JP2006256299A - 画像形成装置及び画像生成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷データの描画対象であるオブジェクトのサイズの違い、色、描画位置など、オブジェクトの、種別以外の属性の細かな違いがあっても、形成される画像の品質が良好に維持する。
【解決手段】印刷データを印刷することで画像を形成する画像形成方法が提供される。この方法によれば、印刷データに記述されている命令を解析して当該印刷データが描画するオブジェクトの種別を判別するとともに当該種別判定されたオブジェクトの種別以外の属性を判別し、この判定されたオブジェクトの種別及び属性の判定結果に応じた1つ以上の画像処理パラメータの組で成る画像処理パターンを設定し、この設定された画像処理パターンで決まる画像処理パラメータに拠る画像処理を印刷データに施す。
【選択図】 図16

Description

本発明は、印刷データを印刷して画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法に係り、とくに、印刷データに与えられている印刷命令を解析して画像処理パラメータの値を決め、この画像処理法に基づいて印刷データを処理してから印刷する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
近年のプリンタやMFP(multi-function peripherals)装置には、印刷対象のデータを単に印刷するだけでなく、多種多様な種類の印刷データに応じて最適な印刷結果を得る機能を備えているものが多い。つまり、これらの印刷装置の多くは、印刷対象であるオブジェクトの種類、すなわち、オブジェクトがテキスト、グラフィックス、及びビットマップのうちのどのデータで形成されているかに応じて、色変換処理やハーフトーンパターンなどを切り替えることで、印刷結果を最適化させようとする機能を備えている。
この具体例を挙げると、特許文献1(特開平9−193477号公報)に記載されたカラー印刷装置は、ページ記述言語(PDL:page description language)で記述された印刷データの印刷命令を解析して、この印刷データが供する画像の各オブジェクトの種別(テキスト、グラフィックス、又はビットマップの何れであるか)を判別し、この判別されたオブジェクトの種別毎に対応する色補正テーブルを選択し、選択した色補正テーブルを用いてオブジェクトの色補正を行ない、補正された各オブジェクトの印刷データを合成して印刷処理に回すという機能を有している。この色補正テーブルはユーザが書き換え可能になっている。
この他にも、例えば、オブジェクトがテキストデータである場合、文字のエッジを明瞭にするため、スクリーン線数を増加させて解像度を上げる機能が知られている。また、写真などのビットマップデータの場合、スクリーン線数を却って増加させないようにすることで、色の変化を滑らかにして階調性を重視した仕上げにする機能も知られている。さらに、テキストデータやグラフィックスデータに墨入れ処理を行う場合、その黒色部分を単一の黒トナーで印刷することが通常である。しかし、ビットマップデータに墨入れ処理を行う場合には、黒トナーにカラートナーを混合させた混合色で印刷する機能を使うことが多い。これは、ビットマップデータを黒トナーだけで印刷すると不自然に見えることが多いからである。
このように、従来では、判別されたオブジェクトの種別、つまり、テキストデータのオブジェクトであるか、グラフィックスデータのオブジェクトであるか、又は、ビットマップデータのオブジェクトであるかに応じて決まる一様な画像処理パラメータ(ハーフトーンの程度、ガンマ補正の程度、空間フィルタの強弱、色変換の程度、墨入れの程度など)を適用している。このため、例えば、テキストデータから成るオブジェクトであれば、文字の大きさには無関係に、同じパラメータ値を有する画像処理パラメータが適用される。また、グラフィックデータであれば、細線で画かれた罫線か、中身のセルがグレイで塗りつぶされたものか、カラーの塗りつぶしパターンか等には関係無く、同じパラメータ値を有する画像処理パラメータが適用される。さらに、ビットマップデータの場合には、通常、写真データ(自然画)が多いため階調重視の画像処理が行われる。しかし、ビットマップデータであっても、CADデータのように文字や線が中心のデータや文字文書中心のスキャンデータのように、むしろテキストやグラフィックスに分類された方が良い画像データもあるが、同一値の画像処理パラメータに拠る画像処理法が実施される。
特開平9−193477号公報
しかしながら、このように同一値の画像処理パラメータを適用した場合、オブジェクトのサイズの違い、色、描画位置など、オブジェクトの、種別以外の属性の細かな違いによっても印刷結果が変わってくることが指摘されている。つまり、同じ種別のオブジェクトであっても、そのようなサイズ、色、描画位置などの属性が異なると、濃度ムラ、濃度不足、オブジェクトの再現性の低下、版ずれなどの問題が頻繁に生じる。従来の印刷装置は、この点について未だ十分な対処をすることができていない。
本発明は、印刷データの描画対象であるオブジェクトのサイズの違い、色、描画位置など、オブジェクトの、種別以外の属性の細かな違いがあっても、形成される画像の品質を良好に維持することを、その目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様によれば、印刷データを印刷することで画像を形成する画像形成装置において、前記印刷データに記述されている命令を解析して当該印刷データが描画するオブジェクトの種別を判別するとともに当該種別判定されたオブジェクトの種別以外の属性を判別するオブジェクト判別器と、このオブジェクト判定器により判定された前記オブジェクトの種別及び属性の判定結果に応じた1つ以上の画像処理パラメータの組で成る画像処理パターンを設定するパターン設定器と、このパターン設定器により設定された画像処理パターンで決まる前記画像処理パラメータに拠る画像処理を前記印刷データに施す印刷データ処理器と、を備える。
本発明の別の態様によれば、印刷データを印刷することで画像を形成する画像形成方法において、前記印刷データに記述されている命令を解析して当該印刷データが描画するオブジェクトの種別を判別するとともに当該種別判定されたオブジェクトの種別以外の属性を判別し、この判定された前記オブジェクトの種別及び属性の判定結果に応じた1つ以上の画像処理パラメータの組で成る画像処理パターンを設定し、この設定された画像処理パターンで決まる前記画像処理パラメータに拠る画像処理を前記印刷データに施す。
本発明のさらに別の態様によれば、記憶装置に読出し可能に記録され且つコンピュータで実行可能なプログラムであって、当該プログラムの実行によりコンピュータを、印刷データに記述されている命令を解析して当該印刷データが描画するオブジェクトの種別を判別するとともに当該種別判定されたオブジェクトの種別以外の属性を判別するオブジェクト判別手段と、このオブジェクト判定手段により判定された前記オブジェクトの種別及び属性の判定結果に応じた1つ以上の画像処理パラメータの組で成る画像処理パターンを設定するパターン設定手段と、このパターン設定手段により設定された画像処理パターンで決まる前記画像処理パラメータに拠る画像処理を前記印刷データに施す印刷データ処理手段として機能させるプログラムが提供される。
本発明によれば、印刷データの描画対象であるオブジェクトのサイズの違い、色、描画位置など、オブジェクトの、種別以外の属性の細かな違いがあっても、形成される画像の品質が良好に維持される。
以下、本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法を実施するための最良の形態を一実施形態として説明する。
この実施形態では、本発明に係る画像形成装置はMFP(multi-function peripherals)装置として実施され、また、本発明に係る画像形成方法は、かかるMFP装置により実行される。
図1に、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ1と、このコンピュータ1にネットワーク2を介して接続されたMFP装置3とを備えた印刷システムの概要を示す。
なお、このMFP装置3は画像形成装置の一例として採用されたものであり、必ずしもMFP装置3に限定されない。後述するMFP装置3の各部の機能を個別のユニットとして備えた分散システムであってもよいし、そのような各種の機能を一体に組み込んだ印刷装置自体であってもよい。
この印刷システムの概要を説明すると、コンピュータ1は、プリンタドライバPDを有している。このため、コンピュータ1は、そのプリンタドライバPDを使って印刷対象の原稿をページ記述言語(PDL:page description language)に基づく印刷データに生成する(図2参照)。この印刷データはネットワーク2を介してMFP装置3に転送される。ネットワーク2は、例えば、公衆電話回線、LAN(local area network)、又はインターネットである。MFP装置3に転送されてきた印刷データは印刷用画像データに処理された後、印刷される。このMFP装置3における印刷データから印刷用画像データへの処理の過程は、本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法の特徴を成すものであって、本発明に独特の作用効果を発揮するものである。以下に、これを詳述する。
最初に、図1及び2を用いて、MFP装置3の構成及び処理の流れの概要を説明する。
図1に示すように、MFP装置3は、内部のバス10と外部のネットワーク2との間に介在するネットワーク装置11、バス10に接続された入出力(I/O)制御部12、コントロールパネル13、プリンタ15、ファックス装置16、補助記憶装置17、RIP(Raster Image Processor)18、及び後処理プロセッサ19を備え、バス10を介して相互に信号のやり取りが可能になっている。コントロールパネル13は、プリンタ15に付帯しているタッチパネル式の大型ディスプレイ画面を呈している。
また、MFP装置3には、入出力制御部12を介してデータの読込及び書込を行なうCPU(中央演算装置)20と、このCPU20で必要とする所定の固定データ及びプログラムデータを予め記憶した主記憶装置21とを備える。このため、CPU20は、その起動に伴って、主記憶装置21からプログラムデータを読み込み、そのプログラムが示す手順にしたがって必要な演算及び制御を行う。この演算及び制御に必要なデータは、入出力制御部12を介してCPU20に読み込まれ、その演算及び制御の結果得られたデータは、入出力制御部12を介してCPU20から出力される。
このMFP装置3の内部のプリンタ15、ファックス装置16、補助記憶装置17、RIP18、及び後処理プロセッサ19は、夫々、CPU20の制御下において動作する。
このうち、プリンタ15はMFP装置3の印刷機を成しており、印刷命令によりバス10を介して送られてくる印刷データを印刷する。ファックス装置16は、ファックス命令によりバス10を介して送られてくる印刷用画像データをファックスする。補助記憶装置17は、図示しないデータ書込・読出回路を備え、CPU20の制御の下で、そのデータ書込・読出回路を介してデータの一時保管のために印刷データ或いはその途中の処理過程のデータを内部のメモリに書き込み及び読み出しできるようになっている。
さらに、RIP18は、例えば主記憶装置21又は補助記憶装置17に予め記憶されているプログラムを読み出し、そのプログラムに記載されている手順に沿って後述する処理を実行するようになっている。これにより、RIP18は、本発明に係る独特の処理をも実行する。つまり、本実施形態におけるRIP18は、印刷データを言語解析して印刷用画像データを生成する本来の処理(処理P1)の他に、この処理P1と並行して行なわれる、描画オブジェクトの種別の判定及び分類(処理P2)と、印刷データに対する前処理から記憶装置への格納までの処理(処理P3)を行なう。このため、本実施形態では、RIP18は印刷データに対する前処理プロセッサの機能も兼ねている。
上記言語解析には、テキスト(文字)描画命令、グラフィックス(線画)描画命令、グラフィックス(塗りつぶし)命令、ビットマップ(イメージ)描画命令、色設定命令、スケーリング命令、及び描画位置制御命令の判別が含まれる。また、描画オブジェクトの種別の判定及び分類は、上述した各種の命令の判別結果から認識できる現在の設定状態と描画命令の組合わせとに基づいて行なわれる。このため、RIP18は、判定・分類された描画オブジェクトの種別を示すデータ(図3参照)を生成し、このデータを前処理に付す。
この前処理は、本発明の特徴の一部を成す処理を含む。つまり、RIP18は、後に詳述するが、描画オブジェクトの種別の判定・分類に応じて画像処理パターンデータ(図10、11参照)を生成するようになっている。
ここで、画像処理パターンデータとは、画素毎に設定した画像処理パターンを指定するデータである。画像処理パターンは、それぞれが可変のパラメータを採る、複数の画像処理パラメータ(空間フィルタ処理、色変換処理、墨入れ処理、ガンマ補正処理、及びハーフトーン処理)の組み合わせから成る。本実施形態に係る画像処理パターンは、ユーザが選択可能な「標準モード」及び「高画質モード」のそれぞれに対して設定される。
「標準モード」の画像処理パターンは2種類のパラメータグループ(処理No.「0」又は「1」)がテーブルに用意されている(図8(A)参照)。画像処理パターンデータ=処理No.「0」又は「1」により、何れか一方の画像処理パターンを選択的に指定できる。図8(A)から分るように、標準モードの2つの画像処理パターンの画像処理パラメータは、パラメータ値がパターン間で互いに相違している。この相違は、描画オブジェクトの種別及び属性(種別以外のオブジェクトの特質を決める項目)に依存しており、各パラメータ値は、それぞれのオブジェクトのデータが最適な状態で描出できるように設定されている。パラメータ値の具体例は後述する。
これに対し、「高画質モード」の画像処理パターンは4種類のパラメータグループ(処理No.「00」、「01」、「10」、又は「11」)がテーブルに用意されている(図8(B)参照)。画像処理パターンデータ=処理No.「00」、「01」、「10」、又は「11」により、何れか一つの画像処理パターンとしてのパラメータグループを選択的に指定できる。図8(B)から分るように、高画質モードの4つの画像処理パターンの画像処理パラメータは、パラメータ値が少なくとも一部のパラメータに関してパターン間で互いに相違している。この相違も、標準モードと同様に、描画オブジェクトの種別及び属性(種別以外のオブジェクトの特質を決める項目)に依存しており、各パラメータ値は、それぞれのオブジェクトのデータが最適な状態で描出できるように設定されている。パラメータ値の具体例は後述する。
図2に戻って説明すると、RIP18において前処理に付された印刷データはレンダリング処理に付される。これにより、所定のレンダリング処理を施された印刷用画像データが生成される。
なお、RIP18において、前処理による画像処理パターンデータの生成とレンダリング処理による印刷用画像データの生成は並行して実行される。
さらに、RIP18において、上述のように生成された印刷用画像データ及び画像処理パターンデータはデータ圧縮に付され、圧縮データとして補助記憶装置17に送られて格納される。
CPU20から印刷命令が発せられると、後処理プロセッサ19は補助記憶装置17から印刷命令に対応した画像処理パターンデータと画像処理パターンデータを読み出して伸張する(図2、処理P4)。この伸張されたデータ(画像処理パターンデータと画像処理パターンデータ)は所定の後処理に付される(処理P5)。この後処理も本発明の特徴の一部を成すもので、空間フィルタ処理、色変換処理、墨入れ処理、ガンマ補正処理、及び/又はハーフトーン処理を含む。つまり、印刷データを画素単位で走査し、これと同期して画像処理パターンデータを同じく画素単位で走査し、画像処理パターンデータにより指定されている画素毎の画像処理パターン、すなわち複数の画像処理パラメータに拠る画像処理が印刷データに適用される。
これにより、描画オブジェクトに応じた各種の画像処理パラメータに拠る後処理が付された印刷用画像データは、プリンタ15に送られる。プリンタ15は内蔵する印刷エンジンを起動させて印刷用画像データを頁毎に印刷するようになっている。
次に、上述した処理の中で、本発明に特有の処理を詳細に説明する。
[RIPの描画オブジェクトの種別の判別]
RIP18は、上述したようにRDLで記載された印刷データの言語解析を行なう過程で、印刷データが描画しているオブジェクトの種別を各命令の現在の設定状態と描画命令の組合わせとに基づいて画素毎に判別する。この判別例は、後述するフローチャートで説明される(図16〜図20参照)。この判別結果を図3及び図4に示す。
図3は、判別・分離結果を印刷データの画素と1:1に対応させてビットマップ的に示すデータである。
この図3の各画素には、図4に示すタグ情報管理テーブルにより管理されているタグ値が記録されている。印刷データのある画素が下地であればタグ値00hが、グレイ文字(大)であればタグ値01hが、カラー文字(大)であればタグ値02hが、グレイ文字(小)であればタグ値03hが、カラー文字(小)であればタグ値04hが、といった具合に、オブジェクトの同一種別のみならず、その下位に属する小分類(大、小、色、塗りつぶしの有無など)に分けられてタグ値が割り当てられている。
また、このタグ情報管理テーブルは、単なるタグ値を割り当てる機能のみならず、オブジェクトの種別に応じて領域が分けられている。つまり、タグ情報管理テーブルは、主にテキストやグラフィックスを分類した静的割り付け領域と、主にビットマップを分類した動的割り付け領域とに分けられている。テキストやグラフィックスのデータは言語解析の時点で判別・分離の結果が出るため、そのまま直ぐにタグ値を静的に割り付けることができる。
しかし、ビットマップのデータは、そのビットマップのオブジェクトの内部のデータ全体をスキャンし終わるまでは、その判別は不可能である。このため、ビットマップのデータの場合、識別番号を付して、その領域に識別番号(例えば「イメージNo.1」といった番号)を仮登録して管理する。したがって、この動的割り付け領域には、ビットマップデータから成るオブジェクトの数だけ識別番号が登録される。後述するように、ビットマップデータから成るオブジェクト内部のデータの全体をスキャンして、その種別及び属性が判別できた時点で仮登録されている識別番号に、ビットマップデータから成るオブジェクトの判別結果を対応させる。これにより、ビットマップのオブジェクト全体の判別結果が最終的に得られる。
ここで、ビットマップデータから成るオブジェクトの判別法を説明する。
図5(A)、(B)、(C)は、かかるオブジェクトを構成する画素の明度、隣り合う画素の明度の変化量、無彩色/有彩色の分布を計数した結果を示している。これらの分布パターンと予め定義してあるパターンとのマッチングを採る。これにより、図6に示す分類結果をオブジェクト毎に得ることができる。つまり、同図に示すように、写真調か/ラインアート調か、カラー成分(無)か/カラー成分(少)か/カラー成分(多)か、明度(明)か/明度(暗い)か、といった属性について、その組み合わせで詳細に判定される。
なお、このタグ情報管理テーブルはページ単位で保持され、画像処理パターンデータを生成するために使用される一時的なテーブルである。
[画像処理パターンデータの生成]
画像処理パターンデータは、RIP18により、図3のように得られた描画オブジェクトの種別・属性の判別結果を示すページ毎のデータと、図7に示す画像処理パターン変換テーブルとを用いて生成される。画像処理パターンデータには、前述したように標準モード又は高画質モードの何れかがある。標準モードの画像処理パターンデータは、1画素当たり2値(処理No.を意味する:0、1)のデータを採る(図8(A)参照)。すなわち、それぞれが複数の画像処理パラメータから成る2種類のパラメータグループが用意されている。一方、高画質モードの画像処理パターンデータは、1画素当たり4値(処理No.を意味する:00、01、10,11)のデータを採る(図8(B)参照)。すなわち、それぞれが複数の画像処理パラメータから成る4種類のパラメータグループが用意されている。
図7に示す画像処理パターン変換テーブルの使い方は以下のようである。例えば、標準モードが指定されている場合、ある画素の判別結果を示すデータ、すなわちタグ値が02h=分類「カラー文字(大)」であれば、標準モード処理No.1に変換され、タグ値が04h=分類「カラー文字(小)」であれば、標準モード処理No.0に変換される。高画質モードが指定されている場合、ある画素の判別結果を示すデータ、すなわちタグ値が02h=分類「カラー文字(大)」であれば、高画質モード処理No.11に変換され、タグ値が04h=分類「カラー文字(小)」であれば、高画質モード処理No.10に変換される。このように「オブジェクトの種別及びその小分類の属性」の違いに応じて、標準モード又は高画質モードの別に、画素毎に処理No、すなわちパラメータグループが決まる。
図8(A)及び図8(B)には、この画像処理パターンをまとめた画像処理パターンテーブルをモード別に示す。図8(A)は、標準モードの画像処理パターンテーブルであって、2値、すなわち2種類の画像処理パターンNo.0及び1を規定している。各パターンは画像処理パラメータとしての、ハーフトーン、ガンマ補正、空間フィルタ、色変換、及び墨入れの程度を規定している。2値のうちの一方に相当する、画像処理パターンNo.0の場合、ハーフトーン=標準、ガンマ補正=濃く補正、空間フィルタ=シャープ(強)、色変換=標準、及び墨入れ=多め、の処理パターンを採る。これに対し、もう一方に相当する、画像処理パターンNo.1の場合、ハーフトーン=滑らか、ガンマ補正=標準、空間フィルタ=標準、色変換=階調性、及び墨入れ=標準、の処理パターンを採る。
また、図8(B)は、高画質モードの画像処理パターンテーブルであって、4値、すなわち4種類の画像処理パターンNo.00、01、10、及び11を規定している。このうちの一つに相当する、画像処理パターンNo.00の場合、ハーフトーン=標準、ガンマ補正=濃く補正、空間フィルタ=シャープ(強)、色変換=標準、及び墨入れ=多め、の処理パターンを採る。2つ目の画像処理パターンNo.01の場合、ハーフトーン=滑らか、ガンマ補正=標準、空間フィルタ=標準、色変換=階調性、及び墨入れ=標準、の処理パターンを採る。更に、3つ目の画像処理パターンNo.10の場合、ハーフトーン=精密、ガンマ補正=濃く補正、空間フィルタ=シャープ(強)、色変換=鮮やか、及び墨入れ=多め、の処理パターンを採る。4つ目の画像処理パターンNo.11の場合、ハーフトーン=滑らか、ガンマ補正=標準、空間フィルタ=シャープ(弱)、色変換=階調性、及び墨入れ=少なめ、の処理パターンを採る。
図7に例示する画像処理パターン変換テーブルのうち、静的割り付け領域は予め定義されているが、動的割り付け領域はそのような訳にはいかない。そこで、動的割り付け領域は、ビットマップデータのオブジェクトを判別した結果を示す図6のデータと、予め設定してある図9に示すビットマップ判別・分類変換テーブルとによって決められる。
このビットマップ判別変換テーブルには、同図に示すように、カラー(無/少/多)、ラインアート調か/写真調か、及び、明度(明/暗)を分類項目として有すると共に、それらの分類意項目の組み合わせで決まる属性パターンに最適な画像処理パターンNo.を標準モード及び高画質モードそれぞれについて有している。このため、オブジェクト毎に、図6に示す判別結果の中の3項目を図9に示す変換表に当て嵌めることで、モード別の最適な画像処理パターンNo.が一意に決まる。この結果、図7に示す画像処理パターン変換テーブルが完成する。画像処理パターンのNo.毎の画像処理パラメータの組合せは図8(A)及び図8(B)に示した通りである。
このように、図7に示す画像処理パターン変換テーブルに参照して、図3に示す画素毎のオブジェクトの種別(属性)の判別結果を画像処理パターンNo.に変換し、その画像処理パターンNo.を画素毎にマッピングしたデータが画像処理パターンデータである。図10に、図3に対応する標準モードにおける画像処理パターンデータを示し、図11に、図3に対応する高画質モードにおける画像処理パターンデータを示す。
[複数に分割されたイメージ(ビットマップデータ)の処理]
あるオブジェクトがビットマップデータで形成されており、そのデータ量が大きい場合、クライアントであるコンピュータ1は、そのビットマップデータ(イメージ)を一度に処理できずに、複数個のかたまりに分割して送付して来ることがある。このため、ビットマップデータの組が引続いて送付されてくる場合、それらのデータの組がもともと1つのイメージから派生しているのか、又は、もともと複数のイメージであるのかを判断することは重要される。
この判断をするには、図12に模式的に示すように、先にメモリに描画されたビットマップデータの組「1」による画像の終了位置(X12,Y12)と、続いてメモリに描画されたビットマップデータの組「2」による画像の開始位置(X21,Y21)とを考慮すればよい。すなわち、図13に示すアルゴリズムを用いて、ビットマップデータの組「1」の幅=ビットマップデータの組「2」の幅、であるか否かを判断する(ステップS1)。この判断がYESになる場合、続いて、終了位置Y12+1=開始位置Y21か否かを判断する(ステップS2)。このステップS2の判断がYESになる場合は、2つのビットマップデータの組「1」、「2」はもともと同一のイメージから派生していると認識できる(ステップS3)。これに対し、ステップS1又はS2の何れかでNOの判断が下されたときは、2つのビットマップデータの組「1」、「2」はもともと2つのイメージから各別に派生していると認識できる(ステップS4)。
上述した処理の中で、続いて送付されてきたビットマップデータが同一のイメージから派生したものであると判定される場合、オブジェクトの属性を判別・分離する処理を省略でき、その分、演算負荷を軽くできる。
なお、上述した判断の手法は図12、13に記載したものに限定されない。例えば、図14,15に示すように、PDLの記述からも判断可能である。図14に示すように、先にメモリに描画されるビームデータの組「1」には様々な設定が必要である。このため、特定の命令群(例えば識別トークン)が記述されることが多い。続いてメモリに描画されるビームデータの組「2」については、先のビットマップデータの組「1」と同じであることから、かかる命令群の記述が省略される。この省略を利用して判断可能である。つまり、図15の示すアルゴリズムのように、メモリに描画されたビットマップデータの組の記述部のヘッダに特定の命令群があるか否かを判断する(ステップS11)。この判断がYESとなるときには、続くビームデータの組は同一イメージのデータであり(ステップS12)、NOとなるときには、続くビットマップデータの組は別イメージのデータである(ステップS13)と認識できる。
なお、かかる分割か否かの判断には、上述した図13と図15の2通りの処理を併用してもよく、それより、判別精度を向上させることができる。
[全体処理の説明]
次に、図16〜図22を用いて、以上説明した本願の特徴ある処理を含む、MFP装置3による印刷の過程の全体を説明する。
図16に示す一連の処理は、MFP装置3においてCPU20の制御の管理下にあるRIP18により実行される。このため、RIP18は、CPU20から画像処理のモードを指定する情報を読み込む(ステップS20)。これは、CPU20がユーザから受けているモード指定情報である。次いで、RIP18は、CPU20から印刷データの送信が指令されると、これに応答して、コントローラ1で生成された印刷データを読み込む(ステップS21)。この印刷データは前述したようにPDLで記述されている。
そこで、RIP18は、読み込んだ印刷データのPDL命令の種別はテキスト描画命令か否かを判断し(ステップS22)、YESの場合には描画オブジェクトがテキストであるから、その属性の判別処理を後述するようにサブルーチンとして実行する(ステップS23)。
これに対し、かかる判断がNOになる場合には、RIP18は更に、PDL命令の種別はグラフィックス(線画)描画命令か否かを判断し(ステップS24)、YESの場合には描画オブジェクトがグラフィックス(線画)であるから、その属性の判別処理を後述するようにサブルーチンとして実行する(ステップS25)。
しかしながら、かかる判断がNOになる場合には、RIP18は更に、PDL命令の種別はグラフィックス(塗りつぶし)描画命令か否かを判断し(ステップS26)、YESの場合には描画オブジェクトがグラフィックス(塗りつぶし)であるから、その属性の判別処理を後述するようにサブルーチンとして実行する(ステップS27)。
しかし、ステップS26の判断がNOになる場合には、RIP18は更に、PDL命令の種別はビットマップ描画命令か否かを判断する(ステップS28)。この判断結果がYESになる場合、後述する、ビットマップデータの同一性判定及びパターンマッピングを行なう(ステップS29)。
これに対し、ステップS29でNOの判断になる場合、命令の種別はスケーリングか否かを判断して、その判断結果がYESであれば、そのスケーリング状態を保持する(ステップS30、S31)。
さらに、ステップS30の判断結果がNOになると、RIP18は、命令の種別がカラー設定であるか否かを判断し、この判断結果がYESであれば、そのカラー状態を保持する(ステップS32、S33)。
さらにまた、ステップS32の判断結果がNOになると、RIP18は、命令の種別が描画位置制御であるか否かを判断し、この判断結果がYESであれば、その描画位置状態を保持する(ステップS34、S35)。
ステップS34で依然としてNOの判断になる場合、その他の命令を実行する(ステップS36)。この「その他の命令」には、紙のサイズ、給紙、排紙、リセット、ページ排出などの処理に関する命令が含まれる。
次いで、RIP18は、ページ終了か否かを判断し、その判断結果がYESの場合には前処理に移行するが、NOの場合には、その処理をステップS21に戻し、前述したステップの処理を繰り返す(ステップS37)。
次いで、RIP18は、前述したように、描画オブジェクトの種別及び属性の判定結果に応じて且つ指定モード(標準モードか高画質モードか)に応じて画像処理パターンデータを作成する(ステップS38)。また、RIP18はページ毎の印刷データをレンダリング処理して、そのデータを圧縮した後、カラーの印刷用画像データとして、記憶装置としての保持記憶装置17に格納する(ステップS39、S40)。この後、RIP18はジョブ終了か否かを判断して、未だ終っていないときにはその処理をステップS21に戻し、一方、ジョブ終了を検出したときには処理を終える(ステップS41)。
(オブジェクトの属性の判別処理)
ここで、上述したステップS23、S25、S27、及び、S29で実行されるサブルーチンの処理を説明する。
<テキスト>
このうち、図17に示すステップS23のサブルーチンは、オブジェクトの種別がテキストであるときに、その種別以外のオブジェクトの属性を判別するための一連の処理を示している。RIP18は、現在、色の設定が無く、かつ、現在、スケーリング「小」が指定されている場合(ステップS231で「無」、ステップS232で「小」)、テキストデータの属性はグレイ文字(小)であると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS233)。また、色の設定が無く、かつ、スケーリング「大」である場合(ステップS231で「無」、ステップS232で「大」)、テキストデータの属性はグレイ文字(大)であると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS234)。
一方、RIP18は、現在、色の設定が有り、かつ、現在、スケーリング「小」が指定されている場合(ステップS231で「有」、ステップS235で「小」)、テキストデータの属性はカラー文字(小)であると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS236)。また、色の設定が有り、かつ、スケーリング「大」である場合(ステップS231で「有」、ステップS235で「大」)、テキストデータの属性はカラー文字(大)であると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS237)。
このように、PDL命令の中の色設定命令及びスケーリング命令を組み合わせてテキストデータがグレイかカラーか、また小さい文字か大きい文字かという属性を細かく判別して画像処理パターンを設定することができる。
<グラフィックス(線画)>
同様に、図18に示すステップS25のサブルーチンは、オブジェクトの種別がグラフィックス(線画)であるときに、その種別以外のオブジェクトの属性を判別するための一連の処理を示している。RIP18は、現在、色の設定が無く、かつ、現在、スケーリングと線幅の「小」が指定されている場合(ステップS251で「無」、ステップS252で「小」)、グラフィックスデータの属性はグレイ線であると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS253)。また、色の設定が無く、かつ、スケーリングと線幅の「大」が指定されている場合(ステップS251で「無」、ステップS252で「大」)、グラフィックスデータの属性はグレイ塗りつぶしであると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS254)。
一方、RIP18は、現在、色の設定が有り、かつ、現在、スケーリングと線幅の「小」が指定されている場合(ステップS251で「有」、ステップS255で「小」)、グラフィックスデータの属性はカラー線であると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS256)。また、色の設定が有り、かつ、スケーリングと線幅の「大」が指定されている場合(ステップS251で「有」、ステップS255で「大」)、グラフィックスデータの属性はカラー塗りつぶしであると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS257)。
このように、PDL命令の中の色設定命令及びスケーリング・線幅命令を組み合わせてグラフィックス(線画)データがグレイかカラーか、また、線画か塗りつぶしか否かという、より詳細な属性を判別し、これに対応した画像処理パターンを設定することができる。
<グラフィックス(塗りつぶし)>
さらに、図18に示すステップS27のサブルーチンは、オブジェクトの種別がグラフィックス(塗りつぶし)であるときに、その種別以外のオブジェクトの属性を判別するための一連の処理を示している。RIP18は、現在、色の設定が無く、かつ、現在、スケーリングと描画エリア最大幅の「小」が指定されている場合(ステップS271で「無」、ステップS272で「小」)、グラフィックスデータの属性はグレイ線であると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS273)。また、色の設定が無く、かつ、スケーリングと描画エリア最大幅の「大」が指定されている場合(ステップS271で「無」、ステップS272で「大」)、グラフィックスデータの属性はグレイ塗りつぶしであると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS274)。
一方、RIP18は、現在、色の設定が有り、かつ、現在、スケーリングと描画エリア最大幅の「小」が指定されている場合(ステップS271で「有」、ステップS275で「小」)、グラフィックスデータの属性はカラー線であると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS276)。また、色の設定が有り、かつ、スケーリングと描画エリア最大幅の「大」が指定されている場合(ステップS271で「有」、ステップS275で「大」)、グラフィックスデータの属性はカラー塗りつぶしであると認識し、この認識結果及び画像処理の指定モードに応じた画像処理パターンを登録する(ステップS277)。
このように、PDL命令の中の色設定命令及びスケーリング・描画エリア最大幅命令を組み合わせてグラフィックス(塗りつぶし)データがグレイかカラーか、また、塗りつぶしか否かという、より詳細な属性を判別し、その結果に応じた画像処理パターンを設定することができる。
<ビットマップ>
さらに、図20に示すステップS29のサブルーチンは、オブジェクトの種別がビットマップであるときに、その種別以外のオブジェクトの属性を判別するための一連の処理を示している。RIP18は、前述したように、ビットマップデータである場合、図4に示すタグ管理テーブルに識別番号(イメージNo.1、No.2、No.3−1、No.3−2など)を登録し、かつ、その識別番号をビットマップデータに画素毎に付与する(ステップS291)。これにより、図3に示したように、ビットマップデータの属性に関する仮の判別結果が得られる。
次いで、RIP18は、前述した図12、13又は図14,15と同様の処理に基づいて現在読み込んでいるビットマップデータの組がその前のものと関連するのか否か(同一のイメージから分割されてきたものか否か)を判定する(ステップS292)。この判断でYES、すなわち関連すると結論付けられた場合、前のビットマップと同一に扱うように指示し(ステップS293)、一方、NOの場合、すなわち関連しないと結論付けられたビットマップデータは、前のものとは別に扱うように指示する(ステップS294)。
これが済むと、RIP18は、いま読み込んでいる印刷データを全てスキャンして(ステップS295,S296)、パターンマッチングを行なう(ステップS297)。このパターンマッチングは、前述した図5、6に示すように、ビットマップデータのエリア全体として、明度や彩色に関してどのような属性を有しているかを解析し(ステップS297A)、その結果を、予め設定・保持させている基準となるパターンと比較させる(ステップS297B)。これにより、図6に示すような判別結果が得られる。
次いで、RIP18は、図9に示したビットマップデータ判別・分類変換表を参照して、かつ、画像処理の指定モードに応じて画像処理パターンを画素毎に割り付ける(ステップS298)。
また、このようにビットマップデータの属性の判別が済むことで、図7に示す画像処理パターン変換テーブルにおいてビットマップ分のモード別の処理No.すなわち、画像処理パターンとしてのパラメータグループも充足できる。これにより、最終的な画像処理パターン変換テーブルが完成する。
この結果、図16のステップS38で実行される前処理では、図3に例示する判別結果と図7に例示する画像処理パターン変換テーブルとを対応させて、画像処理パターンを画素毎に且つモード毎に割り当てることができる。これにより、図10に例示する標準モードにおける画像処理パターンデータ、又は、図11に例示する高画質モードにおける画像処理パターンデータを得ることができる。
(印刷処理)
CPU20からの印刷指令に応答して、後処理プロセッサ19は、後処理プロセッサ19は補助記憶装置17から、前述したように前処理、レンダリング、及び圧縮を得た印刷用画像データを読み込んで、このデータを伸張する(ステップS50)。
次いで、後処理プロセッサ19は、後処理として、伸張したかカラーの印刷用画像データ(CMYK)に、指定モードの画像処理パターンに属する各種の画像処理パラメータに拠る画像処理を画素毎に実行する(ステップS51)。この処理のサブルーチンを図22に示し、その処理の流れを図23に示す。
図22に示すように、後処理プロセッサ19は、指定された画像処理モード、すなわち標準モード又は高画質モードに応じた画像処理パターンを読み出し、当該プロセッサ19のセレクタST(図23参照)に格納する(ステップS511)。図23に例示するセレクタSTには、処理番号が2つ(0か1か)、すなわち、2つのパラメータグループから成る標準モードの画像処理パターンが呼び出された例を示している。
次いで、後処理プロセッサ19は、指定された画像処理モードに対応した印刷データの画像処理パターンデータを当該プロセッサの一時メモリ領域に読み出す(ステップS512)。
次いで、後処理プロセッサ19は、既に読み出しているカラーの印刷用画像データ(CMYK)の最初のアドレスに在る画素をスキャンして画素値を読み出し、同様に、画像処理パターンデータの対応する画素をスキャンして、画像処理パターンの処理番号(すなわち処理No.0か1)を決定する(ステップS513、S514)。これにより、決定した処理番号のパラメータグループに属する複数のパラメータ(ハーフトーン、ガンマ補正、空間フィルタ、色変換、墨入れ)を指定し、それらのパラメータのパラメータ値を決める(ステップS516)。
これが済むと、後処理プロセッサ19は、図23に模式的に示すように、スキャンした画素の画素値に、空間フィルタ処理(コンテントがシャープな特性か標準か)、色変換処理(色の階調性が標準か強調か)、墨入れ処理(黒トナー多めか標準か)、ガンマ補正処理(明るさアップのために濃く補正か標準か)、及びハーフトーン処理(標準か滑らかか)を順次、適宜な順に実行する(ステップS516)。
さらに、後処理プロセッサ19は、印刷用画像データの次のアドレスの画素について上述したステップS513〜S517の処理を繰り返して実行する(ステップS517)。これは全画素終了又はジョブ終了まで継続される。
以上のようにして、指定されたパラメータグループの画像処理パターンで印刷用画像データの全画素が処理された後、そのデータがプリンタ15により印刷される。
この結果、本実施形態に係る画像形成装置としてのMFP装置3によれば、3つの描画オブジェクトであるテキスト、グラフィックス、ビットマップのデータを、それらの種別に止まらず、その種別以外の属性を細かく判別し、その判別結果を予め用意してある画像処理パターンにマッピングしている。これにより、最適な画像処理パターン、すなわち最適なパラメータグループを画素毎に選択できるから、従来よりも格段に精細な画像処理パラメータで印刷前の画像データを処理できる。
この結果、例えば、文字サイズの大きさ、色文字か否か、細線で描かれたグラフィックスか塗りつぶしのグラフィックス(グレイ又はカラーのぬりつぶし)かなどが考慮されて画像処理に付される。更に言えば、小さい文字や細線は、より精細なハーフトーンにして細部までのくっきり感が強調される。これに対して、大きな文字や塗りつぶし部は、粗いハーフトーンで処理される。このため、印刷エンジンのメカニカルなジッタなどの影響が極力回避され、濃度ムラの発生が抑制される。
一方、オブジェクトがビットマップデータで成る場合も、その種別だけに捕われない画像処理がなされる。つまり、ビットマップデータであっても、写真データ(自然画)のように階調重視の場合もあれば、CADデータのように文字や線が中心のデータや文字文書中心のスキャンデータであって、むしろテキストやグラフィックスに分類して階調性は標準であってもよい場合もある。また、細線(グレイ)で描かれた地図に色文字が入っているようなビットマップデータの場合、カラー処理に付されるため、グレイ線の部分は通常、黒トナーだけでなくカラートナーも混合された黒で印刷される。このため、版ズレが発生した場合、色ズレが起こり、見難くなる。さらに、薄い鉛筆などで描かれた極端に薄いグレイ及びカラー部分も在るビットマップデータの場合、カラーに対する処理が優先されて薄いグレイの濃度を十分に確保できないこともある。
このビットマップデータの抱える問題についても、本実施形態によれば、ビットマップという種別に拘らない画像処理が施される。ビットマップデータの細かな属性の判別によって、階調性を強調すべきか、グレイの濃度補正を強調すべきか、カラー処理を抑えるべきか、といったことまで考慮される。
したがって、本実施形態によれば、印刷された画像の画質を大きく向上させることができる。
また、そのように細かく判別された情報をそのまま保持するのではなく、画像処理パターンにマッピングされた画像処理パターンデータとして保持する。このため、後処理プロセッサ19に用いるセレクタSTの構成もシンプルになり、印刷のために一時保管しなければならないデータの容量も削減できる。
なお、上述した説明から分るように、本実施形態のRIP18は、従来のRIF本来のPDL命令の解析処理に加えて、前処理、レンダリング、及びデータ圧縮の処理を行うようにしたが、前処理プロセッサ、レンダリング装置、及びデータ圧縮器を各別に備えて、それらのユニットに処理を任せるようにしてもよい。また、前処理プロセッサのみをRIPとは別に設置し、この前処理プロセッサに前処理、レンダリング、及びデータ圧縮を任せるようにしてもよい。さらに、データ伸張及び後処理をもRIPの処理に含める構成も可能である。さらに、従来のRIPの他に1つ又は複数のプロセッサを設けて、そのプロセッサに前処理、レンダリング、データ圧縮、データ伸張、及び後処理を適宜に割り振ってもよい。
本実施形態は、装置内部で発明を実施する機能が予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしてもよいし、同様の機能を記録媒体に記憶させてものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROMなど、プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であってもよい。また、このように予めインストールやダウンロードによる得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)などと協働してその機能を実現させるものであってもよい。
またなお、本発明は、上述した実施形態及びその変形例の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の本発明の要旨を逸脱しない範囲で、当業者であれば、従来周知の技術と組み合わせて更に様々な形態で実施することができる。
本発明に係る画像形成装置を実施した印刷システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図。 実施形態に係る印刷システムにおける印刷の工程を説明する図。 実施形態で実行される印刷データの種別及び種別以外の属性の判別結果の例を示す図。 タグ情報管理テーブルの一例を説明する図。 各組のビットマップデータ全体の属性を解析した一例を示すグラフ。 各組のビットマップデータ全体の属性の判別結果の例を説明する図。 画像処理パターン変換テーブルの一例を説明する図。 (A)は、標準モードの画像処理パターンテーブルを例示する図、(B)は、高画質モードの画像処理パターンテーブルを例示する図。 実施形態で用いるビットマップデータの判別・分類変換表を例示する図。 標準モードの画像処理パターンデータを例示する図。 高画質モードの画像処理パターンデータを例示する図。 実施形態で実行される、分割された2組のビットマップデータの相互の関連性の判断のアルゴリズムを説明する図。 図12のアルゴリズムを具体化した処理を説明する図。 分割された2組のビットマップデータの相互の関連性を判断するための別のアルゴリズムを説明する図。 図14のアルゴリズムを具体化した処理を説明する図。 実施形態のRIPにより実行される印刷データのオブジェクトの種別及び属性の判別から前処理、レンダリング、及びデータ圧縮までの一連の処理を説明するフローチャート。 図16の処理で実行されるオブジェクトの属性判別を示すサブルーチン。 図16の処理で実行されるオブジェクトの属性判別を示すサブルーチン。 図16の処理で実行されるオブジェクトの属性判別を示すサブルーチン。 図16の処理で実行されるオブジェクトの属性判別を示すサブルーチン。 実施形態の後処理プロセッサにより実行されるデータ伸張から印刷までの一連の処理を説明するフローチャート。 図21の処理で実行される印刷用画像データに対する後処理を説明するサブルーチン。 印刷用画像データに対する後処理を説明する図。
符号の説明
1 コンピュータ
2 ネットワーク
3 MFP装置
11 ネットワーク装置
13 コントロールパネル
14 スキャナ
15 プリンタ
16 FAX
17 補助記憶装置
18 RIP
19 後処理プロセッサ
20 CPU
21 主記憶装置

Claims (18)

  1. 印刷データを印刷することで画像を形成する画像形成装置において、
    前記印刷データに記述されている命令を解析して当該印刷データが描画するオブジェクトの種別を判別するとともに当該種別判定されたオブジェクトの種別以外の属性を判別するオブジェクト判別器と、
    このオブジェクト判定器により判定された前記オブジェクトの種別及び属性の判定結果に応じた1つ以上の画像処理パラメータの組で成る画像処理パターンを設定するパターン設定器と、
    このパターン設定器により設定された画像処理パターンで決まる前記画像処理パラメータに拠る画像処理を前記印刷データに施す印刷データ処理器と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記画像処理パターンは複数の画像処理パターンから成り、この複数の画像処理パターンのそれぞれの前記1つ以上の画像処理パラメータは前記オブジェクトの種別及び属性の違いに応じて少なくとも一部が画像処理パターン相互間で異なるパラメータ値を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記複数の画像処理パターンそれぞれの画像処理パラメータのパラメータ値は切換可能且つ読出可能なテーブルに保存されており、
    前記パターン設定器は、前記印刷データの画素毎に前記オブジェクトの種別及び属性に関する判別結果に応じて前記テーブルの画像処理パターンを切り替えて読み出し、かつ当該読み出した画像処理パターンを表す画像処理パターンデータを画素毎にマッピングして画像パターンデータを作成するパターンデータ作成手段を備え、
    前記印刷データ処理器は、前記パターンデータ作成手段で作成された画像処理パターンデータで表された画像処理パターンから決まる前記画像処理パラメータに拠る画像処理を画素毎に前記印刷データに施すように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記印刷データはページ記述言語(PDL)で記述されており、
    前記オブジェクト判別器、パターン設定器、及び印刷データ処理器は前記印刷データのページ毎に動作するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記種別判定されたオブジェクトの属性は、当該オブジェクトの大きさ、色、及び描画位置のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記画像処理パラメータは、前記オブジェクトのハーフトーン、ガンマ補正、空間フィルタ、色変換、及び墨入れをパラメータとして含むことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記印刷データはページ記述言語(PDL)で記述されており、
    前記オブジェクト判別器は、前記ページ記述言語による記述情報を用いて、前記オブジェクトの種別がテキストデータから成るオブジェクトであるか、線画であるグラフィックスデータから成るオブジェクトであるか、塗りつぶしたグラフィックスデータから成るオブジェクトであるか、又はビットマップデータから成るオブジェクトであるか判別する種別判別手段と、この種別判別手段により判別された、前記テキストデータ、前記線画であるグラフィックスデータ、前記塗りつぶしたグラフィックスデータ、又は前記ビットマップデータから成るオブジェクトであるかのかに応じて当該オブジェクトの種別以外の属性を判別する属性判別手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記種別判別手段は、前記オブジェクトの種別がビットマップデータから成るオブジェクトであるか否かを判別するビットマップ種別判別手段を有し、
    前記属性判別手段は、ビットマップ種別判別手段によりビットマップデータから成るオブジェクトであると判別されたときに、当該オブジェクトの種別以外の属性を判別するビットマップ属性判別手段を有し、
    前記パターン設定器は、前記ビットマップデータに前記画像処理パターンを設定するビットマップ用パターン設定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記ビットマップ属性判別手段は、前記オブジェクトを形成するビットマップデータの全体の画素値に関わる属性を解析する手段であり、
    前記ビットマップ用パターン設定手段は、前記ビットマップデータの描画領域を管理情報で一時的に管理する手段と、前記ビットマップデータの前記解析された属性に応じた前記画像処理パターンを決める手段と、前記管理情報と前記決定して画像処理パターンとを相互に関連付けて前記ビットマップデータからオブジェクトに前記画像処理パターンを設定する手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記パターン設定器は、前記ビットマップ種別判別手段により前記オブジェクトの種別がビットマップデータから成るオブジェクトであると判別された場合に、当該ビットマップデータが複数のデータ群に分割されて与えられている分割状態か否かを判断する分割判断手段と、この分割判断手段により分割状態であると判断された場合に、当該複数のデータ群に同一の画像処理パターンを適用するように指示する指示手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記分割判断手段は、2つのビットマップデータのうち、最初のビットマップデータと次のビットマップデータそれぞれの記述部のヘッダ部分に記載された特定の命令の有無により前記分割状態を判断するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記分割判断手段は、2つのビットマップデータのうち、最初のビットマップデータの描画終了位置と次のビットマップデータの描画開始位置の位置関係、及び、双方のビットマップの幅の同一関係により前記分割状態を判断するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記分割判断手段は、2つのビットマップデータのうち、最初のビットマップデータと次のビットマップデータそれぞれの記述部のヘッダ部分に記載された特定の命令の有無により行う前記分割状態の第1の判断と、最初のビットマップデータの描画終了位置と次のビットマップデータの描画開始位置の位置関係、及び、双方のビットマップの幅の同一関係により行う前記分割状態の第2の判断とのアンド演算を行なうように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記印刷データ処理器により処理された前記印刷データを印刷する印刷機を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記印刷データは、コンピュータにインストールしたプリンタドライバにより生成された印刷用のデータであることを特徴とする画像形成装置。
  16. 印刷データを印刷することで画像を形成する画像形成方法において、
    前記印刷データに記述されている命令を解析して当該印刷データが描画するオブジェクトの種別を判別するとともに当該種別判定されたオブジェクトの種別以外の属性を判別し、
    この判定された前記オブジェクトの種別及び属性の判定結果に応じた1つ以上の画像処理パラメータの組で成る画像処理パターンを設定し、
    この設定された画像処理パターンで決まる前記画像処理パラメータに拠る画像処理を前記印刷データに施す、ことを特徴とする画像形成方法。
  17. 請求項16に記載の画像形成方法において、
    前記画像処理パターンは複数の画像処理パターンから成り、この複数の画像処理パターンのそれぞれの前記1つ以上の画像処理パラメータは前記オブジェクトの種別及び属性の違いに応じて少なくとも一部が画像処理パターン相互間で異なるパラメータ値を有することを特徴とする画像形成方法。
  18. 記憶装置に読出し可能に記録され且つコンピュータで実行可能なプログラムであって、当該プログラムの実行によりコンピュータを、
    印刷データに記述されている命令を解析して当該印刷データが描画するオブジェクトの種別を判別するとともに当該種別判定されたオブジェクトの種別以外の属性を判別するオブジェクト判別手段と、
    このオブジェクト判定手段により判定された前記オブジェクトの種別及び属性の判定結果に応じた1つ以上の画像処理パラメータの組で成る画像処理パターンを設定するパターン設定手段と、
    このパターン設定手段により設定された画像処理パターンで決まる前記画像処理パラメータに拠る画像処理を前記印刷データに施す印刷データ処理手段として機能させるプログラム。
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