JP2006220455A - 圧力センサおよびその取り付け構造 - Google Patents

圧力センサおよびその取り付け構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006220455A
JP2006220455A JP2005032089A JP2005032089A JP2006220455A JP 2006220455 A JP2006220455 A JP 2006220455A JP 2005032089 A JP2005032089 A JP 2005032089A JP 2005032089 A JP2005032089 A JP 2005032089A JP 2006220455 A JP2006220455 A JP 2006220455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
case
measured
pressure sensor
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005032089A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Makita
真宏 巻田
Seiichiro Otake
精一郎 大竹
Masatoshi Onoda
真稔 小野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005032089A priority Critical patent/JP2006220455A/ja
Publication of JP2006220455A publication Critical patent/JP2006220455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

【課題】 ケースに圧力検出素子を設けてなり、被測定部材にネジ結合されて取り付けられる圧力センサにおいて、部品点数の大幅な削減とシールに対する高い信頼性とを両立させる。
【解決手段】 ケース10と、ケース10に設けられ被測定圧力に応じた信号を出力する圧力検出素子20とを備える圧力センサ100において、ケース10には、圧力検出素子20へ被測定圧力を導入するための圧力導入通路14が設けられており、ケース10に、被測定部材200にネジ結合するためのネジ部材30がインサート成形されており、ネジ部材30を被測定部材200にネジ結合したときに、ケース10と被測定部材200との間でシール可能となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ケースに圧力検出素子を設けるとともに被測定部材にネジ結合されて取り付けられる圧力センサ、および、そのような圧力センサを被測定部材に取り付けてなる圧力センサの取り付け構造に関する。
この種の圧力センサは、一般に、ケースと、ケースに設けられ被測定圧力を受けてこの被測定圧力に応じた信号を出力する圧力検出素子とを備えて構成されている。
ここで、このような圧力センサにおける圧力検出素子としては、被測定圧力を受けて歪む歪み部を有したものが、一般に用いられる。このような圧力検出素子では、歪み部の表面は検出用素子が形成された素子形成面となっており、歪み部の裏面は検出用素子が形成されていない非形成面となっている。
具体的には、このような圧力検出素子としては、半導体基板の裏面側に凹部を形成し、この凹部に対応した表面側に歪み部としてのダイアフラムが形成されてなる構成としたものが一般的である。
そして、このような圧力検出素子において表面側には、拡散抵抗や配線部、さらには外部接続用の電極などの検出用素子が形成されている。一方、裏面側は、単にシリコンなどの面となっている。
従来では、このような圧力センサにおいて、圧力検出素子の表面側から被測定圧力を印加させるタイプ、すなわち表面受圧型の圧力センサが提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
このような表面受圧型の圧力センサでは、もし、その表面が直接、圧力媒体にさらされると、上記した拡散抵抗や配線などの検出用素子が劣化するなど、素子特性に悪影響が生じる。
そのため、表面受圧型の圧力センサでは、圧力検出素子の表面を圧力媒体と隔絶するために、圧力検出素子と圧力導入部との間に、メタルダイアフラムやオイルなどを介在させている。そして、被測定圧力をメタルダイアフラムで受圧し、封入されているオイルを介して圧力検出素子に伝達し、圧力を検出するものとなっている。
また、この表面受圧型の圧力センサでは、圧力検出素子が設置されているケースを、ネジ部材を介して、被測定部材にネジ結合している。そのため、ケースとネジ部材との間の圧力漏れを防止するために、ケースとネジ部材との間にOリングなどのシール部材を介在させている。
特開平7−209115号公報 特開平7−243926号公報
ところで、本発明者らは、従来の表面受圧型の圧力センサに対して、裏面受圧型とすることを考えた。
上述したように、圧力検出素子において表面側には、拡散抵抗や配線部、さらには外部接続用の電極などの検出用素子が形成されているが、一方、裏面側は、単にシリコンなどの面となっている。そのため、裏面側から被測定圧力が導入され、当該裏面側が圧力媒体にさらされても問題はない。
そのため、裏面受圧型とすれば、上記した表面受圧型の圧力センサのような圧力検出素子を圧力媒体から隔絶するためのメタルダイアフラムやオイルなどの部品が不要となり、さらなる部品点数の削減が図れ、コスト低減に効果的となる。
図9は、本発明者らが試作した試作品としての裏面受圧型の圧力センサの概略的な断面構成を示す図である。
図9に示される圧力センサにおいては、樹脂などからなるケース10には、その側面に、蓋15により封止された圧力検出室11が設けられており、その圧力検出室11内に、圧力検出素子20が設けられている。そして、ここでは、圧力検出素子20はガラス台座22を介して圧力検出室11内に設けられている。
この場合の圧力検出素子10は、その裏面20b側に凹部が形成されており、この凹部に対応した表面20a側に歪み部としてのダイアフラム21を有する半導体基板からなるものである。また、ケース10には、圧力検出素子20からの信号を取り出すためのターミナル12がインサート成形などにより設けられている。このターミナル12は、一端部12aがケース10の軸一端側に位置し、他端部12bがケース10の軸他端側に延びるように配置されている。
そして、ターミナル12の他端部12bは、圧力検出室11内に露出しており、圧力検出室11内にて、圧力検出素子20の表面20aとターミナル12の他端部12bとがボンディングワイヤ13により結線され電気的に接続されている。
また、ケース10には、ケース10の軸他端側に開口部14aを有する圧力導入通路14が設けられており、この圧力導入通路14の開口部14aから圧力検出室11へ被測定圧力が導入されるようになっている。
そして、圧力検出室11内において、圧力検出素子20が、その裏面20bを圧力導入通路14に面した状態で収納されるとともに、圧力導入通路14からの被測定圧力が、圧力検出素子20の裏面20bに印加されるようになっている。
かかる圧力センサにおいては、被測定圧力は、ケース10の圧力導入通路14を介して圧力検出室11へ導入され、圧力検出素子20の裏面20bに印加される。すると、圧力検出素子20のダイアフラム21が歪み、この歪みに基づいて、被測定圧力に応じた電気信号がセンサ信号として、圧力検出素子20から出力される。このセンサ信号は、ボンディングワイヤ13、ターミナル12を介して、外部へ伝達される。
そして、図9に示されるように、このような裏面受圧型の圧力センサにおいては、従来の表面受圧型の圧力センサのような圧力検出素子と圧力媒体とを隔絶するためのメタルダイアフラムやオイルなどの部品を省略することができる。
ところで、この裏面受圧型の圧力センサにおいても、被測定部材に圧力センサをネジ結合により取り付けるため、外周にネジ部J31を有するとともに圧力導入孔J32を有するネジ部材としての金属製のハウジングJ30を、ケース10にかしめなどにより取り付ける必要がある。
そして、このハウジングJ30を、センサ取付用Oリング40を介して被測定部材にネジ結合することで、圧力センサが取り付けられる。また、このハウジングJ30の外周に設けられた取付用Oリング40により、被測定圧力の漏れが防止される。
しかし、図9に示されるように、この裏面受圧型の圧力センサにおいても、ケース10とネジ部材としてのハウジングJ30との間に、ケース封止用OリングJ40などを介在させることで、シール部を形成する必要があり、そのための部品が追加されるため、表面受圧型に比べて部品点数の削減効果が小さくなる。
また、図9に示される試作品では、被測定圧力の漏れを防止するためのシール部が、2つのOリング40、J40に対応して2箇所存在するため、シール対する信頼性が低下するという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ケースに圧力検出素子を設けてなり、被測定部材にネジ結合されて取り付けられる圧力センサにおいて、部品点数の大幅な削減とシールに対する高い信頼性とを両立させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ケース(10)と、ケース(10)に設けられ被測定圧力に応じた信号を出力する圧力検出素子(20)とを備える圧力センサにおいて、ケース(10)には、圧力検出素子(20)へ被測定圧力を導入するための圧力導入通路(14)が設けられており、ケース(10)に、被測定部材(200)にネジ結合するためのネジ部材(30)がインサート成形されており、ネジ部材(30)を被測定部材(200)にネジ結合したときに、ケース(10)と被測定部材(200)との間でシール可能となっていることを特徴としている。
それによれば、ケース(10)自身に圧力導入通路(14)を設けることにより、ケース(10)に設けられた圧力検出素子(20)へ被測定圧力が導かれるため、適切な圧力検出が可能となる。
また、本発明では、ケース(10)自身に、ネジ部材(30)をインサート成形して一体化しており、ケース(10)の部分にて被測定部材(200)との間をシールするようにしているため、従来のようなネジ部材(30)とケース(10)との間をシールするための部材が不要となる。
ここで、ケース(10)をネジ部材(30)によって被測定部材(200)にネジ結合したときに、もし、ネジ部材(30)と被測定部材(200)との間でのみシールされるようにした場合には、ケース(10)とこれにインサートされたネジ部材(30)との界面の微小な隙間から被測定圧力が漏れる可能性がある。
しかし、本発明では、ケース(10)がシール面であり、当該ネジ結合されたときに、ケース(10)と被測定部材(200)との間でシールされるため、このシールされた部分によって、ケース(10)とネジ部材(30)との界面の微小な隙間から被測定圧力が漏れることはない。つまり、被測定圧力の漏れを防止するためのシール部は、ケース(10)と被測定部材(200)との間に1箇所あればよいことになる。
よって、本発明によれば、ケース(10)に圧力検出素子(20)を設けてなり、被測定部材(200)にネジ結合されて取り付けられる圧力センサにおいて、部品点数の大幅な削減とシールに対する高い信頼性とを両立させることができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の圧力センサにおいては、ケース(10)は樹脂からなり、ネジ部材(30)は金属からなるものにできる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の圧力センサにおいて、前記ネジ部材(30)は、被測定部材(200)にネジ結合されたときに、被測定部材(200)における軸力受け面(220)に重なるようになっていることを特徴としている。
ネジ部材(30)が軸力受け面(220)に重なるようになっていない場合、被測定部材(200)にネジ結合した時、その軸力をネジ部材(30)が軸力を受けず、ケース樹脂部(10a)が軸力を受け、ケース樹脂部が軸力方向に延びるようになる。そのため、ネジ部材(30)がインサートされているケース(10)が、そのケース樹脂部(10a)の延びによりクリープなどを引き起こし、ネジ結合の緩みやシール不良などを発生させる恐れがある。
その点、本発明によれば、ネジ部材(30)は、被測定部材(200)にネジ結合されたときに、被測定部材(200)における軸力受け面(220)に重なるようになっているため、ネジ結合の軸力は、この被測定部材(200)の軸力受け面(220)にて受けられることになり、上記したネジ部材(30)の延びを抑制することができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3に記載の圧力センサにおいて、前記ネジ結合の回転方向へのケース(10)とネジ部材(30)との間の位置ズレを防止するための回り止め部(32a、32b、32c、32d)が、備えられていることを特徴としている。
それによれば、ケース(10)をネジ部材(30)を介して被測定部材(200)にネジ結合するときに、ネジ結合の回転方向へのケース(10)とネジ部材(30)との間の位置ズレを防止することができ、好ましい。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4に記載の圧力センサにおいて、ネジ部材(30)は、ケース(10)の外周面に設けられていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項4に記載の圧力センサにおいて、ネジ部材(30)は、ケース(10)の内周面に設けられていることを特徴としている。
このように、上記請求項1〜請求項4に記載の各圧力センサにおいては、ネジ部材(30)は、ケース(10)の外周面に設けられていてもよいし、ケース(10)の内周面に設けられていてもよい。
また、請求項7に記載の発明では、請求項1〜請求項6に記載の圧力センサにおいて、圧力検出素子(20)は、被測定圧力を受けて歪む歪み部(21)を有するものであり、歪み部(21)の表面(20a)は検出用素子(21a、21b)が形成された素子形成面となっており、歪み部(21)の裏面(20b)は検出用素子(21a、21b)が形成されていない非形成面となっており、圧力検出素子(20)は、歪み部(21)の裏面(20b)を圧力導入通路(14)に面した状態でケース(10)に配置されるとともに、圧力導入通路(14)からの被測定圧力が、歪み部(21)の裏面(20b)側から印加されるようになっていることを特徴としている。
それによれば、圧力検出素子(20)において検出用素子(21a、21b)が形成されていない非形成面である歪み部(21)の裏面(20b)側から被測定圧力が印加される構成、すなわち裏面受圧型の圧力センサを実現できる。
上述したように、この圧力検出素子(20)の裏面(20b)は、圧力媒体にさらされても問題はないことから、当該裏面(20b)を圧力媒体と隔絶することは不要である。そのため、本圧力センサにおいては、上記した表面受圧型のようなメタルダイアフラムやオイルなどの部品を省略することができ、さらなる部品点数の削減、コスト低減を図ることができる。
ここで、請求項8に記載の発明のように、請求項7に記載の圧力センサにおいては、圧力検出素子(20)は、裏面(20b)側に凹部が形成され、この凹部に対応した表面(20a)側に歪み部としてのダイアフラム(21)を有する半導体基板からなるものにできる。
請求項9に記載の発明では、ケース(10)と、ケース(10)に設けられ被測定圧力に応じた信号を出力する圧力検出素子(20)とを備える圧力センサ(100、110)を有し、この圧力センサ(100、110)を被測定部材(200)にネジ結合により取り付けてなる圧力センサの取付構造において、ケース(10)には、圧力検出素子(20)へ被測定圧力を導入するための圧力導入通路(14)が設けられており、ケース(10)にはネジ部材(30)がインサート成形されており、ケース(10)は、ネジ部材(30)を介して被測定部材(200)にネジ結合されており、ケース(10)と被測定部材(200)との間には、これら両部材に接した状態でシール部材(40)が介在しており、このシール部材(40)を介してケース(10)と被測定部材(200)との間がシールされていることを特徴としている。
本発明においても、ケース(10)自身に圧力導入通路(14)を設けることにより、ケース(10)に設けられた圧力検出素子(20)へ被測定圧力が導かれるため、適切な圧力検出が可能となる。
また、ケース(10)自身に、ネジ部材(30)をインサート成形して一体化しており、ケース(10)の部分にて被測定部材(200)との間をシールするようにしているため、従来のようなネジ部材(30)とケース(10)との間をシールするための部材が不要となる。
そして、本発明では、当該ネジ結合されたケース(10)と被測定部材(200)との間がシール部材(40)を介してシールされているため、このシールされた部分によって、ケース(10)とネジ部材(30)との界面の微小な隙間から被測定圧力が漏れることはない。つまり、被測定圧力の漏れを防止するためのシール部は、ケース(10)と被測定部材(200)との間に1箇所あればよいことになる。
よって、本発明によれば、ケース(10)に圧力検出素子(20)を設けてなり、被測定部材(200)にネジ結合されて取り付けられる圧力センサにおいて、部品点数の大幅な削減と高いシール信頼性とを両立させることのできる圧力センサの取り付け構造を提供することができる。
ここで、請求項10に記載の発明のように、請求項9に記載の圧力センサの取り付け構造においては、ケース(10)は樹脂からなり、前記ネジ部材(30)は金属からなるものにできる。
また、請求項11に記載の発明では、請求項9または請求項10に記載の取り付け構造において、ネジ部材(30)は、被測定部材(200)にネジ結合されたときに、被測定部材(200)における軸力受け面(220)に重なるようになっていることを特徴としている。
それによれば、上記請求項3に記載の発明にて述べたように、ネジ結合の軸力によるネジ部材(30)の延びを抑制することができ、ネジ結合の緩みやシール不良などを抑制することができる。
また、請求項12に記載の発明では、請求項9〜請求項11に記載の取り付け構造において、前記ネジ結合の回転方向へのケース(10)とネジ部材(30)との間の位置ズレを防止するための回り止め部(32a、32b、32c、32d)が、備えられていることを特徴としている。
それによれば、ケース(10)をネジ部材(30)を介して被測定部材(200)にネジ結合するときに、ネジ結合の回転方向へのケース(10)とネジ部材(30)との間の位置ズレを防止することができ、好ましい。
また、請求項13に記載の発明では、請求項9〜請求項12に記載の圧力センサの取り付け構造において、ネジ部材(30)は、ケース(10)の外周面に設けられていることを特徴としている。
また、請求項14に記載の発明では、請求項9〜請求項12に記載の圧力センサの取り付け構造において、ネジ部材(30)は、ケース(10)の内周面に設けられていることを特徴としている。
このように、上記請求項1〜請求項12に記載の各々の取り付け構造においても、ネジ部材(30)は、ケース(10)の外周面に設けられていてもよいし、ケース(10)の内周面に設けられていてもよい。
また、請求項15に記載の発明では、請求項9〜請求項14に記載の取り付け構造において、圧力検出素子(20)は、被測定圧力を受けて歪む歪み部(21)を有するものであり、歪み部(21)の表面(20a)は検出用素子(21a、21b)が形成された素子形成面となっており、歪み部(21)の裏面(20b)は検出用素子(21a、21b)が形成されていない非形成面となっており、圧力検出素子(20)は、歪み部(21)の裏面(20b)を圧力導入通路(14)に面した状態でケース(10)に配置されるとともに、圧力導入通路(14)からの被測定圧力が、歪み部(21)の裏面(20b)側から印加されるようになっていることを特徴としている。
それによれば、上述したように、圧力検出素子(20)において検出用素子(21a、21b)が形成されていない非形成面である歪み部(21)の裏面(20b)側から被測定圧力が印加される構成、すなわち裏面受圧型の圧力センサを有する取り付け構造が実現できるため、上記した表面受圧型のようなメタルダイアフラムやオイルなどの部品を省略することができ、さらなる部品点数の削減、コスト低減が図れる。
ここで、請求項16に記載の発明のように、請求項15に記載の取り付け構造において、圧力検出素子(20)としては、裏面(20b)側に凹部が形成され、この凹部に対応した表面(20a)側に歪み部としてのダイアフラム(21)を有する半導体基板からなるものを採用できる。
また、請求項17に記載の発明のように、請求項8〜請求項16に記載の圧力センサの取り付け構造においては、前記シール部材としては、Oリング(40)を採用することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサ100を被測定部材200に取り付けた状態、すなわち圧力センサ100の取り付け構造の概略断面構成を示す図である。
この圧力センサ100は、たとえば自動車に搭載され、エアコンの冷媒圧や自動車のエンジンや駆動系の潤滑用オイル圧を検出する圧力センサ等に適用できる。
[構成等]
本実施形態の圧力センサ100は、ケースとしてのコネクタケース(ケースプラグ)10を備えている。
このコネクタケース10は、本例では、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂を型成形することにより作られており、本例では、図1中の上下方向に延びる縦長状をなしている。ここで、図1において、コネクタケース10の上端を軸一端、下端を軸他端と言うことにする。
このコネクタケース10には、圧力検出室11が設けられている。ここでは、コネクタケース10における軸一端と軸他端との間の側面に、凹部としての圧力検出室11が設けられている。
この圧力検出室11には、被測定圧力に応じた信号を出力する圧力検出素子としてのセンサチップ20が配設されている。本例のセンサチップ20は、被測定圧力を受けて歪む歪み部を有するもの、すなわち歪みゲージとして機能するものである。
図2は、図1中のセンサチップ20の拡大断面図である。本例のセンサチップ20は、シリコン半導体などの半導体基板に対して歪み部としてのダイアフラム21を形成し、このダイアフラム21が受けた圧力を電気信号に変換し、この電気信号をセンサ信号として出力する半導体ダイアフラム式のものである。
より具体的には、図2に示されるように、センサチップ20は、裏面(図2中の右面)20b側に凹部が形成され、この凹部に対応した表面(図2中の左面)20a側に歪み部としてのダイアフラム21を有する半導体基板からなるものである。
また、図2に示されるように、センサチップ20において、ダイアフラム21の表面20aには、拡散抵抗21aや図示しない配線部、さらにはボンディングワイヤ接続用の電極21bなどの検出用素子21a、21bが形成されており、ダイアフラム21の裏面20bには、そのような検出用素子が形成されていない。
つまり、センサチップ20において、ダイアフラム21の表面20aは、検出用素子21a、21bが形成された素子形成面となっており、ダイアフラム21の裏面20bは検出用素子21a、21bが形成されていない非形成面すなわち単なるシリコンの面となっている。
このようなセンサチップ20は、たとえば、半導体基板の表面側に、半導体製造技術を用いて、上記拡散抵抗や配線、電極などを形成するとともに、半導体基板の裏面側からエッチングにより凹部を形成し、それによってダイアフラム21を形成することで、作られる。
そして、センサチップ20の裏面20b側には、当該裏面20bの凹部に通じる貫通孔22aを有するガラス台座22が、陽極接合などにより接合され、センサチップ20と一体化されている。
そして、ガラス台座22と一体化されたセンサチップ20は、このガラス台座22を圧力検出室11の底面に、図示しない接着剤を介して接着することで、コネクタケース10に搭載され固定されている。
なお、このガラス台座22とコネクタケース10とを接着する接着剤は、冷媒などの圧力媒体に対する耐性に優れたものであり、たとえばポリアミドイミド系樹脂、ポリイミド系樹脂またはエポキシ系樹脂からなる接着剤を採用することができる。
また、図1に示されるように、コネクタケース10には、センサチップ20と外部の回路等とを電気的に接続するための金属製棒状のターミナル(コネクタピン)12が、複数本設けられている。
本例では、ターミナル12は黄銅にNiメッキ等のメッキ処理を施した材料よりなり、インサートモールドによりコネクタケース10と一体に成形されることによりコネクタケース10内にて保持されている。
図1に示されるように、ターミナル12の一端部12aは、コネクタケース10の軸一端側にて露出しており、たとえばワイヤハーネス等の外部配線部材(図示せず)を介して外部回路(たとえば車両のECU等)に電気的に接続できるようになっている。
つまり、コネクタケース10の軸一端側の部分は、そこに露出するターミナル12の一端部12aとともに、圧力センサ100を外部に接続するためのコネクタ部として構成されている。
また、ターミナル12の中間部はコネクタケース10に埋設されており、ターミナル12は、その他端部12bがコネクタケース10の軸他端側に延びるように配置されている。そして、ターミナル12の他端部12bは、圧力検出室11内にてセンサチップ20の周囲に露出している。
そして、図1に示されるように、圧力検出室11の内部にて、センサチップ20の表面20aの上記電極21b(図2参照)とターミナル12の他端部12bとが、ボンディングワイヤ13を介して結線され電気的に接続されている。このボンディングワイヤ13は、ワイヤボンディングにより形成されたAu(金)やAl(アルミ)などからなるものである。
こうして、本実施形態の圧力センサ100においては、センサチップ20と外部との間の信号の伝達は、ボンディングワイヤ13およびターミナル12を介して行われるようになっている。
また、図1に示されるように、コネクタケース10には、コネクタケース10の軸他端側に開口部14aを有し当該開口部14aから圧力検出室11へ被測定圧力を導入するための圧力導入通路14が設けられている。
ここでは、圧力導入通路14は、コネクタケース10の軸他端側に開口部14aから、コネクタケース10の軸一端側に沿って延び、圧力検出室11に対応する部位で曲がって径方向に進路を変え、圧力検出室11に至る略L字形状の通路となっている。
なお、圧力導入通路14は、この図1に示されるようなL字形状に限定されるものではないことはもちろんであり、たとえば、R字形状や、上記開口部14aから圧力検出室11まで斜めにストレートに延びる形状の通路であってもよい。これらの圧力導入通路14は、型成形や切削加工などにより容易に形成することができる。
そして、圧力検出室11において、圧力検出素子としての上記センサチップ20が、その裏面20bを圧力導入通路14に面した状態で収納されている。ここでは、センサチップ20は、ガラス台座22を介してコネクタケース10に固定されており、圧力導入通路14とガラス台座22の貫通孔22aとが連通している。
それにより、圧力導入通路14からの被測定圧力は、センサチップ20に対してセンサチップ20の裏面20b側から漏れなく印加されるようになっている。つまり、このような裏面受圧型を採用することで、センサチップ20の裏面20bが直接、圧力媒体にさらされるようになっている。
さらに、図1に示されるように、コネクタケース10の側面には、圧力検出室11を閉塞する蓋15が取り付けられている。この蓋15は、樹脂、セラミック、金属などどのような材質であってもよく、コネクタケース10との固定方法も、接着、溶着などを採用することができる。そして、この蓋15によって圧力検出室11が封止されている。
また、図1に示されるように、本実施形態の圧力センサ100においては、コネクタケース10の軸他端側の部分には、コネクタケース10の径方向に突出した突出部10aが設けられている。
そして、コネクタケース10の軸他端側の部分は、被測定部材200に形成されたネジ穴210に挿入されており、コネクタケース10の上記突出部10aが、被測定部材200のネジ穴210の開口縁部としての軸力受け面220に、押しつけられるように、接している。
そして、コネクタケース10において、突出部10aよりも軸他端側の部位には、被測定部材200にネジ結合するためのネジ部材30がインサート成形されている。本実施形態では、ネジ部材30は、円筒形状をなすもので、その外周面にネジが形成され、中空部にコネクタケース10が充填された形となっている。そして、本実施形態では、ネジ部材30は、コネクタケース10の外周面に設けられている。
そして、コネクタケース10の軸他端側の部分を、被測定部材200のネジ穴210に挿入し、このネジ部材30とネジ穴210とをネジ締めしながら、さらに挿入していくことにより、ネジ部材30とネジ穴210とがネジ結合された状態となる。
このネジ部材30は、ステンレス、アルミニウム、銅などの金属などからなるものである。なお、ネジ部材30を構成する金属としては、被測定圧力となる圧力媒体に対する耐性や、被測定部材200との相性などを考慮して、適宜選択する。
このネジ部材30がインサート成形されて一体化されたコネクタケース10は、上記した樹脂からなるコネクタケース10を型成形するときに、その型内にネジ部材30をセットし、樹脂を充填することにより、作ることができる。
また、本圧力センサ100においては、ネジ部材30を被測定部材200にネジ結合したときに、コネクタケース10と被測定部材200との間でシール可能となっている。
つまり、図1に示されるように、圧力センサ100を被測定部材200に取り付けた構造において、コネクタケース10と被測定部材200との間には、これら両部材10、200に接した状態でシール部材40が介在しており、このシール部材40を介してコネクタケース10と被測定部材200との間がシールされている。
より具体的に言うならば、本例ではシール部材40はセンサ取付用のOリングであり、このOリング40は、コネクタケース10の軸他端側の外周面に配置されて、被測定部材200のネジ穴210に配置されている。
そして、図1に示されるように、Oリング40の上面41とコネクタケース10の突出部10aの下面とが密着してシールされ、一方、Oリング40の下面42と被測定部材200のネジ穴210の内周面とが密着してシールされている。このように、本実施形態のにおいては、圧力センサ100における被測定部材200とのシール面は、ネジ部材30の面ではなく、コネクタケース10を構成する樹脂の面である。
また、図1に示されるように、ネジ部材30は、コネクタケース10の突出部10a内にて、コネクタケース10の径方向に曲がった曲がり部31を有している。そして、この曲がり部31は、ネジ部材30が被測定部材200にネジ結合されたときに、被測定部材200における軸力受け面220に重なるようになっている。
[製造方法等]
次に、上記圧力センサ100の製造方法について述べる。ターミナル12およびネジ部材30がインサート成形され、圧力検出室11および圧力導入通路14が形成されたコネクタケース10を用意する。
そして、ガラス台座22が一体化されたセンサチップ20を用意し、このセンサチップ20におけるダイアフラム21の裏面20bを圧力導入通路14に面した状態で、センサチップ20を圧力検出室11内へ配置し、ガラス台座22を介してコネクタケース10に接着する。
次に、ワイヤボンディングを行って、ターミナル12の他端部12bとセンサチップ20の表面20aとをボンディングワイヤ13を介して結線する。その後、蓋15をコネクタケース10に取り付け、圧力検出室11を封止する。こうして、図1に示される圧力センサ100ができあがる。
かかる圧力センサ100は、シール部材40としてのOリング40を介して、被測定部材200のネジ穴210に挿入され、ネジ部材30とネジ穴210とをネジ締めを行うことにより、被測定部材200に取り付けられる。
そして、被測定部材200からの圧力媒体が、コネクタケース10の圧力導入通路14の開口部14aから、圧力センサ100内に導入される。この圧力媒体は、たとえば上記したエアコンの冷媒や自動車の潤滑用オイル等である。
導入された圧力媒体の圧力すなわち被測定圧力は、コネクタケース10の圧力導入通路14を介して圧力検出室11へ導入され、センサチップ20の裏面20bに印加される。すると、センサチップ20のダイアフラム21が歪み、この歪みに基づいて、被測定圧力に応じた電気信号がセンサ信号として、センサチップ20から出力される。
このセンサ信号は、センサチップ20からボンディングワイヤ13、ターミナル12を介して、上記外部回路(たとえば車両のECU等)へ伝達される。このようにして、本圧力センサ100における圧力検出がなされる。
[効果等]
ところで、本実施形態によれば、ケース10と、ケース10に設けられ被測定圧力に応じた信号を出力する圧力検出素子としてのセンサチップ20とを備える圧力センサにおいて、ケース10には、センサチップ20へ被測定圧力を導入するための圧力導入通路14が設けられており、ケース10に、被測定部材200にネジ結合するためのネジ部材30がインサート成形されており、ネジ部材30を被測定部材200にネジ結合したときに、ケース10と被測定部材200との間でシール可能となっていることを特徴とする圧力センサ100が提供される。
また、本実施形態によれば、ケース10と、ケース10に設けられ被測定圧力に応じた信号を出力する圧力検出素子としてのセンサチップ20とを備える圧力センサ100を有し、この圧力センサ100を被測定部材200にネジ結合により取り付けてなる圧力センサの取付構造において、ケース10には、センサチップ20へ被測定圧力を導入するための圧力導入通路14が設けられており、ケース10にはネジ部材30がインサート成形されており、ケース10は、ネジ部材30を介して被測定部材200にネジ結合されており、ケース10と被測定部材200との間には、これら両部材10、200に接した状態でシール部材40が介在しており、このシール部材40によってケース10と被測定部材200との間がシールされていることを特徴とする圧力センサの取付構造を提供することができる。
このような圧力センサおよびその取り付け構造が提供される本実施形態によれば、ケース10自身に圧力導入通路14を設けることにより、ケース10に設けられた圧力検出素子としてのセンサチップ20へ被測定圧力が導かれるため、適切な圧力検出を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、ケース10自身に、ネジ部材30をインサート成形して一体化しており、ケース10の部分にて被測定部材200との間をシールするようにしているため、従来のようなネジ部材30とケース10との間をシールするためのOリング(たとえば、上記図9中のケース封止用OリングJ40)などの部材が不要となる。
図3は、上記図1におけるネジ部材30近傍部を拡大して示す断面図である。樹脂などからなるケース10にインサート成形されたネジ部材30において、ケース10とネジ部材30との界面には、微小な隙間が存在することがある。
すると、図3中の矢印に示されるように、被測定圧力は、ケース10とネジ部材30との界面から漏れる場合が生じる。
ここで、ケース10をネジ部材30によって被測定部材200にネジ結合したときに、もし、ネジ部材30と被測定部材200との間でのみシールされるようにした場合には、ケース10とネジ部材30との界面の微小な隙間から被測定圧力が漏れてしまう可能性がある。
しかし、本実施形態では、上述したように、Oリング40の上面41とコネクタケース10の突出部10aの下面とが密着してシールされ、一方、Oリング40の下面42と被測定部材200のネジ穴210の内周面とが密着してシールされている。つまり、ケース10の突出部10aの下面が、シール部材としてのOリング40を介してシールされており、このケース10がシール面となっている。
そのため、ネジ部材30がネジ結合されたときに、ケース10と被測定部材200との間でOリング40を介してシール部が構成され、このシール部によって、ケース10とネジ部材30との界面の微小な隙間から被測定圧力が漏れることはない。
つまり、本実施形態においては、被測定圧力の漏れを防止するためのシール部は、圧力センサ100を被測定部材200に取り付けた状態において、ケース10と被測定部材200との間に1箇所あればよいことになる。
このように、本実施形態によれば、ケース10にセンサチップ20を設けてなり、被測定部材200にネジ結合されて取り付けられる圧力センサ100において、部品点数の大幅な削減とシールに対する高い信頼性とを両立させることができる。
ここで、本実施形態の圧力センサおよびその取り付け構造においては、ケース10は樹脂からなり、ネジ部材30は金属からなることも特徴のひとつである。
また、上述したが、本実施形態の圧力センサおよびその取り付け構造においては、ネジ部材30は、被測定部材200にネジ結合されたときに、被測定部材200における軸力受け面220に重なるようになっていることも特徴のひとつである。
ネジ部材30が軸力受け面220に重なるようになっていない場合、被測定部材200にネジ結合した時、その軸力をネジ部材30が受けず、上記突出部10aすなわちケース樹脂部10aが軸力を受け、ケース樹脂部が上記図1中の上下方向すなわち軸力方向に延びるようになる。そのため、ネジ部材30がインサートされているケース10が、そのケース樹脂部10aの延びによりクリープなどを引き起こし、ネジ結合の緩みやシール不良などを発生させる恐れがある。
その点、本実施形態によれば、ネジ部材30は、被測定部材200にネジ結合されたときに、被測定部材200における軸力受け面220に重なるようになっているため、ネジ結合の軸力は、この被測定部材200の軸力受け面220にて受けられる構成を実現することができる。
そのため、上記したケース10の延びを抑制することができ、ケース10のクリープやそれによるネジ結合の緩みなどの不良を防止することができる。
また、本実施形態においては、ネジ部材30は、ケース10の外周面に設けられていることも特徴のひとつである。
また、本実施形態においては、圧力検出素子20として、被測定圧力を受けて歪む歪み部としてのダイアフラム21を有するものであり、ダイアフラム21の表面20aは検出用素子21a、21bが形成された素子形成面となっており、ダイアフラム21の裏面20bは検出用素子21a、21bが形成されていない非形成面となっているセンサチップ20を採用したことも特徴のひとつである。
そして、本実施形態においては、このようなセンサチップ20を、ダイアフラム21の裏面20bを圧力導入通路14に面した状態でケース10に配置するとともに、圧力導入通路14からの被測定圧力が、ダイアフラム21の裏面20b側から印加されるようにしたことも特徴のひとつである。
それによれば、センサチップ20において検出用素子21a、21bが形成されていない非形成面であるダイアフラム21の裏面20b側から被測定圧力が印加される構成、すなわち裏面受圧型の圧力センサを実現できる。
上述したように、このようなセンサチップ20の裏面20bは、圧力媒体にさらされても問題はないことから、当該裏面20bを圧力媒体と隔絶することは不要である。そのため、本圧力センサ100においては、上記した表面受圧型のようなメタルダイアフラムやオイルなどの部品を省略することができ、さらなる部品点数の削減、コスト低減を図ることができる。
ここで、上述したように、本実施形態においては、このようなセンサチップ20として、裏面20b側に凹部が形成され、この凹部に対応した表面20a側に歪み部としてのダイアフラム21を有する半導体基板からなるものを採用していることも特徴のひとつである。
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について、図4、図5、図6、図7を参照して述べる。これら図4〜図7は、回り止め部32a、32b、32c、32dが設けられたネジ部材を示す図である。また、図4〜図7において、(a)はネジ部材30の上面図、(b)は断面図である。
図4に示される第1の例では、回り止め部32aを、ネジ部材30に形成された穴32aとしている。図5に示される第2の例では、回り止め部32bを、ネジ部材に形成された突起32bとしている。
また、図6に示される第3の例では、回り止め部32cを、ネジ部材30に形成されたスリット32cとしている。図7に示される第4の例では、回り止め部32dを、ネジ部材30に形成された段差32dとしている。
このような回り止め部32a〜32dを形成することにより、ケース10をネジ部材30を介して被測定部材200にネジ結合する際に、この回り止め部32a〜32dがケース10に引っかかるようになるため、当該ネジ結合の回転方向へのケース10とネジ部材30との間の位置ズレを防止することができる。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサ110を被測定部材200に取り付けた状態、すなわち圧力センサの取り付け構造において、ネジ部材30の近傍部の概略断面構成を示す図である。主として上記実施形態との相違点を述べる。
本実施形態においても、ケース10と、ケース10に設けられたセンサチップ20とを備える圧力センサにおいて、ケース10には、圧力導入通路14およびインサート成形されたネジ部材30が設けられており、ネジ部材30を被測定部材200にネジ結合したときに、ケース10と被測定部材200との間でシール可能となっていることを特徴とする圧力センサ110が提供される。
また、本実施形態においても、ケース10と、ケース10に設けられたセンサチップ20とを備える圧力センサ110を有し、この圧力センサ110を被測定部材200にネジ結合により取り付けてなる圧力センサの取付構造において、ケース10には、圧力導入通路14およびインサート成形されたネジ部材30が設けられており、ケース10は、ネジ部材30を介して被測定部材200にネジ結合されており、ケース10と被測定部材200との間には、これら両部材10、200に接した状態でシール部材40が介在しており、このシール部材40によってケース10と被測定部材200との間がシールされていることを特徴とする圧力センサの取付構造を提供することができる。
ここにおいて、上記第1実施形態においては、ネジ部材30は、ケース10の外周面に設けられていたが、本実施形態の圧力センサ110では、図8に示されるように、ネジ部材30は、ケース10の内周面に設けられていることが主たる相違点である。本実施形態では、ネジ部材30は、円筒形状をなすもので、その内周面にネジが形成され、その外周面がコネクタケース10との界面を構成している。
そして、このような相違点に伴い、本実施形態では、圧力センサ110が取り付けられる被測定部材200の構成も一部変更されている。
すなわち、図8に示されるように、被測定部材200には、軸力受け面220から突出するネジ部230が形成されており、このネジ部230の内部には、被測定圧力が導出される穴240が設けられている。
また、コネクタケース10においては、突出部10aよりも軸他端側に筒状の筒部10bが設けられており、ネジ部材30は、このケース10の筒部10bの内周面に設けられている。
そして、コネクタケース10の筒部10bに被測定部材200のネジ部230が挿入されるように、コネクタケース10を被測定部材200に配置し、ネジ部材30と被測定部材200のネジ部230とのネジ締めを行うことにより、圧力センサ110と被測定部材200とがネジ結合される。
ここで、コネクタケース10の筒部10bの内周面がシール面となっており、この筒部10bの内周面と被測定部材200のネジ部230の外周面とがOリング40を介してシールされている。つまり、本実施形態の圧力センサ110においても、ケース10の面がシール面となっている。
そのため、本実施形態においても、ケース10と被測定部材200との間でOリング40を介してシール部が構成され、この1箇所のシール部によって、ケース10とネジ部材30との界面の微小な隙間から被測定圧力が漏れることは防止される。そして、従来のようなネジ部材30とケース10との間をシールするためのOリングなどの部材を、不要とすることができる。
また、本実施形態では、ネジ部材30には、コネクタケース10における圧力導入通路14の開口部14aに連通する開口部33が設けられている。そして、このネジ部材30の開口部33を介して、圧力導入通路14に被測定圧力を導入し、センサチップ20へ導くことができる。
つまり、本実施形態においても、ケース10自身に圧力導入通路14を設けることにより、ケース10に設けられた圧力検出素子としてのセンサチップ20へ被測定圧力が導かれるため、適切な圧力検出を行うことが可能となる。
このように、本実施形態によっても、ケース10にセンサチップ20を設けてなり、被測定部材200にネジ結合されて取り付けられる圧力センサ110において、部品点数の大幅な削減とシールに対する高い信頼性とを両立させることができる。
また、図8に示されるように、ネジ結合の終了時には、圧力センサ110におけるコネクタケース10の筒部10bの先端面が、被測定部材200におけるネジ部230の周囲に位置する軸力受け面220に接した状態となる。
そのため、本実施形態においては、ネジ部材30のうちケース10の筒部10bの内周面に沿って延びる部分が、被測定部材200における軸力受け面220に重なるようになっている。
このことから、本実施形態においても、上記実施形態と同様に、ネジ結合の軸力は、被測定部材200の軸力受け面220にて受けられる構成になるため、上記したネジ部材30の延びを抑制することができ、ケース10のクリープやネジ結合の緩みなどの不良を防止することができる。
また、本実施形態においても、ネジ部材30には、上記実施形態に示したようなネジ結合の回転方向へのケース10とネジ部材30との間の位置ズレを防止するための回り止め部を設けてよい。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、圧力検出素子20は、ケースの軸一端と軸他端との間の側面に実装したものであったが、ケースにおける圧力検出素子の配置部位は、ケースのどこでもよい。
また、上記実施形態に示したケース10の構成は、一具体例を示したものであり、これに限定されるものではない。たとえば、上記実施形態では、ケース10は外部との電気的な接続が可能なコネクタケースとして、ターミナル12を有する構成となっていたが、ターミナルなどの接続端子を持たないケースであってもよい。
また、上記実施形態では、ケース10は樹脂からなり、ネジ部材30は金属からなるものであったが、ネジ部材としては、被測定部材に適切にネジ結合を行うことができるものであり、ケースとしては、そのようなネジ部材を適切にインサート成形できるものであれば、それ以外の材質でもよい。
また、上記実施形態では、圧力検出素子としてのセンサチップ20は、これに一体化されたガラス台座22を介してコネクタケース10に固定されていたが、可能ならば、ガラス台座22を省略し、センサチップ20を直接、接着剤などを介してコネクタケースに接着するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、圧力検出素子として、表面が素子形成面であり、裏面が被測定部材形成面であって圧力媒体に直接さらされても問題のない面であるセンサチップ20であり、このようなセンサチップ20において、裏面受圧型を採用したが、このようなセンサチップ20において表面受圧型であってもよい。
その場合に、従来のような圧力検出素子と圧力媒体とを隔絶するためのメタルダイアフラムやゲルなどが必要となるが、このような表面受圧型の場合も、ケースとネジ部材とをインサート成形して一体化し且つケースの面をシール面としたことによる部品数削減および高シール信頼性の効果は、何ら損なわれるものではない。
また、圧力センサにおける圧力検出素子としては、被測定圧力を受け、この被測定圧力に応じた信号を出力できるものであるならば、上記した半導体ダイアフラム式以外のものであってもよい。
たとえば、圧力検出素子としては、ピエゾ抵抗効果を有する半導体チップを金属ステムの金属ダイアフラムの表面に貼り付け、この金属ステムの金属ダイアフラムの裏面から被測定圧力を印加するようなタイプであってもよい。
また、上記実施形態では、ケース10と被測定部材200とに接してシール部を構成するシール部材は、Oリング40であったが、このようなシール部材としては、当該シール部を形成できるものならば、Oリングに限定されるものではない。
要するに、本発明は、ケースと、ケースに設けられた圧力検出素子とを備える圧力センサならば、適用可能なものであり、そのような圧力センサおいて、ケースに、圧力検出素子へ被測定圧力を導入するための圧力導入通路を設けるとともに、被測定部材にネジ結合するためのネジ部材をインサート成形し、ネジ部材を被測定部材にネジ結合したときのシール面をケースの面としたことを要部するものであり、その他の部分は適宜設計変更が可能である。
本発明の第1実施形態に係る圧力センサを被測定部材に取り付けた状態を示す概略断面図である。 図1中の圧力検出素子としてのセンサチップの拡大断面図である。 図1におけるネジ部材30近傍部を拡大して示す断面図である。 回り止め部が設けられたネジ部材の第1の例を示す図である。 回り止め部が設けられたネジ部材の第2の例を示す図である。 回り止め部が設けられたネジ部材の第3の例を示す図である。 回り止め部が設けられたネジ部材の第4の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサを被測定部材に取り付けた状態を示す概略断面図である。 本発明者らの試作品としての裏面受圧型の圧力センサの概略断面図である。
符号の説明
10…ケースとしてのコネクタケース、14…圧力導入通路、
20…圧力検出素子としてのセンサチップ、
20a…センサチップの表面、20b…センサチップの裏面、
21…センサチップの歪み部としてのダイアフラム、
21a…検出用素子としての拡散抵抗、21b…検出用素子としての電極、
30…ネジ部材、32a、32b、32c、32d…回り止め部、
40…シール部材としてのOリング、100、110…圧力センサ、
200…被測定部材、220…被測定部材における軸力受け面。

Claims (17)

  1. ケース(10)と、
    前記ケース(10)に設けられ被測定圧力に応じた信号を出力する圧力検出素子(20)とを備える圧力センサにおいて、
    前記ケース(10)には、前記圧力検出素子(20)へ被測定圧力を導入するための圧力導入通路(14)が設けられており、
    前記ケース(10)に、被測定部材(200)にネジ結合するためのネジ部材(30)がインサート成形されており、
    前記ネジ部材(30)を前記被測定部材(200)にネジ結合したときに、前記ケース(10)と前記被測定部材(200)との間でシール可能となっていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記ケース(10)は樹脂からなり、前記ネジ部材(30)は金属からなることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記ネジ部材(30)は、前記被測定部材(200)にネジ結合されたときに、前記被測定部材(200)における軸力受け面(220)に重なるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記ネジ結合の回転方向への前記ケース(10)と前記ネジ部材(30)との間の位置ズレを防止するための回り止め部(32a、32b、32c、32d)が、備えられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  5. 前記ネジ部材(30)は、前記ケース(10)の外周面に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  6. 前記ネジ部材(30)は、前記ケース(10)の内周面に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  7. 前記圧力検出素子(20)は、前記被測定圧力を受けて歪む歪み部(21)を有するものであり、
    前記歪み部(21)の表面(20a)は検出用素子(21a、21b)が形成された素子形成面となっており、前記歪み部(21)の裏面(20b)は前記検出用素子(21a、21b)が形成されていない非形成面となっており、
    前記圧力検出素子(20)は、前記歪み部(21)の裏面(20b)を前記圧力導入通路(14)に面した状態で前記ケース(10)に配置されるとともに、前記圧力導入通路(14)からの前記被測定圧力が、前記歪み部(21)の裏面(20b)側から印加されるようになっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  8. 前記圧力検出素子(20)は、裏面(20b)側に凹部が形成され、この凹部に対応した表面(20a)側に前記歪み部としてのダイアフラム(21)を有する半導体基板からなるものであることを特徴とする請求項7に記載の圧力センサ。
  9. ケース(10)と、前記ケース(10)に設けられ被測定圧力に応じた信号を出力する圧力検出素子(20)とを備える圧力センサ(100、110)を有し、
    この圧力センサ(100、110)を被測定部材(200)にネジ結合により取り付けてなる圧力センサの取付構造において、
    前記ケース(10)には、前記圧力検出素子(20)へ被測定圧力を導入するための圧力導入通路(14)が設けられており、
    前記ケース(10)にはネジ部材(30)がインサート成形されており、
    前記ケース(10)は、前記ネジ部材(30)を介して前記被測定部材(200)にネジ結合されており、
    前記ケース(10)と前記被測定部材(200)との間には、これら両部材に接した状態でシール部材(40)が介在しており、このシール部材(40)を介して前記ケース(10)と前記被測定部材(200)との間がシールされていることを特徴とする圧力センサの取付構造。
  10. 前記ケース(10)は樹脂からなり、前記ネジ部材(30)は金属からなることを特徴とする請求項9に記載の圧力センサの取り付け構造。
  11. 前記ネジ部材(30)は、前記被測定部材(200)にネジ結合されたときに、前記被測定部材(200)における軸力受け面(220)に重なるようになっていることを特徴とする請求項9または10に記載の圧力センサの取り付け構造。
  12. 前記ネジ結合の回転方向への前記ケース(10)と前記ネジ部材(30)との間の位置ズレを防止するための回り止め部(32a、32b、32c、32d)が、備えられていることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1つに記載の圧力センサの取り付け構造。
  13. 前記ネジ部材(30)は、前記ケース(10)の外周面に設けられていることを特徴とする請求項9ないし12のいずれか1つに記載の圧力センサの取り付け構造。
  14. 前記ネジ部材(30)は、前記ケース(10)の内周面に設けられていることを特徴とする請求項9ないし12のいずれか1つに記載の圧力センサの取り付け構造。
  15. 前記圧力検出素子(20)は、前記被測定圧力を受けて歪む歪み部(21)を有するものであり、
    前記歪み部(21)の表面(20a)は検出用素子(21a、21b)が形成された素子形成面となっており、前記歪み部(21)の裏面(20b)は前記検出用素子(21a、21b)が形成されていない非形成面となっており、
    前記圧力検出素子(20)は、前記歪み部(21)の裏面(20b)を前記圧力導入通路(14)に面した状態で前記ケース(10)に配置されるとともに、前記圧力導入通路(14)からの前記被測定圧力が、前記歪み部(21)の裏面(20b)側から印加されるようになっていることを特徴とする請求項9ないし14のいずれか1つに記載の圧力センサの取り付け構造。
  16. 前記圧力検出素子(20)は、裏面(20b)側に凹部が形成され、この凹部に対応した表面(20a)側に前記歪み部としてのダイアフラム(21)を有する半導体基板からなるものであることを特徴とする請求項15に記載の圧力センサの取り付け構造。
  17. 前記シール部材は、Oリング(40)であることを特徴とする請求項8ないし16のいずれか1つに記載の圧力センサの取り付け構造。
JP2005032089A 2005-02-08 2005-02-08 圧力センサおよびその取り付け構造 Pending JP2006220455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005032089A JP2006220455A (ja) 2005-02-08 2005-02-08 圧力センサおよびその取り付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005032089A JP2006220455A (ja) 2005-02-08 2005-02-08 圧力センサおよびその取り付け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006220455A true JP2006220455A (ja) 2006-08-24

Family

ID=36982885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005032089A Pending JP2006220455A (ja) 2005-02-08 2005-02-08 圧力センサおよびその取り付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006220455A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020116385A1 (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 日機装株式会社 接続構造及び血液浄化装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09184779A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Matsushita Electric Works Ltd 圧力センサ
JP2000234976A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Denso Corp 圧力センサ
JP2004004004A (ja) * 2002-03-26 2004-01-08 Denso Corp センサ装置
JP2004101350A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Denso Corp センサ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09184779A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Matsushita Electric Works Ltd 圧力センサ
JP2000234976A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Denso Corp 圧力センサ
JP2004004004A (ja) * 2002-03-26 2004-01-08 Denso Corp センサ装置
JP2004101350A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Denso Corp センサ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020116385A1 (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 日機装株式会社 接続構造及び血液浄化装置
JPWO2020116385A1 (ja) * 2018-12-06 2021-02-15 日機装株式会社 接続構造及び血液浄化装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4548066B2 (ja) 圧力センサ
JP4453729B2 (ja) 圧力センサ
JP2005300456A (ja) 温度センサ一体型圧力センサ装置およびその取り付け方法
JP2018189642A (ja) 統合された圧力および温度センサ
JP5050392B2 (ja) 圧力センサ
JP4699418B2 (ja) 圧力センサ
JP2006208087A (ja) 圧力センサ
JP2006220455A (ja) 圧力センサおよびその取り付け構造
JP2007024771A (ja) 圧力センサ
JP5494741B2 (ja) 圧力センサ
JP4622666B2 (ja) 電子装置
JP2006208088A (ja) 圧力センサおよびその製造方法
JP4952271B2 (ja) 圧力センサ
JP4442399B2 (ja) 圧力センサおよびその組み付け構造
JP4049129B2 (ja) 圧力センサ装置
JP3835317B2 (ja) 圧力センサ
JP2005188958A (ja) 圧力センサ
JP4848909B2 (ja) 圧力センサ
JP4905383B2 (ja) 圧力センサ
JP5251498B2 (ja) 圧力センサ
JP4830669B2 (ja) センサ装置およびその製造方法
JP3976014B2 (ja) 圧力センサ
JP2006023110A (ja) 圧力センサ
JP2005214780A (ja) 圧力センサ
JP2016001162A (ja) 圧力センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070305

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02