JP2006262589A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 制御処理が複雑化することを防止しつつ、トルク脈動の発生を抑制する。
【解決手段】 位相補正器18は、磁極位置検出器6の検出誤差を補正する処理として、零電流状態(モータ3の回転角速度ωが略一定となる状態)であると判定した場合に、電圧指令生成器15から出力されるd軸電圧指令値Vdc及びq軸電圧指令値Vqcに基づき、磁極補正角θofs=atan(Vdc/Vqc)を算出し、補正磁極回転角θc(=θact−θofs)を設定する。位相補正器18は、角度置換の処理として、予め複数の相電流進角値毎のトルク波形のデータに基づいて設定した角度置換マップを参照して、補正磁極回転角θcを磁極回転角θへと置換し、電流座標変換器12及び電圧座標変換器16へ出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータ制御装置に関する。
従来、ブラシレスDCモータ等のモータでは、例えばモータの構造等に起因して、ステータ巻線への励磁切換時の励磁電流や磁束密度が不均一となり、ステータ巻線への励磁切換周期毎に出力トルクが変動するトルク脈動が発生することが知られている。
そして、このようなトルク脈動の発生を抑制する方法として、例えば、正弦波状の相電流が台形波状となるようにして、相電流の瞬時値が所定の最大値となる位相の前後での所定角度領域に亘って、相電流が所定の最大値を維持するように設定する制御方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、予め設定した所定のトルク脈動と相殺するトルク波形を発生させる波形データを電流指令値等の制御信号に重畳する制御装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−331885号公報 特開平10−191680号公報
ところで、上記従来技術に係る制御方法および制御装置においては、モータでの合成起磁力の振幅が増幅されることにより、モータの制御処理が煩雑となって応答性や追従性が低下してしまう虞がある。例えば3相のモータに対して、各相電流が正弦波状であって、各相電流間の電流位相差が2π/3であることを前提とする通常のベクトル制御を、台形波状の相電流や、周期や位相が異なる複数の正弦波が合成された相電流を制御することができるように拡張するためには煩雑な手間を要し、制御装置の構成が複雑化するという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、制御処理が複雑化することを防止しつつ、トルク脈動の発生を抑制することが可能なモータ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のモータ制御装置は、電動機(例えば、実施の形態でのブラシレスDCモータ3)に電流を供給する主回路(例えば、実施の形態でのPWMインバータ回路8)と、回転子(例えば、実施の形態での回転子(ロータ)4)の磁極位置角度(例えば、実施の形態での磁極回転角θ)を検出する磁極位置検出手段(例えば、実施の形態での磁極位置検出器6)と、前記磁極位置検出手段による前記磁極位置角度の検出値(例えば、実施の形態での磁極検出角θact)に、角度毎に応じた角度補正値(例えば、実施の形態での進角値差分)を加算して得た値を、新たに前記磁極位置角度として設定する角度置換手段(例えば、実施の形態での位相補正器18)と、前記角度置換手段により設定された前記磁極位置角度と、前記電動機の出力(例えば、実施の形態でのトルク、回転数)に対する指令である出力指令(例えば、実施の形態でのトルク指令値Trc)とに基づき、前記電動機に供給する前記電流を制御する電流制御手段(例えば、実施の形態での電流指令生成器9および電流指令切換器10および相電流検出器11u,11vおよび電流座標変換器12および減算処理器13,14および電圧指令生成器15および電圧座標変換器16)とを備えることを特徴としている。
上記構成のモータ制御装置によれば、磁極位置角度の検出値を、角度毎に応じた角度補正値により補正するだけの単純な処理でトルク脈動の発生を抑制することができ、しかも、電流の波高値を増幅してしまう処理が不要であることから、制御処理が複雑化することを防止することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明のモータ制御装置では、前記角度補正値は、予め角度毎に設定された補正データ(例えば、実施の形態での(進角値A−進角値A)、(進角値B−進角値A)、(進角値C−進角値A))により構成されるマップから検索されることを特徴としている。
上記構成のモータ制御装置によれば、予め角度毎に設定された補正データをマップ検索により取得するだけの単純な処理で磁極位置角度の検出値を補正することができ、制御処理が複雑化することを防止しつつ、トルク脈動の発生を抑制することができる。
さらに、請求項3に記載の本発明のモータ制御装置では、前記角度補正値は、予め角度毎に設定された補正データ(例えば、実施の形態での(進角値A−進角値A)、(進角値B−進角値A)、(進角値C−進角値A))に基づき設定される数式から算出されることを特徴としている。
上記構成のモータ制御装置によれば、予め設定された数式を用いて角度補正値を算出するだけの単純な処理で磁極位置角度の検出値を補正することができ、制御処理が複雑化することを防止しつつ、トルク脈動の発生を抑制することができる。
さらに、請求項4に記載の本発明のモータ制御装置では、前記補正データは、前記電動機の平均トルク(例えば、実施の形態での所定トルクD)に応じて設定されることを特徴としている。
上記構成のモータ制御装置によれば、例えば電動機に供給する電流の実効値を固定した状態で位相に対する進角値を変化させると、各進角値毎に対して実効値が異なる周期的なトルク変動が生じる。このため、各進角値毎のトルク波形から所定トルクでの磁極位置角度の値を抽出し、抽出した磁極位置角度と進角値とを対応させることで、磁極位置角度の変化に対して所定トルクを維持するために設定すべき進角値のデータを得ることができる。この所定トルクとして電動機の平均トルクを設定することにより、所定トルクを維持するための磁極位置角度と進角値との組み合わせのデータ数を増大させることができる。
さらに、請求項5に記載の本発明のモータ制御装置では、前記角度置換手段により設定された前記磁極位置角度を、前記電動機の回転数に応じた制御ゲインにより補正する補正手段(例えば、実施の形態でのステップS11)を備えることを特徴としている。
上記構成のモータ制御装置によれば、角度置換手段により設定された磁極位置角度を電動機の回転数に応じた制御ゲインにより補正することで、トルク脈動を抑制する処理の作用量を電動機の運転状態に応じて変更することができる。
さらに、請求項6に記載の本発明のモータ制御装置では、前記角度置換手段により設定された前記磁極位置角度を、前記電動機のトルクに応じた制御ゲインにより補正する補正手段(例えば、実施の形態でのステップS11)を備えることを特徴とている。
上記構成のモータ制御装置によれば、角度置換手段により設定された磁極位置角度を電動機の回転数に応じた制御ゲインにより補正することで、トルク脈動を抑制する処理の作用量を電動機の運転状態に応じて変更することができる。
さらに、請求項7に記載の本発明のモータ制御装置では、前記電動機は、永久磁石を有するロータ(例えば、実施の形態でのロータ4)と、複数相のステータ巻線をステータ鉄心に集中的に巻回したステータとを備えることを特徴としている。
上記構成のモータ制御装置によれば、相対的にトルク脈動の発生が増大する所謂集中巻きのステータを備える電動機に対して、制御処理が複雑化することを防止しつつ、トルク脈動の発生を抑制することができる。
さらに、請求項8に記載の本発明のモータ制御装置では、前記電動機は、永久磁石を有するロータ(例えば、実施の形態でのロータ4)と、このロータを回転させる回転磁界を発生する3相のステータ巻線を有するステータとを備え、複数のスイッチング素子からなり、d軸電圧およびq軸電圧の2相電圧(例えば、実施の形態でのd軸電圧指令値Vdc及びq軸電圧指令値Vqc)をから変換されてなる3相電圧(例えば、実施の形態での電圧指令値Vuc,Vvc,Vwc)に応じて前記ステータ巻線への通電を順次転流させることで前記ロータを回転駆動させる通電切換手段(例えば、実施の形態でのPWMインバータ回路8)を備えることを特徴としている。
上記構成のモータ制御装置によれば、電動機に供給する電流の波高値を増幅する必要無しに、磁極位置角度の検出値を角度毎に応じた角度補正値により補正するだけの単純な処理でトルク脈動の発生を抑制することができることから、例えば3相のモータに対して、各相電流が正弦波であって、各相電流間の電流位相差が2π/3であることを前提とする単純なベクトル制御を用いて電動機を容易に制御することができる。
本発明のモータ制御装置によれば、制御処理が複雑化することを防止しつつ、トルク脈動の発生を抑制することができる。
さらに、請求項4に記載の本発明のモータ制御装置によれば、電動機の平均トルクに応じて補正データを設定することにより、補正データのデータ数を増大させることができる。
さらに、請求項5または請求項6に記載の本発明のモータ制御装置によれば、トルク脈動を抑制する処理の作用量を電動機の運転状態に応じて変更することができる。
以下、本発明のモータ制御装置の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
この実施形態によるモータ制御装置1は、例えば図1に示すように、ハイブリッド車両に内燃機関2と共に駆動源として搭載されるブラシレスDCモータ3(以下、単に、モータ3と呼ぶ)を駆動制御するものであって、モータ3は、界磁に利用する永久磁石を有する回転子(ロータ)4と、この回転子4を回転させる回転磁界を発生する3相(U相,V相,W相)のステータ(図示略)とを備えて構成され、さらに、3相のステータは、例えば各複数のティース毎に集中巻きされたステータ巻線を備えて構成されている。
そして、モータ3の回転子(ロータ)4は、内燃機関2の出力軸2aと直列に直結され、モータ3および内燃機関2の出力は変速機等の動力伝達装置(図示略)を介して車両の駆動輪に伝達されるようになっている。
また、モータ3には、回転子4の磁極位置を検出する磁極位置検出器6が組み付けられている。この磁極位置検出器6は、ホール素子やエンコーダを用いて構成され、回転子4の所定の基準回転位置からの磁極の回転角度θactの検出値を示す信号を磁極位置の検出信号としてモータ制御装置1へ出力する。
モータ制御装置1は、PWMインバータ回路8と、電流指令生成器9と、電流指令切換器10と、相電流検出器11u,11vと、電流座標変換器12と、減算処理器13,14と、電圧指令生成器15と、電圧座標変換器16と、位相補正器18と、速度算出器19とを備えて構成されている。
このモータ制御装置1において、3相のモータ3の駆動および回生作動はPWMインバータ回路8により行われる。PWMインバータ回路8は、例えばトランジスタのスイッチング素子を複数用いてブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータを備え、モータ3と電気エネルギーの授受を行う高圧系のバッテリ7が接続されている。
PWMインバータ回路8は、例えばモータ3の駆動時に、バッテリ7から供給される直流電力を3相交流電力に変換し、3相のモータ3のステータ巻線(図示略)への通電を順次転流させることで各相電圧指令値Vuc,Vvc,Vwcに応じてステータの各U相,V相,W相の印加電圧の大きさ(振幅)及び位相を操作し、U相電流Iu及びV相電流Iv及びW相電流Iwをモータ3の各相へと出力する。
そして、モータ制御装置1は、回転直交座標をなすdq座標上で電流のフィードバック制御を行うものであり、d軸電流指令値Idc及びq軸電流指令値Iqcに基づいて各相電圧指令値Vuc,Vvc,Vwcを算出し、PWMインバータ回路8へパルス幅変調信号を入力すると共に、実際にPWMインバータ回路8からモータ3に供給される各相電流Iu,Iv,Iwをdq座標上に変換して得たd軸検出電流Id及びq軸検出電流Iqと、d軸電流指令値Idc及びq軸電流指令値Iqcとの各偏差がゼロとなるように制御を行う。
なお、回転直交座標をなすdq座標は、例えばロータ4の永久磁石による界磁極の磁束方向をd軸(界磁軸)とし、このd軸と直交する方向をq軸(トルク軸)としており、モータ3のロータ4と共に同期して電気角速度ω(以下、単に、回転角速度ωと呼ぶ)で回転している。これにより、PWMインバータ回路8からモータ3の各相に供給される交流信号に対する電流指令として、直流的な信号であるd軸電流指令値Idc及びq軸電流指令値Iqcを与えるようになっている。
先ず、電流指令生成器9はモータ3に発生させるトルクの指令値であるトルク指令値Trcに応じて、d軸電流指令値Idc及びq軸電流指令値Iqcを生成する。この電流指令生成器9に入力されるトルク指令値Trcは、例えば車両の運転状態(アクセル操作量等)に応じて設定されるものである。そして、電流指令生成器9は、入力されたトルク指令値Trcのトルクをモータ3に発生させるために要するd軸電流およびq軸電流を算出し、これらをd軸電流指令値Idc及びq軸電流指令値Iqcとして出力する。
そして、電流指令切換器10は、電流指令生成器9が出力するd軸電流指令値Idc及びq軸電流指令値Iqcの組(Idc,Iqc)と、値「0」のd軸電流指令値Idc及びq軸電流指令値Iqcの組(0,0)とを、後述する位相補正器18の指令に応じて選択的に出力する。
相電流検出器11u,11vにより検出されるモータ3のステータのU相、V相を流れる各相電流Iu,Ivの検出値は電流座標変換器12に入力され、電流座標変換器12は相電流Iu,Ivの検出値を座標変換することによって指令軸座標dc−dqでのd軸検出電流Id及びq軸検出電流Iqを算出する。つまり電流座標変換器12は、ロータ4の磁極の回転角度を示すものとして後述する位相補正器18により算出される磁極回転角θを用いて、静止座標上における電流である各相電流Iu,Iv,Iwを、モータ3の回転位相による回転座標である指令軸座標dc−qc(つまり磁極回転角θをd軸の回転位置として定まるdq座標)上でのd軸検出電流Id及びq軸検出電流Iqに変換する。
なお、ステータは3相であるため、任意の1相を流れる電流は他の2相を流れる電流によって一義的に決まる。例えばW相を流れる電流は、−(Iu+Iv)となる。
そして、電流座標変換器12から出力されるd軸検出電流Id及びq軸検出電流Iqは減算処理器13,14に出力されている。
減算処理器13は電流指令切換器10から出力されるd軸電流指令値Idcと電流座標変換器12により求められるd軸検出電流Idとの偏差を算出し、減算処理器14は電流指令切換器10から出力されるq軸電流指令値Iqcと電流座標変換器12により求められるq軸検出電流Iqとの偏差を算出する。そして、各減算処理器13,14から出力された偏差(Idc−Id)および(Iqc−Iq)は電圧指令生成器15に入力されている。
電圧指令生成器15は、例えばPI(比例積分)動作等のフィードバック制御則の処理により、偏差(Idc−Id)および(Iqc−Iq)を制御増幅して指令軸座標dc−qcでの各軸方向の印加電圧の指令値であるd軸電圧指令値Vdc及びq軸電圧指令値Vqcを算出する。電圧指令生成器15から出力されるd軸電圧指令値Vdc及びq軸電圧指令値Vqcは電圧座標変換器16に入力されている。
また、電圧指令生成器15は、フィードバック制御則の処理に加えて、例えば、d軸とq軸との間で干渉し合う速度起電力成分を相殺してd軸及びq軸を独立して制御するために、d軸及びq軸に対する各干渉成分を相殺するd軸補償項及びq軸補償項を算出する非干渉制御の処理を行なう。
電圧座標変換器16は、d軸電圧指令値Vdc及びq軸電圧指令値Vqcを座標変換することによってステータの各相の印加電圧の指令値Vuc,Vvc,Vwc(以下、相電圧指令値Vuc,Vvc,Vwcという)を算出する。つまり電圧座標変換器16は、ロータ4の磁極の回転角度を示すものとして後述する位相補正器18により算出される磁極回転角θを用いて、モータ3の回転位相による回転座標である指令軸座標dc−qc上における電圧指令値であるd軸電圧指令値Vdc及びq軸電圧指令値Vqcを、静止座標である3相交流座標上での相電圧指令値Vuc,Vvc,Vwcに変換する。
この電圧座標変換器16から出力される各相電圧指令値Vuc,Vvc,Vwcは、PWMインバータ回路8のスイッチング素子をオン/オフさせるためのスイッチング指令(例えば、パルス幅変調信号)としてPWMインバータ回路8に入力されている。
位相補正器18は、磁極位置検出器6の検出誤差を補正すると共に、例えばモータ3の構造等に起因して発生するトルクリップル(トルク脈動)を角速度変調により抑制するための角度置換を行う。
先ず、位相補正器18は、磁極位置検出器6の検出誤差を補正する処理として、イグニッションスイッチがオン状態とされる車両の始動時あるいは車両のアイドル運転状態からの復帰時等での所定タイミング(例えば、内燃機関2の始動完了以後等)において、電流指令切換器10から値「0」のd軸電流指令値Idc及びq軸電流指令値Iqcの組(0,0)を出力させるための切換指令を電流指令切換器10に出力すると共に、磁極位置検出器6の検出誤差を補正するための磁極補正角θofs(つまり実際の磁極位置の回転角に対する磁極検出角θactの誤差角)にゼロを設定する。これにより、磁極検出角θactから磁極位置誤差角θofsを減算して得られる補正磁極回転角θc(=θact−θofs)は、磁極位置検出器8による磁極検出角θactと同等になる。
この状態で、モータ制御装置1は、d軸検出電流Id及びq軸検出電流Iqを、これらの指令値である「0」に合致させるように相電圧指令値Vuc,Vvc,Vwcを設定し、モータ3のステータの印加電圧を操作する。これにより、モータ3の状態は、モータ3の実際の相電流(つまりU相,V相,W相の各相を流れる電流)がほぼ「0」に制御される零電流状態となる。
ここで、速度算出器19は、磁極検出角θactを時間微分することによりモータ3のロータ4の回転角速度ω=dθact/dtを算出し、位相補正器18へ出力している。これにより、位相補正器18はロータ4の回転角速度ωが略一定の回転角速度であるか否かを判定することで、モータ3が零電流状態であるか否かを判定する。なお、回転角速度ωは適宜の速度センサにより検出されてもよいし、内燃機関2の回転数センサにより検出される回転速度Neが回転角速度ωとして代用されてもよい。
そして、位相補正器18は、零電流状態(モータ3の回転角速度ωが略一定となる状態)であると判定した場合に、電圧指令生成器15から出力されるd軸電圧指令値Vdc及びq軸電圧指令値Vqcに基づき、磁極補正角θofs=atan(Vdc/Vqc)を算出する。これにより、これ以降において補正磁極回転角θc(=θact−θofs)は、磁極位置検出器6の検出誤差が補正された値となる。
さらに、位相補正器18は、角度置換の処理として、例えば、予め複数の相電流進角値毎のトルク波形のデータに基づいて設定した角度置換マップを参照して、補正磁極回転角θcを磁極回転角θへと置換し、電流座標変換器12及び電圧座標変換器16へ出力する。
例えば図2に示すように、U相,V相,W相の各相を流れる相電流の実効値を所定値に固定した状態で相電流の位相に対する進角値を変化させると、例えばモータ3の構造等に起因して、各進角値(例えば、進角値A<進角値B<進角値C)毎に対し、実際の磁極回転角(実磁極回転角)の変化に応じた周期的なトルク変動が生じる。このため、これらの各進角値毎のトルク波形において、所定トルクD(例えば、モータ3の平均トルク等)を維持するためには、実磁極回転角の変化に応じて進角値の設定を順次変化させる(例えば、進角値A→進角値B→進角値C→…等へ変化させる)ことになる。
このため、位相補正器18は、適宜の進角値を基準進角値として、この基準進角値と所定トルクを維持するために実磁極回転角の変化に応じて選択される各進角値との差分(進角値差分)を、さらに実磁極回転角に加算して得た値を磁極回転角θとして設定し、実磁極回転角の変化に応じた磁極回転角θの変化を示すデータを角度置換マップとして設定する。
例えば、図2に示す進角値Aを基準進角値として設定し、所定トルクDを維持する場合、先ず、例えば図3に示すように、実磁極回転角=θ1(=0°[電気角])では、進角値差分=(進角値A−進角値A)=0°となり、磁極回転角θ=実磁極回転角θ1となる。
次に、例えば図3に示すように、実磁極回転角=θ2では、進角値差分=(進角値B−進角値A)となり、磁極回転角θ=実磁極回転角θ2+(進角値B−進角値A)となる。
次に、例えば図3に示すように、実磁極回転角=θ3(例えば、θ3=30°[電気角])では、進角値差分=(進角値C−進角値A)となり、磁極回転角θ=実磁極回転角θ3+(進角値C−進角値A)となる。
次に、例えば図3に示すように、実磁極回転角=θ4では、進角値差分=(進角値B−進角値A)となり、磁極回転角θ=実磁極回転角θ4+(進角値B−進角値A)となる。
次に、例えば図3に示すように、実磁極回転角=θ5(例えば、θ5=60°[電気角])では、進角値差分=(進角値A−進角値A)となり、磁極回転角θ=実磁極回転角θ5となる。
そして、位相補正器18は、補正磁極回転角θcを実磁極回転角として角度置換マップに基づき、補正磁極回転角θcを磁極回転角θへと置換する。
上述した実施形態によるモータ制御装置1は上記構成を備えており、次に、このモータ制御装置1の動作、特に、角度置換マップを参照して、補正磁極回転角θcを磁極回転角θへと置換する処理について添付図面を参照しながら説明する。
先ず、例えば図4に示すステップS01においては、磁極位置検出器6により回転子4の磁極位置を検出し、この検出値である回転角度θactに対して、磁極位置検出器6の検出誤差を補正する処理を実行し、補正磁極回転角θcを算出する。
次に、ステップS02においては、適宜の基準進角値での各実磁極回転角に進角値差分が加算されてなる磁極回転角θの変化を示す角度置換マップにおいて、補正磁極回転角θcを実磁極回転角として、補正磁極回転角θcを磁極回転角θへと置換する。
次に、ステップS03においては、角度置換マップにより置換された磁極回転角θに基づく相電流制御を実行し、一連の処理を終了する。
上述したように、本実施形態によるブラシレスDCモータの制御装置10によれば、予め複数の相電流進角値毎のトルク波形のデータに基づいて設定した角度置換マップを参照して、補正磁極回転角θcを磁極回転角θへと置換するだけの単純な処理でトルク脈動の発生を抑制することができ、例えば相電流の波高値を増幅してしまう処理が不要であることから、制御処理が複雑化することを防止することができる。
なお、上述した実施形態においては、例えば図3に示すように、電気角で360°の範囲に亘る実磁極回転角に対して磁極回転角θの変化を示すデータを角度置換マップとして設定したが、これに限定されず、例えばステータ巻線への励磁切換周期(例えば、3相のモータ3では電気角で60°)に亘る実磁極回転角に対して磁極回転角θの変化を示すデータを角度置換マップとして設定してもよい。
また、上述した実施形態においては、実磁極回転角に対して磁極回転角θの変化を示すデータを角度置換マップとして設定したが、これに限定されず、実磁極回転角に対して磁極回転角θの変化を示すデータを適宜の数式で近似し、この数式に基づき磁極回転角θを算出するように設定してもよい。
なお、上述した実施形態においては、角度置換マップにより置換された磁極回転角θに基づき相電流制御を実行するとしたが、これに限定されず、例えば図5に示すように、さらに、モータ3に対する出力指令に係る各種状態量に応じた適宜の制御ゲインを設定し、角度置換マップにより置換された磁極回転角θを、設定された制御ゲインに基づき補正し、補正後の磁極回転角θにより相電流制御を実行してもよい。
つまり、この変形例では、先ず、図5に示すステップS01において、磁極位置検出器6により回転子4の磁極位置を検出し、この検出値である回転角度θactに対して、磁極位置検出器6の検出誤差を補正する処理を実行し、補正磁極回転角θcを算出する。
次に、ステップS02においては、適宜の基準進角値での各実磁極回転角に進角値差分が加算されてなる磁極回転角θの変化を示す角度置換マップにおいて、補正磁極回転角θcを実磁極回転角として、補正磁極回転角θcを磁極回転角θへと置換する。
次に、ステップS11においては、モータ3に対する出力指令に係る各種状態量(例えば図6(a),(b)に示すモータ3の回転数やトルクあるいは図7に示すモータ3の回転数およびトルク等)に応じて変化する制御ゲインを取得する。
次に、ステップS12においては、角度置換マップにより置換された磁極回転角θを、取得した制御ゲインに基づき補正し、補正後の磁極回転角θにより相電流制御を実行し、一連の処理を終了する。
例えば図6(a),(b)に示すように、制御ゲインは、モータ3の回転数の増大に伴い減少傾向に変化し、モータ3のトルクの増大に伴い増大傾向に変化するように設定されている。そして、角度置換マップにより置換された磁極回転角θに、モータ3の回転数あるいはトルクに応じた制御ゲインが作用させられ、磁極回転角θがさらに補正される。そして、制御ゲインにより補正された磁極回転角θは電流座標変換器12及び電圧座標変換器16へ出力され、座標変換処理に利用される。
本発明の実施形態に係るモータ制御装置の構成図である。 U相,V相,W相の各相を流れる相電流の実効値を所定値に固定した状態で相電流の位相に対する進角値を変化させた際の各進角値(進角値A<進角値B<進角値C)毎に対する実際の磁極回転角(実磁極回転角)の変化に応じた周期的なトルク変動の一例を示すグラフ図である。 図2に示す進角値Aを基準進角値として所定トルクDを維持する場合での実磁極回転角と磁極回転角θとの関係の一例を示すグラフ図である。 図1に示すモータ制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例に係るモータ制御装置の動作を示すフローチャートである。 モータの回転数またはトルクに応じて変化する制御ゲインの一例を示すグラフ図である。 モータの回転数およびトルクに応じて変化する制御ゲインの一例を示すグラフ図である。
符号の説明
1 モータ制御装置
3 ブラシレスDCモータ
4 回転子(ロータ)
6 磁極位置検出器(磁極位置検出手段)
8 PWMインバータ回路(主回路、通電切換手段)
9 電流指令生成器(電流制御手段)
10 電流指令切換器(電流制御手段)
11u 相電流検出器(電流制御手段)
11v 相電流検出器(電流制御手段)
12 電流座標変換器(電流制御手段)
13,14 減算処理器(電流制御手段)
15 電圧指令生成器(電流制御手段)
16 電圧座標変換器(電流制御手段)
18 位相補正器(角度置換手段)
ステップS11 補正手段

Claims (8)

  1. 電動機に電流を供給する主回路と、回転子の磁極位置角度を検出する磁極位置検出手段と、
    前記磁極位置検出手段による前記磁極位置角度の検出値に、角度毎に応じた角度補正値を加算して得た値を、新たに前記磁極位置角度として設定する角度置換手段と、
    前記角度置換手段により設定された前記磁極位置角度と、前記電動機の出力に対する指令である出力指令とに基づき、前記電動機に供給する前記電流を制御する電流制御手段と
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記角度補正値は、予め角度毎に設定された補正データにより構成されるマップから検索されることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記角度補正値は、予め角度毎に設定された補正データに基づき設定される数式から算出されることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 前記補正データは、前記電動機の平均トルクに応じて設定されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記角度置換手段により設定された前記磁極位置角度を、前記電動機の回転数に応じた制御ゲインにより補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかひとつに記載のモータ制御装置。
  6. 前記角度置換手段により設定された前記磁極位置角度を、前記電動機のトルクに応じた制御ゲインにより補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかひとつに記載のモータ制御装置。
  7. 前記電動機は、永久磁石を有するロータと、複数相のステータ巻線をステータ鉄心に集中的に巻回したステータとを備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかひとつに記載のモータ制御装置。
  8. 前記電動機は、永久磁石を有するロータと、このロータを回転させる回転磁界を発生する3相のステータ巻線を有するステータとを備え、
    複数のスイッチング素子からなり、d軸電圧およびq軸電圧の2相電圧から変換されてなる3相電圧に応じて前記ステータ巻線への通電を順次転流させることで前記ロータを回転駆動させる通電切換手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかひとつに記載のモータ制御装置。

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