JP2006321643A - 用紙搬送装置、用紙処理装置、画像形成装置及び用紙搬送方法 - Google Patents

用紙搬送装置、用紙処理装置、画像形成装置及び用紙搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高生産性を維持し、さらに用紙破損の虞なく用紙搬送及び用紙処理を行うことが可能なプレスタック機能を実現する。
【解決手段】スティプルトレイ14へ用紙を案内する下搬送路2b,2cと、下搬送路2b,2cから分岐し、一時的に用紙を退避させるプレスタック経路2dと、用紙をスティプルトレイ14側およびスティプルトレイ14側とは逆側の方向へ搬送する下搬送路2b,2cに沿って設けられた第2及び第3の搬送ローラ6,7と、第2及び第3の搬送ローラ6,7により用紙を逆行させたときに用紙をプレスタック経路2dへ案内する切替爪9とを備え、プレスタック経路2dに一時的に退避していた先行する用紙を後行する用紙と重ね合わせて搬送する用紙搬送装置において、先行する用紙と重ね合わせる前に後行する用紙を一旦停止させ、その後、再搬送する。
【選択図】図4

Description

本発明は、用紙(シート状転写媒体、転写紙等)を搬送する用紙搬送装置、前記用紙の仕分け、綴じ、スタック等を行う用紙処理装置、この用紙処理装置を一体又は別体に備えた画像形成装置、及び用紙搬送方法に関する。
この種の技術として例えば特許文献1に開示された技術が知られている。この文献には、搬送路内に分岐爪が配置され、用紙後端がこれを通過した後、搬送ローラを逆転することによって用紙後端を用紙収容部へ導いて用紙を滞留させ、次用紙と重ね合せて搬送することが可能なように構成された用紙処理装置が記載されている。この用紙処理装置では、前記動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合せて搬送することも可能となっている。
また、特許文献2には、シートを搬送経路に沿って排出口まで搬送する搬送手段と、この搬送手段上で前記シートを一時的に滞留させる滞留手段と、前記搬送手段により搬送されるシートが特殊紙であるか否かを判別する判別手段と、前記搬送手段により搬送されるシートが特殊紙であるときには、前記滞留手段によって滞留させるシートの枚数を制限する滞留枚数制限手段とを有するシート処理装置が記載されている。
さらに、特許文献3には、画像形成装置から排紙される用紙を直接スタックし、あるいは後処理後の用紙束をスタックする排紙トレイと、用紙束を後処理するための後処理トレイと、入口部から前記排紙トレイに向かう第1の搬送路と、この第1の搬送路から分岐され、前記後処理トレイに向かう第2の搬送路とを備えた用紙後処理装置において、前記第1の搬送路上に切替爪を設けるとともに、前記切替爪で前記第1の搬送路から分岐して前記第2の搬送路に合流している滞留搬送路を設けたことを特徴とする用紙後処理装置が記載されている。
特開2004−001998号公報 特開2001−097631号公報 特開平11−199128号公報
ところで、特許文献1記載の技術では、用紙後端を用紙収容部へ導いて用紙を滞留させる時に、用紙先端が搬送ローラから数ミリ飛び出した状態すなわち通過しないぎりぎりの状態まで逆転搬送を行って適正位置で停止させ、次用紙先端が搬送ローラに到達する直前に再び正転させて、各用紙間のズレをなるべく少なくして重ね合わせ搬送をしている。
ところで、従来例のような用紙処理装置において生産性を高めようとすると、用紙搬送速度を高くする必要がある。そこで、停止している1枚目の用紙を2枚目の用紙とほとんどズレのないように搬送しようとすると、2枚目の用紙が1枚目の用紙を保持している搬送ローラに到達する時に、搬送ローラの駆動を開始する必要がある。しかし、搬送ローラの駆動が開始され、1枚目の用紙の搬送速度が2枚目の用紙と同じ速度に到達するまでには時間がかかる。そのため2枚目の用紙には用紙先端と後端において速度差が発生することとなり、用紙に大きなたわみが発生し、用紙にダメージを与える可能性がある。
また、2枚目の用紙が1枚目の用紙を保持している搬送ローラに到達する前に搬送ローラを駆動し、1枚目の用紙の速度を2枚目の用紙の速度と同じにした場合、1枚目の用紙が先に進んでしまうため、1枚目と2枚目の用紙に大きなズレが生じてしまう。このようにズレが大きいと、次工程の用紙整合において手間がかかり、生産性の低下の原因となり、また、用紙整合に用紙端部が折れるなどの不都合が生じる虞がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、高生産性を維持することができ、さらに用紙破損の虞なく用紙搬送及び用紙処理を可能とすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、処理トレイへ用紙を案内する第1の搬送路と、前記第1の搬送路から分岐し、一時的に前記用紙を退避させる第2の搬送路と、前記用紙を前記処理トレイ側および前記処理トレイ側とは逆側の方向へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段により前記用紙を逆行させたときに当該用紙を前記第2の搬送路へ案内する切り替え手段と、を備え、前記第2の搬送路に一時的に退避していた先行する用紙を後行する用紙と重ね合わせて搬送する機能を有する用紙搬送装置において、前記先行する用紙の先端と前記後行する用紙の先端とのズレを小さくして搬送する制御手段を備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記制御手段が、前記後行する用紙の先端が前記搬送手段に到達する前に前記用紙の搬送を停止させることを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記制御手段が、前記後行する用紙の先端が前記搬送手段に到達した時に前記用紙の搬送を停止させることを特徴とする。
第4の手段は、第2又は第3の手段において、前記制御手段が、前記用紙の搬送が停止した時点で用紙の再搬送を開始することを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記制御手段が、前記先行する用紙の先端が前記搬送手段に到達したときに前記先行する用紙の搬送を停止させることを特徴とする。
第6の手段は、第5の手段において、前記制御手段が、前記先行する用紙を後行する用紙と重ね合わせて搬送する機能を使用しない場合にも、前記先行する用紙の搬送を停止させることを特徴とする。
第7の手段は、第1の手段において、前記制御手段が、前記後行する用紙の先端が前記搬送手段に到達する前に前記用紙の搬送速度を減速させ、減速した状態で前記先行する用紙と重ね合わせて搬送することを特徴とする。
第8の手段は、第7の手段において、前記制御手段が、前記用紙の先端が前記搬送手段位置に達した時点で用紙の搬送速度を増速させることを特徴とする。
第9の手段は、第1の手段において、前記制御手段が、前記後行する用紙を搬入時の速度で前記搬送手段に搬入させ、前記先行する用紙と重ね合わせて搬送することを特徴とする。
第10の手段は、第7ないし第8のいずれかの手段において、前記搬送手段の用紙搬送方向上流側に前記用紙の撓みを許容する手段を備えていることを特徴とする。
第11の手段は、第10の手段において、前記撓みを許容する手段が、前記第1の搬送路の搬送経路を構成する用紙面と対向するガイド板と、このガイド板の用紙搬送方向上流側で当該ガイド板を揺動自在に支持する支軸と、前記ガイド板を常時閉鎖方向に弾性付勢する弾性付勢部材と、前記ガイド板の自由端の位置を規制し、用紙を搬送するための搬送幅を確保するためのストッパとを備えていることを特徴とする。
第12の手段は、第1ないし第11のいずれかの手段に係る搬送手段が複数の搬送ローラ対からなることを特徴とする。
第13の手段は、第1ないし第12のいずれかの手段に係る用紙搬送装置を用紙処理装置が備えていることを特徴とする。
第14の手段は、第1ないし第12のいずれかの手段に係る用紙搬送装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第15の手段は、第13の手段に係る用紙処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第16の手段は、プレスタック機能を有し、プレスタック経路に退避した先行する用紙と後行する用紙を重ね合わせて搬送手段により搬送する用紙搬送方法において、先行する用紙先端が前記搬送手段に到達する前に前記後行する用紙を一旦停止させ、再度前記搬送手段により搬送することを特徴とする。
第17の手段は、プレスタック機能を有し、プレスタック経路に退避した先行する用紙と後行する用紙を重ね合わせて搬送手段により搬送する用紙搬送方法において、先行する用紙先端が前記搬送手段に到達したときに前記後行する用紙を一旦停止させ、再度前記搬送手段により搬送することを特徴とする。
第18の手段は、プレスタック機能を有し、プレスタック経路に退避した先行する用紙と後行する用紙を重ね合わせて搬送手段により搬送する用紙搬送方法において、先行する用紙先端が前記搬送手段に到達したとき、所定の搬送速度まで減速し、前記搬送手段を増速して搬送することを特徴とする。
第19の手段は、プレスタック機能を有し、プレスタック経路に退避した先行する用紙と後行する用紙を重ね合わせて搬送手段により搬送する用紙搬送方法において、先行する用紙先端が入口から所定の速度で到達したとき、停止状態の前記搬送手段を駆動して搬送することを特徴とする。
第20の手段は、プレスタック機能を有し、プレスタック経路に退避した先行する用紙と後行する用紙を重ね合わせて搬送手段により搬送する用紙搬送方法において、先行する用紙先端及び後行する用紙先端が前記搬送手段に到達したとき、いずれの用紙についても一旦停止させ、再度前記搬送手段により搬送することを特徴とする。
なお、後述の実施形態において、第1の搬送路は第1及び第2の下搬送路2b,2cに、第2の搬送路はプレスタック経路2dに、搬送手段は第2及び第3の搬送ローラ(対)6,7に、切り替え手段は切替爪9に、分岐点は2hに、制御手段はCPU32に、撓みを許容する手段はガイド板100、捻りスプリング101、ストッパ102及び支軸103にそれぞれ対応する。
本発明によれば、先行する用紙の先端と前記後行する用紙の先端とのズレを小さくして搬送するので、高生産性を維持し、用紙破損の虞なく用紙搬送及び用紙処理を行うことが可能なプレスタック機能を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
1.第1の実施形態
〈全体構成〉
図1は本発明の実施形態に係る用紙処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムの概略構成を示す図である。本実施形態に係る画像形成システムは、シート状の記録媒体である用紙に画像を形成する画像形成装置1と、画像形成装置1から排紙された用紙に対して整合、綴じなどの各種後処理を行う用紙処理装置としての用紙後処理装置2とから基本的に構成されている。画像形成装置1は、用紙に画像を形成する機能を有する複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの機能が複合された複合機の何れかからなる。これらの機能を有する画像形成装置については、公知のものであり、この画像形成装置の機能は本願発明の要旨ではないので、ここでの説明は省略する。また、用紙後処理装置2には、前記整合や綴じ機能の他に穴明け、折りなどの機能を備えているものもあるが、これらは公知の構成であり、用紙後処理装置2の仕様に応じて適宜設定される。
用紙後処理装置2は、受入口2a、下搬送路2b,2c、上搬送路2f、プレスタック経路2d、用紙処理部18、排紙ローラ16、排紙口15及び排紙トレイ3から基本的に構成されている。受入口2aは用紙を画像形成装置1の排紙口1aから受け入れる開口であり、この受入口2aに続く用紙搬送路2gには入口センサS1と入口ローラ対4が設けられている。
入口ローラ対4の下流側の用紙搬送路2gは用紙を用紙処理部18側に導く下搬送路2b,2c(以下、切替爪9が設けられた分岐点2hより上流側を第1の下搬送路2b、下流側を第2の下搬送路2cと称す)と、そのまま排紙口15側に導く上搬送路2f(図では詳細は省略している)とに分岐し、その分岐点に分岐爪2eが配されている。この分岐爪2eは図示しないステッピングモータによって駆動され、用紙の搬送経路を切り替える。
第1の下搬送路2bには用紙搬送方向上流側から当該下搬送路2bで用紙を検知するセンサS2と第1の搬送ローラ5が設けられ、下端部にはプレスタック経路2dが用紙搬送方向と逆行する用紙を受け入れることができるような角度で分岐し、その分岐点に切替爪9が逆行するときのガイドとして機能するように設けられている。第2の下搬送路2cは前記分岐点2hから用紙処理部18に至る搬送路であり、第2及び第3の搬送ローラ対6,7が配されると共に、最下流側にはトレイ排紙ローラ8対が設けられている。なお、以下の説明では、ローラ対の対は省略する。
用紙処理部18は、用紙が排紙され、積載されるスティプルトレイ14、スティプルトレイ14に積載される用紙の用紙搬送方向と直交する方向を整合する整合フェンス10、用紙搬送方向を整合する後端フェンス11、スティプルトレイ14上に排出された用紙を後端フェンス11側に寄せる叩きコロ14a、スティプルトレイ14上で整合された用紙束を綴じるスティプラ12、及びスティプルトレイ14上で綴じられた用紙束を放出する放出ベルト13と一対の放出爪13a,13bとからなる放出機構から構成されている。放出ベルト13は放出ローラ19と従動ローラ19aとの間に張設され、用紙束を放出爪13a,13bのいずれかによって排紙口15から排紙トレイ3上に放出する。その際、支軸17aに揺動可能に支持された排紙レバー17の自由端側に設けられた排紙ローラ16を押し上げながら放出することにより、排紙ローラ16から所定の押圧力を受け、用紙束の搬送が確実に行われるようにしている。
〈制御構成〉
図2は本実施形態に係る画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
同図において、制御装置31は、CPU32、I/Oインターフェース33等を有するマイクロコンピュータからなり、画像形成装置1本体のコントロールパネルの各スイッチ等、および入口センサSN1、センサSN2、その他の各センサからの信号がI/Oインターフェース33を介してCPU32へ入力される。CPU32は、入力された信号に基づいて、各種モータやソレノイドなどの制御を司る。また、スティプラ12も図示しないスティプラ駆動モータやスティプラ移動モータを制御することによりCPU32の指示によって用紙の所定の位置にスティプル針を打ち込み、用紙束の綴じ動作を実行する。
なお、用紙後処理装置2の制御は前記CPU32が図示しないROMに書き込まれたプログラムを、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより行われる。また、制御や処理に必要なデータは前記RAMの他にEPROM34に記憶される。
〈動作〉
図22は本発明の基本的な考え方を示す説明図である。すなわち、前述のように生産性を高めようとするとき、用紙搬送速度を高くする必要がある。プレスタックされた1枚目の用紙と2枚目の用紙のズレを少なくして搬送する場合、図22(a)に示すように1枚目の用紙(先行する用紙)P1がプレスタック経路2dにプレスタックされている状態で、図22(b)に示すように2枚目の用紙(後行する用紙)P2の先端が第2の搬送ローラ6のニップに到達した時、第2の搬送ローラ6の駆動を開始し、1枚目、2枚目の用紙P1,P2を重ねて搬送する。このとき、第2の搬送ローラ6の駆動が開始しても、第2の搬送ローラ6はすぐに2枚目の用紙の搬送速度に到達できるわけではなく、搬送速度が高くなればなるほど前記速度に到達するのに時間がかかる。このため、2枚目の用紙P2は先端の搬送速度が遅く、後端の搬送速度が速くなり、図22(c)に示すように用紙に撓みが発生し、用紙P2にダメージを与える可能性が高い。
また、用紙P2にダメージを与えないようにするため、2枚目の用紙P2の先端が第2の搬送ローラ6に到達する前に第2の搬送ローラ6の駆動を開始して1枚目の用紙P1を搬送し、2枚目の用紙P2が第2の搬送ローラ6に到達するとき、1枚目の用紙P1の搬送速度が2枚目の用紙P2の搬送速度と等しくなるように制御することにより撓みができないようにすることができるが、図22(d)に示すように1枚目の用紙P1の先端と2枚目の用紙P2の先端に大きなズレLが生じてしまう。
経路幅が2〜3mm程度であり、B5横(182mm)サイズの用紙を搬送する必要があることから、撓みは第1及び第2の搬送ローラ5,6間の間隔175mmの間で4mm程度までは許容されるが、これより大きくなると、用紙ジャムを生じたり、用紙に損傷を与える虞が多くなる。
本実施形態は、このような点から生産性を落とさないで前記ズレLを小さくすることができるようにした例である。
《1部の場合》
画像形成装置1から出力された用紙は排紙口1a、受入口2aから用紙後処理装置2に搬入される。用紙後処理装置2に搬入された用紙は、入口センサSN1により検知され、入口ローラ4によって用紙搬送路2gを搬送される。分岐爪2eは画像形成装置1から送信される用紙処理指示に応じて制御装置31のCPU32により切り替え方向が指示される。そこで、用紙処理部18側に用紙を搬送する場合には分岐爪2eを図示反時計方向(図1の状態)に回動させることによりまず第1の下搬送路2bに用紙を導く。第1の下搬送路2bに導かれた用紙は、入口ローラ4及び第1の搬送ローラ5によって与えられる用紙の搬送力により切替爪9を図示反時計方向に回動させ、用紙の搬送スペースを確保する。これにより用紙は前述のようにして確保されたスペースから第2の下搬送路2c側に導かれ、第2及び第3の搬送ローラ6,7を経てトレイ排紙ローラ8によりスティプルトレイ14へ排紙される。
排紙された用紙はトレイ排紙ローラ8のニップから離れ、スティプルトレイ14に着地した後、一旦矢印B方向へ自重落下する。同時に叩きコロ14aによって下方に叩き落とされ、後端フェンス11で搬送方向の後端が揃えられる。そして、予め用紙の後端をセンサSN2で検知し、用紙搬送方向が揃えられ得る時間の後、整合フェンス10により幅方向が揃えられる。この動作を繰り返すことにより多枚数の用紙が1枚ずつ整合される。
《2部以上の場合》
1部の場合は以上のように動作するが、2部以上の場合には、以下のように動作する。
画像形成装置1から出力される用紙の間隔は一定でありジョブ間の間隔も一定に出力されてくる。画像形成装置1からは1部目が出力されるときに用紙のサイズ、枚数、搬送速度、処理モードなどの信号が送られてくる。その信号を用紙後処理装置2が受け取ることにより用紙をスタックさせる枚数や増速ポイント、増速線速、逆行ポイント、スタック時の停止ポイントが決定される。これらの決定は、後述の制御回路のCPUによって行われる。
(1)用紙の搬送方向の長さがB5横サイズ(182mm)以上B5縦サイズ(257mm)未満の用紙の場合
まず、最初に用紙の搬送方向の長さがB5横サイズ(182mm)以上B5縦サイズ(257mm)未満の用紙の処理動作を図3の(a)から(d)に示す。また、そのときの動作の詳細を図4(a)から(c)に示す。
画像形成装置1から出力されたジョブの先頭用紙P1が用紙後処理装置2の入口ローラ4、第1の搬送ローラ5により搬送され、用紙後端が分岐爪9を通過して図3(a)の位置(分岐点2h(分岐爪9のほぼ先端に対応)から距離α)まで搬送される。このとき画像形成装置1からの信号により用紙を逆行させる必要がある場合は、第2の搬送ローラ6及び第3の搬送ローラ7が一度停止し、さらに図示時計方向に逆転をはじめる。その際、分岐爪9が機能し、用紙はプレスタック経路2dに導かれ、プレスタックされる。分岐爪9は常時低圧(前述のように用紙に押されて用紙が通過するに足るスペース分回動できる程度の圧力)で用紙逆送時にプレスタック経路が開放されるように弾性付勢されている。このプレスタック経路2dに搬送される距離は、第1の搬送ローラ5の搬送方向に対して直前に配置されたセンサSN2からのパルスカウントやタイマ等によって計測され、計測されたカウント数あるいは時間に基づいて制御タイミングをとり、用紙後端(逆送時の用紙搬送先端の)位置が同じ位置になるところで停止する。この時、図3(b)及び図4(a)に示すように用紙は第2の搬送ローラ6のニップに挟持され、ニップから数mm(距離β−5ミリ程度)飛び出した状態で停止している。この飛び出し量βをできるだけ少なくするために、逆転するポイントにできるだけ近い位置にセンサSN2を配置し、搬送誤差を少なくし精度良く用紙が停止するようにしている。精度良く停止できれば飛び出し量βも極限まで少なくすることができ、それによって次用紙と重ね合わせて搬送する時のズレを小さくしてスティプルトレイ14での揃えを向上させることが可能となる。
次いで図3(c)に示すように第1の搬送ローラ5によって2枚目の用紙P2が搬送されてくる。そしてセンサSN2の検知情報により2枚目の用紙先端が第2の搬送ローラ6から上流側に所定の距離γ、例えば20mmの位置まで搬送されると、図4(b)に示すように入口ローラ4及び第1の搬送ローラ5は一旦停止し、その後、図4(c)に示すように再駆動され、同時に第2及び第3の搬送ローラ6,7が反時計方向に回転し、第2の下搬送路2c及びスタック経路2dにスタックされていた用紙の搬送が開始される。ジョブの先頭用紙は第3の搬送ローラ7のニップに挟持された状態で図3(d)に示すように再搬送されるので、ジョブの先頭用紙の先端のほうが2枚目の用紙先端よりも先行した状態で2枚同時にスティプルトレイ14上に排出される。排出された用紙束は、スティプルトレイ14の中央部の用紙搬送方向に平行に設置された放出ベルト13が回転し、放出ベルト13の対称な位置に設置された1対の放出爪13a,13bが矢印B方向に移動し、一方の放出爪13の背で突出した用紙の先端をたたき、用紙を2枚揃えて後端フェンス11まで落として搬送方向のずれが整合される。これにより画像形成装置1本体の生産性および綴じ品質を落とさず後処理を行うことができる。
以上が2枚の場合の搬送状況である。スティプルトレイ14における処理内容によって2枚、3枚と用紙をスタックしジョブ間を稼ぐ場合は、上記の動作を繰り返すことにより本体のCPMを落とすことなく後処理を行うことが可能である。
なお、プレスタック経路2dに待機していた用紙の再搬送のタイミングがこの実施形態では、前述のように第2の搬送ローラ6の上流側20mmの位置に設定されているが、このタイミングは必ずしも第2の搬送ローラ6から20mmの位置でなくともよく、第2の搬送ローラ6のスローアップ中にN+1枚目の用紙先端が第2の搬送ローラ6に進入しないという条件を満たすことを前提とし、できるだけ第2の搬送ローラ6に近い位置(例えば5mm)が好ましい。仮に、N+1枚目の用紙先端が第2の搬送ローラ6に突き当たってから搬送されても先端キズ、撓みキズ等がなければ問題はなく、その場合には0mmということになる。
図5は図3及び図4の動作を行う場合の2枚目(後行する)の用紙の先端と後端の動作タイミングを示すタイミングチャート、図6は図5のタイミングチャートに対応する入口ローラ4、第1の搬送ローラ5及び第2の搬送ローラ6の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
図5においてFは用紙先端、Bは用紙後端をそれぞれ示す。図5において、縦軸は位置であり、用紙後処理装置2に搬入される受入口2a部分からの距離をmmで取ったもので、横軸は時間であり、入口センサS1を先端が切ってからの経過時間をmsで取ったものである。この実施形態では、第2の搬送ローラ6のニップ用紙搬送方向上流側20mmのT1位置(入口から600−20mmの位置)で一旦停止している。この状態は図3(c)の用紙位置である。このとき、図5に示すように入口ローラ4と第1の搬送ローラ5は停止タイミングを直前に一旦増速して(650mm/s→950mm/s)停止したときの時間ロスを最小限に抑えている。そして、再搬送時には入口ローラ4及び第1の搬送ローラ5が再駆動され、第2の搬送ローラ6が停止状態から駆動が開始され、1枚目(先行する)用紙と重ねられてスティプルトレイ14側に搬送される。これらの駆動による用紙搬送速度は、それぞれ750mm/sである。なお、入口ローラ4と第1の搬送ローラ5は駆動源が同じなので、同一のタイミング及び同一の搬送速度で駆動される。また、用紙は撓むことなく搬送されるので、用紙先端Fと用紙後端Bの相対的な位置関係は常に一定になっている。また、後述の図14のフローチャートにこの動作の制御手順を示す。
図7は前記停止位置γが0mmの場合、すなわち、2枚目(後行する)の用紙の先端Fが第2の搬送ローラ6のニップで停止した後、先行する用紙P1とともに再搬送されるときの動作を示す説明図、図8はそのときの用紙の先端と後端の動作タイミングを示すタイミングチャート、図9は図8のタイミングチャートに対応する入口ローラ4、第1の搬送ローラ5及び第2の搬送ローラ6の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
図6及び図7のパラメータは図4及び図5と同様であり、2枚目(後行する)用紙P2の先端Fが図7(a)及び図8に示すように第2の搬送ローラ6のニップ位置に達したときにT2で示すように用紙(第1の搬送ローラ5)は一旦停止する。第2の搬送ローラ6は用紙が停止した時点で搬送を開始する。これと同時に図7(b)、図8及び図9に示すように一旦増速して停止した第1の搬送ローラ5及び入口ローラ4も停止状態から用紙の再回転を開始し、1枚目(先行する)用紙P1とともにスティプルトレイ14側に重ねられた用紙を搬送する。この場合には、先行する用紙P1と後行する用紙P2のズレLは図7(a)で示した先行する用紙P1の第2の搬送ローラ6のニップからの突出量βから用紙厚を減じた距離にほぼ等しくなる。
なお、速度関係は2枚目の用紙の停止位置が第2の搬送ローラ6のニップ位置まで延びていることを除いて、図4及び図5を参照して説明したものと同じである。また、この例は、2枚目の(後行する)用紙P2の停止位置が第2の搬送ローラ6のニップ位置に設定された例である。また、後述の図15のフローチャートにこの動作の制御手順を示す。
このように2枚目の用紙P2が一旦停止する位置を、特に2枚目の用紙先端が第2の搬送ローラ6のニップ位置にて停止させることにより1枚目の用紙P1と2枚目の用紙P2のズレ量Lを最も少なくすることができ、より多くの用紙をプレスタックすることが可能となる。これにより生産性を向上させることができる。
これまでに説明した例では、1枚目の用紙P1は例えば図3(a)の位置まで停止することなく搬送され、前記位置から第2及び第3の搬送ローラ6,7を逆転させて用紙をプレスタック経路2d方向に逆行させ、その後、プレスタック位置で停止させて2枚目の用紙P2の搬入を待っているが、1枚目の用紙P1についても、用紙先端が第2の搬送ローラ6に到達する前に、または到達するときに一旦停止させても良い。このように制御すると、1枚目の用紙、2枚目以降の用紙について区別せずに同じ制御で良いので、制御が簡単になり、信頼性の低下を防ぐことができる。なお、後述の図16のフローチャートにこの動作の制御手順を示す。
また、1枚目の用紙P1をプレスタックをする必要のない場合においても(例えば生産性の低い装置から用紙が搬送されてくる場合や、1枚ずつ処理する場合等)、全ての用紙において、用紙先端が第2の搬送ローラ6に到達する前に、または到達するときに一旦停止させるように制御することもできる。この場合にも、用紙ごとに区別せずに同じ制御で良いので、制御が簡単になり、信頼性の低下を防ぐことができる。
(2)B5縦サイズ以上の用紙の場合
次に、B5縦サイズ(257mm)以上の用紙の処理動作を図10の(a)から(d)に示す。
B5縦サイズ以上の用紙が搬送されてくるときは、あらかじめ第2の搬送ローラ6を矢印方向に動作させて圧を解除させておく。第1の搬送ローラ5と第3の搬送ローラ7の距離はB5縦サイズより数mmから10mmの範囲で短く設定されているため、第2の搬送ローラ6の圧が解除されていても問題なく搬送される。このような状態で、B5縦サイズ未満の動作として上述したような第2の搬送ローラ6の動作を第3の搬送ローラ7で実行し、プレスタックしていく。
すなわち、画像形成装置1からの信号により用紙を逆行させる必要がある場合に用紙サイズがB5縦サイズ以上であれば、まず、第2の搬送ローラ6の圧を解除してニップを開放し、第2の搬送ローラ6が用紙搬送と関係のない状態としておく。この状態で、画像形成装置1から出力されたジョブの先頭用紙P1が用紙後処理装置2の入口ローラ4、第1の搬送ローラ5により搬送され、用紙後端が分岐爪9を通過して図10(a)の位置(分岐点2hから距離α)まで搬送される。第3の搬送ローラ7が一度停止し、さらに図示時計方向に逆転をはじめる。その際、分岐爪9が機能し、用紙はプレスタック経路2dに導かれ、プレスタックされる。このプレスタック経路2dに搬送される距離は、第1の搬送ローラ5の搬送方向に対して直前に配置されたセンサSN2からのパルスカウントやタイマ等によって計測され、計測されたカウント数あるいは時間に基づいて制御タイミングをとり、用紙後端(逆送時の用紙搬送先端の)位置が同じ位置になるところで停止する。この例では、相対的に第2の搬送ローラ6に対するB5縦未満の用紙の場合と第3の搬送ローラ7に対する同一位置で用紙後端が停止するように設定されている。すなわち、図10(b)に示すように用紙は第3の搬送ローラ7のニップから距離β搬送方向下流側に飛び出した状態で停止する。
次いで図10(c)に示すように第1の搬送ローラ5により2枚目の用紙P2が搬送されてくる。そしてセンサSN2の検知情報により2枚目の用紙先端が第3の搬送ローラ7から上流側に所定の距離、例えば20ミリの位置まで搬送されると、第3の搬送ローラ7が反時計方向に回転し、第2の下搬送路2c及びスタック経路2dにスタックされていた用紙の搬送が開始される。この場合も、ジョブの先頭用紙は第3の搬送ローラ7のニップに挟持された状態で図10(d)に示すように再搬送されるので、ジョブの先頭用紙の先端のほうが2枚目の用紙先端よりも先行した状態で2枚同時にスティプルトレイ14上に排出される。排出された用紙束は、前述のように一方の放出爪13の背で突出した用紙の先端をたたき、用紙を2枚揃えて後端フェンス11まで落として搬送方向のずれを整合する。このことにより、画像形成装置1本体の生産性および綴じ品質を落とさず後処理を行うことができる。
以上が2枚の場合の搬送状況で、前述の場合と同様に2枚、3枚と用紙をスタックしジョブ間を稼ぐ必要がある場合は、前記の動作を繰り返すことにより本体のCPMを落とすことなく後処理を行うことが可能である。
(3)第2及び第3の搬送ローラの駆動機構並びに第2の搬送ローラの圧解除機構
仮にB5縦サイズ以上の用紙をプレスタックする時に第2の搬送ローラ6の圧解除を行わなければ、B5縦サイズ未満の用紙と同様に第2の搬送ローラ6から上流側に5ミリの位置まで逆転搬送して停止させる必要がある。つまり、用紙が長くなればなるほど逆転搬送距離が長くなり、次用紙が第2の搬送ローラ6に進入できなくなり、高生産性には対応できなくなる。
前記(2)で説明した例では第2の搬送ローラ6の圧解除は従動ローラ6bを図11矢印方向に移動させることにより行っているが、駆動ローラ6aを移動させることによって圧解除を行っても良い。図11ないし図13は第2及び第3の搬送ローラ6,7の駆動機構並びに圧解除機構を示す図で、図11は正面図、図12は側面図、図13は動作説明図である。
図11及び図12に示すように第2の搬送ローラ6はモータ22の駆動力をベルト23を介してプーリ21に伝達し、さらにアイドラ20から駆動力を得て回転し、第3の搬送ローラ7はプーリ7aを介して直接駆動力を得て回転する。アイドラ20とギヤ6aはリンク24で接続されており、図11の矢印方向に第2の搬送ローラ6が移動する時はアイドラ20を中心にギヤ6aが回動する。その時、リンク24はアイドラ20とギヤ6aに接続されているため双方の軸間距離が変化することはない。
第2の搬送ローラ6の矢印方向への移動機構はカムによって構成されている。カムは図13に示すようにプーリ26、プーリ26の側面に立設されたピン26a、このピン26aが遊嵌される長孔25aが形成されたレバー25からなり、前記プーリ26はベルト28を介してモータ27によって回転駆動され、前記レバー25が第2の搬送ローラ6の駆動ローラ6aの軸6cに係合している。この構成では、プーリ26がモータ27から駆動力を得て時計回りまたは反時計回りに回転すると、それに伴ってピン26aが長孔25aに沿って摺動し、レバー25を軸6cに対して垂直な方向に移動させる。図13(a)が加圧状態であり、図13(b)の状態が圧解除状態である。すなわち、プーリ26の回転に応じてピン26aがプーリ26の回転中心を中心に回転し、その回転軌跡の直径に対応する距離だけレバー26が従動ローラ6bに対して直線運動を行い、駆動ローラ6aの従動ローラ6bに対する近接離間運動が行われる。駆動ローラ6aのストローク(直線運動の距離)は、搬送経路の経路幅(用紙面に垂直な方向の距離)に応じて設定される。これによりB5縦サイズ以上の用紙をプレスタックするときには、第2の搬送ローラ対6が存在しないものとして動作させることができる。
(4)制御手順
図14は図3及び図4を参照して説明した第2の搬送ローラ6の用紙搬送方向上流側γの位置で後行する用紙P2を一旦停止させる動作の制御手順を示すフローチャートである。この手順は前述のCPU32が図示しないROMに格納されたプログラムにしたがってRAMをワークエリアとして使用しながら実行する。
図14に示すように用紙が第2の搬送ローラ6の手前で停止する場合には、まず、各制御要素を初期化し(ステップS1)、入口センサS1がONになると(ステップS2)、入口ローラ4及び第1の搬送ローラ5が駆動される(ステップS3)。次いで、分岐爪2eと第1の搬送ローラ5の間に配置されたセンサS2がONになると(ステップS4)、プレスタックの1枚目か否かをチェックする(ステップS5)。プレスタックの1枚目であれば、第2及び第3の搬送ローラ6,7を駆動して用紙を第2の下搬送路2cに沿って移動させる(ステップS6)。そして、センサS2を用紙の後端が抜け、センサS2がOFFになり(ステップS7)、用紙後端が切替爪9の自由端の位置(分岐点2h)から所定距離αだけ下流側に達した時点で(ステップS8)第1ないし第3の搬送ローラ5,6,7を停止させる(ステップS9)。次いで、前記第1ないし第3の搬送ローラ5,6,7の停止を確認した(ステップS10)後、第2及び第3の搬送ローラ6,7を逆転させる(ステップS11)。
第2及び第3の搬送ローラ6,7の逆転により、先行用紙の先端位置が第2の搬送ローラ6のニップから距離β下流側に達すると(ステップS12)、第2及び第3の搬送ローラ6,7を停止させる(ステップS13)。この第2及び第3の搬送ローラ6,7の逆転により、先行用紙の後端側はプレスタック経路2d側に待機し、第2及び第3の搬送ローラ6,7の停止を確認した後(ステップS14)、ステップS3に戻って次の用紙の搬送を待つ。
一方、ステップS5でプレスタックの1枚目ではない場合、言い換えれば2枚目以降の場合には、用紙先端が第2の搬送ローラ6のニップよりも距離γ(例えば20mm)だけ上流側に位置すると(ステップS15)、第1の搬送ローラ5を停止させ(ステップS16)、第1の搬送ローラ5が停止した(ステップS17)後、プレスタック要求があったかどうかをチェックする(ステップS18)。そして、プレスタック要求があった場合には、第1ないし第3の搬送ローラ5,6,7を駆動し(ステップS19)、ステップS7以降の処理を実行する。これに対し、ステップS18でプレスタック要求がない場合には、第1ないし第3の搬送ローラ5,6,7を駆動し(ステップS20)、ステップS2以降の処理を実行する。
図15は図7を参照して説明した第2の搬送ローラ6のニップで後行する用紙P2を停止させる動作の制御手順を示すフローチャートである。この手順は、図14のフローチャートにおけるステップS15のγを0とした制御と等価であり、後行する用紙P2の先端がステップS15aの第2の搬送ローラ6のニップ位置で停止させる判定処理を除いて図14に示した処理と同一なので、重複する説明は省略する。
図16は1枚目の用紙(先行する用紙)P1及び2枚目の用紙(後行する用紙)P2を共に第2の搬送ローラ6位置で停止させる動作の制御手順を示すフローチャートである。この手順は図15に示した制御手順に対してステップS5−S7、S19を削除し、ステップS17とステップS18の間にステップS31及びS32の処理を設けたものである。したがって、この制御手順では、ステップS4でセンサSN2がONになると、用紙の先端位置が第2の搬送ローラ6のニップ位置に達したかどうかをチェックし、(ステップS15a)、前記位置に達したと判断されると第1の搬送ローラ5を停止させ(ステップS16)、第1の搬送ローラ5の停止が確認されると(ステップS17)、第1ないし第3の搬送ローラ5,6,7を駆動する(ステップS31)。そして、センサSN2がOFFとなり用紙後端がセンサSN2を通り過ぎた時点で(ステップS32)プレスタック要求の有無をチェックし(ステップS18)、プレスタック要求がなけれが第1ないし第3の搬送ローラ5,6,7及びトレイ排紙ローラ8を駆動して(ステップS20)次の用紙の搬入を待つ。一方、プレスタック要求があればステップS8ないしS14の処理を実行して、次の用紙の搬入を待つことになる。
本実施形態によれば、用紙サイズに応じて逆転させる搬送ローラを選択し、言い換えれば、搬送方向の用紙サイズに応じて搬送力を与える搬送ローラの前記第1及び第2の搬送路の分岐点からの距離を変更し、あるいは、先行する用紙を逆行させるときに搬送方向の用紙寸法に応じて前記用紙を停止させる位置(長尺の用紙はより下流側の位置)を変更するので、用紙を逆行させ、また、スティプルトレイ側に搬送するときの無駄時間をできるだけ短くすることが可能となり、これにより、搬送方向に対して長尺の用紙の場合においても紙間時間の短縮化に対応し、また、画像形成速度の高速化に対応することができる。
2.第2の実施形態
前述の第1の実施形態では、プレスタックを行う場合に、2枚目の(後行する)用紙は第2の搬送ローラ6のニップ位置もしくはニップから処理距離上流側に一旦停止させ、1枚目の(先行する)用紙のプレスタック経路2dへの搬入と2枚目の(後行する)用紙の重ね搬送を行い、スティプルトレイ14で1部の処理を行っている最中に用紙がスティプルトレイ14側に搬送されないように、時間を稼いでいる。一方、モータは一旦停止させると再駆動する際に定速まで達する立ち上がり時間が必要なことから、後行する用紙を一旦完全に停止させると、再度搬送を開始したときに定速に達するまで時間がかかることになる。そのため、前述のように紙間が短くなると次の用紙の搬送までにモータが定速まで立ち上がることができない場合もある。そこで、本実施形態では、後行する用紙を停止させることなく所定のタイミングで減速し、先行する用紙と重ね合わせて搬送するようにした。
なお、本実施形態は、後行する用紙を一旦停止させない点、及び停止させないことによる搬送タイミングの変更を除いて第1の実施形態とほぼ同様に構成されているので、異なる点についてのみ説明する。
図17は本実施形態に係る用紙後処理装置2の動作説明図、図18は用紙の撓みを許容するための機構を示す図である。図17(a)は、先行する用紙P1の後端側がプレスタック経路2dに退避し、先端が第2の搬送ローラ6のニップから5mm程度(距離β)下流側に突出して停止した状態を示す。後行する用紙P2が第2の搬送ローラ6の手前またはニップで停止しない場合には、第2の搬送ローラ6は、図17(b)に示すように後行する用紙P2が第2の搬送ローラ6のニップに到達する直前あるいはニップに到達した時点で再回転を開始する。そのとき、第2の搬送ローラ6が停止状態から回転を開始し、増速して後行する用紙P2と同じ線速に達するまで後行する用紙P2の先端は第2の搬送ローラ6によって拘束されることになるので、第2の搬送ローラ6のニップから上流側の後行する用紙P2には撓みが発生する。用紙搬送路は用紙1枚ないし数枚を搬送する間隙しか設定されていないことから、搬送経路内で撓みが発生し、後行する用紙P2の後端側がさらに搬送されると、搬送路内でジャムが発生する。撓みについては前述の図22を参照して説明した通りである。
そこで、本実施形態では、図17(c)に示すように撓みを吸収するための、言い換えれば搬送路内で撓ませるための空間を形成できるようにした。すなわち、図18に側面図(図15(a)Q方向矢視図)として示すように、この撓みを許容するための機構は、用紙搬送方向上流側で支軸103によって揺動可能に支持されたガイド板100と、このガイド板100を前記支軸103を中心に常時第2の下搬送路2c側に弾性付勢する捻りスプリング101と、前記ガイド板100のストッパ102とからなり、第2の搬送ローラ6cの搬送方向直前の第2の下搬送路2cに設けられている。前記ストッパ102は前記ガイド板100の位置を規制することにより搬送路幅として2mm程度の隙間を形成して用紙搬送路としての機能を確保している。
このような機構を備えた第2の実施形態では、図17(c)に示すように例えば後行する用紙P2が再駆動された第2の搬送ローラ6のニップに挟持され、第2の搬送ローラ6が増速し、所定の搬送速度に達する間、前記ガイド板100を撓みによって反矢印Q方向に回動させ、第2の下搬送路2cの搬送経路幅を広くする。これにより後行する用紙P2は用紙ジャムを生じることなく第2の搬送ローラ6によって搬送され、更に、第3の搬送ローラ7及びトレイ排紙ローラ8を経てスティプルトレイ14に排紙される。
このような動作を行う際のタイミングを図19及び図20のタイミングチャートに示す。このタイミングチャートは、入口ローラ4及び第1の搬送ローラ5を一旦減速させて第2の搬送ローラ6の再駆動に同期して増速させるようにしたもので、図19は図17の動作を行う場合の2枚目(後行する)用紙P2の先端と後端の動作タイミングを示すタイミングチャート、図20は図19のタイミングチャートに対応する入口ローラ4、第1の搬送ローラ5及び第2の搬送ローラ6の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
図19においてFは用紙先端、Bは用紙後端をそれぞれ示す。図19において縦軸は位置、すなわち用紙後処理装置2に搬入される受入口2a部分からの距離をmmで取ったもので、横軸は時間をmsで取ったものである。この実施形態では、第2の搬送ローラ6の用紙搬送方向上流側20mmのT3位置(入口から600−20mmの位置)から第2の搬送ローラ6の再駆動が開始されている。このとき、図20に示すように入口ローラ4と第1の搬送ローラ5は前記T3タイミングの直前に一旦増速して(650mm/s→950mm/s)減速したときの時間ロスを最小限に抑えている。そして、950mm/sから前記T3位置で270mm/sになるように減速し、第2の搬送ローラ6の再駆動に同期させて270mm/sから750mm/sまで短時間で増速させている。この間、第2の搬送ローラ6はまだ750mm/sに達しておらず、この間T4で前記撓みが徐々に解消され、用紙後端が第1の搬送ローラ5のニップを抜けて撓みが完全に解消される期間T5が終了すると、先行する用紙P1と後行する用紙P2は重ね合わされて第1の搬送ローラ5以降の第2の下搬送路2b,2cを搬送される。従って、後行する用紙P2が第2の搬送ローラ6のニップに当接した時点から(入口から600mmの位置)から前記期間T5を過ぎるまで用紙は撓むが、ジャムを生じることなく重ね合わせ搬送が可能となる。
このタイミングチャートは入口ローラ4及び第1の搬送ローラ5を一旦減速する場合のもので、全く減速しない場合にも前記図18に示した機構を使用すれば対応可能である。ただし、第2の搬送ローラ6の再搬送開始タイミングを図18に示したタイミングより若干早く設定する必要がある。また、制御手順自体も第1の実施形態における図14のフローチャートと同等であるが、図19及び図20のタイミングチャートに合わせると、ステップS17で第1の搬送ローラ5を停止させることなく減速し、ステップS18で第1の搬送ローラが線速270mm/sまで減速した時点で、第1の搬送ローラ5を増速し、第2及び第3の搬送ローラ6,7を再駆動することになる。
この第2の実施形態における動作の制御手順を図21のフローチャートに示す。図21(a)に示したフローチャートは、図14のフローチャートにおけるステップS1とステップS2の間にステップS21としてローラ切り替え処理を行うようにしたもので、ローラ切り替え処理は図21(b)の手順で実行される。
すなわち、図21(a)に示すようにこの制御手順が開始されると、まず、各制御要素を初期化し(ステップS1)、第2の搬送ローラ6の切り替え動作を実行する(ステップS21)。ステップS21のローラ切り替えのサブルーチンは図21(b)に示すように画像形成装置1側から搬入される用紙サイズをチェックし(ステップS211)、用紙の搬送方向のサイズがB5縦未満であれば第2の搬送ローラ6を使用する(前記(1)のケース)ので、モータ27を駆動して第2の搬送ローラ6を加圧し、第2の搬送ローラ6によって用紙が搬送可能な状態にする(ステップS213)。なお、用紙サイズについては前述したが、用紙搬送前に画像形成装置1側から送信される。
第2の搬送ローラ6を搬送位置に切り替えた後、入口センサS1がONになると(ステップS2)、ステップS3からステップS20間での処理をプレスタックの如何、あるいはジョブの何枚目かに応じて実行する。処理のないようは図14のフローチャートを参照して説明した通りである。
なお、ステップS21で用紙サイズがB5縦以上の場合、図21(b)のステップS212で第2の搬送ローラ6が離間状態に切り替えられ、第2の搬送ローラ6を使用しない(前記(2)のケース)モードとなる。そこで、モータ27を駆動して第2の搬送ローラ6の駆動ローラ6aを従動ローラ6bから離間させ、第2の搬送ローラ6が搬送に関与しない状態にする。そして、第3の搬送ローラ7に図21(a)のフローチャートにおける第2の搬送ローラ6の機能を代行させる。したがって、ステップS2以降、第2の搬送ローラ6の処理は第3の搬送ローラ7が実行することになる。これにより搬送方向の寸法がB5縦以上の用紙の場合には、第3の搬送ローラ7が前述のB5縦未満の用紙の場合における第2の搬送ローラ6と同一の動作を行うことになる。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
本実施形態によれば、用紙を重ね合わせて搬送するときに後行する用紙を停止させる必要がないので、第1の実施形態に対して紙間時間の短縮化及び画像形成の高速化により対応することができる。
本発明の実施形態に係る用紙処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムの概略構成を示す図である。 図1の画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 用紙の搬送方向の長さがB5横サイズ(182mm)以上B5縦サイズ(257mm)未満の用紙の処理動作を示す動作説明図である。 図3の動作の詳細を示す図である。 図3及び図4の動作を行う場合の後行する用紙の先端と後端の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図5のタイミングチャートに対応する入口ローラ、第1の搬送ローラ及び第2の搬送ローラの動作タイミングを示すタイミングチャートである。 後行する用紙の先端が第2の搬送ローラのニップで停止した後、先行する用紙とともに再搬送されるときの動作を示す説明図である。 図7の動作を行う場合の後行する用紙先端が第2の搬送ローラのニップで停止した後、先行する用紙とともに再搬送されるときの用紙の先端と後端の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図8のタイミングチャートに対応する入口ローラ、第1の搬送ローラ及び第2の搬送ローラの動作タイミングを示すタイミングチャートである。 B5縦サイズ(257mm)以上の用紙の処理動作を示す動作説明図である。 第2及び第3の搬送ローラの駆動機構並びに圧解除機構を示す正面図である。 第2及び第3の搬送ローラの駆動機構並びに圧解除機構を示す側面図である。 第2及び第3の搬送ローラの駆動機構並びに圧解除機構を示す動作説明図である。 図3及び図4を参照して説明した第2の搬送ローラの用紙搬送方向上流側の位置で後行する用紙を一旦停止させる動作の制御手順を示すフローチャートである。 図7を参照して説明した第2の搬送ローラのニップで後行する用紙を停止させる動作の制御手順を示すフローチャートである。 先行する用紙及び後行する用紙を共に第2の搬送ローラ位置で停止させる動作の制御手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る用紙後処理装置の動作説明図である。 図17(a)のQ方向矢視図である。 図17の動作を行う場合の後行する用紙の先端と後端の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図19のタイミングチャートに対応する入口ローラ、第1の搬送ローラ及び第2の搬送ローラの動作タイミングを示すタイミングチャートである。 第2の実施形態における動作の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の基本的な考え方を示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 用紙後処理装置(用紙処理装置)
2b 第1の下搬送路
2c 第2の下搬送路
2d プレスタック経路
2e 分岐爪
2f 上搬送路
2h 分岐点
4 入口ローラ
5 第1の搬送ローラ
6 第2の搬送ローラ
7 第3の搬送ローラ
8 トレイ排紙ローラ
9 切替爪
14 スティプルトレイ
18 用紙処理部
31 制御装置
32 CPU
100 ガイド板
101 捻りスプリング
102 ストッパ
103 支軸

Claims (20)

  1. 処理トレイへ用紙を案内する第1の搬送路と、前記第1の搬送路から分岐し、一時的に前記用紙を退避させる第2の搬送路と、前記用紙を前記処理トレイ側および前記処理トレイ側とは逆側の方向へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段により前記用紙を逆行させたときに当該用紙を前記第2の搬送路へ案内する切り替え手段と、を備え、前記第2の搬送路に一時的に退避していた先行する用紙を後行する用紙と重ね合わせて搬送する機能を有する用紙搬送装置において、
    前記先行する用紙の先端と前記後行する用紙の先端とのズレを小さくして搬送する制御手段を備えていることを特徴とする用紙搬送手段。
  2. 前記制御手段は、前記後行する用紙の先端が前記搬送手段に到達する前に前記用紙の搬送を停止させることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記後行する用紙の先端が前記搬送手段に到達した時に前記用紙の搬送を停止させることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  4. 前記制御手段は、前記用紙の搬送が停止した時点で用紙の再搬送を開始することを特徴とする請求項2又は3記載の用紙搬送装置。
  5. 前記制御手段は、前記先行する用紙の先端が前記搬送手段に到達したときに前記先行する用紙の搬送を停止させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記制御手段は、前記先行する用紙を後行する用紙と重ね合わせて搬送する機能を使用しない場合にも、前記先行する用紙の搬送を停止させることを特徴とする請求項5記載の用紙搬送装置。
  7. 前記制御手段は、前記後行する用紙の先端が前記搬送手段に到達する前に前記用紙の搬送速度を減速させ、減速した状態で前記先行する用紙と重ね合わせて搬送することを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  8. 前記制御手段は、前記用紙の先端が前記搬送手段位置に達した時点で用紙の搬送速度を増速させることを特徴とする請求項7記載の用紙搬送装置。
  9. 前記制御手段は、前記後行する用紙を搬入時の速度で前記搬送手段に搬入させ、前記先行する用紙と重ね合わせて搬送することを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  10. 前記搬送手段の用紙搬送方向上流側に前記用紙の撓みを許容する手段を備えていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  11. 前記撓みを許容する手段が、前記第1の搬送路の搬送経路を構成する用紙面と対向するガイド板と、このガイド板の用紙搬送方向上流側で当該ガイド板を揺動自在に支持する支軸と、前記ガイド板を常時閉鎖方向に弾性付勢する弾性付勢部材と、前記ガイド板の自由端の位置を規制し、用紙を搬送するための搬送幅を確保するためのストッパとを備えていることを特徴とする請求項10記載の用紙搬送装置。
  12. 前記搬送手段が複数の搬送ローラ対からなることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の用紙搬送装置を備えていることを特徴とする用紙処理装置。
  14. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の用紙搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項13記載の用紙処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  16. プレスタック機能を有し、プレスタック経路に退避した先行する用紙と後行する用紙を重ね合わせて搬送手段により搬送する用紙搬送方法において、
    先行する用紙先端が前記搬送手段に到達する前に前記後行する用紙を一旦停止させ、再度前記搬送手段により搬送することを特徴とする用紙搬送方法。
  17. プレスタック機能を有し、プレスタック経路に退避した先行する用紙と後行する用紙を重ね合わせて搬送手段により搬送する用紙搬送方法において、
    先行する用紙先端が前記搬送手段に到達したときに前記後行する用紙を一旦停止させ、再度前記搬送手段により搬送することを特徴とする用紙搬送方法。
  18. プレスタック機能を有し、プレスタック経路に退避した先行する用紙と後行する用紙を重ね合わせて搬送手段により搬送する用紙搬送方法において、
    先行する用紙先端が前記搬送手段に到達したとき、所定の搬送速度まで減速し、前記搬送手段を増速して搬送することを特徴とする用紙搬送方法。
  19. プレスタック機能を有し、プレスタック経路に退避した先行する用紙と後行する用紙を重ね合わせて搬送手段により搬送する用紙搬送方法において、
    先行する用紙先端が入口から所定の速度で到達したとき、停止状態の前記搬送手段を駆動して搬送することを特徴とする用紙搬送方法。
  20. プレスタック機能を有し、プレスタック経路に退避した先行する用紙と後行する用紙を重ね合わせて搬送手段により搬送する用紙搬送方法において、
    先行する用紙先端及び後行する用紙先端が前記搬送手段に到達したとき、いずれの用紙についても一旦停止させ、再度前記搬送手段により搬送することを特徴とする用紙搬送方法。
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