JP2010006480A - 用紙折り装置、用紙搬送装置、用紙後処理装置並びに画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】用紙束に折りを施す折りローラおよび折プレートと、折られた用紙束を、逆搬送する手段と、逆搬送された用紙束を前記折りローラニップに再進入させる手段とを備え、折り部を傾けた状態に姿勢変更してから再進入させる。
【選択図】図7
Description
従来の別体装置の例として、例えば、特許文献1においては、外付け装置として、一対の折りローラと突き出し板により折り目をつけた後、下流に軸を所定角度傾けて配置した加圧ローラにより増し折り処理を行なうようにした折り装置が提案されている。これは、折り部に対し局所的に加圧を行ない、単位長さあたりの押圧力を大きくして、折り品質の向上を計ったものである。
しかし、この構成では確かに折り品質の向上が見込めるが、高価な加圧ローラが新たに必要となってしまい、かつ加圧ローラと増し折りローラの両者に跨って搬送される場合、ローラ部毎で用紙搬送方向が一致しない(僅かに交差する)ため、どちらかのローラに対して用紙のスリップが生じているので、画像面の汚れ、最悪の場合には用紙の破れ等が生じ、アウトプット品質に重大な影響を与える可能性がある。
この問題を解消する方法として、上流側の加圧ローラのニップを抜けてから、下流側のローラにて加圧するように、加圧ローラ間の距離を離して配置する方法が考えられるが、スペースを必要とし、さらにコストアップとなり大型化になり易い欠点がある。もう一つの手段としては、下流の加圧ローラに挟まれる前に、上流側の加圧ローラのニップを解除し、搬送力伝達を無くす方法が考えられるが、複雑な機構が必要となり、かつ受け渡し時の用紙搬送タイミングの設定が難しく、搬送信頼性が低下しがちで、コストも増す。
また、特許文献5においては、増し折りローラを用紙搬送方向に対して直交する方向に移動させ、折り部に局所的に加圧することにより増し折り効果を狙ったものが提案されている。しかしながら、増し折りローラの往復移動時には、用紙束を停止させていなければならず、生産性が劣る。
この他、本出願人により中折り処理機構を包含し構成された用紙処理装置が、出願されている(特許文献6)。この特許文献6の開示装置では、端面綴じスティプラと中綴じスティプラが同一の用紙処理トレイの下端と略中央部に設けられている。端面綴じスティプラは、正逆転可能なスティプラ移動モータによりタイミングベルトを介して駆動され、用紙端部の所定位置を綴じるために用紙幅方向に移動する。その移動範囲の一側端には、端面綴じスティプラのホームポジションを検出するスティプラ移動HPセンサが設けられており、用紙幅方向の綴じ位置は、前記ホームポジションからの端面綴じスティプラ移動量により制御される。そして、綴じられた用紙束は、中折り処理トレイ側に搬送され、中折りされる。
また、請求項2に記載の発明の用紙折り装置は、請求項1に記載の用紙折り装置において、前記ニップ部の上流側位置に前記用紙束搬送方向と直交方向に離間して配置され、前記逆搬送手段兼再搬送手段を構成する1組のスイッチバックローラを備え、前記スイッチバックローラのそれぞれの回転方向の異同または搬送量の差を前記制御手段で制御することによって、前記用紙束の上記姿勢変更並びに斜め再搬送を行なうことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明の用紙折り装置は、請求項1または2に記載の用紙折り装置において、前記制御手段が、折り枚数情報取得手段からの出力に基づいて、上記姿勢変更時のスキュー量を決定し制御することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明の用紙折り装置は、請求項3に記載の用紙折り装置において、前記制御手段は、折り枚数が増加するに従い、前記スキュー量を大きく設定して姿勢変更制御を行なうことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、用紙搬送装置であって、請求項1乃至4の何れか一項に記載の用紙折り装置を有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、用紙後処理装置であって、請求項1乃至4の何れか一項に記載の用紙折り装置を有することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、画像形成装置であって、請求項1乃至4の何れか一項に記載の用紙折り装置を有することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明の画像形成装置は、請求項5に記載の用紙搬送装置もしくは請求項6に記載の用紙後処理装置を備えることを特徴とする。
図1は本発明の実施形態に係る用紙処理装置としてのシート処理装置としての用紙後処理装置と画像形成装置(本体部)とからなる画像形成システムのシステム構成を示す図であり、この図では、用紙後処理装置の全体と画像形成装置本体の一部が示されている。
また、図2は、本実施形態の特徴部である中折り機構(中折り処理装置)の主要部について概略構成を示した拡大横断面図である。
この実施形態においては、画像形成装置(本体部)は、既知の各種知られた構成のどのようなもので良く、印字方式も問わない。要は後で詳述する用紙後処理装置に対して、画像形成済みの個々単葉の用紙を順に送り込むように構成されていれば足りる。従って明細書中では、詳しい説明はしない。
一方、実施形態に示した用紙後処理装置は、今回特徴部を含むが、全体構成としては類似構成の用紙後処理装置が、本出願人により既に出願され公開されている(特許文献6)。そして、本明細書中および添付の図面中での符号は、特許文献6に開示の装置(以下では、既出願装置と記すことにする)と同等部分には同一の符号を付すようにした。
従って、本明細書中では、発明を明瞭にする意図もあり、上記既出願装置と同一構成部分で本願発明に直接の関連が薄い部分については、特許文献6と重複する説明を省略あるいは簡略化してある。
前記用紙は、1枚毎の用紙に後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット100)を有する搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行なう処理トレイFへ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるように構成されている。
なお、画像形成装置PRは、既に周知であるから図1では全く図示されていない機能部群、すなわち、入力される画像データを印字可能な画像データに変換する画像処理回路、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行なう光書き込み装置、光書き込みにより感光体に形成された潜像をトナー現像する現像装置、現像装置によって顕像化されたトナー像を用紙に転写する転写装置、及び用紙転写されたトナー像を定着する定着装置を少なくとも備え構成されている。
前記画像処理回路、光書き込み装置、現像装置、転写装置、及び定着装置とが画像形成手段を構成している。この、画像形成装置PRにおいてトナー画像が定着された画像形成済み用紙を用紙後処理装置PDに送り出し、用紙後処理装置PDによって所望の後処理が行われる。画像形成装置PRはここでは前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式、熱転写方式などの公知の画像形成装置が全て使用できる。
また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、用紙後端がこれを通過した後、搬送ローラ9、10、スティプル排紙ローラ11の内少なくとも搬送ローラ9を逆転することで後端を用紙収容部Eへ導いて滞留させ、次用紙と重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合せて束として搬送することも可能である。
搬送路B、搬送路C及び搬送路Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置PRから受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15及び分岐爪16が順次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示しないバネにより図1の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方に、各々回動し、回動状態の組み合わせによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへ用紙を振り分ける。
この用紙後処理装置では、用紙に対して、穴明け(パンチユニット100)、用紙揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じスティプラS1)、用紙揃え、用紙の仕分け(シフトトレイ202)、中綴じ等の処理及び本願発明の特徴部である用紙折り装置により実行される中折り処理(折りプレート74、搬送ローラ81、搬送ローラ82、折りローラ82による)などの各処理を行なうことができる。
この実施形態では、スティプル処理トレイFと中折り処理トレイGは放出ローラ56の表面の円弧を屈曲部として中折り処理トレイG側が垂直に、スティプル処理トレイF側が急角度で傾斜した状態に配置され、一体化されている。スティプル処理トレイFの傾斜角は小さい方が垂直投影面積が小さくなり、ひいては占有床面積が小さくなるので望ましい。
しかし、この実施形態では、図4に示した折り機構、すなわち、折りプレート74、リンクアーム76、折りプレート駆動カム75及び折りプレート駆動モータ166を、中折り処理トレイG(束搬送ガイド板下上91、92)とスティプル処理トレイFの間の空間に設ける。その際、これらの折り機構を、端面綴じスティプラS1と中綴じスティプラS2の間に位置させてある。
この可動後端フェンス73は、駆動プーリ73aと従動プーリ73bとの間に張設された駆動ベルト73cに固定され、図示しない後端フェンス移動モータによって上下方向に駆動される。これらの可動後端フェンス73の駆動機構は、前述の折り機構と同様に、スティプル処理トレイFと中折り処理トレイGとの間の空間に配置され、垂直投影面積が増加しないように配慮されている。
各処理部によって順にあるいは協働して適宜処理され整列され、必要に応じて綴じ処理された用紙束(場合によっては単用紙)の中折りはスティプル処理トレイFの下流側に設けられた中折り処理トレイGにおいて行われる。中綴じされた用紙束はスティプル処理トレイFから用紙束偏向機構により中折り処理トレイGに導かれる。
5.1)中折り処理トレイの構成
図1および図2に示すように分岐ガイド板54と可動ガイド55とからなる用紙束偏向機構の下流側に中折り処理トレイGが設けられている。中折り処理トレイGは、前記用紙束偏向機構の下流側にほぼ垂直姿勢に設けられており、中央部に中折り機構が、その上方に束搬送ガイド板上92が、また、下方に束搬送ガイド板下91が配置されている。また、束搬送ガイド板上92の上部には束搬送ローラ上71が、下部には束搬送ローラ下72がそれぞれ設けられている。
また、束搬送ガイド板下91を横切るように可動後端フェンス73が配置され、タイミングベルト73aとその駆動機構とを備えた移動機構により用紙搬送方向(図において上下方向)に移動可能となっている。駆動機構は、図1に示されているように前記タイミングベルト73aが掛け渡された駆動プーリ73bと従動プーリ73cと、駆動プーリ73bを駆動するステッピングモータ73dとにより構成されている。
折りローラ(対)82は、図示しないスプリング等の加圧手段により、加圧されている。折りローラ82の上流側に位置して配置されている束搬送手段81は、用紙束を搬送するための束搬送ローラ503(上下対)や駆動モータ500を含み構成されて駆動制御部(図示なし)と協働し、用紙束を逆搬送し姿勢変更し再搬送する。束搬送手段81と折りローラ82との間に、折り部通過センサ323が設けてある。
それぞれの束搬送手段81において、上下一対の束搬送ローラのうちの下側の束搬送ローラ503は、図3に示すようにタイミングプーリ502、タイミングベルト501を介し、左右で個々に設けられた駆動モータ500に連結され、駆動モータの回転に従い、正逆方向に回転可能に構成されている。
各束搬送手段は、それぞれ独立して制御されて束搬送ローラ503が左右独立して回転し、それぞれの用紙搬送時の束搬送の回転量を変化させることで、用紙の姿勢を変えることが可能な構成となっている。すなわち、スイッチバックローラのそれぞれの回転方向の異同または搬送量の差を制御手段で制御することにより、用紙束の上記姿勢変更が可能で、また斜め姿勢を保っての搬送も可能である。この束搬送手段81の動作については、後で図6、図7を用いて詳述する。
図4(a)、(b)は中折りを行なうための折りプレート74の移動機構の動作説明図である。折りプレート74は前後側板64a、64bに立てられた各2本の軸64cに長孔部74aを遊嵌することにより支持され、さらに、折りプレート74から立設された軸部74bがリンクアーム76の長孔部76bに遊嵌され、リンクアーム76が支点76aを中心に揺動することにより、折りプレート74は図4(a)、(b)中を左右に往復移動する。すなわち、リンクアーム76の長孔部76cに折りプレート駆動カム75の軸部75bは遊嵌されており、折りプレート駆動カム75の回転運動によりリンクアーム76は揺動し、これに応じて、図2において、折りプレート74は束搬送ガイド板下上91、92に対して垂直な方向に往復動する。
折りプレート駆動カム75は折りプレート駆動モータ166により図4(a)中の矢印方向に回転する。その停止位置は半月形状の遮蔽部75a両端部を折りプレートHPセンサ325により検知することで決定される。
なお、この実施形態では、中折り機能については用紙束を綴じることを前提にしているが、1枚の用紙を折る場合にも使用できる。この場合は、用紙は1枚だけで中綴じが不要なので、1枚排紙された時点で中折り処理トレイG側に送り込み、折りプレート74と折りローラ82とによって折り処理を実行して下トレイ203に排紙するようにする。
制御装置350は、図5に示すように、特許文献6に開示のもの同等であり、CPU360、I/Oインターフェース370等を有するマイクロコンピュータからなる。CPU360には各種の信号が入力される。すなわち、画像形成装置PR本体のコントロールパネルの各スイッチ等、及び入口センサ301、上排紙センサ302、シフト排紙センサ303、プレスタックセンサ304、スティプル排紙センサ305、紙有無センサ310、放出ベルトホームポジションセンサ311、スティプル移動ホームポジションセンサ312、スティプラ斜めホームポジションセンサ313、ジョガーフェンスホームポジションセンサ314、束分岐ガイドホームポジションセンサ315、束到達センサ321、可動後端フェンスホームポジションセンサ322、折り部通過センサ323、下排紙センサ(折り部通過センサ)324、折りプレートホームポジションセンサ325、紙面検知センサ330、330a、330b、505等の各センサからの信号がI/Oインターフェース370を介してCPU360へと入力される。
すなわち、指定の排出形態に適合した綴じ処理が終了すると、放出モータが駆動され、放出ベルト52が駆動される。同時に、排紙モータも駆動され、放出爪52aにより持ち上げられた用紙束を受け入れるべくシフト排紙ローラ6が回転し始める。
上記の各動作の制御は前記CPU360によって実行されるが、これら一連の制御は、特許文献6の場合と同等であり、ここでは、個々の詳細説明は略し、以下では、同じくCPU360によって実行される、(5)中綴じ製本モード時の動作についてのみ詳述する。
この中綴じ製本モードは、用紙を搬送路Aと搬送路Dを経て端面綴じ処理トレイFに搬送し、スティプル処理トレイFで整合および中央綴じを行った後、さらに中折り処理トレイGで中折りを実行し、中折りされた用紙束を搬送路Hから下トレイ203へ排出するモードである。このモードでは、分岐爪15と分岐爪16はともに反時計方向に回動し、搬送路AからDに至る経路が開放された状態になる。また、分岐ガイド板54と可動ガイド板55が閉鎖状態となって用紙束を中折り処理トレイGに導き、中折りが行われる。なお、中綴じ処理自体は、既知のものと同等であるが、中折り処理が、実施形態特有のもので、改良された中折り処理が実行される。
既存の中綴じ処理について概略説明をする。中綴じ製本モードでは、搬送路Aから分岐爪15と分岐爪16で振り分けられた用紙は、搬送路Dに導かれ、搬送ローラ7、搬送ローラ9、搬送ローラ10を経て、スティプル排紙ローラ11によりスティプル処理トレイFに排出される。スティプル処理トレイFでは(図2参照)、スティプルモード時と同様に排紙ローラ11により順次排出される用紙を整合し、スティプルする直前までは同様の動作をする。
その後、用紙束の先端部は放出ローラ56と加圧コロ57により挟持され、分岐ガイド板54と可動ガイド55とが回動することによって形成される経路、すなわち中折り処理トレイGへ導かれる経路を通過するように再度放出爪52aと放出ローラ56により下流へ搬送される。この放出ローラ56は前述のように放出ベルト52の駆動軸に設けられ、放出ベルト52と同期して駆動される。
可動後端フェンス73に突き当てられた用紙束は、束搬送ローラ下72の加圧が解除され、その後、綴じられた針部近傍が折りプレート74により略直角方向に押され、対向する折りローラ81のニップへと導かれる。予め回転している折りローラ81は、ニップに導かれた用紙束を加圧搬送することによって用紙束の中央に折りを施す。
図7における(I)のように折りプレート74及び束搬送ローラ503により用紙束の折り部を先頭にして、折りローラ82方向へ用紙束が搬送される。すなわち、中綴じされた用紙束は束搬送ローラ下72の加圧が解除されたまま、可動後端フェンス73の移動に伴って上方に運ばれ、その後、綴じられた針部近傍を折りプレート74により略直角方向に押し、さらに、進行方向先頭部と対向する折りローラ82のニップへと押し込む。この時、束搬送ローラ503は、離間していて用紙束の進行を妨げない(従動させる、あるいは協働して進行をアシストするよう制御しても良い)。
(II)、予め回転していた折りローラ82は押し込まれてきた用紙束を加圧搬送し、これにより用紙束中央の折り部に折りを施す。このようにして、用紙束への第1回目の中折り動作が行われる。
このようにして折りローラ82で折りを施された用紙束の先頭の折り部が折りローラ82のニップを若干通過した時点で搬送を停止して用紙束をいったん静止させる。この通過時点は、折り部通過センサ323により検知することができる。
(IV)次いで、束搬送ローラを互いに逆向き回転となるように回転させることにより、左右1組の束搬送ローラで保持されている用紙束を折りローラ軸線に対し傾けた姿勢に回動する。
(V)前記(IV)の状態で、束搬送ローラを同一方向に同期させて回転し、用紙束を傾けた状態のまま折りローラ82に搬送し折りローラ82により再度折りぐせを強化する増し折り動作を行なう。この時、折り部が斜めの状態で折りローラ82に進入することで、折り部に対し局所的に加圧、単位長さあたりの押圧力を大きくすることが可能になる。
(VI)このようにして折りローラ82で折りぐせを強化された用紙束は折り部が後排紙ローラ83に到達する前に後排紙ローラ83を下トレイ(排紙トレイ)203に向けた排出方向に速度差を持たせ回転させることで姿勢を正され、により下トレイ203上に排出されて順にスタックされる。
このとき、用紙束後端が下排紙センサ(折り部通過センサ)324に検知されると、折りプレート74及び可動後端フェンス73はホームポジションに復帰し、束搬送ローラ下72の加圧力も復帰し、次の用紙に備える。また、次のジョブが同用紙サイズ同枚数であれば、可動後端フェンス73はその位置で待機しても良い。
なお、上述した実施形態装置では、姿勢変更の際には左右一対の1組の束搬送ローラ503を互いに逆向きに回転させるように制御しているが、折り目部がスイッチバックし折りローラ82を抜けたタイミングにて片方(左右の対のうち一方)の束搬送ローラの駆動を所定時間停止させた後に残る束搬送ローラ503を停止させるように制御することでも所望の姿勢変更が行なえる。図8のフローチャートから軽微な変更で済むためフローチャートは省略した。あるいは、左右の片方の束搬送ローラ503の駆動を停止させ、もう一方の束搬送ローラ503を所定時間逆転させても同様に用紙束の姿勢制御が可能である。
このように、左右に各1箇所で2つ1組の束搬送ローラ(スイッチバックローラ)503を備えるとともに、これら束搬送ローラ503のそれぞれの回転方向の異同または搬送量の差を制御手段で制御することによって、用紙束の姿勢を変更させることが可能になる。そのまま、斜めに姿勢変更したままで斜め再搬送を行なうこともできる。
Claims (8)
- 対となり用紙束に折りを施すためのニップを形成している折りローラと、
前記折りローラのニップに用紙束を折り線部位を先頭にして送り込むための折プレートと、
前記折りローラで折られた用紙束を、その折り部が折りローラのニップ部より上流方向に抜ける位置まで逆搬送する逆搬送手段と、
逆搬送後に前記用紙束を前記ニップに再進入させる再搬送手段と、を備え、
制御手段が、前記折り部を前記折りローラに対し傾けた状態に姿勢変更して前記ニップに再進入させることを特徴とする用紙折り装置。 - 前記ニップ部の上流側位置に前記用紙束搬送方向と直交方向に離間して配置され、前記逆搬送手段兼再搬送手段を構成する1組のスイッチバックローラを備え、前記スイッチバックローラのそれぞれの回転方向の異同または搬送量の差を前記制御手段で制御することによって、前記用紙束の上記姿勢変更並びに斜め再搬送を行なうことを特徴とする請求項1に記載の用紙折り装置。
- 前記制御手段が、折り枚数情報取得手段からの出力に基づいて、上記姿勢変更時のスキュー量を決定し制御することを特徴とする請求項1または2に記載の用紙折り装置。
- 前記制御手段は、折り枚数が増加するに従い、前記スキュー量を大きく設定して姿勢変更制御を行なうことを特徴とする請求項3に記載の用紙折り装置。
- 請求項1乃至4の何れか一項に記載の用紙折り装置を有することを特徴とする用紙搬送装置。
- 請求項1乃至4の何れか一項に記載の用紙折り装置を有することを特徴とする用紙後処理装置。
- 請求項1乃至4の何れか一項に記載の用紙折り装置を含み構成されることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5に記載の用紙搬送装置もしくは請求項6に記載の用紙後処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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