JP2003076097A - 印刷制御装置、およびプログラム - Google Patents
印刷制御装置、およびプログラムInfo
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Abstract
使用量を効率的に削減する。 【解決手段】色指定情報を有する印刷対象データの印刷
を制御する印刷制御装置であり、その印刷対象データに
含まれる要素データを識別するデータ識別部(12)
と、その要素データの類型ごとに色指定情報に対する色
材の配合を調整する色調整部(13、14、15、1
6、17)とを備える。
Description
ものである。
面において、多数の情報機器が使用されている。そし
て、膨大な情報がプリンタで印刷されている。特に、最
近は、デジタルカメラ等で撮影した画像をカラープリン
タで印刷する場合が多い。カラー印刷では、特にトナー
の消費量が大きい。
ンニングコストが無視できなくなっている。そのため、
トナーをセーブするための工夫が従来から提案されてい
る。
えば、ビットマップメモリに展開後の文字・図形データ
の輪郭部を抽出する方法が知られている。この方法で
は、文字・図形データの内部領域や輪郭部のドット径を
小さくすることでトナー量を抑える(これを従来技術1
という)。
後のデータを一定比率で間引くこと(単位面積当たりで
一定比率のドットをオフとすること)でトナー量を抑え
る方式が知られている(これを従来技術2という)。あ
るいは、印刷データ全体の明度を一定比率で高めること
でトナー量を抑える方式なども知られている(これを従
来技術3という)。
/図形/イメージ等の印刷データの種類を区別せず、す
べての印刷データに対して同一の方法でトナーセーブを
実施していた。このため、印刷データの種類毎に最適な
トナーセーブが実現できていなかった。そして、その結
果として、上記のようなトナーセーブ機能では、印刷品
質が悪く、トナーセーブ機能は試し印刷レベルでしか使
用できなかった。
文字・図形に対しては有効であるが、イメージや中間調
表現を伴う文字・図形に対しては有効に機能しない問題
があった。中間調表現が含まれる文字・図形では、輪郭
部を抽出することが困難だからである。
(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒)
に対して処理を行なうため、文字・図形に対して中間調
表現が必須である。そのため、カラー印刷に対して、従
来技術1を適用できなかった。
に周期性のあるパターンや網点パターンにおいて問題が
あった。すなわち、そのような印刷データを一定比率で
間引いた場合、パターンの周期との干渉による周期ムラ
が目立ち、良好な印刷結果とはならなかった。
形/イメージ全体の明度を高めてしまうため、イメージ
の画質において重視される鮮やかさが損なわれる危険性
があった。また、小さな文字や細い線などに適用した場
合、実線が点線のように印刷される場合があり、指定さ
れた明度の向上率以上に薄く見えてしまう場合があっ
た。
質・性能が飛躍的に向上し、写真とほぼ同等品質の印刷
結果が得られている。そのような高品質の印刷機能をモ
ノクロマティックプリンタ(白黒の二値パターンを出力
するプリンタ、以下モノクロプリンタ、モノクロ機等と
いう)と同等の印刷速度で出力可能な製品が提供されて
いる。
り、数年後にはモノクロ機とカラー機のシェアが逆転す
る可能性もある。しかし、それを実現するためにはペー
ジ当たりの印刷コストが非常に大きな課題となる。
モノクロ印刷時の使用コストに比べて高額である。そし
て、印刷対象のデータが自然画(イメージ)や背景色の
あるプレゼンテーション用資料などの場合は印刷面積が
大きくなる。そのため、このようなデータの印刷では、
トナー使用量がさらに増加する。
が可能となると、製品を購入する上でランニングコスト
に対する要求が非常に厳しくなる。
来の技術の問題点に鑑みてなされたものである。すなわ
ち、本発明は、印刷品質の劣化を抑止した上でトナー等
の色材使用量を効率的に削減することを目的とする。
するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明
は、色指定情報を有する印刷対象データの印刷を制御す
る印刷制御装置であり、その印刷対象データに含まれる
要素データを識別するデータ識別部(12)と、その要
素データの類型ごとに色指定情報に対する色材の配合を
調整する色調整部(13、14、15、16、17)と
を備えるものである。
指定情報を、色材の配合を指定する配合指定情報に変換
する変換部(19−1〜19−N)をさらに備え、上記
色調整部(13、14、15、16、17)は、上記要
素データの類型ごとに配合指定情報を調整してもよい。
の色材を節約させる節約指定情報を前記要素データの類
型ごとに入力する情報入力部をさらに備え、上記配色調
整部(13、14、15、16、17)は、上記要素デ
ータの類型ごとに、上記節約指定情報に応じて配合指定
情報を調整し、印刷時の色材を節約させるものでもよ
い。
素データを寸法属性によって分類する分類部(16)を
さらに備え、上記配色調整部(13、14、15、1
6、17)は、その寸法属性に応じて配合指定情報を調
整してもよい。
の解像度に係る情報を入力する情報入力部をさらに備
え、上記配色調整部(13、14、15、16、17)
は、印刷時の解像度に応じて配合指定情報を調整しても
よい。
対象データの印刷を制御する印刷制御装置であり、上記
色指定情報による発色値からの差異に係る情報を入力す
る情報入力部と、その差異の範囲内で上記色指定情報に
対する色材の配合を調整し、色材消費量を最小にする色
調整部(13、14、15、16、17)とを備えるも
のでもよい。この色調整部(13、14、15、16、
17)は、上記差異の範囲で、色材消費量を低減する方
向に色材の配合を調整するものでもよい。
指定情報を、色材の配合を指定する配合指定情報に変換
する変換部(19−1〜19−N)をさらに備えてもよ
い。
対象データの印刷を制御する方法であり、その印刷対象
データに含まれる要素データを識別する第1のステップ
(S1)と、その要素データの類型ごとに色指定情報に
対する色材の配合を調整する第2のステップ(S3、S
5、S6)とを有するものでもよい。
やその描画属性に応じて個別に色材の配合を調整するこ
とで、単なる試し印刷ではなく実運用でも利用可能なト
ナーセーブ機能を提供することができる。
の差異の範囲において、色材消費量を最小にするので、
ユーザの実用利用可能な範囲で色材を節約できる。
適な実施の形態を説明する。
形態に係る印刷システムを図1から図9の図面に基いて
説明する。本実施形態では、印刷時にトナーセーブ機能
を提供する印刷システムについて説明する。
例を示す図であり、図2は、この印刷システムの機能構
成図であり、図3は、図1に示したディスプレイ3に表
示されるメニュー画面の例であり、図4は、トナーセー
ブレベルに基づく色変換用のルックアップテーブルの例
であり、図5は、図4に示したルックアップテーブルを
選択するための選択テーブルの構成を示す図であり、図
6は、第1実施形態におけるトナーセーブ処理を示すフ
ローチャートであり、図7は、図6に示した文字用のル
ックアップテーブル決定処理の詳細を示すフローチャー
トであり、図8は、図6に示した図形用のルックアップ
テーブル決定処理の詳細を示すフローチャートであり、
図9は、図6に示したイメージ用のルックアップテーブ
ル決定処理の詳細を示すフローチャートである。
システム構成図を示す。このシステムは、ホストコンピ
ュータ1と、ホストコンピュータ1が出力した情報を印
刷するカラー印刷装置2と、ホストコンピュータ1が処
理する情報やメニュー、アイコン等を画面上に表示する
ディスプレイ3と、ユーザが文字情報をホストコンピュ
ータ1に入力するキーボード4とを有している。
ナルコンピュータの本体やサーバ装置である。ホストコ
ンピュータ1は、不図示のCPU、メモリ、ハードディ
スク等を有している。このようなホストコンピュータ1
の構成および機能については、広く知られているので、
その説明を省略する。
1からの指令を受けてホストコンピュータ1が出力する
情報を紙に印刷する装置である。本実施形態の印刷シス
テムは、この印刷時の色材(以下、トナーという)の使
用量を調整する機能に特徴がある。
ェアとしての印刷方式に制限はない。すなわち、カラー
印刷装置2としては、インクジェットプリンタ、バブル
ジェット(登録商標)プリンタ、レーザプリンタ、熱転
写プリンタ等、各種の印刷方式のものが使用できる。
との間は、各種のインターフェースで接続される。ハー
ドウェアとしては、USB等のシリアルインターフェー
ス、SCSIやセントロニクス等のパラレルインターフ
ェースを用いて接続すればよい。また、ホストコンピュ
ータ1とカラー印刷装置2の間にEthernet等のLANを
介在させてもよい。その場合には、カラー印刷装置2と
LANの間をプリンタサーバで接続すればよい。
装置2との間の情報の授受は、各種のプリンタ制御言
語、ページ記述言語やコマンドシーケンス(エスケープ
シーケンスともいう)に従って行われる。そのような制
御言語として、例えば、Postscriptが知られ
ている。
ドシーケンスが公開されている。例えば、ESC/PA
GE等のコマンドシーケンスが使用されている。
が出力する情報やメニュー、アイコン等を画面上に表示
する。ディスプレイ装置3は、例えば、CRT、液晶デ
ィスプレイ等である。
ストコンピュータ1に入力するために使用される。この
キーボード4の外、入力装置として、マウス、トラック
ボール、スティック型、静電式等、各種のポインティン
グデバイスをホストコンピュータ1に接続してもよい。
けるトナーセーブ機能の機能構成を示す。本実施形態に
おいて、このトナーセーブ機能は、例えば、ホストコン
ピュータ1上のプログラムとして実現される。
は、アプリケーションプログラム(図2では、アプリと
省略)による描画指定手段11、文字/図形/イメージ
の識別手段12、文字用のトナーセーブレベルの選択手
段13、図形用のトナーセーブレベルの選択手段14、
イメージ用のトナーセーブレベルの選択手段15、描画
属性によるトナーセーブレベルの調整手段16、印刷解
像度によるトナーセーブレベルの調整手段17、色変換
モードの選択手段18、色変換手段19−1〜19−
N、ビットマップ展開手段20、ビットマップ・データ
印刷手段21により構成される。
定手段11は、例えば、ウィンドウのメニューバー等に
設けられる印刷メニューである。この印刷メニューによ
り、ユーザの印刷要求が印刷システムに伝達される。
印刷対象の情報が文字、図形、またはイメージのいずれ
であるかを識別するプログラムのモジュールである。ア
プリケーションより指定される印刷データは、所定のペ
ージ記述言語の規定にしたがい、文字、図形、イメージ
の属性コマンドと描画コマンドとして指定される。
テム環境ではGDI(Graphic Device Interface)とし
てアプリケーションプログラム⇒OS⇒プリンタドライバ
に通知される描画コマンドのインタフェース(関数コー
ル)が規定される。
ドライバで実施する場合、アプリケーションプログラム
からの関数コールで呼び出されたグラフィックスライブ
ラリの関数内において、文字、図形、イメージのいずれ
の描画命令かが、一意に認識できる。
3は、文字データが印刷されるとき、トナーのセーブレ
ベル、すなわち、トナー使用量を調整する。
手段14は、図形データが印刷されるとき、トナーのセ
ーブレベル、すなわち、トナー使用量を調整する。ここ
で、図形データとは、線や点で描かれたパターンであ
る。図形データでは、点、線、各種多角形、円弧等が他
の点、線、多角形、円弧等と識別して定義される。
選択手段15は、イメージデータが印刷されるとき、ト
ナーのセーブレベル、すなわち、トナー使用量を調整す
る。ここで、イメージデータとは、画素と呼ばれる点の
集合として表現されるパターンである。ただし、イメー
ジデータは、図形データと異なり、イメージ内の点、線
や図形を個別に識別できない。
手段16は、描画対象の属性に応じて、トナーのセーブ
レベルを調整する。描画対象の属性とは、例えば、文字
寸法、線幅、点の大きさ等である。
手段16は、例えば、所定値以下の小さな文字、細い線
や小さな点に対してトナーセーブの実行を抑制する処理
を実行する。また、描画属性によるトナーセーブレベル
の調整手段16は、領域へのフィルパターン、例えば、
ハッチングパターンや網点パターン等を間引き処理の対
象から除外する。
整手段17は、印刷解像度に応じてトナーセーブレベル
を調整する。例えば、低解像度モードにおいては、ユー
ザ指定より、トナーセーブを多くする。また、高解像度
モードにおいては、ユーザ指定よりトナーセーブを少な
くする等である。
段の処理において調整されたトナーセーブレベルにした
がい、適切な色変換手段19−1〜19−Nを選択す
る。色変換手段19−1〜19−Nは、RGBで表現さ
れた色データをカラー印刷装置2が使用するトナーの配
色データ(Y、M、C、およびK)に変換する。
Y、M、CおよびKからなるビットマップ形式のデータ
に展開する。ビットマップ・データ印刷手段21は、ビ
ットマップ展開手段20により展開されたビットマップ
形式のデータをカラー印刷装置2のトナー出力部に引き
渡す。
上に表示されるメニュー画面の例を示す。このメニュー
画面により、ユーザは、印刷時のトナーのセーブレベル
を指定する。
を有効にすることでトナーセーブ機能が詳細設定メニュ
ーを表示する。詳細設定メニューには、全データ一括チ
ェックボックス102と、それ下部の3つラジオボタン
(文字用ラジオボタン103、図形用ラジオボタン10
4およびイメージ用ラジオボタン105)が表示され
る。
効にすると各ラジオボタンはグレーアウト表示される。
その結果、文字ラジオボタン103以下は使用できなく
なり、3種類の描画データに対して一様なレベルでトナ
ーセーブが指定される。
ドバーにより小中大から選択する。ここで、トナーセー
ブレベル大とは、トナーを所定値以上に大きく節約する
指定である。また、トナーセーブレベル小とは、トナー
を所定値以下で小さくセーブする指定である。また、ト
ナーセーブレベル中とは、通常最も指定が多いと想定さ
れるトナーセーブレベルの指定である。
効とすると、3つのラジオボタン103から105のグ
レーアウト表示が解除され、選択可能となる。各ラジオ
ボタン103〜105が選択可能な状態で、これらを有
効にすると各データのスライドバーが個別に選択可能と
なる。ただし、ラジオボタンを有効にしない場合、その
ラジオボタンで設定されるデータに対するトナーセーブ
は実行されない。
ンピュータ1の所定の記憶領域に保存され、トナーセー
ブ機能を実行するプログラムに読み出される。
1〜19−Nが保持するルックアップテーブル(1〜
N)を示す。このルックアップテーブルは、トナーセー
ブレベルに基づいて、RGB=>YMCKの色変換を指
定する。図4で、左上の番号1〜Nはルックアップテー
ブルの種類を示す番号である。本実施形態では、例え
ば、色変換手段19−1は、このルックアップテーブル
(1)にしたがい、色変換を実行する。
RGBの各値に対して、そのRGBの値の色を発色させ
るために必要なトナー量(Y、M、C、Kの値)を有し
ている。この対応関係は、YMCKの値による印刷サン
プルを測色装置(例えば変角分光光度計)で実測するこ
とにより求められる。
(r,g,b)の色に対して、その色に近いYMCKの値
((yi,mi,ci,ki)i=1,N)が複数個、所定の色差の範囲で
求められる。色差とは、測色機に測定値の差をいう。
の変換において、トナーの使用量が最も多い、そのよう
な組み合わせをルックアップテーブル(1)に保持す
る。トナーの使用量が多いとは、基本的には、(yi,mi,c
i,ki)の各値の合計値が多いものをいう。
せをルックアップテーブル2に保持する。このようにし
て、各(r,g,b)から(yi,mi,ci,ki)への変換において、
トナー使用量の順にルックアップテーブル(1〜N)が
形成される。
ル(N)には、RGBによる各色に対して、トナーの使
用量が最も少ない(yi,mi,ci,ki)の組み合わせが保持
される。ただし、このようなRGBの組み合わせを0〜
255の値の総てに対して保持すると、1つのルックア
ップテーブル当たり256×256×256=3,67
0,016色分のエントリが必要になり、測色の手間も
膨大になる。
テーブルには、RGBの値を16単位刻みで用意し、こ
れらに対応する(yi,mi,ci,ki)を保持することにす
る。この場合、1つのルックアップテーブル当たり16
×16×16=4096個のエントリが必要になる。ま
た、これらの値以外のRGB値に対応する(yi,mi,ci,k
i)値は、補間により求めればよい。
す。この選択テーブルは、文字用のトナーセーブレベル
の選択手段13、図形用のトナーセーブレベルの選択手
段14、イメージ用のトナーセーブレベルの選択手段1
5、描画属性によるトナーセーブレベルの選択手段1
6、および印刷解像度によるトナーセーブレベルの調整
手段17の各手段が、ルックアップテーブル(1〜N)
を選択するために使用する。すなわち、この選択テーブ
ルは、ある種のディシジョンテーブルである。
/図形/イメージの区分、トナーセーブレベル、描画属
性区分、印刷解像度、およびルックアップテーブルの各
フィールドを有している。
が文字、図形、イメージのいずれであるかに応じて選択
される。
区分においてトナーセーブレベル(図3のメニューで指
定されたもの)に応じて選択される。
図形/イメージの区分およびトナーセーブレベルの区分
おいて、描画対象の属性に応じて選択される。印刷解像
度は、上記で選択された区分において、印刷解像度に応
じて選択される。ルックアップテーブルのフィールド
は、ルックアップテーブルを識別する番号を保持してい
る。
能を実現するプログラムの処理(以下トナーセーブ処理
という)を示す。これらの処理は、例えば、ホストコン
ピュータ1のプログラムとして実現される。
この処理は、まず、印刷対象データの種類を判定する
(S1)。そして、まず、印刷対象データが文字か否か
が判定される(S2)。印刷対象データが文字の場合、
文字用のルックアップテーブルの決定処理が実行される
(S3)。その後、トナーセーブ処理は、制御をS7に
進める。
印刷対象データが図形か否かが判定される(S4)。印
刷対象データが図形の場合、図形用のルックアップテー
ブルの決定処理が実行される(S5)。その後、トナー
セーブ処理は、制御をS7に進める。
イメージ用のルックアップテーブル決定処理が実行され
る(S6)。次に、トナーセーブ処理は、色変換〜印刷
処理を実行する(S7)。その後、トナーセーブ処理は
終了する。
定処理(図6のS3)の詳細を示す。この処理では、ま
ず、トナーセーブの指定の有無が判定される(S3
1)。トナーセーブの指定がない場合、トナーセーブな
しのルックアップテーブルが選択される。この場合は、
RGBに対して色差の最も少ないYMCKに変換するル
ックアップテーブルが選択される(S36)。その後、
文字用のルックアップテーブルの決定処理は終了する。
の場合、文字データ用トナーセーブレベルが判定される
(S32)。この処理は、図5に示した選択テーブルの
文字/図形/イメージの区分が文字であるエントリでの
トナーセーブレベルの選択処理である。
ルが判定される(S33)。この処理は、図5示した選
択テーブルの文字/図形/イメージの区分が文字である
いずれかのエントリ(トナーセーブレベル大中小のいず
れか)での描画属性区分による選択処理である。
判定される(S34)。この処理は、図5示した選択テ
ーブルの印刷解像度による選択である。そして、以上の
判定結果からルックアップテーブルが選択される(S3
5)。その後、文字用のルックアップテーブル決定処理
は終了する。
定処理(図6のS5)の詳細を示す。この処理では、ま
ず、トナーセーブの指定の有無が判定される(S5
1)。トナーセーブの指定がない場合、トナーセーブな
しのルックアップテーブルが選択される(S58)。そ
の後、図形用のルックアップテーブルの決定処理は終了
する。
の場合、印刷対象データがフィルパターンか否かが判定
される(S52)。印刷対象データがフィルパターンの
場合、フィルパターンに対するトナーセーブ除外指定が
あるか否かが判定される(S53)。フィルパターンに
対するトナーセーブ除外指定がある場合、本処理は、S
58に制御を進める。
か、または、フィルパターンに対するトナーセーブ除外
指定がない場合、図形データ用トナーセーブレベルが判
定される(S54)。この処理は、図5に示した選択テ
ーブルの文字/図形/イメージの区分が図形であるエン
トリでのトナーセーブレベルの選択処理である。
定される(S55)。この処理は、図5示した選択テー
ブルの文字/図形/イメージの区分が図形であるいずれ
かのエントリ(トナーセーブレベル大中小のいずれか)
での描画属性区分による選択処理である。
判定される(S56)。この処理は、図5示した選択テ
ーブルの印刷解像度による選択である。そして、以上の
判定結果からルックアップテーブルが選択される(S5
7)。その後、図形用のルックアップテーブル決定処理
は終了する。
ル決定処理(図6のS6)の詳細を示す。この処理で
は、まず、トナーセーブの指定の有無が判定される(S
61)。トナーセーブの指定がない場合、トナーセーブ
なしのルックアップテーブルが選択される(S65)。
その後、イメージ用のルックアップテーブルの決定処理
は終了する。
の場合、イメージデータ用のトナーセーブレベルが判定
される(S62)。この処理は、図5に示した選択テー
ブルの文字/図形/イメージの区分がイメージであるエ
ントリでのトナーセーブレベルの選択処理である。
判定される(S63)。この処理は、図5示した選択テ
ーブルの印刷解像度による選択である。そして、以上の
判定結果からルックアップテーブルが選択される(S6
4)。その後、イメージ用のルックアップテーブル決定
処理は終了する。
刷システムでは、例えば、文字・図形に対してはトナー
セーブを行い、明るい色に変換するとともに、イメージ
に関してはトナーセーブを行わずに最適な色調で印刷す
るような制御が可能となる。
メージごとに異なるトナーセーブレベルを設定して印刷
することができる。
幅等の描画属性に応じて、トナーセーブの効果を緩和
し、または、促進して印刷することができる。
度に応じて、トナーセーブの効果を緩和し、または、促
進して印刷することができる。
ンに対するトナーセーブ機能を指定条件に応じて抑止す
る。このため、印刷パターンの周期性とトナーセーブ処
理との干渉による印刷むらを低減できる。
差レベルの影響度が一定範囲となるように色変換を実施
し、実用レベルの印刷品質を確保する。
プテーブルによる色変換処理の例を示した。しかし、本
発明の実施はこのような構成や手順には限定されない。
例えば、ルックアップテーブルによる色変換に代えて、
RGBからYMCKの変換式に基づいて変換してもよ
い。このような変換式としては、マスキング方程式によ
る方法が一般的に知られている。
的には、補色関係が成り立つ。ただし、ここでは、RG
B値/YMC値が0〜255のデジタルデータとして扱
われる場合を想定する。
響を受けるため、次の数2のマスキング方程式のような
方法でRGBとYMCの関係を表現することが出来る。
1=c2=c3=0とすると上記に示す補色変換(数1)と同じ
になる。このような色変換の理論については、例えば、
日本色彩研究所編、日刊工業新聞社発行、「カラーマッ
チングの基礎と応用に記載されている。
ルックアップテーブルにより色変換を行う代わりに、上
記数2を用いて色変換を行ってもよい。その場合、上記
a11〜a33,c1〜c3の設定値により、変換され印刷された
色を測色機を用いて評価すればよい。
果との色差が所定範囲となる係数行列(a11i,a22i,a33
i,a12i,a13i,a21i,a23i,a31i,a32i,c1i,c2i,c3i)(i=1,
N)を求める。さらに、各係数行列にによる変換後のY
MC値から、トナー使用量を求め、その使用量順に、ト
ナー使用量と係数行列とを記憶しておけばばよい。
択テーブルにおいてルックアップテーブルを参照する代
わりに、係数行列を参照するようにすればよい。そし
て、参照された係数行列を数2に適用し、RGBからY
MCへの変換を実行すればよい。なお、K(黒)につい
ては、RGBからYMCへの変換後に付加すればよい。
ストコンピュータ1上のプログラムにおいて実現した。
しかし、本発明の実施は、このような構成や手順には限
定されない。例えば、トナーセーブをカラー印刷装置2
内で実現してもよい。
ージ記述言語やコマンドシーケンスにより記述され、ホ
ストコンピュータ1からカラー印刷装置2に転送され
る。これらのページ記述言語やコマンドシーケンスは、
カラー印刷装置2内の例えば、ファームウェア、ハード
ウェアまたはプログラムにより解釈され、カラー印刷装
置2を駆動する。
ジ記述言語やESC/PAGE等のコマンドシーケンス
により描画コマンドのインタフェースが規定されてい
る。このためプリンタ側のコマンド解析部において、描
画対象(文字/図形/イメージ)や、各描画属性を識別
できる。したがって、上記実施形態で示したトナーセー
ブ機能をそのまま、カラー印刷装置2内の制御系におい
て実現できる。
は、ホストコンピュータ1側に設けてもよいし、カラー
印刷装置2の操作部(通常、液晶パネルと操作ボタン群
によるものが一般的である)に設けてもよい。
印刷時に設定内容をホストコンピュータ1からカラー印
刷装置2に送信するようにすればよい。この方式は、ネ
ットワーク上で多数のユーザがカラー印刷装置2を共有
する環境に適している。各人の設定内容が他の人の印刷
品質に影響を与えないからである。
コンピュータ1上のプログラムで実現し、一部をカラー
印刷装置2内のファームウェア、ハードウェアまたはプ
ログラムにより実現してもよい。
る描画指定手段11をホストコンピュータ1上で実現
し、文字/図形/イメージの識別手段12からビットマ
ップ・データ印刷手段21までをカラー印刷装置2内で
実現してもよい。
ムによる描画指定手段11からビットマップ展開手段2
0までをホストコンピュータ1上で実現し、ビットマッ
プ・データ印刷手段21をカラー印刷装置2内で実現し
てもよい。
ムによる描画指定手段11から印刷解像度によるトナー
セーブレベルの調整手段17までをホストコンピュータ
1上で実現し、色変換モード選択手段18からビットマ
ップ・データ印刷手段21までをカラー印刷装置2内で
実現してもよい。
応じて多数(図4に示したN種)のルックアップテーブ
ルを保持した。そして、図5に示した選択テーブルによ
り、印刷対象の条件に応じて適切なルックアップテーブ
ルを選択した。この場合、ルックアップテーブルの種類
数は、システムの規模や能力に応じて適宜決定すればよ
い。例えば、トナーセーブレベルを細かく調整したい場
合には、多数のルックアップテーブルを用意すればよ
い。また、トナーセーブレベルを粗く調整してもよい場
合には、少数のルックアップテーブルを用意すればよ
い。
として、16単位ごとにRGBを変化させ、4096個
のエントリを設けた。しかし、本発明の実施は、このよ
うな構成には限定されない。さらに細かい単位でルック
アップテーブルのエントリを設けてもよいし、さらに粗
い単位でエントリを設けてもよい。
形態に係る印刷システムを図10から図14の図面に基
いて説明する。
ーブレベルに基づく色変換用のルックアップテーブルの
データ構造図であり、図11は、この印刷システムにお
ける文字属性別色変換のルックアップテーブルのデータ
構造図であり、図12は、図形属性別色変換のルックア
ップテーブルのデータ構造図であり、図13は、印刷解
像度別色変換のルックアップテーブルのデータ構造図で
あり、図14は、第2実施形態におけるトナーセーブ処
理を示すフローチャートである。
5)にしたがい、図4に示すルックアップテーブルを選
択し、RGBからYMCKへの変換を行う印刷システム
について説明した。
に実行する印刷システムについて説明する。段階的に変
換するとは、例えば、印刷対象データが文字データの場
合、まず、セーブレベルに基づいて色変換し、次に文字
属性に基づてトナーセーブレベルを調整する色変換を実
行し、次に、印刷解像度に基づいてトナーセーブレベル
を調整する色変換を実行するような処理をいう。
間からRGB空間への色変換となり、最後にRGB空間
からYMCK空間への色変換を実行する。
ブルは、各段階ごとのRGB空間からRGB空間へ色変
換テーブルと、RGB空間からYMCKへの色変換テー
ブルとから構成される。
用は第1実施形態の場合と同様である。そこで、同一の
構成要素については、同一の符号を付してその説明を省
略する。また、必要に応じて、図1から図9の図面を参
照する。
ためのRGB値(R1G1B1)からRGB値(R2G
2B2)への色変換のルックアップテーブルを示す。図
10で、R1G1B1と示されているのは、変換前の色
のRGB値である。また、R2G2B2と示されている
のは、変換後の色のRGB値である。
る。まず、RGBの各値(R1G1B1)に対して、明
度を変化させた色のRGB値(R2G2B2)を複数個
求める。これにより、各R1G1B1から複数のR2G
2B2値への変換対が求まる。
ーセーブがない通常の色変換によりYMCKに変換し、
トナー使用量(YMCKの合計値)を求める。そして、
各R1G1B1から複数のR2G2B2値への変換対を
トナー使用量順にテーブル1〜Nに配置する。このよう
にしてトナーセーブのためのルックアップテーブルが作
成される。
プテーブルを示す。このテーブルは、左上に”小”、”
中”、および”大”のインデックスで示す文字寸法ごと
に、明度を所定量変化させる色変換用のルックアップテ
ーブルである。
るテーブルは、例えば、文字寸法が5ポイント未満の文
字に対する色変換のルックアップテーブルである。この
色変換では、例えば、各RGBの明度を10単位(25
5段階)減少させる。明度を減少させることにより、文
字寸法が5ポイント未満の文字は、トナーセーブを緩和
する方向に色変換される。
ーブルは、例えば、文字寸法が5ポイント以上10ポイ
ント未満の文字に対する色変換のルックアップテーブル
である。この色変換では、例えば、各RGBの明度を5
単位(255段階)減少させる。これにより、文字寸法
が5ポイント以上10ポイント未満の文字は、トナーセ
ーブを若干緩和する方向に色変換される。
ーブルは、文字寸法が10ポイント以上の文字に対する
色変換のルックアップテーブルである。この色変換で
は、例えば、各RGBの明度を5単位(255段階)増
加させる。これにより、文字寸法が10ポイント以上の
文字は、トナーセーブを若干促進する方向に色変換され
る。
プテーブルを示す。このテーブルは、左上に”細”、”
中”、および”太”のインデックスで示す線幅ごとに、
明度を所定量変化させる色変換用のルックアップテーブ
ルである。
るテーブルは、例えば、線幅が1ポイント未満の図形に
対する色変換のルックアップテーブルである。この色変
換では、例えば、各RGBの明度を10単位(255段
階)減少させる。明度を減少させることにより、線幅が
1ポイント未満の図形は、トナーセーブを緩和する方向
に色変換される。
ーブルは、例えば、線幅が1ポイント以上2ポイント未
満の図形に対する色変換のルックアップテーブルであ
る。この色変換では、例えば、各RGBの明度を5単位
(255段階)減少させる。これにより、線幅が1ポイ
ント以上2ポイント未満の図形は、トナーセーブを若干
緩和する方向に色変換される。
ーブルは、線幅が2ポイント以上の図形に対する色変換
のルックアップテーブルである。この色変換では、例え
ば、各RGBの明度を5単位(255段階)増加させ
る。これにより、線幅が2ポイント以上の図形は、トナ
ーセーブを若干促進する方向に色変換される。
は、文字寸法や線幅等の描画属性ごとに、トナーセーブ
を緩和させ、または促進させて色変換を実行する。
ップテーブルを示す。このテーブルは、左上に”
高”、”中”、および”低”のインデックスで示す印刷
時の解像度ごとに、明度を所定量変化させる色変換用の
ルックアップテーブルである。
るテーブルは、高解像度の印刷、例えば600ドット/
インチ以上の解像度における色変換のルックアップテー
ブルである。この色変換では、例えば、各RGBの明度
を10単位(255段階)減少させる。明度を減少させ
ることにより、高解像度の印刷では、トナーセーブを緩
和する方向に色変換される。
ーブルは、中解像度の印刷、例えば300ドット/イン
チ以上、600ドット/インチ未満の解像度における色
変換のルックアップテーブルである。この色変換では、
例えば、各RGBの明度を5単位(255段階)減少さ
せる。これにより、中解像度の印刷では、トナーセーブ
を若干緩和する方向に色変換される。
ーブルは、低解像度の印刷、例えば300ドット/イン
チ未満の解像度における色変換のルックアップテーブル
である。この色変換では、例えば、各RGBの明度を5
単位(255段階)増加させる。これにより、低解像度
の印刷では、トナーセーブを若干促進する方向に色変換
される。
は、印刷時の解像度に応じてトナーセーブを緩和させ、
または促進させて色変換を実行する。
略を示す。この処理では、まず、トナーセーブの指定の
有無が判定される(S71)。トナーセーブの指定がな
い場合の処理は、第1実施形態における印刷システムの
場合(図7のS36等)と同様であるので、その説明を
省略する。
の場合、トナーセーブレベルに基づく色変換処理が実行
される。この処理は、第1実施形態の図3に示した全デ
ータ一括チェックの指定に基づくトナーセーブ処理であ
る。この処理は、上記図10のルックアップテーブルに
したがい第1実施形態と同様の手順で実行される。
される(S73)。印刷対象データが文字の場合、文字
属性に基づく色変換処理が実行される(S74)。この
処理は、図11のルックアップテーブルによる色変換処
理である。その後、トナーセーブ処理は、制御をS77
に進める。
印刷対象データが図形か否かが判定される(S75)。
印刷対象データが図形の場合、図形属性に基づく色変換
処理が実行される(S76)。この処理は、図12のル
ックアップテーブルによる色変換処理である。その後、
トナーセーブ処理は、制御をS77に進める。
解像度に基づく色変換処理実行される(S77)。この
処理は、図13のルックアップテーブルによる色変換処
理である。
MCK変換処理を実行する(S78)。この処理は、ト
ナーセーブを行わない通常の変換処理である。次に、ト
ナーセーブ処理は、ビットマップ・データ展開〜印刷出
力を実行する(S79)。その後、トナーセーブ処理は
終了する。
施形態の印刷システムによれば、ユーザ指定のトナーセ
ーブレベル、印刷対象データの属性、印刷時の解像度等
に基づき、段階的に色変換が実行される。このため、色
変換テーブル数は、各段階の色変換テーブルの数の加算
値となり、第1実施形態の場合と比較して少ない色変換
テーブルにより、トナーセーブを実現できる。
指定のトナーセーブレベル、印刷対象データの属性、印
刷時の解像度等に基づき、段階的に色変換を実行した。
しかし、本発明の実施は、このような手順には限定され
ない。
とのルックアップテーブルおよび、RGB=>YMCK
変換処理(図14のS78)におけるルックアップテー
ブルのすべてを合成してもよい。その場合、第1実施形
態と同様、印刷対象データの属性、印刷時の解像度等の
条件に応じて多数の色変換テーブルが生成されることに
なる。例えば、トナーセーブレベルによる色変換テーブ
ルをN種、印刷対象データの属性による色変換テーブル
をM種、印刷解像度に応じた色変換テーブルをL種有す
る場合、合成後は、N×M×L種の色変換テーブルが生
成される。
について、トナーセーブレベル(YMCKの各値の合
計)に応じて分類すればよい。そして、各分類に含まれ
る複数個のテーブルについては、1つのテーブルで代用
すればよい。これにより、本来必要なN×M×L種の色
変換テーブルのうち、トナーセーブレベルの分類数分の
ルックアップテーブルを保持すればよい。
は、システムの規模や能力に応じて適宜決定すればよ
い。例えば、トナーセーブレベルを細かく調整したい場
合には、多数のルックアップテーブルを用意すればよ
い。また、トナーセーブレベルを粗く調整してもよい場
合には、少数のルックアップテーブルを用意すればよ
い。
形態に係る印刷システムを図15から図16の図面に基
いて説明する。
許容色差を指定する設定画面の例であり、図16は、許
容色差の範囲でトナーセーブを行う処理を示すフローチ
ャートである。
刷システムでは、図3に示したメニュー画面によるユー
ザの指定にしたがい、トナーセーブを実行した。また、
選択テーブル(図5)にしたがい、図4に示すルックア
ップテーブルを選択し、RGBからYMCKへの変換を
行う印刷システムについて説明した。
定の許容色差の範囲でトナーセーブを実行する印刷シス
テムについて説明する。本印刷システムにおける他の構
成および作用は第1実施形態または第2実施形態の場合
と同様である。そこで、同一の構成要素については、同
一の符号を付してその説明を省略する。また、必要に応
じて、図1から図14の図面を参照する。
る許容色差設定ウィンドウを示す。この許容色差設定ウ
ィンドウは、図1に示したディスプレイ3またはカラー
印刷装置2の不図示の操作パネルに表示される。
ドウは、’許容色差の設定’というタイトル、0〜25
5の範囲で許容色差を設定する設定欄(図15では、1
5という値が設定されている)、’登録’ボタン、およ
び’キャンセル’ボタンを有している。
ーセーブ時に許容可能な色差を0〜255の範囲で設定
する。さらに、ユーザが’登録’ボタンを不図示のポイ
ンティングデバイスにより押下すると、許容色差の設定
値(図15では、15が設定されている)が登録され
る。この許容色差は、色変換のルックアップ生成におい
て使用される。
下すると、設定された許容色差が破棄されて、許容色差
設定ウィンドウが終了する。
色変換のためのルックアップテーブル作成処理を示す。
この処理は、ユーザからの不図示のルックアップテーブ
ル作成依頼(ディスプレイ1または操作パネルの画面上
の不図示の作成依頼ボタンの押下)により、実行され
る。
dAが読み出される(S70)。つぎに、作業用のRG
Bテーブルを確保し、RGBの値(ri,gi,bi),i=1,Mを
設定する(S71)。このRGBの値は、たとえば、8
単位刻みで、(0,0,0),(7,0,0),(14,0,0),...,(255,0,
0),(255,7,0),...(255,255,255)のように設定される。
この場合、(ri,gi,bi)の組み合わせの個数Mは、32
×32×32=32768となる。
1)。次に、各iに対して、(ri,gi,bi)と色差dAの
範囲にあるRGBの値((rj,gj,bj),j=1,L)を求める
(S73)。
=1,L)をYMCKに色変換したとき、トナー消費量(Y
+M+C+Kの合計値)が最小となるj(いまこの値を
j0とする)を求める(S74)。
ントリに(ri,gi,bi)から(rj,gj,bj)の変換対を記録
する(S75)。
(S76)。次に、カウンタiが(ri,gi,bi)の個数M
を越えたか否かを判定する(S77)。このように、S
72からS75の処理をすべての(ri,gi,bi)に対して
繰り返す。
存する(S78)。その後、ルックアップテーブル作成
処理は終了する。
ブルにより、第1実施形態または第2実施形態と同様色
変換を実行すればよい。その場合、トナーセーブのない
RGBからYMCKへの色変換のルックアップテーブル
を図16の処理で求めたルックアップテーブルと組み合
わせればよい。
実施形態の印刷システムによれば、ユーザが指定した色
差dAの範囲内において、トナー消費量が最小となるよ
うに色変換を実行するルックアップテーブルが作成でき
る。このルックアップテーブルと、トナーセーブのない
RGBからYMCKへの色変換のルックアップテーブル
とを組み合わせ色変換を実行することにより、指定の色
差の範囲でトナー消費量が最小、すなわち、トナーセー
ブが最大となる色変換を実行できる。
プテーブルと、RGBからYMCKへの色変換のルック
アップテーブルとにより個々に色変換してもよい。ま
た、2つのテーブルを合成して、一度に色変換を実行し
てもよい。
(ri,gi,bi)に対して色差dAの範囲にある(rj,gj,b
j)のすべて(L組)を求めて、さらに、トナーセーブ
が最大となるjの値を決定した。しかし、本発明の実施
は、このような手順には限定されない。
うち、所定数のサンプルについて、トナーセーブが最大
となるjの値を決定してもよい。
形式的に間引いて、サンプルを求めてもよい。すなわ
ち、(rj,gj,bj)の組をソーティングして、複数組おき
にサンプル抽出してもよい。また、数1に示した補数の
関係からrj+gj+bjの合計値が大きいものから順に所定
数をサンプルとして抽出してもよい。
を8単位刻みで作成した。しかし、本発明の実施は、こ
のような8単位刻みのルックアップテーブルには限定さ
れない。
上記実施の形態のいずれかの処理をコンピュータに実行
させるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に記録することができる。そして、コンピュータに、
この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させるこ
とにより、上記実施の形態に示した印刷システムの機能
を提供させることができる。
媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気
的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積
し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体を
いう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り
外し可能なものとしては、例えばフロッピー(登録商
標)ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DV
D、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
としてハードディスクやROM(リードオンリーメモ
リ)等がある。
また、上記プログラムをコンピュータのハードディスク
やメモリに格納し、通信媒体を通じて他のコンピュータ
に配布することができる。この場合、プログラムは、搬
送波によって具現化されたデータ通信信号として、通信
媒体を伝送される。そして、その配布を受けたコンピュ
ータに上記印刷システムの機能を提供させることができ
る。
例えば、同軸ケーブルおよびツイストペアケーブルを含
む金属ケーブル類、光通信ケーブル等、または、無線通
信媒体例えば、衛星通信、地上波無線通信等のいずれで
もよい。
るための電磁波または光である。ただし、搬送波は、直
流信号でもよい。この場合、データ通信信号は、搬送波
がないベースバンド波形になる。したがって、搬送波に
具現化されたデータ通信信号は、変調されたブロードバ
ンド信号と変調されていないベースバンド信号(電圧0
の直流信号を搬送波とした場合に相当)のいずれでもよ
い。
発明を開示する。
データの印刷を制御する印刷制御装置であり、前記印刷
対象データに含まれる要素データを識別するデータ識別
部と、前記要素データの類型ごとに色指定情報に対する
色材の配合を調整する色調整部とを備える印刷制御装
置。(1) (付記2) 前記色指定情報を、色材の配合を指定する
配合指定情報に変換する変換部をさらに備え、前記色調
整部は、前記要素データの類型ごとに配合指定情報を調
整する付記1記載の印刷制御装置。(2) (付記3) 印刷時の色材を節約させる節約指定情報を
前記要素データの類型ごとに入力する情報入力部をさら
に備え、前記配色調整部は、前記要素データの類型ごと
に、前記節約指定情報に応じて前記配合指定情報を調整
し、印刷時の色材を節約させる付記2記載の印刷制御装
置。(3) (付記4) 前記要素データを寸法属性によって分類す
る分類部をさらに備え、前記配色調整部は、その寸法属
性に応じて前記配合指定情報を調整する付記2または3
記載の印刷制御装置。
入力する情報入力部をさらに備え、前記配色調整部は、
印刷時の解像度に応じて前記配合指定情報を調整する付
記2または3記載の印刷制御装置。
データの印刷を制御する印刷制御装置であり、前記色指
定情報による発色値からの差異に係る情報を入力する情
報入力部と、前記差異の範囲内で前記色指定情報に対す
る色材の配合を調整し、前記色材消費量を最小にする色
調整部とを備える印刷制御装置。(4) (付記7) 前記色指定情報を、色材の配合を指定する
配合指定情報に変換する変換部をさらに備える付記6記
載の印刷制御装置。
データの印刷を制御する方法であり、前記印刷対象デー
タに含まれる要素データを識別する第1のステップと、
前記要素データの類型ごとに色指定情報に対する色材の
配合を調整する第2のステップとを有する、印刷を制御
する方法。
合を指定する配合指定情報に変換するステップをさらに
有し、前記第2のステップは、前記要素データの類型ご
とに配合指定情報を調整する付記8記載の印刷を制御す
る方法。
節約指定情報を前記要素データの類型ごとに入力するス
テップをさらに有し、前記第2のステップは、前記要素
データの類型ごとに、前記節約指定情報に応じて前記配
合指定情報を調整し、印刷時の色材を節約させる付記9
記載の印刷を制御する方法。
によって分類するステップをさらに有し、前記第2のス
テップは、その寸法属性に応じて前記配合指定情報を調
整する付記9または10記載の印刷を制御する方法。
を入力するステップをさらに有し、前記第2のステップ
は、印刷時の解像度に応じて前記配合指定情報を調整す
る付記9または10記載の印刷を制御する方法。
象データの印刷を制御する方法であり、前記色指定情報
による発色値からの差異に係る情報を入力する第3のス
テップと、前記差異の範囲内で前記色指定情報に対する
色材の配合を調整し、前記色材消費量を最小にする第4
のステップとを有する印刷を制御する方法。
配合を指定する配合指定情報に変換するステップをさら
に有する付記13記載の印刷を制御する方法。
報を有する印刷対象データの印刷を制御させるプログラ
ムであり、前記印刷対象データに含まれる要素データを
識別する第1のステップと、前記要素データの類型ごと
に色指定情報に対する色材の配合を調整する第2のステ
ップとを有するプログラム。(5) (付記16) 前記色指定情報を、色材の配合を指定す
る配合指定情報に変換するステップをさらに有し、前記
第2のステップは、前記要素データの類型ごとに配合指
定情報を調整する付記15記載のプログラム。
節約指定情報を前記要素データの類型ごとに入力するス
テップをさらに有し、前記第2のステップは、前記要素
データの類型ごとに、前記節約指定情報に応じて前記配
合指定情報を調整し、印刷時の色材を節約させる付記1
6記載のプログラム。
によって分類するステップをさらに有し、前記第2のス
テップは、その寸法属性に応じて前記配合指定情報を調
整する付記15または16記載のプログラム。
を入力するステップをさらに有し、前記第2のステップ
は、印刷時の解像度に応じて前記配合指定情報を調整す
る付記15または16記載のプログラム。
報を有する印刷対象データの印刷を制御させるプログラ
ムであり、前記色指定情報による発色値からの差異に係
る情報を入力する第3のステップと、前記差異の範囲内
で前記色指定情報に対する色材の配合を調整し、前記色
材消費量を最小にする第4のステップとを有するプログ
ラム。
配合を指定する配合指定情報に変換するステップをさら
に有する付記20記載のプログラム。
報を有する印刷対象データの印刷を制御させるプログラ
ムであり、前記印刷対象データに含まれる要素データを
識別する第1のステップと、前記要素データの類型ごと
に色指定情報に対する色材の配合を調整する第2のステ
ップとを有するプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体。
報を有する印刷対象データの印刷を制御させるプログラ
ムであり、前記色指定情報による発色値からの差異に係
る情報を入力する第3のステップと、前記差異の範囲内
で前記色指定情報に対する色材の配合を調整し、前記色
材消費量を最小にする第4のステップとを有するプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
印刷品質の劣化を抑止した上でトナー等の色材使用量を
効率的に削減することができる。
のシステム構成図
クアップテーブルの例
ルの構成を示す図
すフローチャート
細を示すフローチャート
細を示すフローチャート
の詳細を示すフローチャート
に基づく色変換用のルックアップテーブルのデータ構造
図
のデータ構造図
ルのデータ構造図
示すフローチャート
指定する設定画面の例
を示すフローチャート
Claims (5)
- 【請求項1】 色指定情報を有する印刷対象データの印
刷を制御する印刷制御装置であり、 前記印刷対象データに含まれる要素データを識別するデ
ータ識別部と、 前記要素データの類型ごとに色指定情報に対する色材の
配合を調整する色調整部とを備える印刷制御装置。 - 【請求項2】 前記色指定情報を、色材の配合を指定す
る配合指定情報に変換する変換部をさらに備え、 前記色調整部は、前記要素データの類型ごとに配合指定
情報を調整する請求項1記載の印刷制御装置。 - 【請求項3】 印刷時の色材を節約させる節約指定情報
を前記要素データの類型ごとに入力する情報入力部をさ
らに備え、 前記配色調整部は、前記要素データの類型ごとに、前記
節約指定情報に応じて前記配合指定情報を調整し、印刷
時の色材を節約させる請求項2記載の印刷制御装置。 - 【請求項4】 色指定情報を有する印刷対象データの印
刷を制御する印刷制御装置であり、 前記色指定情報による発色値からの差異に係る情報を入
力する情報入力部と、 前記差異の範囲内で前記色指定情報に対する色材の配合
を調整し、前記色材消費量を最小にする色調整部とを備
える印刷制御装置。 - 【請求項5】 コンピュータに、色指定情報を有する印
刷対象データの印刷を制御させるプログラムであり、 前記印刷対象データに含まれる要素データを識別する第
1のステップと、 前記要素データの類型ごとに色指定情報に対する色材の
配合を調整する第2のステップとを有するプログラム。
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