JP2006240235A - インクジェットヘッドクリーニング装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メニスカス形成時の払拭部材へのインク付着量を低減し、インク飛散を防止する。
【解決手段】アクチュエータの駆動に応じてノズル孔からインク滴を吐出するインクジェットヘッド1と、該インクジェットヘッドのノズル表面1′をクリーニングする払拭部材3を備える。払拭部材3はインク吸引後に複数回の払拭動作をおこない、すくなくとも、第1払拭時(図1(A))はノズル表面1′と非接触で払拭動作をおこない、すくなくとも、最終払拭時(図1(B))はノズル面1′と接触して払拭動作を行う。
【選択図】図1
【解決手段】アクチュエータの駆動に応じてノズル孔からインク滴を吐出するインクジェットヘッド1と、該インクジェットヘッドのノズル表面1′をクリーニングする払拭部材3を備える。払拭部材3はインク吸引後に複数回の払拭動作をおこない、すくなくとも、第1払拭時(図1(A))はノズル表面1′と非接触で払拭動作をおこない、すくなくとも、最終払拭時(図1(B))はノズル面1′と接触して払拭動作を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、インクジェットヘッドクリーニング装置及び該インクジェットヘッドクリーニング装置を備えたインクジェット記録装置に係り、より詳細には、インクを吐出するインクジェットヘッドのインク吐出性能の維持回復に関する。
近年、インクジェット記録装置の汎用化に伴い、従来の染料インクのようなインクジェット専用紙での画質もさることながら、普通紙での高画質化が必要となっている。そのため、普通紙での滲みを防止するため、高粘度化、顔料系のインクが採用されている。
顔料インクの場合、従来技術例に示すように、早期の増粘、固着が発生しインクジェット記録装置に備えた回復装置に残留し、回復性能の劣化が発生する。また、ノズル面の払拭時に払拭部材の弾性により飛散するインクも、インク質量が増加しているため悪化する傾向がある。
特開2000−103071号公報(特許文献1)には、払拭時のインク飛散を防止するために、払拭部材の挙動をゆるやかにすることが記載されている。しかしながら、このようにすると、払拭終端で払拭動作が制限され、十分な払拭がおこなわれず、顔料インクの場合には、残留したインクが堆積する不具合が発生する場合がある。
また、特開2003−154681号公報(特許文献2)には、顔料インクと染料インクの両者を備えた記録装置において、顔料インクを染料インクにより溶解・排出することにより、ヘッドの回復性能の劣化を防止することが記載されている。
一般的には、ブラックインクを顔料インク、他のカラーインクを染料インクとして構成している。しかしながら、普通紙へのカラー印刷品質の向上のため、カラーインクでも顔料インクを使用する記録装置が増加している。そのため、染料インクでの顔料インクの増粘・固着防止が実行できない場合がある。
そのため、ワイピングにより飛散した顔料インクが粘土状に堆積し、維持機構動作の可動部が動作不良となる場合や、ノズル面に付着して画像不良をおこす不具合が発生している。
特開2000−103071号公報
特開2003−154681号公報
一般的には、ブラックインクを顔料インク、他のカラーインクを染料インクとして構成している。しかしながら、普通紙へのカラー印刷品質の向上のため、カラーインクでも顔料インクを使用する記録装置が増加している。そのため、染料インクでの顔料インクの増粘・固着防止が実行できない場合がある。
そのため、ワイピングにより飛散した顔料インクが粘土状に堆積し、維持機構動作の可動部が動作不良となる場合や、ノズル面に付着して画像不良をおこす不具合が発生している。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、
請求項1の発明においては、メニスカス形成時の払拭部材へのインク付着量を低減し、インク飛散を防止することを目的とする。
請求項1の発明においては、メニスカス形成時の払拭部材へのインク付着量を低減し、インク飛散を防止することを目的とする。
請求項2の発明においては、払拭部材の構成で払拭動作回数を低減することを目的とする。
請求項3の発明においては、インク排除動作を効率よく行うことを目的とする。
請求項4の発明においては、インクが払拭部材に堆積するのを防止することを目的とする。
請求項5の発明においては、インク排除動作時のノズル表面のインク残を低減することを目的とする。
請求項6の発明においては、インク飛散を防止したインクジェットクリーニング装置を搭載することで安定したプリント動作を行うことを目的とする。
請求項1の発明は、ノズル孔からインク滴を吐出するインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドのノズル表面をクリーニングする払拭部材を備えたインクジェットヘッドクリーニング装置と、前記ノズルからインクを吸引する吸引キャップを備えた維持回復装置において、前記インクは顔料系インクであって、前記払拭部材はインク吸引後に複数回の払拭動作をおこない、すくなくとも、第1払拭時はノズル表面と非接触で払拭動作をおこない、すくなくとも、最終払拭時はノズル面と接触して払拭動作を行うことを特徴としたものである。
請求項2の発明は、ノズル孔からインク滴を吐出するインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドのノズル表面をクリーニングする払拭部材を備えたインクジェットヘッドクリーニング装置と、前記ノズルからインクを吸引する吸引キャップを備えた維持回復装置において、前記インクは顔料系インクであって、前記払拭部材はノズル面と非接触となる位置に配置した第1払拭部材と、ノズル面と接触する位置に配置した第2払拭部材とで構成したことを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記第1払拭部材と前記第2払拭部材間に隙間をあけて配置したことを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記払拭部材の弾性変形領域外の表面に撥水膜を形成したことを特徴としたものである。
請求項5の発明は、請求項1または2の発明において、前記インクジェットヘッドのノズル表面に撥水膜を形成したことを特徴としたものである。
請求項6の発明は、吐出孔よりインク滴を吐出して記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置であって、請求項1乃至4いずれかの発明を備えたことを備えたことを特徴としたものである。
請求項1記載のインクジェットヘッドクリーニング装置においては、少なくとも第1払拭動作においてインクジェットヘッド表面のインク滴を非接触で拭い取っているので、少なくともノズル面と接触して払拭を行う最終払拭動作でのインク飛散を防止することができる。
請求項2記載のインクジェットヘッドクリーニング装置においては、少なくとも第1払拭部材においてインクジェットヘッド表面のインク滴を非接触で拭い取っているので、ノズル面と接触しながら動作する第2払拭部材でのインク飛散を防止することができる。
請求項3記載のインクジェットヘッドクリーニング装置においては、第1払拭部材と第2払拭部材の間にギャップを設けてあるので、ギャップ間にインクが浸透して、第1払拭部材でのインク排除量が増加し、第2払拭部材でのインク飛散を防止することができる。
請求項4記載のインクジェットヘッドクリーニング装置においては、払拭部材の弾性領域外に撥水処理を施してあるので、払拭動作により排除したインクが自重で落下するようになり、払拭部材へのインク堆積を防止することができる。
請求項5記載のインクジェットヘッドクリーニング装置においては、インクジェットヘッドの表面にノズル表面に撥水処理を施しているので、第1払拭部材へ親水するインク量が増加し、第2払拭部材でのインク飛散を防止することができる。
請求項6記載のインクジェット記録装置においては、インク飛散を防止したインクジェットヘッドクリーニング装置を備えているので、インク堆積による動作不良を防止し、安定した印字品質を確保することができる。
図1は、本発明によるインクジェットヘッドクリーニング装置の一実施例を説明するための要部構成図で、図中、1はノズル面、2は該ノズル面1に付着したインク、3はノズル面1に付着したインク2を拭き取るための払拭部材で、このインクジェットヘッドクリーニング装置は、図1(A)に示すように、吸引動作後のノズル表面1′に溜まったインク滴2を第1払拭動作において、払拭部材3を上昇位置I(ノズル面1′と非接触)に上昇した状態で、つまり、ノズル面1′と間隔Daをもって第1払拭動作をおこなう。この第1払拭動作は払拭部材3を矢印方向にA1区間に亘って移動することによって行う。なお、A2区間は払拭後のノズル面1′に残留したインク21と払拭部材3によって払拭されたインク22とを示す。多くのインク22はこの動作により排除される。この第1払拭動作はすくなくとも1回以上動作を行う。
上述のようにして、第1の払拭動作によってノズル表面1′の多量のインク22を排除したのち、図1(B)に示すように、最終払拭動作を実施する。この最終払拭動作では、払拭部材3は上昇位置IIに上昇し、ノズル表面1′に一定の食い込み量Dbをあたえた位置IIに上昇し、この状態で、払拭部材3を矢印方向にB1区間に亘って移動することで払拭動作をおこなう。B2区間は、この払拭動作を行っている状態を示し、この払拭動作によってノズル面1′に残留していたインク21を払拭し、ノズル孔にメニスカスを形成する。ノズル表面1′には撥水処理が施してあり、払拭部材への親水性が向上する。
図2は、本発明の他の実施例を説明するための要部構成図で、この実施例は、払拭部材をノズル面1′と非接触となるように配置した第1払拭部材4と、ノズル面1′に一定の食い込み量を与えるよう配置した第2払拭部材5を有し、第1払拭部材4と第2払拭部材5の間には一定のギャップWを備え、これら第1払拭部材4と第2払拭部材5とを一体的に矢印方向に区間C1に亘って移動する。第1払拭部材4は図1における第1払拭動作に相当する動作をし、第2払拭部材5は図1における最終払拭動作に相当する動作をするが、本実施例によると、払拭動作時に第1払拭部材4により排除されたインク22はこのギャップW間に毛管力で浸透する。払拭部材の弾性変形領域外(図の下側部位Q)に撥水処理を施すことにより、排除インクは下方に備えた廃液タンク(図示せず)へ自重で排出される。
撥水材膜の形成は、真空下での蒸着であっても良いし、適当な溶媒に溶解させて塗布しても良い。前者について言えば、例えば、真空排気ポンプにて真空槽内を所定の真空度まで排気したのち、撥水性材料を400℃で気化せしめて真空槽に導入し、真空雰囲気を調整するとともに、高周波電源から放電電極に電力を供給してRFグロー放電を起こさせ、プラズマ雰囲気下で前記液体吐出ヘッドのオリフィス面を表面処理して、オリフィス面上に前記撥水膜を形成することができる。尚、材料および、真空槽内の真空度によっては、常温〜200℃程度の低温での撥水膜を形成することも可能である。また、後者について言えば、例えば、撥水性材料を有機溶剤に溶解させ、ワイヤーバーやドクターブレードなどの治具でコーティングすることができるし、スピンコーターによって回転塗布することもできるし、スプレーによって塗布することもできるし、塗工液を満たした容器に浸漬塗工(ディッピング)することもできる。
撥水性材料としては、フッ素原子を有する有機化合物、特にフルオロアルキル基を有する有機物、ジメチルシリキサン骨格を有する有機ケイ素化合物等が使用できる。
フッ素原子を有する有機化合物としては、フルオロアルキルシラン、フルオロアルキル基を有するアルカン、カンボン酸、アルコール、アミン等が望ましい。具体的には、フルオロアルキルシランとしては、ヘプタデカフルオロ−1、1、2、2−テトラハイドロデシルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロ−1、1、2、2−テトラハイドロトリクロオシラン;フルオロアルキル基を有するアルカンとしては、オクタフルオロシクロブタン、パーフルオロメチルシクロヘキサン、パーフルオロ−n−ヘキサン、パーフルオロ−n−ヘプタン、テトラデカフルオロ−2−メチルペンタン、パーフルオロドデカン、パーフルオロオイコサン;フルオロオアルキル基を有するカルボン酸としては、パーフルオロデカン酸、パーフルオロオクタン酸;フルオロアルキル基を有するアルコールとしては、3、3、4、4、5、5、5−ヘプタフルオロ−2−ペンタノール;フルオロアルキル基を有するアミンとしては、ヘプタデカフルオロ−1、1、2、2−テトラハイドロデシルアミン等が挙げられる。ジメチルシロキサン骨格を有する有機ケイ素化合物としては、α,w−ビス(3−アミノプロピル)ポリジメチルシロキサン、α、w−ビス(3−グリシドキシプロピル)ポリジメチルシロキサン、α,w−ビス(ビニル)ポリジメチルシロキサン等が挙げられる。
フッ素原子を有する有機化合物としては、フルオロアルキルシラン、フルオロアルキル基を有するアルカン、カンボン酸、アルコール、アミン等が望ましい。具体的には、フルオロアルキルシランとしては、ヘプタデカフルオロ−1、1、2、2−テトラハイドロデシルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロ−1、1、2、2−テトラハイドロトリクロオシラン;フルオロアルキル基を有するアルカンとしては、オクタフルオロシクロブタン、パーフルオロメチルシクロヘキサン、パーフルオロ−n−ヘキサン、パーフルオロ−n−ヘプタン、テトラデカフルオロ−2−メチルペンタン、パーフルオロドデカン、パーフルオロオイコサン;フルオロオアルキル基を有するカルボン酸としては、パーフルオロデカン酸、パーフルオロオクタン酸;フルオロアルキル基を有するアルコールとしては、3、3、4、4、5、5、5−ヘプタフルオロ−2−ペンタノール;フルオロアルキル基を有するアミンとしては、ヘプタデカフルオロ−1、1、2、2−テトラハイドロデシルアミン等が挙げられる。ジメチルシロキサン骨格を有する有機ケイ素化合物としては、α,w−ビス(3−アミノプロピル)ポリジメチルシロキサン、α、w−ビス(3−グリシドキシプロピル)ポリジメチルシロキサン、α,w−ビス(ビニル)ポリジメチルシロキサン等が挙げられる。
また、別の撥水性材料として、シリコン原子を有する有機化合物、アルキルシロキサン基を有する有機化合物が使用できる。アルキルシロキサン基を有する有機化合物としては、含アルキルシロキサンエポキシ樹脂組成物を構成する分子中にアルキルシロキサン基、及び環状脂肪族エポキシ基を2個以上有する含アルキルシロキサンエポキシ樹脂としては、例えば、下記の一般式(a)及び(b)で表される構造単位を含む高分子化合物(A)が挙げられる。
上記のような構造を有する化合物は他の撥水性化合物と併用する際にバインダーとしての機能も果たす。つまり、撥インク性の組成物の塗布適性を高め、溶剤蒸発後の乾燥性を高める乾燥塗膜としての作業性を向上させる機能も与える。
撥水膜の膜厚は、5μm以下が好ましく、より好ましくは、2μm以下である。膜厚が5μmを超える場合、塗膜の乾燥が遅くなり生産性が悪くなったり、機械的耐久性が損なわれる場合があり、ワイピングしたときに剥がれが生じる恐れがある。
撥水膜の膜厚は、5μm以下が好ましく、より好ましくは、2μm以下である。膜厚が5μmを超える場合、塗膜の乾燥が遅くなり生産性が悪くなったり、機械的耐久性が損なわれる場合があり、ワイピングしたときに剥がれが生じる恐れがある。
図3は、本発明が適用されるインクジェット記録装置の要部を示す斜視図、図4は、同記録装置の機構部を示す側面図で、このインクジェット記録装置は、記録装置本体10の内部に印字機構部11を有し、この印字機構部11は、主走査方向に移動可能なキャリッジ12、このキャリッジ12に搭載したインクジェットヘッドからなる記録ヘッド13、この記録ヘッド13へインクを供給するインクカートリッジ14等で構成される。装置本体10の下方部には前方側から多数枚の用紙21を積載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい)22を抜き差し自在に装着することができ、また、用紙21を手差しで給紙するための手差しトレイ23を開倒することができ、給紙カセット22或いは手差しトレイ23から給送される用紙21を取り込み、印字機構部11によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ24に排紙する。
印字機構部11は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド151と従ガイドロッド152とでキャリッジ12を主走査方向(図3で紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ12にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出するインクジェットヘッドからなる記録ヘッド13を複数のインク吐出口(ノズル)を主走査方向と交差する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。また、キャリッジ12には記録ヘッド13に各色のインクを供給するための各インクカートリッジ14を交換可能に装着している。
キャリッジ12は後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド151に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド152に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ12を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ16で回転駆動される駆動プーリ171と従動プーリ172との間にタイミングベルト18を張装し、このタイミングベルト18をキャリッジ12に固定しており、主走査モータ16の正逆回転によりキャリッジ12が往復駆動される。
一方、給紙カセット22にセットした用紙21を記録ヘッド13の下方側に搬送するために、給紙カセット22から用紙21を分離給装する給紙ローラ31及びフリクションパッド32と、用紙21を案内するガイド部材33と、給紙された用紙21を反転させて搬送する搬送ローラ34と、この搬送ローラ34の周面に押し付けられる搬送コロ35及び搬送ローラ34からの用紙21の送り出し角度を規定する先端コロ36とを設けている。搬送ローラ34は副走査モータ37によってギヤ列を介して回転駆動される。
記録時には、キャリッジ12を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド13を駆動することにより、停止している用紙21にインクを吐出して1行分を記録し、用紙21を所定量搬送後次の行の記録を行う。記録終了信号または、用紙21の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙21を排紙する。
キャリッジ12の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、記録ヘッド13の吐出不良を回復するための回復装置100(図1又は図2に示した回復装置)を配置している。この回復装置100はキャップ手段と吸引手段とクリーニング手段を有している。キャリッジ12は印字待機中にはこの回復装置100側に移動されてキャッピング手段で記録ヘッド13をキャッピングし、吐出口部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中等に記録と関係しないインクを吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
吐出不良が発生した場合等には、キャッピング手段で記録ヘッド13の吐出口(ノズル)を密封し、チューブを通して吸引手段で吐出口からインクとともに気泡等を吸い出し、吐出口面に付着したインクは図1或いは図2に示したクリーニング手段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、本体下部に設置された廃インク溜(不図示)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
1…ノズル面、2…インク、3…払拭部材、4…第1払拭部材、5…第2払拭部材、10…記録装置本体、11…印字機構部、12…キャリッジ、13…記録ヘッド、14…インクカートリッジ、151…主ガイドロッド、152…従ガイドロッド、171…駆動プーリ、172…従動プーリ、18…タイミングベルト、21…用紙、22…給紙カセット、23…手差しトレイ、24…排紙トレイ、31…給紙ローラ、32…フリクションパッド、33…ガイド部材、34…搬送ローラ、35…搬送コロ、36…先端コロ、37…副走査モータ、100…回復装置。
Claims (6)
- ノズル孔からインク滴を吐出するインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドのノズル表面をクリーニングする払拭部材を備えたインクジェットヘッドクリーニング装置と、前記ノズルからインクを吸引する吸引キャップを備えた維持回復装置において、
前記インクは顔料系インクであって、
前記払拭部材はインク吸引後に複数回の払拭動作をおこない、すくなくとも、第1払拭時はノズル表面と非接触で払拭動作をおこない、すくなくとも、最終払拭時はノズル面と接触して払拭動作を行うことを特徴としたインクジェットヘッドクリーニング装置。 - ノズル孔からインク滴を吐出するインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドのノズル表面をクリーニングする払拭部材を備えたインクジェットヘッドクリーニング装置と、前記ノズルからインクを吸引する吸引キャップを備えた維持回復装置において、
前記インクは顔料系インクであって、
前記払拭部材はノズル面と非接触となる位置に配置した第1払拭部材と、ノズル面と接触する位置に配置した第2払拭部材とで構成したことを特徴とするインクジェットヘッドクリーニング装置。 - 前記第1払拭部材と前記第2払拭部材間に隙間をあけて配置したことを特徴とする請求項2記載のインクジェットヘッドクリーニング装置。
- 前記払拭部材の弾性変形領域外の表面に撥水膜を形成したことを特徴とする請求項2記載のインクジェットヘッドクリーニング装置。
- 前記インクジェットヘッドのノズル表面に撥水膜を形成したことを特徴とする請求項1または2記載のインクジェットヘッドクリーニング装置。
- 吐出孔よりインク滴を吐出して記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置であって、請求項1乃至4いずれかに記載のインクジェットヘッドのクリーニング装置を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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