JP3924514B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の一例としてのデジタル式複写機の中には、使用する用紙を収容するための用紙収容部を複数備えているものがある。各用紙収容部には、サイズ(たとえば、日本工業規格(JIS)のA列4番(A4)やB列5番(B5)など)や種類(白黒印刷用の普通紙や、カラー印刷用のカラー紙など)の異なる用紙をセットできるようになっている。
【0003】
画像形成時には、複写機本体に備えられた操作パネルを操作することにより、所望のサイズおよび種類の用紙を収容している用紙収容部を選択して、その用紙収容部から送り出された用紙に、画像読取部で読み取った原稿の画像データや、外部機器(パーソナルコンピュータなど)から読み込んだ画像データに基づく画像を形成することができる。
用紙としては、両面にまだ画像が形成されていない用紙(未使用紙)だけでなく、一方の面に既に画像が形成されている用紙(既使用紙(いわゆる裏紙))も使用できる。画像形成時に操作パネルを操作して、既使用紙が収容されている用紙収容部を選択すれば、既使用紙に画像を形成することができる。
【0004】
複写機の中には、用紙の片面に画像を形成する片面モード、または用紙の両面に画像を形成する両面モードのいずれかを選択して、画像形成を行うことができるようになっているものがある。両面モードで既使用紙を使用すると、既に画像が形成されている面に重ねて画像が形成されてしまうことになるので、この種の複写機では、両面モードを選択した場合、既使用紙が収容されている用紙収容部を選択することができないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像形成すべき画像のデータは、その全てが両面の画像データであるとは限らない。すなわち、画像読取部で読み取った原稿の画像データや、外部機器から読み込んだ画像データの中には、両面の画像データと片面の画像データとが混在している場合がある。
したがって、従来の複写機のように、両面モードを選択したときには既使用紙を使用することができないような構成とした場合、両面モードであっても、与えられる画像データは両面データばかりとは限らず、片面データが含まれていても、一方の面にしか画像が形成されない片面の画像データに対しても既使用紙を使用することができないため、既使用紙を十分に使用しているとは言えなかった。
【0006】
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、既使用紙(裏紙)を優先的に使用できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、用紙に画像を形成するための画像形成部を備えた画像形成装置であって、両面にまだ画像が形成されていない未使用紙を収容可能な未使用紙収容部と、一方の面に既に画像が形成されている既使用紙(裏紙)を収容可能な既使用紙収容部とを有する複数の用紙収容部と、画像形成すべき画像データが、両面データであるか、片面データであるかを判定する判定手段と、上記判定手段が両面データと判定したことに基づいて、上記複数の用紙収容部の中の、既使用紙が収容された用紙収容部は検索対象に含めないようにし、上記判定手段が片面データと判定したことに基づいて、上記複数の用紙収容部の中の、既使用紙が収容された用紙収容部を検索対象に含めるようにし、検索対象の中から既使用紙を優先的に使用できるような優先順位に従って使用すべき用紙収容部を自動的に選択する用紙収容部選択手段と、画像形成後の用紙束の中央をステープルで綴じる中央綴じのステープルモードを設定するステープルモード設定手段とを含み、上記ステープルモードが設定されているときは、上記用紙収容部選択手段は、上記判定手段が片面データと判定したにもかかわらず、既使用紙が収容された用紙収容部を検索対象に含めないようにしたことを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
の構成によれば、両面モードにおいて、用紙の両面に形成すべき画像(両面データに基づく画像)を未使用紙の両面に形成し、用紙の片面に形成すべき画像(片面データに基づく画像)を既使用紙のまだ画像が形成されていない面(他方の面)に形成することができるので、既使用紙を優先的に使用できる。
【0010】
テープルモードでは、用紙束の長手方向の中央を短手方向に沿ってステープルで綴じる中央綴じを行うことができるようになっている。中央綴じされた用紙束は、たとえば、折曲装置によってその中央でステープルに沿って折り曲げられ、冊子状になる。
【0011】
未使用紙の両面に画像が形成され、一方の面に既に画像が形成された既使用紙の他方の面に画像が形成されて、それらの用紙束が中央綴じされた後、折曲装置によって冊子状に折り曲げられた場合には、冊子状の印刷物のページの中に、画像形成時に形成された画像のページと、既使用紙の上記一方の面に既に形成されていた画像のページとが混在することとなり、好ましくない。
この発明の構成によれば、ステープルモードを実行する場合には、用紙の片面に形成すべき画像に対しても既使用紙に画像が形成されることがないので、上記弊害を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1および後処理装置2の構成を示す概略図である。画像形成装置1は、たとえばデジタル式複写機であって、使用する用紙に対して画像データに基づく画像を形成するものである。また、後処理装置2は、画像形成装置1に隣接して配置され、画像形成後の用紙の所定位置に孔をあけるパンチ処理や、画像形成後の用紙束をステープルで綴じるステープル処理などを行うものである。
【0013】
画像形成装置1には、感光体11、メインチャージャ12、現像装置13、転写装置14およびクリーニング装置15を含む画像形成部3が備えられている。感光体11は、例えば前後方向に延びる円筒体であって、図1において時計回りに回転駆動されるようになっている。画像形成時には感光体11の表面がメインチャージャ12の放電によって一様に帯電される。
画像形成部3の上方には、レーザ走査ユニット(LSU)16が配置されている。メインチャージャ12によって帯電された感光体11の表面は、レーザ走査ユニット16からの照射光により、画像データに基づいて選択的に露光される。これにより、感光体11の表面には、いわゆる静電潜像が形成される。
【0014】
静電潜像が形成された感光体11の表面には、現像装置13によりトナーが付着され、用紙に転写すべきトナー像が形成される。この感光体11表面に形成されたトナー像は、搬送ベルト17によって画像形成部3に送られてきた用紙に対して、その用紙が感光体11と転写装置14との間を通る際に転写される。トナー像転写後に感光体11の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置15によって回収される。
【0015】
使用する用紙は、画像形成部3の下方に配置された複数(たとえば、3つ)の用紙収容部4A,4B,4Cに収容されている。各用紙収容部4A〜4Cには、サイズ(たとえば、日本工業規格(JIS)のA列4番(A4)やB列5番(B5)など)や種類(白黒印刷用の普通紙や、カラー印刷用のカラー紙など)の異なる用紙を収容できるようになっていて、これらの用紙収容部4A〜4Cの中から選択されたいずれか1つの用紙収容部から、用紙搬送路18を介して用紙が送られてくる。
【0016】
用紙としては、両面にまだ画像が形成されていない用紙(未使用紙)だけでなく、一方の面に既に画像が形成されている用紙(既使用紙(いわゆる裏紙))も使用できる。3つの用紙収容部4A〜4Cのうち最下段の用紙収容部4Cは、たとえば、約3000枚の用紙を収容できる大容量デッキであって、既使用紙は、この用紙収容部4Cに収容されてもよい。
用紙収容部4A〜4Cから用紙搬送路18を介して画像形成部3側に送られてきた用紙は、その先端がレジストローラ19に到達した時点で一旦停止される。そして、感光体11表面に形成されたトナー像が転写装置14に対向する位置にくるタイミングと、用紙が感光体11と転写装置14との間を通過するタイミングとが合うようにレジストローラ19が回転され、用紙が画像形成部3へと送り出される。
【0017】
画像形成部3でトナー像が転写された用紙は、搬送ベルト17によって定着装置20へと導かれ、この定着装置20によりトナー像の定着処理がなされた後、スイッチバック装置21へと送られる。
この画像形成装置1は、用紙の片面に画像を形成することができるだけでなく、用紙の両面に画像を形成することもできるようになっている。用紙の片面に画像を形成する場合は、画像形成後の用紙をスイッチバック装置21へ一旦送り、進行方向を逆転させて排出ローラ22へと送ることにより、用紙の表裏が反転され、画像を形成した面が下を向くようにして用紙が後処理装置2に送られる。
【0018】
一方、用紙の両面に画像を形成する場合は、片面に画像が形成された後の用紙をスイッチバック装置21へ送り、進行方向を逆転させて再び画像形成部3へと送ることにより、用紙の表裏を反転させることができる。そして、画像形成部3において他方の面に画像が形成された用紙は、定着装置20を経て、排出ローラ22から後処理装置2に送られる。
用紙に形成すべき画像のデータは、外部機器(パーソナルコンピュータなど)から画像形成装置1に読み込むこともできるし、画像形成装置1の上部に配置された画像読取部5において原稿の画像を読み取ることによっても得られる。
【0019】
画像形成装置1の最上部には、原稿トレイ61にセットされた1ないし複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に画像読取部5へと送り、読み取らせるための自動原稿供給装置(DF)6が配置されている。
自動原稿供給装置6は、スイッチバック装置21と同様の構成で、原稿トレイ61から画像読取部5に送る原稿を表裏反転させることができるようになっている。したがって、原稿の片面の画像のみを画像読取部5で読み取らせて片面の画像データ(片面データ)を得ることもできるし、原稿の両面の画像を画像読取部5で読み取らせて両面の画像データ(両面データ)を得ることもできる。
【0020】
自動原稿供給装置6は、たとえば、その後端を中心に開閉可能となっていて、この自動原稿供給装置6を開けると、画像読取部5において原稿の画像を読み取らせる際の載置台としてのコンタクトガラス(図示せず)が現れるようになっている。この構成により、自動原稿供給装置6を開いてコンタクトガラス上に1枚ずつ原稿をセットして、その画像を画像読取部5で読み取らせることもできるし、原稿トレイ61に1ないし複数枚の原稿をセットして、自動原稿供給装置6により原稿を1枚ずつ画像読取部5へと供給し、その画像を読み取らせる(いわゆる流し読み)こともできるようになっている。原稿の画像データは、画像読取部5に備えられたスキャナから原稿に向けて照射した光の反射光をCCDイメージセンサ(図示せず)で検出して、電気信号に変換することにより得られる。
【0021】
後処理装置2には、画像形成装置1から送られてきた用紙に対してパンチ処理を行うためのパンチ装置31と、送られてきた複数枚の用紙をスタックする(貯めておく)とともに、そのスタックされた用紙束に対してステープル処理を行うためのステープル装置32とが備えられている。パンチ処理およびステープル処理を行うか否かは、たとえば、画像形成装置1の上面に配置された操作パネル(図示せず)を操作することにより決定される。
【0022】
画像形成装置1から後処理装置2に送られてきた用紙は、まず、パンチ装置31へと送られ、パンチ処理を行うと決定されている場合は、パンチ装置31において用紙の所定位置に孔があけられる。一方、パンチ処理を行うと決定されていない場合には、用紙はパンチ処理されることなくパンチ装置31を通過する。
ステープル処理を行うと決定されていない場合、パンチ装置31を通過した用紙は排出ローラ33へと送られる。一方、ステープル処理を行うと決定されている場合には、パンチ装置31を通過した用紙は、当該パンチ装置31の下方に配置されたステープル装置32へと送られる。ステープル装置32は、複数枚の用紙をスタックした後、そのスタックされた用紙束の先端をステープルで綴じる先端綴じや、用紙束の長手方向の中央を短手方向に沿ってステープルで綴じる中央綴じなどのステープル処理を行うことができる。
【0023】
先端綴じが行われた後の用紙束は、排出ローラ33に向けて上方へと送られる。後処理装置2の排出ローラ33側の端面には、排出トレイ34と、この排出トレイ34の上方に上下に並べて配置された複数のジョブトレイ35とが備えられている。後処理装置2から排出ローラ33を介して排出される用紙(または用紙束)は、排出トレイ34にまとめて排出することもできるし、複数のジョブトレイ35を個別もしくは一体的に上下に移動させて、排出される用紙を各ジョブトレイ35に振り分けることもできる。
【0024】
ステープル装置32の下方には、中央綴じされた用紙束を中央でステープルに沿って折り曲げるための折曲装置36が配置されている。ステープル装置32において中央綴じされた用紙束は、折曲装置36へと送られ、この折曲装置において冊子状に折り曲げられた後、排出トレイ34の下方に設けられたブックレットトレイ37に排出される。
図2は、画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。制御部40は、たとえばマイクロコンピュータなどからなり、CPU41、RAM42およびROM43の他、画像データを記憶しておくためのメモリコピー部44を含む。
【0025】
制御部40には、操作パネル7、ハードディスク(HDD)8、画像読取部5、プリンタコントローラ9、画像形成部3などがそれぞれインタフェース(I/F)45を介して入出力可能に接続されている。
ハードディスク8は、画像データを圧縮して蓄積しておくためのものである。画像形成時には、ハードディスク8に蓄積されている画像データが伸張されてメモリコピー部44に展開され、その展開された画像データが画像形成部3のレーザ走査ユニット16へと転送される。メモリコピー部44には、たとえば、10ページ分(片面データは1ページ分、両面データは2ページ分)の画像データを展開できる。
【0026】
画像読取部5は、スキャナ23、自動原稿供給装置6、CCDイメージセンサ24などを含む。画像読取部5で読み取られた原稿の画像データは、CCDイメージセンサ24から制御部40へ送られ、メモリコピー部44に記憶される。
プリンタコントローラ9は、パーソナルコンピュータ(PC)10Aなどの外部機器にパラレル接続されていて、パーソナルコンピュータ10Aからプリンタコントローラ9を介して制御部40に画像データを送ることができるようになっている。プリンタコントローラ9から制御部40に送られた画像データは、メモリコピー部44に記憶される。
【0027】
また、プリンタコントローラ9は、他のパーソナルコンピュータ10Bとネットワーク接続されていて、これらの他のパーソナルコンピュータ10Bからも、プリンタコントローラ9を介して制御部40に画像データを送ることができるようになっている。
後処理装置2は、画像形成部3のインタフェース45を介して、画像形成装置1に対して電気的に接続される。画像形成装置1の操作パネル7を操作して、パンチ処理やステープル処理を行うと決定した場合には、その旨の信号が後処理装置2へと送られ、後処理装置2においてそれらの処理が実行される。
【0028】
操作パネル7は、テンキー等のキー入力部71、液晶表示部72およびLED表示部73などを含む。
図3は、操作パネル7の構成を示す平面図である。
キー入力部71は、たとえば操作パネル7の右端部に配置されていて、プリント部数を設定する際や、画像形成装置1における画像形成動作をスタート/ストップさせる際などに操作される。
【0029】
液晶表示部72は、たとえば操作パネル72の中央左寄りに配置されている。液晶表示部72は、たとえばタッチパネル付きのものであって、その表示画面上に表示されたキーに触れることで、画像形成装置1における各種機能の設定などを行うことができるようになっている。このとき、選択されたキーは反転表示されるようになっている(図3では、反転表示されたキーにハッチングを施している)。
【0030】
キー入力部71や液晶表示部72における操作が行われると、その操作に応じた入力信号が制御部40に与えられる。また、制御部40からの出力信号に基づいて、液晶表示部72の表示態様や、液晶表示部72の左方および後方に配置されたLED表示部73の発光態様が制御されることにより、運転状況や機能の設定状況などに関連する情報が表示される。
各用紙収容部4A〜4Cに収容されている用紙のサイズおよび種類に関する情報は、操作パネル7を操作することにより、制御部40のRAM42に対応付けて記憶しておくことができるようになっている。画像形成装置1の待機状態では、操作パネル7の液晶表示部72には、使用する用紙を選択するための複数の用紙選択キー721が表示されるようになっていて、これらの用紙選択キー721に触れることにより、画像形成時に使用する用紙のサイズおよび種類に対応する用紙収容部4A〜4Cを選択することができるようになっている。画像形成時には、選択された用紙収容部4A〜4Cから用紙が送り出され、その用紙に画像が形成される。
【0031】
複数の用紙選択キー721の中には、画像データに基づく画像のサイズに応じて、そのサイズと同じサイズの用紙を自動的に選択するモード(自動用紙選択モード)を設定するための自動用紙キー721Aが含まれる。自動用紙選択モードを選択した場合(このとき、図3に示すように、自動用紙キー721Aが反転表示される)、それぞれ異なるサイズまたは種類の用紙を収容する用紙収容部4A〜4C(検索対象)の中から、画像データに基づく画像のサイズに対応する用紙収容部が自動的に決定され(自動用紙選択処理)、画像形成時には、その決定された用紙収容部から用紙が送り出される。
【0032】
各用紙収容部4A〜4Cには、異なるサイズの用紙が収容されているとは限らない。すなわち、複数の用紙収容部に、同じサイズであって種類の異なる用紙(たとえば、普通紙、カラー紙、既使用紙など)が収容されている場合もある。この実施形態では、操作パネル7を操作して、自動用紙選択処理時にどの種類の用紙を優先的に選択するかを決定することができるようになっている。自動用紙選択モードを選択した場合、自動用紙選択処理時には、予め決定された優先順位に従って、画像データに基づく画像のサイズと同じサイズの用紙が自動的に選択される。
【0033】
この実施形態では、操作パネル7を操作することにより、用紙の片面に画像を形成する片面モード、または用紙の両面に画像を形成する両面モードのいずれかを選択して画像形成を行うことができるようになっている。自動用紙選択モードで片面モードを実行した場合には、既使用紙に対応する用紙収容部(たとえば、用紙収容部4C)を含む検索対象の中から、予め決定された優先順位に従って、画像データに基づく画像のサイズに対応する用紙収容部が自動的に決定される。
【0034】
画像形成すべき画像のデータは、たとえ両面モードといえども、その全てが両面データであるとは限らない。すなわち、画像読取部5で読み取った原稿の画像データやパーソナルコンピュータ10A,10Bから読み込んだ画像データの中に、両面データと片面データとが混在している場合がある。
この実施形態では、自動用紙選択モードで両面モードを実行する場合において、片面データに対しては既使用紙に対応する用紙収容部4Cが検索対象に含められ、両面データに対しては既使用紙に対応する用紙収容部4Cが検索対象に含められないようになっている。これにより、両面モードにおいて、両面データに対応する画像を未使用紙の両面に形成し、片面データに対応する画像を既使用紙のまだ画像が形成されていない面に形成することができるので、既使用紙を優先的に使用できる。
【0035】
図4は、自動用紙選択処理時のCPU41による制御の流れを説明するためのフローチャートである。
両面モードにおいて、自動用紙選択モードが選択されている場合、CPU41は、メモリコピー部44に展開される各画像データについて、その画像データが両面データであるか否かの判定を行う(ステップS1)。
画像データが両面データである場合には(ステップS1でYES)、CPU41は、既使用紙に対応する用紙収容部4C以外の用紙収容部4A,4Bを検索対象に決定し(ステップS2)、その検索対象の中から、予め決定された優先順位に従って、使用する用紙に対応する用紙収容部を決定する(用紙収容部決定処理;ステップS3)。
【0036】
一方、画像データが両面データでない場合、すなわち画像データが片面データである場合には(ステップS1でNO)、CPU41は、ステープル処理を実行すると決定されているか否かを判定する(ステップS4)。そして、ステープル処理を実行すると決定されている場合には(ステップS4でYES)、CPU41は、既使用紙に対応する用紙収容部4C以外の用紙収容部4A,4Bを検索対象に決定し(ステップS2)、用紙収容部決定処理を行う(ステップS3)。
【0037】
未使用紙の両面に両面データに基づく画像が形成され、一方の面に既に画像が形成された既使用紙の他方の面に片面データに基づく画像が形成されて、それらの用紙束が中央綴じされた後、折曲装置36によって冊子状に折り曲げられた場合には、冊子状の印刷物のページの中に、画像形成時に画像データに基づいて形成された画像のページと、既使用紙の上記一方の面に既に形成されていた画像のページとが混在することとなり、好ましくない。上記のように、ステープル処理を実行すると決定されている場合には既使用紙に対応する用紙収容部4Cを検索対象に含めない構成とすることにより、上記のような構成によれば、ステープル処理を実行する場合には、片面データに対しても既使用紙に画像が形成されることがないので、上記弊害を防止できる。
【0038】
ステープル処理を実行すると決定されていない場合には(ステップS4でNO)、CPU41は、既使用紙に対応する用紙収容部4Cを含む全ての用紙収容部4A〜4Cを検索対象に決定し(ステップS5)、用紙収容部決定処理を行う(ステップS3)。
図5は、用紙収容部決定処理時のCPU41による制御の流れを説明するためのフローチャートである。
【0039】
用紙収容部決定処理が開始されると、CPU41は、予め決定された優先順位に従って、最初の検索対象を検索する(ステップT1)。そして、CPU41は、その検索対象の用紙収容部4A〜4Cに対応する用紙のサイズが、画像データに基づく画像のサイズと一致するか否かを判定する(ステップT2)。
サイズが一致する場合には(ステップT2でYES)、使用する用紙に対応する用紙収容部をその用紙収容部4A〜4Cに決定し(ステップT3)、用紙収容部決定処理が終了する。
【0040】
一方、サイズが一致しない場合(ステップT2でNO)、まだ全ての検索対象の検索が終了していないときには(ステップT4でNO)、CPU41は、予め決定された優先順位に従って次の検索対象を検索し(ステップT5)、その検索対象の用紙収容部4A〜4Cに対応する用紙のサイズが、画像データに基づく画像のサイズと一致するか否かを判定する(ステップT2)。
このようにして、検索対象の用紙収容部4A〜4Cに対応する用紙のサイズが画像データに基づく画像のサイズと一致するか(ステップT2でYES)、または全ての検索対象の検索が終了するまで(ステップT4でYES)、ステップT2,T4,T5の制御が繰り返される。
【0041】
全ての検索対象の検索が終了した場合には(ステップT4でYES)、CPU41は、画像データに基づく画像のサイズに対応する用紙収容部がないと決定し(ステップT6)、そのサイズに対応する用紙をセットするよう促すためのメッセージ(たとえば、「A4の用紙をセットしてください。」といったメッセージ)を操作パネル7の液晶表示部72に表示させる(エラー表示;ステップT7)。
【0042】
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、後処理装置2が別個に設けられているのではなく、画像形成装置1内にパンチ装置31やステープル装置32が備えられていてもよい。
また、この発明の一実施形態としてデジタル式複写機について説明したが、この発明は、デジタル式複写機に限らず、プリンタやファクシミリなどの他の画像形成装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像形成装置および後処理装置の構成を示す概略図である。
【図2】画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】操作パネルの構成を示す平面図である。
【図4】自動用紙選択処理時のCPUによる制御の流れを説明するためのフローチャートである。
【図5】用紙収容部決定処理時のCPUによる制御の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置
3 画像形成部
4A〜4C 用紙収容部
32 ステープル装置
41 CPU

Claims (1)

  1. 用紙に画像を形成するための画像形成部を備えた画像形成装置であって、
    両面にまだ画像が形成されていない未使用紙を収容可能な未使用紙収容部と、一方の面に既に画像が形成されている既使用紙を収容可能な既使用紙収容部とを有する複数の用紙収容部と、
    画像形成すべき画像データが、両面データであるか、片面データであるかを判定する判定手段と、
    上記判定手段が両面データと判定したことに基づいて、上記複数の用紙収容部の中の、既使用紙が収容された用紙収容部は検索対象に含めないようにし、上記判定手段が片面データと判定したことに基づいて、上記複数の用紙収容部の中の、既使用紙が収容された用紙収容部を検索対象に含めるようにし、検索対象の中から既使用紙を優先的に使用できるような優先順位に従って使用すべき用紙収容部を自動的に選択する用紙収容部選択手段と、
    画像形成後の用紙束の中央をステープルで綴じる中央綴じのステープルモードを設定するステープルモード設定手段とを含み、
    上記ステープルモードが設定されているときは、上記用紙収容部選択手段は、上記判定手段が片面データと判定したにもかかわらず、既使用紙が収容された用紙収容部を検索対象に含めないようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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