JP2006333431A - 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 ディザ処理の切換わりによる画質の劣化を抑制することができる画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】 処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う画像処理装置10において、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置に対応し、該ディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された複数組の閾値の何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択した組の各閾値と処理対象の画素の画素値とを比較してディザ処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいてディザマトリクスを用いたディザ処理を行う画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいてディザマトリクスを用いたディザ処理をコンピュータに行わせるコンピュータプログラム及び記録媒体に関する。
近年、OA機器のデジタル化が急速に進展し、またカラー画像出力の需要が増加したことにより、電子写真方式のデジタルカラー複写機、インクジェット方式又は熱転写方式のカラープリンタ等の出力機器が広く一般に普及している。たとえば、デジタルカメラ又はイメージスキャナ等の入力機器から入力された画像情報やコンピュータ上で作成された画像情報がこれらの出力機器を用いて出力されている。これらの出力機器においては、入力された画像情報に対して、擬似階調再現処理を行っている場合が多い。
擬似階調再現技術の1つの手法として、多値ディザ処理があり、例えば図3に示すようなディザマトリクス(ただし、各セル内の数字は濃い出力値が割り当てられる順序を示す)の各画素に対し、夫々対応する各複数の閾値との大小関係に基づいて量子化処理を行い、複数の出力値の何れか1つを出力する、あるいは、変換テーブルに基づいて変換した出力値を出力する。
また、ディザマトリクスをk個(k≧2)の核を持つ集中型にしてスクリーン角を形成し、ディザマトリクスの内部において、濃度が最高レベルでないドットの出現度をk個以下とすることにより、再現性の向上及び滑らかな階調表現などの画質の安定化を図ると共に、ディザマトリクス内において濃度を均等に増加させて、ドット間の濃度レベル差を1以下とすることにより、解像度を許容できる範囲に維持し、各網点をバランス良く表現してスクリーン角の消滅を防止する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、領域分離処理によってエッジ領域と判定された画素は、文字や細線をくっきり再現するために、エッジ領域以外の多値ディザ処理とは異なり、例えば全てに1×1のディザマトリクスを用いて同一の階調補正処理、あるいは同一入力値に対してドット間の濃度レベル差を1以下にする多値ディザ処理を適用することが行われている。
また、多値ディザ処理において、より低濃度を再現しつつ、網点領域でモアレを生じ難くする手法として、低濃度部では画素の出力値をディザマトリクス内の所定の順序で各画素に振り分けて局所的に増加させ、高濃度部では画素の出力値をディザマトリクス内で所定の順序で各画素に1ずつ振り分けて均等に増加させる手法が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開昭61−189774号公報 特開2001−257893号公報
全画素に対して、図3のような、4つのサブマトリクスよりなるディザマトリクスで低濃度から高濃度にかけて図4(ただし、各セル内の数字は出力値であり、左上側が低濃度、右下側が高濃度)のような出力をする多値ディザ処理を行った場合、図16に示すスクリーン角の概念図に示すように、スクリーン角(図16の破線)がついており、ドットの間隔が小さくないので文字や細線部分にジャギーが生じるという問題がある。また、特許文献1の手法においても文字や細線部分にジャギーが生じるという問題がある。
また、図17に示すディザマトリクス(ただし、各セル内の数字は濃い出力値が割り当てられる順序を示す)を用いて、低濃度から高濃度にかけて図18のような出力(ただし、各セル内の数字は出力値であり、左上側が低濃度、右下側が高濃度)をする多値ディザ処理を行った場合、スクリーン角は0度でドットの間隔は小さいため、図3のディザマトリクスよりもジャギーは分かり難くなるが、例えば1ラインのみ濃くなったり、3ラインが濃くなったりするなど、1ライン周期で出力値の大きさが変わるため、主走査方向(図の左右方向)に伸びる細線の太さが読み取り位置に応じて異なるように見えるという問題が生じる。
さらに、領域分離処理でエッジ領域以外と判定された画素に対して図4のような多値ディザ処理、エッジ領域と判定された画素に対してすべて同一の階調補正処理、あるいは、同一入力値に対してドット間の濃度レベル差が1以下となる多値ディザ処理を適用した場合であっても、エッジ領域とエッジ領域以外とで再現濃度は一致し難く、また再現解像力も異なるために処理が切換わっているのが知覚されてしまうという問題がある。エッジ領域に対して、階調再現性もそれほど悪くなく、比較的再現解像力の良い図17のようなディザマトリクスで図18のような多値ディザ処理を行った場合であっても、再現濃度は合い易いが、再現解像力が異なるため、処理の切り換わりが知覚されるという問題がある。
また、特許文献2の手法を全画素について適用した場合、文字や細線部分のジャギーを抑えた画像を出力することができるが、不安定なドットを出力する画素が多くなり、出力画像に対してムラが多く感じられるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスを用いて、該ディザマトリクスの一部分に対して領域判別結果に応じて異なるディザ処理を行うことにより、ディザ処理の切換わりによる画質の劣化を抑制することができる画像処理方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスを異なる数ずつ組合せた複数のディザマトリクスの何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択したディザマトリクスに含まれる同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理を行うことにより、閾値の組の記憶に必要なメモリ容量を削減することができる画像処理方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置に対応し、該ディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された複数組の閾値の何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択した組の各閾値と処理対象の画素の画素値とを比較してディザ処理を行うことにより、領域に応じた最適なディザ処理が行えると共に、閾値を切換えたことによる画質の劣化を抑制することができる画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記閾値の組を、領域判別結果がエッジ領域の場合とそれ以外の場合とに応じて選択することにより、エッジ部分とエッジ以外の部分とで夫々最適なディザ処理を行うことができる画像処理方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、領域判別結果に関係なく、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置のディザ処理結果となる画素値を、同一位置を起点にして増加させることにより、閾値の組の切換えによる画質の劣化を抑制することができる画像処理方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、領域判別結果がエッジ領域の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの前記起点の画素値を所定値まで増加させ、次に他の各位置の画素値を均等に前記所定値まで増加させることにより、文字などのエッジ部分にジャギーが発生するのを抑制することができる画像処理方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記同一形状及び同一サイズの複数のディザマトリクスを一組とし、領域判別結果がエッジ領域の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記各ディザマトリクスの前記各起点のうち所定の起点の画素値を所定値まで増加させ、次に他の起点及び前記各ディザマトリクスの他の各位置の画素値を均等に前記所定値まで増加させることにより、文字などのエッジ部分にジャギーや孤立点が発生するのをより抑制することができる画像処理方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記所定の起点を均等に配置することにより、閾値の組の切り換えによる画質劣化を抑制しつつ、エッジ領域の階調特性の位置ばらつきを抑えることができる画像処理方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、領域判別結果がエッジ領域以外の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの前記起点の画素値を所定値まで増加させ、次に他の各位置の画素値を1箇所ずつ前記所定値まで増加させることにより、エッジ領域以外の階調性を向上させた画像処理方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、領域判別結果に関係なく、画素に対して共通の階調補正用情報に基づいて階調補正を行うことにより、階調補正用情報生成の処理速度を向上させた画像処理方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記複数の各組の閾値を用いたディザ処理の処理前の画素値と処理後の画素値との組毎の対応データの何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択した対応データに基づいてディザ処理を行うことにより、ディザ処理を高速に行うことができる画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することを他の目的とする。
本発明に係る画像処理方法は、処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う画像処理方法において、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスを用いて、該ディザマトリクスの一部分に対して領域判別結果に応じて異なるディザ処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う画像処理方法において、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスを異なる数ずつ組合せた複数のディザマトリクスの何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択したディザマトリクスに含まれる同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置に対応し、該ディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された複数組の閾値の何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択した組の各閾値と処理対象の画素の画素値とを比較してディザ処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、前記閾値の組を、領域判別結果がエッジ領域の場合とそれ以外の場合とに応じて選択することを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、領域判別結果に関係なく、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置のディザ処理結果となる画素値を、同一位置を起点にして増加させることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、領域判別結果がエッジ領域の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの前記起点の画素値を所定値まで増加させ、次に前記ディザマトリクスの他の各位置の画素値を均等に前記所定値まで増加させることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、前記同一形状及び同一サイズの複数のディザマトリクスを一組とし、領域判別結果がエッジ領域の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記各ディザマトリクスの前記各起点のうち所定の起点の画素値を所定値まで増加させ、次に他の起点及び前記各ディザマトリクスの他の各位置の画素値を均等に前記所定値まで増加させることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、前記所定の起点は均等に配置することを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、領域判別結果がエッジ領域以外の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの前記起点の画素値を所定値まで増加させ、次に前記ディザマトリクスの他の各位置の画素値を1箇所ずつ前記所定値まで増加させることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、領域判別結果に関係なく、画素に対して共通の階調補正用情報に基づいて階調補正を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された変換前の画素値と変換後の画素値との複数の対応データの何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択した対応データに基づいて処理対象の画素の画素値を変換してディザ処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う画像処理装置において、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置に対応し、該ディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された複数組の閾値を記憶する記憶部と、領域判別結果に応じて、前記記憶部に記憶されている閾値の組の何れかを選択する選択手段とを備え、該選択手段が選択した組の各閾値と処理対象の画素の画素値とを比較してディザ処理を行うように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う画像処理装置において、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された変換前の画素値と変換後の画素値との複数の対応データを記憶する記憶部と、領域判別結果に応じて、前記記憶部に記憶されている対応データの何れかを選択する選択手段とを備え、該選択手段が選択した対応データに基づいて処理対象の画素の画素値を変換してディザ処理を行うように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上述した本発明の画像処理装置と、該画像処理装置によって処理された画像をシートに形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行わせるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置に対応し、該ディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された複数組の閾値の何れかを領域判別結果に応じて選択させる手順と、コンピュータに、選択した組の各閾値と処理対象の画素の画素値とを比較させてディザ処理を行わせる手順とを含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行わせるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された変換前の画素値と変換後の画素値との複数の対応データの何れかを領域判別結果に応じて選択させる手順と、コンピュータに、選択した対応データに基づいて処理対象の画素の画素値を変換させてディザ処理を行わせる手順とを含むことを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、上述した本発明のコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明においては、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスを用いて、該ディザマトリクスの一部分に対して領域判別結果に応じて異なるディザ処理を行うため、前記一部分に対して領域に最適なディザ処理を行うことができる。また、領域判別結果に応じた異なるディザ処理は一部分に行っており、全部分に行っておらず、ディザマトリクスの他部分では領域判別結果に応じた異なるディザ処理は行われていないため、ディザ処理の切換わりが目立ち難くなり、ディザ処理の切換わりによる画質の劣化を抑制することができる。
本発明においては、同一形状及び同一サイズのディザマトリクス(以下、サブマトリクスという)を異なる数ずつ組合せた複数のディザマトリクスの何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択したディザマトリクスに含まれる同一形状及び同一サイズのサブマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理を行うため、組合わせるサブマトリクス数を少なくすることにより、閾値の組の記憶に必要なメモリ容量を削減することができる。なお、連続して大きな面積を占めることのない領域は階調再現性が若干劣っていても、出力画像の画質に影響が比較的少ないので、そのような領域のディザ処理に用いるディザマトリクスはサブマトリクスの個数を少なくしても問題はない。また、連続階調領域の方が、階調特性を重視するため、組合わせるサブマトリクス数を多くする。
本発明においては、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置に対応し、該ディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された複数組の閾値の何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択した組の各閾値と処理対象の画素の画素値とを比較してディザ処理を行うため、前記一部分においては、領域に応じた最適なディザ処理が行え、前記他部分においては、領域によらず共通のディザ処理を行って、閾値を切換えたことによる画質の劣化を抑制することができる。ここで、上述したディザ処理は、画像処理装置又はシートに画像を形成する画像形成装置だけでなく、コンピュータに実行させることも可能である。コンピュータに前記処理を実行させる場合は、前記処理を実行させるコンピュータプログラムを記録媒体に記録するなどしてコンピュータに提供する。
本発明においては、前記閾値の組を、領域判別結果がエッジ領域の場合とそれ以外の場合とに応じて選択するため、文字などのエッジ部分と、網点領域又は連続階調領域などのエッジ以外の部分とで、それぞれ最適なディザ処理を行うことができる。
本発明においては、領域判別結果に関係なく、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置のディザ処理結果となる画素値(以下、出力値という)を、同一位置を起点にして増加させるため、領域判別結果によらず一定のスクリーン角が形成され、また領域判別結果によらず前記起点部分は同様の出力値となるため、閾値の切換えによるディザ処理の切換わりが目に付き難く、閾値の組の切換えによる画質の劣化を抑制することができる。
本発明においては、領域判別結果がエッジ領域の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの前記起点の出力値を所定値まで増加させ、次に他の各位置の出力値を均等に前記所定値まで増加させるため、文字などのエッジ部分にジャギーが発生するのを抑制することができる。
本発明においては、前記同一形状及び同一サイズの複数のディザマトリクスを一組とし、領域判別結果がエッジ領域の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記各ディザマトリクスの前記各起点のうち所定の起点の画素値を所定値まで増加させ、次に他の起点及び前記各ディザマトリクスの他の各位置の画素値を均等に前記所定値まで増加させるため、エッジ領域の階調性はやや低下するが、文字などのエッジ部分にジャギーや孤立点が発生するのをより抑制することができる。
本発明においては、前記所定の起点を均等に配置するため、閾値の組の切り換えによる画質劣化を抑制しつつ、エッジ領域の階調特性の位置ばらつきを抑えることができる。
本発明においては、領域判別結果がエッジ領域以外の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの前記起点の出力値を所定値まで増加させ、次に他の各位置の出力値を1箇所ずつ前記所定値まで増加させるため、エッジ領域以外の例えば網点領域又は連続階調領域などの階調性が向上する。
本発明においては、領域判別結果に関係なく、画素に対して共通の階調補正用情報に基づいて階調補正を行うため、領域判別結果毎に階調補正用情報を用意して切換える場合と比べて階調補正用情報を生成する処理速度が向上し、また階調補正用情報の記憶に必要なメモリ容量を削減することができる。また、共通の階調補正用情報に基づいて階調補正を行うため、ディザ処理の切換わりが目立ち難くなる。
本発明においては、前記複数の各組の閾値を用いたディザ処理の処理前の画素値と処理後の画素値との組毎の対応データを予め記憶部に記憶しておき、対応データの何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択した対応データに基づいて処理対象の画素の画素値を変換してディザ処理を行うため、閾値との比較などは行う必要がなく、ディザ処理を高速に行うことができる。ここで、上述したディザ処理は、画像処理装置又はシートに画像を形成する画像形成装置だけでなく、コンピュータに実行させることも可能である。コンピュータに前記処理を実行させる場合は、前記処理を実行させるコンピュータプログラムを記録媒体に記録するなどしてコンピュータに提供する。
本発明によれば、ディザ処理の切換わりによる画質の劣化を抑制することができる。
本発明によれば、組合わせるディザマトリクス数を少なくすることにより、閾値の組の記憶に必要なメモリ容量を削減することができる。
本発明によれば、領域に応じた最適なディザ処理が行えると共に、閾値を切換えたことによる画質の劣化を抑制することができる。
本発明によれば、文字などのエッジ部分と、網点領域又は連続階調領域などのエッジ以外の部分とで、それぞれ最適なディザ処理を行うことができる。
本発明によれば、閾値の組の切換えによる画質の劣化を抑制することができる。
本発明によれば、文字などのエッジ部分にジャギーが発生するのを抑制することができる。
本発明によれば、文字などのエッジ部分にジャギーや孤立点が発生するのをより抑制することができる。
本発明によれば、閾値の組の切り換えによる画質劣化を抑制しつつ、エッジ領域の階調特性の位置ばらつきを抑えることができる。
本発明によれば、エッジ領域以外の例えば網点領域又は連続階調領域などの階調性が向上する。
本発明によれば、階調補正用情報生成の処理速度を向上させることができる。また、階調補正用情報の記憶に必要なメモリ容量を削減することができる。
本発明によれば、ディザ処理を高速に行うことができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る画像処理装置10を備えるデジタルカラー複写機(画像形成装置)30の概略構成を示すブロック図である。デジタルカラー複写機30は、画像入力装置32、画像処理装置10、画像出力装置(画像形成手段)34、及び操作パネル36を備える。また、画像処理装置10は、A/D(アナログ/デジタル)変換部11、シェーディング補正部12、入力階調補正部13、領域分離処理部14、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、出力階調補正部18、および、階調再現処理部19を備える。
画像入力装置32は、例えば、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)を有するイメージスキャナを備え、原稿画像が記録された紙からの反射光像を、CCDにてアナログRGB(R:赤、G:緑、B:青)信号として読取り、画像処理装置10へ出力するものである。画像入力装置32で読取られたアナログRGB信号は、画像処理装置10内を、A/D変換部11、シェーディング補正部12、入力階調補正部13、領域分離処理部14、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、出力階調補正部18、および階調再現処理部19の順に送られ、最終的にデジタルCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:黒)信号が画像出力装置34へ出力される。
A/D変換部11は、入力されたアナログRGB信号をデジタルRGB信号に変換するものである。シェーディング補正部12は、A/D変換部11より送られてきたデジタルRGB信号(以下、RGB信号という)に対して、画像入力装置32の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。入力階調補正部13は、シェーディング補正部12にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)を、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号などの画像処理装置10に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換する。
領域分離処理部14は、入力されたRGB信号に基づいて、入力画像中の各画素を、例えば文字領域(エッジ領域)、網点領域、写真領域などの領域に分離するものである。領域分離処理部14は、また、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号(領域判別結果)を、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、出力階調補正部18、及び階調再現処理部19へ出力すると共に、入力階調補正部13から入力されたRGB信号をそのまま後段の色補正部15へ出力する。
領域分離処理としては、例えば、処理対象の注目画素を含むn×mのブロック(例えば、15×15)における最小濃度値(最小画素値)と最大濃度値(最大画素値)との差分である最大濃度差と、隣接する画素の濃度差(画素値の差)の絶対値の総和である総和濃度繁雑度を算出し、予め定められる複数の閾値と比較することにより下地領域、印画紙(写真)領域(連続階調領域。熱転写方式や昇華型プリンタで出力された画像も連続階調領域に相当する)、文字領域(エッジ領域)、又は網点領域に分離するものである(例えば特開2002−232708号公報参照)。
下地領域の濃度分布は、通常、濃度変化が少ないため、最大濃度差及び総和濃度繁雑度は共に非常に小さくなる。印画紙領域の濃度分布は、滑らかな濃度変化をしているため、最大濃度差及び総和濃度繁雑度は共に小さいが、下地領域よりは多少大きくなる。網点領域の濃度分布は、最大濃度差は網点により様々であるが、総和濃度繁雑度は網点の数だけ濃度変化が生じるため、最大濃度差に対する総和濃度繁雑度の割合が大きくなる。したがって、最大濃度差と文字・網点判定閾値(上記複数の閾値の1つ)との積よりも総和濃度繁雑度が大きい場合は、網点領域であると判別することが可能である。文字領域の濃度分布は、最大濃度差が大きく、それに伴い総和濃度繁雑度も大きくなるが、網点領域よりも濃度変化が少ないため、網点領域よりも総和濃度繁雑度は小さくなる。したがって、最大濃度差と文字・網点判定閾値との積よりも総和濃度繁雑度が小さい場合には、文字領域(エッジ領域)であると判別することが可能である。
よって、まずは、算出された最大濃度差と最大濃度差閾値との比較、及び、算出された総和濃度繁雑度と総和濃度繁雑度閾値との比較を行う。最大濃度差が最大濃度差閾値よりも小さく、かつ、総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値よりも小さい場合、注目画素は下地・印画紙領域であると判定し、そうでない場合は文字・網点領域であると判定する。下地・印画紙領域であると判定された場合、算出された最大濃度差と下地・印画紙判定閾値との比較を行い、最大濃度差の方が小さい場合は下地領域であると判定し、最大濃度差の方が大きい場合は印画紙領域であると判定する。また、文字・網点領域であると判定された場合、算出された総和濃度繁雑度と最大濃度差に文字・網点判定閾値を掛けた値との比較を行い、総和濃度繁雑度の方が小さい場合は文字領域(エッジ領域)であると判定し、総和濃度繁雑度の方が大きい場合は網点領域であると判定する。
色補正部15は、色を忠実に再現するために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うものである。処理方法としては、入力RGB信号と出力CMY信号の対応関係をLUTとして用意しておく方法を用いたり、
Figure 2006333431
のような変換行列を用いるカラーマスキング法などがある。カラーマスキング法を用いる場合には、あるCMYデータを画像出力装置34に与えた場合に出力される色のL* * * 値(CIE1976L* * * 信号(CIE:Commission International de l'Eclairage;国際照明委員会、L* :明度、a* ,b* :色度))と同じL* * * 値のカラーパッチを画像入力装置32に読取らせたときのRGBデータと前記画像出力装置34に与えたCMYデータとの組を多数用意し、それらの組み合わせから数1のa11からa33までの変換行列の係数を算出する。これらの係数を用いて色補正処理を行う。より精度を高めたい場合は、二次以上の高次の項を加えればよい。
黒生成下色除去部16は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号が重なる部分を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行うものであり、CMYの3色信号をCMYKの4色信号に変換する。空間フィルタ処理部17は、黒生成下色除去部16から入力されるCMYK信号の画像に対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理するものである。出力階調補正部18は、濃度信号などを画像出力装置34の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行う。階調再現処理部19は、CMYK信号の画像に対して、領域識別信号を基に、最終的に画像を擬似的に階調を再現できるように処理する階調再現処理を施す。
例えば、領域分離処理部14で文字領域(エッジ領域)と判別された領域に対しては、特に黒文字または色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部17による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理によって高周波成分を強調する。同時に、階調再現処理部19においては、高周波成分の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。また、領域分離処理部14で網点領域と判別された領域に対しては、空間フィルタ処理部17において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施され、階調再現処理部19において、階調性を重視したスクリーンで二値化または多値化処理が施される。領域分離処理部14で印画紙領域と判別された領域に対しては、階調再現処理部19で階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。
本発明において、階調再現処理部19は、後述するように、領域分離結果に応じて異なる多値ディザ処理を施す。ただし、異なるディザ処理とは、異なる閾値を用いたディザ処理を意味する。なお、画像データは、CMYKの各色の濃度値から構成されるが、多値ディザ処理は、画像データの色成分にかかわらず同様の処理を行うので、以下の説明では、1つの色成分の濃度値(画素値)に対する処理だけを説明し、他の色成分に対する処理については説明を省略する。
上述した各処理が施された画像データは、図示しない記憶装置に一旦記憶され、所定のタイミングで読み出されて画像出力装置34へ出力される。画像出力装置34は、画像データに基づくカラー画像を記録媒体(例えば紙等)上に出力するもので、例えば、電子写真方式又はインクジェット方式を用いたカラー画像出力装置等を挙げることができるが特に限定されるものではない。尚、以上の処理は図示しないCPU(Central Processing Unit)により制御される。操作パネル36は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示部と設定ボタン等の操作部とが一体化されたタッチパネル等により構成され、操作パネル36より入力された情報に基づいて画像入力装置32、画像処理装置10、及び画像出力装置34の動作が前記CPUにより制御される。
図2は階調再現処理部19の要部構成例を示すブロック図である。階調再現処理部19は、閾値処理部42、閾値選択部(選択手段)44、及び閾値出力値格納部(記憶部)46を備える。閾値出力値格納部46は、ディザ処理に用いるディザマトリクス内の各画素位置毎に閾値を15個、出力値を16個格納している。ただし、前記閾値及び出力値は、エッジ領域(例えば文字領域)及びエッジ領域以外(例えば網点領域、印画紙領域、下地領域)などの領域分離結果別に夫々格納されている。閾値選択部44は、領域識別信号が入力されており、領域識別信号に基づいて、エッジ領域用の閾値及び出力値、又は、エッジ領域以外用の閾値及び出力値を選択して閾値出力値格納部46から読出し、読出した閾値などを閾値処理部44へ送る。なお、本実施の形態においては、網点領域に属する画素については、エッジ領域以外の閾値及び出力値を用いるようにしているが、別途、網点領域用の閾値及び出力値を用意し、網点領域の場合に選択して用いることも可能である。
閾値処理部42は、入力画像データの各画素に対して、領域識別信号に応じて選択された、ディザマトリクス内の濃い出力値(画素値)が順に割り当てられる各位置に対応する複数個(例えば15個)の閾値との比較を行い、比較結果に基づいて、複数個(例えば16個)の出力値のうちの何れか1つを出力する。本実施の形態では、0から255の入力画像データ(入力濃度値)に対して、16値(0から15)の出力画像データ(出力値)を出力する多値ディザ処理を行うものとする。入力濃度値(画素の濃度値)、閾値、及び出力値の対応関係の例を表1に示す。
Figure 2006333431
表1に示すように、ディザマトリクス内の位置i(i=0,1,2,…,n)毎に用意された複数の閾値Th[i][j](j=0,1,2,…,14、ただし、Th[i][j]≦Th[i][j+1])と入力濃度値xとの大小関係(比較結果)に応じて、複数の出力値Out[j](j=0,1,2,…,15、ただし、Out[j]≦Out[j+1])の何れかが出力される。ただし、閾値は、ディザマトリクスの一部分では領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、他の部分では領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定される。
図3は多値ディザ処理に用いるディザマトリクスの例を示す図であり、図4及び図5は低濃度から高濃度にかけての出力値の例を示す図である。図3のディザマトリクスは複数(図では4つ)のサブマトリクスから構成されており、各セルの数字(以下、番号という)は濃い出力値が割り当てられる順序を示しており、図4及び図5の各セルの数字は出力値を示している。
エッジ領域以外の多値ディザ処理は、図3のようなディザマトリクスの場合、例えば各閾値の関係を、
Th[i][j]≦Th[i+1][j]
Th[4k+3][j]≦Th[4k][j+1]
Th[4k+3][14]≦Th[4k+4][0]
(k=0,1,2,…,8)
とすることで、図4に示すように、低濃度(図4の左上側)から高濃度(図4の右下側)にかけて、番号の順序に従って、サブマトリクス毎に、各番号の出力値を1から15まで増加させる。例えば、各サブマトリクスの核(起点)となる番号「0」、「1」、「2」、「3」の出力値を1から15まで増加させた後、次に番号「4」、「5」、「6」、「7」の出力値を1から15まで増加させ、以後同様に各サブマトリクス内の1箇所の番号の出力値を1から15まで増加させる。
エッジ領域の多値ディザ処理は、図3のようなディザマトリクスの場合、各閾値の関係を
Th[i][j]≦Th[i+1][j]
Th[3][j]≦Th[0][j+1]
Th[3][14]≦Th[4][0]
Th[39][j]≦Th[4][j+1]
とすることで、図5に示すように、低濃度(図5の左上)から高濃度(図5の右下)にかけて、サブマトリクス毎に、核となる番号「0」、「1」、「2」、「3」の出力値を1から15まで増加させ、その他については、番号の順序に従って均等に出力値を増加させていく。例えば、各サブマトリクスの核(起点)となる番号「0」、「1」、「2」、「3」の出力値を1から15まで増加させた後、次に番号「4」〜「39」の出力値を番号順に1に増加させ、以後同様に番号「4」〜「39」の出力値を番号順に均等に2から15まで増加させる。
本発明においては、エッジ領域用のディザマトリクスの核となる番号「0」、「1」、「2」、「3」とエッジ領域以外用のディザマトリクスの核となる番号「0」、「1」、「2」、「3」とをディザマトリクス内の同一位置とし、同じように出力値を増加させている。そのため、エッジ領域とエッジ領域以外とで異なる多値ディザ処理を行った場合であっても、スクリーン角がずれるのを防止することができる。
図4及び図5に示したように、エッジ領域はエッジ領域以外に比べると比較的ムラの多い出力となる多値ディザ処理が行われるが、エッジ領域は広範囲に渡って連続しないので、ムラの影響は少ない。また、エッジ領域の多値ディザ処理は、ディザマトリクスの40画素のうち4画素、すなわちサブマトリクスの10画素のうち1画素(核となる番号「0」、「1」、「2」、「3」)は、エッジ領域以外の多値ディザ処理と同一の出力値に変換されるため、多値ディザ処理の切換わりは目立ち難く、また、サブマトリクスの10画素のうち9画素が各入力濃度値に対してほぼ均等な出力値になっているため、文字部分や細線部分に対してジャギーを抑えた再現性の良い画像を出力することができる。
なお、本実施の形態では、出力値Out[j](j=0,1,2,…,15、ただし、Out[j]≦Out[j+1])を0から15までの4ビットの整数値としているが、0から255までの8ビットの整数値のうち、画像出力装置34の特性に基づいて選ばれた16個の整数値とすることも可能である。
また、エッジ領域の多値ディザ処理は、他の方法を用いることも可能である。図6は低濃度から高濃度にかけての出力値の他の例を示す図である。図3のようなディザマトリクスの場合、各閾値の関係を
Th[i][j]≦Th[i+1][j]
Th[3][j1]≦Th[0][j1+1]
Th[3][12]≦Th[4][0]
Th[39][j1]≦Th[4][j1+1]
Th[39][j2]≦Th[0][j2+1]
(j1=0,1,2,…,11、また、j2=12,13)
とすることで、図6に示すように、低濃度(図6の左上)から高濃度(図6の右下)にかけて、サブマトリクス毎に、核となる番号「0」、「1」、「2」、「3」の出力値を1から13まで増加させ、その他については、番号の順序に従って均等に出力値を13まで増加させ、その後は全体的に均等に15まで増加させていく。例えば、各サブマトリクスの核(起点)となる番号「0」、「1」、「2」、「3」の出力値を1から13まで増加させた後、次に番号「4」〜「39」の出力値を番号順に1に増加させ、以後同様に番号「4」〜「39」の出力値を番号順に均等に2から13まで増加させ、次に番号「0」〜「39」の出力値を番号順に均等に15まで増加させる。この場合は、上述したエッジ領域の多値ディザ処理(1から15まで増加させる)に比べて、高濃度(13以上)のムラは大きくなるが、ジャギーは目立ち難くなる。
出力階調補正部18は、濃度信号などを画像出力装置34の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行っているが、この出力階調補正の入出力関係(変換前と変換後との関係)は画像出力装置34の特性と階調再現処理部19で行う処理とに基づいて決定されるため、通常は、階調再現処理部19で行う多値ディザ処理が異なる場合は、多値ディザ処理に応じて出力階調補正の入出力関係も変更する必要がある。例えば出力階調補正が補正テーブル(階調補正用情報)を用いて行われている場合は、複数の補正テーブルが必要になる。しかし、出力階調補正の入出力関係は、エッジ領域以外の多値ディザ処理に対応する入出力関係だけを用い、この入出力関係をエッジ領域及びエッジ領域以外の両方で共用することも可能である。両方で共用する方が、補正テーブルを記憶するメモリ容量が少なくなり、また補正テーブルの切換がないため、処理速度が向上すると共に、補正テーブルの切換わり部分が目立ち難くなる。
また、出力階調補正部18の出力階調補正処理は、入力値(入力濃度値)とディザマトリクス内の総出力値の関係を画像出力装置34の出力特性に応じて設定することにより、階調再現処理部19の多値ディザ処理時に同時に行うこともできる。図7は、エッジ領域以外の入力値とディザマトリクス内の総出力値との関係の例を示す図である。図7では、入力値が0から255であり、ディザマトリクスの総出力値は0から600(1画素当たりの出力値15×40画素=600)である。この入力値と総出力値との関係に基づいて、領域に応じた15個の閾値及び16個の出力値の組を設定すればよい。なお、エッジ領域の多値ディザ処理の入力値と総出力値との関係として、エッジ領域以外の多値ディザ処理の入力値と総出力値との関係をそのまま用いることも可能である。
上述した実施の形態においては、図3に示したように複数のサブマトリクスから構成されたディザマトリクスを例にして説明したが、サブマトリクスの数は任意であり、また、1つのサブマトリクスをディザマトリクスとして用いることも勿論可能である。図8は多値ディザ処理に用いるディザマトリクスの他の例を示す図であり、図9は低濃度から高濃度にかけての出力値の例を示す図である。図8のディザマトリクスは複数(図では2つ)のサブマトリクスから構成されており、各セルの数字(番号)は濃い出力値が割り当てられる順序を示しており、図9の各セルの数字は出力値を示している。
また、図3に示した4つのサブマトリクスで構成したディザマトリクスと、図8に示した2つの前記サブマトリクスで構成したディザマトリクスとを、領域に応じて切換えることも可能である。サブマトリクスの数が少ない方が、メモリ容量が小容量で済み、小型化及び低コスト化に有利である。
(実施の形態2)
図10は、本発明に係る画像処理装置を含む画像形成システムの構成例を示すブロック図である。この画像形成システムは、コンピュータ(画像処理装置)50及びプリンタ(画像出力装置、画像形成手段)56を備える。プリンタ56は、カラー出力が可能であり、プリンタ機能に加えて、コピー機能、ファクシミリ機能を有するデジタル複合機であってもよい。また、プリンタ56は、電子写真方式又はインクジェット方式の画像形成を行う。
例えばフラットベッドスキャナ又はフィルムスキャナ等のイメージスキャナ又はデジタルカメラからコンピュータ50へ画像データが入力され、図示しないハードディスクなどの記憶装置に記憶される。コンピュータ50に入力された画像データは、各種のアプリケーションプログラムを実行して加工・編集等を行うことが可能である。コンピュータ50は、プリンタ56へ出力する出力画像データの各画素が属する領域を判別する領域分離処理部51、中間調生成処理を行う階調再現処理部53、及び、出力画像データのプリンタ言語への変換を行うプリンタ言語翻訳部54等として動作する。領域分離処理部51は、上述した実施の形態1の画像処理装置10の領域分離処理部14と同様の領域分離処理(領域判別処理)を行い、階調再現処理部53は実施の形態1の画像処理装置10の階調再現処理部19と同様の中間調生成処理(ディザ処理)を行う。なお、図示していないが、コンピュータ50は、上述した実施の形態1の画像処理装置10の色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部8、及び出力階調補正部18などと同様の処理を行うことも可能である。プリンタ言語翻訳部54でプリンタ言語に変換されたデータは、通信ポート54(セントロニクスポート、LAN(Local Area Network)ポート等)を介してプリンタ56へ出力される。
図11はコンピュータの構成例を示すブロック図である。コンピュータ50は、CPU61と、RAM(Random Access Memory)62と、ハードディスクドライブ(以下、ハードディスクと略す)63と、フレキシブルディスクドライブ又はCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)ドライブ等の外部記憶部64と、プリンタ56などとの通信制御を行う通信ポート55とを備える。また、コンピュータ50は、キーボード又はマウス等の入力部65と、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ又は液晶ディスプレイなどの表示部66とを備える。また、通信ポート55は、ネットワークカード又はモデムを含み、LAN、インターネット又は電話回線などの通信ネットワークに接続することが可能である。
CPU61は、上述した各部62〜66及び55の制御を行う。また、CPU61は、入力部65又は通信ポート55から受付けたプログラム又はデータ、あるいはハードディスク63又は外部記憶部64から読み出したプログラム又はデータ等をRAM62に記憶し、RAM62に記憶したプログラムの実行又はデータの演算等の各種処理を行い、各種処理結果又は各種処理に用いる一時的なデータをRAM62に記憶する。RAM62に記憶した演算結果等のデータは、CPU61により、ハードディスク63に記憶されたり、表示部66又は通信ポート55から出力される。
CPU61は、上述した領域分離処理部51、階調再現処理部53、及びプリンタ言語翻訳部54などとして動作する。また、画像データは、例えばスキャナ又はデジタルカメラからコンピュータ50へ入力され、ハードディスク63に記憶される。また、CPU61は、実施の形態1(図2)の閾値処理部42及び閾値選択部(選択手段)44として動作する。また、RAM62又はハードディスク63は、閾値出力値格納部(記憶部)46として動作する。
CD−ROM等の記録媒体69に記録されたコンピュータプログラムを外部記憶部64で読み出してハードディスク63又はRAM62に記憶してCPU61に実行させることにより、コンピュータ50を上述した各部又は各手段として動作させることが可能である。また、LANなどに接続された通信ポート55で他の装置からコンピュータプログラムを受付けてハードディスク63又はRAM62に記憶することも可能である。なお、本発明に係る階調再現処理(ディザ処理)を実現するコンピュータプログラムは、プリンタドライバに含まれていてもよいし、画像処理用のアプリケーションソフトに含まれていてもよい。
図12はディザ処理手順の例を示すフローチャートである。CPU61は、処理対象の画素が属する領域を判別し、判別結果をRAM62に記憶する。判別結果がエッジ領域の場合(S10:YES)、CPU61はハードディスク63からエッジ領域用の閾値の組を読み出し(S12)てRAM62に記憶する。また、判別結果がエッジ領域以外の場合(S10:NO)、CPU61はハードディスク63からエッジ領域以外用の閾値の組を読み出し(S14)てRAM62に記憶する。CPU61は、読み出した各閾値と処理対象の画素値との比較を行い、閾値比較の結果(大小関係)に基づいた出力値をハードディスク63から読み出し(S16)てRAM62に記憶する。全画素に対して上述した処理を行う(S18:NO)。領域の判別、閾値の選択、及び出力値の選択は、実施の形態1と同様に行われる。
(実施の形態3)
上述した実施の形態においては、閾値を用いて多値ディザ処理を行ったが、変換テーブル(対応データ)を用いて多値ディザ処理を行うことも可能である。図13は階調再現処理部19の要部構成の他の例を示すブロック図である。階調再現処理部19は、変換部43、テーブル選択部45、及び変換テーブル格納部47を備える。変換テーブル格納部47は、例えば上述した実施例1の閾値を用いたディザ処理の入力値(入力画素値)と出力値との対応関係(変換テーブル)が記憶されている。ただし、変換テーブルは、エッジ領域(例えば文字領域)及びエッジ領域以外(例えば網点領域、印画紙領域、下地領域)などの領域分離結果別に夫々格納されている。
テーブル選択部45は、領域識別信号が入力されており、領域識別信号に基づいて、エッジ領域用の変換テーブル又はエッジ領域以外用の変換テーブルを選択して変換テーブル格納部47から読出し、変換部43へ送る。なお、本実施の形態においては、網点領域に属する画素については、エッジ領域以外の変換テーブルを用いるようにしているが、別途、網点領域用の変換テーブルを用意し、網点領域の場合に選択して用いることも可能である。変換部43は、入力画像データ(入力値)に対して、領域識別信号に応じて選択された変換テーブルに基づいて、対応する出力画像データ(出力値)を出力する。この場合は、閾値との比較を行わないため、ディザ処理を高速に行うことができる。ただし、変換テーブルの記憶容量が必要になる。
(実施の形態4)
上述した実施の形態2と同様に、コンピュータを実施の形態3の階調再現処理部19として機能させることが可能である。図14はコンピュータの構成例を示すブロック図である。コンピュータ50の構成は実施の形態2(図11)と同様であるが、記録媒体69に記録されているコンピュータプログラムが異なり、前記コンピュータプログラムを外部記憶部64で読取って実行することにより、実施の形態3の階調再現処理部19として動作させることができる。本実施の形態では、CPU61は、実施の形態3(図13)の変換部43及びテーブル選択部(選択手段)45として動作する。また、RAM62又はハードディスク63は、変換テーブル格納部(記憶部)47として動作する。
図15はディザ処理手順の他の例を示すフローチャートである。CPU61は、処理対象の画素が属する領域を判別し、判別結果をRAM62に記憶する。判別結果がエッジ領域の場合(S20:YES)、CPU61はハードディスク63からエッジ領域用の変換テーブル(対応データ)を読み出し(S22)てRAM62に記憶する。また、判別結果がエッジ領域以外の場合(S20:NO)、CPU61はハードディスク63からエッジ領域以外用の変換テーブル(対応データ)を読み出し(S24)てRAM62に記憶する。CPU61は、読み出した変換テーブルに基づいて、処理対象の画素値に対応する出力値を決定(S26)してRAM62に記憶する。全画素に対して上述した処理を行う(S28:NO)。領域の判別、変換テーブルの選択、及び出力値の決定は、実施の形態3と同様に行われる。
実施の形態2,4で説明したように、本発明に係る階調再現処理(ディザ処理)をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記録媒体に記憶しているが、記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるように図示しないメモリ、例えばROMのようなプログラムメディアであってもよく、また外部記憶部64などのプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であってもよいし、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされ、そのプログラムが実行される方式であってもよい。この場合、ダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
前記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク、並びにCD−ROM/MO(Magneto Optical)/MD(Mini disk)/DVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
また、インターネットを含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成の場合は、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、ダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであってもよい。
(実施の形態5)
上述した実施の形態1においては、エッジ領域の場合、図5に示したようにサブマトリクス毎に、核となる番号の出力値を1から15まで増加させ、その他については、番号の順序に従って均等に出力値を増加させたが、エッジ領域の多値ディザ処理において、全サブマトリクスの核(起点)となる番号の出力値を先に所定値まで増加させるのではなく、所定のサブマトリクスの核(起点)となる番号の出力値のみを先に所定値まで増加させることも可能である。
図19は低濃度から高濃度にかけての出力値の他の例を示す図である。図3のようなディザマトリクスの場合、エッジ領域の多値ディザ処理の各閾値の関係を
Th[i][j]≦Th[i+1][j]
Th[1][j]≦Th[0][j+1]
Th[1][14]≦Th[2][0]
Th[39][j]≦Th[2][j+1]
とすることで、図19に示すように、低濃度(図19の左上)から高濃度(図19の右下)にかけて、4つのサブマトリクスのうち、2つのサブマトリクスの核となる番号「0」、「1」の出力値を1から15まで増加させ、その他については、番号の順序に従って均等に出力値を増加させていく。例えば、2つのサブマトリクスの核(起点)となる番号「0」、「1」の出力値を1から15まで増加させた後、次に番号「2」〜「39」の出力値を番号順に1に増加させ、以後同様に番号「2」〜「39」の出力値を番号順に均等に2から15まで増加させる。これにより、10画素のサブマトリクス4個で合計40画素のうち38画素が各入力濃度値に対してほぼ均等な出力値になるため、文字部分や細線部分に対してジャギーを抑えた再現性の良い画像を出力することができる。
また、エッジ領域の多値ディザ処理は、他の方法を用いることも可能である。図20は低濃度から高濃度にかけての出力値の他の例を示す図である。図3のようなディザマトリクスの場合、各閾値の関係を
Th[i][j]≦Th[i+1][j]
Th[1][j1]≦Th[0][j1+1]
Th[1][9]≦Th[2][0]
Th[39][j1]≦Th[2][j1+1]
Th[39][j2]≦Th[0][j2+1]
(j1=0,1,2,…,8、また、j2=9,…,13)
とすることで、図20に示すように、低濃度(図20の左上)から高濃度(図20の右下)にかけて、4つのサブマトリクスのうち、2つのサブマトリクスの核(起点)となる番号「0」、「1」の出力値を1から10まで増加させ、その他については、番号の順序に従って均等に出力値を10まで増加させ、その後は全体的に均等に15まで増加させていく。例えば、2つのサブマトリクスの核(起点)となる番号「0」、「1」の出力値を1から10まで増加させた後、次に番号「2」〜「39」の出力値を番号順に1に増加させ、以後同様に番号「2」〜「39」の出力値を番号順に均等に2から10まで増加させ、次に番号「0」〜「39」の出力値を番号順に均等に11から15まで増加させる。この場合は、上述したエッジ領域の多値ディザ処理(「0」、「1」の出力値を先に1から15まで増加させる)に比べて、高濃度(出力値が10以上)のムラは大きくなるが、ジャギーは目立ち難くなる。
複数のサブマトリクスのうち、核となる番号の出力値を先に増加させるサブマトリクスは、図21に示すように、サブマトリクスの核となる番号「1」の画素から、周辺に存在するサブマトリクスの核となる番号「0」の画素までの距離(図中の矢印)が均等になるように選択することが好ましい。核となる番号の出力値を先に増加させるサブマトリクスの選択としては、図22に示すような均等でない配置(出力値を増加させる方法は図23を参照)も可能であるが、図21に示すように均等にする方が、閾値の組の切り換えによる画質劣化を抑制しつつ、エッジ領域の階調特性の位置ばらつきを抑えることができる。
本発明に係る画像処理装置を備えるデジタルカラー複写機(画像形成装置)の概略構成を示すブロック図である。 階調再現処理部の要部構成例を示すブロック図である。 多値ディザ処理に用いるディザマトリクスの例を示す図である。 図3に示すディザマトリクスを用いた場合の低濃度から高濃度にかけての出力値の例を示す図である。 図3に示すディザマトリクスを用いた場合の低濃度から高濃度にかけての出力値の例を示す図である。 低濃度から高濃度にかけての出力値の他の例を示す図である。 入力値とディザマトリクス内の総出力値との関係の例を示す図である。 多値ディザ処理に用いるディザマトリクスの他の例を示す図である。 図8に示すディザマトリクスを用いた場合の低濃度から高濃度にかけての出力値の例を示す図である。 本発明に係る画像処理装置を含む画像形成システムの構成例を示すブロック図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。 ディザ処理手順の例を示すフローチャートである。 階調再現処理部の要部構成の他の例を示すブロック図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。 ディザ処理手順の他の例を示すフローチャートである。 スクリーン角の概念図である。 従来のディザマトリクスの例を示す図である。 図17に示す従来のディザマトリクスを用いた場合の低濃度から高濃度にかけての出力値の例を示す図である。 低濃度から高濃度にかけての出力値の他の例を示す図である。 低濃度から高濃度にかけての出力値の他の例を示す図である。 複数のサブマトリクスのうち、核となる番号の出力値を先に増加させるサブマトリクスを選択する方法を説明する図である。 複数のサブマトリクスのうち、核となる番号の出力値を先に増加させるサブマトリクスを選択した別の例を示す図である。 低濃度から高濃度にかけての出力値の他の例を示す図である。
符号の説明
10 画像処理装置
14、51 領域分離処理部
19、53 階調再現処理部
30 デジタルカラー複写機
32 画像入力装置
34 画像出力装置
36 操作パネル
42 閾値処理部
43 変換部
44 閾値選択部
45 テーブル選択部
46 閾値出力値格納部
47 変換テーブル格納部
50 コンピュータ
56 プリンタ(画像出力装置)
61 CPU
62 RAM
63 ハードディスク
64 外部記憶部
69 記録媒体

Claims (17)

  1. 処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う画像処理方法において、
    同一形状及び同一サイズのディザマトリクスを用いて、該ディザマトリクスの一部分に対して領域判別結果に応じて異なるディザ処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  2. 処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う画像処理方法において、
    同一形状及び同一サイズのディザマトリクスを異なる数ずつ組合せた複数のディザマトリクスの何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択したディザマトリクスに含まれる同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  3. 前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置に対応し、該ディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された複数組の閾値の何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択した組の各閾値と処理対象の画素の画素値とを比較してディザ処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理方法。
  4. 前記閾値の組を、領域判別結果がエッジ領域の場合とそれ以外の場合とに応じて選択することを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
  5. 領域判別結果に関係なく、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置のディザ処理結果となる画素値を、同一位置を起点にして増加させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかひとつに記載の画像処理方法。
  6. 領域判別結果がエッジ領域の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの前記起点の画素値を所定値まで増加させ、次に前記ディザマトリクスの他の各位置の画素値を均等に前記所定値まで増加させることを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。
  7. 前記同一形状及び同一サイズの複数のディザマトリクスを一組とし、領域判別結果がエッジ領域の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記各ディザマトリクスの前記各起点のうち所定の起点の画素値を所定値まで増加させ、次に他の起点及び前記各ディザマトリクスの他の各位置の画素値を均等に前記所定値まで増加させることを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。
  8. 前記所定の起点は均等に配置することを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  9. 領域判別結果がエッジ領域以外の場合、処理対象の画素の画素値に応じて、前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの前記起点の画素値を所定値まで増加させ、次に前記ディザマトリクスの他の各位置の画素値を1箇所ずつ前記所定値まで増加させることを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。
  10. 領域判別結果に関係なく、画素に対して共通の階調補正用情報に基づいて階調補正を行うことを特徴とする請求項1乃至9の何れかひとつに記載の画像処理方法。
  11. 前記同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された変換前の画素値と変換後の画素値との複数の対応データの何れかを領域判別結果に応じて選択し、選択した対応データに基づいて処理対象の画素の画素値を変換してディザ処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理方法。
  12. 処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う画像処理装置において、
    同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置に対応し、該ディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された複数組の閾値を記憶する記憶部と、
    領域判別結果に応じて、前記記憶部に記憶されている閾値の組の何れかを選択する選択手段と
    を備え、該選択手段が選択した組の各閾値と処理対象の画素の画素値とを比較してディザ処理を行うように構成してあることを特徴とする画像処理装置。
  13. 処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う画像処理装置において、
    同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された変換前の画素値と変換後の画素値との複数の対応データを記憶する記憶部と、
    領域判別結果に応じて、前記記憶部に記憶されている対応データの何れかを選択する選択手段と
    を備え、該選択手段が選択した対応データに基づいて処理対象の画素の画素値を変換してディザ処理を行うように構成してあることを特徴とする画像処理装置。
  14. 請求項12又は13記載の画像処理装置と、
    該画像処理装置によって処理された画像をシートに形成する画像形成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  15. コンピュータに、処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行わせるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの各位置に対応し、該ディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された複数組の閾値の何れかを領域判別結果に応じて選択させる手順と、
    コンピュータに、選択した組の各閾値と処理対象の画素の画素値とを比較させてディザ処理を行わせる手順と
    を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  16. コンピュータに、処理対象の画素が属する領域判別結果に基づいて、ディザマトリクスを用いたディザ処理を行わせるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、同一形状及び同一サイズのディザマトリクスの一部分に対しては領域判別結果に応じて異なるディザ処理が行われ、前記ディザマトリクスの他部分に対しては領域判別結果に関係なく同一のディザ処理が行われるように設定された変換前の画素値と変換後の画素値との複数の対応データの何れかを領域判別結果に応じて選択させる手順と、
    コンピュータに、選択した対応データに基づいて処理対象の画素の画素値を変換させてディザ処理を行わせる手順と
    を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. 請求項15又16記載のコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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