JP2006298057A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 氷路面での吸水効果を高め、走性能行を向上させる。
【解決手段】 トレッド部に、タイヤ周方向にのびる複数本の縦溝3が設けられた空気入りタイヤである。隣り合う前記縦溝3、3の間又は前記縦溝3とトレッド端との間に陸部5を有する。前記陸部5には、該陸部5を横切る向きにのびかつ少なくとも一端6Eが前記縦溝3又はトレッド端に連通ししかも陸部5の接地表面7で開口するサイピング状細溝6が設けられる。サイピング状細溝6は、溝幅が2.0mm以下の切り込み状をなすサイプ部6aと、このサイプ部6aの半径方向内方に連なりかつ溝幅が2.0mmよりも大きい拡幅部6bとを含む。拡幅部6bは、前記接地表面7から該サイピング状細溝の最大深さDの20%以上かつ90%以下の領域Yに設けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、氷路面での走性能行を高めうる空気入りタイヤに関する。
従来、例えばスタッドレスタイヤのように氷雪路を走行することを主たる目的とした冬用タイヤが種々提案されている(例えば下記特許文献1参照。)。これらの空気入りタイヤは、トレッド部にブロック又はリブ等の陸部が設けられるとともに、陸部には、溝幅の小さい切り込み状のサイピングが隔設される。サイピングの作用として、第一にエッジ成分の増加、第二にブロック剛性の適度な柔軟化、第三に氷路面の水膜を毛細管現象等を利用して吸い上げることによる摩擦力の向上等が挙げられる。
特開平8−104111号公報
しかしながら、図12に示されるように、従来のサイピングSでは、ブロックBが路面と接地してせん断力Fを受けた際に、路面と近い部分Aでサイピング壁面同士が密着することでサイピング空間が閉塞され、水膜の吸い上げ効果が十分に得られていないことを知見した。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、陸部に、該陸部を横切る向きにのびるサイピング状細溝を設けるとともに、該サイピング状細溝を、溝幅が2.0mm以下の切り込み状をなすサイプ部と、このサイプ部の半径方向内方に連なりかつ溝幅が2.0mmよりも大きい拡幅部とを含めて構成することを基本として、路面から水分を効果的に吸い上げ、ひいては氷雪路での走行性能を向上しうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部に、タイヤ周方向にのびる複数本の縦溝が設けられた空気入りタイヤであって、隣り合う前記縦溝の間又は前記縦溝とトレッド端との間に陸部を有し、前記陸部には、該陸部を横切る向きにのびかつ少なくとも一端が前記縦溝又はトレッド端に連通し、しかも陸部の接地表面で開口するサイピング状細溝が設けられ、前記サイピング状細溝は、溝幅が2.0mm以下の切り込み状をなすサイプ部と、このサイプ部の半径方向内方に連なりかつ溝幅が2.0mmよりも大きい拡幅部とを含み、しかも前記拡幅部は、前記接地表面から該サイピング状細溝の最大深さの20%以上かつ90%以下の領域に設けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記拡幅部は、前記溝幅が、そのタイヤ半径方向の長さよりも大きい請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記拡幅部は、前記溝幅wとそのタイヤ半径方向の長さhとの比(w/h)が1.2〜2.5である請求項2記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記拡幅部は、前記溝幅及び/又はそのタイヤ半径方向の長さが、陸部の幅方向の中央側から側縁側に向かって拡大する請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項5記載の発明は、前記サイピング状細溝は、前記陸部の接地表面側に設けられた外側の拡幅部と、そのタイヤ半径方向内側に設けられた内側の拡幅部とを含むとともに、前記外側の拡幅部は、前記溝幅及びそのタイヤ半径方向の長さが、前記内側の拡幅部の溝幅及びそのタイヤ半径方向の長さよりも小さい請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤは、サイピング状細溝が、溝幅が小さいサイプ部と、溝幅が大きい拡幅部とで構成され、しかも拡幅部の位置を限定したことにより、サイピング状細溝の閉塞を防ぎ、路面からの水の吸い上げ効果を高める。従って、表面に薄い水膜が形成されている氷路等において特に顕著に走行性能を向上しうる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1に、本実施形態の空気入りタイヤ(全体不図示)が具えるトレッド部2の展開図を示す。本実施形態の空気入りタイヤは、乗用車用のスタッドレスタイヤであって、前記トレッド部2には、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の縦溝3と、該縦溝3と交わる向きにのびる複数本の横溝4とが設けられている。
本実施形態において、前記縦溝3は、タイヤ赤道Cの両側に配された一対の中央の縦溝3aと、その両外側にそれぞれ配された一対の外側の縦溝3bとを含む。各縦溝3a、3bは、排水性ないし排雪性を向上するために、トレッド表面で測定される溝巾GW1がトレッド巾TWの2.0%以上、より好ましくは2.5%以上であることが望ましく、かつ、上限については好ましくは7.0%以下、より好ましくは5.0%以下であることが望ましい。また各縦溝3a、3bの溝深さについては、好ましくは5mm以上、より好ましくは8mm以上であることが望ましく、かつ、上限については、好ましくは25mm以下、より好ましくは20mm以下であることが望ましい。また各縦溝3a、3bは、いずれも直線状でタイヤ周方向にのびているが、波状又はジグザグ状でも良い。
前記トレッド巾とは、タイヤの正規状態におけるトレッド端2e、2e間のタイヤ軸方向の距離である。また、正規状態はタイヤを正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の状態とする。また、トレッド端2eは、エッジによって明瞭に表れる場合にはそのエッジとするが、不明瞭な場合には、正規状態から正規荷重を付加してキャンバー角0゜でタイヤと平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地端部とする。
また前記正規リムとは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"とする。また、「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。さらに「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"の88%の荷重とする。
本実施形態において、前記横溝4は、中央の縦溝3a、3a間をのびている中央の横溝4aと、前記中央の縦溝3aと外側の縦溝3bとの間をのびている中間の横溝4bと、前記外側の縦溝3bとトレッド端2eとの間をのびている外側の横溝4cとを含む。これらの横溝4a〜4cの溝巾GW2や溝深さについては、前記縦溝3と同様に定めうる。
そして、このような縦溝3、横溝4によって、トレッド部2には、中央の縦溝3a、3a間のセンターブロック5aと、中央の縦溝3aと外側の縦溝3bとの間のミドルブロック5bと、外側の縦溝3bとトレッド端2eとの間のショルダーブロック5cとを含む陸部が設けられる。なお本発明において、具体的なパターン形状は例示のものに限定されず、種々の態様に変更できる。また、単に各ブロック5a、5b及び5cを区別することなく総称するときには「ブロック5」と称する。
前記センターブロック5a、ミドルブロック5b及びショルダーブロック5cには、それぞれ少なくとも1本、本実施形態では複数本のサイピング状細溝6が設けられる。このサイピング状細溝6は、ブロック5を複数のブロック小片5Pに区分し、前記エッジ効果を発揮させるとともに、後述のように氷路上の水膜を従来に比してより効果的に吸い上げ路面摩擦係数を高める。
図2は、サイピング状細溝6を説明するためのセンターブロック5aの部分斜視図を示す。また、図3は、図1のX−X断面図、図4は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図をそれぞれ示す。
前記サイピング状細溝6は、各ブロック5の接地表面7で開口するとともに、タイヤ半径方向内方に深さを有する。本実施形態のサイピング状細溝6は、実質的に一定の最大深さDを持つ。サイピング状細溝6の最大深さDは、例えばブロック最大高さBHの50%以上、より好ましくは80%以上であることが好ましく、かつ、上限については、好ましくは100%以下、より好ましくは90%以下であることが望ましい。前記深さDが、ブロック最大高さBHの50%未満では、氷雪路において十分なエッジ効果等を発揮することができず、逆に100%を超えると、ブロック剛性が過度に低下しやすい。なおブロック高さBHは、前記縦溝3の溝深さと同義である。
前記サイピング状細溝6は、ブロック5を横切る向きにのび、その少なくとも一端6Eは縦溝3又はトレッド端2eに連通する開放端をなす。言い換えると、サイピング状細溝6は、フルオープン又はセミオープンとして構成される。このため、サイピング状細溝6の中に取り込まれた空気ないし水分は、前記開放端からブロック外部へと排出され得る。本実施形態の各サイピング状細溝6は、両方の端部6E、6Eが縦溝3又はトレッド端2eのいずれかに連通するフルオープンタイプが示される。
また本実施形態のサイピング状細溝6は、タイヤ軸方向とほぼ平行かつ直線状にのびている。これは、特に氷雪路での直進走行時において、高いエッジ効果を発揮するのに役立つ。なお、サイピング状細溝6は、タイヤ軸方向に対して傾斜するものでも良い。ただし、氷路でのエッジ効果等を考慮すると、サイピング状細溝6は、好ましくはタイヤ軸方向に対する角度が45゜以下、より好ましくは40゜以下、さらに好ましくは35゜以下が特に好ましい。またサイピング状細溝6の形状は、直線状以外にも、波状やジグザグ状など種々の形状が採用され得る。
サイピング状細溝6は、溝幅が2.0mm以下の切り込み状をなすサイプ部6aと、このサイプ部6aのタイヤ半径方向内方に連なりかつ溝幅が2.0mmよりも大きい拡幅部6bとを含んで構成される。ここで、各溝幅は、サイピング状細溝がのびている方向と直角方向に測定される。本実施形態において、前記サイプ部6aは、タイヤ半径方向において、外側のサイプ部6a1、中間のサイプ部6a2及び内側のサイプ部6a3を含む。また前記拡幅部6bは、半径方向において、外側の拡幅部6b1及び内側の拡幅部6b2を含む。
図6から明らかなように、本実施形態のサイピング状細溝6は、ブロック5の接地表面7で開口し深さ方向にのびる外側のサイプ部6a1と、この外側のサイプ部6a1のタイヤ半径方向内方に連なる外側の拡幅部6b1と、該外側の拡幅部6b1の半径方向内方に連なる中間のサイプ部6a2と、この中間のサイプ部6a2の半径方向内方に連なる内側の拡幅部6b2と、該内側の拡幅部6b2の半径方向内方に連なりサイピング状細溝6の底部6Tを含む内側のサイプ部6a3とから構成される。
前記各サイプ部6aは、溝幅gが2.0mm以下の切り込み状で形成され、より好ましくは1.5mm以下、さらに好ましくは1.0mm以下の溝幅で形成される。本実施形態では、外側、中間及び内側の各サイプ部6a1、6a2及び6a3は、いずれも実質的に同一の溝幅gを有する。
前記サイプ部6aの溝幅gが2.0mmよりも大きいと、ブロック5の剛性が著しく低下し、操縦安定性が悪化するおそれがある。また、サイプ部6aは溝幅gが小さいほど、ブロック剛性及びエッジ効果を高めうる。このため、製造可能であればサイプ部6aの溝幅の下限値は特に限定されないが、概ね0.3mm以上が好適である。なお、切り込み状とは、ナイフ等で切り込まれたような形状を意味するに過ぎず、実際の加工は、金型のナイフブレード等による加硫成形法等を含むのは言うまでもない。
前記拡幅部6bは、サイプ部6aのタイヤ半径方向内方に連なりかつ2.0mmよりも大きい溝幅と所定のタイヤ半径方向の長さを有している。従って、サイピング状細溝6は、深さ方向において溝幅が増大する部分を含む。なお図6では、外側の拡幅部6b1の溝幅w及びタイヤ半径方向の長さhには添字aが、また内側の拡幅部6b2の前記各長さw及びhには添字bがそれぞれ付されているが、外側及び内側の拡幅部6bの前記各長さw、hを単に総称する場合には、上述のように、符号w及びhがそれぞれ用いられる。
また、各拡幅部6bは、ブロックの接地表面7から該サイピング状細溝の最大深さDの20%以上かつ90%以下の領域Yに設けられる。種々の実験の結果、従来のサイピング面の接触によるサイピング空間の閉塞部分Aの多くが、前記領域Yで生じていることを発明者らは知見した。
従って、この領域Yに少なくとも一つの拡幅部6bを設けることにより、図7に示されるように、その広い溝幅部分を利用してサイピング状細溝6の溝壁面接触に伴うサイピング状細溝6の閉塞を防止できる。例えば、向き合う拡幅部6bの相異なる変形及び相対的な位置ずれによってサイピング状空間が維持され、毛細管現象が発揮され得る。また、拡幅部6bは、走行時の荷重によって圧縮変形するが、その際、拡幅部6bの空気が端部6Eから一気に排出され、そのポンピング作用(負圧作用)によって、サイプ部6aを通じた路面からの水の吸い上げ作用をより一層高め得る。なお、本実施形態のように、一つのサイピング状細溝6の中に、タイヤ半径方向に距離を隔てて複数の拡幅部6bが設けられる場合、全ての拡幅部6bが前記領域Yの中に含まれることが必要である。
このように、本発明の空気入りタイヤは、路面上の水膜をサイプ部6a及び拡幅部6bを介してブロック内部へと十分に吸い上げうるため、氷路での走行性能が向上する。なお、吸い上げられた水分は、例えばサイピング状細溝6の端部6Eから外部へと排出できる。
なお拡幅部6bが、前記接地表面7からサイピング状細溝の溝深さDの20%未満の領域に設けられると、路面からのせん断力によって、サイピング状細溝6の開きが著しく大きくなり、前記吸水効果を十分に得ることができない。逆に、前記拡幅部6bが、前記接地表面7からサイピング状細溝の溝深さDの90%よりも大の領域に設けられると、サイピング状細溝6の底部6Tに大きな歪が作用し、ゴム割れ等の損傷を招くおそれがある。このような観点より、前記領域Yは、好ましくは接地表面7からサイピング状細溝の溝深さDの25%以上、より好ましくは30%以上、さらに好ましくは33%以上が望ましく、かつ、上限については、好ましくは85%以下、より好ましくは80%以下が望ましい。
拡幅部6bは、例えば溝断面(途切れた部分を仮想線で閉じた横断面である。)が円形でも良いが、好ましくは本実施形態のように、非円形で形成されるのが好ましい。本実施形態では、各拡幅部6bの溝幅wは、そのタイヤ半径方向の長さhよりも大きい扁平かつ滑らかな楕円ないし長円状で形成されている。即ち、w>hを満たす。このような拡幅部6bは、タイヤ負荷走行時、より扁平形状に変形しやすく、前記ポンピング作用が得られやすい。
特に好ましい態様としては、拡幅部6bの溝幅wと、そのタイヤ半径方向の長さhとの比(w/h)は、1.2以上、より好ましくは2.0以上が望ましい。他方、前記比(w/h)が大きすぎても、拡幅部6bの部分の剛性が大幅に低下しやすく、ひいては操縦安定性の悪化を招きやすくなる。このため、前記比(w/h)の上限は、例えば4.0以下、より好ましくは3.0以下が望ましい。
また、拡幅部6bの溝幅wが大きすぎても、ブロック剛性の大幅な低下を招いたり又は金型による加硫成形の場合にナイフブレードの抜けが悪くなりやすい。このような観点より、前記拡幅部6bの溝幅wは、好ましくは8mm以下、より好ましくは6mm以下、さらに好ましくは4mm以下が望ましい。
さらに、各拡幅部6bのタイヤ半径方向の長さhが小さすぎると、路面からの垂直荷重によって拡幅部6bが容易に閉じてしまい、十分な吸水効果が得られないおそれがあり、逆に大きすぎてもブロック剛性が低下してしまい、基本的な操縦安定性が得られないおそれがある。このような観点より、各拡幅部6bのタイヤ半径方向の長さhは、好ましくは1.0mm以上、より好ましくは1.5mm以上が望ましく、かつ、上限については、好ましくは6.0mm以下、より好ましくは4.0mm以下が望ましい。
また図4及び図5に示されるように、本実施形態の拡幅部6bは、その溝幅w及びタイヤ半径方向の長さhが、ブロック5の幅方向の中央側から側縁側に向かってラッパ状に拡大する態様が示される。これにより、拡幅部6bの断面形状が相対的に小さい幅方向中央部では、毛細管現象が効果的に生じるとともに、側縁側では、排水抵抗が小さくなり、ひいては吸い上げた水分を速やかに排出できる。従って、このような拡幅部6bの構成は、路面からの吸水及び排水という2つの性能をより高い次元で発揮でき、氷路での大幅な走行性能の向上が期待できる。
特に好ましい実施態様としては、前記拡幅部6bの中央側の最小溝幅w1と側縁側の最大溝幅w2との比(w2/w1)、及び、タイヤ半径方向の長さhの中央側の最小長さh1と側縁側の最大長さh2との比(h2/h1)は、好ましくは120%以上、より好ましくは130%以上が望ましく、かつ、上限については、好ましくは250%以下、より好ましくは230%以下が望ましい。
また、1本のサイピング状細溝6は、少なくとも一つの拡幅部6bを含むが、本実施形態のように複数個、より好ましくは2〜3個の拡幅部6bを含むのが特に好ましい。これにより、各々の拡幅部6bの断面積等を小さくしつつ、全体としてサイピング状細溝6の閉塞を防止しうる十分な空間を確保できる。従って、ブロック剛性の低下を防止しつつ高い吸水効果を発揮できる。なお1本のサイピング状細溝6において、拡幅部6bが3個よりも多く含まれると、ブロック剛性の低下を招きやすいため好ましくない。
また、1本のサイピング状細溝6の中に複数個の拡幅部6bが設けられている場合、外側の拡幅部6b1の溝幅wa及びタイヤ半径方向の長さhaは、前記内側の拡幅部6b2の溝幅wb及びタイヤ半径方向の長さhbよりも小さいことが好ましい。即ち、wa<wb、かつ、ha<hbが望ましい。
このようなサイピング状細溝6は、接地表面7に近い外側の拡幅部6b1を小型化し、毛細管現象を効果的に発現させるとともに、ブロック5の接地側の剛性低下を抑制できる。また、ブロック5の内方に、相対的に大型の拡幅部6b2を設けることにより、外側の拡幅部6b1が仮に閉塞した場合であっても、この内側の拡幅部6b2のポンピング作用を利用して水膜を確実に吸い上げしうる。
また、例えば図8に示されるように、冬用タイヤでは、ブロック5、5間に、横溝4の溝深さGDの半分の高さ(0.5GD)で***するプラットホーム8が設けられる。トレッド部2の摩耗に伴ってプラットホーム8が接地表面として表れたタイヤは、冬用タイヤとしては使用できないが、夏タイヤとして使用できる。このため、外側の拡幅部6b1をプラットホーム8の高さ0.5GDよりもタイヤ半径方向外方に、かつ、内側の拡幅部6b2をプラットホーム8の高さ0.5GDよりもタイヤ半径方向内側にそれぞれ設けることにより、冬用タイヤとしてのみならず、夏用タイヤとしての使用時にも拡幅部6bを利用したサイピング状細溝6の吸水効果を発揮し得る。
さらに、図9には本発明の他の実施形態として、図3のA−A断面相当位置を示す。この実施形態では、拡幅部6b1及び/又は6b2は、非直線状で形成される。非直線状としては、図9の正面視において滑らかなV字状や、或いはこれとは逆向きの逆V字状(図示省略)、さらにはジグザグ状や波状など種々の形状を採り得る。
図10(A)には、さらに本発明の他の実施形態として、トレッド部2の展開図(左半分)を、(B)にはそのY−Y断面を示す。この実施形態では、ショルダーブロック5cには、タイヤ周方向にのびるサイピング状細溝6が設けられており、それ以外は図1のパターンと同じである。
トレッド部2の接地面の中では、各ブロックは接地中心に向かう力を主として受ける。従って、センターブロック5aはタイヤ周方向の変形が大きくなるが、ショルダーブロック5cはタイヤ赤道に向かうタイヤ軸方向の変形が大きくなる。このため、この実施形態では、ショルダーブロック5cにタイヤ周方向にのびるサイピング状細溝6を配し、該ショルダーブロック5cの変形に適したエッジ効果を与えるとともに、サイピング状細溝6の拡幅部6bによってサイプ部の閉塞を防ぎ、吸水効果を発揮できる。
以上本発明の実施形態について説明したが、陸部はリブでも良く、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく種々の態様で実施しうる。
図1に示されたトレッドパターンを有する乗用車用スタッドレスタイヤ(サイズ195/65R15)を表1の仕様に基づき製造し、氷上制動能力及び氷雪路でのコーナリング性能についてテストを行った。図11には、各供試例のブロックの模式図が示される。各供試例のパターンの概要は次の通りである。
(実施例1〜2)
実施例1及び実施例2は、図11(A)の寸法Xをブロック幅BWの0.7倍としたセミオープンタイプのサイピング状細溝を全てのブロックに設けたものである。また、実施例1は1本のサイピング状細溝の中に一つの拡幅部が、実施例2は2つの拡幅部がそれぞれ設けられている。拡幅部は、いずれも前記領域Yに配されている。
(実施例3〜6)
実施例3〜6は、いずれも図11(A)の寸法Xをブロック幅BWの1.0倍としたフルオープンタイプのサイピング状細溝を全てのブロックに設けたものである。また、実施例3は1本のサイピング状細溝の中に一つの拡幅部が、実施例4及び5は2つの拡幅部が、実施例6では3つの拡幅部がそれぞれ設けられている。さらに、実施例5については、拡幅部がブロックの幅方向中央側から側縁側に向かってラッパ状に拡径している。拡幅部は、いずれも前記領域Yに配されている。
(従来例、比較例1〜2)
従来例は、拡幅部を持たないサイピングを設けたものである。サイピングのレイアウトは、各実施例のサイピング状細溝のレイアウトと同じである。また比較例1は、実施例1ベースであるが、拡幅部を領域Yの外側に設けたもの、比較例2は拡幅部を領域Yよりも半径方向内側に設けたものである。
また、各例の共通仕様は次の通りである。
ブロック高さBH:10.0mm
サイピング状細溝の最大深さ:D=8.0mm
サイピングの最大深さ(従来例):10.0mm
サイプ部の溝幅g:1.0mm
テスト方法は次の通りである。
<氷上制動能力>
各供試タイヤをリム(15×6.5)に組み付け内圧200kPaを充填して排気量2000ccの後輪駆動車の全輪に装着し、乾燥舗装路で約100kmのならし走行を行った後、再度内圧を200kPaに調整して氷路での制動テストを行った。制動テストは、試験路面上を30km/hの速度で走行させ、4輪をロックさせた急ブレーキをかけ、車が停止するまでの制動距離を各タイヤ毎5回づつ測定しその平均値を計算することで行われた。評価は、従来例の制動距離の平均値を100とする指数で表示している。数値が大きいほど、制動距離が短く性能が優れていることを示す。
<氷雪路でのコーナリング性能>
上記車両を用い、気温−5゜Cの環境下の圧雪路と、ミラーバーン状の凍結路を実車走行し、その時のコーナリング性能をドライバーによるフィーリングによって10点法で評価した。数値が大きいほど良好である。
Figure 2006298057
テストの結果、実施例のタイヤについては、氷上性能が向上していることが確認できた。また氷雪路でのコーナリング性能の悪化は全く見られなかった。
本発明の実施形態を示すトレッド部の展開図である。 センターブロックの斜視図である。 図1のX−X断面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図3の部分拡大図である。 負荷走行中のブロックの変形状態の一例を示す側面図である。 本発明の他の実施形態を示すブロックのタイヤ周方向に沿った断面図である。 本発明の他の実施形態を示す図3のA−A断面相当の断面図である。 (A)は本発明の他の実施形態を示すトレッド部の展開図、(B)はそのY−Y断面図である。 実施例のサイピング状細溝を説明する図であり、(A)はブロックの平面図、(B)ないし(D)はそのA−A断面図である。 従来の負荷走行中のブロックの変形状態の一例を示す側面図である。
符号の説明
2 トレッド部
2e トレッド端
3 縦溝
4 陸部
5 ブロック
6 サイピング状細溝
6a サイプ部
6b 拡幅部
6b1 外側の拡幅部
6b2 内側の拡幅部
7 陸部の接地表面
D サイピング状細溝の最大深さ
g サイプ部の溝幅
w 拡幅部の溝幅
h 拡幅部のタイヤ半径方向の長さ

Claims (5)

  1. トレッド部に、タイヤ周方向にのびる複数本の縦溝が設けられた空気入りタイヤであって、
    隣り合う前記縦溝の間又は前記縦溝とトレッド端との間に陸部を有し、
    前記陸部には、該陸部を横切る向きにのびかつ少なくとも一端が前記縦溝又はトレッド端に連通し、しかも陸部の接地表面で開口するサイピング状細溝が設けられ、
    前記サイピング状細溝は、溝幅が2.0mm以下の切り込み状をなすサイプ部と、このサイプ部の半径方向内方に連なりかつ溝幅が2.0mmよりも大きい拡幅部とを含み、
    しかも前記拡幅部は、前記接地表面から該サイピング状細溝の最大深さの20%以上かつ90%以下の領域に設けられることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記拡幅部は、前記溝幅が、そのタイヤ半径方向の長さよりも大きい請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記拡幅部は、前記溝幅wとそのタイヤ半径方向の長さhとの比(w/h)が1.2〜2.5である請求項2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記拡幅部は、前記溝幅及び/又はそのタイヤ半径方向の長さが、陸部の幅方向の中央側から側縁側に向かって拡大する請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記サイピング状細溝は、前記陸部の接地表面側に設けられた外側の拡幅部と、そのタイヤ半径方向内側に設けられた内側の拡幅部とを含むとともに、
    前記外側の拡幅部は、前記溝幅及びそのタイヤ半径方向の長さが、前記内側の拡幅部の溝幅及びそのタイヤ半径方向の長さよりも小さい請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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