JP2006349182A - ガスばね - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、
補償ピストン装置と一緒に、作業媒体で充たされた作業室を閉成する作業シリンダと、
作業シリンダの開口を通って滑動可能に作業室内へ突入する作業ロッドと補償ピストン装置と、
を有するガスばねのガスばね特性の温度関連性を改善すること。
【解決手段】ガスばねの運転温度領域の下方の限界温度とほぼ同じである第1の温度と、上方の限界温度を約100℃上回る第2の温度との間に補償媒体の臨界温度が位置するように補償媒体が選択され、かつ補償媒体による補償ピストン装置の負荷面と、作業媒体による補償ピストン装置の負荷面と、ガスばねの設計温度での作業室の容積と、ガスばねの設計温度での補償室の容積と、補償ピストン装置を負荷する戻し媒体の、ガスばねの設計温度での戻し力とが、補償媒体の臨界温度を上回らないガスばねの運転温度で、補償媒体の状態点が気体圧力曲線の上に位置するように設定されていること。
【選択図】図1

Description

本発明は、補償ピストン装置と一緒に、作業媒体で充たされた作業室を閉成する作業シリンダと、該作業シリンダの開口を通って滑動可能に前記作業室内へ突入する作業ロッドとを有するガスばねであって、前記補償ピストン装置が前記作業媒体の圧力と補償室内に設けられた、温度上昇に際して膨張する補償媒体の圧力とにより前記作業室の容積を拡大する方向へ負荷されかつ戻し室内に設けられた戻し媒体により前記作業室の容積を縮小する方向へ負荷されている形式のものに関する。
ガスばね特性の温度に対する関連性を補償媒体の使用によって補償することが目的である前記形式のガスばねは公知である。例えばDE3141295A1号明細書を参照されたい。
補償媒体として使用可能な物質に関してはDE3141295A1号明細書では一括して特殊な液体とされている。これに対し同じ技術分野のDE2511289A1号明細書においては補償媒体として液圧油が挙げられている。US461315明細書によれば所定物質の2相体系が補償媒体として使用されている。より正確には該当物質の液相と気相とがその都度の圧力−温度条件で共存する体系が使用されている。
しかし、前述の補償媒体はいずれも実地においてはあらゆる関点から満足できるものであるとは証明されていない。特に従来使用されていた鉱物性の油は、約−30℃の温度と約50barの圧力と、約80℃の温度と約440barの圧力との間である一般的なガスばね運転状態域では満足できる有効な体積膨張を示さなかった。本発明との関連では「有効な体積膨張」とは温度上昇により惹起される体積増大と同時に発生する圧力上昇によって惹起される体積減少との差である。
DE3141295A1号明細書 DE2511289A1号明細書 US461315明細書
本発明が解決しようとする課題は、ガスばね特性の温度に対する関連性の補償が改善された冒頭に述べた形式のガスばねを提供することである。
本発明の課題は、本発明によれば、冒頭に述べた形式のガスばねにおいて、当該ガスばねの運転温度領域の下方の限界温度とほぼ同じである第1の温度と、ガスばねの運転温度領域の上方の限界温度を約100℃上回る第2の温度との間に前記補償媒体の臨界温度があるように前記補償媒体が選択され、かつ補償媒体による補償ピストン装置の負荷面と、作業媒体による補償ピストン装置の負荷面と、ガスばねの設計温度での作業室の容積と、ガスばね設計温度での補償ピストン装置を負荷する戻し媒体の戻し力とが、前記補償媒体の臨界温度を上回らないガスばねの運転温度で、補償媒体の状態点が気体圧力曲線上に又は気体圧力曲線の上側に位置するように設定されかつ相互に調和させられていることによって解決された。
規範的な液体、つまり沸騰曲線が先きに述べた運転状態域の遠くにありかつ一方ではほぼ非圧縮性であるが他方ではわずかな体積膨張しか有していない液体、例えば鉱物油と、主として気相により惹起される高い体積膨張がガス相の高い圧縮性によって再び無にされる2相体系との他に、疑問のある運転状態域においては一方では顕著な体積膨張を有しているが他方ではほぼ非圧縮性であり、したがって体積膨張をガスばね特性の補償のために非難されることなしに活用することができる第3の物質群が存在することを認識したことは発明者の功績である。根底となる思想は、液体が一方では沸騰直前に比較的大きな膨張を有するが他方ではその特性に基き依然として液体であって、ほぼ非圧縮性であることである。しかし、臨界温度が100℃よりも高く、ガスばねの通常の運転領域の上方の限界温度の上側にある物質は、鉱物性の油の有効な体積膨張を著しく上回る有効な体積膨張を有しない。さらに発明者は、臨界温度がガスばねの通常の運転温度領域内にありかつ臨界温度の上側の運転温度では気相と液相との間の区別がもはやできない物質の場合は、この物質の性質は、この温度領域においてはほぼ液体の性質に相当するような密度状態であることを認識した。さらに発明者はガスばねの寸法とガスばね内を支配している圧力とを相互に調和させて、それぞれ使用された補償媒体の液状−ガス状の2相状態への移行を確実に阻止できることも認識した。
本発明との関連において、補償媒体の状態点が気体−圧力曲線の上側にあると述べられている場合には、これは圧力−温度線図(p−T線図)の通常の図示に基づいており、ひいては補償媒体がその液相にあることを意味している。
有利な形式で第2の温度はガスばねの運転温度領域の上方の限界温度を約60度だけ上回るようにしたい。最も好適には第2の温度はガスばねの運転温度領域の上方の限界温度とほぼ同じである。つまり補償媒体の臨界温度はガスばねの運転温度領域内にあると有利である。
本発明の別の構成によれば補償媒体はその都度の使用条件に関連して二酸化炭素(CO)、エタン(C)、プロパン(C)、硫化水素(HS)、アンモニア(NH)、塩化メチレン(CHCI)、二酸化硫黄(SO)及び六弗化硫黄(SF)を含む物質グループから選出されることができる。本発明のガスばねを自動車、事務椅子及び人間と多かれ少なかれ直接的に接触する装置類に使用する場合にはもちろん一連の他の選出規準、例えば発炎性もしくは可燃性、有毒性、環境保護性及びそれに類似したものにより多くの注意を払う必要がある。これらの規準をすべて考慮したうえで、二酸化炭素(CO)又は六弗化硫黄(SF)の使用が特に有利である。この場合、二酸化炭素(CO)は明らかに高い有効体積膨張を有している。
さらに、補償媒体の臨界温度を上回るガスばねの運転温度で、補償室内の圧力が補償媒体の臨界圧よりも常に大きいようにガスばねが構成されていると有利であることが証明された。
原則的には本発明と関連して補償室の容積全体を温度に関連した膨張、ひいては補償ピストンの調節に活用できるように本発明の補償媒体を単独で使用することが有利ではあるが、特別な場合には補償室内に少なくとも2つの物質から成る物質混合物を入れることも望ましい。この場合には前記物質の少なくとも一方が本発明による特性を有する補償媒体である。これはガスばねの寸法、ひいては例えば補償室の容積も外部の条件によって規定されているが部分容積だけが補償媒体で充たされて所望の効果が達成されるようにする場合に有利である。
先きに述べた欠点の他に冒頭に記した文献により公知であるガスばねは、大きな構成空間を必要とする、費用のかかる構造を特に補償ピストンの構成に基づき有するという他の欠点を有している。例えばDE3141295A1号明細書によって公知であるガスばねにおいては作業シリンダ内で滑動可能な第1のピストンはスペーサ片を介して第2のピストンと結合されており、この第2のピストンが作業シリンダを間隔をおいて同軸的に取囲む外シリンダ内に滑動可能に配置されておりかつ戻し室もしくはばね室を補償室から分離している。
したがって本発明の第2の観点によれば、本発明の別の課題は冒頭に述べた形式のガスばねであって、数少ない簡単な構成部分と少ない構成空間しか必要としないガスばねを提供することである。
この課題は本発明によれば冒頭に述べた形式のガスばねであって、作業シリンダを間隔をおいて取囲む補償シリンダを有し、補償シリンダがガスばねの作業ロッド出口側端部から離れた端部で作業シリンダから外へ延びかつこの端部にて閉じられており、この場合、補償室がほぼ作業シリンダと補償シリンダとの間のリング室から形成されており、補償ピストン装置が唯一の補償ピストンを有し、該補償ピストンが補償シリンダに移動可能に受容されかつ鉢形に構成され、鉢底と、該鉢底から作業ロッド出口側端部に向かって突出しかつ作業シリンダに係合するシリンダ区分とを有しており、前記補償ピストンが作業室と補償室と戻し室とを互いに分離していることによって解決された。
前記構成によって、唯一の補償ピストンで作業室からの補償室の制限も、戻し室からの補償室と作業室との制限も行われる。これにより、構成部材数も構成長さも減少される。何故ならば作業室の直径は戻し室の直径よりも小さく、ひいては補償ピストンの少ない移動行程で作業室の大きな容積増加が達成されるからである。
ガスばねの構成長さを更に減少させる関点からは、鉢形の補償ピストンのシリンダ区分が補償シリンダと作業シリンダとの間のリング室内に係合させることが提案されている。この形式で作業室の全長を作業ロッドの運動に活用することができるようになる。
補償ピストンと補償シリンダとの間の特別な案内エレメントは例えば、鉢形の補償ピストンのシリンダ区分がその外周面の少なくとも1部で補償シリンダの内周面に接触させられていると省略することができる。これは構造の更なる簡易化に、ひいては構成部分数の減少に寄与する。
鉢形の補償ピストンのシリンダ区分内へ突入する作業シリンダの自由端部にフランジ状の拡大部が設けられ、該拡大部の上で補償ピストンが移動可能であることにより、補償ピストンの補償媒体により負荷された面と補償室の容積とを、補償室の長さが与えられている場合に互いに無関係に規定することを許す別の設計パラメータが与えられていることができるようになる。
補償シリンダに対し相対的である作業シリンダの振動及び側方のずれに対処するためには、本発明の別の構成によれば補償シリンダと作業シリンダとの間のリング室内に少なくとも1つの支えエレメントが設けられ、この支えエレメントが補償シリンダに対し相対的に作業シリンダの位置を保っておりかつこの支えエレメントが少なくとも1つの貫通部を補償媒体のために有していることが提案されている。この場合、補償シリンダは少なくとも1つの支えエレメントのために少なくとも1つのストッパを有し、このストッパで作業ロッド出口側端部から所定の最小間隔が少なくとも1つの支えエレメントに保証されるようになっている。
付加的に又は選択的にシリンダ区分に、有利にはその自由端部に隣接して複数の支え付加部が作業シリンダのために設けられていることができる。この支え付加部は半径方向内方へ作業シリンダに向かって延びかつ例えば凸子として構成されていることができる。
有利には補償媒体の体積は連続的な温度上昇に際して連続的に増大する。この場合には補償媒体は付加的に又は選択的に完全に又は部分的に非圧縮性であることができる。
本発明の第2の関点に基づきガスばねの構成に際しては、本発明の第1の関点の条件を充たす補償媒体を使用することが有利であることとは無関係に、本発明の第2の観点による構成では、使用された補償媒体は油又は膨張ワックス又は一方の相が液状でかつもう一方の相がガス状である2相媒体であること、例えば六弗化硫黄であることができる。
自体公知であるように作業室は本発明の両方の観点によれば作業ロッドと結合されたピストンによって第1の作業室と第2の作業室とに分割されていることができる。この場合、第1の作業室は補償ピストン装置に境界を接しかつ作業ロッドが第2の作業室を通って延びている。
さらに戻し室は本発明の両観点によれば、例えば圧力下にあるガスで充たされ、このガスが補償ピストンを作業室の容積を減少する方向に負荷することができる。これによってガスばねの特に短い構成長さが達成される。選択的に又は付加的に戻し室内にはばね装置が受容され、このばね装置が補償ピストンに作用することができる。このばね装置は少なくとも1つの圧縮ばね、例えば少なくとも1つのコイルばね、皿ばね組又はそれに類似したものを有していることができる。
図1では本発明のガスばねは全体として符号50で示されている。ガスばね50は作業シリンダ1を有し、該作業シリンダ1内には作業ピストン2が滑動可能に案内されている。作業ピストン2は作業シリンダ1の内室1aを第1の作業室3と第2の作業室4とに分離している。作業ピストン2にはピストンロッド6が固定されている。このピストンロッド6は外部に対し閉鎖された第2の作業室4を貫通し、シールされて作業シリンダ1の外へ導き出されている。
圧力下にあるガス1Mで充たされた作業シリンダ1の内室1a内での作業ピストン2の運動を緩衝できるためには、作業ピストン2に、第1の作業室3を第2の作業室4と接続する絞り孔5が設けられている。しかし、絞り孔5に加えて又は絞り孔5に選択的に少なくとも1つの長手方向溝が作業シリンダ1に構成されていることもできる。
ピストンロッド出口側端部1bとは反対側の開放した端部1cにて作業シリンダ1は鉢形の補償ピストン10で閉じられている。補償ピストン10は図示の実施例では、円板状の鉢底10aとピストンロッド出口側端部1bの方向へ鉢底10aから突出するシリンダ区分10bとを有している。内室が補償ピストン10の鉢開口11を形成するシリンダ区分10bは、作業シリンダ1の外周面の上を案内されている。しかも作業シリンダ1はその端部1cにフランジ状の拡大部7を有し、その環状の外周面にはリング溝8が設けられており、このリング溝8にはOリング9が配置されている。作業シリンダ1の端部1cのフランジ状の拡大部7の上では補償ピストン10のシリンダ区分10bが滑動可能にかつOリング9によってシールされて案内されている。
作業シリンダ1の内室1aにおける圧力下にあるガス1Mは面Aの上にある補償ピストン10を負荷する。何故ならば作業シリンダ1の自由端部1cに補償ピストン10が接触している場合でもガス1Mは補償ピストン10と作業シリンダ1との間の接触ギャップに侵入するからである。このガス1Mの圧力は補償ピストン10に作業シリンダ1の内室1aを拡大する方向へ向けられた力を発揮する。
さらに補償ピストン10はその外側の円筒形の周面で補償シリンダ12内に軸方向で移動可能に配置されている。補償シリンダ12は作業シリンダ1を間隔をおいて同軸に取囲みかつピストンロッド6とは反対側の端部にて底13で閉じられている。閉鎖円板14はピストンロッド側で作業シリンダ1と補償シリンダ12との両方を閉鎖しているので、大気へのピストンロッド6の外シール装置は補償室16を外へシールする装置により静的に、つまり可動な部分なしで構成されている。
作業シリンダ1と補償シリンダ12との間に形成されたリング室16は補償媒体16Mで充たされている。この補償媒体16Mは温度上昇に際して膨張する。つまり補償媒体16Mの体積は増大する。補償媒体16Mは補償ピストン10をシリンダ区分10bの端面にて負荷しかつ補償ピストン10に作業シリンダ1の内室1aを拡大する方向へ向けられた力を発生させる。
補償ピストン10と底13との間に形成された、圧力下にあるガス15Mで充たされた戻し室15に対し補償室16をシールするためには、補償ピストン10はその外側の周面に半径方向の環状溝17を有しており、この環状溝17にリングシール17が配置されている。したがって圧力下にある戻し室15内のガス15Mは補償ピストン10を面Aに負荷し、補償ピストン10に作業シリンダ1の内室1aを縮小する方向に向けられた力を生ぜしめる。
補償ピストン10を作業シリンダ1の自由端部1cに向かって予備負荷することは、圧力下にあるガス15Mを戻し室15内に設けることに加えて又はこれに対して択一的に、補償ピストン10に作用する少なくとも1つの圧縮ばね15M′を戻し室15内に配置すること及び/又は補償ピストン10と結合された少なくとも1つの引っ張りばねを補償室16内に配置することによっても実施することができる。
先きに既に述べたように作業シリンダ1の内室1aは圧力下にあるガス1Mで充たされているので、補償ピストン10は補償シリンダ12内へ、つまり戻し室15を縮小する方向へ予備負荷される。戻し室15内に設けられたガス15Mと負荷面AとAは、戻し室15を拡大する方向で補償ピストン10に作用する力が常に、つまり特に作業シリンダ1の内室1aにおける作業ピストン2の位置とは無関係に、作業シリンダ1の内室1aにおける圧力によって補償ピストン10に作用する力よりも大きくなるように選択されるかもしくは設定されている。
さらに補足すると、作業シリンダ1を補償シリンダ12に支えかつこれに対し位置固定する支えエレメント40が設けられている。支えエレメント40は補償媒体16Mのための通過孔40aを有している。この通過孔40aは補償媒体16Mの通過をできるだけ妨げないように構成されている。補償シリンダ12の押込み変形部41によっては、支えエレメント40が作業シリンダ1のピストンロッド側の端部1bから常に所定の最小間隔を保つことが保証されている。もちろん前述した如きスペーサエレメントが複数設けられていることもできる。
補償媒体16Mの好適な利用を達成するためには補償ピストン10はガスばね50の運転のために見込まれた最低温度、例えば−30℃で、フランジ状の拡大部7の端面側の端部の近くに位置している。これは作業シリンダ1の内室1aの容積が最小であることを意味している。
周辺温度が上昇すると、補償媒体16Mが膨張し、補償ピストン10を補償シリンダ12の底13に向かって、つまり戻し室15を縮小する方向へ移動させる。これにより作業シリンダ1の内室1aは拡大される。作業シリンダ1の内室1aにおける温度上昇の基づき内室1aの容積が一定である場合には本来上昇するであろう圧力は上昇しないか又はわずかな程度しか上昇しない。何故ならば作業シリンダ1の内室1aの容積拡大が温度上昇の作用とは反対に作用するからである。
補償媒体16Mとしては本発明によれば有利には二酸化炭素(CO)が使用される。この補償媒体はガスばね50とその構成部分の幾何学的形状もしくは寸法によって補償室16内で、圧力−温度線図(p−T−線図)における補償媒体の状態点がガスばねの一般的な運転温度領域、つまり約−30℃の下方の限界温度Tと約+80℃の上方の限界温度Tとの間で、常に気体圧力曲線の上側に又はどうにか該気体圧力曲線上に位置するような高さの圧力下に保たれる。二酸化炭素の臨界温度Tは約31℃であり、ひいては考察された運転温度領域に位置しかつ臨界温度の上側の温度ではもはやガス状と液状の相の間で区別できないという事実は期待に反し、所望の高い有効な体積膨張に不都合な作用を有しない。何故ならば二酸化炭素の密度はここで特定した圧力では二酸化炭素がほぼ液体のような動態を有するほど高いからである。本発明によるガスばね50の寸法設定により二酸化炭素の圧力は臨界温度Tの上側では常に73.8barである二酸化炭素の臨界圧力pの上側に位置することすら保証される。
「有効な体積膨張ΔV」又はより正確には「相対的な有効体積膨張ΔV/V」とは本発明との関連においては、温度上昇により惹起される体積上昇と同時的な圧力上昇により惹起される体積縮小との差を意味する。つまり、
ΔV/V=(T−T)・Y−(p−p)・α
である。
この場合、
は運転温度領域の上側の限界温度、
は運転温度領域の下側の限界温度、
は上側限界温度での補償室における圧力、
は下側限界温度での補償室における圧力、
Yは補償媒体の体積膨張係数、
αは膨張媒体の圧縮係数
である。
補償媒体として援用された鉱物油の相対的な有効なΔV/Vは先きに述べた運転領域では約6.2%である。
これとは異なって二酸化炭素は31.8%の相対的な有効な体積膨張ΔV/Vを呈する。さらに二酸化炭素は費用的に好適に入手可能で、毒性がなく、環境にやさしく、不燃で他の物質特に空気と混合した状態ですら爆発性を有していないという利点を呈する。
人間と間接的又は直接的に接触するガスばねに問題なく使用できる他の補償媒体16Mは二窒化酸素(NO)と六弗化硫黄(SF)とが挙げられる。二窒化酸素(NO)の臨界温度Tは約46.6℃でその臨界圧pは約72.5barである。さらに二窒化酸素は約26%の相対的有効体積膨張ΔV/Vを呈する。これは二酸化炭素の相対的有効体積膨張よりもわずかにしか低くない。六弗化硫黄(SF)の臨界温度Tはほぼ45.6℃でかつその臨界圧力pはほぼ37barである。さらに六弗化硫黄はほぼ10.7%の相対的有効体積膨張ΔV/Vを呈し、これは二酸化炭素の相対的有効体積膨張ΔV/Vよりも下にあるが、依然としてはっきりと鉱物油の相対的有効体積膨張ΔV/Vの上にある。
さらに、可燃性、爆発性、有毒性、可能な異臭性及びそれに類似したもののような性質が制限される性質又は除外規準を成していない特別な使用のためには、エタン、プロパン、硫化水素、アンモニア、塩化メチレン及び二酸化硫黄を用いることができる。これらの物質のパラメータは以下の表1に示してある。
Figure 2006349182
ここでは先きに示した式に基づき先きに示した相対的有効体積膨張ΔV/Vの値は簡易化した、ガスばねの実際の構成とは無関係な仮定、補償室16における圧力が+80℃の上側温度限界では約440barでかつ−30℃の下側温度限界では約50barであるという仮定で算出されているものである。したがって記載した値は単に等級的に1つの物質又は他の物質の補償媒体としての適性についての印象を示すものであるに過ぎない。
以下においては本発明によるガスばねの若干の変化実施例についてだけ詳細に説明しておく。
図1と4とにおいては補償ピストン10は一体に構成されているのに対し、補償ピストン10は図2においてはその円筒形の周面に半径方向の環状のリング凹部19を有している。このリング凹部19には鉢長さを延長するシールスリーブ20が固定的に挿入されている。このシールスリーブ20は補償ピストン10と同じ直径を有している。端面側ではシールスリーブ20は図示されていないシールエレメント、例えばOリングを介して補償ピストン10に対しシールされていることができる。
補償ピストン10は図2の実施例でも鉢形に構成されていることができるが、この代りに図3を引用して、鉢形がほぼ円板状のベース部分10aとほぼ円筒形のスリーブ20′との協働によりはじめて形成されることもできることを示しておく。円板状のベース部分10aの厚さが補償シリンダ12における補償ピストン10の案内長さとして十分であると、スリーブ20′は補償ピストン10と同じ外径を有する必要性はない。
図5から12までは作業シリンダ1の補償ピストン側の端部と補償ピストン1に対する前記端部のシールとの種々の構成が示されている。
図5においては管状の作業シリンダ1の補償ピストン側の端部1cはフランジ22として半径方向外方へ変形されかつその中空スロートにOリング9を受容している。
図6,7及び8においても管状の作業シリンダの補償ピストン側の端部はフランジ22として半径方向外方へ変形されている。この場合、第6図においてはU字形横断面を有するシールリング21がフランジ22に被せ嵌められている。
図7においてはフランジ22に対し間隔をおいて平行に、作業シリンダ1を取囲む支えリング23が配置されかつ止めリング24により作業シリンダ1に確保されている。フランジ22と支えリング23との間のリングギャップはOリング9を受容するリング溝8を形成している。
図8においては止めリング24によって確保された支えリング23に対し間隔をおいて平行に第2の支えリング25がフランジ22に接触しておりかつ作業シリンダ1のリング溝26内へ半径方向で突入している。両方の支えリング23と25との間にはOリング9を受容するリング溝8が形成されている。
図9には互いに間隔をおいて2つの平行な支えリング23と25とが作業シリンダ1の周面に溶接されている。支えリング23と25は間にOリング9を受容するリング溝8を形成している。
図10と11の実施例ではフランジ状の拡大部は存在せず、Oリング9を受容するためのリング溝8は作業シリンダ1の周面に構成されている。図10においてはリング溝は半径方向の変形によりかつ図11においては切削により形成されている。
図12によればOリング9を受容するリング溝8は、作業シリンダ1とは別体であるが、しかし作業シリンダ1に運転的に不動に結合された部分1dに構成されている。
図13から図18にはガスばね50のピストンロッド側の端部が示されている。
この場合、管状に構成された補償シリンダ12のピストンロッド側の端部は半径方向内方へ向けられたフランジ27に変形されている。フランジ27にはリング形状の支えエレメント28が軸方向で接触している。支えエレメント28は周面にて補償シリンダ12により取囲まれている。この場合、図13,16及び17の実施例では変形により押込み変形部29が形成され、該押込み変形部29は図13と17では半径方向で支えエレメント28の対応する切欠き30内に係合する。
支えエレメント28のガスばね内へ突入する端部は直径が作業シリンダ1の内径に減少させられた段部31を有しており、該段部31は作業シリンダ1の端部内へ係合している。
リング状のシールエレメント32は端面側で支えエレメント28に支えられかつ半径方向内方でピストンロッドに接触しかつ半径方向外方で作業シリンダ1の内壁に接触している。
図13においては作業シリンダは支えエレメント28と溶接されているのに対し、図14から16までの実施例では作業シリンダ1の変形により半径方向内方へ向けられた押込み変形部33が形成されている。この押込み変形部33は支えエレメント28の段部31における対応する切欠き34に係合している。
図17においては支えエレメント28はその外周面にリング溝35を有し、該リング溝35内には半径方向内方へ向けられた変形部36で作業シリンダ1の端部が係合している。
図16の押込み変形部29には支えエレメント28の肩37に通じる段部31が接触している。
図18においてはシールエレメント32に対し軸方向の間隔をおいて、作業シリンダ1の変形によって形成された、半径方向内方へ向けられた押込み変形部38が構成されている。該押込み変形部38はピストン2の走出運動を制限するストッパを形成している。
図13から15までと図17から18までとにおいては支えエレメント28の近くの補償室16内に又は支えエレメント28に軸方向で接触してシールリング39が配置されている。このシールリング39は半径方向内方で作業シリンダ1の外壁に接触しかつ半径方向外方で補償シリンダ12の内壁に接触しておりかつ補償室16を支えエレメント28に対してシールしている。
ガスばねの断面図。 補償ピストンの断面の1部を示した図。 変化実施例の図2に相当する図。 図1のガスばねの作業シリンダ、補償シリンダ及び補償ピストンの部分的断面図。 作業シリンダの補償ピストン側の端部の第2実施例の部分断面図。 作業シリンダの補償ピストン側の端部の第3実施例の部分断面図。 作業シリンダの補償ピストン側の端部の第4実施例の部分断面図。 作業シリンダの補償ピストン側の端部の第5実施例の部分断面図。 作業シリンダの補償ピストン側の端部の第6実施例の部分断面図 作業シリンダの補償ピストン側の端部の第7実施例の部分断面図。 作業シリンダの補償ピストン側の端部の第8実施例の部分断面図。 作業シリンダの補償ピストン側の端部の第9実施例の部分断面図。 ガスばねのピストンロッド側の端部の第2実施例の部分断面図。 ガスばねのピストンロッド側の端部の第3実施例の部分断面図。 ガスばねのピストンロッド側の端部の第4実施例の部分断面図。 ガスばねのピストンロッド側の端部の第5実施例の部分断面図。 ガスばねのピストンロッド側の端部の第6実施例の部分断面図。 ガスばねのピストンロッド側の端部の第7実施例の部分断面図。
符号の説明
1 作業シリンダ、 2 作業ピストン、 3 作業室、 4 作業室、 5 絞り孔、 7 拡大部、 8 リング溝、 9 Oリング、 10 補償ピストン、 11 鉢開口、 12 補償シリンダ、 13 底、 14 閉鎖円板、 15 戻し室、 16 補償室、 17 溝、 18 リングシール、 19 リング凹部、 20 シールスリーブ、 21 シールリング、 22 フランジ、 23 支えリング、 24 止めリング、 25 支えリング、 26 リング溝、 27 フランジ、 28 支えエレメント、 29 押込み変形部、 30 切欠き、 31 段部、 32 シールエレメント、 33 押込み変形部、 34 切欠き、 35 リング溝、 36 変形部、 37 肩、 38 押込み変形部、 39 シールリング、 40 支えエレメント、 41 押込み変形部、 50 ガスばね

Claims (17)

  1. (イ)補償ピストン装置(10)と一緒に、作業媒体(1M)で充たされた作業室(1a)を閉成する作業シリンダ(1)と、
    (ロ)前記作業シリンダ(1)の開口を通って滑動可能に前記作業室(1a)内へ突入する作業ロッド(6)と、
    を有するガスばね(50)であって、前記補償ピストン装置(10)が前記作業媒体(1M)の圧力によりかつ補償室(16)内に設けられた、温度上昇に際して膨張する補償媒体(16M)の圧力により前記作業室(1a)の容積を拡大する方向に負荷されかつ戻し室(15)内に設けられた戻し媒体(15M)により前記作業室(1a)の容積を縮小する方向へ負荷されている形式のガスばね(50)において、当該ガスばね(50)の運転温度領域の下方の限界温度(T)とほぼ同じである第1の温度(T)と、当該ガスばね(50)の運転温度領域の上方の限界温度(T)を約100℃上回る第2の温度(T)との間に前記補償媒体(16M)の臨界温度(T)が位置するように前記補償媒体が選択され、かつ前記補償媒体(16M)による前記補償ピストン装置(10)の負荷面(A)と、前記作業媒体(1M)による前記補償ピストン装置(10)の負荷面(A)と、当該ガスばね(50)の設計温度での前記作業室(1a)の容積と、当該ガスばね(50)の設計温度での前記補償室(16)の容積と、前記補償ピストン装置(10)を負荷する前記戻し媒体(15M)の、当該ガスばね(50)の設計温度での、戻し力とが、前記補償媒体(16M)の臨界温度を上回らないガスばね(50)の運転温度で、前記補償媒体(16M)の状態点が気体圧力曲線の上又はその上側に位置するように設定されかつ相互に調和させられていることを特徴とする、ガスばね。
  2. 前記第2の温度(T)が当該ガスばね(50)の運転温度領域の上側の限界温度(T)を約60℃上回っており、有利には当該ガスばね(50)の運転温度領域の上側の限界温度(T)とほぼ同じである、請求項1記載のガスばね。
  3. 前記補償媒体(16M)が二酸化炭素、エタン、プロパン、硫化水素、アンモニア、塩化メチレン、二酸化硫黄、六弗化硫黄、及び二窒化酸素を含む物質郡から選出されている、請求項1又は2記載のガスばね。
  4. 当該ガスばね(50)の運転温度が前記補償媒体(16M)の臨界温度(T)を超えた場合に、前記補償室(16)における圧力が前記補償媒体の臨界圧力(p)よりも常に大きい、請求項1から3までのいずれか1項記載のガスばね。
  5. (イ)補償ピストン装置(10)と一緒に、作業媒体(1M)で充たされた作業室(1a)を閉成する作業シリンダ(1)と、
    (ロ)前記作業シリンダ(1)の開口を通って滑動可能に前記作業室(1a)内へ突入する作業ロッド(6)と、
    を有するガスばね(50)であって、前記補償ピストン装置(10)が前記作業媒体(1M)の圧力によりかつ補償室(16)内に設けられた、温度上昇に際して膨張する補償媒体(16M)の圧力により前記作業室(1a)の容積を拡大する方向に負荷されかつ戻し室(15)内に設けられた戻し媒体(15M)により前記作業室(1a)の容積を縮小する方向へ負荷されている形式のガスばね(50)において、前記作業シリンダ(1)を間隔をおいて取囲む補償シリンダ(12)を有し、該補償シリンダ(12)が当該ガスばね(50)の作業ロッド出口側端部(1b)から遠い端部で前記作業シリンダ(1)から外へ延びておりかつ該端部にて閉じられており、前記補償室(16)がほぼ前記作業シリンダ(1)と前記補償シリンダ(12)との間のリング室により形成されており、前記補償ピストン装置(10)が唯一の補償ピストン(10)を有し、該補償ピストン(10)が前記補償シリンダ(12)内に滑動可能に受容されかつ鉢形に構成されかつ鉢底(10a)と該鉢底(10a)から前記作業ロッド出口側端部(1b)に向かって突出しかつ前記作業シリンダ(1)に係合するシリンダ区分(10b)とを有し、該補償ピストン(10)が前記作業室(1a)と前記補償室(16)と前記戻し室(15)とを互いに分離していることを特徴とする、有利には請求項1から4までの特徴を有するガスばね。
  6. 前記補償ピストン(10)の前記シリンダ区分(10b)が前記補償シリンダ(12)と前記作業シリンダ(1)との間の前記補償室(16)内に係合する、請求項5記載のガスばね。
  7. 前記補償ピストン(10)の前記シリンダ区分(10b)がその外周面の少なくとも1部で前記補償シリンダ(12)の内周面に接触している、請求項5又は6記載のガスばね。
  8. 前記補償ピストン(10)の前記シリンダ区分(10b)内へ突入する前記作業シリンダ(1)の自由端部(1c)がフランジ状の拡大部(7)を備え、該拡大部(7)に沿って前記補償ピストン(10)が滑動可能に案内されている、請求項5から7までのいずれか1項記載のガスばね。
  9. 前記補償シリンダ(12)と前記作業シリンダ(1)との間の前記補償室(16)内に少なくとも1つの支えエレメント(40)が設けられており、該支えエレメント(40)が前記補償シリンダ(12)に対し相対的な位置に前記作業シリンダ(12)を保持しかつ該支えエレメント(40)が少なくとも1つの管通孔(40a)を補償媒体(16M)のために有している、請求項5から8までのいずれか1項記載のガスばね。
  10. 前記補償シリンダ(12)が少なくとも1つの支えエレメント(40)のために少なくとも1つのストッパ(41)を有し、該ストッパ(41)が前記作業ロッド出口側端部と前記少なくとも1つの支えエレメント(40)との間に所定の最小間隔を保証する、請求項9記載のガスばね。
  11. 前記シリンダ区分(10b)に、有利にはその自由端部に隣接して、前記作業シリンダ(1)のために複数の支え突起が設けられている、請求項5から10までのいずれか1項記載のガスばね。
  12. 前記補償媒体(16M)が連続的な温度上昇に際して連続的にその体積を増大させる、請求項5から11までのいずれか1項記載のガスばね。
  13. 前記補償媒体(16M)が完全に又は部分的に非圧縮性である、請求項5から12までのいずれか1項記載のガスばね。
  14. 前記補償媒体(16M)が油又は膨張ワックス又は一方の相が液状でかつ他方の相がガス状である2相媒体、例えば、六弗化硫黄である、請求項5から13までのいずれか1項記載のガスばね。
  15. 前記作業室(1a)が前記作業ロッド(6)と結合されたピストン(2)によって第1の作業室(3)と第2の作業室(4)とに分割されており、第1の作業室(3)が前記補償ピストン装置(10)に境界を接しかつ前記作業ロッド(6)が第2の作業室(4)を通って延びている、請求項1から14までのいずれか1項記載のガスばね。
  16. 前記戻し媒体(15M)が前記戻し室(15)内に設けられた、圧力下にあるガスによって形成されている、請求項1から15までのいずれか1項記載のガスばね。
  17. 前記戻し媒体(15M′)がばね装置によって形成されている、請求項1から15までのいずれか1項記載のガスばね。
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