JP2006278353A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の半導体装置においては、ブレイクダウン電流が、バックゲート領域を包囲しているソース領域の下を通ることになるため、寄生バイポーラトランジスタ動作が引き起こされてしまう。
【解決手段】 半導体装置1は、縦型MOSFETであり、複数の単位セル10、およびゲート電極20を備えている。各単位セル10は、半導体基板に形成されたバックゲート領域12と、半導体基板に形成され、平面視でバックゲート領域12の周囲に隣接して設けられたソース領域14とを含んで構成されている。バックゲート領域12は、その一部がゲート電極20に隣接している。具体的には、バックゲート領域12は、平面視で矩形をしており、その周囲の4辺のうち1組の対向する2辺においてゲート電極20に隣接している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
従来の半導体装置としては、例えば特許文献1,2に記載されたものがある。これらの文献に記載の半導体装置は、縦型MOSFETであり、半導体基板に設けられたバックゲート領域(ボディコンタクト領域)と、そのバックゲート領域を包囲するように設けられたソース領域とから構成される単位セルを複数備えている。また、各単位セルは、半導体基板に形成されたトレンチに埋め込まれたゲート電極によって包囲されている。
特開2001−102576号公報 特開2001−352063号公報
ところで、特許文献1,2に記載の半導体装置のようにトレンチゲート構造をもつ半導体装置においては、通常はトレンチゲート直下が強電界領域となっており、ブレイクダウン電流はバックゲート領域からトレンチゲート直下へと流れる。しかしながら、このとき、特許文献1,2に記載の半導体装置においては、ブレイクダウン電流が、バックゲート領域を包囲しているソース領域の下を通ることになる。そのため、寄生バイポーラトランジスタ動作が引き起こされてしまう。これは、半導体装置のアバランシェ耐性の低下につながってしまう。
本発明による半導体装置は、半導体基板に設けられたバックゲート領域、および平面視で上記バックゲート領域の周囲に隣接して設けられたソース領域を含んで構成される単位セルと、上記半導体基板に設けられたトレンチ内に設けられ、上記単位セルを包囲するゲート電極と、を備え、上記単位セルは、当該単位セルを内包することが可能な矩形領域のうち面積が最小のものとして定義される仮想的な包囲領域から、当該包囲領域の一部である除去領域を除いて得られる残余領域に平面視で一致し、上記バックゲート領域は、その一部が上記除去領域において上記ゲート電極に隣接していることを特徴とする。
この半導体装置においては、バックゲート領域の一部がゲート電極に隣接するように構成されている。このため、ブレイクダウン電流は、その隣接部分を通って、バックゲート領域からトレンチゲート直下へと流れることができる。したがって、ブレイクダウン電流がソース領域の下を通ることに起因する寄生バイポーラ動作の発生を抑制することができる。さらに、単位セルは、包囲領域から除去領域を除いて得られる残余領域に一致している。このため、包囲領域全体に単位セルを設ける場合に比して、除去領域の分だけセル面積が減少する。チャネル幅が一定の場合、セル面積が小さいほど単位面積当たりのチャネル幅が高くなる。したがって、単位面積当たりのチャネル幅の向上に適した構造の半導体装置が実現される。
本発明によれば、ブレイクダウン電流による寄生バイポーラトランジスタ動作の発生が抑制されるとともに、単位面積当たりのチャネル幅の向上に適した構造の半導体装置が実現される。
以下、図面を参照しつつ、本発明による半導体装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による半導体装置の第1実施形態を示す平面図である。また、図2は、図1の半導体装置のII−II線に沿った断面を示す断面図である。半導体装置1は、縦型MOSFETであり、複数の単位セル10、およびゲート電極20を備えている。各単位セル10は、半導体基板に形成されたバックゲート領域12と、半導体基板に形成され、平面視でバックゲート領域12の周囲に隣接して設けられたソース領域14とを含んで構成されている。なお、半導体基板は、例えばシリコン基板である。また、本実施形態において複数の単位セル10の形状は、互いに等しい。
これらのバックゲート領域12およびソース領域14は、図2に示すように、ベース領域32上に設けられている。また、ベース領域32の下には、図示しないドレイン領域が形成されている。なお、本実施形態において、バックゲート領域12、ソース領域14、ベース領域32およびドレイン領域の導電型は、それぞれP、N、PおよびNである。
単位セル10同士の境界には、ゲート電極20が設けられている。ゲート電極20は、半導体基板に形成されたトレンチ40内に設けられており、単位セル10を包囲している。上述のソース領域14、ゲート電極20およびドレイン領域によりMOSFETが構成されており、ベース領域32にチャネルが形成される。ここで、各単位セル10におけるチャネル幅は、ソース領域14の周囲のうちゲート電極20に隣接している部分の、半導体基板の基板面に平行な平面に対する射影の長さとして定義される。したがって、図1は上記基板面に平行な平面を示しているので、同図における太線の長さが単位セル10のチャネル幅に相当する。
バックゲート領域12は、その一部がゲート電極20に隣接している。具体的には、バックゲート領域12は、平面視で矩形をしており、その周囲の4辺のうち1組の対向する2辺においてゲート電極20に隣接している。特に、本実施形態においてバックゲート領域12は、正方形をしている。なお、正確にはバックゲート領域12とゲート電極20との間にゲート酸化膜22(図2参照)が介在しているが、この場合も「バックゲート領域12とゲート電極20とが互いに隣接している」という概念に含まれる。一方、バックゲート領域12の周囲のうちゲート電極20に隣接していない部分、すなわち上記4辺のうちもう1組の対向する2辺には、ソース領域14が隣接して設けられている。
図3を参照しつつ、単位セル10の形状について説明する。同図において、領域VS(包囲領域)は、バックゲート領域12を内包するとともに外周の形状が矩形である仮想的な領域である。また、包囲領域VSの第1の方向に平行な辺の長さは、第1の方向についての単位セル10の長さの最大値に等しい。同様に、包囲領域VSの第1の方向と直交する第2の方向に平行な辺の長さは、第2の方向についての単位セル10の長さの最大値に等しい。すなわち、包囲領域VSは、単位セル10を内包することが可能な矩形領域のうち面積が最小のものとして定義される。なお、第1および第2の方向は、上記基板面に平行な平面内の方向である。本実施形態において第1および第2の方向は、バックゲート領域12の辺に平行である。
このとき、図1と図3との比較からわかるように、単位セル10は、包囲領域VSから領域VR(除去領域)を除いて得られる残余領域に平面視で一致している。除去領域VRは、包囲領域VSの一部に相当し、図3において斜線で示されている。この除去領域VRにおいて、上述のバックゲート領域12とゲート電極20とが互いに隣接している。また、図1に示すように、各単位セル10の除去領域VRには、隣り合う他の単位セル10のソース領域14が配置されている。すなわち、隣り合う2つの単位セル10についてみると、一方の凹部に他方の凸部が入り込んでいる。
また、図1からわかるように、ソース領域14は、1つの単位セル10内で2箇所に分かれて配置されている。ソース領域14の各箇所の形状は、バックゲート領域12との隣接部分を含む辺を長辺とする長方形である。すなわち、ソース領域14は、バックゲート領域12の1組の対向する2辺それぞれに隣接して設けられており、ソース領域14の形状は、バックゲート領域12の上記辺を含み、当該辺よりも長い辺を1辺とする矩形である。したがって、チャネルが形成される面(ゲート電極20が形成される面)が曲折する部位は、全て90度に曲折している。
本実施形態において、ソース領域14の長辺の長さをaとすると、ソース領域14の短辺の長さはa/4、バックゲート領域12の1辺の長さはa/2である。これにより、上記第1および第2の方向についての単位セル10の最大値は、何れもaとなる。したがって、包囲領域VSの外周形状は、1辺の長さがaの正方形である。さらに、単位セル10のチャネル幅、すなわちソース領域14の周囲のうちゲート電極20に隣接する部分の長さは、4aであることがわかる。この値は、包囲領域VSの外周の長さ以上という条件を満たしていることが好ましい。実際、本実施形態においては、包囲領域VSの外周の長さは4aであるので、この条件が満足されている。また、ソース領域14とゲート電極20との隣接面は全て、結晶方位が(100)である。
図2に示すように、ゲート電極20上には、層間絶縁膜50が形成されている。この層間絶縁膜50は、トレンチ40内に収まっている。すなわち、層間絶縁膜50の表面は、バックゲート領域12およびソース領域14の表面に等しいレベル、またはバックゲート領域12およびソース領域14の表面よりも低いレベルにある。特に、本実施形態においては、後者であり、層間絶縁膜50の表面がバックゲート領域12およびソース領域14の表面に対して窪んでいる。
次に、半導体装置1の効果を説明する。半導体装置1においては、バックゲート領域12の一部がゲート電極20に隣接するように構成されている。このため、ブレイクダウン電流は、その隣接部分を通って、バックゲート領域12からトレンチゲート直下へと流れることができる。したがって、ブレイクダウン電流がソース領域14の下を通ることに起因する寄生バイポーラ動作の発生を抑制することができる。これにより、半導体装置1のアバランシェ耐性の低下を防ぐことができる。
単位セル10は、包囲領域VSから除去領域VRを除いて得られる残余領域に一致している。したがって、包囲領域VS全体に単位セル10を設ける場合に比して、除去領域VRの分だけセル面積が減少する。チャネル幅が一定の場合、セル面積が小さいほど単位面積当たりのチャネル幅が高くなる。したがって、単位面積当たりのチャネル幅の向上に適した構造の半導体装置1が実現されている。単位面積当たりのチャネル幅を向上させることにより、オン抵抗を低減させることができる。
図10は、本実施形態の比較例に係る半導体装置を示す平面図である。また、図11は、図10の半導体装置のXI−XI線に沿った断面を示す断面図である。同図においては、包囲領域全体に単位セルを設けている。この場合、チャネル幅およびセル面積は、それぞれ4aおよびaである。したがって、単位面積当たりのチャネル幅は、4/aとなる。この比較例において、単位面積当たりのチャネル幅を大きくしようとすると、単位セルサイズを小さく、すなわちaの値を小さくするしかない。しかし、その場合、最小設計寸法の微細化を伴うため、製造コストの増大を招いてしまう。
これに対して、半導体装置1においては、チャネル幅は上述のとおり4aであるが、セル面積が0.75aである。したがって、単位面積あたりのチャネル幅は、約5.33/aと、比較例の約1.33にも達することがわかる。このように半導体装置1によれば、最小設計寸法の微細化を伴うことなく、単位面積あたりのチャネル幅を大きくすることができる。
単位セル10のチャネル幅が包囲領域VSの外周の長さ以上である場合、上述のとおり単位セル10の面積が包囲領域VSの面積よりも小さいため、単位面積当たりのチャネル幅を確実に向上させることができる。
ソース領域14は、バックゲート領域12の1組の対向する2辺それぞれに隣接して設けられており、ソース領域14の形状は、バックゲート領域12の上記辺を含み、その辺よりも長い辺を1辺とする矩形となっている。これにより、単位セル10の形状を複雑化することなく、バックゲート領域12の一部がゲート電極20に隣接する構造を実現することができる。特に、本実施形態においては、バックゲート領域12およびソース領域14が全て矩形をしているので、設計が容易である。
ソース領域14とゲート電極20との隣接面の結晶方位が(100)であるため、高い電子移動度をもつ半導体装置1が実現されている。ただし、当該隣接面の結晶方位を(100)とすることは必須ではない。
層間絶縁膜50は、トレンチ40内に収まるように設けられている。これにより、バックゲート領域12およびソース領域14の表面全てがコンタクト領域となるので、コンタクト抵抗を低く抑えることができる。ただし、この層間絶縁膜50をトレンチ40内に収まるように設けることは必須ではない。
各単位セル10の除去領域VRには、他の単位セル10のソース領域14が配置されている。これにより、セル集積度の高い半導体装置1が実現されている。
(第2実施形態)
図4は、本発明による半導体装置の第2実施形態を示す平面図である。また、図5は、図4の半導体装置のV−V線に沿った断面を示す断面図である。半導体装置2も、縦型MOSFETであり、複数の単位セル10、およびゲート電極20を備えている。
本実施形態においても、バックゲート領域12は、その一部がゲート電極20に隣接している。具体的には、バックゲート領域12は、平面視で矩形をしており、その周囲の4角においてゲート電極20に隣接している。また、このバックゲート領域12の4辺それぞれに隣接して、ソース領域14が設けられている。ソース領域14の形状は、バックゲート領域12の上記辺を1辺とする矩形、具体的には上記辺を長辺とする長方形である。ソース領域14は、1つの単位セル10内で4箇所に分かれて配置されている。本実施形態において、ソース領域14の長辺および短辺の長さは、それぞれa/2およびa/4である。また、バックゲート領域12の1辺の長さはa/2である。
単位セル10は、包囲領域VSから除去領域VRを除いて得られる残余領域に平面視で一致している。この場合、除去領域VRは、包囲領域VSの4隅それぞれに位置し、1辺の長さがa/4である正方形の領域である。また、単位セル10の除去領域VRには、隣り合う他の単位セル10のソース領域14が配置されている。
かかる構成の半導体装置2においても、バックゲート領域12の一部がゲート電極20に隣接するように構成されている。このため、ブレイクダウン電流は、その隣接部分を通って、バックゲート領域12からトレンチゲート直下へと流れることができる。したがって、ブレイクダウン電流がソース領域14の下を通ることに起因する寄生バイポーラ動作の発生を抑制することができる。これにより、半導体装置2のアバランシェ耐性の低下を防ぐことができる。
また、半導体装置2においても、単位セル10のチャネル幅およびセル面積はそれぞれ4aおよび0.75aであるので、単位面積当たりのチャネル幅は約5.33/aである。したがって、図10および図11の比較例に対して、単位面積当たりのチャネル幅の向上が実現されている。
ソース領域14は、バックゲート領域12の4辺それぞれに隣接して設けられており、ソース領域14の形状は、バックゲート領域12の上記辺を1辺とする矩形となっている。これにより、単位セル10の形状を複雑化することなく、バックゲート領域12の一部がゲート電極20に隣接する構造を実現することができる。特に、本実施形態においては、バックゲート領域12およびソース領域14が全て矩形をしているので、設計が容易である。
(第3実施形態)
図12は、本発明による半導体装置の第3実施形態を示す平面図である。また、図13は、図12の半導体装置のXIII−XIII線に沿った断面を示す断面図である。半導体装置3も、縦型MOSFETであり、複数の単位セル10、およびゲート電極20を備えている。
本実施形態において除去領域VRは、図14に示すように、包囲領域VSの4隅それぞれに位置する矩形の領域である。具体的には、包囲領域VSおよび除去領域VRは共に正方形をしており、それぞれの1辺の長さはaおよびbである。バックゲート領域12は、各除去領域VRの2辺それぞれの一部に隣接しており、当該部分においてゲート電極20に隣接している。すなわち、バックゲート領域12は、ソース領域14側に張り出した十字型をしている。
ここで、各除去領域VRの上記2辺それぞれにおけるバックゲート領域12と隣接する部分の長さc(図14参照)は、0<c≦2b/aという条件を満たすことが好ましい。実際、本実施形態においては、図12に示すように、b=a/4、c=a/8であるから、この条件が満たされている。
かかる構成の半導体装置3においても、バックゲート領域12の一部がゲート電極20に隣接するように構成されている。このため、ブレイクダウン電流は、その隣接部分を通って、バックゲート領域12からトレンチゲート直下へと流れることができる。したがって、ブレイクダウン電流がソース領域14の下を通ることに起因する寄生バイポーラ動作の発生を抑制することができる。これにより、半導体装置3のアバランシェ耐性の低下を防ぐことができる。
バックゲート領域12は、各除去領域VRの2辺それぞれの一部に隣接している。これにより、製造バラつきがあった場合であっても、バックゲート領域12の一部がゲート電極20に隣接する構造をより確実に実現することができる。
上述の0<c≦2b/aという条件が満たされる場合、単位面積当たりのチャネル幅を図10および図11の比較例のそれ以上にすることができる。すなわち、図14において、太線で示されるチャネル幅lは、l=4(a−2b)+8(b−c)である。また、セル面積Sは、S=a−4bである。したがって、単位面積当たりのチャネル幅(l/S)が、上記比較例における単位面積当たりのチャネル幅である4/a以上であるための条件は、l/S≧4/aより、c≦2b/aであることがわかる。この条件は、例えばb=a/4の場合であればc≦a/8となり、或いはb=a/3の場合であればc≦2a/9となる。
本発明による半導体装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態においては複数の単位セルの形状は互いに同一である例を示したが、それらは相異なっていてもよい。例えば、図6に示すように、図1に示す単位セルと図4に示す単位セルとを1つの半導体装置に設けてもよい。図6のVII−VII線に沿った断面図を図7に示す。この半導体装置においては、図1の単位セルと図4の単位セルとが隣り合って配置されており、一方の除去領域に他方のソース領域が入り込んでいる。この場合も、チャネル幅およびセル面積はそれぞれ4aおよび0.75aであるので、単位面積当たりのチャネル幅は、約5.33/aである。
また、図15に示すように、図1に示す単位セルと図12に示す単位セルとを1つの半導体装置に設けてもよい。図15のXVI−XVI線に沿った断面図を図16に示す。この半導体装置においては、図1の単位セルと図12の単位セルとが隣り合って配置されており、一方の除去領域に他方のソース領域が入り込んでいる。この場合、チャネル幅およびセル面積はそれぞれ3aおよび0.75aであるので、単位面積当たりのチャネル幅は、4/aである。
また、バックゲート領域12およびソース領域14の寸法は上記実施形態において例示したものに限られず、例えば図8に示す寸法を採用してもよい。図8のIX−IX線に沿った断面図を図9に示す。図8の左側の単位セルにおいては、バックゲート領域12およびソース領域14共に、1辺がa/3の正方形をしている。また、同図の右側の単位セルにおいて、バックゲート領域12は1辺がa/3の正方形をしており、ソース領域14は長辺がa、短辺がa/3の長方形をしている。同図においても、両単位セルが隣り合って配置されており、一方の除去領域に他方のソース領域が入り込んでいる。この場合、チャネル幅およびセル面積はそれぞれ約4.33aおよび約0.667aであるので、単位面積当たりのチャネル幅は、約6.49/aと、一層増大する。
本発明による半導体装置の第1実施形態を示す平面図である。 図1の半導体装置のII−II線に沿った断面を示す断面図である。 単位セルの形状を説明するための図である。 本発明による半導体装置の第2実施形態を示す平面図である。 図4の半導体装置のV−V線に沿った断面を示す断面図である。 実施形態の変形例に係る半導体装置を示す平面図である。 図6の半導体装置のVII−VII線に沿った断面を示す断面図である。 実施形態の変形例に係る半導体装置を示す平面図である。 図8の半導体装置のIX−IX線に沿った断面を示す断面図である。 実施形態の比較例に係る半導体装置を示す平面図である。 図10の半導体装置のXI−XI線に沿った断面を示す断面図である。 本発明による半導体装置の第3実施形態を示す平面図である。 図12の半導体装置のXIII−XIII線に沿った断面を示す断面図である。 除去領域とバックゲート領域とが隣接する部分の長さについて説明するための図である。 実施形態の変形例に係る半導体装置を示す平面図である。 図15の半導体装置のXVI−XVI線に沿った断面を示す断面図である。
符号の説明
1 半導体装置
2 半導体装置
3 半導体装置
10 単位セル
12 バックゲート領域
14 ソース領域
20 ゲート電極
22 ゲート酸化膜
32 ベース領域
40 トレンチ
50 層間絶縁膜

Claims (9)

  1. 半導体基板に設けられたバックゲート領域、および平面視で前記バックゲート領域の周囲に隣接して設けられたソース領域を含んで構成される単位セルと、
    前記半導体基板に設けられたトレンチ内に設けられ、前記単位セルを包囲するゲート電極と、を備え、
    前記単位セルは、当該単位セルを内包することが可能な矩形領域のうち面積が最小のものとして定義される仮想的な包囲領域から、当該包囲領域の一部である除去領域を除いて得られる残余領域に平面視で一致し、
    前記バックゲート領域は、その一部が前記除去領域において前記ゲート電極に隣接していることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記単位セルにおける前記ソース領域の周囲のうち前記ゲート電極に隣接する部分の長さの合計は、前記包囲領域の外周の長さ以上である半導体装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置において、
    前記バックゲート領域は矩形をしており、
    前記ソース領域は、前記バックゲート領域の1組の対向する2辺それぞれに隣接して設けられており、
    前記ソース領域の形状は、前記バックゲート領域の前記辺を含み、当該辺よりも長い辺を1辺とする矩形である半導体装置。
  4. 請求項1または2に記載の半導体装置において、
    前記バックゲート領域は矩形をしており、
    前記ソース領域は、前記バックゲート領域の4辺それぞれに隣接して設けられており、
    前記ソース領域の形状は、前記バックゲート領域の前記辺を1辺とする矩形である半導体装置。
  5. 請求項1または2に記載の半導体装置において、
    前記除去領域は、前記包囲領域の4隅それぞれに位置する矩形の領域であり、
    前記バックゲート領域は、前記各除去領域の2辺それぞれの一部に隣接している半導体装置。
  6. 請求項5に記載の半導体装置において、
    前記包囲領域および前記除去領域は共に正方形をしており、
    前記包囲領域および前記除去領域の1辺の長さをそれぞれaおよびbとしたとき、
    前記各除去領域の前記2辺それぞれにおける前記バックゲート領域と隣接する部分の長さは、2b/a以下である半導体装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の半導体装置において、
    前記ソース領域と前記ゲート電極との隣接面の結晶方位は、(100)である半導体装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載の半導体装置において、
    前記ゲート電極上に設けられた層間絶縁膜を備え、
    前記層間絶縁膜は、前記トレンチ内に収まっている半導体装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載の半導体装置において、
    前記単位セルを複数備え、
    前記単位セルの前記除去領域には、他の前記単位セルの前記ソース領域が配置されている半導体装置。
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