JP2006263970A - 画像編集装置及びを画像編集装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 週刊誌綴じを行う場合、転写紙のサイズや坪量等の条件に応じて画像記録領域の設定が簡単で、画像情報の記録位置不良等の現象が発生しない、週刊誌綴じが容易に行える画像編集装置及び画像編集装置を備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 少なくとも、種類、坪量に関する記録紙データを入力設定するデータ入力設定手段と、画像情報と、複数の記録紙サイズのデータと、前記記録紙データに対応して設定されたクリープ量データと、を記憶する情報記憶手段と、前記画像情報と週刊誌綴じを行うために予め選択された記録紙サイズに基づき、必要な記録紙の総枚数を算出する記録紙枚数算出手段と、前記総枚数の記録紙を重ね合わせたとき、記録紙1枚毎に順に、演算されたクリープ量データと前記予め選択された記録紙サイズとに基づき、記録紙1枚毎に、1頁当たりの画像記録領域を片面毎に2頁分設定する画像記録領域設定手段を備えたこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、画像が形成された出力紙を後処理装置と連携して週刊誌綴じなどの製本ができるようにした画像編集装置を備えた画像形成装置に関する。
最近の複写機やプリンタ等の画像形成装置は機能が多機能化されており、例えば、自動原稿送り装置(ADF)を装着して、ADFの載置台に載置した大量の原稿を自動的に1枚毎に搬送し、画像形成装置のスキャナー部で原稿の画像情報を読み取り、読み取った画像情報に基づいて連続して転写紙(記録紙または出力紙とも言う。)に片面複写(片面コピー)や両面複写(両面コピー)することができるようになっている。
また、画像形成装置は、画像形成装置から排紙された転写紙を1部数ごとに綴じたり、折り畳んだり、ソート等の処理を行うことができる、一般にフィニッシャと呼ばれる後処理装置を装着して、前述の後処理機能を活用して製本作業まで行なわせるものがある。
そこで、パーソナルコンピュータから送信した画像情報やADFを利用して読み取った画像情報に基づいてコピーされた転写紙を後処理装置の機能を活用して、例えば、週刊誌綴じ(中綴じともいう。)を行って製本することがある。
週刊誌綴じ(中綴じともいう。)を行う場合は、製本したときに、ページ数が1頁から最終ページに至るまで同じ見開き方向で順序良く整列するように、転写紙の枚数により、ページの配置を調整する必要が有り、従来では、画像形成装置により原稿画像の読み取り順に応じて画像データをページメモリに記憶し、ページ数による記録画像の分割数等に応じて画像を回転させたり、並べ替え等の処理を行って出力することで、製本したときに、見開き状態の画像が形成されるように自動化した技術が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−7292号公報
しかしながら、特許文献1のようにページの配置を自動化しただけでは、満足する週刊誌綴じは得られない。
つまり、後処理装置を備えた画像形成装置で週刊誌綴じを行う場合は、基本的には両面コピーにより画像情報が形成された転写紙を製本することになり、例えば、表紙と裏表紙が記録された転写紙の面を外側にして、順に転写紙を重ね合わせ、転写紙の中央から内側に向かって2つ折りにして、中央の折り目を金具等で止めることになる。
従って、従来のように、少ない枚数の転写紙を週刊誌綴じする場合は転写紙の束の厚みは問題にならないが、転写紙の枚数が増加すると、転写紙の束の厚みが大きくなり問題となる。
すなわち、表紙と裏表紙を最も外側にして折り曲げられる転写紙の束は、内側の転写紙より外側に位置する転写紙ほど、転写紙の束の厚みにより大きく折り曲げられ、綴じられるので、全ての転写紙に対して中央の折り目を基準に、中央の折り目から外側に向かって同じ距離を隔てた位置から文字や画像を記録すると、転写紙の束の厚みにより大きく折り曲げられたページでは、折り目の近傍の文字や画像が読み取れなくなる現象が生じる。つまり、画像情報の記録位置不良現象が発生するという問題があった。
従って、大きく折り曲げられたページの折り目の近傍の文字や画像を見やすくしようと、中央の折り目を基準に、中央の折り目から外側に大きく距離を隔てた位置から文字や画像を形成(印字)しようとすると、今度は、転写紙の大きさや厚みにより、実際に画像情報を記録できる領域(画像記録領域)が狭まり、内側の転写紙には記録できた画像情報の大きさ(画像記録領域を形成する範囲を規定する)では、外側の転写紙には記録できないという問題が発生していた。
本発明は、上記問題に鑑み、画像形成装置や後処理装置等を使用し、画像情報が形成された転写紙を重ね合わせて週刊誌綴じを行う場合、転写紙のサイズや坪量等の条件に応じて画像記録領域の設定が簡単で、画像情報の記録位置不良等の現象が発生しない、週刊誌綴じが容易に行える画像編集装置及び画像編集装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、下記構成を採ることで上記目的を達成できる。
(請求項1)
記録紙の少なくとも、種類、坪量に関する記録紙データを入力設定するデータ入力設定手段と、
画像情報と、
複数の記録紙サイズのデータと、
前記画像情報が片面毎に2頁づつ両面に記録された記録紙を複数枚重ね合わせ、隣り合う頁間の中央部を綴じて週刊誌綴じを行う場合に、前記画像情報を記録紙に記録するとき、記録紙毎に記録位置を前記頁間の中央部から外側に向けて所定量ずらすためのずらし量として、前記記録紙データに対応して設定されたクリープ量データと、
を記憶する情報記憶手段と、
前記画像情報と週刊誌綴じを行うために前記複数の記録紙サイズのデータから予め選択された記録紙サイズに基づき、
記録紙の両面に画像情報を形成するために必要な記録紙の総枚数を算出する記録紙枚数算出手段と、
前記記録紙枚数算出手段により算出された前記記録紙の総枚数を重ね合わせたとき、
記録紙1枚毎に順に、前記クリープ量データを演算し、演算されたクリープ量データと前記予め選択された記録紙サイズとに基づき、
記録紙1枚毎に、1頁当たりの画像記録領域を片面毎に2頁分設定する画像記録領域設定手段を備えたことを特徴とする画像編集装置。
(請求項2)
記録紙上の画像記録可能領域に対して前記画像記録領域設定手段が設定した画像記録領域の配置位置を制御することができる領域演算手段を備え、
前記領域演算手段が、
前記画像記録領域が前記画像記録可能領域をはみ出したと判断した場合は、
前記画像記録領域設定手段は前記画像記録領域が前記画像記録可能領域をはみ出さない最大のクリープ量を使用することを特徴とする請求項1に記載の画像編集装置。
(請求項3)
記録紙に記録する画像情報の倍率を変更できる変倍手段を備え、
前記領域演算手段が、
前記画像記録領域が前記画像記録可能領域をはみ出したと判断した場合は、
前記変倍手段は、予め設定された1頁当たりの画像記録領域に対する前記画像記録領域設定手段が記録紙上に実質的に設定した前記1頁当たりの画像記録領域の縮小率に応じて、前記1頁当たりの画像記録領域に記録する画像情報を縮小することを特徴とする請求項2に記載の画像編集装置。
(請求項4)
画像情報を入力する画像情報入力手段と、前記画像情報に基づき記録紙に画像を形成し出力する画像形成手段とを有する画像形成装置において、
請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像編集装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
本発明は、画像情報が片面毎に2頁づつ両面に記録された記録紙を複数枚重ね合わせ、隣り合う頁間の中央部を綴じて週刊誌綴じを行う場合に、記録紙のサイズに基づき画像情報を記録するために必要な総枚数を求め、総枚数とクリープ量に基づき記録紙1枚毎に、1頁当たりの画像記録領域を片面毎に2頁分設定するようにしたので、週刊誌綴じにより、画像情報の記録位置不良現象が発生し、中央部付近の画像情報が欠落することがなく完全に記録され、しかも、読み取り易い状態で画像情報の記録が行える画像編集装置を提供することができる。
また、領域演算手段が、記録紙上の画像記録可能領域に対して、画像記録領域設定手段が設定した1頁当たりの画像記録領域がはみ出したと判断した場合は、画像記録領域設定手段が設定した1頁当たりの画像記録領域が画像記録可能領域をはみ出さない最大のクリープ量を使用して1頁当たりの画像記録領域を設定するようにしたので、1頁当たりの画像記録領域からはみ出して画像情報が記録されたり、はみ出した画像情報が欠落したりすることなく完全に記録され、しかも、読み取り易い状態で画像情報の記録が行える画像編集装置を提供することができる。
また、同様に、領域演算手段が、記録紙上の画像記録可能領域に対して、画像記録領域設定手段が設定した1頁当たりの画像記録領域がはみ出したと判断した場合は、予め設定された1頁当たりの画像記録領域に対する画像記録領域設定手段が記録紙上に実質的に設定した1頁当たりの画像記録領域の縮小率に応じて画図情報を縮小して記録するので、画像情報が欠落したりすることなく完全に記録され、しかも、読み取り易い状態で画像情報の記録が行える画像編集装置を提供することができる。
また、画像形成装置に画像編集装置を備えることで、画像形成装置で読み取った画像情報も週刊誌綴じを行うことができ、画像情報が欠落したりすることなく完全に記録され、しかも、読み取り易い状態で画像情報の記録が行える画像編集装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、各図面において、同一符号のものは同一の物を示すものとし、適宜、関連する他の図面を参照して、詳細に説明するものとする。
図1は本発明に係る画像形成装置の概略図、図2は本発明に係る画像記録領域を示す模式図、図3は本発明に係る週刊誌綴じの頁の配置を示す模式図、図4は本発明に係る画像形成装置の回路構成を示すブロック図、図5は本発明に係る画像記録領域の制御を説明するためのフローチャートである。
図1により本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。
本発明の実施の形態における画像形成装置20は、説明を簡単にするために電子写真方式の複写機とする。電子写真方式の複写機はよく知られているので、本発明と直接関わりのない部分に関しては簡単に説明する。なお、本実施の形態においては、複写機に後処理装置を装備し、少なくとも週刊誌綴じ(中綴じ)の製本作動が行えるようにしているものとする。
20は画像形成装置、30は画像形成装置20に装着された自動原稿送り装置(ADF)、40は画像が記録された転写紙に、カバーシートを挿入(付加)したり、綴じたり、折ったりする機能を備えた後処理装置である。
画像形成装置20は、筐体1の右側面部に比較的少量の転写紙(転写材または記録紙ともいう。)Pを供給するための手差し皿2が設けられている。また、左側面部には、画像が形成された転写紙Pを排出して後処理装置40に向けて搬送することができるようになっている。そして、筐体1の底面部には画像形成装置20を移動できるようにするための複数のローラ(キャスターともいう。)4が設けられている。
転写紙Pは記録紙とも呼ばれ、通常の転写紙Pと特殊な転写紙IPに大別される。通常の転写紙Pは、標準紙又は普通紙と呼ばれるもので、特殊な転写紙IPとしては、厚手の紙(厚紙)や薄手の紙(薄紙)、タブと称する突起が設けられたインデックス紙やOHPシート、又は資源の節約のために、一般には通常の転写紙Pの片面に画像が一度形成された再利用紙と呼ばれるものがある。
筐体1の前面の上部には、画像形成装置20を作動させるための後述する表示手段300及び操作入力手段200としてのコントロールパネルCPが設けられている。コントロールパネルCPには、液晶表示装置、あるいは、表示装置にタッチパネル等が組み込まれたタッチパネル式の液晶表示装置により構成された表示手段DP、キーボードKB、スタート釦(コピー釦ともいう。)SK等が設けられている。
タッチパネル式の表示手段DPは、表示部に示されれる数字や文字や記号等が描かれたボタン等の図柄に使用者が触れると、表示部に示される情報の選択や設定等の入力ができるようになっており、作動モード等の選択設定を必要とする項目に対する入力手段を兼ねていることが多い。
例えば、出力される転写紙に関し、コピーをカラー又は白黒の何れにするか、片面コピーか両面コピーか、あるいは、転写紙として例えば再利用紙を使用するか、或いはコピー枚数や部数等の種々の画像形成条件を入力し設定することができる。
また、後処理装置を備えている場合は、転写紙の束(転写紙束ともいう。)や表紙及び裏表紙としてのカバーシート付き転写紙束を綴じるか否か、折りたたむか否か等の仕上げ(後処理)条件の制御関連情報を入力し設定することができるようになっている。
特に、本発明の実施の形態においては、後処理装置により週刊誌綴じができるようになっている。詳細は後述するが、タッチパネル式の表示手段DPや操作入力手段200のキーボードKB等により、例えば、転写紙データ(記録紙データともいう。)として、使用する転写紙の種類(紙種ともいう。)やサイズ、あるいは坪量等の記録紙データや、例えば、週刊誌綴じを行った場合に必要となる画像情報を記録する画像記録領域の範囲を規定するための裁断量や余白量、あるいは折り目消し量、または基準のクリープ量等の画像記録領域関連データを入力設定することができるようになっている。
操作入力手段200としての入力装置であるキーボードKBは、数値等を入力する場合に使用し、スタート釦(コピー釦ともいう。)SKは、画像形成装置20のコピー作動等を開始させる際に使用し、連携してADF20や後処理装置40の作動を開始させたりすることができる。つまり、スタート釦SKは、画像形成装置20やADF30あるいは後処理装置40等を含めた一連の画像形成動作の実行を開始させる際に使用するものである。
筐体1の内部には、制御手段EC、画像形成手段11、画像読取手段13、及び給排紙手段14等が設けられている。
制御手段ECは、制御回路とも呼ばれ、画像形成装置20の全ての作動を制御するための制御手段であり、CPU等からなる電気回路で構成されている。そして、CPUに予め記憶された制御プログラムや制御データ等に基づき、画像形成装置20を構成する全ての手段を駆動制御するようになっている。
また、画像形成装置20にADF30や後処理装置40等の付属装置が接続されている場合は、同様に、これらの付属装置と連携し協働して、画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体が円滑に作動するように駆動制御するための制御手段にもなっている。
更に、外部の通信網であるインターネットやLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等で、パーソナルコンピュータあるいは、他の情報機器等と接続されている場合も、制御手段ECは、これらの機器と協働して、作動に必要な情報の記憶や授受を含め支障なく円滑に駆動制御できるものとする。
画像形成手段11は、原稿の画像情報に基づく画像を形成するための手段である。例えば、モータ等の駆動源により予め設定された作像方向(例えば、矢印で示す時計方向)に回転する感光体ドラム(感光体とも言う。)5、感光体ドラム5を一様に帯電する帯電手段6、原稿の画像情報(画像データともいう)に基づき信号化され、感光体ドラム5に静電潜像を形成する露光光E、感光体ドラム5に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する現像手段7、感光体ドラム5に形成されたトナー像を転写紙P等に転写する転写分離手段8、トナー像が転写紙P等に転写された後、感光体ドラム5に残留するトナーや紙粉等を掻き落とすためのクリーニング手段9、及び、転写されたトナー像を転写紙Pに溶融固着するための定着手段10等により構成されている。
また、本実施の形態においては、転写紙によっては、巻き癖(カールともいう)が付き易く、転写紙が感光体ドラムから分離する際に、前述のカールの状態によっては分離しにくくなり、感光体ドラム5に巻き付いた状態となる事故を起こすことがあるので、これを防止するために、転写紙を感光体ドラム5から分離する転写分離手段8の作動を支援する手段として、感光体ドラム5に接触又は待避可能な爪部材を有する分離爪手段(分離手段)15を備えている。
画像情報を入力するための画像情報入力手段としての画像読取手段13は、スキャナーとも呼ばれ、光源LT、ミラー群MR、結像レンズLZ等からなる読取光学系と、CCD(固体撮像素子)等を含む電気回路からなる読取装置ESとで、構成されている。
読取装置ESは、画像形成装置20が複写機の場合は、筐体1の上部に設けられたプラテンガラス(図示せず)上に載置した原稿や、自動原稿送り装置(ADF)30により、読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取り、デジタルの画像データに変換して、制御手段ECに設けられた記憶手段に画像データを記憶するようになっている。
また、ADF30により搬送された原稿を画像読取手段13で読み取る場合は、読取位置に搬送された原稿を光源LTが照射し、ミラー群MRを介して、原稿からの反射光を結像レンズLZにより読取装置ESのCCD面に結像させ、CCDの出力する画像情報を画像データとして記憶するようになっている。
給排紙手段14は、給紙カセット12と、駆動源としてのモータや複数のローラ、および搬送方向を規定するガイド部材や搬送方向を切り替えるレバー等の部材からなる給排紙搬送装置、および、後述する循環搬送制御手段や循環可能枚数設定手段で構成されている。
給紙カセット12は、例えば、特殊な転写紙IPを収納するカセット12aと、普通紙Pを収納するカセット12bとで構成されている。
給排紙搬送装置は、直進搬送手段と循環搬送手段とで構成され、直進搬送手段は、給紙カセット12から搬送されてきた転写紙の片面に、画像形成手段11により画像を形成して排紙することができる直進搬送路を有している。
また、循環搬送手段は、転写紙の表裏両面に画像を形成するために、片面(表面ともいう。)に画像が形成された転写紙を排紙方向への搬送途中で搬送方向を反転させ、かつ、表裏を反転させて、もう一方の片面(裏面ともいう。)に画像を形成するように搬送するための循環搬送路を有している。
そして、直進搬送手段と循環搬送手段のどちらを作動させるかは、操作入力手段200で入力設定された片面印字(コピー)または両面印字(コピー)の印字面情報を、循環搬送制御手段が判断して制御するようになっている。
転写紙を搬送する場合は、制御手段ECの指示により、循環搬送制御手段が給排紙搬送装置等を作動させ、例えば、片面に画像を形成する場合は、特殊な転写紙IP又は普通紙Pを予め選択し設定した後に、駆動源であるモータを回転させることにより、複数のローラ群等を回転駆動させて、給紙カセット12から適切なタイミングで感光体ドラム5に向けて予め選択された特殊な転写紙IP又は普通紙Pを給紙搬送し、原稿に基づく画像が形成された後に排紙搬送するようになっている。
また、両面に画像を形成する、所謂、両面コピー(表裏両面印字ともいう。)を行う場合は、制御手段ECの指示により、循環搬送制御手段が給排紙搬送装置等を作動させ、画像形成手段11により片面に画像が形成された転写紙が排紙方向(矢印X方向)へ搬送されている途中で、例えば、転写紙の先端部が反転ローラ17を通過した時点で、反転ローラ17の回転を停止させ、次に転写紙を画像形成手段11へ戻す方向に搬送するように、反転ローラ17の回転方向を切り替える。
同時に、反転部材16を時計方向に回転させて、画像形成手段11の方向に搬送されていた転写紙の進行方向を矢印X2に示す経路(循環搬送路ともいう。)に変更させる。
そして、予め設定された循環可能枚数に基づき循環搬送路内を搬送させることで、一次的に転写紙を待機させた状態にした後に、適切なタイミングで転写紙を矢印X2方向からX1方向へと搬送して、再度画像形成手段11による画像形成を行わせ、両面コピーされた転写紙を後処理装置40へ搬送するためにX方向へと排紙させるようになっている。
特に、本実施の形態においては、詳細は後述するが、週刊誌綴じを行うために、転写紙の中央部の両側に対称的にそれぞれ1頁ずつ、つまり片面2頁、両面4頁に画像情報が記録(形成)されている。
なお、一般には、転写紙の搬送経路には、転写紙を適切に搬送するためのガイド部材が設けられていることが多いが、本発明の実施の形態においては、説明を簡単にするために、ガイド部材に関する図示および説明を省略した。
自動原稿送り装置(ADF)について簡単に説明する。
ADF30は、搬送装置全体がADF筐体31で覆われ、ADF筐体31の外部に原稿載置台32と排紙部33が設けられている。
原稿載置台32には、第1頁の原稿面(表面)を最上部にした状態の複数の原稿WPが載置される。載置された原稿WPは、複数のローラ等により構成される原稿搬送装置により読取位置に搬送され、読取装置ESで読み取られ、排紙部33に排紙される。
原稿搬送装置は、図示せぬ駆動制御回路により、画像形成装置20の制御手段ECと連動して作動するようになっている。
後処理装置40の構成について簡単に説明する。
後処理装置40は、後処理装置の筐体41に全体が覆われており、後処理装置40の筐体41の右側面部(画像形成装置20側)には、画像形成装置20から排紙される画像が形成された転写紙を受け入れるための挿入口43が設けられ、左側面部には、供給前のカバーシートKが載置されるカバーシート給紙部n4、例えば、綴じられた転写紙束が積載される排紙皿(積み置き部)n9、折り畳まれた転写紙束を受ける排紙皿n10が設けられている。また、筐体41の底面部には後処理装置40を移動できるようにするための複数のローラ42が設けられている。
筐体41の内部には、画像形成装置20の制御手段ECと連動して作動するように図示せぬ駆動制御回路やモータ等の駆動源が設けられている。また、シフト処理部n5、中間スタッカ(積み置き部)n6、ステープラ(綴じ装置)n7、折り畳み装置n8が設けられており、更に、搬送路R5,R6,R7,R8,R9,R10,R11,R12、R13、R14が構成されている。
搬送路R1〜R11は、主に、駆動ローラと従動ローラとからなる搬送ローラ対を複数配置した後処理用搬送装置により形成され、例えば、搬送路R6に沿って、カバーシートKを1枚ずつ取り出すピックアップローラ44や取り出したカバーシートKの搬送を一旦停止させ、待機状態にすることができる搬送ローラ対からなるプレフィード停止位置Q3が設けられている。
また、搬送路R5からR8またはR9へ、R7からR8またはR9へと搬送路を変更するための回転可能なレバーLBからなる搬送路変更手段が設けられている。
なお、表紙等に用いられるカバーシートKは、一般には、紙や樹脂フィルム等の材質で形成されたシートが用いられるが、場合によっては、特殊な材質や特殊な加工を施した、例えば、木材や皮革、金属箔によるシート等も用いられることがある。
ここで、後処理装置40の作動について簡単に説明する。
なお、説明を簡単にするために、カバーシートは、例えば表紙や裏表紙を構成するために挿入されるものとし、事前に、カバーシートKを表紙として挿入することが解っているものとする。なお、これらの前提条件は、画像形成装置20の操作入力手段200により予め設定されているものとする。
カバーシートKを挿入する場合は、画像形成装置20と連携して作動する後処理装置40の駆動制御回路を介して後処理用搬送装置を作動させ、まず、カバーシート給紙部n4に載置されたカバーシートKが、ピックアップローラ44により1枚毎に取り上げられて搬送路R6に沿って搬送されて、先端をプレフィード停止位置Q3に当接させた位置で停止する。
画像形成装置20からの情報により、画像形成装置20から画像が形成された転写紙が排出されるタイミングに合わせて、後処理搬送装置が再起動され、プレフィード停止位置Q3で停止し待機状態にあるカバーシートKは送り出され(再搬送され)、搬送路R7に沿って進む。
ステープル(綴じ)又は折りを行わない場合には、変更レバーLBが図示位置に停止しているので、搬送路R7からR8へと搬送されR13へと搬送されて排紙皿n9へと排出される。引き続いて、画像が形成された転写紙が挿入口43から搬送路R5へと進入し、続いてR8からR13へと搬送されて排紙皿n9へと排出され、カバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープル又は折りを行う場合は、変更レバーLBが図示位置より反時計方向に回転して停止しているので、カバーシートKはプレフィード停止位置Q3から送り出され、更に、搬送路R7から搬送路R9に沿って搬送されて中間スタッカn6へ排出される。
同様に、画像が形成された転写紙が挿入口43から搬送路R5へと進入すると、変更レバーLBが図示位置より反時計方向に回転して停止しているので、転写紙は搬送路R8には搬送できずR9へと進路が変更される。そして、搬送路R9に沿って搬送されて中間スタッカn6へ排出される。このとき、中間スタッカn6では、先に排出されたカバーシートKと後続する転写紙が揃えられ、カバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープルを行う場合は、カバーシートKと転写紙が一緒にステープラn7により綴じられた後に、搬送路R10からR13へと搬送され、排紙皿n9へ排出され、綴じられたカバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープルと折りを行う場合は、カバーシートKと転写紙が一緒にステープラn7により綴じられた後に、搬送路R11に沿って搬送され、折り畳み装置n8によりカバーシートKと転写紙が一緒に折り畳まれた後に搬送路R12からR14へと搬送され排紙皿n10へと排出され、綴じられたり、折り畳まれたカバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ソートを行う場合は、カバーシートKは搬送路R8の途中に設けられたシフト処理部n5で一旦停止され、この位置で、後続する転写紙が積載される。その後、カバーシートKと転写紙は一緒に搬送方向に垂直でシート面に平行な上下方向へ移動することができるようになっており、また、図示はしないが排紙皿n9が複数段に構成されているので、シフト処理部n5と排紙皿n9との連携動作で、排紙皿n9の格段にカバーシートKを搬送することが出来るようになっている。
単に、折りを行う場合、中間スタッカn6へ排出され中間スタッカn6上に積み置かれたカバーシートKと転写紙は、中間スタッカn6で揃えられた後に、搬送路R11に沿って折り畳み装置n8へ搬送され、折り畳み装置n8により折り畳まれた後、搬送路R12からR3に沿って搬送されて排紙皿n10へ排出される。なお、折り畳み装置n8から排紙皿n9へ排出されるように構成しても良い。
また、詳細は割愛するが、本実施の形態における後処理装置は、裁断機能を有しており、例えば、裁断位置を示すトンボと呼ばれるマークに合わせて裁断を行い、週刊誌綴じを行った転写紙を所定部数形成できるようになっている。
以上説明した後処理装置を備えた画像形成装置により、本実施の形態においては、週刊誌綴じ(中綴じ)による製本作動を行うことができるようになっている。
なお、ここでは、説明を簡単にするために、1枚の転写紙に複数頁の画像を形成し、折り畳んで製本した時、頁の順序が整列するようにする複雑な「面付け」を行う場合の説明は省略する。
次に、図2により、転写紙の画像記録領域について説明する。
図2の(A)図は、週刊誌綴じ(中綴じ)を行う場合の転写紙に対する画像記録可能領域等の領域を示しており、(B)図は、転写紙の種類(紙種)や坪量(斤量ともいう。)と関連してクリープ量を算出するための計数Aや計数B、及び、紙種や坪量とにより予め求めたクリープ量の変化量を記録して示している。
なお、クリープ量とは、例えば、本実施の形態における週刊誌綴じのように、重ね合わされた転写紙の束が中央部で綴じられ2つに折り畳まれることにより、中央部の折り目の近傍に印字した文字や画像等が折り畳まれたとき、紙厚等の影響で表紙や裏表紙側に近いページになるに従い見にくくなるので、このように見にくくなる状態を避けるために設けられ、重ね合わされる転写紙(記録紙)1枚毎に画像を形成する画像記録領域の端部を中央部の折り目基準から徐々に外側にずらす移動量(単位:mm)のことである。
また、折り目消し量Sとは、中央部の折り目基準BNから外側に向けて、予め両側に設けられた一定の空白の部分である。従って、詳細は後述するが、週刊誌綴じを行う転写紙の枚数が増加した場合は、この折り目消し量Sとクリープ量Cからなる空白の領域(オフセット)が、重ね合わされた転写紙の枚数毎にクリープ量が加算されて、転写紙の枚数毎にオフセットが広がり、その結果として折り畳みの影響なく、中央部の折り目基準BNの近傍に印字された画像が容易に見えるようになる。
なお、坪量は斤量とも呼ばれ、日本工業規格(JIS P8118)に規定されており、単位面積当りの質量(単位:10-3kg/m2)で表示される。一般には坪量が大きくなるにしたがい厚みが増し、折り畳みにくくなってくるのでクリープ量も大きくなる。
図2の(A)図において、転写紙Pは横幅PXと縦幅PYからなる転写紙サイズの空白領域があり、週刊誌綴じの場合は、破線で示す中央の折り目基準BNにより2つ折りされて、破線上を金具等で複数箇所綴じるようになっている。
転写紙Pの四隅に設けられた+形状のマークは、通称トンボと呼ばれ、転写紙Pを所定の形状に裁断する場合の目印となっており、週刊誌綴じに製本されたとき、例えば、綺麗な矩形になるように空白領域より若干内側に設定されている。なお、トンボの中央部を横方向に結ぶ裁断横幅CAXと縦方向を結ぶ裁断縦幅CAYからなる裁断領域が、週刊誌綴じで製本したときの外形となる。
なお、トンボは、裁断機で裁断する時の目印となるものであるから、全頁に設ける必要はなく、裁断機との位置合わせが容易となるように、例えば、一番上に位置する頁に設けられていればよい。また、本実施の形態においては、トンボを設ける位置を示すために転写紙Pの四隅にトンボを設けた例を示したが、トンボの個数も、例えば、図3に示すように2個設ける等、必要に応じて設定すれば良い。
また、折り目基準BNを中央とする裁断領域の内側の横方向及び縦方向の両端には、余白MXとMYがそれぞれ設けられ、それぞれの余白の内側の横方向の幅GXと縦方向の幅GYからなる領域が画像記録可能領域が設けられる。
週刊誌綴じの場合は、前述のように、中央部の折り目基準BNの近傍に印字された画像が見にくくなるので、本実施の形態においては、所定量の折り目消し量Sとクリープ量Cとをそれぞれ折り目基準BNの両側に設けることにしている。
従って、転写紙Pの片面の横幅GXと縦幅GYの画像記録可能領域に、横幅GX1と縦幅GYからなる1頁分の第1の画像記録領域と、横幅GX2と縦幅GYからなる1頁分の第2の画像記録領域が中央部の折り目基準BNを中心に対称に形成されるので、転写紙Pの片面には、2頁分の画像情報が記録(形成)されることになる。
因に、例えば50頁の週刊誌綴じを行う場合、図2の(A)図に示すGAL1は、1頁目における中央部の折り目基準BNからの折り目消し量Sとクリープ量Cが加算された位置を示し、GAL50は同様に、50頁目の位置を示している。
なお、本実施の形態においては、例えば、1頁目が形成されている第1の画像記録領域と50頁目が形成されている第2の画像記録領域を理解しやすくするために2点鎖線で囲んでいるが、実際には空白の領域で、2点鎖線等で画像記録領域が囲われているわけではない。
両面コピーの転写紙により、例えば、50頁の週刊誌綴じを行う場合の頁の配置に関しては、詳細は割愛するが、転写紙の表面と裏面に図3に示すような順序で配置される。つまり、表紙及び裏表紙が形成された転写紙の裏面には、第1の画像記録領域に第1頁が形成され、第2の画像記録領域に第50頁が形成されることになる。
そして、表紙及び裏表紙が形成された表面の裏側にして1枚目の転写紙を置き、順次、転写紙を重ね合わせた時、最上部になる13枚目の転写紙の片面には第1の画像記録領域に25頁が、第2の画像記録領域に26頁が形成されるので、この25頁と26頁の間の中央の折り目(破線)を基準に金具で綴じられ、また、2つに折り畳まれ、更に、トンボのマーク位置で裁断されると週刊誌綴じの製本が完成するようになっている。
次にクリープ量の求め方について説明する。
クリープ量の求め方には2通りの方法があり、図2の(B)図に示すように、塗工紙Aからラフ紙の紙種と坪量との関係で、(1)予め実験等により求める方式と、(2)計数A及び計数Bにより算出する方法がある。それぞれの方法について説明する。
(1)予め実験等により求める方式
予め実験等によりクリープ量を求める場合は、画像形成装置毎に生じる、あるいは画像形成作動毎に生じる転写紙に対する画像の形成位置の誤差等や画像形成装置内の湿度等の影響による転写紙の伸び量や縮み量等の要因を勘案して、使用する転写紙が折り畳まれた時に最適な状態になるように、画像を記録する位置を変化させるための移動量を求めるようにすればよい。
そして、図2の(B)図の2重線の枠に囲まれた部分に示されるように、求められたクリープ量は、例えば、紙種と坪量、またはサイズ等の転写紙のデータ(記録紙データともいう。)と関連づけて、あるいは、温度や湿度等の環境条件と関連づけて、マトリクス的に記憶手段に記憶するようにすることが好ましい。
(2)計数A及び計数Bにより算出する方法
紙種について詳細な説明は割愛するが、計数Aは図2の(B)図の縦の欄に示すように、例えば塗工紙A1.4からラフ紙0.7のように6種類の紙種に対応して設定されている。また、計数Bも同様に図2の(B)図の横の欄に、8区分の坪量に対応して、例えば、坪量が50〜61(10-3kg/m2)のときの0.7から245〜300(10-3kg/m2)のときの2.4のように設定されている。
例えば、基準クリープ量CPをCP=0.2mmとして予め設定すると、転写紙1枚当たりのクリープ量C=計数A×計数B×Cで求められる。
従って、坪量(10-3kg/m2)が50〜61のときの塗工紙Aの場合は、転写紙の転写紙1枚当たりのクリープ量C=計数A(1.4)×計数B(0.7)×0.2(基準クリープ量CP=0.2mm)なので、C=0.196mmとなる。
よって、求められた転写紙1枚当たりのクリープ量C=0.196mmを使用し、週刊誌綴じを行う転写紙Pを表紙及び裏表紙を形成する頁の面(片面)を最も下に位置する面として重ねたとき、最上部になる転写紙Pから、最も下に位置する面に向けて、転写紙1枚毎にクリープ量Cを加算すればよいことになる。
例えば、表紙と裏表紙を含めて50頁の週刊誌綴じを行う場合は、総頁数は52頁となり、両面コピーで画像を形成するから、転写紙1枚当たり表裏で4頁が形成されるので、13枚の転写紙を重ねることになる。従って、重ねられた最上部の転写紙は折り目消し量Sのみの設定にするとすれば、以降、折り目消し量Sに対してクリープ量Cを転写紙1枚毎に最大12回加算すれば良いことになる。
なお、本実施の形態においては、簡略的に、転写紙1枚毎にクリープ量Cを設定するようにしたが、精度良くクリープ量Cを設定する必要がある場合は、1枚の転写紙の片面毎にクリープ量Cを加算するようにしても良いし、また、例えば、画像形成装置内の湿度を湿度センサー等で測定し、湿度20%を基準値として、実験等により予め補正値を求め、この補正値により更にクリープ量を補正するようにしても良い。
なお、クリープ量Cが増加すると、中央部の折り目基準BN側の第1の画像記録領域の端部GAL1と第2の画像記録領域の端部GAL50が、中央部の折り目基準BNよりそれぞれ外側に向かって移動するので、第1の画像記録領域と第2の画像領域も同様に、中央部の折り目基準BNよりそれぞれ外側に向かって移動し、転写紙Pの片面の横幅GXと縦幅GYからなる画像記録可能領域は、転写紙Pのサイズにより一定なので、やがて、この画像記録可能領域から第1の画像記録領域と第2の画像領域がはみ出すことになる。
つまり、第1の画像記録領域と第2の画像領域が、クリープ量Cの増加により、中央部から外側に向けて移動し、転写紙Pの片面の画像記録可能領域からはみ出すと、結果として、第1の画像記録領域や第2の画像記録領域が転写紙からはみ出した分の領域だけ、転写紙P上における画像情報が記録できる実質的な画像記録領域が狭くなり、予め設定された1頁当たりの画像記録領域に形成しようとした予め設定された1頁当たりの画像情報、特に絵や写真等の画像が含まれている画像情報が、第1の画像記録領域や第2の画像記録領域に形成できないことになる。
上記の様な問題を解決するため本発明では、例えば、転写紙の画像記録可能領域への画像記録領域の配置位置を制御する領域演算手段である情報制御回路120が、クリープ量の加算により第1の画像記録領域と第2の画像記録領域を設定し転写紙の画像記録可能領域に配置した時、転写紙の画像記録可能領域に対して第1の画像記録領域と第2の画像記録領域がはみ出してしまった場合、以降のクリープ量の加算を停止して、画像の欠落を防止する。
従って、このような状態が生じた場合は、以降の画像記録領域は、予め設定された1頁当たりの画像記録領域が確保できるクリープ量Cを最大値とする画像記録領域が次々に設定されることになるが、中央部付近が若干、見にくくなっても画像情報が途中で切れて欠落したような状態が生じることがないようになっている。
また別の解決手段として、例えば、画像の印字を開始する前に、予め領域演算手段である情報制御回路120で、CAX≦(S+C+GX1+GX2)の場合には、前述の方法で求めた理想のクリープ量を使わず画像欠落せずに使用できるクリープ量の総和C=(CAX−(S+GX1+GX2))を求め、各頁に割り振ってもよい。
なお、Cは、前述の記録紙枚数算出手段により算出された記録紙枚数と前述の方法で求めたクリープ量から(C=記録紙枚数×クリープ量×2)の式で求めたクリープ量の総和である。
この場合はもっとも簡単には、各頁均一にC/記録紙枚数/2で割り振っても良いし、指数曲線的に割り振っても良い。この場合、最初から各頁のクリープ量が理想値より小さくなってしまうが、やはり画像情報が欠落するような状況が生じることはない。
また、前述のように、第1の画像記録領域や第2の画像記録領域が転写紙Pの片面の画像記録可能領域からはみ出して、転写紙上においては実質的な画像記録領域が狭くなり、予め設定された1頁当たりの画像記録領域より小さくなくなったときに、画像情報が縮小されても認識できるようなものである場合等、場合によっては、例えば、画像情報を拡大したり縮小したりすることができる変倍手段としての機能を画像処理回路140に設け、例えば、GX0の長さに対するGX1の長さの縮小率を求め、画像記録領域の縮小率に応じて画像情報を縮小するように画像データのデータ処理を行わせても良い。
なお、多値の画像データにより形成された多値画像を変倍する場合は、画像劣化もなく有効である。
次に、図2により本発明に係る画像形成装置の回路構成について説明する。
100は画像形成装置20各種手段と回路との構成を示しており、110は画像形成装置全体の制御を行うCPUであり、画像形成装置20を制御するための各種モードのプログラムやプログラムを実行するために必要なデータ等が予め記憶されている。
CPU110には、情報制御回路120、画像処理回路140、駆動制御回路150および電源回路400等が接続されている。そして、これらの回路により図1に示す制御手段ECが構成され、後述する自動原稿送り装置30や後処理装置40と連携して画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体の制御ができるようになっている。
情報制御回路120は、CPU110の指示により、インタフェース(I/F)130を介して外部情報機器500と接続して、文字や画像等の画像情報や画像形成等に必要な濃度や倍率等の設定情報をJOB情報として、1つの印刷単位である1JOB単位で入力し記憶手段160に記憶する。また、記憶手段160に記憶された設定情報等を画像処理回路140や駆動制御回路150、あるいは表示手段300等に出力するようにしている。
また、外部情報機器500から入力したJOB情報の他に、JOB情報に付随したデータ(JOBデータともいう。)、例えば、画像処理回路140や駆動制御回路150等を含む各種回路や各種手段を作動させるための詳細な制御に関する指示情報等の入出力、及び操作入力手段200で入力された転写紙の種類や画像形成モード等に関連する各種情報等を、自動的に、画像形成装置の作動に支障がないように、適宜円滑に画像形成装置の各回路や各種手段に伝達する機能を有している。
また、情報制御回路120は、各種回路や各種手段に設けられたセンサ等から出力される各種情報を判断して、CPU110が適切な指示を与えられるように支援する機能も有している。
また、本実施の形態においては、例えば、情報制御回路120は画像記録領域設定手段として機能し、週刊誌綴じが選択されている場合は、例えば、週刊誌綴じを行うためのプログラムが作動し、後述する操作入力手段200により、使用する転写紙の種類(紙種)やサイズ、あるいは坪量等の転写紙データ等が入力され、画像情報を取得して画像データとして記憶手段160に記憶する際に、画像データの情報量を求め、この画像データの情報量と転写紙のサイズ、あるいは週刊誌綴じを行うために必要な裁断量や余白量、あるいは折り目消し量、または基準のクリープ量等の画像記録領域関連データ等の情報等により、必要な頁数が算出されると共に必要な転写紙の総枚数が算出され、その枚数に応じた頁の配置が算出される。また、転写紙の総枚数に対応して転写紙1枚毎にクリープ量を算出して1頁当たりの画像記録領域の設定位置を求める。
また、情報制御回路120は記録紙上の画像記録可能領域に対して前記画像記録領域設定手段が設定した画像記録領域の配置位置を演算し、はみ出さないように制御することができる領域演算手段としても機能する。
そして、週刊誌綴じが行われた時に正しい頁の順序になるように、転写紙1枚毎に設定された頁の配置に対応して、記憶手段160に記憶された画像データを読み出し、読み出した画像データを画像処理回路140でデータ処理して、後述する1頁当たりの設定された画像記録領域に適切に形成できるようにすると共に、駆動制御回路150を駆動して、画像データを適切な画像情報として転写紙の両面に形成できるようにしている。
なお、外部情報機器500としては、主としてコンピュータやインターネット・サーバーであるが、場合によっては、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)上の他の画像形成装置やパーソナルコンピュータ(パソコンまたはPCともいう。)等の情報機器が想定される。
インタフェース(I/F)130は、情報授受手段であり、前述のコンピュータや他の画像形成装置、インターネット・サーバー等の外部情報機器500と各種ネットワークを介して接続できるように構成されている。また、本実施の形態においては、プリント出力作成の機能(リッピング)を有している。
操作入力手段200は、画像形成装置20のコントロールパネルCPに設けられたキーボードKB、及び、スタート釦SK等の釦類からなる入力装置、及び、表示装置を兼ねるタッチパネル方式の液晶表示装置DP等により構成されている。
スタート釦SKを押すと、ADF30に載置された原稿の搬送を開始し、コピー作動を開始すると共に、後処理モードが設定されている場合は、後処理装置40とも連携して作動するようになっている。
また、キーボードKBを操作することにより、転写紙の出力枚数や種類(例えば、インデックス紙、厚紙、普通紙、薄紙、再生紙、OHPシート、再利用紙等)、あるいは拡大縮小等の倍率や出力画像の濃度等の設定情報が入力でき、液晶表示装置DPを使用して、画像形成装置20の各種作動モードを設定することができるようになっている。
画像形成モードに関しては、例えば、(1)片面印字原稿を片面印字出力する。(2)片面印字原稿を両面印字出力する。(3)両面印字原稿を片面印字出力する。(4)両面印字原稿を両面印字出力する。以上4つのモードがあり、それぞれボタン表示されていて選択設定できるようになっている。
なお、本実施の形態においては、前述のように、タッチパネル方式の液晶表示装置DPやキーボードKBにより、転写紙の種類(紙種)やサイズ、あるいは坪量等の転写紙データや裁断量や余白量、あるいは折り目消し量等の画像記録領域関連データを入力することができるようになっている。
表示手段300には、操作入力手段200により前述の各種情報を入力する際の操作手順や各種情報の一覧表示、あるいは記憶手段160に記憶された情報の表示、画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体の作動中の状態表示や警告表示等が表示されるようになっている。
画像処理回路140は、CPU110の指示により、画像読取手段13が読み取った原稿の画像情報をデジタル変換して、画像データとして記憶手段160に記憶させたり、或いは、画像形成手段11が画像を形成する際に、記憶手段160に記憶されている画像データを画像形成手段11の画像形成方式に適したデータや信号等に変換する回路である。
駆動制御回路150は、CPU110の指示により、画像形成手段11、画像読取手段13、給排紙手段14、及び、ADF30や後処理装置40等を、予め設定された作動モードに基づき、適切なタイミングで作動させ画像形成作動を行なわせるための回路である。
記憶手段160は、画像を形成するために必要な画像データ及び画像形成装置20を制御するための設定条件等からなるJOB情報やJOBデータ、及び、各種設定モードのプログラム等の情報を記憶するようになっている。
JOB情報とは、画像形成装置20が複写機の場合は、例えば、原稿の画像情報に基づき、原稿をセットし、片面又は両面モードの選択、給紙カセットの選択、コピー部数の選択、印刷濃度の選択などの、個々の仕事(JOB)の情報を意味し、出力設定を行い、コピー開始を指示することにより決定される一連の印刷データをいう。そして、このような1つの印刷指示(1印刷単位ともいう。)に対応した印刷データ群を1JOBという。
また、同様に、画像形成装置が、例えば、プリンターの場合は、外部情報機器500から送信された一連の印刷データ群をJOB情報といい、1つの印刷指示に対応した印刷データ群を1JOBという。そして、1JOB毎にJOB情報やJOBデータを取り扱うことを1JOB単位という。
なお、JOBデータとは、JOB情報に付随した、例えば、転写紙に応じた搬送速度の設定、あるいは、画像形成動作を実行するための詳細な制御項目に関連する制御値のデータをいう。
従って、記憶手段160には1つのJOB毎に、つまり1JOB単位(単に、JOB単位ともいう。)でJOB情報やJOBデータが記憶されている。
また、本実施の形態においては、週刊誌綴じを行うために、操作入力手段200で入力された、前述の転写紙データや画像記録領域関連データ等を情報制御回路120を介して記憶することができるようになっている。
特に、本実施の形態においては、クリープ量Cが、例えば、前述のように予め実験等により求められた場合は、求められたクリープ量Cは、紙種と坪量等の転写紙データや、あるいは更に温度や湿度等の環境条件と関連づけてマトリクス的に記憶手段に記憶するようになっている。
また、クリープ量Cを計数A及び計数Bにより算出する場合は、これらの計数の数値や計算式等が記憶手段160に記憶されるようになっている。
そして、詳細は割愛するが、情報制御回路120により記憶されたデータや計数、あるいは計算式等が必要に応じて読み出され、例えば、画像処理回路140で、記憶されたクリープ量Cから、または、計算されたクリープ量Cに基づき転写紙1枚毎に片面の第1及び第2の画像記録領域が求められて、その画像記録領域に画像情報が形成されるようになっている。
また、本実施の形態においては、クリープ量Cの増加により、第1の画像記録領域や第2の画像記録領域が転写紙Pの片面の画像記録可能領域からはみ出して、転写紙上においては実質的な画像記録領域が狭くなり、予め設定された1頁当たりの画像記録領域より小さくなくなったときに、縮小率に応じて画像情報を縮小する場合は、例えば、画像処理回路140で画像情報を縮小するようになっている。
なお、以上の説明では、画像情報を画像形成装置で入力したり、週刊誌綴じを行うために必要な転写紙データや画像記録領域関連データ等を画像形成装置の操作入力手段200により入力し記憶手段160に記憶させるようにしたが、パーソナルコンピュータ(PCまたはパソコンともいう。)等の外部情報機器500と情報の通信ができるようにLAN等の通信網で接続されている場合は、例えば、PC側から画像形成装置に、画像情報や週刊誌綴じを行わせるために必要な前述の転写紙データや画像記録領域関連データ等を入力するようにし、更に、PC側から画像形成装置を操作して週刊誌綴じを行わせるようにしても良い。
画像形成手段11は、図1に示すように、感光体ドラム5、帯電手段6、現像手段7、転写分離手段8、クリーニング手段9、定着手段10、及び分離爪手段15等により構成され、駆動制御回路150により作動される。
従って、画像形成手段11は、画像読取手段13で読み取られ、記憶手段160に記憶された画像データ及びJOB情報やJOBデータに基づいて制御されて、感光体ドラム5に画像を形成し、普通紙Pまたは再利用紙IPに画像を転写し記録するようになっている。
画像読取手段13は、図1に示すように、読取光学系と読取装置ESとで構成されている。駆動制御回路150により作動され、読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取装置ESで読み取り、読み取られた画像情報は、例えば、画像処理回路140により、デジタルの画像データに変換して、記憶手段160に記憶するようになっている。
給排紙手段14は、前述のように、給紙カセット12と、給排紙搬送装置、および後述する循環搬送制御手段や循環可能枚数設定手段で構成されている。
給排紙搬送装置は、直進搬送手段と循環搬送手段とで構成され、片面に画像を形成する場合(片面印字モード)は直進搬送手段を作動させ、表裏両面に画像を形成する場合(両面印字モード)は、循環搬送手段を作動させるようになっている。
そして、直進搬送手段と循環搬送手段のどちらを作動させるかは、操作入力手段200で入力設定された片面印字モードまたは両面印字モードの印字面モード情報を、情報制御回路120を介して入力し循環搬送制御手段が判断して制御するようになっている。
また、両面印字モードの場合は、転写紙の循環搬送路内の効率的な循環搬送を行うために、循環可能枚数設定手段が設定した循環可能枚数に基づき、循環搬送制御手段は、転写紙を順次循環搬送路内に搬送する制御を行うようになっている。
転写紙を搬送する場合は、制御手段ECを構成するCPU110の指示により、駆動制御回路150を介して循環搬送制御手段が循環可能枚数設定手段や給排紙搬送装置等を作動させる。
特に、転写紙の表裏両面に画像を形成する、所謂、両面コピー(表裏両面印字ともいう。)を行う場合は、循環搬送制御手段が循環搬送手段等を作動させ、例えば、画像形成手段11により表裏両面に画像を形成した後に、カバーシート挿入時のカバーシート搬送開始のタイミングが合わせられるように、転写紙の搬送情報を後処理装置40に出力すると共に、後処理装置40へと転写紙を搬送するようになっている。
自動原稿送り装置(ADF)30は、図1に示すように、原稿載置台32に載置された原稿を原稿搬送装置により自動的に1枚づつ読取位置に搬送する装置で、画像形成装置20のCPU110の指示により、駆動制御回路150と連携して作動する。
後処理装置40は、CPU110の指示により、駆動制御回路150と連携して、後処理装置40の駆動制御回路を介して後処理用搬送装置を作動させ、カバーシート挿入やステイプル、折り畳み、ソート等の後処理モードを予め設定されたプログラムや操作入力手段200で設定されたカバーシート挿入条件等に基づき作動する。
電源回路400は、使用者の操作により、電源スイッチ(図示せず)が投入されると、電源から適切な通電が画像形成装置全体に行われ、電源スイッチが遮断されると、通電が遮断されるようになっている。
なお、電源スイッチが投入されていても、例えば、画像形成装置を待機状態にする省電モードの場合は、CPU110の指示により、一時的なメモリの記憶内容等の保存のために必要な通電のみを継続し、定着手段のヒータ等の他の通電を遮断するするようになっている。
次に、週刊誌綴じの制御手順に関して説明する。
前提条件として、画像形成装置は複写機とし、複写機はスキャナー機能とプリンタ機能を備えると共に、週刊誌綴じの機能と裁断機能を有する後処理装置を装備しており、かつ、複写機はPC(パーソナルコンピュータ)と接続されているものとする。また、画像が形成された転写紙を所定部数について、週刊誌綴じで製本するものとする。
(ST1)
出力画像を選択するステップである。本実施の形態においては、転写紙に画像を形成してプリンタで出力する画像情報をPCから取得するか、あるいは、スキャナーから取得するか等の画像情報の取得方法を選択することができるようになっている。
つまり、本実施の形態においては、基本的には、例えば、PCの操作入力手段200を操作しPC側の記憶手段160等に記憶された画像情報により画像を形成する場合は、後述する用紙設定や、綴じ方法の選択や、クリープ量C等の条件設定等をPC側から入力することができ、スキャナー側から取得した画像情報により画像形成を行う場合は、画像情報を取得する操作や前述の条件設定等をスキャナーの操作部、つまり画像形成装置の操作入力手段200を操作して入力することができるようになっている。
データや条件等の入力や選択等の設定に関して詳細な説明は割愛するが、例えば、PCまたは画像形成装置としての複写機のモニタ画面には、入力設定や選択が必要な項目が画面に表示されており、例えば、出力画像の項目をクリックすると、出力画像を選択する設定画面が開き、PCとSKNのボタンが表示される。
従って、PC側から画像情報を取得する場合はPCボタンを選択し、スキャナ側から、つまり複写機側から画像情報を取得する場合はSKNボタンを選択すると選択されたデータが記憶手段160に記憶され、ST2へ進む。
なお、このステップで、画像情報の取得方法を選択すると、後述するように、転写紙に画像情報を形成する際に、指定された方法で画像情報を適宜に取得して画像形成ができるようになっている。
(ST2)
出力部数を設定するステップである。ST1ステップと同様に、出力部数を選択する設定画面を開き、表示された出力部数を選択したり、出力部数をキーボードKB等を使用して入力すると、選択されたり入力されたデータが記憶手段160に記憶され、ST3に進む。
(ST3)
用紙(転写紙)の条件を設定するステップである。本実施の形態においては、転写紙の種類(紙種ともいう。)や、A4等のサイズ、坪量等の転写紙データを設定できるようになっている。つまり、ST1ステップと同様に、用紙の設定画面を開き、例えば画面上に表示される用紙の条件を選択したり、キーボードKB等を使用して数値を入力すると、選択されたり入力された転写紙データが記憶手段160に記憶され、ST4に進む。
なお、週刊誌綴じを行う場合、転写紙の種類や坪量及びサイズ等のデータを入力すると、画像形成装置の給紙カセットから入力されたデータに対応する転写紙が選択され、搬送されてきた転写紙に画像情報を形成して週刊誌綴じを行う場合と、週刊誌綴じを行うために取得した画像情報に転写紙のサイズ等のデータが含まれていて、取得した画像情報に含まれている転写紙サイズ等のデータに応じた転写紙が画像形成装置で選択され、選択された転写紙に画像情報を形成して週刊誌綴じを行う場合と、2通りの方法がある。そこで、画像情報に転写紙のサイズ等のデータが含まれている場合は、このステップで転写紙のサイズ等を入力する必要はない。
(ST4)
綴じ方法を選択するステップである。綴じ方法にはいろいろな種類があるが、本実施の形態では週刊誌綴じを前述の「面付け」せずに実行するものとし、ST1ステップと同様に、綴じ方法の設定画面を開き、例えば画面上に表示される綴じ方法の中から週刊誌綴じを選択すると、選択された綴じ方法のデータが記憶手段160に記憶され、ST5に進む。
(ST5)
C量(クリープ量)の算出方法を選択するステップである。ST1ステップと同様に、クリープ量Cの算出方法を選択する設定画面を開き、例えば、画面上に表示されるクリープ量Cの算出方法の中からオートまたはマニュアルを選択すると、選択されたデータが記憶手段160に記憶され、ST6に進む。
(ST6)
C量(クリープ量)の算出方法がオートか否かを判断するステップである。ST5ステップでオート、つまりオートモードが選択されている場合は、ST7に進み、マニュアル、つまりマニュアルモードが選択されている場合は、ST8に進む。
なお、オートモードとは、前述のように、予め設定された計算式に基づいてクリープ量Cを自動的に求めるモードで、マニュアルモードとは、実験等で求めたクリープ量Cを手動で設定するモードのことである。
(ST7)
クリープ量Cを算出するステップである。本実施の形態においては、オートモードが選択されている場合は、基準となる転写紙1枚当たりのクリープ量Cを算出するために、例えば、情報制御回路120により予め設定された基準クリープ量CPや、計数A及び計数B等のデータ等が記憶手段160から読み出されて、前述の用紙の条件等に適合するクリープ量Cを求める計算式により、転写紙1枚当たりのクリープ量Cが自動的に算出され、求められたクリープ量Cが記憶手段160に記憶されるとST9に進む。
(ST8)
転写紙1枚当たりのクリープ量Cを入力するステップである。つまり、本実施の形態においては、マニュアルモードが選択されている場合は、予め実験等で求められたクリープ量Cを前述の用紙の条件等に応じて、手動で入力するようになっている。クリープ量Cとして入力された数値は、用紙の条件等に対応して記憶手段160に記憶され、ST9に進む。
なお、マニュアルモードは、クリープ量Cの細かな修正を行いたいとき等に設定すると有効である。
(ST9)
クリープ量Cが所定量以上になっているか否かを判断するステップである。つまり、第1の画像記録領域や第2の画像記録領域が転写紙Pの片面の画像記録可能領域からはみ出してしまったか否かを判断するために、領域比較手段としての情報制御回路120により、転写紙1枚当たりのクリープ量Cを転写紙の枚数に応じて加算したとき、加算されたクリープ量Cが、例えば、所定量以上になっていると判断された場合は、ST10に進み、所定量未満の場合はST11に進む。
なお、このステップでは、クリープ量Cが所定量以上か否かを判断するようにしたが、これにかぎらず、1頁当たりの画像記録領域を形成する他の数値、例えば、前述のように、1頁当たりの画像記録領域である第1の画像記録領域の横幅GX1や第2の画像記録領域の横幅GX2等の変化を検出して、予め設定された1頁当たりの画像記録領域の横幅GX0と比較するようにしても良い。
(ST10)
C量(クリープ量C)を固定するステップである。つまり、転写紙1枚当たりのクリープ量Cを転写紙の枚数に応じて加算したとき、加算されたクリープ量Cが所定量以上になっていると第1の画像記録領域や第2の画像記録領域が転写紙Pの片面の画像記録可能領域からはみ出して、転写紙上においては実質的な画像記録領域が予め設定された1頁当たりの画像記録領域より小さくなくなったときに、画像記録領域が狭くなり、適切に画像情報を画像記録領域に形成できないので、このような場合は、予め設定された1頁当たりの画像記録領域、またはそれ未満の大きさにならない範囲で求められた1頁当たりの画像記録領域が形成できるときのクリープ量Cを最大値として、記憶手段160に記憶するとST11に進む。
(ST11)
画像記録領域を決定するステップである。つまり、転写紙1枚当たりのクリープ量Cに基づき、転写紙の枚数に応じて加算されたクリープ量Cにより、転写紙の中央部の折り目基準BNからの設定位置が決定されて転写紙に対する画像記録領域の配置が決定するとST12ステップへ進む。
(ST12)
画像形成作動を行うステップである。本実施の形態においては、ST1で設定された画像情報の取得方法に従って、PCから、あるいはスキャナから入力した画像情報に基づいて、両面コピー作動が行われ、転写紙1枚毎に両面で4ページ分の画像記録領域に画像が形成された転写紙が、後処理装置へと排紙されるとST13に進む。
(ST13)
C量(クリープ量C)の加算を行うステップである。例えば、1枚の転写紙の両面に画像が形成されると、次の転写紙のクリープ量Cを設定するために転写紙1枚当たりのクリープ量Cが加算されて記憶手段160に記憶されST14に進む。
(ST14)
設定枚数の画像形成が終了したか否かを判断するステップである。つまり、設定された枚数の転写紙に対する画像形成が終了した場合は、ST15に進み、終了していない場合は、次の画像形成を行うためにST9に戻る。
(ST15)
綴じ作動を行うステップである。画像が形成された設定枚数の転写紙が後処理装置に搬送され、週刊誌綴じが行なわれ、ST16に進む。
(ST16)
裁断作動を行うステップである。後処理装置に裁断する機能がある場合は裁断を行い、設定部数の裁断が終了していなければ、ST9に戻り、残りの部数を作成する。また、設定部数の裁断が終了すれば、一連の週刊誌綴じによる製本作動を終了する。
なお、本実施の形態においては、画像形成装置が後処理装置を備えている場合に、週刊誌綴じによる製本作動を行うときの手順に関して説明したが、手順は一例に過ぎず、この手順に限定するものではない。
例えば、本実施の形態においては、処理手順を理解しやすいように、ST9ステップで、クリープ量の増加により、第1の画像記録領域や第2の画像記録領域が転写紙Pの片面の画像記録可能領域からはみ出してしまったか否かを判断するために、転写紙1枚毎にクリープ量Cが所定量以上になっているか否かを判断するようにしたが、予め週刊誌綴じを行うために必要な転写紙の総枚数が求められている場合は、総枚数とクリープ量により、加算したクリープ量が所定量と等しいか又は所定量を超えないときの枚数(最大の枚数)を予め演算により求めることができ、また、そのときのクリープ量(最大のクリープ量)も求めることができるので、本実施の形態のように、転写紙1枚毎にクリープ量Cが所定量以上になっているか否かを判断するようにする必要はない。
つまり、転写紙の最大の枚数と最大のクリープ量が求められているので、クリープ量を加算しながら転写紙に対する画像記録領域の設定位置を決定する時に、例えば、転写紙を1枚毎に計数しておき、計数された転写紙の枚数が最大の枚数になったとき予め設定した最大のクリープ量により、転写紙に対する画像記録領域の設定位置を決定するようにしても良い。
その場合は、ST9ステップで、画像を形成しようとする転写紙の枚数が前述の最大の枚数になったか否かを判断させるようにすれば良く、最大の枚数になった場合は予め設定した最大のクリープ量により、転写紙に対する画像記録領域の設定位置を決定するためにST10に進み、最大の枚数でない場合は、加算されたクリープ量で予め設定した転写紙に対する画像記録領域の設定位置を決定するようにST11に進むようにする。
なお、本実施の形態においては、週刊誌綴じを行う転写紙に対して、画像記録領域の設定位置を適切に設定するために、クリープ量を演算する場合に、転写紙1頁毎に加算すると説明したが、前述のように、予め総枚数が解っている場合等では、予め総枚数に対応するクリープ量を演算により求め、転写紙1頁毎に減算するようにしても良い。
以上のように、本実施の形態においては、適切なクリープ量に基づき転写紙1枚毎に両面4つの画像記録領域が適切に設定され、画像情報の欠落等の問題が生じることのない、週刊誌綴じによる製本作動を行うことができるようにしたものである。
従って、本実施の形態においては、画像情報が片面毎に2頁づつ両面に記録された記録紙を複数枚重ね合わせ、隣り合う頁間の中央部を綴じて週刊誌綴じを行う場合に、記録紙のサイズに基づき画像情報を記録するために必要な総枚数を求め、総枚数とクリープ量に基づき記録紙1枚毎に、1頁当たりの画像記録領域を片面毎に2頁分設定するようにしたので、週刊誌綴じにより、画像情報の記録位置不良現象が発生し、中央部付近の画像情報が欠落することがなく完全に記録され、しかも、読み取り易い状態で画像情報の記録が行える画像編集装置を提供することができるようになった。
また、領域演算手段が、記録紙上の画像記録可能領域に対して、画像記録領域設定手段が設定した1頁当たりの画像記録領域がはみ出したと判断した場合は、画像記録領域設定手段が設定した1頁当たりの画像記録領域が画像記録可能領域をはみ出さない最大のクリープ量を使用して1頁当たりの画像記録領域を設定するようにしたので、1頁当たりの画像記録領域からはみ出して画像情報が記録されたり、はみ出した画像情報が欠落したりすることなく完全に記録され、しかも、読み取り易い状態で画像情報の記録が行える画像編集装置を提供することができるようになった。
また、同様に、領域演算手段が、記録紙上の画像記録可能領域に対して、画像記録領域設定手段が設定した1頁当たりの画像記録領域がはみ出したと判断した場合は、予め設定された1頁当たりの画像記録領域に対する画像記録領域設定手段が記録紙上に実質的に設定した1頁当たりの画像記録領域の縮小率に応じて画図情報を縮小して記録するので、画像情報が欠落したりすることなく完全に記録され、しかも、読み取り易い状態で画像情報の記録が行える画像編集装置を提供することができるようになった。
また、画像形成装置に画像編集装置を備えることで、画像形成装置で読み取った画像情報も週刊誌綴じを行うことができ、画像情報が欠落したりすることなく完全に記録され、しかも、読み取り易い状態で画像情報の記録が行える画像編集装置を備えた画像形成装置を提供することができるようになった。
本発明に係る画像形成装置の概略図。 本発明に係る画像記録領域を示す模式図。 本発明に係る週刊誌綴じの頁の配置を示す模式図。 本発明に係る画像形成装置の回路構成を示すブロック図。 本発明に係る画像記録領域の制御を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1 筐体
2 手差し皿
4 ローラ
5 感光体ドラム
6 帯電手段
7 現像手段
8 転写分離手段
9 クリーニング手段
10 定着手段
11 画像形成手段
12 給紙カセット
13 画像読取手段
14 給排紙手段
15 分離爪手段
16 反転部材
17 反転ローラ
20 画像形成装置
30 自動原稿送り装置
40 後処理装置
41 後処理装置の筐体
42 ローラ
43 挿入口

Claims (4)

  1. 記録紙の少なくとも、種類、坪量に関する記録紙データを入力設定するデータ入力設定手段と、
    画像情報と、
    複数の記録紙サイズのデータと、
    前記画像情報が片面毎に2頁づつ両面に記録された記録紙を複数枚重ね合わせ、隣り合う頁間の中央部を綴じて週刊誌綴じを行う場合に、前記画像情報を記録紙に記録するとき、記録紙毎に記録位置を前記頁間の中央部から外側に向けて所定量ずらすためのずらし量として、前記記録紙データに対応して設定されたクリープ量データと、
    を記憶する情報記憶手段と、
    前記画像情報と週刊誌綴じを行うために前記複数の記録紙サイズのデータから予め選択された記録紙サイズに基づき、
    記録紙の両面に画像情報を形成するために必要な記録紙の総枚数を算出する記録紙枚数算出手段と、
    前記記録紙枚数算出手段により算出された前記記録紙の総枚数を重ね合わせたとき、
    記録紙1枚毎に順に、前記クリープ量データを演算し、演算されたクリープ量データと前記予め選択された記録紙サイズとに基づき、
    記録紙1枚毎に、1頁当たりの画像記録領域を片面毎に2頁分設定する画像記録領域設定手段を備えたことを特徴とする画像編集装置。
  2. 記録紙上の画像記録可能領域に対して前記画像記録領域設定手段が設定した画像記録領域の配置位置を制御することができる領域演算手段を備え、
    前記領域演算手段が、
    前記画像記録領域が前記画像記録可能領域をはみ出したと判断した場合は、
    前記画像記録領域設定手段は前記画像記録領域が前記画像記録可能領域をはみ出さない最大のクリープ量を使用することを特徴とする請求項1に記載の画像編集装置。
  3. 記録紙に記録する画像情報の倍率を変更できる変倍手段を備え、
    前記領域演算手段が、
    前記画像記録領域が前記画像記録可能領域をはみ出したと判断した場合は、
    前記変倍手段は、予め設定された1頁当たりの画像記録領域に対する前記画像記録領域設定手段が記録紙上に実質的に設定した前記1頁当たりの画像記録領域の縮小率に応じて、前記1頁当たりの画像記録領域に記録する画像情報を縮小することを特徴とする請求項2に記載の画像編集装置。
  4. 画像情報を入力する画像情報入力手段と、前記画像情報に基づき記録紙に画像を形成し出力する画像形成手段とを有する画像形成装置において、
    請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像編集装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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