JP2006226613A - 熱交換器用偏平チューブ - Google Patents

熱交換器用偏平チューブ Download PDF

Info

Publication number
JP2006226613A
JP2006226613A JP2005041384A JP2005041384A JP2006226613A JP 2006226613 A JP2006226613 A JP 2006226613A JP 2005041384 A JP2005041384 A JP 2005041384A JP 2005041384 A JP2005041384 A JP 2005041384A JP 2006226613 A JP2006226613 A JP 2006226613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
material layer
flat tube
brazing
heat exchanger
sacrificial material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005041384A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Tsuruno
招弘 鶴野
Osamu Takezoe
修 竹添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Alcoa Yuso Kizai KK
Original Assignee
Shinko Alcoa Yuso Kizai KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Alcoa Yuso Kizai KK filed Critical Shinko Alcoa Yuso Kizai KK
Priority to JP2005041384A priority Critical patent/JP2006226613A/ja
Publication of JP2006226613A publication Critical patent/JP2006226613A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

【課題】 高強度であり、かつ、ろう付け性に優れた熱交換器用偏平チューブを提供する。
【解決手段】 Mgを含む犠牲材層5と、芯材層3と、ろう材層4と、の順に構成されたアルミニウム合金製のブレージングシート2を曲折して管内面側に前記犠牲材層5が配置されるように偏平管状に形成された熱交換器用偏平チューブ1において、前記熱交換器用偏平チューブ1の一部に、前記ろう材層4,4同士が密着するように管内面側に向かって突出させた補強部6と、前記ブレージングシート2の両縁部分を曲折して設けた前記補強部6と接合する接合部7,7と、を備え、前記補強部6は、前記犠牲材層5の少なくとも一部を除去した除去部6aを有し、前記除去部6aと、前記接合部7,7のろう材層4,4と、をろう付けしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カーエアコン等に用いられるアルミニウム合金製の熱交換器用偏平チューブに関する。
一般に、カーエアコン等の熱交換器用チューブとしては、図5の断面図に示すように、アルミニウム合金からなる帯状金属板(ブレージングシート102)を曲折して成形された熱交換器用偏平チューブ100が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この種の熱交換器用偏平チューブ100は、帯状金属板を成形ロールにより幅方向に曲折して偏平管状に成形されるが、薄肉の管壁を補強するために管壁を部分的に折り曲げて補強部106を設け、この補強部106と帯状金属板の両縁部分とをろう付けして形成されている。
このような熱交換器用偏平チューブ100に用いられる帯状金属板は、図5に示すように、その芯材層103の一の面に、ろう付け用のろう材層104と、芯材層103の他の面に、腐蝕防止用の犠牲材層105と、をクラッドしたブレージングシート102が用いられている。
近年、熱交換器のさらなる軽量化が要求されており、熱交換器用偏平チューブ100のブレージングシート102としては、芯材層103または犠牲材層105のアルミニウム合金にMg(マグネシウム)を添加することで高強度化などの効果を獲得し、例えば、ろう付け後引張り強さ(JIS Z 2241に準じた方法)を180MPa(180N/mm2)以上とした高強度のブレージングシート102を使用することで、より一層の薄肉化を図り熱交換器の軽量化の要求に応えている。
特開2001−91178号公報(請求項1、段落、0002、0005および0006、図1および図2)
しかし、ろう付けを行う熱交換器用偏平チューブ100にMgを添加すると、添加したMgが、ろう付けに使用するフラックスと化合物を生成し、ろう付け性を阻害(劣化)させるという問題があった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、高強度であり、かつ、ろう付け性に優れた熱交換器用偏平チューブを提供することを目的とする。
前記課題を解決した本発明に係る熱交換器用偏平チューブは、Mgを含む犠牲材層と、芯材層と、ろう材層と、の順に構成されたアルミニウム合金製のブレージングシートを曲折して管内面側に前記犠牲材層が配置されるように偏平管状に形成された熱交換器用偏平チューブにおいて、熱交換器用偏平チューブの一部に、前記ろう材層同士が密着するように管内面側に向かって突出させた補強部と、ブレージングシートの両縁部分を曲折させて前記補強部と接合する接合部と、を備え、補強部は、前記犠牲材層の少なくとも一部を除去した除去部を有し、除去部と、接合部のろう材層と、をろう付けしている。
このように、ろう材層と当接する補強部の犠牲材層の少なくとも一部を除去した除去部を備えることにより、ろう付けの際にフラックスと化合物を生成するMgの量を減らすことができるので、ろう付け性を向上させた熱交換器用偏平チューブとすることができる。
また、本発明の熱交換器用偏平チューブは、補強部を中央として、その両側に偏平管を形成するように接合部のろう材層と除去部とを接合するのがよい。
このように、補強部を中央として、その両側に偏平管を形成するように接合部のろう材層と除去部とを接合するので、補強部との接合面積を大きくすることができる。つまり、接合強度が向上し、ろう付け性をさらに向上させた熱交換器用偏平チューブとすることができる。
また、本発明の熱交換器用偏平チューブは、ブレージングシートの両方の接合部のろう材層同士を当接させ、補強部を中央としてその両側に偏平管を形成し、さらに、この両方の接合部を、補強部の除去部に当接させてろう付けするのがよい。
このように、ブレージングシートの両方の接合部のろう材層同士を当接させ、補強部を中央としてその両側に偏平管を形成し、さらに、この両方の接合部を、補強部の除去部に当接させてろう付けすれば、ろう付けの際にフラックスと化合物を生成するMgの量を減らすことができるので、ろう付け性を向上させた熱交換器用偏平チューブとすることができる。
本発明の熱交換器用偏平チューブは、接合部のろう材層と、当該ろう材層とろう付けされる補強部の犠牲材層を間欠的、または、全て除去したものとするのがよい。
このように、ブレージングシートの接合部のろう材層とろう付けされる補強部が、犠牲材層を間欠的に除去したものとすれば、ろう付けの際にフラックスと化合物を生成するMgが少なくなるので、ろう付け性を向上させた熱交換器用偏平チューブを具現することができる。また、かかる犠牲材層を全て除去したものとすれば、ろう付けの際にフラックスと化合物を生成するMgがなくなるので、ろう付け性をさらに向上させた熱交換器用偏平チューブを具現することができる。
本発明の熱交換器用偏平チューブは、補強部の犠牲材層を適宜除去してろう付けすることにより、ろう付けの際にフラックスと化合物を生成するMgを減らすことができるので、高強度でありながら、ろう付け性に優れたものとすることができる。
以下に、本発明の熱交換器用偏平チューブの第1実施形態について、適宜図面を参照して説明する。参照する図面において、図1は、熱交換器用偏平チューブの構成を示す断面図であって、(a)は、補強部の犠牲材層を除去した本発明の第1実施形態に係る熱交換器用偏平チューブの構成を示す断面図であり、(b)は、第1実施形態に係る熱交換器用偏平チューブを用いて作製した熱交換器の要部断面図である。また、図2は、補強部の犠牲材層を除去した様子を示す斜視図であって、(a)は、補強部の側部の犠牲材層の一部を間欠的に除去した様子を示す斜視図であり、(b)は、補強部の犠牲材層の全部を除去した様子を示す斜視図である。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る熱交換器用偏平チューブ1は、図1(a)に示すように、芯材層3の一側面にMgを含む犠牲材層5をクラッドさせ、さらに、芯材層3の他側面にろう材層4をクラッドさせたアルミニウム合金製のブレージングシート2を、成形ロールなどにより幅方向に曲折して管内面側に犠牲材層5が配置されるように偏平管状に形成されている。
ここで、前記の犠牲材層5は、Al−Zn−Mg系合金、Al−In−Mg系合金、およびAl−Sn−Mg系合金のうち少なくとも1つを含んで構成されるものであり、その組成中にMgを含むものである。犠牲材層5に含まれるMgは、アルミニウム合金板中に固溶することによる固溶強化、およびろう付け加熱処理によって、芯材層3中へ拡散し、芯材層3中のSi等との間で化合物を形成する。このようにして形成された化合物は、析出することによって、析出硬化などの効果によって、ブレージングシートの強度を高める働きを有する。
また、芯材層3は、Al−Mn系合金、Al−Mn−Cu系合金、Al−Mn−Si系合金、Al−Mn−Cu−Si系合金や、犠牲材層5よりも少ないMgを含むAl−Mg−Si系合金、Al−Mg−Si−Cu系合金、Al−Zn−Mg系合金などのうち少なくとも1つを含んで構成されている。
また、前記のろう材層4は、Al−Si系合金などで構成されている。
これら犠牲材層5およびろう材層4のクラッド率は、芯材層3に対して、それぞれ10%前後を有していればよい。
なお、熱交換器用偏平チューブ1のろう付けには、例えば、フラックスろう付けを用いることで行うことができる。フラックスとしては、例えば、NaCl,KCl,LiCl,ZnCl2等の塩化物、KF,AlF3,LiF,KAlF4,K3AlF6,ZnF2等のフッ化物、またはこれらの混合物、といったような通常のフラックスろう付けに用いられるフラックスを用いることができる。なお、フラックスの供給は、これらの化合物を、水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、アルデヒド類、ニトリル類、エステル類、ラクトン類、およびエーテル類などの溶剤に溶かし、これをスプレー塗布するなどの適宜な手段で行うことができる。
そして、熱交換器用偏平チューブ1は、図1(a)に示すように、熱交換器用偏平チューブ1の一部に、ろう材層4,4同士が密着するように管内面側に向かって突出させた補強部6と、ブレージングシート2の両縁部分を、犠牲材層5が近付く方向に90°曲折して補強部6と接合する接合部7,7が形成されている。そして、この熱交換器用偏平チューブ1は、接合部7,7のろう材層4,4が、犠牲材層5の少なくとも一部または全てが除去された除去部6a(図2(a)(b)参照)を有する補強部6を中央として、その除去部6aに両側から接合されることで、補強部6の両側に偏平管1aを形成するように成形ロールなどによって成形される。
なお、接合部7,7は、補強部6とろう付け接合することができればその形状はどのようなものでもよく、これを形成するために曲折する角度は90°に限定されるものではない。
図2(a)(b)に示すように、犠牲材層5の少なくとも一部を除去した除去部6aを有する補強部6は、熱交換器用偏平チューブ1を成形ロールで成形する際に、スリット状切り込み、打ち抜き、研削、ブラッシングなどを行うことにより形成することができる。
除去部6aは、図2(a)に示すように、接合部7が当接する部分において、補強部6の一部の犠牲材層5を間欠的に除去して形成することができる。
このように除去部6aを形成すれば、接合部7,7と補強部6とをろう付けする際に、補強部6の犠牲材層5が間欠的に除去されているために、フラックスろう付けを行う際に、フラックスと、犠牲材層5に含まれるMgとが反応して化合物を生成しにくくなり、ろう付け性が向上し、良好なろう付け接合部を得ることができる。
また、このように除去部6aを間欠的に設ける場合は、除去部6aの設定間隔や、犠牲材層5と除去部6aの面積比、除去部6aの形状等については、特に限定されるものではなく、補強部6に含まれているMgとフラックスとの関係、および、ろう付け性との関係から適宜に設定することができる。
また、図2(b)に示すように、補強部6に接合部7,7が接合する位置全体に渡って犠牲材層5を除去して形成することもできる。
このように除去部6aを形成すれば、接合部7,7と補強部6とをろう付けする際に、補強部6の犠牲材層5が全て除去されているために、フラックスろう付けを行う際に、フラックスと、犠牲材層5に含まれるMgとが反応して化合物を生成しないので、ろう付け性がさらに向上し、より良好なろう付け接合部を得ることができる。
そして、かかる構成の熱交換器用偏平チューブ1は、図1(b)に示すように放熱用のフィン材F,Fに挿通された後、600℃付近に加熱されることで、ろう材層4を使用して各当接部分をろう付けするとともに、前記のフィン材F,Fとろう付けすることで、熱交換器Hを作製することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の熱交換器用偏平チューブの第2実施形態について、適宜図面を参照して説明する。参照する図面において、図3は、本発明の第2実施形態に係る熱交換器用偏平チューブの断面図である。図4は、補強部の犠牲材層を除去した様子を示す斜視図であって、(a)は、補強部の頂部の犠牲材層の一部を間欠的に除去した様子を示す斜視図であり、(b)は、補強部の頂部の犠牲材層の全部を除去した様子を示す斜視図である。
第2実施形態に係る熱交換器用偏平チューブ10は、図3に示すように、芯材層13の一側面にMgを含む犠牲材層15をクラッドさせ、さらに、芯材層13の他側面にろう材層14をクラッドさせたアルミニウム合金製のブレージングシート12を、成形ロールなどにより幅方向に曲折して管内面側に犠牲材層15が配置されるように偏平管状に形成されている。
なお、犠牲材層15、芯材層13、および、ろう材層14は、前記した第1実施形態の中の犠牲材層5、芯材層3、および、ろう材層4と同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、熱交換器用偏平チューブ10のろう付け、および、これに用いるフラックスについても、第1実施形態の中で説明したものと同様であるので、詳細な説明は省略する。
かかる熱交換器用偏平チューブ10は、図3に示すように、熱交換器用偏平チューブ10の一部に、ろう材層14,14同士が密着するように管内面側に向かって突出させた補強部16と、ブレージングシート12の両縁部分を、犠牲材層15が近付く方向に180°曲折させることで、補強部16と接合する接合部17,17が形成されている。そして、この接合部17,17のろう材層14,14同士を当接させ、この補強部16を中央としてその両側に偏平管10aを形成し、さらに、この両方の接合部17,17を、犠牲材層15の少なくとも一部または全てが除去された除去部16a(図4(a)(b)参照)を有する補強部16の頂部に当接させるように、成形ロールなどによって成形している。
なお、接合部17,17は、補強部16とろう付けすることができればその形状はどのようなものでもよく、これを形成するために曲折する角度は180°に限定されるものではない。
ここで、除去部16aは、図4(a)に示すように、接合部17が当接する部分において、補強部16の頂部における犠牲材層15を間欠的に除去して形成することができる。
このように除去部16aを形成すれば、接合部17,17と補強部16とをろう付けする際に、補強部16の犠牲材層15が間欠的に除去されているために、フラックスろう付けを行う際に、フラックスと、犠牲材層15に含まれるMgとが反応して化合物を生成しにくくなり、ろう付け性が向上し、良好なろう付け接合部を得ることができる。
また、このように除去部16aを間欠的に設ける場合は、第1実施形態の熱交換器用偏平チューブ1と同様に、除去部16aの設定間隔や、犠牲材層15と除去部16aの面積比、除去部16aの形状等については、特に限定されるものではなく、補強部16に含まれているMgとフラックスとの関係、および、ろう付け性との関係から適宜に設定することができる。
また、図4(b)に示すように、補強部16の頂部の全体に渡って犠牲材層15を除去して形成することもできる。
このようにすれば、接合部17,17と補強部16とをろう付けする際に、補強部16の犠牲材層15の一部またはその全てが除去されているために、フラックスろう付けを行う際に、フラックスと、犠牲材層15に含まれるMgとが反応して化合物を生成しないので、ろう付け性がさらに向上し、より良好なろう付け接合部を得ることができる。
そして、かかる構成の熱交換器用偏平チューブ10は、第1実施形態の熱交換器用偏平チューブ1と同様、放熱用のフィン材F(図1(b)参照)に挿通された後、600℃付近に加熱されることで、ろう材層14を使用して各当接部分とともに、前記のフィン材F(図1(b)参照)とろう付けすることで、熱交換器を作成することができる。
第2実施形態の熱交換器用偏平チューブ10を前記のように構成すると、第1実施形態の熱交換器用偏平チューブ1と同様に、補強部16の犠牲材層15と、接合部17,17のろう材層14,14とが当接しないために、フラックスろう付けを行った場合でも、犠牲材層15に含まれるMgとフラックスとが反応して化合物を生成することがない。したがって、ろう付け性を向上させることができ、良好なろう付け接合を得ることができる。また、このように構成すれば、第1実施形態の熱交換器用偏平チューブ1よりも少ない量を研削等するだけで除去部16aを形成できるので、除去部16aの形成作業が省力化できる点でメリットもある。また、同じ大きさのブレージングシート12を用いた場合でも、熱交換器用偏平チューブ10の偏平管10aの容積を、第1実施形態の熱交換器用偏平チューブ1の偏平管1aの容積よりも大きくすることが可能であるので、熱交換能力の向上を図ることも可能となる。
以上、本発明の熱交換器用偏平チューブについて詳細に説明したが、本発明の内容はこれに限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で広く変更・修正して用いることができることはいうまでもない。
熱交換器用偏平チューブの構成を示す断面図であって、(a)は、補強部の犠牲材層を除去した本発明の第1実施形態に係る熱交換器用偏平チューブの構成を示す断面図であり、(b)は、第1実施形態に係る熱交換器用偏平チューブを用いて作製した熱交換器の要部断面図である。 補強部の犠牲材層を除去した様子を示す斜視図であって、(a)は、補強部の側部の犠牲材層の一部を除去した様子を示す斜視図であり、(b)は、補強部の犠牲材層の全部を除去した様子を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る熱交換器用偏平チューブの断面図である。 補強部の犠牲材層を除去した様子を示す斜視図であって、(a)は、補強部の頂部の犠牲材層の一部を除去した様子を示す斜視図であり、(b)は、補強部の頂部の犠牲材層の全部を除去した様子を示す斜視図である。 従来の熱交換器用偏平チューブの構成を示す断面図である。
符号の説明
1,10 熱交換器用偏平チューブ
1a,10a 偏平管
2,12 ブレージングシート
3,13 芯材層
4,14 ろう材層
5,15 犠牲材層
6,16 補強部
6a,16a 除去部
7,17 接合部
F フィン材
H 熱交換器

Claims (5)

  1. Mgを含む犠牲材層と、芯材層と、ろう材層と、の順に構成されたアルミニウム合金製のブレージングシートを曲折して管内面側に前記犠牲材層が配置されるように偏平管状に形成された熱交換器用偏平チューブにおいて、
    前記熱交換器用偏平チューブの一部に、前記ろう材層同士が密着するように管内面側に向かって突出させた補強部と、
    前記ブレージングシートの両縁部分を曲折させて前記補強部と接合する接合部と、を備え、
    前記補強部は、前記犠牲材層の少なくとも一部を除去した除去部を有し、
    前記除去部と、前記接合部のろう材層と、をろう付けしたことを特徴とする熱交換器用偏平チューブ。
  2. 前記補強部を中央として、その両側に前記偏平管を形成するように前記接合部のろう材層と除去部とを接合したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用偏平チューブ。
  3. 前記ブレージングシートの両方の接合部のろう材層同士を当接させ、前記補強部を中央としてその両側に前記偏平管を形成し、さらに、この両方の接合部を、前記補強部の除去部に当接させてろう付けしたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用偏平チューブ。
  4. 前記接合部のろう材層と、当該ろう材層とろう付けされる前記補強部が、前記犠牲材層を間欠的に除去したものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器用偏平チューブ。
  5. 前記接合部のろう材層と、当該ろう材層とろう付けされる前記補強部が、前記犠牲材層を全て除去したものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器用偏平チューブ。
JP2005041384A 2005-02-17 2005-02-17 熱交換器用偏平チューブ Pending JP2006226613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005041384A JP2006226613A (ja) 2005-02-17 2005-02-17 熱交換器用偏平チューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005041384A JP2006226613A (ja) 2005-02-17 2005-02-17 熱交換器用偏平チューブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006226613A true JP2006226613A (ja) 2006-08-31

Family

ID=36988137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005041384A Pending JP2006226613A (ja) 2005-02-17 2005-02-17 熱交換器用偏平チューブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006226613A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010197002A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Furukawa-Sky Aluminum Corp 板折り曲げ式のアルミニウム製熱交換器用チューブ、アルミニウム製熱交換器及び板折り曲げ式のアルミニウム製熱交換器用チューブの製造方法
KR100990508B1 (ko) 2007-12-13 2010-10-29 주식회사 한국번디 열교환기의 제조방법
WO2013080611A1 (ja) * 2011-12-02 2013-06-06 古河スカイ株式会社 熱交換器およびその製造方法
WO2014076949A1 (ja) * 2012-11-14 2014-05-22 パナソニック株式会社 Al合金管の接合体、ならびに、これを用いた熱交換器
WO2014115512A1 (ja) * 2013-01-25 2014-07-31 株式会社デンソー 熱交換器用チューブ

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0255664A (ja) * 1988-08-18 1990-02-26 Furukawa Alum Co Ltd 熱交換器の製造方法
JPH1047875A (ja) * 1996-08-07 1998-02-20 Denso Corp 熱交換器、熱交換器用チューブ及び熱交換器の製造方法
JP2002071286A (ja) * 2000-08-24 2002-03-08 Toyo Radiator Co Ltd 熱交換器用偏平チューブおよびその製造方法
JP2004293811A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Kobe Steel Ltd オープンラック式気化器用伝熱管あるいはヘッダー管
JP2005037062A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Toyo Radiator Co Ltd アルミニューム製熱交換器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0255664A (ja) * 1988-08-18 1990-02-26 Furukawa Alum Co Ltd 熱交換器の製造方法
JPH1047875A (ja) * 1996-08-07 1998-02-20 Denso Corp 熱交換器、熱交換器用チューブ及び熱交換器の製造方法
JP2002071286A (ja) * 2000-08-24 2002-03-08 Toyo Radiator Co Ltd 熱交換器用偏平チューブおよびその製造方法
JP2004293811A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Kobe Steel Ltd オープンラック式気化器用伝熱管あるいはヘッダー管
JP2005037062A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Toyo Radiator Co Ltd アルミニューム製熱交換器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100990508B1 (ko) 2007-12-13 2010-10-29 주식회사 한국번디 열교환기의 제조방법
JP2010197002A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Furukawa-Sky Aluminum Corp 板折り曲げ式のアルミニウム製熱交換器用チューブ、アルミニウム製熱交換器及び板折り曲げ式のアルミニウム製熱交換器用チューブの製造方法
WO2013080611A1 (ja) * 2011-12-02 2013-06-06 古河スカイ株式会社 熱交換器およびその製造方法
JPWO2013080611A1 (ja) * 2011-12-02 2015-04-27 株式会社Uacj 熱交換器およびその製造方法
WO2014076949A1 (ja) * 2012-11-14 2014-05-22 パナソニック株式会社 Al合金管の接合体、ならびに、これを用いた熱交換器
JPWO2014076949A1 (ja) * 2012-11-14 2017-01-05 パナソニック株式会社 Al合金管の接合体、ならびに、これを用いた熱交換器
WO2014115512A1 (ja) * 2013-01-25 2014-07-31 株式会社デンソー 熱交換器用チューブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050106410A1 (en) Aluminium alloy to be used as fin material
JP2016221578A (ja) フラックスレスろう付け用アルミニウム複合材料
JP4023760B2 (ja) ろう付け性および耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金クラッド材
JP2006226613A (ja) 熱交換器用偏平チューブ
JP2010197002A (ja) 板折り曲げ式のアルミニウム製熱交換器用チューブ、アルミニウム製熱交換器及び板折り曲げ式のアルミニウム製熱交換器用チューブの製造方法
JPH07227695A (ja) ロウ付け用フラックス、熱交換器、及び熱交換器の製造法
WO2005005907A1 (ja) アルミニューム製熱交換器
JP2000204427A (ja) ろう付け性と耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金クラッド材
JP2010243063A (ja) 熱交換器用チューブ及び熱交換器
JP2006145060A (ja) アルミニウム熱交換器
JP2017002341A (ja) クラッド材、パイプの製造方法、パイプおよびパイプを用いた熱交換器
JP2005307251A (ja) 自動車熱交換器用アルミニウム合金クラッド材
JP2017002341A5 (ja)
JP2005314719A (ja) 自動車熱交換器用アルミニウム合金クラッド材
JP2007144496A (ja) 接合構造体及びその製造方法
JP6231800B2 (ja) 微細通路を備えた熱交換器用Al部材及びその製造方法
JP3774044B2 (ja) アルミニウム製熱交換器
JP3858685B2 (ja) アルミニウム熱交換器の製造方法
JP2015021159A (ja) 微細通路を備えた熱交換器用Al部材及びその製造方法
JP2007170805A (ja) ろう接構造体およびその製造方法
JP2005331176A (ja) 熱交換器
JP2005307252A (ja) 自動車熱交換器用アルミニウム合金クラッド材
JP5392814B2 (ja) ろう付け用フラックスの組成物を用いた熱交換器用チューブの製造方法
JP2005314774A (ja) 自動車熱交換器用アルミニウム合金クラッド材
JP4440550B2 (ja) アルミニューム製熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20070727

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070918

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071005

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100419

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100525

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02