JP4338738B2 - 平型導体用電気コネクタ - Google Patents

平型導体用電気コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4338738B2
JP4338738B2 JP2007024148A JP2007024148A JP4338738B2 JP 4338738 B2 JP4338738 B2 JP 4338738B2 JP 2007024148 A JP2007024148 A JP 2007024148A JP 2007024148 A JP2007024148 A JP 2007024148A JP 4338738 B2 JP4338738 B2 JP 4338738B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
movable arm
cam
arm portion
terminals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007024148A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008192408A (ja
Inventor
典政 西松
文暢 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirose Electric Co Ltd filed Critical Hirose Electric Co Ltd
Priority to JP2007024148A priority Critical patent/JP4338738B2/ja
Priority to CN2010101194716A priority patent/CN101777712B/zh
Priority to CN2008100054326A priority patent/CN101237088B/zh
Priority to US12/010,923 priority patent/US7530831B2/en
Publication of JP2008192408A publication Critical patent/JP2008192408A/ja
Priority to US12/385,233 priority patent/US7713078B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4338738B2 publication Critical patent/JP4338738B2/ja
Priority to US12/707,800 priority patent/US7862358B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/77Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
    • H01R12/79Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to rigid printed circuits or like structures

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、平型導体用電気コネクタに関する。
平型導体としては、フレキシブルプリント基板(FPC)、フラットケーブル等が知られている。かかる平型導体を、接続対象部材、例えば、他の回路基板に接続させる電気コネクタとしては、例えば、特許文献1に開示されているコネクタが知られている。
この特許文献1のコネクタは、添付図面の図6及び図7に示されているように、金属板の板面を維持したまま加工された端子51が板面に対して直角な方向でハウジング52に複数保持されて形成されている。
端子51は略横H状をなし、上腕と下腕とがそれら長手方向の中間部で連結された形をなしている。上腕は連結部分を支点として梃子状に弾性傾き変位可能となっている。上腕は、支点部53より右側に支持腕54Aを形成し、左側に突状の接触部54Cを有する接触腕54Bを形成している。下腕は、支点部53より右側に支持腕55Aとその先方に接続部55Bとを有し、左側には、突部55Cを有する固定腕55Dが形成されている。
ハウジング52には端子51を挿入する溝56が端子51に対応して形成されており、図6にて右方から挿入可能となっている。すべての溝56はハウジング52の左部開口57で連通され、また、右部開口58でも連通されている。左部開口57から平型導体が接触腕54Bと固定腕55Dの間に挿入されるようになっている。そして、右部開口部58には、加圧部材59が回動自在に配設されている。
加圧部材59は、ハウジング同様、電気絶縁材で作られており、図6及び図7に見られるように、操作部59Aと、回動被案内部59Bと、カムとして機能する押圧部59Cと、さらには軸部59Dとを有している。
操作部59Aはハウジング52の右部開口58から突出してレバー状をなしている。回動被案内部59Bは円弧状断面を有していて、端子51の下腕の支持腕55Aに対応して形成された凹部にて、回動案内されている。押圧部59Cは操作部59Aにて加圧部材59が時計方向に閉位置へ向けて回動されたときに、端子51の上腕の支持腕54Aを上方へ押圧する。
回動部材59の幅方向両端には、上記回動被案内部59Bの円弧の中心線の延長上に中心を有して突出する軸部59Dが形成されている。該軸部59Dは、加圧部材59の回動時に、上記回動被案内部59Bと相俟って、可動支持そして案内される。
ハウジングの側壁60の内側には、テーパ溝部61とこれに隣接して段状溝部62が形成されており、かつ上記側壁60とハウジングの上壁63との境部にはスリット64が形成されている。このスリット64は側壁60が外側へ弾性撓みすることを可能としている。上記加圧部材59は、図6にて右方からそして図7では右上方からハウジング52へ組み込まれる。その際、軸部59Dは上記側壁60のテーパ溝部61を移動しつつ該側壁60を外側へ弾性撓み変形させて段状溝部62へ収まる。軸部59Dがこの段状溝部62内に収まると、上記弾性撓み変形は解除され、軸部59Dは、上記段状溝部62と係合して、外力を受けても外れにくくなる。
特開平11−031561
このように、特許文献1のコネクタにあっては、端子の配列方向で加圧部材の両側端に設けられた軸部がハウジングの段状溝部に係止して加圧部材の外れ防止を図っている。
しかしながら、端子の数が多くなると、上記加圧部材は両側端間の幅寸法が大きくなり撓みが生じやすくなる。両側端間の範囲では、端子の支持腕に形成された凹部で若干の外れ防止効果があるが、加圧部材に外力が作用して上記の撓みが生ずると、加圧部材の回動被案内部がこの凹部から容易に出てしまい、外れ防止は上記軸部のみに頼らざるを得ない。これは、軸部に負荷が大きくかかること、上記撓みにより軸部の段状溝部との係止深さが小さくなること、軸部からの大きな力を受けて側壁が開いてしまい、さらに係止深さが小さくなることを意味している。その結果、軸部の破損、加圧部材の外れが生ずる虞れが出てくる。したがって、加圧部材を開閉操作したり、あるいは加圧部材に不用意な外力が作用したときに、加圧部材が外れて平型導体が端子と接触しなくなり、コネクタとしての機能が失われることとなる。
本発明は、このような事情に鑑み、コネクタを大型化することなく、加圧部材の外れをさらに確実に防止し、特に端子の数が多くなっても、その外れ防止効果を確保できる平型導体用電気コネクタを提供することを課題とする。
本発明に係る平型導体用電気コネクタは、金属板の平坦面を維持して作られた端子が互いに同方向に延びて並設された腕状の固定腕部と可動腕部とを有し、該固定腕部と可動腕部は長手方向中間部で連結部により互いに連結されて一部材として形成され、上記固定腕部はハウジングにより固定保持され、可動腕部は長手方向一端側に押圧部をそして他端側に被圧部を有し、移動操作を受ける加圧部材の所定方向への移動時に該加圧部材のカム部が所定量の移動によって上記可動腕部の被圧部を圧して端子の平面を含む面内で変位させ、この被圧部の変位により可動腕部が上記連結部を支点として梃子状に角変位して押圧部を変位させ、該押圧部で平型導体に押圧力を印加する。
<第一発明>
かかる平型導体用電気コネクタにおいて、本発明は、第一発明では、複数の上記端子が該端子の平坦面に対して直角な方向に配列されており、上記複数の端子は少なくとも第一及び第二の異なる端子を有し、該第一の端子及び第二の端子は長手方向で互いに逆方向からハウジングへ圧入されて該ハウジングに取り付けられており、第一の端子は、可動腕部の被圧部に対向する上記固定腕部の上縁部に立上り部を有し、該立上り部で第二の端子の圧入方向における加圧部材の移動を規制しつつ該加圧部材のカム部を回動案内する回動案内部を形成し、カム部は、加圧部材が開位置にあるときに第一及び第二の端子の可動腕部の被圧部に対して接触しもしくは間隙を形成する小カム半径部と、上記小カム半径部より大なるカム半径で形成されて、加圧部材が閉位置にきたときに該被圧部に対して接圧をもたらす大カム半径部とを有しており、第一の端子の上記立上り部の最大立上り位置と該立上り部に対向する可動腕部の下縁部との間に形成される間隙が、端子配列方向に見たときに、加圧部材が開位置における姿勢と同じ姿勢でカム部の挿通を可能とする寸法であり、且つ第二の端子の可動腕部の下縁部とカム部との間に間隙が形成されているときにはその間隙が、端子配列方向に見たときに、上記立上り部の最大立上り高さよりも小さく設定されていることを特徴としている。
かかる平型導体用電気コネクタの組立ては、第一の端子、加圧部材、第二の端子を、順次ハウジングに取り付けることによってなされる。具体的には、まず、第一の端子を該端子の長手方向で該第一の端子の押圧部側からハウジングに圧入する。次に、第一の端子の可動腕部と固定腕部の立上り部との間に、加圧部材のカム部を第一の端子の圧入方向で挿通させて該加圧部材を取り付ける。本発明では、加圧部材のカム部の挿通の際、第一の端子の上記立上り部の最大立上り位置と該立上り部に対向する可動腕部の下縁部との間に形成される間隙が、端子配列方向に見たときに、カム部の挿通を可能とする寸法となっているので、加圧部材を第一の端子の可動腕部と固定腕部の立上り部との間を難なく挿通させることができる。
加圧部材を配置した後、端子長手方向で第一の端子の圧入方向と逆方向にて第二の端子を該第二の端子の被圧部側からハウジングに圧入する。このようにして組み立てられた平型導体用コネクタでは、第二の端子に対応するカム部の上方向への移動は該第二の端子の可動腕部によって規制され、これに伴い第一の端子の上方向への移動も規制される。また、第二の端子の固定腕部の直状部に対向する可動腕部の下縁部と加圧部材のカム部との間に間隙が形成されているときには該間隙が、端子配列方向に見たときに、第一の端子の立上り部の最大立上り高さよりも小さく設定されている。したがって、何らかの外力を受けて加圧部材がもち上がってしまったとしても、第一の端子に対応するカム部は上記立上り部を越えられないので、第一の端子に対応するカム部が抜けることはない。これによって、第二の端子に対応するカム部の抜けも防止される。この結果、加圧部材がハウジングから外れることが防止される。
<第二発明>
また、かかる平型導体用電気コネクタにおいては、第二発明では、複数の上記端子が該端子の平坦面に対して直角な方向に配列されており、上記複数の端子は少なくとも第一及び第二の異なる端子を有し、該第一の端子及び第二の端子は長手方向で互いに逆方向からハウジングへ圧入されて該ハウジングに取り付けられており、第一の端子は、可動腕部の被圧部に対向する上記固定腕部の上縁部に立上り部を有し、該立上り部で第二の端子の圧入方向における加圧部材の移動を規制しつつ該加圧部材のカム部を回動案内する回動案内部を形成し、カム部は、加圧部材が開位置にあるときに第一及び第二の端子の可動腕部の被圧部に対して接触しもしくは間隙を形成する小カム半径部と、上記小カム半径部より大なるカム半径で形成されて、加圧部材が閉位置にきたときに該被圧部に対して接圧をもたらす大カム半径部とを有しており、第一の端子の上記立上り部の最大立上り位置と該立上り部に対向する可動腕部の下縁部との間に形成される間隙が、端子配列方向に見たときに、加圧部材が開位置における姿勢と同じ姿勢でカム部の挿通を可能とする寸法であり、且つ第二の端子の可動腕部の下縁部と第一の端子の上記立上り部の最大立上り位置との間に形成される間隙が、端子配列方向に見たときに、カム部の通過を阻止する寸法に設定されていることとしてもよい。
このような構成の平型導体用電気コネクタにおいても、第一の端子に対応するカム部が、第二の端子の固定腕部の上記直状部に対向する可動腕部の下縁部と第一の端子の上記立上り部の最大立上り位置との間に形成される間隙を通過することはできない。したがって、加圧部材のカム部が抜けて該加圧部材がハウジングから外れることが防止される。
上述のような構成の平型導体用電気コネクタは、加圧部材のカム部を、端子の平坦面に平行な面における断面形状が第一の端子の位置に対応する位置及び第二の端子に対応する位置の双方で同一形状そして同一寸法となるよう形成し、第一及び第二の端子を、それぞれの固定腕部の上縁部同士が固定腕部と可動腕部との対向方向たる上下方向にて互いに同位置に形成し、第二の端子を、上記上下方向にて、該第二の端子の可動腕部の下縁部が第一の端子の可動腕部の下縁部よりも下方に位置するように形成することにより実施可能である。
また、上述のような構成の平型導体用電気コネクタは、第一及び第二発明の場合、第一及び第二の端子を、それぞれの可動腕部の下縁部同士そして固定腕部の上縁部同士が、固定腕部と可動腕部との対向方向たる上下方向にて互いに同位置に形成し、加圧部材のカム部を、該加圧部材が開位置にあるとき、第二の端子の位置で該第二の端子の平坦面に平行な面における断面形状での上下方向寸法が、第一の端子の位置でのカム部の対応上下方向寸法よりも大きく形成することによっても実施可能である。
第一及び第二の端子は、該端子の配列方向にて、混在して分布配置されてハウジングに保持されていることが好ましい。これによって、第一及び第二の端子は、端子配列方向全体にわたって配置され、該配列方向全体で加圧部材のカム部の抜けの防止が図られるので、加圧部材の外れ防止効果が向上する。
また、第一及び第二発明において、第一の端子の可動腕部の被圧部は直状に形成され、第二の端子の可動腕部の被圧部は凹状に形成されていることが好ましい。このように、第二の端子の可動腕部の被圧部を凹状に形成することにより、第二の端子に対応するカム部は該凹状の被圧部と係合するので、該第二の端子に対応するカム部の端子長手方向での位置決めが可能となる。また、第一及び第二の端子を互いに逆方向から圧入することにより端子長手方向におけるずれ、すなわち組立て誤差が生じうるが、第一の端子の可動腕部の被圧部が直状に形成されているので、カム部と被圧部の相対位置が若干ずれていても、可動腕部は何ら問題なくカム部からの押圧によって上方へ変位する。
本発明では、コネクタ組立て時において、加圧部材のカム部を第一の端子の可動腕部と固定腕部との間へ挿通して該加圧部材をハウジングへ組み込むことを可能とする。また、加圧部材の配置後に取り付けられる第二の端子の可動腕部が加圧部材のカム部の上方向への移動を規制し、第一の端子の立上り部が第二の端子の圧入方向へのカム部の移動を規制するので、カム部が抜けることはなく、加圧部材がハウジングから外れることを防止できる。さらに、第一の端子及び第二の端子によりカム部の抜けが防止されており、該カム部の抜けの防止のために別途部材を設けなくてもよいので、コネクタの大型化を回避できる。また、第一及び第二の端子を該端子の配列方向にて、混在して分布配置させることにより、第一及び第二の端子は端子配列方向全体にわたって配置されてカム部の抜けの防止が図られるので、加圧部材の外れ防止の効果が向上する。特に、端子の数が多く、端子配列方向での加圧部材の幅が大きい場合における該加圧部材の撓みによる該加圧部材の外れの防止が効果的に図られる。
以下、添付図面の図1ないし図5にもとづき、本発明の実施形態を説明する。
<第一実施形態>
図1(A)は、本実施形態に係る平型導体用電気コネクタの平面図、図1(B)は、該コネクタの正面図である。平型導体用電気コネクタ1(以下、「コネクタ1」という)には、金属板の平坦面を維持して作られた端子が該端子の平坦面に直角な方向に所定間隔をもって複数配置されている。該端子は第一端子10及び第二端子20の二種の異なる端子から成っており、図1(A)及び(B)に示されるように、第一端子10及び第二端子20が、略直方体状外形のハウジング30に、該ハウジング30の長手方向で交互に配置されている。また、ハウジング30には、第一端子10及び第二端子20を平型導体に接触させるための、後述の加圧部材40が回動自在に取り付けられている。以下、説明の都合上、第一端子10を単に「端子10」、第二端子20を単に「端子20」ともいう。
図2(A)は図1(B)のA−A断面図であり、端子配列方向における第一端子10の位置での断面を示す。図2(B)は図1(B)のB−B断面図であり、同方向における第二端子20の位置での断面を示す。図2(C)は図1(B)のC−C断面図であり、同方向における端子配列範囲外での端部位置での断面を示す。なお、これら図2(A)〜(C)において加圧部材40は開位置にある状態が示されている。ここで、「開位置」とは、図(A)〜(C)に示されているように、加圧部材40がハウジング30の高さ方向へ起立しハウジング30内へ平型導体を挿入可能とする状態における位置をいう。
断面が四角形をなし紙面に対して直角方向に延びるハウジング30は、絶縁材料を成形して作られており、上記二種の端子10,20を収めるための収容溝31,32がそれぞれ形成されている。収容溝31,32は、それぞれ端子10,20の板厚に見合った内幅(紙面に対して直角方向の内幅)で、紙面に平行に延びるスリット状をなし、図2(A),(B)において、左右に貫通してハウジング30に形成されている。これらの収容溝31,32は、ハウジング30の右半部においては、上下方向中間部から上方に向けた領域で、すべての収容溝31,32が連通していて、上方に開口せる加圧部材回動空間33を形成し、ハウジング30の左半部では上下方向中間部で、すべての収容溝31,32が連通していて、左方に開口する平型導体挿入空間34を形成している。その結果、ハウジング30内では、収容溝31,32はハウジング下壁35そして左半部に位置する上壁36の内面に沿った部分に形成されることとなる。
端子10,20は、上述のように金属板の平担面をそのまま維持して形状づけられており、図示のごとく、その外形は略横H状をなしている。端子10,20は、下方に位置する固定腕部11,21と、その上方に位置し、該固定腕部11,21にほぼ平行な可動腕部12,22をそれぞれ有し、固定腕部11,21と可動腕部12,22は、これらの長手方向中間部で連結部13,23によって連結されそれぞれ一部材として形成されている。
第一端子10は、ハウジング30の左端近くまで延びている固定腕部11の左端に上記可動腕部12に対向するように突状の接触部11Aと、ハウジング30外に突出する右端に設けられた接続部11Bとを有している。さらに第一端子10の固定腕部11は、連結部13の右方に設けられた突部11Cと上記接続部11Bとの間に溝状に形成されたカム案内部11Dを有している。上記カム案内部11Dは溝底部が直線部をなしその両側に丸みをもった部分を有している。該溝底部から右側の丸みをもった部分を経て接続部11Bに至るまでの部分は立上り部11Eとして形成され、該立上り部11Eで、後述するように加圧部材40のカム部43を回動案内する回動案内部11E−1を形成している。また、該回動案内部11E−1は右方向への加圧部材40の移動を規制する役割をも担っている。上記接続部11Bはハウジング30外に突出し下方に延びる部分で形成され、ハウジングの下壁35の右端部に嵌着される固定溝11Fも形成されている。
上記第一端子10の可動腕部12は、上記連結部13により上記固定腕部11と連結されていて、該連結部13の位置に対して左右に延びている。該可動腕部12の左端は、上記固定腕部11の接触部11Aに対応して位置し、該左端に上記接触部11Aに対向して突出する押圧部12Aが設けられている。上記可動腕部12の右端近傍には、上記固定腕部11のカム案内部11Dに対向した位置の下縁が直状をなし、可動腕部12は、固定腕部11の立上り部11Eに対向する直状部分に被圧部12Bを有している。
かかる第一端子10は、ハウジング30の収容溝31へ該ハウジング30の右端側から圧入される。固定腕部11はハウジング30の下壁35側での収容溝31へそして可動腕部12は上壁36側での収容溝31へ収まる。固定腕部11は、その下縁がハウジング30の下壁35の上面に接し、接続部11Bに形成された固定溝11Fがハウジングの下壁35の右端部に嵌着されて固定腕部11はしっかりと固定される。これに対し、可動腕部12は、その上縁が端子長手方向における連結部13に対応する位置P1での狭範囲にて、ハウジング30の上壁36に喰い込んでいる。これによって、連結部13で支点としての機能が確保されている。そして、他の範囲では可動腕部12は、該可動腕部12の上縁とハウジング30の上壁36の下面との間に隙間が形成されていて、上記支点での梃子状の動きを許容している。これによって、上記収容溝31の溝幅方向の内壁面で可動腕部12の板厚方向で支持されつつ上下方向に弾性変形可能となっている。該可動腕部12は上記連結部13よりも右方の部分がハウジング30の上壁36の存在しない、加圧部材回動空間33に突入している。
これに対し第二端子20は、固定腕部21が連結部23より左方に延び、その先端部分がハウジング30外に突出していて、ハウジング外で接続部21Bを、そして該接続部21Bと連結部23との間に接触部21Aを有している。上記接続部21Bは、第一端子10の接続部11Bを左右逆にして設けた形に類似しており、ハウジング30の下壁35の左端部に嵌着される固定溝21Fが形成されている。上記接触部21Aは、上記第一端子10の接触部11Aの位置に比し右方に位置している。上記固定腕部21は、連結部23のよりも右方が自由端まで、可動腕部22に対向する上縁が直線縁をなし、その一部で後述の加圧部材40のカム部44を案内支持するカム案内部21Dを形成している。つまり、固定腕部21の上縁は、第一端子10の回動案内部11E−1に対応する位置で直状部として形成されている。また、固定腕部21の上縁と第一端子10の固定腕部11の上縁とは、固定腕部11,21と可動腕部12,22との対向方向たる上下方向にて同位置に形成されている。
第二端子20の可動腕部22は上記連結部23により上記固定腕部21と連結されていて、該連結部23の位置に対して左右に延びている。可動腕部22は、該連結部23の左方では、第一端子10の場合に比し、短く延びていて、その左端には、固定腕部21の接触部21Aに対して突出する押圧部22Aを有している。連結部23より左方の部分は可動腕部22の上縁が端子長手方向における連結部23に対応する位置P2での狭範囲にて、ハウジング30の上壁36に喰い込んでいる。これによって、連結部23で支点としての機能が確保されている。そして、他の範囲では可動腕部22は、該可動腕部22の上縁とハウジング30の上壁36の下面との間に隙間が形成されていて、上記支点での梃子状の動きを許容している。これによって、可動腕部22は上記他の範囲で上下方向に弾性変形可能となっている。また、可動腕部22は、上記連結部23の右方では、右端部、具体的には該可動腕部22の長手方向で後述のカム部44の回動中心44Aに対応する部分に凹状の被圧部22Bを形成している。第二端子20の可動腕部22の被圧部22B近傍における下縁は、第一端子10の可動腕部12の被圧部12B近傍における下縁よりも上下方向にて下方に形成されている。
このような形状の第二端子20は、第一端子10と比較すると、全体形状は横H状をなしていて第一端子10に類似してはいるものの、該第二端子20が左方からハウジング30へ挿着されること、固定腕部21の接触部21Aと可動腕部22の押圧部22Aが連結部23に近づいて位置していること、固定腕部21のカム案内部21Dが直状に形成されていること、可動腕部22の被圧部22Bが凹状に形成されていること、可動腕部22の被圧部22B近傍の下縁が第一端子10の可動腕部12の被圧部12B近傍の下縁よりも下方に形成されていることにおいて相違している。
加圧部材40は、樹脂等の絶縁材を成形して作られており、図2(A)〜(C)にてハウジング内から外へ延出するように設けられていて、紙面に直角方向すなわち端子の配列方向にて、端子10,20の配列範囲をカバーする幅を有している。該加圧部材40は、上記配列方向にて、ほぼハウジング30内に位置する約半分の部分に、端子10,20に対応した位置に、端子10,20の可動腕部12,22の貫通を許容する、紙面に平行なスリット状の溝部41,42が形成されている。
各溝部41,42は、該加圧部材40の端部位置に、各溝部41,42の対向内壁面(上記配列方向で互いに面する内壁面)同士を連結しているカム部43,44が設けられている。該カム部43,44は、加圧部材40が図2(A),(B)に見られる開位置にあるときに、それらの断面が横方向に長い長円形状をなしていて、同図において、後述の回動中心43A,44Aから上端までの距離を小カム半径部、該回動中心から左端までの距離を大カム半径部として有している。カム部43,44の小カム半径部が上方に向いているときは該カム部43,44は被圧部12B,22Bとの間に間隙を形成している。すなわち、加圧部材40が開位置にあるとき、カム部43,44と可動腕部12,22との間に間隙が形成されている。図2(A),(B)において、カム部43,44の左端から右端までの距離がカム案内部11D,21Dと被圧部12B,22Bとの間に形成される間隙の寸法よりも大きくなっている。すなわち、加圧部材40が閉位置となったときに、大カム半径部は被圧部12B,22Bに接圧をもたらす。なお、本実施形態では、加圧部材40が開位置にあるとき、カム部43,44と可動腕部12,22との間に間隙が形成されていることとしたが、加圧部材40が開位置にあるとき、カム部43,44と可動腕部12,22とが接圧をもたらさない程度に接触していてもよい。
第一端子10に対応するカム部43と第二端子20に対応するカム部44とは、同一形状そして同一寸法に形成されている。すなわち、第一端子10に対応するカム部43と第二端子20に対応するカム部44とはカム変位量が等しくなっている。該カム部43,44は、図2(A),(B)にて右側半円部の中心である回動中心43A,44Aに、紙面に対して直角に延びる共通の回動軸線を有している。両端子10,20の被圧部12B,22Bは、加圧部材40の図2(A),(B)にて二点鎖線で示す閉位置までの回動操作により、カム部43,44から圧力を受け、そのカム変位量にしたがい上方に弾性変位する。この被圧部12B,22Bの弾性変位は、可動腕部12,22が連結部13,23を支点として梃子状に傾く変位を生ずることにより、押圧部12A,22Aに下方への弾性変位をもたらす。
加圧部材40は、紙面に対して直角方向両端に、すなわち端子配列範囲に対応する範囲の外にて、図2(C)に示されるように、端子配列方向に見て、加圧部材40におけるカム部43,44と対応する位置に断面形状が略四角形状の側端回動部45が形成されている。側端回動部45の回動中心45Aは、カム部43,44の回動中心43A,44Aと共通の回動軸線を有しており、加圧部材40の回動に伴い回動する。なお、加圧部材40が開位置40にあるときの側端回動部45の上下寸法は、開位置にある加圧部材40が上方向にもち上がってしまっても該加圧部材40のカム部43が第一端子10の立上り部11Eを越えることができない程度に設定されている。
このような構成の本実施形態のコネクタは、次の要領で組み立てられる。図3(A)〜(D)は、本実施形態に係るコネクタ1の組立ての工程を示す図である。ここで、図(A),(B)は端子配列方向における第一端子10の位置での断面図、図(C),(D)は同方向における第二端子20の位置での断面図である。
(1)該コネクタ1の組立てに際しては、まず、複数の第一端子10が、ハウジング30の加圧部材回動空間33を経て、押圧部12A側から端子長手方向で収容溝31に圧入されて該ハウジング30に取り付けられる。つまり、第一端子10は図3(A)における右側から収容溝31に圧入される。この結果、第一端子10の固定溝11Fがハウジング30の下壁35の右端部に嵌着されるとともに、可動腕部12の上縁が端子長手方向における連結部13に対応する位置P1での狭範囲にて、ハウジング30の上壁36に喰い込むことにより、第一端子10がハウジング30に取り付けられる。
(2)次に、加圧部材40をハウジング30に取り付ける。具体的には、加圧部材40は、図3(A)に示すように、開位置の姿勢を保ったまま同図にて矢印で示されるように、加圧部材40のカム部43を固定腕部11と可動腕部12の間に同図左方向へ挿通させ、該挿通後、同図下方向へ移動させることにより、ハウジング30に組み入れられる。このようにして、取り付けられた加圧部材40は、図3(B)に示すように、カム部43の右側半円部の下側が、第一端子10の回動案内部11E−1に支持される。
図4(A)は、加圧部材40の取付後におけるカム部43と第一端子10との間に形成される間隙の上下方向での寸法を示す図である。第一端子10は、該第一端子10の立上り部11Eの最大立上り位置11E−2と該立上り部11Eに対向する可動腕部12の下縁部との間に形成される間隙の寸法(S1A)が、加圧部材40が開位置にあるときのカム部43の上下寸法(S4)より大きく形成されている。換言すると、第一端子10の立上り部11Eの最大立上り高さの寸法(S2)が、第一端子10の可動腕部12の下縁部とカム部43との間に形成される上下方向での間隙の寸法(S3A)よりも小さい。このような寸法で第一端子10を形成しておくことにより、加圧部材40の取付時、加圧部材40のカム部43の挿通が可能となる。
上述したように、加圧部材40が開位置にあるときの側端回動部45の上下寸法は、開位置にある加圧部材40が上方向にもち上がってしまっても該加圧部材40のカム部43が第一端子10の立上り部11Eを越えることができない程度に設定されている。したがって、加圧部材40の取付後、第二端子取付前においても、で端子配列方向における加圧部材40の両端位置にて、側端回動部45によって該加圧部材40の外れが防止される。
(3)図3(B)のように、第一端子10及び加圧部材40がハウジング30に取り付けられた後、第一端子10の圧入方向とは長手方向で逆側から、すなわち図3(C)における左側から、ハウジング30に複数の第二端子20が取り付けられる。具体的には、第二端子20は、端子長手方向で被圧部22B側から、同図にて矢印で示すにように収容溝32に圧入されて取り付けられる。この結果、図3(D)に示されるように、第二端子20の固定溝21Fがハウジング30の下壁35の左端部に嵌着されるとともに、可動腕部22の上縁が端子長手方向における連結部23に対応する位置P2での狭範囲にて、ハウジング30の上壁36に喰い込むことにより、第二端子20がハウジング30に取り付けられ、コネクタ1の組立てが完了する。
図4(B)は、第二端子20の取付後におけるカム部43と第二端子20との間に形成される間隙の上下方向での寸法を示す図である。上述のように、第二端子20の可動腕部22の下縁は、第一端子10の可動腕部12の下縁よりも上下方向にて下方に形成されている。第二端子20は、二点鎖線で示す該第二端子20の可動腕部22の下縁部と第一端子10の立上り部11Eの最大立上り位置11E−2との間に形成される間隙の寸法(S1B)が、カム部43の上下方向での寸法(S4)よりも小さくなるように形成されている。換言すると、第二端子20の可動腕部22の下縁部とカム部43との間に形成される上下方向での間隙の寸法(S3B)が、第一端子10の立上り部11Eの最大立上り高さの寸法(S2)よりも小さい。
加圧部材40のカム部44は、カム部43と同一形状そして同一寸法であるので、端子配列方向における第二端子20の位置では、第二端子20の可動腕部22の下縁部とカム部44との間の間隙は、図4(B)で第一端子10について示したS3Bと等しくなっている。したがって、カム部44はS3Bの寸法分だけ上方向へ移動できるが、それ以上の上方向への移動は可動腕部22によって規制される。このように、端子配列方向における第二端子20の位置にて、カム部44の上方向への移動が第二端子20の可動腕部22により規制されるので、第一端子10の位置ではカム部43の上方向への移動が可能に見えても、結局上記第二端子20の位置での規制が優先して該カム部43の上方向への移動が規制されることとなる。したがって、何らかの外力を受けて加圧部材40がもち上がってしまったとしても、該加圧部材40のカム部43は立上り部11Eを越えることはないので、図2(A),(B)における右方向へカム部43が抜けることはない。そして、カム部43の抜けが立上り部11Eで阻止されることにより、カム部44の右方向への抜けも阻止されることとなる。このようにカム部43での抜けを防止することにより、加圧部材40がハウジング30から外れることを回避できる。
第二端子20の可動腕部22は、端子長手方向にて第一端子10の立上り部11Eの最大立上り位置11E−2と対向する部分において、その下縁が、図4(B)にて鎖線で示すように、二点鎖線で示した可動腕部22の下縁よりもさらに下方へ突出するように形成されていてもよい。これによって、鎖線で示された突出部分の下縁と第一端子11の立上り部11Eの最大立上り位置11E−2との間に形成される間隙の寸法(S1B’)は、二点鎖線で示した可動腕部22を有する第二端子20を設ける場合に形成される寸法(S1B)よりも小さくなる。この結果、カム43,44はさらに抜けにくくなり、加圧部材40の外れ防止の効果が向上する。
上述のように、加圧部材40の端子配列方向の両端位置にて側端回動部45により加圧部材40が外れ防止が図られるが、上記両端位置で加圧部材40の外れを防止しても、該加圧部材40の端子配列方向の幅が大きい場合、第二端子20による規制がないときには、該加圧部材40が撓んで外れてしまうおそれがある。本実施形態では、上述のように第一端子10及び第二端子20が協働してカム部43,44の抜けを防止することにより、加圧部材40がハウジング30から外れることが回避される。そして、第一端子10及び第二端子20は交互に配列されて端子配列方向全体にわたって分布しており、その分布範囲にてカム部43,44の抜け防止が図られているので、加圧部材40の外れ防止の効果が向上する。すなわち、端子の数が多く、端子配列方向での加圧部材の幅が大きい場合における、該加圧部材40の撓みによる該加圧部材40の外れの防止が効果的に図られる。なお、本実施形態では、第一端子10及び第二端子20が交互に配列されているが、配列の順序はこれに限られず、両端子が該端子の配列方向にて混在して分布配置されていれば同様の効果が得られる。さらに、本実施形態では、第一端子10及び第二端子20によりカム部43,44の抜けが阻止されており、該カム部の抜けの阻止のために別途部材を設けなくてもよいので、コネクタの大型化を回避できる。
本実施形態に係るコネクタは、次の要領で使用される。
(a)先ず、図2(A)〜(C)に見られるように、加圧部材40を起立せる開位置にもたらし、ハウジング30内左部に形成されている平型導体挿入空間34へ平型導体(図示せず)の端部たる接続回路部を挿入する。その際、その接続回路の面は、両端子10,20の接触部11A,21Aに面するように下面側に位置するようにする。
(b)平型導体を所定位置まで、具体的には先端がハウジング30の当接部に当接する深さまで挿入した後に、加圧部材40を図2(A),(B)にて二点鎖線で示す閉位置に向け時計回りに回動する。加圧部材40が閉位置にもたらされると、カム部43,44はその回動中心43A,44Aまわりに回転して縦長となる姿勢をとる。カム部43,44は両端子10,20の被圧部12B,22Bを圧して上方へ変位せしめる。
(c)両端子10,20の被圧部12B,22Bの変位により、両端子10,20の可動腕部12,22は、図2(A),(B)にて二点鎖線で示すように、連結部13,23を支点として梃子状に傾くようになり、その結果、押圧部12A,22Aは下方に弾性変位して平型導体を押圧し、該平型導体の接続回路の面と両端子10,20の接触部11A,21Aとを接触させる。
本実施形態では、第一端子10の被圧部12Bは直状、第二端子20の被圧部22Bは凹状に形成されている。これによって、加圧部材40が閉位置となると、図2(B)におけるカム部44の半円状の一端が凹状の被圧部22Bと係合する。すなわち、凹状の被圧部22Bは、閉位置における加圧部材40の位置決めをする役割を果たす。ところで、第一端子10及び第二端子20を互いに逆方向からハウジングに圧入することに起因して組立て誤差、具体的には、端子長手方向における両端子間のずれが生じ得る。このとき、組立て誤差が第一端子10の被圧部12Bと第二端子20の被圧部22Bとが、端子配列方向から見て同位置に位置しないこととなる。本実施形態では、第一端子10の被圧部12Bは直状に形成されているので、加圧部材40が閉位置にあるときにカム部43に圧せられる位置が端子長手方向に若干ずれていても、カム部43に圧せられて何ら問題なく上方へ変位する。つまり、直状に形成された被圧部12Bは、上記組立て誤差を許容している。
<第二実施形態>
第二実施形態では、第一端子及び第二端子ぞれぞれの可動腕部の下縁部同士が上下方向にて互いに同位置に形成されている点、加圧部材が開位置にあるとき、端子配列方向における第二端子の位置でのカム部の上下方向寸法が、第一端子の位置でのカム部の上下方向の寸法よりも大きく形成されている点で第一実施形態と異なる。なお、本実施形態における第一端子は第一実施形態に係る第一端子10と同一形状そして同一寸法であるものとする。また、端子配列方向において第一端子の位置に対応するカム部も第一実施形態に係るカム部43と同一形状そして同一寸法であるものとする。
図5は、第二実施形態に係るコネクタの断面図である。同図は端子配列方向における第二端子の位置での断面を示しており、第一実施形態に係るコネクタ断面を示す図2(B)と対応する。本実施形態では、第一実施形態と対応する部材を第一実施形態での符号に「’」を付した符号で示している。なお、同図は第二端子の位置での断面を示す図であるので、第一端子10及びカム部43は図示されていない。
本実施形態では、第一端子10及び第二端子20’は、それぞれの可動腕部12,22’の下縁部同士そして固定腕部11及び21’の上縁部同士が、上下方向にて互いに同位置に形成されている。第一端子10及び該第一端子10の位置に対応するカム部43は第一実施形態のものと同一形状そして同一寸法であるので、上述のように、コネクタ1’の組立ての際、加圧部材40のカム部43の挿通が可能となる。
加圧部材40’の第二端子20’の位置に対応するカム部44’は、加圧部材40’が開位置にあるときに、該カム部44’の上下方向の寸法が、第一端子10の位置に対応するカム部43の上下方向の寸法より大きく形成されている。具体的には、カム部44’は、第二端子20’の固定腕部21’の直状のカム案内部21’Dに対向する位置にて可動腕部22’の下縁部とカム部44’との間に形成される間隙の上下方向寸法が、第一端子10の立上り部11Eの最大立上り高さの寸法よりも小さくなるように形成されている。このとき、カム部44’は上記間隙の寸法分だけ上方向へ移動できるが、それ以上の上方向への移動は可動腕部22’によって規制される。このように、端子配列方向における第二端子20’の位置にて、カム部44’の上方向への移動が第二端子20’の可動腕部22’により規制されるので、第一端子10の位置ではカム部43の上方向への移動が可能に見えても、結局上記第二端子20’の位置での規制が優先して該カム部43の上方向への移動が規制されることとなる。
したがって、何らかの外力を受けて加圧部材40’がもち上がってしまったとしても、該加圧部材40’のカム部43は立上り部11Eを越えることはないので、図2(A),(B)における右方向へカム部43が抜けることはない。そして、カム部43の抜けが立上り部11Eで阻止されることにより、カム部44’の右方向への抜けも阻止されることとなる。このようにカム部43での抜けを防止することにより、加圧部材40’がハウジング30から外れることを回避できる。
第一及び第二実施形態では、コネクタは二種の端子を有することとしたが、端子の種類数はこれには限られず、三種以上であってもよい。また、第一及び第二実施形態では、加圧部材は回動する形式の部材であることとしたが、加圧部材をハウジングへ挿入されるスライダ形式の部材としてもよい。
第一及び第二実施形態では、平型導体の下面に形成された回路接続面に対して端子10,20の接触部11A,21Aが接触することにより電気的接続が図られたが、接触接続の面はこれに限られない。例えば、平型導体の上面に形成された回路接続面に対して端子10,20の押圧部12A,22Aを接触させて、該押圧部12A,22Aを接触部として機能させてもよく、あるいは、平型導体の上面及び下面の両面に形成された回路接続面に対して押圧部12A,22A、接触部11A,21Aと接触させてもよい。また、端子ごとに平型導体のいずれの面に接触させるかを適宜選択して、選択した面と、対応する接触部11A,21A、押圧部12A,22Aとを接触させてもよい。
第一及び第二実施形態にて上述したように、第一端子及び第二端子の協働によって加圧部材の外れ防止効果は十分に得られるが、加圧部材の外れ防止のための部材をさらに取り付けて外れ防止効果を向上させることも可能である。例えば、加圧部材の長手方向両端に設けられた側端回動部の抜けを阻止する部材をハウジングの両端に取り付けてもよい。また、第一実施形態と第二実施形態とを組み合わせて、加圧部材の外れを防止することも可能である。
(A)は本発明の第一実施形態に係るコネクタの平面図、(B)は、同コネクタの正面図である。 (A)は図1のA−A断面図、(B)はB−B断面図、(C)はC−C断面図である。 本発明の第一実施形態に係るコネクタの組立て工程を示す断面図であり、(A)は加圧部材の取付け前を示す図、(B)は加圧部材の取付け後を示す図、(C)は第二端子の取付け前を示す図、(D)は第二端子の取付け後を示す図である。 (A)は、加圧部材の取付後におけるカム部と第一端子との間に形成される間隙の上下方向での寸法を示す図、(B)は、第二端子の取付後におけるカム部と第二端子との間に形成される間隙の上下方向での寸法を示す図である。 第二実施形態に係るコネクタの第二端子の位置での断面図である。 従来のコネクタの斜視断面図である。 図6のコネクタの異なる方向から見た部分破断斜視図である。
符号の説明
1 コネクタ 12B;22B 被圧部
10 第一端子 13;23 連結部
11;21 固定腕部 20 第二端子
11A;21A 接触部 30 ハウジング
11E 立上り部 40 加圧部材
11E−1 回動案内部 43;44 カム部
12A;22A 押圧部

Claims (6)

  1. 金属板の平坦面を維持して作られた端子が互いに同方向に延びて並設された腕状の固定腕部と可動腕部とを有し、該固定腕部と可動腕部は長手方向中間部で連結部により互いに連結されて一部材として形成され、上記固定腕部はハウジングにより固定保持され、可動腕部は長手方向一端側に押圧部をそして他端側に被圧部を有し、開位置と閉位置との間を移動可能に操作を受ける加圧部材の所定方向への移動時に該加圧部材のカム部が所定量の移動によって上記可動腕部の被圧部を圧して端子の平面を含む面内で変位させ、この被圧部の変位により可動腕部が上記連結部を支点として梃子状に角変位して押圧部を変位させ、該押圧部で平型導体に押圧力を印加する平型導体用電気コネクタにおいて、複数の上記端子が該端子の平坦面に対して直角な方向に配列されており、上記複数の端子は少なくとも第一及び第二の異なる端子を有し、該第一の端子及び第二の端子は長手方向で互いに逆方向からハウジングへ圧入されて該ハウジングに取り付けられており、第一の端子は、可動腕部の被圧部に対向する上記固定腕部の上縁部に立上り部を有し、該立上り部で第二の端子の圧入方向における加圧部材の移動を規制しつつ該加圧部材のカム部を回動案内する回動案内部を形成し、カム部は、加圧部材が開位置にあるときに第一及び第二の端子の可動腕部の被圧部に対して接触しもしくは間隙を形成する小カム半径部と、上記小カム半径部より大なるカム半径で形成されて、加圧部材が閉位置にきたときに該被圧部に対して接圧をもたらす大カム半径部とを有しており、第一の端子の上記立上り部の最大立上り位置と該立上り部に対向する可動腕部の下縁部との間に形成される間隙が、端子配列方向に見たときに、加圧部材が開位置における姿勢と同じ姿勢でカム部の挿通を可能とする寸法であり、且つ第二の端子の可動腕部の下縁部とカム部との間に間隙が形成されているときにはその間隙が、端子配列方向に見たときに、上記立上り部の最大立上り高さよりも小さく設定されていることを特徴とする平型導体用電気コネクタ。
  2. 金属板の平坦面を維持して作られた端子が互いに同方向に延びて並設された腕状の固定腕部と可動腕部とを有し、該固定腕部と可動腕部は長手方向中間部で連結部により互いに連結されて一部材として形成され、上記固定腕部はハウジングにより固定保持され、可動腕部は長手方向一端側に押圧部をそして他端側に被圧部を有し、開位置と閉位置との間を移動可能に操作を受ける加圧部材の所定方向への移動時に該加圧部材のカム部が所定量の移動によって上記可動腕部の被圧部を圧して端子の平面を含む面内で変位させ、この被圧部の変位により可動腕部が上記連結部を支点として梃子状に角変位して押圧部を変位させ、該押圧部で平型導体に押圧力を印加する平型導体用電気コネクタにおいて、複数の上記端子が該端子の平坦面に対して直角な方向に配列されており、上記複数の端子は少なくとも第一及び第二の異なる端子を有し、該第一の端子及び第二の端子は長手方向で互いに逆方向からハウジングへ圧入されて該ハウジングに取り付けられており、第一の端子は、可動腕部の被圧部に対向する上記固定腕部の上縁部に立上り部を有し、該立上り部で第二の端子の圧入方向における加圧部材の移動を規制しつつ該加圧部材のカム部を回動案内する回動案内部を形成し、カム部は、加圧部材が開位置にあるときに第一及び第二の端子の可動腕部の被圧部に対して接触しもしくは間隙を形成する小カム半径部と、上記小カム半径部より大なるカム半径で形成されて、加圧部材が閉位置にきたときに該被圧部に対して接圧をもたらす大カム半径部とを有しており、第一の端子の上記立上り部の最大立上り位置と該立上り部に対向する可動腕部の下縁部との間に形成される間隙が、端子配列方向に見たときに、加圧部材が開位置における姿勢と同じ姿勢でカム部の挿通を可能とする寸法であり、且つ第二の端子の可動腕部の下縁部と第一の端子の上記立上り部の最大立上り位置との間に形成される間隙が、端子配列方向に見たときに、カム部の通過を阻止する寸法に設定されていることを特徴とする平型導体用電気コネクタ。
  3. 加圧部材のカム部は、端子の平坦面に平行な面における断面形状が第一の端子の位置に対応する位置及び第二の端子に対応する位置の双方で同一形状そして同一寸法となるよう形成されており、第一及び第二の端子は、それぞれの固定腕部の上縁部同士が固定腕部と可動腕部との対向方向たる上下方向にて互いに同位置に形成されており、第二の端子は、上記上下方向にて、該第二の端子の可動腕部の下縁部が第一の端子の可動腕部の下縁部よりも下方に位置するように形成されていることとする請求項1または請求項2に記載の平型導体用電気コネクタ。
  4. 第一及び第二の端子は、それぞれの可動腕部の下縁部同士そして固定腕部の上縁部同士が、固定腕部と可動腕部との対向方向たる上下方向にて互いに同位置に形成されており、加圧部材のカム部は、該加圧部材が開位置にあるとき、第二の端子の位置で該第二の端子の平坦面に平行な面における断面形状での上下方向寸法が、第一の端子の位置でのカム部の対応上下方向寸法よりも大きく形成されていることとする請求項1または請求項2に記載の平型導体用電気コネクタ。
  5. 第一及び第二の端子は、該端子の配列方向にて、混在して分布配置されてハウジングに保持されていることとする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の平型導体用電気コネクタ。
  6. 第一の端子の可動腕部の被圧部は直状に形成され、第二の端子の可動腕部の被圧部は凹状に形成されていることとする請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の平型導体用電気コネクタ。
JP2007024148A 2007-02-02 2007-02-02 平型導体用電気コネクタ Active JP4338738B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007024148A JP4338738B2 (ja) 2007-02-02 2007-02-02 平型導体用電気コネクタ
CN2010101194716A CN101777712B (zh) 2007-02-02 2008-01-30 扁平导体用电气连接器
CN2008100054326A CN101237088B (zh) 2007-02-02 2008-01-30 扁平导体用电气连接器
US12/010,923 US7530831B2 (en) 2007-02-02 2008-01-31 Electrical connector
US12/385,233 US7713078B2 (en) 2007-02-02 2009-04-02 Electrical connector
US12/707,800 US7862358B2 (en) 2007-02-02 2010-02-18 Electrical connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007024148A JP4338738B2 (ja) 2007-02-02 2007-02-02 平型導体用電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008192408A JP2008192408A (ja) 2008-08-21
JP4338738B2 true JP4338738B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=39676556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007024148A Active JP4338738B2 (ja) 2007-02-02 2007-02-02 平型導体用電気コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (3) US7530831B2 (ja)
JP (1) JP4338738B2 (ja)
CN (2) CN101237088B (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4722745B2 (ja) * 2006-03-29 2011-07-13 モレックス インコーポレイテド 中継コネクタ
JP4795179B2 (ja) * 2006-09-11 2011-10-19 モレックス インコーポレイテド コネクタ
JP5070884B2 (ja) * 2007-03-06 2012-11-14 第一精工株式会社 電気コネクタ
JP4964013B2 (ja) * 2007-04-20 2012-06-27 モレックス インコーポレイテド ケーブル用コネクタ
TWM354923U (en) * 2008-11-21 2009-04-11 Taiwan Suncagey Ind Co Ltd Improved electrical connector for back-lift flexible circuit board
JP5123975B2 (ja) * 2010-04-08 2013-01-23 パナソニック株式会社 コネクタ
JP5102858B2 (ja) * 2010-04-08 2012-12-19 パナソニック株式会社 コネクタ
JP5799679B2 (ja) 2011-09-02 2015-10-28 第一精工株式会社 電気コネクタ
JP4945006B1 (ja) * 2011-09-26 2012-06-06 イリソ電子工業株式会社 コネクタ
TWM439282U (en) * 2012-03-13 2012-10-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical connector
JP5862387B2 (ja) * 2012-03-15 2016-02-16 オムロン株式会社 コネクタ
CN102683927A (zh) * 2012-04-23 2012-09-19 昆山嘉华电子有限公司 柔性电路板连接器
JP5958705B2 (ja) * 2012-09-11 2016-08-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 コネクタ
US8834182B2 (en) * 2012-10-17 2014-09-16 Microelectronics Assembly Technologies Pierced flexible circuit and compression joint
JP5377739B2 (ja) * 2012-10-23 2013-12-25 ヒロセ電機株式会社 平型導体用電気コネクタ
JP5876005B2 (ja) * 2013-04-18 2016-03-02 ヒロセ電機株式会社 平型導体用電気コネクタ
JP5872510B2 (ja) * 2013-08-08 2016-03-01 ヒロセ電機株式会社 平型導体用電気コネクタ
CN105449422B (zh) * 2014-08-28 2019-02-22 春源科技(深圳)有限公司 多件式fpc连接器
JP6342342B2 (ja) * 2015-01-26 2018-06-13 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
JP6588272B2 (ja) 2015-08-24 2019-10-09 モレックス エルエルシー コネクタ
JP6588271B2 (ja) * 2015-08-24 2019-10-09 モレックス エルエルシー コネクタ
KR102543054B1 (ko) * 2017-12-27 2023-06-14 엘지디스플레이 주식회사 케이블, 컨넥터, 그를 이용한 인쇄회로기판 및 표시장치
CN112751221A (zh) * 2019-10-31 2021-05-04 名硕电脑(苏州)有限公司 连接器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3047862B2 (ja) 1997-07-08 2000-06-05 オムロン株式会社 コネクタ
JP2004071160A (ja) 2002-08-01 2004-03-04 D D K Ltd コネクタ
US7044773B2 (en) * 2002-08-01 2006-05-16 Ddk Ltd. Connector
JP4484218B2 (ja) * 2004-10-22 2010-06-16 第一電子工業株式会社 コネクタ
JP4672485B2 (ja) * 2005-08-25 2011-04-20 株式会社アイペックス コネクタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101777712A (zh) 2010-07-14
CN101777712B (zh) 2012-10-10
US20100144184A1 (en) 2010-06-10
US7862358B2 (en) 2011-01-04
JP2008192408A (ja) 2008-08-21
US20090197449A1 (en) 2009-08-06
US7713078B2 (en) 2010-05-11
CN101237088A (zh) 2008-08-06
CN101237088B (zh) 2010-07-14
US7530831B2 (en) 2009-05-12
US20080188111A1 (en) 2008-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4338738B2 (ja) 平型導体用電気コネクタ
JP4330084B2 (ja) 平型導体用電気コネクタ
JP4576349B2 (ja) 平型回路基板用電気コネクタ
JP4282027B2 (ja) 平型導体用電気コネクタ
US9190750B2 (en) Board-to-board connector
JP4817466B2 (ja) 平型導体用電気コネクタ
JP4215265B2 (ja) 平型導体用電気コネクタ及び平型導体付き電気コネクタ
JP4995861B2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP5121884B2 (ja) 平型導体用電気コネクタ
US9735503B2 (en) Connector for receiving and electrically connecting with a cable
WO2014132284A1 (ja) コネクタおよび当該コネクタに用いられるヘッダならびにソケット
JP2010238371A (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP7386147B2 (ja) 平型導体用電気コネクタ
JP4800404B2 (ja) 電気コネクタ
JP5993755B2 (ja) 電気コネクタ
US10566724B2 (en) Connector
JP5388350B2 (ja) 電気接続用端子及びこれを用いたコネクタ
JP4793879B2 (ja) 平型導体用電気コネクタ
JP2009059719A (ja) 平型導体用電気コネクタ
JP5776894B2 (ja) コネクタ装置
JP4316963B2 (ja) 平型ケーブル用電気コネクタ
JP5377739B2 (ja) 平型導体用電気コネクタ
JP5665533B2 (ja) コネクタ組立体
JP2011187389A (ja) 平型導体用電気コネクタ
JPH03225781A (ja) 低挿入力電気コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090618

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4338738

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250