JP2006278320A - コネクタ - Google Patents

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信介 国師
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】接続対象物(FPC等)の引き回しによって、アクチュエータのロック機能や接続対象物とコンタクトとの接触部に悪影響を与えないように、また、取付けや接続対象物の接続時での制限がなくなるコネクタを提供する。
【解決手段】ハウジング2と、上記ハウジング内に離間並設され、接続対象物7に接触するアームを備える複数のコンタクト4と、上記ハウジング2に回動可能に枢支され、該ハウジングの上部に位置する非作動位置と側部に位置する作動位置との間で回動され、上記コンタクト4のアームを押圧するアクチュエータ5,6と、上記ハウジング2の上部において、該ハウジングの壁により4面を囲んで形成され、上記接続対象物が挿入される挿入口とを備えて成り、上記挿入口に接続対象物7を挿入して、引き回しに影響されない上記アクチュエータ5,6のどちらかを作動位置に回動して上記コンタクト4のアームを接続対象物に押圧する。
【選択図】図6

Description

本発明は、フレキシブルプリント基板(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FFC)のような接続対象物用のコネクタに関する。
接続対象物(FPC又はFFC等)用のコネクタは、プリント配線基板に半田付けされており、該基板と接続対象物とを電気的に接続する働きをする。このコネクタは、ハウジングと、ハウジング内に形成された複数のコンタクトと、このコンタクトと接続対象物との接触(圧接)を確保するアクチュエータ(ロック部材ともいう)とから成る基本構成を有し、縦形と横形に大別される。
縦形のコネクタの例が、実開平7−19978号公報に開示されている。図10に示されているように、この従来例のコネクタ30では、内部空間33を有するベース部材31の上部開口32からFPC37を挿入し、次いで、半円筒形の***部35を有するロック部材34を上記FPC37の側面に沿うように上記上部開口32から挿入し、上記***部35によって該ベース部材の内部空間33内に設けられている複数の接点に対してFPC37を圧接することにより、該FPC上の各リード線38を上記それぞれの接点に電気的に接続する。なお、図10での符号36は、上記各接点から導出されて外部に突出する複数の端子である。
実開平7−19978号公報
上記特許文献1に記載された従来例では、FPC37がロック部材34に直に接して配置されているから、FPC37の引き回しによりロック部材34が干渉を受けて外れたり、FPC37のリード線38と接点との接触部に影響を与えて、接続不良を発生することがある。
また、ベース部材31に対するロック部材34の位置が決められており、即ち、ベース部材31の上部開口32へのロック部材34の挿入位置が予め決められていることから、FPC37の引き回し方向によってコネクタ30のプリント配線基板への実装方向が制限される。さらに、FPC37と接点の接触位置が予め決められているので、FPC37の挿入向きが制限される。
これによって、コネクタのプリント配線基板への取付けやFPCの接続時での制限が多く、これらの作業効率を悪くしている。
そこで、本発明の技術的課題は、上述の従来技術の不具合を解決するために、接続対象物(FPC等)の引き回しによって、アクチュエータ(ロック部材)のロック機能や接続対象物とコンタクト(接点)との接触部に悪影響を与えないように、また、コネクタのプリント配線基板への取付けや接続対象物の接続時での制限がなくなるように、ハウジング(ベース部材)における接続対象物の挿入口、アクチュエータ、及びコンタクトについて工夫することである。
本発明によるコネクタは、上記課題を解決するために、接続対象物をコンタクトに電気的に接続させるアクチュエータが、挿入口に挿入された接続対象物の引き回しによって、干渉を受けないようにすることを基本とするものである。
本発明によるコネクタは(請求項1に対応)、ハウジングと、上記ハウジング内に離間並設され、接続対象物に接触するアームを備える複数のコンタクトと、上記ハウジングに回動可能に枢支され、該ハウジングの上部に位置する非作動位置と側部に位置する作動位置との間で回動され、上記コンタクトのアームを押圧するアクチュエータと、上記ハウジングの上部において、該ハウジングの壁により4面を囲んで形成され、上記接続対象物が挿入される挿入口とを備えて成り、
上記挿入口に接続対象物を挿入して、上記アクチュエータを作動位置に回動して上記コンタクトのアームを接続対象物に押圧することにより、該接続対象物を上記コンタクトに電気的に接続させると共に、上記作動位置にあるアクチュエータが接続対象物の引き回しにより干渉されないことである。
このように構成することにより、接続対象物を挿入口に挿入し、アクチュエータを作動位置に回動させることによって、該接続対象物をコンタクトに電気的に接続したときは、アクチュエータはハウジングの側部に位置することになる。一方、挿入口に挿入されている接続対象物は、ハウジングの上部において4面を壁により囲まれているので、作動位置にあるアクチュエータとは充分に隔離されており、上記挿入口から導出している接続対象物が変位してもアクチュエータに接触することはない。
したがって、作動位置にあるアクチュエータは、コネクタに接続された接続対象物の引き回しによって干渉を受けることはない。
また、上記コネクタにおいて、コンタクトのアームが、該コンタクトの基板と一体の外側アームと内側アームを有する略U字部から成り、
上記外側アームがアクチュエータにより押圧されると、上記内側アームの自由端が接続対象物と接触することができる。(請求項2に対応)
このような構成により、内側アームの自由端が接続対象物に対して、安定した接触圧を確実に得ることができる。
また、上記コネクタにおいて、コンタクトが第1及び第2のコンタクトの組合せから成り、上記第1及び第2のコンタクトの各アームの形状が異なっていることである。(請求項3に対応)
このような構成により、第1及び第2のコンタクトの各アームの接続対象物に対する接触位置を、それぞれのコンタクト毎に変えることができる。
本発明によるコネクタは(請求項4に対応)、ハウジングと、上記ハウジング内に離間並設され、接続対象物にその両側面で接触する離間対向する一対のアームを備える複数のコンタクトと、上記ハウジングに回動可能に枢支され、該ハウジングの上部に位置する非作動位置と側部に位置する作動位置との間で回動され、上記コンタクトの一対のアームをそれぞれ押圧する一対のアクチュエータと、上記ハウジングの上部において、該ハウジングの壁により4面を囲んで形成され、上記接続対象物が挿入される挿入口とを備えて成り、
上記挿入口に接続対象物を挿入して、上記一対のアクチュエータの一方を作動位置に回動して上記コンタクトの一対のアームの一方を接続対象物に押圧することにより、該接続対象物を上記コンタクトに電気的に接続させると共に、上記作動位置にある一方のアクチュエータが接続対象物の引き回しにより干渉されないことである。
このように構成することにより、接続対象物を挿入口に挿入して、一方のアクチュエータを作動位置に回動させて、接続対象物をコンタクトに電気的に接続したときは、該一方のアクチュエータはハウジングの側部に位置することになる。一方、挿入口に挿入されている接続対象物は、ハウジングの上部において4面を壁により囲まれているので、作動位置にある一方のアクチュエータとは充分に隔離されており、挿入口から導出している接続対象物が変位しても上記一方のアクチュエータに接触することはない。
したがって、上記一方のアクチュエータは、コネクタに接続された接続対象物の引き回しによって干渉を受けることはない。
また、一対のアクチュエータが設けられると共に、各コンタクトは一対のアームを備えているので、上記一対のアクチュエータの内どちらか一方のアクチュエータを回動し、それに対応する一方のアームを押圧することによって、接続対象物をコンタクトに接続することができるので、プリント回路基板に対するコネクタの実装方向、コネクタに接続された接続対象物の引き回し方向、及びコネクタの挿入口への接続対象物の挿入向きが、制限を受けることはない。
また、上記コネクタにおいて、ハウジングの上部に形成された挿入口が、一対のアクチュエータが共に非作動位置にあるとき、該両アクチュエータの間にあってもよい。(請求項5に対応)
また、上記コネクタにおいて、コンタクトの一対のアームのそれぞれが、該コンタクトの基板と一体の外側アームと内側アームを有する略U字部から成り、上記外側アームがアクチュエータにより押圧されると、上記内側アームの自由端が接続対象物と接触することになる。(請求項6に対応)
このような構成により、内側アームの自由端が接続対象物に対して、安定した接触圧を確実に得ることができる。
また、上記コネクタにおいて、コンタクトが第1及び第2のコンタクトの組合せから成り、上記第1及び第2のコンタクトの各一対のアームの形状が異なっていてもよい。(請求項7に対応)
このような構成により、第1及び第2のコンタクトの各アームの接続対象物に対する接触位置を、それぞれのコンタクト毎に変えることができる。
また、上記コネクタにおいて、コンタクトに電気的に接続された接続対象物の引き回し方向に応じて、一対のアクチュエータのうち一方を作動位置へ回動させることができる。(請求項8に対応)
このような構成により、接続対象物の引き回し方向に応じて、一対のアクチュエータのうち回動操作の容易な側のアクチュエータを作動位置とすることができるので、接続対象物の引き回し方向が制限されることはなく、接続作業を効率よく行うことができる。
本発明によれば、作動位置にあるアクチュエータと、ハウジングの挿入口に挿入されている接続対象物は充分に隔離されており、作動位置にあるアクチュエータが接続対象物の引き回しにより干渉されることはないので、アクチュエータの外れ(ロック解除)やコンタクトのアームと接続対象物が接触する接触部への影響が生じることはない。したがって、コネクタと接続対象物との間で接続不良が発生することはない。
また、コネクタは一対のアクチュエータを備えると共に、コンタクトはこれらの各アクチュエータによってそれぞれ独立して押圧される一対のアームを備えており、一対のアクチュエータの内のどちらか一方を作動位置に回動させることによって、接続対象物をコネクタに接続することができるので、プリント回路基板に対するコネクタの実装方向、コネクタに接続された接続対象物の引き回し方向、及びコネクタの挿入口への接続対象物の挿入向きについて、制限を解消することができる。
したがって、プリント回路基板へのコネクタの実装作業や、コネクタへの接続対象物の接続作業を効率よく行うことが可能である。
以下に、本発明の実施例1及び実施例2によるコネクタについて、図1〜図9を参照しながら説明する。実施例1のコネクタは、アクチュエータ(ロック部材)を片側に備えるものであり、実施例2のコネクタはアクチュエータを両側に備えると共に、接続対象物(FPC又はFFC等)の両側面に対してコンタクトのアームの自由端を選択的に圧接させることが可能なものである。
先ず、本発明の実施例1のコネクタについて、図1〜図4を参照しながら説明する。図1及び図2はコネクタの斜視図であり、図3及び図4はコネクタのコンタクト部分での断面図である。
この実施例1のコネクタ1は、図1に示すように、大略直方体形状をした縦形の合成樹脂製のハウジング2と、該ハウジング2内に配設されて第1(奇数又は偶数番目)及び第2(偶数又は奇数番目)の極を形成する離間並設された複数の第1のコンタクト3,3…、及び複数の第2のコンタクト4,4…と、上記ハウジング2の片側に回動可能に枢支されるアクチュエータ5を備えて成るものである。
上記ハウジング2は、対向端壁部2a,2bと対向側壁部2c,2dを備えており、その頂部には接続対象物(FPC又はFFC等)7を該ハウジング2内に挿入して、上記第1及び第2のコンタクト3,4に接触させるための挿入口8が形成されている。
上記第1のコンタクト(奇数番目の極)3は、図3(a)に示されているように、上方が開放されている略U字状の基板23と、この基板23の底部に一体に形成された略U字部10とを有している。この略U字部10は外側アーム12と内側アーム16から成り、この外側アーム12はアクチュエータ5に形成されたカム14に当接し、該内側アーム16はその自由端が接続対象物7に接触する接点を形成する。
上記カム14は、略U字状の基板23の対向側部23aと外側アーム12との間に配置され、図3(b)に示すように、アクチュエータ5を作動位置(ロック位置)へ回動させることにより、該カム14が略U字部10の外側アーム12を内方側へ押圧するので、内側アーム16の自由端が接続対象物7の一側面の接点へ接触される接触圧を確保することができる。このような内側アーム16の接続対象物7への接触圧により、コネクタ1からの接続対象物7の抜け出しを防止することができる。
上記第2のコンタクト(偶数番目の極)4は、図4(a)に示されているように、上方が開放されている略U字状の基板24と、この基板24の底部に一体に形成されたアーム19を有しており、このアーム19の自由端は接続対象物7に接触する接点を形成している。
上記カム14は、略U字状の基板24の対向側部24aとアーム19との間に配置され、図4(b)に示すように、アクチュエータ5を作動位置へ回動させることにより、該カム14がアーム19を内方側に押圧するので、該アーム19の自由端が接続対象物7の一側面の接点へ接触される接触圧を確保することができる。
また、上記ハウジング2の頂部に形成されている挿入口8は、一側(アクチュエータの設けられていない側)の対向側壁部2d及び両側の対向端壁部2a,2bの上側部分と、該ハウジング2の一部として略U字部10の上側に形成された中間壁部2eとによって構成されている。即ち、この挿入口8は、ハウジング2の頂部において、該ハウジング2を形成する4つの壁の内側面に囲まれて構成されているので、該挿入口8に挿入された接続対象物7を作動位置(ロック位置)にあるアクチュエータ5から隔離することができる。
このような構成によって、作動位置にあるアクチュエータ5は、挿入口8に挿入されて接続される接続対象物7の引き回しによっても、干渉を受けることはない。
次に、実施例1のコネクタ1に対して接続対象物7を接続する場合の動作について、図1〜図4を参照しながら説明する。
最初に、アクチュエータ5をハウジング2の頂部側に回動させた非作動位置(アンロック位置)の状態にして(図1)、接続対象物7を挿入口8を通してハウジング2の内部まで挿入する(図2(a))。次いで、アクチュエータ5をハウジング2の対向側壁部2c側へ回動させて作動位置(ロック位置)とすることにより、該接続対象物7をコネクタ1に接続することができる(図2(b))。
上記アクチュエータ5が、非作動位置(図3(a)、図4(a))から作動位置(図3(b)、図4(b))へ回動されると、カム14は反時計方向に回動されて、第1のコンタクト3の外側アーム12及び内側アーム16と、第2のコンタクト4のアーム19を内方側へ押圧する。これによって、上記内側アーム16とアーム19の各自由端は接続対象物7の一側面のそれぞれの接点に押圧されて、該接続対象物7を上記第1及び第2のコンタクト3,4に電気的に接続することができる。
このようにして、プリント配線基板上のコネクタ1に接続された接続対象物7は、該コネクタの挿入口8に挿入され周囲を4面の壁に囲まれることにより、作動位置にあるアクチュエータ5から隔離されているので、接続対象物7の引き回しによってもアクチュエータ5に接触する恐れはなく、該クチュエータ5が外れて非作動位置に戻されたり、接続対象物7と第1及び第2のコンタクト3,4が接触する接触部に影響を及ぼすことはない。
次に、本発明の実施例2のコネクタについて、図5〜図9を参照しながら説明する。図5〜図7はコネクタの斜視図であり、図8及び図9はコネクタのコンタクト部分での断面図である。
この実施例2のコンタクト1は、図5に示すように、大略直方体形状をした縦形の合成樹脂製のハウジング2と、該ハウジング2内に配設されて第1(奇数又は偶数番目)及び第2(偶数又は奇数番目)の極を形成する複数の第1のコンタクト3,3…、及び複数の第2のコンタクト4,4…と、上記ハウジング2の両側に回動可能に枢支される一対のアクチュエータ5,6を備えて成るものである。
上記ハウジング2は、対向端壁部2a,2bと対向側壁部2c,2dを備えており、その頂部には接続対象物(FPC又はFFC等)7を該ハウジング2内に挿入して、上記第1及び第2のコンタクト3,4に接触させるための挿入口8が形成されている。
上記第1のコンタクト(奇数番目の極)3は、図8に示されているように、上方が開放されている略U字状の基板9と、この基板9の底部に一体に形成された一対の略U字部10,11とを有している。この一対の略U字部10,11は、それぞれの外側アーム12,13と内側アーム16,17から成り、この外側アーム12,13は各アクチュエータ5,6に形成されたそれぞれのカム14,15に当接し、該内側アーム16,17はそれぞれの自由端が接続対象物7に接触する接点を形成する。
上記各カム14,15は、略U字状の基板9の対向側部9a,9bと外側アーム12,13との間に配置され、一方のアクチュエータ5を作動位置へ回動させることにより、カム14が一方の略U字部10の外側アーム12を内方側へ押圧するので、内側アーム16の自由端が接続対象物7の一側面の接点へ接触される接触圧を確保することができる。図8に示す例では、他方のアクチュエータ6は非作動位置を占める。
また、他方のアクチュエータ6を作動位置へ回動させると、カム15が他方の略U字部11の外側アーム13を内方側へ押圧するので、内側アーム17の自由端が接続対象物7の他側面の接点へ接触される接触圧を確保することができる。このような両方の内側アーム16,17の接続対象物7への接触圧により、コネクタ1からの接続対象物7の抜け出しを防止することができる。
上記第2のコンタクト(偶数番目の極)4は、図9に示されているように、上方が開放されている略U字状の基板18と、この基板18の底部に一体に形成された一対のアーム19,20から成る略U字部21を有している。
上記アクチュエータ5のカム14は、略U字状の基板18の一方の対向側部18aとアーム19との間に配置され、上記アクチュエータ6のカム15は、基板18の他方の対向側部18bとアーム20との間に配置される。これらのアーム19,20の自由端は、接続対象物7に接触する接点を形成している。
図9に示されているように、アクチュエータ5を作動位置へ回動させることにより、該カム14が一方のアーム19を内方側へ押圧するので、該アーム19の自由端が接続対象物7の一側面の接点へ接触される接触圧を確保することができる。このとき、アクチュエータ6が非作動位置にあるので、他方のアーム20はカム15により元の位置を保持する。
また、上記アクチュエータ6を作動位置にへ回動させると、カム15が他方のアーム20を内方側へ押圧するので、該アーム20の自由端が接続対象物7の他側面の接点へ接触される接触圧を確保することができる。このように両方のアーム19,20の接続対象物7への接触圧により、コネクタ1からの接続対象物7の抜け出しを防止することができる。
そして、上記ハウジング2の頂部に形成されている挿入口8は、両側の対向端壁部2a,2bの上側部分と、該ハウジング2の一部として一対の略U字部10,11の上側に形成された一対の中間壁部2e,2fによって構成されている。即ち、この挿入口8は、ハウジング2の頂部において、該ハウジング2を形成する4つの壁の内側面に囲まれて構成されているので、該挿入口8に挿入された接続対象物7を作動位置にあるアクチュエータ5,6から隔離することができる。
このような構成によって、作動位置にあるアクチュエータ5,6は、挿入口8に挿入されて接続される接続対象物7のどちら側への引き回しによっても、干渉を受けることはない。
次に、実施例2のコネクタ1に対して接続対象物7を接続する場合の動作について、図5〜図9を参照しながら説明する。
最初に、両方のアクチュエータ5,6をハウジング2の頂部側に回動させた非作動位置の状態にして(図5)、接続対象物7を挿入口8を通してハウジング2の内部まで挿入する。次いで、上記一対のアクチュエータ5,6のうちの一方をハウジング2の対向側壁部2c,2dの一側へ回動させて作動位置として、該接続対象物7をコネクタ1に接続するが、この接続対象物7の引き回し方向がA方向又はB方向の場合の例について、図6又は図7を用いて説明する。
図6に示すように、引き回し方向がA方向の場合には、一方のアクチュエータ5をハウジング2の対向側壁部2c側へ回動させて作動位置として、接続対象物7の一側面の接点とコンタクト3,4とを接触させる。また、図7に示すように、引き回し方向がB方向の場合には、他方のアクチュエータ6を作動位置へと回動させて接続対象物7の他側面の接点とコンタクト3,4とを接触させる。
このように、コネクタ1の一対のアクチュエータ5,6は、いずれか一方を回動させて作動位置とすればよいので、接続対象物7の引き回し方向に関係なく、プリント配線基板へのコネクタ1の実装が可能となる。
また、ハウジング2内の各コンタクト3,4の内側アーム16,17とアーム19,20は接続対象物7の両側に形成されているので、挿入口8への接続対象物7の挿入向きの制限はない。
上記アクチュエータ5が、非作動位置から作動位置へ回動されると(図8、図9)、カム14は反時計方向に回動されて、第1のコンタクト3の外側アーム12及び内側アーム16と、第2のコンタクト4のアーム19を内方側へ押圧する。これによって、上記内側アーム16とアーム19の各自由端は接続対象物7の一側面のそれぞれの接点に押圧されて、該接続対象物7を上記第1及び第2のコンタクト3,4に電気的に接続することができる。
また、上記アクチュエータ6についても同様であって、このアクチュエータ6が、非作動位置(図8、図9)から作動位置へ回動されると、カム15は時計方向に回動されて、第1のコンタクト3の外側アーム13及び内側アーム17と、第2のコンタクト4のアーム20を内方側へ押圧する。これによって、上記内側アーム17とアーム20の各自由端は接続対象物7の他側面のそれぞれの接点に押圧されて、該接続対象物7を上記第1及び第2のコンタクト3,4に電気的に接続することができる。
は、本発明の実施例1によるコネクタの斜視図である。 は、同じく実施例1によるコネクタに接続対象物(FPC等)を挿入した場合の斜視図であり、(a)はアクチュエータを作動させない場合、(b)はアクチュエータを作動させた場合である。 は、同じく実施例1によるコネクタでの奇数極部分の断面図であり、(a)はアクチュエータを作動させない場合、(b)はアクチュエータを作動させた場合である。 は、同じく実施例1によるコネクタでの偶数極部分の断面図であり、(a)はアクチュエータを作動させない場合、(b)はアクチュエータを作動させた場合である。 は、本発明の実施例2によるコネクタの斜視図である。 は、同じく実施例2によるコネクタに接続対象物を挿入し、一方のアクチュエータを作動させた場合の斜視図である。 は、同じく実施例2によるコネクタに接続対象物を挿入し、他方のアクチュエータを作動させた場合の斜視図である。 は、同じく実施例2によるコネクタでの奇数極部分の断面図である。 は、同じく実施例2によるコネクタでの偶数極部分の断面図である。 は、従来のコネクタと接続対象物(FPC)を説明する斜視図である。
符号の説明
1…コネクタ 2…ハウジング
2a,2b…対向端壁部 2c,2d…対向側壁部
2e,2f…中間壁部 3,4…コンタクト
5,6…アクチュエータ 7…接続対象物(FPC、FFC等)
8…挿入口 9,18…(略U字状の)基板
9a,9b,18a,18b…対向側部 10,11…(コンタクトの)略U字部
12,13…外側アーム 14,15…カム
16,17…内側アーム 19,20…アーム
21…(コンタクトの)略U字部 23,24…(略U字状の)基板
23a,24a…対向側部

Claims (8)

  1. ハウジングと、
    上記ハウジング内に離間並設され、接続対象物に接触するアームを備える複数のコンタクトと、
    上記ハウジングに回動可能に枢支され、該ハウジングの上部に位置する非作動位置と側部に位置する作動位置との間で回動され、上記コンタクトのアームを押圧するアクチュエータと、
    上記ハウジングの上部において、該ハウジングの壁により4面を囲んで形成され、上記接続対象物が挿入される挿入口とを備えて成り、
    上記挿入口に接続対象物を挿入して、上記アクチュエータを作動位置に回動して上記コンタクトのアームを接続対象物に押圧することにより、該接続対象物を上記コンタクトに電気的に接続させると共に、上記作動位置にあるアクチュエータが接続対象物の引き回しにより干渉されないことを特徴とするコネクタ。
  2. 上記コンタクトのアームが、該コンタクトの基板と一体の外側アームと内側アームを有する略U字部から成り、
    上記外側アームがアクチュエータにより押圧されると、上記内側アームの自由端が接続対象物と接触することを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  3. 上記コンタクトが第1及び第2のコンタクトの組合せから成り、
    上記第1及び第2のコンタクトの各アームの形状が異なっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. ハウジングと、
    上記ハウジング内に離間並設され、接続対象物にその両側面で接触する離間対向する一対のアームを備える複数のコンタクトと、
    上記ハウジングに回動可能に枢支され、該ハウジングの上部に位置する非作動位置と側部に位置する作動位置との間で回動され、上記コンタクトの一対のアームをそれぞれ押圧する一対のアクチュエータと、
    上記ハウジングの上部において、該ハウジングの壁により4面を囲んで形成され、上記接続対象物が挿入される挿入口とを備えて成り、
    上記挿入口に接続対象物を挿入して、上記一対のアクチュエータの一方を作動位置に回動して上記コンタクトの一対のアームの一方を接続対象物に押圧することにより、該接続対象物を上記コンタクトに電気的に接続させると共に、上記作動位置にある一方のアクチュエータが接続対象物の引き回しにより干渉されないことを特徴とするコネクタ。
  5. 上記ハウジングの上部に形成された挿入口が、上記一対のアクチュエータが共に非作動位置にあるとき、該両アクチュエータの間にあることを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。
  6. 上記コンタクトの一対のアームのそれぞれが、該コンタクトの基板と一体の外側アームと内側アームを有する略U字部から成り、
    上記外側アームがアクチュエータにより押圧されると、上記内側アームの自由端が接続対象物と接触することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のコネクタ。
  7. 上記コンタクトが第1及び第2のコンタクトの組合せから成り、
    上記第1及び第2のコンタクトの各一対のアームの形状が異なっていることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載のコネクタ。
  8. 上記コンタクトに電気的に接続された接続対象物の引き回し方向に応じて、上記一対のアクチュエータのうち一方を作動位置へ回動させることを特徴とする請求項4〜請求項7のいずれかに記載のコネクタ。
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