JP2012254872A - 用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性を維持した状態で、用紙あるいは用紙の画像形成面を傷つけることなく用紙処理を可能とする。
【解決手段】水平搬送路20及び分岐路25のいずれも開放する第1の状態、又は水平搬送路20は遮断し、分岐路25は開放する第2の状態に設定して用紙搬送時に用紙を案内する下分岐爪19と、待機時には下分岐爪19を第1の状態に設定して1枚目の用紙P1を逆方向に搬送させ、2枚目の用紙P2を当該待機していた1枚目の用紙P1とともに搬送する場合には下分岐爪19を前記第2の状態に設定し、用紙を重ねて排紙方向に搬送させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、1枚目の用紙P1の後端P1bが分岐した分岐位置24を通過した後、1枚目の用紙P1の先端P1fが分岐位置24を通過する前に、当該1枚目の用紙P1に2枚目の用紙P2を重ね合わせて排紙方向に搬送させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、用紙処理装置及び画像形成システムに係り、特に、用紙、転写紙、印刷紙、OHPシートなどのシート状記録媒体(以下、本明細書では、用紙と称する。)に対して綴じ処理及び折り処理などの所定の処理を施す用紙処理装置、及びこの用紙処理装置と、プリンタ、コピー、ファクシミリ、これらの機能を複合して備えたデジタル複合機などの画像形成装置とからなる画像形成システムに関する。
昨今、画像形成済みの用紙に対して、整合、仕分け、穴明け、端綴じ、中綴じ、折りなどの処理を施す用紙処理装置が画像形成装置の後段に連結され、1つのシステムを構成して使用することが多くなっている。そのため、この種の装置を用紙後処理装置とも称している。
このような用紙後処理装置として、例えば特許文献1(特許第3417994号公報)及び特許文献2(特許第3617936号公報)に開示された発明が知られている。このうち特許文献1には、コンパイラにおいてコピー機から排出された用紙を整頓し、製本する場合でも、コピー機おけるプリントを遅らせたり中断させることなくシートを出力するため、コピー機のシートの出力経路の出力フィードローラの上流に、この出力経路から分岐した転向シュートと、このシュートの入口に転向ゲートとを設け、コンパイラトレイでジョブセットが整頓され製本されている間は、後続の第1のシートを出力フィードローラで止めて逆方向に回転させて上流に送り、ゲートを介してシュートに一時的に保管し、第2のシートがゲートを通過する際にフィードローラによって第1のシートをシュートから出力経路に戻し、第1のシートと第2のシートが重なった状態でコンパイラトレイに排出するようにした技術が開示されている。
また、特許文献2には、構成の複雑化、大型化、高コスト化を来すことなく画像形成における生産性の低下を回避できるようにするため、後処理装置の搬送路の所定位置には逆流防止手段としての切替爪が設けられ、用紙の搬送方向の通過のみを許容し、前の部の後処理が完了せずに後処理ユニットが次の部の先頭用紙を受け入れる状態にない場合、制御手段は搬送ローラ、搬送ローラ対を逆回転させて切替爪を通過している先頭用紙を分岐路に待機させ、その後、搬送ローラ、搬送ローラ対が正回転し、次に搬送されてくる用紙と待機していた用紙が重ね合わせられた状態で搬送されて後処理ユニットの後処理用トレイに排出されるようにした技術が開示されている。なお、逆回転とは入口側に向かって搬送する方向に回転すること、正回転とは入口側から離れる方向に回転することを意味する。
ところで、特許文献1記載の発明は、一時的に転向シュート(分岐路)で待機させる用紙が、スイッチバックによって転向シュート(分岐路)への搬送が完了し、転向ゲート(分岐爪)が出力経路(搬送路)を開放しなければ、転向ゲート(分岐爪)と次に搬送される用紙が衝突してしまうことから、画像形成装置で一定時間の紙間を設ける必要がある。その際、後処理時間に要する時間だけ分岐路で用紙を待機させて、できるだけ画像形成装置で用紙間の紙間を開けないようにしている。しかし、画像形成装置側では一定時間の紙間を設ける必要が生じるため、画像形成システム全体の生産性が低下することは否めない。
そこで、特許文献2記載の発明では、制御手段が搬送ローラ、搬送ローラ対を逆回転させて切替爪を通過している先頭用紙を分岐路に待機させ、その後、搬送ローラ、搬送ローラ対を正回転させ、次に搬送されてくる用紙と待機していた用紙を重ね合わせて搬送するようにしている。しかし、分岐爪は常に搬送路を遮るようにスプリング等で押し付けられ、分岐路を開放する位置になっており、この状態で、用紙の搬送力により分岐爪を広げながら用紙を搬送し、用紙後端が分岐路を抜けた後、スイッチバック搬送されるようにして分岐路へ用紙を送っていた。この場合、搬送路を搬送中の用紙は常に分岐爪によって押し付けられる方向に接触しているため、用紙や用紙の画像形成面へ傷が付くことがあった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、生産性を維持した状態で、用紙あるいは用紙の画像形成面を傷つけることなく用紙処理を可能とすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、分岐部で分岐し、用紙が待機する第2の搬送路が接続された第1の搬送路と、第1の搬送路に沿って搬送されてくる用紙を搬送方向である第1の方向及び搬送方向とは逆の方向である第2の方向に搬送する第1の搬送手段と、前記分岐部で前記第1の搬送路及び前記第2の搬送路のいずれも開放する第1の状態、又は前記第1の搬送路は遮断し、前記第2の搬送路は開放する第2の状態に設定して用紙を案内する案内手段と、前記用紙が待機する場合には前記案内手段を前記第1の状態に設定して先に搬送される用紙を前記第2の方向に搬送させ、次に搬送される用紙を当該待機していた先に搬送された用紙とともに搬送する場合には前記案内手段を前記第2の状態に設定し、用紙を重ねて前記第1の方向に搬送させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、先に搬送される用紙の後端が前記分岐部を通過した後、前記用紙の先端が前記分岐部を通過する前に、先に搬送された用紙に次に搬送される用紙を重ね合わせて前記第1の方向に搬送させる用紙処理装置を特徴とする。
第2の手段は、第1の手段に係る用紙処理装置を備えた画像形成システムを特徴とする。
本発明によれば、生産性を維持した状態で、用紙あるいは用紙の画像形成面を傷つけることなく用紙処理を行うことができる。
本発明の実施形態に係る用紙処理装置及び画像形成装置からなる画像形成システムの概略構成を示す図である。 図1における用紙処理装置としての用紙後処理装置の概略構成を示す図である。 図1に示した画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 水平搬送路に沿った用紙後処理装置の要部構成を示す拡大図である。 実施例1の搬送処理における動作説明図で、先の用紙と次の用紙がともに水平搬送路に位置している状態を示す。 実施例1の搬送処理における動作説明図で、先の用紙が分岐路に位置し、次の用紙が分岐部に進入してきたときの状態を示す。 実施例1の搬送処理における動作説明図で、先の用紙と次の用紙が重ね合わされて搬送されている状態を示す。 図4における上分岐爪及び下分岐爪の動作の詳細を示す図である。 実施例2の搬送処理における動作説明図で、先の用紙と次の用紙がともに水平搬送路に位置している状態を示す。 実施例2の搬送処理における動作説明図で、先の用紙が分岐路に位置し、次の用紙が分岐部に進入してきたときの状態を示す。 実施例2の搬送処理における動作説明図で、先の用紙と次の用紙が重ね合わされて搬送されている状態を示す。 実施例2における分岐路の変形例とその機能を示す図で、実施例1の分岐路との相違点を示す。 実施例2における分岐路の変形例とその機能を示す図で、分岐路における用紙状態を示す。 実施例3に係る用紙後処理装置の水平搬送路に沿った要部構成を示す拡大図である。 実施例3における動作説明図で、先の用紙と次の用紙がともに水平搬送路に位置している状態を示す。 実施例3における動作説明図で、先の用紙が分岐路に位置し、次の用紙が分岐部に進入してきたときの状態を示す。 実施例3における動作説明図で、先の用紙の上に次の用紙が重なるときの状態を示す。 実施例3における動作説明図で、先の用紙と次の用紙が重ね合わされて搬送されている状態を示す。
本発明は、一時的に搬送路から分岐した分岐路で待機させる先に搬送された用紙が、スイッチバックによって分岐爪から分岐路へ導かれ、その搬送が完了する前に分岐爪を動作させ、次に搬送されてくる用紙のために前記搬送路を開放できるようにしたことを特徴としている。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において同一若しくは同一と見なせる構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る用紙処理装置及び画像形成装置からなる画像形成システムの概略構成を示す図である。
同図において、画像形成システムは、画像形成装置1と画像形成装置1の後段に連結された用紙処理装置2とからなる。用紙処理装置2は画像形成装置1の後段で画像形成済みの用紙に対して後処理を行う用紙後処理装置なので、以下、用紙後処理装置2として説明する。
画像形成装置1は、画像形成エンジンを備え、図示しないスキャナあるいはPC(Personal Computer)からローカル接続により入力され、あるいはネットワークを介して入力された画像データに基づいて、用紙に画像を形成し、あるいは印字して後段に排紙する。画像形成エンジンは電子写真方式、インクジェットなどの液滴吐出方式など公知のエンジンが使用される。ここでは、画像形成装置1は用紙上に画像を形成する機能を備えていればよいので、画像形成エンジンの方式を限定するものではない。
図2は用紙後処理装置2の概略構成を示す図、図3は図1に示した画像形成システムの制御構成を示すブロック図、図4は水平搬送路に沿った用紙後処理装置2の要部構成を示す拡大図である。用紙後処理装置2は、用紙処理手段として、穿孔手段(穿孔ユニット4)、整合手段(ジョガー9、スティプル後端後端フェンス23)、綴じ手段(端綴じスティプラ12)等を備えている。また、これらの各処理を実行するため、画像形成装置1から用紙を受け入れて後処理トレイ8側に搬送するための水平搬送路20と、プルーフトレイ21側に搬送するためのプルーフ搬送路17が設けられている。
水平搬送路20には搬送上流側から下流側に向かって入口ローラ3、穿孔ユニット4、水平搬送ローラ5、上分岐爪15、下分岐爪19、スイッチバックローラ6が配置されている。プルーフ搬送路17は、上分岐爪15位置から分岐し、プルーフ搬送ローラ16及びプルーフ排紙ローラ18が配置されている。また、水平搬送路20の下分岐爪19の分岐位置24から下方向に分岐路(プレスタック経路)25が分岐し、分岐路25にはプレスタックローラ7が配置されている。なお、図4では、画像形成装置1の本体排紙ローラ1−1から用紙後処理装置2の入口ローラ3に用紙Pが搬入される。
水平搬送路20の最下流側には、後処理トレイ(スティプルトレイ)8が設けられ、後処理トレイ8の側面側にジョガー9、上面側に叩きコロ10、後端側に後端基準フェンス23が配置されている。後処理トレイ8の最下流側には排紙ローラ13が設けられており、排紙ローラ13のローラ対の従動側のローラが排紙開閉ガイド板22に回転可能に支持されている。排紙ローラ13の排紙側には、排紙トレイ14が昇降可能に設けられ、後端基準フェンス23側には端綴じスティプラ12が設けられている。
用紙後処理装置2の制御構成は、制御部201、用紙搬送部202、分岐爪切替部203、搬送手段ニップ離間部204、センサ類205、後処理部206からなり、制御201に対して後五者が互いに信号の授受可能に接続されている。後処理部206は叩きコロ10、ジョガー9、端綴じスティプラ12及び放出爪11の動作を制御する。制御部201は画像形成装置1の制御部と通信可能に接続され、画像形成装置1から用紙サイズ、綴じ枚数、用紙の搬送情報などが用紙後処理装置2の制御部201に送信され、制御部201では、受信した情報に基づいて前記各部を制御する。
制御部201はCPU、ROM、RAMを含み、CPUはROMに格納されたプログラムを読み出して、RAMに展開し、当該RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムで定義された処理を実行する。
大略このように構成された用紙後処理装置2には、プルーフは排紙モード、ストレート排紙モード、スティプルモードの3つのモードが設定され、このモードによって各部が制御され、当該モードに沿った動作を行う。この動作は制御部201の制御下で実行される。
プルーフ排紙モードは、画像形成装置1から用紙Pが搬送され、水平搬送路20(の上流側)、プルーフ搬送路16を経由してプルーフ排紙部21に排紙されるモードである。このモードでは、入口ローラ3、水平搬送ローラ5、プルーフ搬送ローラ16により搬送され、プルーフ排紙ローラ18によって排紙される。その際、上分岐爪15は図示しない駆動部(例えばモータとその動力伝達機構)によってプルーフ搬送路16方向に用紙を導く方向に位置し、搬送経路を切り替える。上分岐爪15の動作タイミングは入口センサ26が用紙先端を検出したタイミングに基づいて設定される。なお、以下の説明において、用紙は符号P、用紙先端は添え字fを付して符号Pfで、用紙後端は添え字bを付して符号Pbでそれぞれ示す。また、1枚目の用紙P1については用紙先端をP1f、用紙後端をP1bのようにPに枚数の添え字1,2を付けて示す
ストレート排紙モードは、画像形成装置1から用紙が搬送され、水平搬送路20を通って、排紙トレイ14に用紙を排紙するモードである。このモードでは、用紙Pは入口ローラ3、水平搬送ローラ5、スイッチバックローラ6により搬送され、排紙ローラ13によって排紙トレイ14に放出される。スイッチバックローラ6は正方向及び逆方向に回転可能なローラであり、ストレート排紙時は正転方向(用紙排紙方向)に回転する。上分岐爪15、下分岐爪19は水平搬送路20を開放する位置に停止している。この位置が上分岐爪15及び下分岐爪19のデフォルト位置である(図4参照)。
スティプルモードは、画像形成装置1から用紙が搬送され、水平搬送路20を通って後処理トレイ8に道日から、後処理トレイ8で複数枚の用紙が綴じられるモードである。このモードでは、入口ローラ3、水平搬送ローラ5、スイッチバックローラ6により搬送され、後処理トレイ8にスタックされる。排紙開閉ガイド板22は開いており、排紙ローラ13のニップは離れた状態となっている。スイッチバックローラ6は正方向及び逆方向に回転可能であり、スティプルモードの後処理時は正転方向に回転する。上分岐爪15、下分岐爪19は水平搬送路20を開放するデフォルト位置に位置している。
後処理トレイ8に排紙された用紙は、叩きコロ10によって叩き落とされ、用紙後端が後端基準フェンス23に突き当てられる。これにより後端基準フェンス23を基準に搬送方向に整合される。叩きコロ10は後端基準フェンス23に用紙を搬送する方向に回転しており、用紙が排紙される度に用紙に接触し、その後待機するという動作を繰り返す。また、ジョガー9によって搬送方向に対して垂直な方向が揃えられる。叩きコロ10、ジョガー9の動作タイミングはスティプル排紙センサ28が用紙後端を検出したタイミングから所定時間経過後に動作する。
この動作が画像形成装置1から搬送されてくる用紙の1部に相当する枚数分繰り返され、用紙搬送方向と用紙搬送方向に対して直交する方向が揃えられた用紙束を形成し、この用紙束の後端部が端綴じスティプラ12によって綴じられる。綴じられた用紙束は、後処理トレイ8の上面に沿って移動する放出爪11によって押し上げられ、排紙トレイ14に排紙される。端綴じスティプラ12及び放出爪11の動作タイミングは、スティプル排紙センサ28が最終用紙後端を検出したタイミングに基づいて設定され、前記タイミングから所定時間経過後に動作する。
本実施形態では、スティプルモードの動作中は排紙開閉ガイド板33は常に開いており、排紙ローラ13のニップは常に離れた状態となっている。
以下、各実施例に分けて詳細に説明する。
図5ないし図7は実施例1の搬送処理における動作を示す図である。各部の構成は図2及び図4を参照して説明したものである。
実施例1はスティプルモード時にプレスタックする場合の例である。この場合、1枚目用紙P1が分岐路25でプレスタックされる。すなわち、後処理される用紙束の1枚目の用紙P1が画像形成装置1から搬送されるが、このとき、上分岐爪15、下分岐爪19は水平搬送路20を開放する位置、すなわち、前記デフォルト位置に停止している。水平搬送路20に沿って搬送されてきた1枚目の用紙P1の後端P1bが分岐位置24を通過した所でスイッチバックローラ6が停止する。次いで、下分岐爪19が用紙P1を分岐路25の方向にガイドする位置に回転し、分岐路25の入口側を開放し、水平搬送路20の上流側を閉鎖する。
この状態で、図6に示すようにスイッチバックローラ6が逆方向に回転し、1枚目の用紙P1がスイッチバック搬送され、用紙後端P1b側から分岐路25に搬送される。スイッチバックローラ6、下分岐爪19の動作タイミングはスティプル排紙センサ28が用紙後端P1bを検出したタイミングから所定時間経過後である。この所定時間はスティプル排紙センサ28の検知位置とスイッチバックローラ6のニップとの距離と搬送速度に応じて適宜設定される。なお、図5は用紙後端P1bが分岐路25に進入する直前の状態を示す。また、図5では、前ジョブの用紙束Paは後処理トレイ8上で端綴じスティプラ12によって後端部が綴じられ、放出爪11によって放出されるときの状態が示されている。
スイッチバック搬送された1枚目用紙P1の後端P1bがプレスタックローラ7のニップに到達し、更に分岐路25を図において下方に搬送される。なお、プレスタックローラ7は正転及び逆転可能である。本実施例では、プレスタックローラ7の回転方向を、図2の下方向に搬送する場合を正転、水平搬送路20方向に搬送する場合を逆転と定義する。
1枚目の用紙P1の先端P1fがスイッチバックローラ6のニップを抜けた所でスイッチバックローラ6は停止し、待機する。プレスタックローラ7も停止する。下分岐爪19は水平搬送路20に用紙を搬送する方向に切り替わり、水平搬送路20を開放する。その際、スイッチバックローラ18、下分岐爪19、プレスタックローラ7の動作タイミングはプレスタックセンサ29が用紙後端Pbを検出したタイミングから所定時間経過後に設定されている。なお、プレスタックセンサ29はプレスタックローラ7のプレスタックローラ正方向回転時(矢印R3方向)の搬送方向下流側に設けられている。
2枚目の用紙P2が画像形成装置1から搬入され、水平搬送路20に沿って搬送されてくると、2枚目の用紙P2の先端Pfと前記待機していた1枚目の用紙P1の先端Pfが略揃えられるタイミングでプレスタックローラ7が逆転方向に回転し、スイッチバックローラ6が正転方向(矢印R1方向)に回転する。これにより図7に示すように1枚目の用紙P1と2枚目の用紙P2の先端P1f,P2fが重なり合わされて後処理トレイ8側に搬送され、後処理トレイ8に排紙される。
重ね合わせるタイミングは、プルーフ搬送路17への分岐部の直後(上分岐爪15の水平搬送路20側の先端部近傍)に配置された分岐センサ27が2枚目の用紙P2を検出し、所定時間後である。以降、所定枚数が後処理トレイ8に排紙され、搬送方向、搬送方向に垂直方向に揃えられて、スティプルされ、放出爪11によって排紙される。
一方、この間に後処理トレイ8上の前ジョブの用紙束Paは端綴じスティプラ12によって綴じられ、放出爪11によって放出される。その結果、次ジョブの2枚重ねの用紙P1,P2が後処理トレイ8に排紙されるときには、後処理トレイ8上には前ジョブの用紙束Paは存在しない。
図8は図4における上分岐爪15及び下分岐爪19の動作の詳細を示す図である。同図(a)は下分岐爪19がデフォルト位置にあるときの状態を、同図(b)は下分岐爪19が動作したときの状態をそれぞれ示す。上分岐爪15及び下分岐爪19は、前述のように図示しないモータ及びその駆動力伝達機構を含む駆動部あるいはソレノイドを含む駆動部によって揺動駆動され、前記図8(a)及び(b)に示した2つの位置のいずれかに位置する。なお、前者は、水平搬送路20と分岐路25のいずれもが開放され、搬送可能となる位置であり、後者は、水平搬送路20が遮られ、分岐路25が開放されて用紙を分岐路25方向へガイド可能な位置である。
図5ないし図8に示した用紙は小サイズの用紙Pを搬送するときの状態を示している。小サイズの用紙Pの場合、図6に示すように1枚目の用紙P1をスイッチバックローラ6の逆転(矢印R2方向)により後端Pbから水平搬送路20に続く分岐路25に導き(矢印D1方向)、2枚目の用紙P2が矢印D2方向に搬送され、用紙先端Pfが下分岐爪19を抜けようとするとき、1枚目の用紙先端Pfはスイッチバックローラ6のニップを抜けている。このため、図7に示すように図6の状態からスイッチバックローラ6を正転(矢印R1方向)させたとき、1枚目の用紙P1と2枚目の用紙P2を重ねて後処理トレイ8方向に搬送することができる。
しかし、用紙サイズが大きい大サイズの用紙の場合、図10に示すように2枚目の用紙P2の先端P2fが下分岐爪19を抜けようとしたとき、1枚目の用紙P1はスイッチバックローラ6にニップに挟まれたままであり、この状態で2枚目の用紙P2の先端P2fがスイッチバックローラ6のニップ位置まで達してスイッチバックローラ6を正転させても、1枚目の用紙P1の先端P1fと2枚目の用紙P2の先端P2fを合わせることができない。そこで、本実施例では、用紙が大サイズの場合には、用紙の搬送状態に応じてスイッチバックローラ6のニップを開放する(離す)ようにした。このときの動作を図9ないし図11の動作説明図に示す。なお、図9ないし図11の動作は実施例1における図5ないし図7の動作に対応する。
なお、小サイズの用紙とは、例えばB5横サイズの用紙を最小紙サイズとしている。これは、水平搬送路のスイッチバックローラ6と分岐路25のプレスタックローラ7の間隔、入口ローラ3と水平搬送ローラ5の間隔、水平搬送ローラ5とスイッチバックローラ6の間隔は、B5横サイズを最小紙サイズと想定して、この最小紙サイズの用紙を搬送する必要があるからである。大サイズとは、例えばA3縦サイズあるいは小サイズの縦(例えばA4縦サイズ)の用紙を想定している。
実施例2はスティプルモード時に大サイズの用紙をプレスタックする場合の例である。この場合、1枚目の用紙P1が分岐路25でプレスタックされる。すなわち、後処理される用紙束の1枚目の用紙P1が画像形成装置1から搬送されるが、このとき、上分岐爪15、下分岐爪19は水平搬送路20を開放する位置、すなわち、前記デフォルト位置に停止している。水平搬送路20を搬送されてきた1枚目の用紙P1の後端P1bが分岐位置24を通過した所でスイッチバックローラ6が停止する。次いで、下分岐爪19が用紙P1を分岐路25の方向にガイドする位置に動作し、分岐路25の入口側を開放し、水平搬送路20の上流側を閉鎖する。
この状態で、スイッチバックローラ6が逆転し、1枚目の用紙P1がスイッチバック搬送され、用紙後端P1b側から分岐路25に搬送される。プレスタックされる用紙P1の後端P1bがプレスタックローラ7にニップされ、プレスタックセンサ29が用紙後端P1bを検出し、所定時間搬送したタイミングで、スイッチバックローラ6とプレスタックローラ7が停止し、プレスタックされる用紙P1が停止する。なお、図9は用紙後端P1bが分岐路25に進入する直前(スイッチバックローラ6が逆転する直前)の状態を示す。また、図9では、前ジョブの用紙束Paは後処理トレイ8上で端綴じスティプラ12によって後端部が綴じられ、放出爪11によって放出される状態となっている。
スイッチバックローラ6とプレスタックローラ7が停止した後、図10に示すようにローラ停止状態でスイッチバックローラ6がニップ状態から離れ(矢印D11方向)、1枚目の用紙P1のニップ状態が開放され、1枚目の用紙P1は待機状態となる。スイッチバックローラ6のニップ開放動作は、プレスタックセンサ29が1枚目の用紙P1の後端P1bを検出し、検出したタイミングから所定時間が経過した後に開始される。
この状態で2枚目の用紙P2が画像形成装置1から搬入され、水平搬送路20に沿って搬送されてくると、下分岐爪19が水平搬送路20を開く位置に移動する。下分岐爪19は2枚目の用紙P2の先端P2fが下分岐爪19を通過するのを待つことなく、水平搬送路20を開放する方向に回転する。そして、図11に示すように、プレスタックされた1枚目の用紙P1の先端P1fと、次の2枚目の用紙P2の先端P2fが略揃えられるタイミングでプレスタックローラ7が逆転(矢印R4方向)し、プレスタックされた1枚目の用紙P1が水平搬送路20に送り出される。
また、前記略揃えられるタイミングと同時にスイッチバックローラ6が正転方向(矢印R1方向)に回転し、ニップ開放状態からニップ状態に動作する(矢印D12方向)。これにより1枚目の用紙P1の先端P1fと2枚目の用紙P2の先端P2fが略揃えられた状態で重ね合わされ、その状態でスティプルトレイ8に排紙される。その際、図11に示すように排紙ローラ13のニップは開放され、2枚重ねの用紙P1,P2の排紙動作を阻害しないようになっている。
なお、本実施例では用紙サイズを大サイズとして説明したが、用紙サイズの大小はプレスタックされ、停止した用紙の先端P1f側がスイッチバックローラ6のニップから抜けているか(図6の状態)否か(図10の状態)によって決定される。したがって、スイッチバックローラ6及びプレスタックローラ7間の距離や、プレスタック時や用紙の停止位置などによって小サイズの制御とするか大サイズの制御とするかが選択される。それ故、用紙サイズの大小は寸法的なものだけではなく、装置の各要素の位置関係にも依存する。また、スイッチバックローラ6とプレスタックローラ7のコロ間の間隔の設定によっては用紙サイズを限定することなく、実施例2のようにスイッチバックローラ6のニップを開放するように制御してもよい。
図12及び図13は、実施例2における分岐路25の変形例とその機能を示す図である。実施例2では、分岐路25への導入部25aの搬送隙間L2を水平搬送路20あるいは実施例1の分岐路25の導入部25aの搬送隙間L1よりも大きくしたものである。すなわち、図12に示すように実施例1の搬送路25のガイド板25bと実施例2の搬送路25のガイド板25cの差L3の分だけ広くなる。このように搬送隙間L2を大きくすると、下分岐爪19がデフォルトの位置の場合でもガイド板25cとの隙間を十分確保することができるため、スイッチバック搬送中の用紙P1が下分岐爪19に押し付けられて擦れることがなくなり、搬送抵抗が軽減される。なお、搬送隙間L1は用紙がスイッチバックするときの分岐点24に対して上流の水平搬送路20の搬送隙間と略同一である。
図14は、実施例3に係る用紙後処理装置2の水平搬送路に沿った要部構成を示す拡大図である。図14に示すように、実施例3は実施例1に対して分岐路25に設けられたプレスタックローラ7に代えて、第1及び第2の2段にわたるプレスタックローラ30,31を搬送方向に沿って直列に設けたものである。その他の各部は実施例1と同一である。
図15ないし図18は実施例3におけるプレスタック時の動作を示す動作説明図である。すなわち、本実施例3では、実施例1のプレスタックローラ7の機能を、分岐路25に用紙を下流に搬送するための第2のプレスタックローラ31と、分岐路25から水平搬送路20に送り出すための第1のプレスタックローラ30に分けている。これにより、実施例1では、プレスタックローラ7は用紙の搬送状況に応じて正転又は逆転動作するが、実施例3では、第1のプレスタックローラ30は逆転(矢印R4方向)のみ、第2のプレスタックローラ31は正転(矢印R3方向)のみ回転するように設定した。なお、両者とも、図示しない駆動部によりニップ状態とニップ開放状態の2位置をとることができる。
このように構成すると、後処理される用紙束の1枚目の用紙P1が画像形成装置1から搬送されるが、このとき、上分岐爪15、下分岐爪19は水平搬送路20を開放する位置、すなわち、図14に示す前記デフォルト位置に停止している。水平搬送路20に沿って搬送されてきた1枚目の用紙P1の後端P1bが分岐位置24を通過したタイミングでスイッチバックローラ6が停止し、図15に示すように、下分岐爪19が用紙P1を分岐路25の方向にガイドする位置に動作し、分岐路25の入口側を開放し、水平搬送路20の上流側を閉鎖する。
この状態で、図16に示すようにスイッチバックローラ6が逆転(矢印R2方向)し、1枚目の用紙P1がスイッチバック搬送され、用紙後端P1b側から分岐路25に搬送される。このとき、第1のプレスタックローラ30はニップ開放状態、第2のプレスタックローラ31はニップ状態となっている。スイッチバックローラ6、下分岐爪19の動作タイミングはスティプル排紙センサ28が用紙後端P1bを検出したタイミングから所定時間経過した後である。この所定時間は実施例1と同様にスティプル排紙センサ28の検知位置とスイッチバックローラ6のニップとの距離と搬送速度に応じて適宜設定される。
スイッチバック搬送された1枚目用紙P1の後端P1bが第2のプレスタックローラ31のニップに到達し、更に分岐路25を図において下方に搬送される。プレスタックセンサ29が用紙後端P1bを検出すると、その検出タイミングから所定時間が経過した後にスイッチバックローラ6、第2のプレスタックローラ31及び第1のプレスタックローラ30が停止する。次いで、下分岐爪19は水平搬送路20に用紙を搬送する方向に切り替わり、水平搬送路20を開放する。更に所定時間経過した所で、第1のプレスタックローラ30はニップ状態、第2のプレスタックローラ31はニップ離間状態に切り替わる。
図17に示すように2枚目の用紙P2が画像形成装置1から搬入され、水平搬送路20に沿って搬送されてくると、図18に示すように2枚目の用紙P2の先端P2fと前記待機していた1枚目の用紙P1の先端P1fが略揃えられるタイミングで第1のプレスタックローラ30が逆転方向(矢印R4方向)に回転し、1枚目の用紙P1を水平搬送路20方向に送り出す。同時にスイッチバックローラ6が正転方向に回転する。これにより図18に示すように1枚目の用紙P1と2枚目の用紙P2が重なり合わされて後処理トレイ8側に搬送され、後処理トレイ8に排紙される。
重ね合わせるタイミングは、分岐センサ27が用紙2枚目を検出し、所定時間後に動作する。以降、所定枚数がスティプルトレイ6に排紙され、搬送方向、搬送方向に垂直方向に揃えられて、スティプルされ、放出爪によって排紙される。
なお、実施例1ないし3では分岐路25で待機する用紙は1枚のものしか例示していいないが、複数枚待機させることも可能である。待機させる枚数は前のジョブ(部)の後処理時間によって適宜設定される。
以上のように、本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)一時的に分岐路25で待機させる1枚目の用紙P1が、スイッチバックによって分岐路25への搬送が完了する前に下分岐爪19を動作させ、水平搬送路20を開放するので、下分岐爪19と次に搬送される2枚目の用紙P2が衝突することがない。そのため、よって、画像形成装置1で1枚目の用紙P1と2枚目の用紙P2に間で下分岐爪19との干渉を回避するための余分な紙間を開ける必要がない。その結果、前ジョブの後処理に要する時間だけ分岐路25で1枚目の用紙P1を待機させ、画像形成装置1から排紙される2枚目の用紙P2との間の紙間を開けないようにすることができ、これにより、画像形成システムの用紙処理の生産性の低下を防止することができる。
2)用紙Pの搬送力で下分岐爪19を広げながら用紙Pを搬送させる必要がないので、プレスタックされる1枚目の用紙P1と、2枚目の用紙P2が下分岐爪19位置で接触すること同時に搬送することが可能となり、その結果、用紙あるいは用紙の画像形成面へ傷が付くことはない。
3)水平搬送路20のスイッチバックローラ6と分岐路25のプレスタックローラ7のピッチは通常最小紙サイズ例えばB5横サイズの搬送が可能なピッチになっている。そこで、大サイズ例えばA3縦サイズや、小サイズの縦、例えばA4縦サイズの用紙Pを分岐路25で一時待機させる場合、スイッチバックによって分岐路25へ搬送する際、1枚目の用紙P1が水平搬送路20のスイッチバックローラ6のニップを抜けるまで搬送させる必要がないようにスイッチバックローラ6をニップ開放状態とし、この状態で下分岐爪19を2枚目の用紙P2の搬送を可能な状態に動作させて2枚目の用紙P2を搬送する。これにより、2枚目の用紙P2の先端P2fと1枚目の用紙P1の先端P1fが揃った時点でスイッチバックローラ6のニップを綴じ、後処理トレイ8側に搬送することが可能となる。その結果、大サイズの用紙にあっても搬送時間を短縮すること、及び次に搬送される用紙との紙間を最短にすることが可能となり、生産性の低下を招くことがない。
更に、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施例は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
なお、特許請求の範囲における第1の搬送路は本実施形態では水平搬送路20に、分岐部は分岐位置24に、第2の搬送路は分岐路25に、第1の方向は符号D2に、第2の方向は符号D1に、第1の搬送手段はスイッチバックローラ6に、用紙処理装置は用紙後処理装置2に、案内手段は下分岐爪19に、制御手段は制御部201に、先に搬送される用紙は1枚目の用紙P1に、次に搬送される用紙は2枚目の用紙P2に、先に搬送される用紙の後端は符号P1bに、前記用紙の先端は符号P1fに、分岐爪は下分岐爪19に、第2の搬送路の搬送隙間はL2に、第3の方向はD1に、第2の搬送手段はプレスタックローラ7に、正逆回転可能な単一の搬送ローラはプレスタックローラ7に、正方向のみ及び逆方向のみに回転可能な2つの搬送ローラは第1及び第2のプレスタックローラ30,31に、画像形成システムは用紙後処理装置2と画像形成装置1とからなるシステムに、それぞれ対応する。
1 画像形成装置
2 用紙後処理装置(用紙処理装置)
6 スイッチバックローラ
7 プレスタックローラ
19 下分岐爪
20 水平搬送路
24 分岐位置
25 分岐路
30 第1のプレスタックローラ
31 第2のプレスタックローラ
201 制御部
L2 搬送隙間
P 用紙
P1 1枚目の用紙
P2 2枚目の用紙
P1b 1枚目の用紙の後端
P1f 1枚目の用紙の先端
特許第3417994号公報 特許第3617936号公報

Claims (8)

  1. 分岐部で分岐し、用紙が待機する第2の搬送路が接続された第1の搬送路と、
    第1の搬送路に沿って搬送されてくる用紙を搬送方向である第1の方向及び搬送方向とは逆の方向である第2の方向に搬送する第1の搬送手段と、
    前記分岐部で前記第1の搬送路及び前記第2の搬送路のいずれも開放する第1の状態、又は前記第1の搬送路は遮断し、前記第2の搬送路は開放する第2の状態に設定して用紙を案内する案内手段と、
    前記用紙が待機する場合には前記案内手段を前記第1の状態に設定して先に搬送される用紙を前記第2の方向に搬送させ、次に搬送される用紙を当該待機していた先に搬送された用紙とともに搬送する場合には前記案内手段を前記第2の状態に設定し、用紙を重ねて前記第1の方向に搬送させる制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、先に搬送される用紙の後端が前記分岐部を通過した後、前記用紙の先端が前記分岐部を通過する前に、先に搬送された用紙に次に搬送される用紙を重ね合わせて前記第1の方向に搬送させること
    を特徴とする用紙処理装置。
  2. 請求項1に記載の用紙処理装置において、
    前記先に搬送された用紙の先端に前記次に搬送される用紙の先端を略揃えて重ね合わせること
    を特徴とする用紙処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の用紙処理装置において、
    前記案内手段が揺動動作により用紙の搬送方向を切り替える分岐爪からなること
    を特徴とする用紙処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の用紙搬送装置において、
    前記分岐部における前記第2の搬送路の搬送隙間が、前記第1の搬送路の搬送隙間よりも広く設定されていること
    を特徴とする用紙処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙処理装置において、
    前記第1の搬送手段は、前記分岐部よりも第1方向の下流側に位置する正逆回転可能な搬送ローラからなり、前記用紙をニップ状態にして搬送力を付与する位置とニップ開放状態にして搬送力を付与しない位置の2位置が設定されていること
    を特徴とする用紙処理装置。
  6. 請求項5記載の用紙処理装置において、
    前記第2の搬送路に設けられ、前記用紙を前記第1の方向及び前記第2の搬送路の下流側の第3の方向に搬送する第2の搬送手段を備え、
    前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段は、搬送対象となる用紙の搬送方向の最小寸法より小さな間隔で配置され、
    前記用紙の後端側が第2の搬送路で待機しているときに前記第2の搬送手段にニップされ、前記用紙の先端側が前記第1の搬送手段のニップから外れているときは、当該第1の搬送手段はニップ状態を保持し、前記用紙の先端側が前記第1の搬送手段でニップされる位置にあるときは当該第1の搬送手段はニップ開放状態に設定すること
    を特徴とする用紙処理装置。
  7. 請求項6記載の用紙処理装置において、
    前記第2の搬送手段が、正逆回転可能な単一の搬送ローラ、又は正方向のみ及び逆方向のみに回転可能な2つの搬送ローラからなること
    を特徴とする用紙処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の用紙処理装置を備えていることを特徴とする画像形成システム。
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