JP2006248460A - 駆動力制御装置 - Google Patents

駆動力制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006248460A
JP2006248460A JP2005070442A JP2005070442A JP2006248460A JP 2006248460 A JP2006248460 A JP 2006248460A JP 2005070442 A JP2005070442 A JP 2005070442A JP 2005070442 A JP2005070442 A JP 2005070442A JP 2006248460 A JP2006248460 A JP 2006248460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheels
slip
driving force
wheel
braking force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005070442A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4506518B2 (ja
Inventor
Toshiaki Tsuyama
俊明 津山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2005070442A priority Critical patent/JP4506518B2/ja
Publication of JP2006248460A publication Critical patent/JP2006248460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4506518B2 publication Critical patent/JP4506518B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】 極低μ路等の走行時に各車輪を少しずつスリップさせながら車両を走行させた場合においても、車速を正確に推定して駆動スリップを抑制に抑制できるようにする。
【解決手段】 スリップ制御手段18に、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したか否かを判定するスリップ状況判定部19と、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定された場合に、所定時間に亘って前後輪の一方を駆動輪としつつ、他方を従動輪とするように駆動力配分機構6を制御する駆動力配分制御部20と、全ての車輪2〜5がスリップする状況の発生時に従動輪とされた車輪に油圧カップリング7から入力される駆動力を打ち消すための制動力を付与する制動力付与制御部21と、上記従動輪の回転速度に基づいて車速を推定するとともに、この車速の推定値に基づいて各車輪2〜5の駆動スリップを抑制する制御を実行する駆動スリップ抑制部22とを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、前輪および後輪の全てが駆動される全輪駆動車の車輪に過大な駆動力が伝達されることに起因した駆動スリップを防止する駆動力制御装置に関するものである。
従来、前輪および後輪にそれぞれ設けられた車輪速センサの検出信号に基づいて、前後輪の一方からなる駆動輪の回転速度と、前後輪の他方からなる従動輪の回転速度とから駆動輪のスリップ量が演算され、このスリップ量の演算値に応じて所定のスピンが発生していると判定された場合に、エンジンの駆動力を低下させ、または駆動輪に制動力を付与することによって過大なスピンが発生するのを防止するとともに、車両の走行安定性を確保しつつ車両の加速応答性を向上させることが行われている。このように前後輪の何れか一方が従動輪に設定された二輪駆動車においては、従動輪の回転速度に基づいて車速をある程度正確に求めることができるため、その値に基づいて駆動輪がスピンしているか否かを略正確に判別することが可能である。
しかし、前輪および後輪の全てが駆動される全輪駆動車では、低μ路の走行時等に全ての車輪がスリップ状態となる可能性があるため、二輪駆動車のように車輪の回転速度に基づいて正確に車速を求めること困難であり、各車輪がスリップ状態となっているか否かを適正に判別することができないという問題がある。このような問題を解決するため、全ての車輪がスリップ状態なったことが確認された場合に、車輪の加速度を検出する加速度センサの検出値または各車輪のうち最も回転速度が低い車輪の回転速度等に基づいて車速を推定するとともに、この車速の推定値に対応したスリップ制御を実行することが行われている。
例えば、特許文献1に示されるように、前後輪間のスリップ量に応じて差動制限量を制御することで四輪への駆動力を配分制御する四輪駆動力配分制御装置を有する四輪駆動車において、車両に発生する前後加速度を推定または検出する前後加速度検出手段と、上記四輪駆動力配分制御装置の差動制御量に応じて前後加速度最小値を算出する前後加速度最小値算出手段とを備え、車両が加速している場合は、この前後加速度最小値と上記前後加速度検出手段によって検出された前後加速度との大きい方を車体速度の変化量として車体速度を車体速度推定手段により推定するとともに、この推定車体速度を用いた駆動スリップ判定に基づき各車輪から路面に伝達される駆動力の制御を駆動力推定手段により実行するようにした駆動力制御装置が知られている。
特開2001−80376号公報
上記特許文献1に開示されているように四輪駆動力配分制御装置により制御される前後輪の差動制限量に応じて前後加速度の最小値を車体速度の変化量として車体速度を推定するように構成すれば、極低μ路での推定車速が急激に大きくなった場合等に、車速の推定を正確に行い、駆動力制御性の向上を図ることが可能である。しかし、優秀な技能を有する運転者が極低μ路等の走行時に各車輪を少しずつスリップさせながら、車両を走行させている場合等には、全ての車輪が緩やかなスリップ状態となる可能性があるため、上記車体速度推定手段において求められた車速の推定値が、実車速から徐々にずれるという事態を生じることが避けられず、上記構成を採用しても車速の推定値に対応した適正な駆動スリップの抑制を実行することが困難であるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、極低μ路等の走行時に各車輪を少しずつスリップさせながら車両を走行させた場合においても、正確に推定された車速に基づいて適正に駆動スリップを抑制できる駆動力制御装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、全輪駆動車の車輪に過大な駆動力が伝達されることに起因した各車輪の駆動スリップを防止するスリップ制御手段と、前後輪に対する駆動力の配分を調節する油圧カップリングが設けられた駆動力配分機構とを有する駆動力制御装置であって、上記スリップ制御手段に、全ての車輪がスリップする状況が発生したか否かを判定するスリップ状況判定部と、全ての車輪がスリップする状況が発生したと判定された場合に、所定時間に亘って前後輪の一方を駆動輪としつつ、他方を従動輪とするように上記駆動力配分機構を制御する駆動力配分制御部と、全ての車輪がスリップする状況の発生時に従動輪とされた車輪に油圧カップリングから入力される駆動力を打ち消すための制動力を付与する制動力付与制御部と、上記従動輪の回転速度に基づいて車速を推定するとともに、この車速の推定値に基づいて各車輪の駆動スリップを抑制する制御を実行する駆動スリップ抑制部とを設けたものである。
請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の駆動力制御装置において、上記スリップ状況判定部は、全ての車輪の回転速度が予め設定された基準速度以下の状態が一定時間以上に亘り継続されるとともに、全ての車輪の回転速度が上昇傾向にあることが確認された場合に、全ての車輪がスリップする状況が発生したと判定するように構成されたものである。
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2に記載の駆動力制御装置において、上記駆動力配分制御部によって前後輪の一方を従動輪とする制御の実行と同時に、上記制動力付与制御部により従動輪側の車輪に制動力を付与するように構成したものである。
請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3の何れか1項に記載の駆動力制御装置において、上記駆動力配分機構の温度を検出する温度検出手段を備え、この温度検出手段により検出された温度に基づいて上記制動力付与制御部により従動輪側の車輪に付与される制動力を調節するように構成したものである。
請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4の何れか1項に記載の駆動力制御装置において、各車輪に制動力を付与するブレーキ装置に供給される油圧を上昇させる油圧ポンプを備えた昇圧手段と、この昇圧手段よりもブレーキ装置側に設けられるとともに、ブレーキ装置に供給される油圧を調節するブレーキ圧調節手段とを有し、上記制動力付与部によって従動輪側の車輪に制動力を付与する際に、上記油圧ポンプを作動させるとともに、上記ブレーキ圧調節手段により昇圧手段から従動輪側のブレーキ装置に供給される油圧を低下させるように構成したものである。
請求項6に係る発明は、上記請求項1〜5の何れか1項に記載の駆動力制御装置において、前輪に制動力を付与する前輪用ブレーキ装置と、前輪に付与される制動力よりも低い制動力を後輪に付与する後輪用ブレーキ装置とを有し、全ての車輪がスリップする状況が発生したと判定された場合に、上記駆動力配分制御部により後輪側を従動輪とする駆動力の配分制御を実行するとともに、上記制動力付与制御部により後輪に制動力を付与するように構成したものである。
請求項1に係る発明によれば、全ての車輪がスリップする状況が発生したと判定された時点で、所定時間に亘って前後輪の一方を駆動輪としつつ、前後輪の他方を従動輪とするように駆動力配分機構を制御するとともに、従動輪とされた車輪に油圧カップリングから入力される駆動力を打ち消すための制動力を付与することにより、上記従動輪の回転速度に基づいて車速を正確に推定することができ、この車速の推定値に基づいて各車輪の駆動スリップを効果的に防止できるという利点がある。
請求項2に係る発明によれば、全ての車輪の回転速度が予め設定された基準速度以下の状態が一定時間以上に亘り継続されるとともに、全ての車輪の回転速度が上昇傾向にあることが確認された場合に、全ての車輪がスリップする状況が発生したと判定するように構成したため、優秀な技能を有する運転者が極低μ路等の走行する場合に、各車輪を少しずつスリップさせながら車両を走行させるような状況下で全ての車輪が同時にスリップする状態に移行しつつあるか否かを正確に判別できるという利点がある。
請求項3に係る発明によれば、駆動力配分制御によって前後輪の一方を従動輪とする制御の実行と同時に、制動力付与制御部によって上記従動輪に制動力を付与するように構成したため、全ての車輪がスリップする状況下において上記従動輪の回転速度に基づいて車速を迅速かつ正確に推定することができるため、この車速の推定値に基づいて各車輪の駆動スリップを、より効果的に防止できるという利点がある。
請求項4に係る発明によれば、駆動力配分機構の温度に対応して変化する油圧カップリング内に充填されたオイルの粘性に応じて上記従動輪に伝達される引きずりトルクが変動した場合に、これに対応した制動力を上記従動輪に付与することにより、全ての車輪がスリップする状況下で上記従動輪の回転速度に基づいて車速を正確に推定できるという利点がある。
請求項5に係る発明によれば、従動輪となる車輪に制動力を付与する際に、上記昇圧手段から従動輪側のブレーキ装置に供給される油圧を低下させることにより、このブレーキ装置に高圧力の油圧が供給されるのを防止し、油圧カップリング内に充填されたオイルの粘性に応じて上記従動輪に伝達される引きずりトルクを打ち消すための適正な制動力を付与するように、上記油圧を正確に微調節することができる。
請求項6に係る発明によれば、ブレーキ効率の面から前輪用のブレーキ装置により付与される制動力に比べて、後輪用のブレーキ装置により付与される制動力が低い値に設定され車両において、全ての車輪がスリップする状況が発生したと判定された場合に、上記駆動力配分制御部により左右後輪を従動輪とするように駆動力の配分制御を実行するとともに、上記制動力付与制御部により左右後輪に制動力を付与することにより、上記ブレーキ装置に供給される油圧を正確に微調節することができるため、全ての車輪がスリップする状況下で上記左右後輪の回転速度に基づいて車速を正確に推定できるという利点がある。
図1は、本発明の実施形態に係る駆動制御装置を備えた全輪駆動車の概略構成を示している。この車両の駆動系は、エンジン1と、左右前輪2,3および左右後輪4,5を有し、左右前輪2,3には、エンジン1の駆動力が直接伝達されるとともに、左右後輪4,5には、駆動力配分機構6を介してエンジン1の駆動力が伝達されるようになっている。上記駆動力配分機構6は、油圧式アクチュエータにより駆動される多板クラッチが配設された油圧カップリング7を備え、この油圧カップリング7により左右後輪4,5に配分されるエンジン1の駆動力を車両の運転状態に応じて制御することにより、前輪2,3側に全駆動力を配分した前輪駆動状態から、全ての車輪2〜5に駆動力を均一に配分した全輪駆動状態に移行させるように構成されている。
また、上記車両には、各車輪2〜5の回転速度を検出する車輪速センサ8〜11と、各車輪2〜5に制動力を付与するブレーキ装置12〜15と、上記油圧カップリング7の温度を検出する温度センサ16からなる温度検出手段と、各車輪2〜5に過大な駆動力が伝達されることに起因した各車輪の駆動スリップを防止するスリップ制御手段17と、このスリップ制御手段17から出力される制御信号に応じて上記ブレーキ装置12〜15を作動させる制動システム18とが設けられている。
上記スリップ制御手段17には、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したか否かを判定するスリップ状況判定部19と、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定された場合に、所定時間に亘って左右前輪2,3を駆動輪としつつ左右後輪4,5を従動輪とするように上記駆動力配分機構6を制御する駆動力配分制御部20と、全ての車輪2〜5がスリップする状況の発生時に従動輪とされた左右後輪7,8に油圧カップリング7から入力される駆動力を打ち消すための制動力を付与する制動力付与部21と、上記左右後輪4,5からなる従動輪の回転速度に基づいて車速を推定するとともに、この車速の推定値に基づいて各車輪の駆動スリップを抑制する制御を実行する駆動スリップ抑制部22とが設けられている。
上記スリップ状況判定部19は、各車輪速センサ8〜11の検出信号に応じて全ての車輪2〜5の回転速度が予め設定された基準車速以下の状態が一定時間以上に亘り継続されるとともに、全ての車輪2〜5の回転速度が上昇傾向であることが確認された場合に、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定するように構成されている。上記基準車速は、優秀な技能を有する運転者が各車輪を少しずつスリップさせながら極低μ路等を走行させる場合に発生すると考えられる最高速度に設定されている。
また、上記駆動力配分制御部20は、スリップ状況判定手段19において全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定された場合に、上記油圧カップリング7の多板クラッチを所定時間に亘り離脱状態とする制御信号を上記駆動力配分機構6に出力することにより、エンジン1から左右後輪4,5への駆動力の伝達を遮断して左右後輪7,8を従動輪とする制御を実行するように構成されている。
上記制動力付与部21は、スリップ状況判定手段19において全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定された場合に、上記駆動力配分制御部20によって左右後輪4,5を従動輪とする制御の実行と同時に、上記制動システム18に制御信号を出力して左右後輪4,5に所定の制動力を付与することにより、エンジン1から左右後輪4,5に対する駆動力の伝達を遮断した状態で、上記油圧カップリング7内に充填されたオイルの粘性に応じて左右後輪4,5に伝達される引きずりトルクを打ち消す制御を実行するように構成されている。また、上記制動力付与部21は、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定された場合に、上記温度センサ16により検出された油圧カップリング7の温度に基づき、従動輪となる左右後輪4,5に付与される制動力を後述のように調節する機能を有している。
上記制動力付与部21により制御される制動システム18には、図2示すように、左右前輪2,3および左右後輪4,5に設けられたブレーキ装置12〜15に対する油圧の給排を制御することにより、左右前輪2,3に駆動スリップが生じるのを防止する前輪側のスリップ制御用油圧系23aと、左右後輪4,5に駆動スリップが生じるのを防止する後輪側のスリップ制御用油圧系23bとが設けられている。また、上記制動システム18には、ブレーキペダル24によって操作されるタンデム型のマスターシリンダ25と、このマスターシリンダ25から前輪側のスリップ制御用油圧系23aおよび後輪側のスリップ制御用油圧系23bに向けて延びるメイン通路26と、上記両スリップ制御用油圧系23a,23bにそれぞれ配設された油圧ポンプ27を駆動するポンプ駆動モータ28とが設けられている。
上記前輪側のスリップ制御用油圧系23aは、後輪側のスリップ制御用油圧系23bと同様の構成を有しているため、後輪側のスリップ制御用油圧系23bの具体的な構成を以下に説明し、前輪側のスリップ制御用油圧系23aについてはその説明を省略する。上記後輪側のスリップ制御用油圧系23bには、メイン通路26から分岐して左右後輪4,5のブレーキ装置14,15にそれぞれ接続された分岐通路29,30が設けられるとともに、上記メイン通路26を開閉するソレノイドバルブからなるカットバルブ31と、このカットバルブ31をバイパスするバイパス通路32,33とが設けられ、一方のバイパス通路32にはその下流側への油圧の流れだけを許容するチェックバルブ34が配設されるとともに、他方のバイパス通路33には、スリップ制御の実行時に発生するブレーキ油圧よりも高い油圧が作用した場合に、その上流側への油圧の流れだけを許容するチェックバルブ35が配設されている。
さらに、上記後輪側のスリップ制御用油圧系23bには、スリップ制御の実行時にメイン通路26の油圧を増圧させるための増圧用シリンダ36が設けられている。この増圧用シリンダ36の吐出口37は、増圧通路38を介して上記メイン通路26に接続されるとともに、増圧用シリンダ36の入力油室39は、油圧ポンプ27が配設された油圧入力路40を介してリザーバ41に接続されている。また、上記油圧入力路40には、リザーバ41から油圧ポンプ27側への油圧の流れだけを許容するチェックバルブ42,43が配設されている。
上記増圧用シリンダ36の入力油室39に接続された戻り通路44は、上記リザーバ41に接続されるとともに、この戻り通路44には、この戻り通路44を開閉するコントロールバルブ45と、開閉式のソレノイドバルブからなるリリーフバルブ46とが配設されている。上記増圧用シリンダ36のピストン47は、復帰ばね48によって入力油室39側に付勢されるとともに、この入力油室39に所定の油圧が供給されると、上記復帰ばね48の付勢力に抗して油圧を上記吐出口37から吐出させる方向に変位するようになっている。そして、上記油圧ポンプ27、ポンプ駆動モータ28および増圧用シリンダ36等により各車輪2〜5に制動力を付与する油圧を上昇させる昇圧手段が構成されている。
上記コントロールバルブ45は、リザーバ41に接続された戻り通路44を開閉することにより、上記左右後輪4,5のブレーキ装置14,15に供給される油圧、つまりブレーキ圧を調節するものであり、上記コントロールバルブ45が全開状態となると、上記油圧ポンプ27からリザーバ41に戻される油圧が最大になって上記ブレーキ装置14,15に供給される油圧が大きく低減されることになる。
上記駆動力制御装置の基本制御動作を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。この基本制御動作がスタートすると、まず上記車輪速センサ8〜11および温度センサ16の検出値等からなる各種データを読み込むとともに(ステップS1)、全ての車輪2〜5の回転速度が予め設定された基準速度以下であるか否かを判定し(ステップS2)、YESと判定された場合に、上記基準車速以下の状態が一定時間に亘り継続されたか否かを判定する(ステップS3)。このステップS3でYESと判定された場合には、全車輪2〜5の回転速度の変化量が一定値以上であるか否かを判別することにより、全ての車輪2〜5の回転速度が上昇傾向にあるか否かを判定する(ステップS4)。
上記ステップS4でYESと判定されて全ての車輪2〜5の回転速度が予め設定された基準速度以下の状態が一定時間以上に亘り継続されるとともに、全ての車輪2〜5の回転速度が上昇傾向にあるために、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生していることが上記スリップ状況判定部19において確認された場合には、所定時間に亘り左右後輪4,5に対する駆動力の配分を停止する制御信号を上記駆動力配分制御部20から駆動力配分機構6に出力する(ステップS5)。また、上記温度センサ16により検出された油圧カップリング7の温度に基づき、予め設定されたマップから左右後輪4,5に付与すべき制動力を読み出して制動力の目標値を設定し(ステップS6)、この制動力の目標値に対応した上記コントロールバルブ45の開度制御を実行する(ステップS7)。
上記マップは、エンジン1から左右後輪4,5に対する駆動力の伝達を遮断した状態で、上記油圧カップリング7内に充填されたオイルの粘性に応じて左右後輪4,5に伝達される引きずりトルクを打ち消すための制動力が得られるように予め行われた実験等に基づいて設定されたものである。具体的には、上記油圧カップリング7の温度が低いほど、上記オイルの粘性が高くなって左右後輪4,5に伝達される引きずりトルクが大きくなるため、これに対応して図4に示すように、左右後輪4,5に付与される制動力が大きな値となるように設定されている。
次いで、上記油圧ポンプ27を所定時間に亘り作動させて左右後輪4,5に制動力を付与する(ステップS8)。このようにして左右後輪4,5に対する駆動力の配分を停止するのと同時に、左右後輪4,5に所定の制動力を付与した後、従動輪となった左右後輪4,5の回転速度に基づいて車体速度を推定する(ステップS9)。この従動輪となった左右後輪4,5の回転速度に基づいて車体速度を正確に推定することが可能となるように、上記所定時間、つまり上記左右後輪4,5に対する駆動力の配分を停止するとともに、上記油圧ポンプ27を作動させて左右後輪4,5に付与される制動力を付与する時間が設定されている。
上記ステップS2またはS4でNOと判定され、全ての車輪2〜5がスリップする状況にはないことが確認された場合には、上記ステップS9に移行して各車輪2〜5のうち最も回転速度が低い車輪の回転速度に基づいて車体速度を推定する通常の車体速度推定制御を実行する。そして、上記ステップS9で推定された車体速度に基づいて各車輪のスリップ量に応じ、エンジン1から各駆動輪に伝達される駆動力を制御し、あるいは上記ブレーキ装置12〜15により各駆動輪に入力される制動力を制御することにより、駆動輪のスリップを抑制するスリップ制御、つまりトラクション制御を上記駆動スリップ抑制部22において実行する(ステップS10)。
上記のように全輪駆動車の車輪2〜5に過大な駆動力が伝達されることに起因した各車輪2〜5の駆動スリップを防止するように制御するスリップ制御手段17と、前後輪2〜5に対する駆動力の配分を調節する油圧カップリング7を備えた駆動力配分機構6とを備えた駆動力制御装置において、上記スリップ制御手段17に、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したか否かを判定するスリップ状況判定部19と、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定された場合に所定時間に亘って前後輪2〜5の一方を駆動輪としつつ他方を従動輪とするように上記駆動力配分機構6を制御する駆動力配分制御部20と、全ての車輪2〜5がスリップする状況の発生時に従動輪とされた左右後輪4,5に油圧カップリング7から入力される駆動力を打ち消すための制動力を付与する制動力付与制御部21と、上記従動輪(左右後輪4,5)の回転速度に基づいて車速を推定するとともに、この車速の推定値に基づいて各車輪2〜5に付与される駆動力を制御して駆動スリップを防止する駆動スリップ抑制部22とを設けたため、極低μ路等の走行時に各車輪2〜5を少しずつスリップさせながら車両を走行させた場合においても、正確に推定された車速に基づいて駆動スリップを抑制する制御を適正に実行することができる。
すなわち、前輪2,3および後輪4,5の両方を駆動する全輪駆動車において、優秀な技能を有する運転者が極低μ路等の走行する場合に、各車輪2〜5を少しずつスリップさせながら車両を走行させるような状況下では、全ての車輪2〜5が同時にスリップする状態へと緩やかに移行することがあり、従来から行われているように各車輪2〜5のうち最も回転速度が低い車輪の回転速度に基づいて車体速度を推定すると、図5に示すように、推定車速Vpが実車速Vrから徐々にずれるという事態を生じ易く、上記推定車速Vpに基づいて駆動スリップを抑制する制御を適正に実行することが困難である。なお、図5において破線Sは、上記推定車速Vpに基づいて設定された各車輪2〜5のスリップ制御(トラクション制御)時の目標回転速度である。
これに対して図6に示すように、全輪駆動車の全車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定された時点t1で、所定時間Tに亘って左右前輪2,3を駆動輪としつつ、左右後輪4,5を従動輪とするように駆動力配分機構6を制御するとともに、従動輪とされた左右後輪4,5に油圧カップリング7から入力される駆動力を打ち消すための制動力を付与するように構成した場合には、上記推定車速Vpが実車速Vrから徐々にずれるという事態の発生を効果的に防止し、左右後輪4,5の回転速度に基づいて車速を正確に推定することができるために、この車速の推定値に基づいて各車輪の駆動スリップを効果的に防止できるという利点がある。
また、上記実施形態では、全ての車輪2〜5の回転速度が予め設定された基準速度以下の状態が一定時間以上に亘り継続されるとともに、全ての車輪2〜5の回転速度が上昇傾向にあることが上記スリップ状況判定部19において確認された場合に、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定するように構成したため、優秀な技能を有する運転者が極低μ路等の走行する場合に、各車輪2〜5を少しずつスリップさせながら車両を走行させるような状況下で全ての車輪2〜5が同時にスリップ状態となっているか否かを正確に判別することができる。したがって、従来では判別することが困難であった極低μ路等の走行時に推定車速Vpが実車速Vrから徐々にずれるという事態の発生を容易かつ正確に判定することができ、これに対応した各車輪の駆動スリップを適正に実行できるという利点がある。
さらに、上記実施形態に示すように、駆動力配分制御20によって後輪4,5を従動輪とする制御の実行と同時に、上記制動力付与制御部21により後輪4,5に所定の制動力を付与するように構成した場合には、全ての車輪2〜5がスリップする状況下において左右後輪4,5の回転速度に基づいて車速を迅速かつ正確に推定することができるため、この車速の推定値に基づいて各車輪2〜5の駆動スリップを、より効果的に防止できるという利点がある。
また、上記実施形態では、駆動力配分機構6の温度を検出する温度センサ16からなる温度検出手段を設け、この温度検出手段により検出された駆動力配分機構6の温度に基づいて上記制動力付与制御部21により従動輪側の後輪4,5に付与される制動力を調節するように構成したため、油圧カップリング7内に充填されたオイルの粘性に応じて左右後輪4,5に伝達される引きずりトルクを打ち消すための制動力を適正に付与することにより、全ての車輪2〜5がスリップする状況下において上記左右後輪4,5の回転速度に基づいて車速を正確に推定できるという利点がある。
さらに、上記のように各車輪2〜5のブレーキ装置12〜15に供給される油圧を上昇させる油圧ポンプ27を備えた昇圧手段と、この昇圧手段よりもブレーキ装置12〜15側に配設されるとともに、ブレーキ装置12〜15に供給される油圧を調節する上記コントロールバルブ45からなるブレーキ圧調節手段とを備えた駆動力制御装置において、上記制動力付与部21により従動輪となる後輪4,5に制動力を付与する際に、上記油圧ポンプ27を作動させるとともに、上記ブレーキ圧調節手段により昇圧手段から従動輪(後輪4,5)側のブレーキ装置14,15に供給される油圧を低下させるように構成した場合には、上記ブレーキ装置14,15に高圧力の油圧が供給されるのを防止することができる。したがって、上記油圧カップリング7内に充填されたオイルの粘性に応じて上記従動輪に伝達される引きずりトルクを打ち消すための適正な制動力を付与するように、上記油圧を正確に微調節できるという利点がある。
なお、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定された場合に、左右後輪4,5側を従動輪とするとともに、この左右後輪4,5に制動力を付与するように構成した上記実施形態に代え、左右前輪2,3側を従動輪とする駆動力の配分制御を実行するとともに、左右前輪2,3に制動力を付与するように構成することも可能である。しかし、通常は、ブレーキ効率の面から左右前輪2,3用のブレーキ装置12,13により左右前輪2,3に付与される制動力に比べて、左右後輪4,5用のブレーキ装置14,15により左右前輪2,3に付与される制動力が低い値に設定されていることが多い。
したがって、上記のように制動力が設定された車両では、全ての車輪2〜5がスリップする状況が発生したと判定された場合に、上記駆動力配分制御部20により左右後輪4,5を従動輪とするように駆動力の配分制御を実行するとともに、上記制動力付与制御部21により左右後輪4,5に制動力を付与するように構成することにより、上記ブレーキ装置12〜15に供給される油圧を正確に微調節して油圧カップリング7内に充填されたオイルの粘性に応じて左右後輪4,5に伝達される引きずりトルクを打ち消すための制動力を適正に付与することができ、これより全ての車輪2〜5がスリップする状況下において上記左右後輪4,5の回転速度に基づいて車速を正確に推定できるという利点がある。
本発明に係る駆動力制御装置の実施形態を示す説明図である。 制動システムの具体的構成を示す油圧回路図である。 上記駆動力制御手段による制御動作を示すフローチャートである。 制動力の目標値を設定するためのマップの一例を示すグラフである。 本発明の比較例におけるスリップ状態を示すタイムチャートである。 本発明例におけるスリップ状態を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2,3 前輪
4,5 後輪
6 駆動力配分機構
7 油圧クラッチ
8〜11 車輪速センサ
12〜15 ブレーキ装置
16 温度センサ(温度検出手段)
17 スリップ制御手段
18 制動システム
19 スリップ状況判定部
20 駆動力配分制御部
21 制動力付与制御部
22 駆動スリップ抑制部
27 油圧ポンプ(昇圧手段)
28 ポンプ駆動モータ(昇圧手段)
36 増圧用シリンダ(昇圧手段)

Claims (6)

  1. 全輪駆動車の車輪に過大な駆動力が伝達されることに起因した各車輪の駆動スリップを防止するスリップ制御手段と、前後輪に対する駆動力の配分を調節する油圧カップリングが設けられた駆動力配分機構とを有する駆動力制御装置であって、上記スリップ制御手段に、全ての車輪がスリップする状況が発生したか否かを判定するスリップ状況判定部と、全ての車輪がスリップする状況が発生したと判定された場合に、所定時間に亘って前後輪の一方を駆動輪としつつ、他方を従動輪とするように上記駆動力配分機構を制御する駆動力配分制御部と、全ての車輪がスリップする状況の発生時に従動輪とされた車輪に油圧カップリングから入力される駆動力を打ち消すための制動力を付与する制動力付与制御部と、上記従動輪の回転速度に基づいて車速を推定するとともに、この車速の推定値に基づいて各車輪の駆動スリップを抑制する制御を実行する駆動スリップ抑制部とを設けたことを特徴とする駆動力制御装置。
  2. 上記スリップ状況判定部は、全ての車輪の回転速度が予め設定された基準速度以下の状態が一定時間以上に亘り継続されるとともに、全ての車輪の回転速度が上昇傾向にあることが確認された場合に、全ての車輪がスリップする状況が発生したと判定するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の駆動力制御装置。
  3. 上記駆動力配分制御部によって前後輪の一方を従動輪とする制御の実行と同時に、上記制動力付与制御部により従動輪側の車輪に制動力を付与するように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の駆動力制御装置。
  4. 上記駆動力配分機構の温度を検出する温度検出手段を備え、この温度検出手段により検出された温度に基づいて上記制動力付与制御部により従動輪側の車輪に付与される制動力を調節するように構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の駆動力制御装置。
  5. 各車輪のブレーキ装置に供給される油圧を上昇させる油圧ポンプを備えた昇圧手段と、この昇圧手段よりもブレーキ装置側に設けられるとともに、ブレーキ装置に供給される油圧を調節するブレーキ圧調節手段とを有し、上記制動力付与部によって従動輪側の車輪に制動力を付与する際に、上記油圧ポンプを作動させるとともに、上記ブレーキ圧調節手段により昇圧手段から従動輪側のブレーキ装置に供給される油圧を低下させるように構成したことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の駆動力制御装置。
  6. 前輪に制動力を付与する前輪用ブレーキ装置と、前輪に付与される制動力よりも低い制動力を後輪に付与する後輪用ブレーキ装置とを有し、全ての車輪がスリップする状況が発生したと判定された場合に、上記駆動力配分制御部により後輪側を従動輪とする駆動力の配分制御を実行するとともに、上記制動力付与制御部により後輪に制動力を付与するように構成したことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の駆動力制御装置。
JP2005070442A 2005-03-14 2005-03-14 駆動力制御装置 Expired - Fee Related JP4506518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005070442A JP4506518B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 駆動力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005070442A JP4506518B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 駆動力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006248460A true JP2006248460A (ja) 2006-09-21
JP4506518B2 JP4506518B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=37089392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005070442A Expired - Fee Related JP4506518B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 駆動力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4506518B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011213347A (ja) * 2008-12-26 2011-10-27 Komatsu Ltd トラクションコントロール装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04201725A (ja) * 1990-11-30 1992-07-22 Mazda Motor Corp 動力伝達装置
JPH0556712U (ja) * 1992-01-10 1993-07-27 曙ブレーキ工業株式会社 Abs/tcsモジュレータ
JPH0761261A (ja) * 1993-08-24 1995-03-07 Mazda Motor Corp 車両のトラクションコントロール制御装置
JPH08183443A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Nippondenso Co Ltd 車両用ブレーキ圧力制御装置
JP2002096719A (ja) * 2000-09-21 2002-04-02 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 作業車輛におけるつれ回り防止装置
JP2002349604A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Toyoda Mach Works Ltd 駆動力伝達制御装置、プログラム、記録媒体
JP2003002079A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Nissan Motor Co Ltd 4輪駆動車の駆動力制御装置
JP2003104186A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Nissan Motor Co Ltd 4輪駆動車の加速スリップ制御装置
JP2003156079A (ja) * 2001-09-10 2003-05-30 Nissan Motor Co Ltd 車両のクラッチ制御装置
JP2003526038A (ja) * 1999-02-27 2003-09-02 コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト 全輪駆動車両の車両基準速度の決定および不正確な車両基準速度の検出のための方法と装置
JP2003312279A (ja) * 2002-04-23 2003-11-06 Toyoda Mach Works Ltd 前後輪駆動車用の駆動装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04201725A (ja) * 1990-11-30 1992-07-22 Mazda Motor Corp 動力伝達装置
JPH0556712U (ja) * 1992-01-10 1993-07-27 曙ブレーキ工業株式会社 Abs/tcsモジュレータ
JPH0761261A (ja) * 1993-08-24 1995-03-07 Mazda Motor Corp 車両のトラクションコントロール制御装置
JPH08183443A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Nippondenso Co Ltd 車両用ブレーキ圧力制御装置
JP2003526038A (ja) * 1999-02-27 2003-09-02 コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト 全輪駆動車両の車両基準速度の決定および不正確な車両基準速度の検出のための方法と装置
JP2002096719A (ja) * 2000-09-21 2002-04-02 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 作業車輛におけるつれ回り防止装置
JP2002349604A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Toyoda Mach Works Ltd 駆動力伝達制御装置、プログラム、記録媒体
JP2003002079A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Nissan Motor Co Ltd 4輪駆動車の駆動力制御装置
JP2003156079A (ja) * 2001-09-10 2003-05-30 Nissan Motor Co Ltd 車両のクラッチ制御装置
JP2003104186A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Nissan Motor Co Ltd 4輪駆動車の加速スリップ制御装置
JP2003312279A (ja) * 2002-04-23 2003-11-06 Toyoda Mach Works Ltd 前後輪駆動車用の駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011213347A (ja) * 2008-12-26 2011-10-27 Komatsu Ltd トラクションコントロール装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4506518B2 (ja) 2010-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5025361B2 (ja) スリップ制御装置及びスリップ制御方法
WO2010079704A1 (ja) トラクションコントロール装置
JPH03258647A (ja) 車両のスリップ制御装置
EP2733029B1 (en) Vehicle brake hydraulic pressure control apparatus
JPH05178188A (ja) 車両用トラクション制御装置
JP4725281B2 (ja) 車両の制動力保持装置、及び車両の制動力保持方法
JP6381080B2 (ja) 車両の制動力制御装置
US11059467B2 (en) Braking force control apparatus for vehicle
US20150360657A1 (en) Brake traction control system and control method thereof
JP2003104186A (ja) 4輪駆動車の加速スリップ制御装置
JP4506518B2 (ja) 駆動力制御装置
JP3235751B2 (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置
JP4436287B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2007030748A (ja) 横加速度計算方法および横加速度計算装置
JPH04293654A (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置
JP4803058B2 (ja) 車両用トラクション制御装置
JP5966994B2 (ja) 車両用ブレーキ制御装置
JP6756310B2 (ja) 車両の駆動トルク制御装置
JP4604994B2 (ja) 車両の制動力制御装置
JP2000255404A (ja) ブレーキ制御装置
JPH05262219A (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置
KR20070072695A (ko) 트랙션 제어 시스템의 디스크 온도 보정방법
WO2011024240A1 (ja) 制動力制御装置
JP3153545B2 (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置
KR100751221B1 (ko) 차량의 안정성 제어 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100406

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100419

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4506518

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees