を用
いる場合のインキツボキーの原点位置補正装置の実施の
形態(実施の形態7)を示すブロック図である。
【図16】 この原点位置補正装置における特徴的な動
作を説明するためのフローチャートである。
【図17】 カラーパッチ部だけとした試験用刷版を用
いる場合のインキツボキーの原点位置補正装置の他の実
施の形態(実施の形態8)を示すブロック図である。
【図18】 この原点位置補正装置における特徴的な動
作を説明するためのフローチャートである。
【図19】 輪転印刷機における各印刷ユニット内のイ
ンキ供給装置の要部を示す図である。
【図20】 4色枚葉輪転印刷機を示す図である。
【符号の説明】
1…インキツボ、2…インキ、3…インキツボローラ、
4(4−1〜4−n)…インキツボキー、5…インキ移
しローラ、6…インキローラ群、7…刷版、7A,7B
…試験用刷版、7A1…カラーパッチ部、7A2…原点
位置調整用絵柄部、8…版胴、9−1〜9−4…印刷ユ
ニット、10…CPU、11…ROM、12…RAM、
13…スイッチ群、13−1…原点設定用スイッチ、1
3−2…原点補正値演算用スイッチ、13−3…原点位
置リセットスイッチ、14…表示器、15…ドライブ装
置、16…濃度計、17…A/D変換器、18,19…
入出力インターフェイス(I/O)、20…基準濃度値
メモリ、21…メモリ(あるべきインキツボキーの位置
記憶用のメモリ)、22…原点位置メモリ、23(23
−1〜23−n)…インキツボキー駆動装置、24…メ
モリ(現在のインキツボキーの位置記憶用のメモリ)、
25…メモリ(インキツボキーの位置の差記憶用のメモ
リ)、26…濃度差−補正量変換テーブル、27…メモ
リ(インキツボキーの補正量記憶用のメモリ)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーの開度調整によってインキをインキツボロー
    ラに供給し、このインキツボローラに供給されたインキ
    をインキローラ群を介して刷版へ供給し、この刷版に供
    給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機において、 一定の絵柄を備えた刷版を用いて印刷物を印刷し、 この印刷物の前記各インキツボキーに対応する各エリア
    の濃度を測定し、 この測定した各エリアの濃度値と予め記憶されている基
    準濃度値との差に基づいて前記各インキツボキーの原点
    位置を補正するようにしたことを特徴とするインキツボ
    キーの原点位置補正方法。
  2. 【請求項2】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーの開度調整によってインキをインキツボロー
    ラに供給し、このインキツボローラに供給されたインキ
    をインキローラ群を介して刷版へ供給し、この刷版に供
    給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機において、 一定の絵柄を備えた刷版を用いて印刷された印刷物の前
    記各インキツボキーに対応する各エリアの濃度を測定す
    る濃度測定手段と、 この濃度測定手段によって測定された各エリアの濃度値
    と予め記憶されている基準濃度値との差に基づいて前記
    各インキツボキーの原点位置を補正する原点位置補正手
    段とを備えたことを特徴とするインキツボキーの原点位
    置補正装置。
  3. 【請求項3】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーの開度調整によってインキをインキツボロー
    ラに供給し、このインキツボローラに供給されたインキ
    をインキローラ群を介して刷版へ供給し、この刷版に供
    給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機において、 一定の絵柄を備えた刷版を用いて印刷物を印刷し、 この印刷物の前記各インキツボキーに対応する各エリア
    の濃度を測定し、 この測定した各エリアの濃度値と予め記憶されている基
    準濃度値との差に基づいて前記各インキツボキーの現在
    位置を補正するようにしたことを特徴とするインキツボ
    キーの現在位置補正方法。
  4. 【請求項4】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーの開度調整によってインキをインキツボロー
    ラに供給し、このインキツボローラに供給されたインキ
    をインキローラ群を介して刷版へ供給し、この刷版に供
    給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機において、 一定の絵柄を備えた刷版を用いて印刷された印刷物の前
    記各インキツボキーに対応する各エリアの濃度を測定す
    る濃度測定手段と、 この濃度測定手段によって測定された各エリアの濃度値
    と予め記憶されている基準濃度値との差に基づいて前記
    各インキツボキーの現在位置を補正する現在位置補正手
    段とを備えたことを特徴とするインキツボキーの現在位
    置補正装置。
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