JP2006287899A - ダイバーシチ受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】AGCを用いた複数の信号のダイバーシチ合成において、合成信号へのノイズ混入を抑制すること。
【解決手段】アンテナA1で受信された高周波は、乗算器21において中間周波数信号に変換される。これをAGC30により制御された可変アナログ増幅器31により増幅してA/D41でデジタル信号とし、直交復調部50でベースバンド帯域のデジタル複素信号として出力される。尚、直交復調部50の出力に応じて、AGC30が可変アナログ増幅器31における増幅率を制御する。AGC30の制御電圧の出力は、重み演算器70にも出力され、AGC制御電圧の反映されていない新たな重み係数に対し、AGC制御電圧から各増幅率を算出し、その増幅率の逆数を乗じて、新たな重み係数を算出し、複素乗算器71、72、73及び74に出力する。これにより、可変アナログ増幅器31〜34での増幅率が高いブランチの影響を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明はダイバーシチ受信方法及び装置に関する。本発明は車両に搭載して地上波デジタルテレビ放送を受信する際に特に有効である。
地上波デジタルテレビ放送は、マルチキャリア変調であるOFDMが用いられるデジタル放送である。このOFDMの受信は、固定点においては高画質の画像等が容易に得られるが、移動体においては、マルチパスによる周波数フェージングが常時変動するため、ダイバーシチその他の技術の適用が検討されている。また、電界強度が小さいとA/D変換の際にダイナミックレンジを有効に活用できないため、中間周波数信号(IF)の状態で、オートゲインコントローラ(AGC)により、所定の振幅となるように増幅させる技術も用いられている。
AGCを用いると、他のブランチに比較して所望波の振幅が小さく、S/Nの悪いブランチの信号であっても、所定の振幅となるように増幅されるため、ノイズを不用意に増幅する結果となる。この場合、ダイバーシチ合成が適切に行われないと言う問題があった。
本発明は上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、AGCを用いた複数の信号のダイバーシチ合成において、合成信号へのノイズ混入を抑制することである。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の手段によれば、複数のアンテナを有し、それにより受信した複数の受信信号を1つに合成して信号処理を行うダイバーシチ受信装置において、複数のアンテナごとに設けられた、制御電圧によって増幅率を制御可能な増幅率可変アナログ増幅器と、その出力信号に対して重みを乗ずる乗算器と、増幅率可変アナログ増幅器の出力信号に対する重みを決定する重み係数演算器と、増幅率可変アナログ増幅器を制御するための各制御電圧を生成する制御電圧生成部を有し、重み係数演算器は、各制御電圧に応じて重みを決定することを特徴とする。
また、請求項2に記載の手段によれば、重み係数演算器は、複素信号である合成信号と、増幅率可変アナログ増幅器の出力信号を直交復調及びアナログ/デジタル変換した複素信号との複素相関係数に、各増幅率の逆数を乗じて重みを決定することを特徴とする。
ダイバーシチ合成の際の重み係数に、AGCでの増幅率情報を反映させることができるので、例えば増幅率の大きいブランチに対しては重み係数(複素数の場合はその絶対値)を増幅率に応じて小さくするようにすることができる。これにより、増幅率の大きいブランチの合成信号に混入するノイズの大きさを抑制することができる。増幅率(制御電圧)に応じて重み係数(複素数の場合はその絶対値)小さくする方法としては、増幅率に閾値を設け、当該閾値を上回ったブランチの重み係数(複素数の場合はその絶対値)が、所定の値を上回った場合は当該所定の値にする方法、増幅率の逆数を乗じて重み係数を決定する方法、その他、増幅率に対し重み係数(複素数の場合はその絶対値)が広義の単調減少関数となるようにすることができる。
本発明は、変調信号については任意であるが、マルチキャリア変調、特にOFDM変調信号を受信するダイバーシチ受信装置として特に有効である。
ダイバーシチ合成は、最大比合成、等利得合成その他任意の手段を用いることができる。重み係数を逐次更新する場合は平滑化処理を行い、演算により求められた新たな重み係数と更新前の重み係数とに、αと1−αとを乗じて加算することで、重み係数の変動量を抑制することができる。位相制御のための重み係数は複素相関演算を用いて算出する。この時、当該相関演算の積分区間の値は設計により任意である。複素相関演算により各ブランチの位相を揃えることが可能となる。
図1は、本発明の具体的な一実施例にあたる、ダイバーシチ受信装置100の構成を示すブロック図である。ダイバーシチ受信装置100は、4つのアンテナを有し、OFDM信号を受信する装置の、FFT及び誤り訂正等の信号処理部の前段におかれるものである。
ダイバーシチ受信装置100の構成は、4つのアンテナA1、A2、A3及びA4と、各アンテナに対応して設けられた、乗算器(ダウンコンバータ)21、22、23及び24、可変アナログ増幅器31、32、33及び34、アナログ/デジタル変換器(A/D)41、42、43及び44、複素乗算器71、72、73及び74と、局部発振器10、オートゲインコントローラ(AGC)30、直交復調部50、重み係数演算器70及び加算器80とから成る。AGC30が請求項に言う制御電圧生成部にあたる。
ダイバーシチ受信装置100における信号処理は以下の通りである。アンテナA1で受信された例えば500MHz帯域の高周波は、乗算器(ダウンコンバータ)21において局部発振器10の発する正弦波と乗ぜられて中間周波数信号(IF)に変換される。これをAGC30により制御された可変アナログ増幅器31により増幅してA/D41でデジタル信号とし、直交復調部50でベースバンド帯域のデジタル複素信号として出力される。尚、直交復調部50の出力に応じて、AGC30が可変アナログ増幅器31における増幅率を制御する。全く同様にアンテナA2、A3及びA4の受信信号も、直交復調部50からベースバンド帯域のデジタル複素信号として出力される。図1では直交復調部50を1個の装置として記載したが、デジタル発振器を共通とする4個の直交復調部を設けても良い。尚、AGC30の制御電圧の出力は、重み演算器70にも出力される。
直交復調部50の出力である、4組のベースバンド帯域のデジタル複素信号は、重み係数演算器70に入力され、各々加算器80の出力との複素相関演算が行われる。この結果から4組のベースバンド帯域のデジタル複素信号の重み係数(複素数)が決定され、複素乗算器71、72、73及び74に各々出力される。複素乗算器71、72、73及び74では複素演算により信号処理がなされ、加算器80に出力される。加算器80では複素乗算器71、72、73及び74の出力の単純な加算を行い、後段の信号処理に出力される。
重み係数の演算において、AGC制御電圧の反映されていない新たな重み係数に対し、AGC制御電圧から各増幅率を算出し、その増幅率の逆数を乗じて、新たな重み係数を算出し、複素乗算器71、72、73及び74に出力する。これにより、AGC制御電圧が大きく、可変アナログ増幅器31〜34での増幅率が高いブランチの影響を抑制することで、合成信号に混入するノイズの大きさを小さくすることが可能となる。
図2は、本発明の具体的な別の実施例にあたる、ダイバーシチ受信装置200の構成を示すブロック図である。図2の構成は、特開2004−221808に上記実施例1の構成を組み合わせたものである。
ダイバーシチ受信装置200の構成は、4つのアンテナA1、A2、A3及びA4と、各アンテナに対応して設けられた、乗算器(ダウンコンバータ)21、22、23及び24、可変アナログ増幅器31、32、33及び34、アナログ/デジタル変換器(A/D)41、42、43及び44、帯域分割フィルタ61、62、63及び64、複素乗算器71L、72L、73L及び74Lと、局部発振器10、AGC30、直交復調部50、重み係数演算器70L及び加算器80L及び結合器90とから成る。尚、図では略しているが、Low−Bandと示した構成に対応して、Mid−Bandに複素乗算器71M、72M、73M及び74M、重み係数演算器70M及び加算器80Mを、High−Bandに複素乗算器71H、72H、73H及び74H、重み係数演算器70H及び加算器80Hを有する。
ダイバーシチ受信装置200の構成が図1のダイバーシチ受信装置の構成と異なる点は、ブランチごとに帯域分割フィルタで分割して、各帯域ごとにダイバーシチ合成を行い、それらを結合器90で結合させることである。結合器90の内容は、加算器80L、80M及び80Hの出力について、例えば加算器80Mの出力を基準に加算器80L及び80Hの出力との複素相関演算を行い、位相のズレを算出して、加算器80L及び80Hの出力に対する位相補償のための各々の複素重みを算出し、加算器80L及び80Hの出力と各々の複素重みを乗じたものと加算器80Mの出力を加算することで、全帯域のダイバーシチ合成信号を得るものである。得られた全帯域のダイバーシチ合成信号は、後段の信号処理に出力される。
本実施例においても、実施例1と同様に、AGC制御電圧が大きく、可変アナログ増幅器31〜34での増幅率が高いブランチの影響を抑制することで、合成信号に混入するノイズの大きさを小さくすることが可能となる。
〔AGC30と重み係数演算器70の詳細について〕
以下、実施例1のダイバーシチ受信装置100のAGC30と重み係数演算器70の詳細についての一例を、図3及び図4に基づいて説明する。尚、実施例2のダイバーシチ受信装置200のAGC30と重み係数演算器70L、70M、70Hの詳細もほぼ全く同様に構成して良い。
図3のように、AGC30は、4つのアンテナAi(i=1〜4)に対応するブランチi毎に、平均振幅算出器35i、加算器(減算器)36i、符合判定器37i、加算器38i及び遅延メモリ38iM、ルックアップテーブルであるAGC−ROM39iのブランチを有する。
また、図3のように、重み係数演算器70は、図示しないメモリを有するオフセット値加算器710、差分算出器720、重み係数抑圧量判定器730、正規化部760を有し、4つのアンテナAi(i=1〜4)に対応するブランチi毎に、複素相関演算器74i、複素乗算器75i(2重乗算器)、平滑器77iを有する。
AGC30の各ブランチの作用は以下の通りである。代表としてi=1のブランチを示す。直交復調部50から平均振幅算出器351に、アンテナA1で受信された信号に基づくベースバンド信号(複素信号)が出力される。平均振幅算出器351では所定時間の平均振幅(正の実数又は0)が算出され、加算器(減算器)361に出力される。加算器(減算器)361では、所定のメモリから出力されるベースバンド信号の振幅の目標値との差が算出される。この時、目標値よりも平均振幅算出器351の出力が大きければ正の値が符合判定器371に出力され、目標値よりも平均振幅算出器351の出力が小さければ負の値が符合判定器371に出力される。符合判定器371に正の値が入力された場合には1が加算器381に出力され、符合判定器371に負の値が入力された場合には−1が加算器381に出力される。加算器381にて遅延メモリ381Mに記憶された所定時間間隔前の「累積値」と符合判定器371の出力とが加算され、加算器381の出力は遅延メモリ381Mに逐次更新されながら記憶される。尚、加算器381の出力は例えば0〜1023の1024段階として、それ以外の値を取れないようにし、例えば遅延メモリ381Mに記憶された初期値は511とする。加算器381の出力は別途ルックアップテーブルであるAGC−ROM391に出力される。ルックアップテーブルであるAGC−ROM391においては、加算器381の出力である「累積値」をアドレスとして、記憶されたAGC電圧が可変アナログ増幅器31に出力される。
容易に理解できる通り、加算器(減算器)361において、目標値と平均振幅算出器351の出力の差が0になるまで加算器381の出力が大きく、又は小さくなり、目標値と平均振幅算出器351の出力の差が0近傍となったところで加算器381の出力は収束する。実際、遅延メモリ381Mの初期値511をアドレスとするAGC−ROM391に記憶されたAGC電圧で増幅された受信信号が、目標値よりも小さければ加算器381の出力は小さくなっていく。逆に遅延メモリ381Mの初期値511をアドレスとするAGC−ROM391に記憶されたAGC電圧で増幅された受信信号が、目標値よりも大きければ加算器381の出力は大きくなっていく。こうして、収束した加算器381の出力をアドレスとして、記憶されたAGC電圧が可変アナログ増幅器31に出力される。こうして直交復調部50から出力されるベースバンド信号の振幅が目標値となるように各ブランチi毎に可変アナログ増幅器3iへ出力されるAGC電圧が制御される。
重み係数演算器70については、まず重み係数抑圧量判定器730以下の作用について説明する。直交復調部50から複素相関演算器74iに、アンテナAiで受信された信号に基づくベースバンド信号(複素信号)が出力され、加算器80から合成信号が出力される。複素相関演算器74iにおいてはこの2つの信号の相関係数が求められ、複素乗算器75iに出力される。今、重み係数抑圧量判定器730から複素乗算器751〜754の出力が全て1であるとすると、複素乗算器75iは入力値がそのまま正規化部760に出力されることになる。正規化部760においては複素乗算器751〜754からの4つの値が所望の正規化方法により正規化され、平滑器771〜774に出力される。平滑器771〜774においては、所定の忘却係数αに基づき、入力値の変動を抑制した複素重み係数が各々複素乗算器71〜74に出力される。忘却係数αに基づく平滑化は、前回の重みをωn、更新された重みをωn+1、正規化部760の出力をω'として、ωn+1=αω'+(1−α)ωnによりωn+1を算出するものである。
次に重み係数演算器70の差分算出器720、重み係数抑圧量判定器730の作用について説明する。オフセット演算器710からは、入力値がそのまま出力される場合について先に述べる。即ち、AGC30の加算器381〜384の出力が、オフセット演算器710を介してそのまま差分算出器720に出力される。差分算出器720においては、各アンテナAiに対応する4つの「累積値」の最大値が選択され、他の3つの「累積値」と当該最大値との差が算出される。尚、「累積値」の最大値についても差を0として算出し、これら4つの差は重み係数抑圧量判定器730に出力される。上述の通り、「累積値」が大きいと言うことは増幅率が小さいこと、即ち増幅前の受信信号の電力が大きいことを意味している。
重み係数抑圧量判定器730においては、このような各アンテナAiに対応する4つの「累積値」の最大値との差に基づき、抑圧量が算出されて複素乗算器(二重乗算器)751〜754のそれぞれに出力される。こうして、AGCによりベースバンド信号の振幅がより増幅されているブランチについて、重み係数を算出する場合に相関値の影響を小さくするようにする。例えば「累積値」が最も大きい場合、即ち増幅率が最も小さい場合には相関値をそのままとし、「累積値」が小さいほど、即ち増幅率が大きいほど相関値に1未満のより小さい値を複素乗算器(二重乗算器)751〜754にて乗ずる。
重み係数抑圧量判定器730の、「累積値」の最大値との差に基づく抑圧量は次のように算出すると良い。例えば「累積値」が10ビットで表される、即ち0乃至1023までの1024段階である場合には、当該「累積値」をルックアップテーブルのアドレスとしてゲイン1乃至0(1倍乃至0倍、或いは例えば0dB〜−70dB)までの係数をROMに格納する。或いは、「累積値」を11段階に区分して、ゲインを1、2-1、2-2、2-3、…、2-9、2-10とし、いわゆるビットシフトで複素乗算器75iの乗算を実現しても良い。1024段階の線形係数をROMに格納する場合は精度が良いが複素乗算器75iとしてより複雑な回路が必要となる。ビットシフトを行う場合は複素乗算器75iをシフトレジスタで構成できるので極めて単純となるが、精度が悪くなる。
次にオフセット演算器710の働きを説明する。上述の説明から明らかな通り、設計によってはオフセット演算器710を省略することができる。4つのアンテナの信号が、ノイズの混在量が等しい場合などである。これは図4.Aのように示す。図4.Aでは、各ブランチの受信信号の電力自体を示している。図4.Aではブランチ4が最も受信信号が大きく、ブランチ1、ブランチ3、ブランチ2の順に受信信号の電力が小さくなっている。上述の通り、増幅前の受信信号が大きいほど「累積値」は大きい。この場合、AGCにより各ブランチが増幅されることで、ブランチ4の受信電力(の増幅したもの)と等しくなるように各ブランチの信号が増幅されている。するとダイバーシチ合成の際の重み係数を求める際、「AGCで増幅された各ブランチの信号」に基づいて計算される相関係数に対し、図4.Aで「最大ブランチとの差分」と示した量だけ、各ブランチの相関係数を小さくする必要がある。尚、図4.Aでは、4つのアンテナの信号が、ノイズの混在量が等しいので、ブランチ間で「オフセット」を設ける必要がない。
一方、もともとノイズレベルに差がある場合、例えば車載受信装置において、アンテナA1とA2とをフロントガラスに設置し、アンテナA3とA4とをリヤバンパーに設置した場合、路面に近いアンテナA3とA4の受信信号は、アンテナA1とA2の受信信号に比べてノイズレベルが一般に小さい。すると、アンテナA3とA4の受信信号の電力自体がアンテナA1とA2の受信信号の電力より小さい場合であっても、ダイバーシチ受信の重み付けとしてはアンテナA3とA4の重みを大きくしアンテナA1とA2の重みを小さくしてノイズの影響を抑制すべきである(図4.B)。即ち、アンテナA3とA4の受信信号がAGCにより増幅されていても、重み付けにおいて抑圧されざるべきである。そこで図4.Cに示す通り、オフセット演算器710において、重み付けにおいて抑圧されざるべきブランチの「累積値」にオフセットを設けて、ブランチ間の重みにオフセットを設ける。こうして、ノイズレベルが小さいブランチは、AGCにより増幅されていても、即ち「累積値」が小さくても、「累積値」を嵩上げして、重み付けにおいて抑圧されない様にすることができる。
〔変形例〕
上記各実施例においては、重み係数の演算において、AGC制御電圧の反映されていない新たな重み係数に対し、AGC制御電圧から増幅率を算出し、その増幅率の逆数を乗じたが、他の方法でAGC制御電圧の大きいブランチの重み係数の大きさを小さくする方法でも良い。例えばAGC制御電圧がある閾値を越えブランチであって、AGC制御電圧の反映されていない新たな重み係数(複素数の場合はその絶対値)が所定の値を越えている場合は、重み係数(複素数の場合はその絶対値)を当該所定の値とする。
本発明は様々な他のダイバーシチ合成手法と組み合わせることができる。重み係数は全てのブランチに対して絶対値を1とする等利得合成としても良く、各ブランチ毎に絶対値が異なる最大比合成としても良い。
本発明は車両等において、地上波デジタルテレビ放送を受信するための装置に適用できる。
本発明の具体的な一実施例に係るダイバーシチ受信装置100の構成を示したブロック図。 本発明の具体的な別の実施例に係るダイバーシチ受信装置200の構成を示したブロック図。 オートゲインコントローラ(AGC)30と重み係数演算器70の構成の詳細を示すブロック図。 オフセット演算器710の作用を示す概念図。
符号の説明
100、200:ダイバーシチ受信装置
A1、A2、A3、A4:アンテナ
10:局部発振器
21、22、23、24:乗算器
30:オートゲインコントローラ(AGC)
31、32、33、34:可変アナログ増幅器
41、42、43、44:アナログ/デジタル変換器(A/D)
50:直交復調部
61、62、63、64:帯域分割フィルタ(3帯域)
70、70L、70M、70H:重み係数演算器
71、72、73、74、71L、72L、73L、74L、71M、72M、73M、74M、71H、72H、73H、74H:複素乗算器
80、80L、80M、80H:加算器
90:結合器

Claims (2)

  1. 複数のアンテナを有し、それにより受信した複数の受信信号を1つに合成して信号処理を行うダイバーシチ受信装置において、
    前記複数のアンテナごとに設けられた、制御電圧によって増幅率を制御可能な増幅率可変アナログ増幅器と、その出力信号に対して重みを乗ずる乗算器と、
    前記増幅率可変アナログ増幅器の出力信号に対する前記重みを決定する重み係数演算器と、
    前記増幅率可変アナログ増幅器を制御するための各制御電圧を生成する制御電圧生成部を有し、
    前記重み係数演算器は、前記各制御電圧に応じて前記重みを決定することを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  2. 前記重み係数演算器は、複素信号である合成信号と、前記増幅率可変アナログ増幅器の出力信号を直交復調及びアナログ/デジタル変換した複素信号との複素相関係数に、前記各増幅率の逆数を乗じて前記重みを決定することを特徴とするダイバーシチ受信装置。
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