JP2006237559A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 収納器収容・搬送ユニットにおいて収納器を効率的に搬送できる基板処理装置を提供する。
【解決手段】 搬送ロボット130aは、ロードポート10、第3載置部150、および棚配列140の間でFOUP80を搬送する。棚配列140を挟んで搬送ロボット130bと逆側に配設された搬送ロボット130bは、棚配列140および第2載置部160の間等でFOUP80を搬送する。第3載置部150では、それぞれマッピング処理、およびFOUP80に収納された基板の基板処理ユニット200への搬送が実行される。これにより、複数の搬送を略同時に実行できる。また、搬送ロボット130a、130bは、空間的に相互に干渉することなくFOUP80の搬送を実行できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、「基板」と称する)に対して処理を行う基板処理装置に関するもので、特に、収納器収容・搬送ユニットにおいて収納器を効率的に搬送するための改良に関する。
従来より、基板を収納する収納器を収容するとともに、基板処理ユニットとの間で基板を受け渡するために収納器の搬送を行う収容器収容・搬送ユニットを備える基板処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。ここで、特許文献1の基板処理装置は、ローダー10の奥行きを小さくしてフットプリントを減少できるという利点を有する。
特開2002−231785号公報
しかし、特許文献1の基板処理装置において、ローダ部の搬送ロボットは収容棚とロードポートの間に配設されているので、ロードポートとローダ部との間で収納器の受け渡しを行う場合、搬送ロボットを適切な位置に退避させる必要がある。
また、特許文献1の基板処理装置では、1台の搬送ロボットによって収容棚とオープナーとの間の搬送を行っている。そのため、収容棚からオープナーへの搬送と、オープナーから収容棚への搬送とを略同時に実行することができない。
そこで、本発明では、収納器収容・搬送ユニットにおいて収納器を効率的に搬送できる基板処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板に対して処理を行う基板処理装置であって、基板に処理を行うための基板処理ユニットと、前記基板処理ユニットに並設されており、基板を収納する収納器を収容、及び搬送する収納器収容・搬送ユニットと、前記収納器収容・搬送ユニットに並設されており、前記収納器を載置する第1載置部とを備え、前記収納器収容・搬送ユニットは、前記収納器を保持する複数の棚と、前記基板処理ユニットと前記複数の棚との間に配置され、収納器を載置する第2載置部と、前記第1載置部と前記複数の棚との間で収納器を搬送する第1搬送部と、前記複数の棚と前記第2載置部との間で収納器を搬送する第2搬送部と、を有することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記第1搬送部は、前記第1載置部と前記複数の棚との間に配置されるとともに、前記複数の棚の一方向側から前記複数の棚に対して収納器の搬送を行うことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の基板処理装置であって、前記第2搬送部は、前記基板処理ユニットと前記複数の棚との間に配置されるとともに、前記複数の棚の他方向側から前記複数の棚に対して収納器の搬送を行うことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記第1搬送部および第2搬送部は、収納器の下側から収納器を保持する保持要素を備え、前記複数の棚は、前記保持要素を鉛直方向に通過させるための通過部を有することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記収納器収容・搬送ユニットは、収納器を載置するとともに、収納器に収容された基板の収納状況を判断する判断部をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5に記載の基板処理装置であって、前記第1搬送部は、前記判断部と前記第1載置部との間で収納器の搬送を行うことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の基板処理装置であって、前記収納器収容・搬送ユニットは、基板の位置を調整するアライメント部と、前記判断部に載置された収納器から基板を1枚ずつ取り出し前記アライメント部へ搬送するとともに、前記アライメント部で位置を調整された基板を前記判断部に載置された収納器へ1枚ずつ搬送する第3搬送部とをさらに備えることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記複数の棚は、前記鉛直方向および水平方向に沿って2次元的に配列されることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記収納器収容・搬送ユニットは、前記第2載置部に載置された収納器を保持しつつ昇降させる昇降機構をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記判断部は、前記判断部にある収納器の開閉蓋を開閉させる開閉機構と、前記開閉機構により開閉された状態の収納器に収納された基板の枚数を計数する計数機構とを備えることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記第2載置部に載置された収納器の開閉蓋を開閉させる開閉機構を備えることを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項11に記載の基板処理装置であって、前記基板処理ユニットは、前記第2載置部に載置された収納器に対して基板の搬出入を行う搬送機構を備えることを特徴とする。
請求項1から請求項12に記載の発明によれば、第1搬送部によって実行される第1載置部と複数の棚との間の搬送と、第2搬送部によって実行される第2載置部と複数の棚との間の搬送とを並列的に実行できる。そのため、収納器収容・搬送ユニット、ひいては基板処理装置のスループットを向上できる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、第1搬送部は、第1載置部と複数の棚との間に配置されており、第1載置部および複数の棚の収納器に容易にアクセスできる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、第2搬送部は、複数の棚と第2載置部との間に配置されており、複数の棚および第2載置部の収納器に容易にアクセスできる。また、第1搬送部および第2搬送部は、一方側および他方側から複数の棚に載置された収納器にアクセスできる。そのため、第1搬送部および第2搬送部の空間的な干渉を考慮することなく、各搬送部の並列的な動作を設定できる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、収納器を保持した保持要素が通過部を通過することにより、保持要素から複数の棚のそれぞれに対して直接収納器を受け渡すことができる。また、保持要素を複数の棚に保持された収納器の下方から上昇させることにより、複数の棚から収納器を受け取ることができる。そのため、収納器の受け渡し動作に要する時間を短縮でき、収納器収容・搬送ユニット、ひいては基板処理装置のスループットを向上できる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、第2載置部とは別個の判断部によって収納器における基板の収納状況を判断できる。これにより、基板処理ユニットに基板を搬送する処理と、収納器の収納状況を判断する処理とを並列的に実行できる。そのため、収納器収容・搬送ユニット、ひいては基板処理装置のスループットをさらに向上できる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、第1載置部に載置された収納器を収納器収容・搬送ユニットの判断部に搬送できる。これにより、収納器収容・搬送ユニットに搬入された収納器に収容される基板の収納状況を確認を迅速に実行でき、この収納状況の確認に必要となる待ち時間を低減できる。そのため、収納器収容・搬送ユニット、ひいては基板処理装置のスループットをさらに向上できる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、第2載置部から基板処理ユニットへの基板の搬送と、判断部から1枚ずつ取り出された基板の姿勢を調整するアライメントとを並列的に実行できる。そのため、収納器収容・搬送ユニットで実行される処理のスループットの低下を抑制しつつ基板の姿勢調整を実行できる。
特に、請求項8に記載の発明によれば、複数の棚を2次元的に配列させることにより、第1搬送部および第2搬送部からのアクセス性を向上させるとともに、基板処理装置のフットプリントの増加を抑制できる。
特に、請求項9に記載の発明によれば、昇降機構によって、第2載置部に載置された収納器を第2載置部の上方に昇降できる。これにより、第2搬送部が複数の棚と第2載置部との間で一往復させられる間に、複数の棚から第2載置部へ収納器を搬送でき、および、第2載置部から複数の棚へ収納器を搬送できる。そのため、収納器収容・搬送ユニットにおいて効率的に収納器を搬送できる。
特に、請求項10に記載の発明によれば、判断部にある収納器に収納された基板の枚数を計数できる。
特に、請求項11に記載の発明によれば、第2載置部に載置された収納器の開閉蓋を開閉できる。
特に、請求項12に記載の発明によれば、第2載置部に載置された収納器に対して搬送機構によって基板の搬出入を実行できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1.1.基板処理装置の構成>
図1は、本実施の形態における基板処理装置1の全体構成を示す斜視図である。基板処理装置1は、FOUP(front opening unified pod)80に収納された1組の複数の基板(ロット)をFOUPから取り出し、この複数の基板にフッ酸等の薬液によるエッチング処理や純水によるリンス処理等の基板処理を順次に行う装置である。図1に示すように、基板処理装置1は、主として、ロードポート10と、ローダ・アンローダ部100と、基板処理ユニット200と、を備える。なお、図1および以降の各図には、それらの方向関係を明確にするため必要に応じてZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平平面とするXYZ直交座標系を付している。
ここでFOUP(収納器)80について説明しておく。図2は、FOUP80の構成を示す斜視図である。FOUP80の筐体81上部には、フランジ82が形成されている。リフターアーム171(図3および図4参照)がこのフランジ82を把持することにより、FOUP80は吊り下げた状態にて保持される。
また、筐体81の一面(図2中の矢印AR1の向きから見た面)には蓋83が設けられる。蓋83には筐体81に対するロック機構が設けられている。蓋83を筐体81に取り付けた状態でロック機構を機能させると、蓋83が筐体81に固定されて筐体81内部が密閉された閉空間となる。
これにより、基板処理装置1の外部においてFOUP80を搬送する場合には、蓋83を筐体81に装着してロック機構を機能させ、筐体81内部を密閉空間とすることができる。そのため、基板処理装置1が設置されたクリーンルームの清浄度にかかわらず、FOUP80内部は高い清浄度に維持される。
一方、上記のロック機構を解除すると、蓋83を筐体81から取り外すことが可能となり、筐体81の内部から基板を取り出すこと、および、筐体81の内部に基板を収納することが可能となる。なお、筐体81には、例えば25枚または13枚の基板をそれぞれの主面を水平方向に沿わせて収納する。
ロードポート(第1載置部)10は、基板処理装置1の外部の搬送装置(例えば、AVG(Automatic Guided Vehicle))や、基板処理装置1のオペレータから受け渡されるFOUP80を載置する載置台である。図1に示すように、ロードポート10はローダ・アンローダ部100に並設され、その載置面10a上には複数(本実施の形態では4個)のFOUP80が同時に載置されている。
また、ローダ・アンローダ部100についてロードポート10側の側面には、図1および図3に示すように、複数(本実施の形態では4個)のシャッター11が設けられている。シャッター11が開放されると、基板処理装置1の外部空間とローダ・アンローダ部100の内部空間とを連通する開口部が形成される。
そのため、ローダ・アンローダ部100の搬送ロボット130a(図3および図4参照)は、この開口部を介してロードポート10とローダ・アンローダ部100の内側空間との間でFOUP80の搬送を行うことができる。すなわち、ロードポート10からローダ・アンローダ部100には、未処理基板が収納されたFOUP80が搬送される。また、ローダ・アンローダ部100からロードポート10には、基板処理ユニット200で処理された処理済基板が収納されたFOUP80が搬送される。
ローダ・アンローダ部100は、ロードポート10に載置されたFOUP80をその内部に一時的に収容するとともに、基板を収納したFOUP80を基板処理ユニット200側に搬送する収納器収容・搬送ユニットとして使用される。図1に示すように、ローダ・アンローダ部100は、ロードポート10と基板処理ユニット200とに挟まれた場所に配置される。
また、基板処理ユニット200は、第2載置部160と基板処理ユニット200との間で基板の受け渡しを行うため使用される第2開閉機構180および搬送機構190を有する。これら第2開閉機構180および搬送機構190は、図3および図9に示すように、ローダ・アンローダ部100のシャッター161付近に配設される。
図9は、基板処理ユニット200の第2開閉機構180および搬送機構190の側面図である。また、図10は、第2開閉機構180の側面図である。基板処理ユニット200は、その内部に薬液を貯留する薬液槽や純水を貯留する水洗槽を有しており、これら薬液槽や水洗槽に基板が貯留されることにより、基板に所定の基板処理が施される。
第2開閉機構180は、図9および図10に示すように、主として、ラッチ部181と、昇降部182とを有する。ラッチ部181は、FOUP80の蓋83と嵌合可能である。また、ラッチ部181は可動部182bの一端部に取り付けられている。昇降部182のシリンダ182aによって可動部182bが矢印AR2方向(略Z軸方向)に進退運動させられると、ラッチ部181は矢印AR2方向に昇降する(図9参照)。さらに、ラッチ部181は、水平移動機構(図示省略)により、矢印AR3方向(Y軸方向)に移動可能とされている(図10参照)。
したがって、ラッチ部181が、蓋83と嵌合させられた状態で、矢印AR2、AR3方向に移動させられると、第2載置部160に載置されたFOUP80の筐体81内部空間は、開放または密閉される。
搬送機構190は、主として、支持部191と、進退部192とを有する。搬送機構190は、シャッター161が開放されるとともに、第2載置部160に載置されたFOUP80の蓋83が取り外された場合に、このFOUP80に対して基板の搬出入を行う。
支持部191は、主として、複数(本実施の形態では、25本または13本)の支持アーム191aと、取付部材191bとを有する。各支持アーム191aは、水平方向(略Y軸方向)に伸びつつ鉛直方向(略Z軸方向)に等間隔に配置されており、基板の主面がXY平面と略平行となるように支持する。また、各支持アーム191aの基板処理ユニット200側の端部は、鉛直方向に延伸する取付部材191bに取り付けられている。
また、取付部材191bの下側端部は、進退部192の可動トレー192a上に設けられている。進退部192は、図9に示すように、3つのトレー(可動トレー192a、192b、および固定トレー192c)を有しており、各トレー192a、192b、192cは、上からこの順番に配設される。さらに、進退部192の固定トレー192cは、基台193に軸支された回転軸194に取り付けられており、進退部192は軸心194cを中心に回動可能とされている。
これにより、進退部192につき、固定トレー192cに対して可動トレー192bが進退運動するとともに、可動トレー192bに対して192aが進退運動することにより、支持部191は実線位置と点線位置との間を移動する。そのため、FOUP80の筐体81内部に収納された未処理基板は、搬送機構190の支持部191に支持されつつ、基板処理ユニット200内に搬入される。また、基板処理ユニット200において基板処理が施された処理済基板は、支持部191に支持されつつ、基板処理ユニット200から搬出され、FOUP80の筐体81内に収納される。
このように、基板処理ユニット200の搬送機構190によりローダ・アンローダ部100から基板処理ユニット200に受け渡された基板は、これら薬液槽や水洗槽に貯留されることによって洗浄処理等の所定の基板処理が施される。また、所定の処理が完了した基板は、搬送機構190により基板処理ユニット200からローダ・アンローダ部100に搬出される。
図1に示す制御ユニット50は、プログラムや変数等を格納するメモリ51と、メモリ51に格納されたプログラムに従った制御を実行するCPU52とを備える。また、ローダ・アンローダ部100のシャッター11、搬送ロボット130、およびリフター170(図3参照)等の制御対象は、不図示の信号線によって制御ユニット50と電気的に接続される。したがって、CPU52は、メモリ51に格納されているプログラムに従って、これら制御対象を所定のタイミングで動作させる。
<1.2.ローダ・アンローダ部の構成>
図3および図4は、それぞれ本実施の形態におけるローダ・アンローダ部100の上面図および正面図である。図5は棚部材141aおよびFOUP80の断面図である。図6は棚部材141a付近の上面図である。ここでは、収納器収容・搬送ユニットとして使用されるローダ・アンローダ部100について詳細に説明する。
図3および図4に示すように、ローダ・アンローダ部100は、主として、2つの搬送ロボット130(130a、130b)と、棚配列140と、2つの載置部(第2および第3載置部160、150)と、を備える。
また、図3に示すように、ローダ・アンローダ部100内に配置された各要素は、それぞれ水平方向(略X軸方向)に沿って配置されており、3つの列を形成する。すなわち、ロードポート10側から数えて第1列目には、搬送ロボット(第1搬送部)130aと、第3載置部(判断部)150とが配設される。また、第2列目には、棚配列140が配設される。さらに、第3列目には、搬送ロボット(第2搬送部)130bと、第2載置部160とが配設される。
棚配列140は、FOUP80を複数(本実施の形態では16個)収容する収容部である。すなわち、棚配列140には、未処理基板を収容したFOUP80だけでなく、基板が取り出された後の空のFOUP80も収容される。図3および図4に示すように、棚配列140は、複数の棚を鉛直方向(Z軸方向)と水平方向(X軸方向)に沿って2次元的に配列させたものである。
複数の棚のそれぞれは、一対の棚部材141aを備える。図5および図6に示すように、各棚部材141aは、略L字型の形状を有しており、各棚部材141aの長尺方向がY軸方向と略平行となるように対応するフレーム145に取り付けられている。また、棚部材141aについてFOUP80が載置される側の面には、FOUP80の下部に設けられた穴部85に対応する突起部142が設けらていれる。したがって、FOUP80の穴部85に一対の棚部材141aの突起部142を嵌め合わせることにより、FOUP80を一対の棚部材141aに安定して保持できる。
このように、本実施の形態において、一対の棚部材141aはFOUP80を収容する収容棚として、また、一対の棚部材141aに挟まれる領域は、FOUP80を収容する収容空間141として使用される。
また、収容棚を構成する2つの棚部材141aの間には、搬送ロボット130(130a、130b)の先端部139のサイズより大きな開口部146が形成されている。そして、図4に示すように、各開口部146は鉛直方向(Z軸方向)に沿って配置される。
したがって、搬送ロボット130の先端部139は、これら開口部146を通過しつつ棚配列140の内部を昇降する。すなわち、棚配列140に含まれる複数の収容棚のそれぞれの開口部146は、先端部139を鉛直方向に通過可能とする通過部となる。
搬送ロボット130a、130bは、図3に示すように、棚配列140から見てロードポート10側および基板処理ユニット200側にそれぞれ配置されたFOUP搬送部である。すなわち、搬送ロボット(第1搬送部)130aは、棚配列140を挟んで搬送ロボット(第2搬送部)130bと逆側に配設されている。
なお、本実施の形態において、両ロボット130a、130bは、略同一のハードウェア構成を有する。したがって、以下の説明において、搬送ロボット130aと搬送ロボット130bとを区別しない場合には、単に「搬送ロボット130」と称する。
搬送ロボット130の先端部139は、FOUP80を下側から保持する保持要素であり、略三角形状を有する。先端部139の上面側の各頂点付近には、突起部139aが設けられている。また、FOUP80の下部には、突起部139aと対応する3つの穴部87(図5参照:図示の都合上、3つのうち2つを記載)が設けられている。また、先端部139は、Z軸と略平行に設けられた回転軸134bを介してアーム138aに取り付けられており、回転軸134bを中心として回転可能とされる。したがって、搬送ロボット130は、先端部139を回転させつつ、3つの突起部139aをFOUP80の対応する穴部86に嵌め合わせることにより、FOUP80を安定して保持する。
さらに、アーム138aは、Z軸と略平行に設けられた回転軸134cを介してアーム138bに取り付けられ、アーム138bは、回転軸134aを介して固定台136に取り付けられる。また、固定台136は、鉛直方向(Z軸方向)に伸びる支柱131に昇降可能に設けられている。さらに、支柱131は、水平方向(X軸方向)に伸びるガイドレール132に沿って摺動可能である。
これにより、搬送ロボット130(130a、130b)は、先端部139に保持されたFOUP80を棚配列140に沿って水平方向に移動させることるとともに鉛直方向に昇降させる。そのため、搬送ロボット130aは、棚配列140の収容棚、ロードポート10、および第3載置部150の間でFOUP80を搬送する。また、搬送ロボット130bは、棚配列140の収容棚と、第2載置部160との間でFOUP80を搬送する。
搬送ロボット130aは、ロードポート10から搬入されるFOUP80をロードポート10から棚配列140へ搬送する処理と、ロードポート10から第3載置部150へ搬送する処理と、第3載置部150から棚配列140へ搬送する処理と、棚配列140に収納されたFOUP80をロードポート10へ搬送する処理を行う。
また、搬送ロボット130bでは、棚配列140に収納されたFOUP80を棚配列140から第2載置部160へ搬送する処理と、第3載置部150から棚配列140へ搬送する処理を行う。
このように、搬送ロボット130a、130bは棚配列140を挟んで対向して配置されており、複数の搬送を略同時に実行でき、ローダ・アンローダ部100全体としてのスループットを向上させることができる。また、同一の収容棚にアクセスする場合を除いて、搬送ロボット130a、130bは、空間的に相互に干渉することなくFOUP80の搬送を実行できる。そのため、搬送ロボット130a、130bの干渉を考慮することなく各ロボットの動作を設定できる。
さらに、本実施の形態では、ロードポート10と基板処理ユニット200との間において実行されるFOUP80の搬送は、ロードポート10が有する搬送部でなくローダ・アンローダ部100の2つの搬送ロボット130a、130bによって行われる。そのため、本実施の形態では、ロードポート10から基板処理ユニット200にFOUP80を搬送する際に、いずれの搬送ロボット130a、130bも退避させる必要がなく、効率的にFOUP80の搬送を実行できる。
なお、搬送ロボット130(130a、130b)と棚配列140の各収容棚との間で行われるFOUP80の搬送は以下のように行われる。すなわち、搬送ロボット130から収容棚にFOUP80を受け渡す場合、まず、収容棚に収容するFOUP80の底部88の高さ位置(Z軸方向位置)が棚部材141a(141b、141c)の上面143(図5参照)の高さ位置より高くなるように、搬送ロボット130の先端部139を移動させる。次に、先端部139を下降させ、FOUP80の穴部85に一対の棚部材141a(141b、141c)の突起部142を嵌め合わせる。
そして、先端部139をさらに下降させることによって、FOUP80が一対の棚部材141a(141b、141c)の上面143に載置されるとともに、穴部87から先端部139の突起部139aが離隔することにより、搬送ロボット130から収容棚にFOUP80を受け渡す処理が完了する。
一方、収容棚から搬送ロボット130にFOUP80を受け渡す場合、まず、収容棚
に載置されたFOUP80の下方に搬送ロボット130の先端部139を移動させる。次に、先端部139を上昇させ、FOUP80の穴部87に先端部139の突起部139aを嵌め合わせる。
そして、先端部139をさらに上昇させることによって、FOUP80が先端部139に保持され、穴部85から突起部142が離隔することにより、収容棚から搬送ロボット130にFOUP80を受け渡す処理が完了する。
このように、搬送ロボット130と収容棚との間でFOUP80の搬送を行う過程において、FOUP80は、棚部材141a(141b、141c)の上方に移動させられる。そのため、収容空間141の高さはFOUP80の高さより大きくなるように設定されている。
第2載置部160は、FOUP80に収納された基板を基板処理ユニット200に受け渡すために使用され、図3に示すように、棚配列140から見て基板処理ユニット200側に配置されている。
棚部材141bは、棚部材141aと同様に、略L字型の形状を有し、FOUP80側の面に複数(本実施の形態では3つ)の突起部を有する部材である。図3および図4に示すように、棚部材141bの長尺方向がX軸方向と略平行となるように配設される。
また、第2載置部160付近であって基板処理ユニット200側の側壁には、矢印AR4方向(略Z軸方向:図9参照)に昇降可能なシャッター161が設けられる。シャッター161が開放されると、ローダ・アンローダ部100の内部空間と基板処理ユニット200の内部空間とを連通する開口部が形成される。
したがって、一対の棚部材141bにFOUP80が載置されると、基板処理ユニット200の第2開閉機構180は、FOUP80の蓋83を取り外すとともに、基板処理ユニット200の搬送機構190は、FOUP80から未処理基板を取り出し、シャッター161の開放によって形成される開口部を介して基板処理ユニット200内へ未処理基板を搬送する。
一方、基板処理ユニット200で基板に対する洗浄、乾燥等の処理が終了した後、シャッター161を開放し、搬送機構190は開口部を介して処理済基板をFOUP80内へ搬送し、第2開閉機構180は、FOUP80の蓋83を閉塞する。
第2載置部160のリフター170は、一対の棚部材141bに載置されたFOUP80を、載置位置(図4の実線位置)と退避位置(図4の一点鎖線位置)との間で昇降させる昇降部である。図4に示すように、リフター170は、一対の棚部材141bの上方に配設されており、リフターアーム171を有する。
リフターアーム171は、FOUP80の上方に形成されたフランジ82(把持部)を把持するとともに、その把持状態を解除する。また、リフターアーム171は、駆動機構(図示省略)によって鉛直方向(Z軸方向)に沿って昇降可能である。
これにより、第2載置部160は、リフターアーム171によってフランジ82を把持しつつ、基板処理ユニット200に基板が供給されて空となったFOUP80を退避位置(図4の一点鎖線位置)まで上昇できる。
そのため、搬送ロボット130bは、未処理基板が収納されたFOUP80を第2載置部160の載置位置に受け渡す処理に続き、退避位置に上昇させられた空のFOUP80を第2載置部160から受け取る処理を実行できる。すなわち、搬送ロボット130bを棚配列140と第2載置部160との間で1往復させるのみで、基板が収納されたFOUP80と空のFOUP80との入れ替え作業を実行できる。その結果、ローダ・アンローダ部100で実行される処理のスループットをさらに向上できる。
第3載置部150は、ロードポート10から搬入されたFOUP80に収納されている基板の枚数を確認する等のマッピング処理を実行するために使用され、棚配列140から見てロードポート10側に配置される。すなわち、第3載置部150は、棚配列140を挟んで第2載置部160と逆側に配設される。
また、第3載置部150には、FOUP80の蓋83を開閉する第1開閉機構185が配設される。第1開閉機構185は、図10に示すように、第2開閉機構180と同様なハードウェア構成を有する。したがって、第1開閉機構185のラッチ部181が、蓋83と嵌合させられつつ、矢印AR2、AR3方向に移動させられると、第2載置部160に載置されたFOUP80の筐体81内部空間は、開放または密閉される。
棚部材141cは、棚部材141a、141bと同様に、略L字型の形状および突起部を有する部材であり、その長尺方向がX軸方向と略平行となるように取り付けられている(図3および図4)。さらに、第3載置部150は、図3に示すように、内部に収納される基板の枚数を計数する計数機構187を有する。
したがって、一対の棚部材141cにFOUP80が載置されると、開閉機構は、FOUP80の蓋83を取り外すとともに、計数機構187は、FOUP80内部に収納される基板の枚数を計数する。このように、第3載置部150は、FOUP80に収納される基板の収納状況を判断する判断部として使用される。
第3載置部150のリフター170は、図4に示すように、一対の棚部材141cの上方に配設される昇降部であり、第2載置部160のリフター170と同様なハードウェア構成を有する。すなわち、第2載置部160のリフター170は、一対の棚部材141cに載置されたFOUP80を、載置位置(図4の実線位置)と退避位置(図4の一点鎖線位置)との間で昇降する。
これにより、第3載置部150は、リフターアーム171によってフランジ82を把持しつつ、マッピング処理が完了したFOUP80を退避位置(図4の一点鎖線位置)まで上昇できる。
そのため、搬送ロボット130aは、マッピング処理が施されていないFOUP80を第3載置部150の載置位置に受け渡す処理に続き、マッピング処理が施されて退避位置に上昇させられたFOUP80を第3載置部150から受け取る処理を実行できる。すなわち、搬送ロボット130aを棚配列140と第2載置部160との間で1往復させるのみで、マッピング処理が完了したFOUP80とマッピング処理が施されていないFOUP80との入れ替え作業を実行できる。その結果、ローダ・アンローダ部100で実行される処理のスループットをさらに向上できる。
ここで、オープナー部が1つしか設けられていない従来のローダ・アンローダ部において、マッピング処理は、通常、基板処理ユニット200側に設けられた第2載置部160で実行されることになる。すなわち、第2載置部160では、基板処理ユニット200に基板を受け渡す処理とマッピング処理とが実行される。
そのため、オープナー部が1つしか設けられていない場合、FOUP80に収納された基板が基板処理ユニット200に搬入されるまでに、第2載置部160と棚配列140との間で搬送されることが必要となる場合があり、搬送工程に無駄が生ずる。
また、マッピング処理中は、基板処理ユニット200側の搬送機構(図示省略)は、基板を第2載置部160から基板処理ユニット200に搬入できない。そのため、ローダ・アンローダ部100で実行される処理のスループットが第2載置部160での処理に律速されるという不都合が生ずる。
これに対して、本実施の形態のローダ・アンローダ部100では、第2および第3載置部160、150によって基板処理ユニット200へ基板を搬入する処理とマッピング処理とを並列的に実行できる。また、従来からのローダ・アンローダ部のように、基板処理ユニット200に基板を搬入するまでに棚配列140と第2載置部160との間でFOUP80を往復させることが不要となり、第2載置部160での処理待ち時間を低減できる。そのため、ローダ・アンローダ部100での搬送のスループットをさらに向上できる。
<1.3.第1の実施の形態の基板処理装置の利点>
以上のように、第1の実施の形態の基板処理装置1のローダ・アンローダ部100において、棚配列140を挟んで、ロードポート(第1載置部)10側に搬送ロボット(第1搬送部)130aが、基板処理ユニット200側に搬送ロボット130(第2搬送部)bが、それぞれ配置されている。これにより、同一の収容棚にアクセスする場合を除いて、両搬送ロボット130a、130bが相互に干渉することなく並列的にFOUP80の搬送を実行できる。
そのため、ローダ・アンローダ部100で実行される搬送のスループット、ひいては基板処理装置1のスループットをさらに向上できる。また、搬送ロボット130a、130bの空間的な干渉を考慮することなく各搬送ロボット130a、130bの動作を設定できる。
また、ローダ・アンローダ部100は2つの載置部(第2および第3載置部160、150)を有し、第3載置部150では、マッピング処理、第2載置部160では、基板処理ユニット200への基板の受け渡し処理が並列的に実行される。すなわち、従来からのローダ・アンローダ部のように、第2載置部160はマッピング処理を実行する必要がなく、基板の受け渡しを実行するだけよく、従来装置のように第2載置部160での処理待ち時間を低減できる。ローダ・アンローダ部100での搬送のスループット、ひいては基板処理装置1のスループットをさらに向上できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態における基板処理装置は、第1の実施の形態の基板処理装置1と比較して、ローダ・アンローダ部500が基板を所定方向に整列させるアライニング部をさらに有する点を除いては、第1の実施の形態と同じである。なお、以下の説明において、第1の実施の形態の基板処理装置における構成要素と同様な構成要素については同一符号を付している。
<2.1.基板処理装置の構成>
図1は、本実施の形態における基板処理装置400の全体構成を示す斜視図である。基板処理装置400は、FOUP(front opening unified pod)80に収納された1組の複数の基板(ロット)をFOUPから取り出し、この複数の基板にフッ酸等の薬液によるエッチング処理や純水によるリンス処理等の基板処理を順次に行う装置である。図1に示すように、基板処理装置400は、主として、ロードポート10と、ローダ・アンローダ部500と、基板処理ユニット200と、を備える。なお、図1および以降の各図には、それらの方向関係を明確にするため必要に応じてZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平平面とするXYZ直交座標系を付している。
ロードポート(第1載置部)10は、基板処理装置400の外部の搬送装置(例えば、AVG(Automatic Guided Vehicle))や、基板処理装置400のオペレータから受け渡されるFOUP80を載置する載置台である。図1に示すように、ロードポート10はローダ・アンローダ部500に並設され、その載置面10a上には複数(本実施の形態では4個)のFOUP80が同時に載置されている。
また、ローダ・アンローダ部500についてロードポート10側の側面には、図1および図7に示すように、複数(本実施の形態では4個)のシャッター11が設けられている。シャッター11が開放されると、基板処理装置400の外部空間とローダ・アンローダ部500の内部空間とを連通する開口部が形成される。
そのため、ローダ・アンローダ部500の搬送ロボット130a(図7および図8参照)は、この開口部を介してロードポート10とローダ・アンローダ部500の内側空間との間でFOUP80の搬送を行うことができる。すなわち、ロードポート10からローダ・アンローダ部500には、未処理基板が収納されたFOUP80が搬送される。また、ローダ・アンローダ部500からロードポート10には、基板処理ユニット200で処理された処理済基板が収納されたFOUP80が受け渡される。
ローダ・アンローダ部500は、ロードポート10に載置されたFOUP80をその内部に一時的に収容するとともに、基板を収納したFOUP80を基板処理ユニット200側に受け渡す収納器収容・搬送ユニットとして使用される。図1に示すように、ローダ・アンローダ部500は、ロードポート10と基板処理ユニット200とに挟まれた場所に配置される。
また、基板処理ユニット200は、第2載置部160と基板処理ユニット200との間で基板の受け渡しを行うために使用される第2開閉機構180および搬送機構190を有する。これら第2開閉機構180および搬送機構190は、図3および図9に示すように、ローダ・アンローダ部500のシャッター161付近に配設される。
図9は、基板処理ユニット200の第2開閉機構180および搬送機構190の側面図である。また、図10は、第2開閉機構180の側面図である。基板処理ユニット200は、その内部に薬液を貯留する薬液槽や純水を貯留する水洗槽を有しており、これら薬液槽や水洗槽に基板が貯留されることにより、基板に所定の基板処理が施される。
第2開閉機構180は、図9および図10に示すように、主として、ラッチ部181と、昇降部182とを有する。ラッチ部181は、FOUP80の蓋83と嵌合可能である。また、ラッチ部181は可動部182bの一端部に取り付けられている。昇降部182のシリンダ182aによって可動部182bが矢印AR2方向(略Z軸方向)に進退運動させられると、ラッチ部181は矢印AR2方向に昇降する(図9参照)。さらに、ラッチ部181は、水平移動機構(図示省略)により、矢印AR3方向(Y軸方向)に移動可能とされている(図10参照)。
したがって、ラッチ部181が、蓋83と嵌合させられた状態で、矢印AR2、AR3方向に移動させられると、第2載置部160に載置されたFOUP80の筐体81内部空間は、開放または密閉される。
搬送機構190は、主として、支持部191と、進退部192とを有する。搬送機構190は、シャッター161が開放されるとともに、第2載置部160に載置されたFOUP80の蓋83が取り外された場合に、このFOUP80に対して基板の搬出入を行う。
支持部191は、主として、複数(本実施の形態では、25本または13本)の支持アーム191aと、取付部材191bとを有する。各支持アーム191aは、水平方向(略Y軸方向)に伸びつつ鉛直方向(略Z軸方向)に等間隔に配置されており、基板の主面がXY平面と略平行となるように支持する。また、各支持アーム191aの基板処理ユニット200側の端部は、鉛直方向に延伸する取付部材191bに取り付けられている。
また、取付部材191bの下側端部は、進退部192の可動トレー192a上に設けられている。進退部192は、図9に示すように、3つのトレー(可動トレー192a、192b、および固定トレー192c)を有しており、各トレー192a、192b、192cは、上からこの順番に配設される。さらに、進退部192の固定トレー192cは、基台193に軸支された回転軸194に取り付けられており、進退部192は軸心194cを中心に回動可能とされている。
これにより、進退部192につき、固定トレー192cに対して可動トレー192bが進退運動するとともに、可動トレー192bに対して192aが進退運動することにより、支持部191は実線位置と点線位置との間を移動する。そのため、FOUP80の筐体81内部に収納された未処理基板は、搬送機構190の支持部191に支持されつつ、基板処理ユニット200内に搬入される。また、基板処理ユニット200において基板処理が施された処理済基板は、支持部191に支持されつつ、基板処理ユニット200から搬出され、FOUP80の筐体81内に収納される。
このように、基板処理ユニット200の搬送機構190によりローダ・アンローダ部500から基板処理ユニット200に受け渡された基板は、これら薬液槽や水洗槽に貯留されることによって洗浄処理等の所定の基板処理が施される。また、所定の処理が完了した基板は、搬送機構190により基板処理ユニット200からアンローダ部500に搬出される。
図1に示す制御ユニット50は、プログラムや変数等を格納するメモリ51と、メモリ51に格納されたプログラムに従った制御を実行するCPU52とを備える。また、ローダ・アンローダ部500のシャッター11、搬送ロボット130、およびリフター170(図7参照)等の制御対象は、不図示の信号線によって制御ユニット50と電気的に接続される。したがって、CPU52は、メモリ51に格納されているプログラムに従って、これら制御対象を所定のタイミングで動作させる。
<2.2.ローダ・アンローダ部の構成>
図7および図8は、それぞれ本実施の形態におけるローダ・アンローダ部500の上面図および正面図である。図5は棚部材141aおよびFOUP80の断面図である。図6は棚部材141a付近の上面図である。ここでは、収納器収容・搬送ユニットとして使用されるローダ・アンローダ部500について詳細に説明する。
図7および図8に示すように、ローダ・アンローダ部500は、主として、3つの搬送ロボット130(130a、130b)、530と、棚配列140と、2つの載置部(第2および第3載置部160、150)と、アライメント部510と、を備える。
また、図7に示すように、ローダ・アンローダ部500内に配置された各要素は、それぞれ水平方向(略X軸方向)に沿って配置されており、3つの列を形成する。すなわち、ロードポート10側から数えて第1列目には、搬送ロボット(第1搬送部)130aと、第3載置部(判断部)150とが配設される。また、第2列目には、棚配列140と、アライメント部510と、搬送ロボット530とが配設される。さらに、第3列目には、搬送ロボット(第2搬送部)130bと、第2載置部160とが配設される。
棚配列140は、FOUP80を複数(本実施の形態では14個)収容する収容部である。すなわち、棚配列140には、未処理基板を収容したFOUP80だけでなく、基板が取り出された後の空のFOUP80も収容される。図7および図8に示すように、棚配列140は、複数の棚を鉛直方向(Z軸方向)と水平方向(X軸方向)に沿って2次元的に配列させたものである。
複数の棚のそれぞれは、一対の棚部材141aを備える。図5および図6に示すように、各棚部材141aは、略L字型の形状を有しており、各棚部材141aの長尺方向がY軸方向と略平行となるように対応するフレーム145に取り付けられている。また、棚部材141aについてFOUP80が載置される側の面には、FOUP80の下部に設けられた穴部85に対応する突起部142が設けられている。したがって、FOUP80の穴部85に一対の棚部材141aの突起部142を嵌め合わせることにより、FOUP80を一対の棚部材141aに安定して保持できる。
このように、本実施の形態において、一対の棚部材141aはFOUP80を収容する収容棚として、また、一対の棚部材141aに挟まれる領域は、FOUP80を収容する収容空間141として使用される。
また、収容棚を構成する2つの棚部材141aの間には、搬送ロボット130(130a、130b)の先端部139のサイズより大きな開口部146が形成されている。そして、図8に示すように、各開口部146は鉛直方向(Z軸方向)に沿って配置される。
したがって、搬送ロボット130の先端部139は、これら開口部146を通過しつつ棚配列140の内部を昇降する。すなわち、棚配列140に含まれる複数の収容棚のそれぞれの開口部146は、先端部139を鉛直方向に通過可能とする通過部となる。
搬送ロボット130a、130bは、図7に示すように、棚配列140から見てロードポート10側および基板処理ユニット200側にそれぞれ配置されたFOUP搬送部である。すなわち、搬送ロボット(第1搬送部)130aは、棚配列140を挟んで搬送ロボット(第2載置部)130bと逆側に配設される。
搬送ロボット130の先端部139は、FOUP80を下側から保持する保持要素であり、略三角形状を有する。先端部139の上面側の各頂点付近には、突起部139aが設けられている。また、FOUP80の下部には、突起部139aと対応する3つの穴部87(図7参照:図示の都合上、3つのうち2つを記載)が設けられる。また、先端部139は、Z軸と略平行に設けられた回転軸134bを介してアーム138aに取り付けられており、回転軸134bを中心として回転可能とされる。したがって、搬送ロボット130は、先端部139を回転させつつ、3つの突起部139aをFOUP80の対応する穴部86に嵌め合わせることにより、FOUP80を安定して保持する。
さらに、アーム138aは、Z軸と略平行に設けられた回転軸134cを介してアーム138bに取り付けられ、アーム138bは、回転軸134aを介して固定台136に取り付けられる。また、固定台136は、鉛直方向(Z軸方向)に伸びる支柱131に昇降可能に設けられている。さらに、支柱131は、水平方向(X軸方向)に伸びるガイドレール132に沿って摺動可能である。
これにより、搬送ロボット130(130a、130b)は、先端部139に保持されたFOUP80を棚配列140に沿って水平方向に移動させることるとともに鉛直方向に昇降させる。そのため、搬送ロボット130aは、棚配列140の収容棚、ロードポート10、および第3載置部150の間でFOUP80を搬送する。また、搬送ロボット130bは、棚配列140の収容棚と、第2載置部160との間でFOUP80を搬送する。
搬送ロボット130aは、ロードポート10から搬入されるFOUP80をロードポート10から棚配列140へ搬送する処理と、ロードポート10から第3載置部150へ搬送する処理と、第3載置部150から棚配列140へ搬送する処理と、棚配列140に収納されたFOUP80をロードポート10へ搬送する処理を行う。
また、搬送ロボット130bでは、棚配列140に収納されたFOUP80を棚配列140から第2載置部160へ搬送する処理と、第3載置部150から棚配列140へ搬送する処理を行う。
このように、搬送ロボット130a、130bは棚配列140を挟んで対向して配置されており、複数の搬送を略同時に実行でき、ローダ・アンローダ部500全体としてのスループットを向上させることができる。また、同一の収容棚にアクセスする場合を除いて、搬送ロボット130a、130bは、空間的に相互に干渉することなくFOUP80の搬送を実行できる。そのため、搬送ロボット130a、130bの干渉を考慮することなく各ロボットの動作を設定できる。
さらに、本実施の形態では、ロードポート10と基板処理ユニット200との間において実行されるFOUP80の搬送は、ロードポート10が有する搬送部でなくローダ・アンローダ部500の2つの搬送ロボット130a、130bによって行われる。そのため、本実施の形態では、ロードポート10から基板処理ユニット200にFOUP80を搬送する際に、いずれの搬送ロボット130a、130bも退避させる必要がなく、効率的にFOUP80の搬送を実行できる。
なお、搬送ロボット130(130a、130b)と棚配列140の各収容棚との間で行われるFOUP80の搬送は以下のように行われる。すなわち、搬送ロボット130から収容棚にFOUP80を受け渡す場合、まず、収容棚に収容するFOUP80の底部88の高さ位置(Z軸方向位置)が棚部材141a(141b、141c)の上面143(図7参照)の高さ位置より高くなるように、搬送ロボット130の先端部139を移動させる。次に、先端部139を下降させ、FOUP80の穴部85に一対の棚部材141a(141b、141c)の突起部142を嵌め合わせる。
そして、先端部139をさらに下降させることによって、FOUP80が一対の棚部材141a(141b、141c)の上面143に載置されるとともに、穴部87から先端部139の突起部139aが離隔することにより、搬送ロボット130から収容棚にFOUP80を受け渡す処理が完了する。
一方、収容棚から搬送ロボット130にFOUP80を受け渡す場合、まず、収容棚
に載置されたFOUP80の下方に搬送ロボット130の先端部139を移動させる。次に、先端部139を上昇させ、FOUP80の穴部87に先端部139の突起部139aを嵌め合わせる。
そして、先端部139をさらに上昇させることによって、FOUP80が先端部139に保持され、穴部85から突起部142が離隔することにより、収容棚から搬送ロボット130にFOUP80を受け渡す処理が完了する。
なお、搬送ロボット130と収容棚との間でFOUP80の搬送を行う過程において、FOUP80は、棚部材141a(141b、141c)の上方に移動させられる。そのため、収容空間141の高さはFOUP80の高さより大きくなるように設定されている。
第2載置部160は、FOUP80に収納された基板を基板処理ユニット200に受け渡すために使用され、図7に示すように、棚配列140から見て基板処理ユニット200側に配置されている。
棚部材141bは、棚部材141aと同様に、略L字型の形状を有し、FOUP80側の面に複数(本実施の形態では3つ)の突起部を有する部材である。図7および図8に示すように、棚部材141bの長尺方向がX軸方向と略平行となるように配設される。
また、第2載置部160付近であって基板処理ユニット200側の側壁には、矢印AR4方向(略Z軸方向:図9参照)に昇降可能なシャッター161が設けられる。シャッター161が開放されると、ローダ・アンローダ部500の内部空間と基板処理ユニット200の内部空間とを連通する開口部が形成される。
したがって、一対の棚部材141bにFOUP80が載置されると、基板処理ユニット200の第2開閉機構180は、FOUP80の蓋83を取り外すとともに、基板処理ユニット200の搬送機構190は、FOUP80から未処理基板を取り出し、シャッター161の開放によって形成される開口部を介して基板処理ユニット200内へ未処理基板を搬送する。
一方、基板処理ユニット200で基板に対する洗浄、乾燥等の処理が終了した後、シャッター161を開放し、搬送機構190は開口部を介して処理済基板をFOUP80内へ搬送し、第2開閉機構180は、FOUP80の蓋83を閉塞する。
第2載置部160のリフター170は、一対の棚部材141bに載置されたFOUP80を、載置位置(図8の実線位置)と退避位置(図8の一点鎖線位置)との間で昇降させる昇降部である。図8に示すように、リフター170は、一対の棚部材141bの上方に配設されており、リフターアーム171を有する。
リフターアーム171は、FOUP80の上方に形成されたフランジ82(把持部)を把持するとともに、その把持状態を解除する。また、リフターアーム171は、駆動機構(図示省略)によって鉛直方向(Z軸方向)に沿って昇降可能である。
これにより、第2載置部160は、リフターアーム171によってフランジ82を把持しつつ、基板処理ユニット200に基板が供給されて空となったFOUP80を退避位置(図8の一点鎖線位置)まで上昇できる。
そのため、搬送ロボット130bは、未処理基板が収納されたFOUP80を第2載置部160の載置位置に受け渡す処理に続き、退避位置に上昇させられた空のFOUP80を第2載置部160から受け取る処理を実行できる。すなわち、搬送ロボット130bを棚配列140と第2載置部160との間で1往復させるのみで、基板が収納されたFOUP80と空のFOUP80との入れ替え作業を実行できる。その結果、ローダ・アンローダ部500で実行される処理のスループットをさらに向上できる。
第3載置部150は、ロードポート10から搬入されたFOUP80に収納されている基板の枚数を確認する等のマッピング処理を実行するために使用され、棚配列140から見てロードポート10側に配置される。すなわち、第3載置部150は、棚配列140を挟んで第2載置部160と逆側に配設される。
また、第3載置部150には、FOUP80の蓋83を開閉する第1開閉機構185が配設される。第1開閉機構185は、図10に示すように、第2開閉機構180と同様なハードウェア構成を有する。したがって、第1開閉機構185のラッチ部181が、蓋83と嵌合させられつつ、矢印AR2、AR3方向に移動させられると、第2載置部160に載置されたFOUP80の筐体81内部空間は、開放または密閉される。
棚部材141cは、棚部材141a、141bと同様に、略L字型の形状および突起部を有する部材であり、その長尺方向がX軸方向と略平行となるように取り付けられている(図7および図8)。さらに、第3載置部150は、図7に示すように、内部に収納される基板の枚数を計数する計数機構187を有する。
したがって、一対の棚部材141cにFOUP80が載置されると、第1開閉機構185は、FOUP80の蓋83を取り外すとともに、計数機構187は、FOUP80内部に収納される基板の枚数を計数する。このように、第3載置部150は、FOUP80に収納される基板の収納状況を判断する判断部として使用される。
第3載置部150のリフター170は、図8に示すように、一対の棚部材141cの上方に配設される昇降部であり、第2載置部160のリフター170と同様なハードウェア構成を有する。すなわち、第2載置部160のリフター170は、一対の棚部材141cに載置されたFOUP80を、載置位置(図8の実線位置)と退避位置(図8の一点鎖線位置)との間で昇降する。
これにより、第3載置部150は、リフターアーム171によってフランジ82を把持しつつ、マッピング処理が完了したFOUP80を退避位置(図8の一点鎖線位置)まで上昇できる。
そのため、搬送ロボット130aは、マッピング処理が施されていないFOUP80を第3載置部150の載置位置に受け渡す処理に続き、マッピング処理が施されて退避位置に上昇させられたFOUP80を第3載置部150から受け取る処理を実行できる。すなわち、搬送ロボット130aを棚配列140と第2載置部160との間で1往復させるのみで、マッピング処理が完了したFOUP80とマッピング処理が施されていないFOUP80との入れ替え作業を実行できる。その結果、ローダ・アンローダ部500で実行される処理のスループットをさらに向上できる。
ここで、オープナー部が1つしか設けられていない従来のローダ・アンローダ部において、マッピング処理は、通常、基板処理ユニット200側に設けられた第2載置部160で実行されることになる。すなわち、第2載置部160では、基板処理ユニット200に基板を受け渡す処理とマッピング処理とが実行される。
そのため、オープナー部が1つしか設けられていない場合、FOUP80に収納された基板が基板処理ユニット200に搬入されるまでに、第2載置部160と棚配列140との間で搬送されることが必要となる場合があり、搬送工程に無駄が生ずる。
また、マッピング処理中は、基板処理ユニット200側の搬送機構(図示省略)は、基板を第2載置部160から基板処理ユニット200に搬入できない。そのため、ローダ・アンローダ部500で実行される処理のスループットが第2載置部160での処理に律速されるという不都合が生ずる。
これに対して、本実施の形態のローダ・アンローダ部500では、第2および第3載置部160、150によって基板処理ユニット200へ基板を搬入する処理とマッピング処理とを並列的に実行できる。また、従来からのローダ・アンローダ部のように、基板処理ユニット200に基板を搬入するまでに棚配列140と第2載置部160との間でFOUP80を往復させることが不要となり、第2載置部160での処理待ち時間を低減できる。そのため、ローダ・アンローダ部500での搬送のスループットをさらに向上できる。
また、図7に示すように、搬送ロボット(第3搬送部)530は、棚配列140のX軸方向の延長上であって、第2および第3載置部160、150に挟まれた領域(すなわち、第2列目)に配設される。また、搬送ロボット530は、その高さ位置(Z軸方向位置)が第2および第3載置部160、150におけるFOUP80の載置位置(図8の実線位置)と略同一となるように配設される。
搬送ロボット530は、昇降台536を備えており、この昇降台536にはZ軸と略平行に配置された回転軸534aを介してアーム538bが取り付けられている。このアーム538bには、回転軸534cを介してアーム538aが取り付けられ、このアーム538aには、回転軸534bを介して、基板を1枚ずつ搬送するための先端部539が設けられている。
第3載置部150の第1開閉機構185が、第3載置部150に載置されたFOUP80の蓋83を開けた後、FOUP80内の基板について非接触式の検出部(図示省略)により、基板のオリフラやノッチの位置を検出する。次に、搬送ロボット530の先端部539は、基板を1枚ずつFOUP80から取り出し、アライメント部510へ搬送する。また、アライメント部510で基板のアライメント処理が終了した後、搬送ロボット530の先端部539は、基板を1枚ずつアライメント部510から取り出しFOUP80へ搬送する。
アライメント部510は、基板1枚毎にアライメント処理を施す、いわゆる枚葉式の調整部である。図7に示すように、棚配列140内であって、搬送ロボット530と隣接して設けられている。また、アライメント部510は、その高さ位置が搬送ロボット530と略同一高さとなるように配設されている。ここで、このアライメント部510は、オリエンテーション・フラット(Orientation flat:以下、「オリフラ」と称する)やノッチの位置に基づいて基板の回転位置を調整する。このとき、非接触式の検出部による検出結果に基づいて基板を回転させ、基板の結晶方位が所定方向となるように基板の姿勢を調整することにより、アライメント処理が完了する。
このように、ローダ・アンローダ部500で実行されるアライメント処理は、第3載置部150に載置されたFOUP80から取り出され、アライメント部510に搬入された基板に対して実行される。すなわち、アライメント処理の実行に際し、第2載置部160にはFOUP80が載置されない。
これにより、ローダ・アンローダ部500では、第2載置部160から基板処理ユニット200に基板を受け渡す処理と、第3載置部150とアライメント部510との間で基板を1枚ずつ受け渡す処理、および、アライメント部510にて実行されるアライメント処理と、を並列的に実行できる。そのため、ローダ・アンローダ部500で実行される処理のスループットの低下を可能な限り抑制しつつ、ローダ・アンローダ部500においてアライメント処理を実行できる。
また、アライメント部510は非接触式の検出部によって基板のオリフラやノッチ位置を検出でき、バッチ式の調整部と比較してパーティクルの発生を抑制できる。そのため、アライメント部510は、基板の処理不良を抑制しつつアライメント処理を実行できる。
<2.3.第2の実施の形態の基板処理装置の利点>
以上のように、第2の実施の形態の基板処理装置400のローダ・アンローダ部500において、棚配列140を挟んで、ロードポート(第1載置部)10側に搬送ロボット(第1搬送部)130aが、基板処理ユニット200側に搬送ロボット130(第2搬送部)bが、それぞれ配置されている。これにより、同一の収容棚にアクセスする場合を除いて、両搬送ロボット130a、130bが相互に干渉することなく並列的にFOUP80の搬送を実行できる。
そのため、ローダ・アンローダ部500で実行される搬送のスループット、ひいては基板処理装置400のスループットをさらに向上できる。また、搬送ロボット130a、130bの空間的な干渉を考慮することなく各搬送ロボット130a、130bの動作を設定できる。
また、ローダ・アンローダ部500は2つの載置部(第2および第3載置部160、150)を有し、第3載置部150では、マッピング処理、第2載置部160では、基板処理ユニット200への基板の受け渡し処理が並列的に実行される。すなわち、従来からのローダ・アンローダ部のように、第2載置部160はマッピング処理を実行する必要がなく、基板の受け渡しを実行するだけよく、従来装置のように第2載置部160での処理待ち時間を低減できる。ローダ・アンローダ部500での搬送のスループット、ひいては基板処理装置400のスループットをさらに向上できる。
また、ローダ・アンローダ部500では、基板処理ユニット200に基板を受け渡す処理と、アライメント処理とを並列的に実行できる。そのため、ローダ・アンローダ部500全体のスループットの低下を可能な限り抑制しつつアライメント処理を実行できる。
さらに、アライメント部510は非接触式の検出部によって基板のオリフラやノッチ位置を検出するため、基板の処理不良を抑制しつつアライメント処理を実行できる。
本発明の実施の形態における基板処理装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるFOUPの構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるローダ・アンローダ部の上面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるローダ・アンローダ部の正面図である。 棚部材およびFOUPの断面図である。 棚部材付近の上面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるローダ・アンローダ部の上面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるローダ・アンローダ部の正面図である。 本発明の第1および第2の実施の形態における第2開閉機構および搬送機構の側面図である。 本発明の第1および第2の実施の形態における第1および第2開閉機構の側面図である。
符号の説明
1 基板処理装置
10、90 ロードポート
11、161 シャッター
50 制御ユニット
80 FOUP
81 筐体
82 フランジ
83 蓋
85 穴部
100、500 ローダ・アンローダ部
130(130a、130b)、530 搬送ロボット
131 支柱
132 ガイドレール
134a〜134c、534a〜534c 回転軸
136、536 固定台
138a、138b、538a、538b アーム
139、539 先端部
140 棚配列
141 収容空間
141a 棚部材
142 突起部
145 フレーム
146 開口部
150 第3載置部
160 第2載置部
180 第2開閉機構
185 第1開閉機構
187 計数機構
190 搬送機構
170 リフター
171 リフターアーム
200 基板処理ユニット
300、600 アンローダ部
510 アライメント部

Claims (12)

  1. 基板に対して処理を行う基板処理装置であって、
    基板に処理を行うための基板処理ユニットと、
    前記基板処理ユニットに並設されており、基板を収納する収納器を収容、及び搬送する収納器収容・搬送ユニットと、
    前記収納器収容・搬送ユニットに並設されており、前記収納器を載置する第1載置部とを備え、
    前記収納器収容・搬送ユニットは、
    前記収納器を保持する複数の棚と、
    前記基板処理ユニットと前記複数の棚との間に配置され、収納器を載置する第2載置部と、
    前記第1載置部と前記複数の棚との間で収納器を搬送する第1搬送部と、
    前記複数の棚と前記第2載置部との間で収納器を搬送する第2搬送部と、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記第1搬送部は、前記第1載置部と前記複数の棚との間に配置されるとともに、前記複数の棚の一方向側から前記複数の棚に対して収納器の搬送を行うことを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記第2搬送部は、前記基板処理ユニットと前記複数の棚との間に配置されるとともに、前記複数の棚の他方向側から前記複数の棚に対して収納器の搬送を行うことを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記第1搬送部および第2搬送部は、収納器の下側から収納器を保持する保持要素を備え、
    前記複数の棚は、前記保持要素を鉛直方向に通過させるための通過部を有することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記収納器収容・搬送ユニットは、収納器を載置するとともに、収納器に収容された基板の収納状況を判断する判断部をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項5に記載の基板処理装置であって、
    前記第1搬送部は、前記判断部と前記第1載置部との間で収納器の搬送を行うことを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項6に記載の基板処理装置であって、
    前記収納器収容・搬送ユニットは、基板の位置を調整するアライメント部と、前記判断部に載置された収納器から基板を1枚ずつ取り出し前記アライメント部へ搬送するとともに、前記アライメント部で位置を調整された基板を前記判断部に載置された収納器へ1枚ずつ搬送する第3搬送部とをさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記複数の棚は、前記鉛直方向および水平方向に沿って2次元的に配列されることを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記収納器収容・搬送ユニットは、前記第2載置部に載置された収納器を保持しつつ昇降させる昇降機構をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記判断部は、前記判断部にある収納器の開閉蓋を開閉させる開閉機構と、前記開閉機構により開閉された状態の収納器に収納された基板の枚数を計数する計数機構とを備えることを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記第2載置部に載置された収納器の開閉蓋を開閉させる開閉機構を備えることを特徴とする基板処理装置。
  12. 請求項11に記載の基板処理装置であって、
    前記基板処理ユニットは、前記第2載置部に載置された収納器に対して基板の搬出入を行う搬送機構を備えることを特徴とする基板処理装置。
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