JP4905383B2 - 圧力センサ - Google Patents

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Description

本発明は、センサ素子を収納する圧力検出室をケースプラグとハウジングとを組み付けることにより形成し、この圧力検出室をケースプラグとハウジングとにより挟まれた部材で気密封止するようにした圧力センサに関するものである。
従来より、センサ素子を搭載したコネクタケースをハウジングに形成した凹部に収容し、ハウジングの凹部の開口端をかしめることで、コネクタケースとハウジングとを一体に組みつけた圧力センサが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この圧力センサでは、センサ素子が直接測定媒体に曝されないように、メタルダイヤフラムで覆われた圧力検出室内にセンサ素子を収容し、メタルダイヤフラムに加えられた圧力がセンサ素子に伝達されるように、圧力検出室内を圧力伝達部材となるオイルで充填させている。そして、圧力検出室内に充填されたオイルがコネクタケースとメタルダイヤフラムとの間の隙間を通じて漏れないように、これらの間に圧力検出室を囲む耐オイル性を有するシリコーンゴム等で構成されたOリングを配置し、圧力検出室を気密封止している。
このような圧力センサでは、メタルダイヤフラムに圧力が印加されると、圧力検出室内を充填するオイルを介してセンサ素子に圧力が印加され、センサ素子が圧力に応じたセンサ信号を出力することで圧力の検出が行われる。
特開2000−329633号公報
しかしながら、上記した圧力センサでは、ハウジングのうちコネクタケースが収容される凹部の開口端をかしめることにより、ハウジングとコネクタケースとを一体に組付けているため、コネクタケースとハウジングとの間の隙間等による空気室が形成されることになる。このため、この空気室内に水が浸入することがある。例えば、圧力センサの使用環境が高温から常温に変化したときに結露水が発生すると、空気室内の圧力がセンサ外部よりも低くなっているため、容易に空気室に吸い込まれることになる。そして、圧力センサの使用環境が再び常温から高温に変化すると、空気室内に引き込まれた水滴が水蒸気へと変化する。このとき、圧力検出室の圧力が空気室の圧力より低いと、オイル封止のみを考慮したOリングの水蒸気透過性が高いため、空気室内の水蒸気が圧力検出室に侵入し、圧力検出室内の圧力を変動させ、センサ素子からのセンサ出力を変動させてしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、水蒸気が圧力検出室内に侵入することを抑制し、センサ素子からのセンサ出力が変動してしまうことを防止できる圧力センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、凹部(2)にセンサチップ(5)を含むセンサ部(4)が配置されたケースプラグ(1)をハウジング(11)の収容凹部(12)に挿入し、収容凹部(12)の開口端(13)をケースプラグ(1)にかしめることによりケースプラグ(1)とハウジング(11)とを組み付け、ケースプラグ(1)とハウジング(11)との間に凹部(2)を覆うようにメタルダイヤフラム(17a、17b)を備えることにより圧力検出室(19)を構成してこの圧力検出室(19)内を圧力伝達部材(20)で充填し、ケースプラグ(1)の一面に凹部(2)を囲むように環状の溝(21)を形成すると共に、この溝(21)に溝(21)の底面およびメタルダイヤフラム(17a、17b)と接触するように環状のシール部材(2〜24c)を配置し、シール部材(2〜24c)により圧力検出室(19)を気密封止する圧力センサであって、シール部材(24a〜24c)を耐オイル性を有する第1の部材(24a)と、第1の部材(24a)より水蒸気の透過性が低い第2の部材(24b)と、金属リング(24c)とを有して構成し、溝(21)に環状の金属リング(24c)を配置し、第1の部材(24a)および第2の部材(24b)を金属リング(24c)と溝(21)の底面との間および金属リング(24c)とメタルダイヤフラム(17a、17b)との間それぞれに備え、第1の部材(24a)および第2の部材(24b)を金属リング(24c)および溝(21)の底面に接触するように配置すると共に金属リング(24c)およびメタルダイヤフラム(17)に接触するように配置し、第2の部材(24b)を溝(21)のうち第1の部材(24a)より外周壁面(21a)側に配置することを特徴としている。
このような圧力センサによれば、溝(21)のうち第1の部材(24a)よりも外周壁面(21a)側に水蒸気の透過性が第1の部材(24a)よりも低い第2の部材(24b)が配置されているので、従来の圧力センサよりも水蒸気が圧力検出室(19)内に侵入することを抑制することができ、センサチップ(5)からのセンサ出力が変動してしまうことを防止することができる。
例えば、請求項に記載の発明のように、第1の部材(24a)および第2の部材(24b)を第1の部材(24a)および第2の部材(24b)における中心軸に対する径方向に切断した断面がO型状となるようにすることができる。
また、請求項に記載の発明のように、第1の部材(24a)および第2の部材(24b)を第1の部材(24a)および第2の部材(24b)における中心軸に対する径方向に切断した断面が矩形状となるようにすることができる。
さらに、請求項に記載の発明のように、シール部材(24a〜24c)を第1の部材(24a)と第2の部材(24b)とを接合して構成し、シール部材(24a〜24c)をシール部材(24a〜24c)における中心軸に対する径方向の断面がO型状または矩形状となるようにすることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態が適用された圧力センサについて説明する。図1は、本実施形態にかかる圧力センサの全体断面図、図2は、図1に示す二点鎖線部分の拡大図である。これら図1、図2に基づいて本実施形態の圧力センサの構成について説明する。
図1に示されるように、圧力センサにはケースプラグ1が備えられており、このケースプラグ1は、例えば、断熱樹脂材料であるPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂を型成形することにより作られ、本実施形態では円柱状をなしている。このケースプラグ1のうち一端部の一面には凹部2が形成されており、他端部には開口部3が形成されている。
凹部2にはセンサ部4が備えられ、センサ部4はセンサチップ5と台座6とを有して構成されており、センサチップ5と台座6とは陽極接合されている。センサチップ5にはダイヤフラム7が形成されており、ダイヤフラム7には図示しないブリッジ回路を構成するように形成されたゲージ抵抗が備えられている。つまり、このセンサチップ5は、ダイヤフラム7に圧力が印加されるとゲージ抵抗の抵抗値が変化してブリッジ回路の電圧が変化し、この電圧の変化に応じてセンサ出力信号を出力する半導体ダイヤフラム式のものである。
また、ケースプラグ1には、センサチップ5と外部の回路等とを電気的に接続するための複数個の金属製棒状のターミナル8が備えられている。各ターミナル8はインサートモールドによりケースプラグ1と一体に成形されることによりケースプラグ1内に保持されている。
具体的には、各ターミナル8はケースプラグ1を貫通しており、各ターミナル1のうち一端部はケースプラグ1から凹部2内に突出しており、他端部はケースプラグ1から開口部3内に突出している。凹部2内に突出している各ターミナル8の端部は、ボンディングワイヤ9を介してセンサチップ5と電気的に接続されており、開口部3内に突出している各ターミナル8の端部は、図示しないワイヤハーネス等の外部配線部材を介して外部回路と電気的に接続されている。
そして、凹部2のうちターミナル8が突出している部分には、例えば、シリコーン系樹脂からなるシール材10が配置されている。このシール材10は凹部2とターミナル8との隙間を封止するためのものである。
また、ケースプラグ1にはハウジング11が組みつけられている。具体的には、ハウジング11には収容凹部12が備えられており、この収容凹部12内にケースプラグ1のうち凹部2が形成されている一面が挿入され、ハウジング11のうち収容凹部12の開口端13をケースプラグ1にかしめることでケースプラグ1とハウジング11とが組みつけられている。ハウジング11は、例えば、SUS等の金属材料よりなるものであり、測定媒体を導入するための圧力導入孔14と圧力導入孔14の外周壁面に圧力センサを固定するためのねじ部15が備えられている。また、ケースプラグ1とハウジング11とはかしめることにより組みつけられているので、ケースプラグ1とハウジング11との間には空気室16が形成されている。
そして、ハウジング11のうち収容凹部12の底面とケースプラグ1のうち凹部2が形成されている一面との間には、円形のメタルダイヤフラム17が配置されている。具体的には、このメタルダイヤフラム17は、薄膜で構成されていると共に測定媒体の圧力が印加されるダイヤフラム部17aと、ダイヤフラム部17aの外縁部に配置され、ダイヤフラム部17aの外縁部をハウジング11に対して固定するリングウェルド17bとを有して構成されている。そして、ハウジング11、ダイヤフラム部17aのうち外縁部およびリングウェルド17bがレーザ溶接などにより溶接された溶接部18にて接合されている。
このように構成されたケースプラグ1とハウジング11とにおいて、凹部2およびメタルダイヤフラム17で囲まれる部分に圧力検出室19が構成されている。そして、圧力検出室19内にはメタルダイヤフラム17に印加された圧力をセンサチップ5に伝達するオイル20が充填されている。なお、本実施形態では、オイル20が圧力伝達部材に相当している。
また、ケースプラグ1のうち凹部2が備えられる一面には、凹部2を囲むように環状の溝21が形成されている。そして、図2に示されるように、溝21に溝21の底面およびメタルダイヤフラム17と接触するように環状のシール部材22が配置されており、シール部材22により圧力検出室19が気密封止されている。このシール部材22はOリング22aおよび金属部材22bを有して構成されており、Oリング22aの表面のうち溝21の外周壁面21a側に位置する部分が溝21の底面およびメタルダイヤフラム17に接触している金属部材22bにて全面が覆われている。なお、Oリング22aには従来と同様にシリコーンゴム等を用いることができ、金属部材22bにはAl等を用いることができる。
このような圧力センサは、基本的にはシール部材22を溝21に配置すること以外に関しては従来と同様(例えば、特開2000−329633号公報参照)にして製造される。シール部材22はOリング22aの表面のうち溝21の外周壁面21a側に位置する部分に蒸着などにより金属部材22bを配置することで製造され、ケースプラグ1とハウジング11とがかしめられる前に溝21に配置される。
かかる圧力センサの基本的な検出作動について述べる。
測定媒体が圧力導入孔14を通じてダイヤフラム部17bに印加されると、圧力検出室19内に充填されているオイル20を介してセンサチップ5に形成されているダイヤフラム7に圧力が印加される。ダイヤフラム7にはブリッジ回路を構成するように形成されたゲージ抵抗が備えられており、ダイヤフラム7に圧力が印加されるとピエゾ抵抗効果によりゲージ抵抗の抵抗値が変化する。このため、センサチップ5ではブリッジ回路の出力電圧が変化し、印加された圧力に応じたセンサ信号が出力される。このセンサ信号は、センサチップ5からボンディングワイヤ9およびターミナル8を介して外部に伝達され、これに基づいて測定媒体の圧力が検出される。
このような圧力センサでは圧力センサの使用環境が高温から常温に変化すると圧力センサの外面に結露水が付着する。そして、空気室16内の圧力が圧力センサ外部より低くなっているため、この結露水が容易に空気室16内に引き込まれ、圧力センサの使用環境が再び常温から高温に変化すると空気室16内に引き込まれた結露水が水蒸気へと変化する。このとき、圧力検出室19内の圧力が空気室16より低いと、空気室16内の水蒸気が圧力検出室19内に侵入しようとする。しかしながら、本実施形態の圧力センサによれば、Oリング22aの表面のうち溝21の外周壁面21a側に位置する部分を溝21の底面およびメタルダイヤフラム17と接触している金属部材22bにて全面覆っているため、金属部材22bにて水蒸気を透過させないようにできる。このため、水蒸気が圧力検出室19内へ侵入することを抑制することができ、センサチップ5からのセンサ出力が変動してしまうことを防止することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサは第1実施形態に対して、シール部材22の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
図3に本実施形態の圧力センサの部分拡大図を示す。なお、図3は、図1に示す二点鎖線部分に対応しており、本実施形態の圧力センサのうちの他の部分に関しては図1と同様である。
図3に示されるように、本実施形態の圧力センサでは、環状のシール部材23が溝21の底面およびメタルダイヤフラム17と接触するように配置されている。具体的には、本実施形態のシール部材23は成形等により形成された金属リング23aとされている。また、シール部材23には、かしめによるかしめ圧で押しつぶされるように、シール部材23の中心軸に対して周方向に一周する中空部23bが形成されている。そして、シール部材23は溝21の底面およびメタルダイヤフラム17と接触し、弾性変形した状態で溝21の底面およびメタルダイヤフラム17との間に配置されている。なお、シール部材23を構成する金属リング23aは金属部材22bと同様にAl等を用いて製造され、中心軸に対する径方向に切断した断面がO型状とされている。
このような圧力センサによれば、金属リング23aにて水蒸気を透過させないようにしつつ、圧力検出室19を気密封止することができるので上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態のシール部材23は金属リング23aで構成されており、耐オイル性も備えているのでシール部材23が腐食して圧力検出室19からオイル20が漏れ出すこともない。また、本実施形態では、シール部材23を溝21の底面およびメタルダイヤフラム17と接触させ、弾性変形させた状態で溝21の底面およびメタルダイヤフラム17との間に配置しているが、塑性変形させた状態で溝21の底面およびメタルダイヤフラム17との間に配置してもよい。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサは第2実施形態に対して、シール部材23の構造を変更したものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
図4に本実施形態の圧力センサの部分拡大図を示す。なお、図4は、図1に示す二点鎖線部分に対応しており、本実施形態の圧力センサのうちの他の部分に関しては図1と同様である。
図4に示されるように、本実施形態の圧力センサでは、シール部材23は中心軸に対して周方向に一周する開口部23cが形成されており、シール部材23は中心軸に対する径方向に切断した断面がC型状とされている。そして、開口部23cが溝21の内周壁面21b側に向けられて溝21に配置されている。
このような圧力センサによれば、上記第2実施形態より金属リング23aと溝21の底面およびメタルダイヤフラム17との接触面積を増加させることができる。このため、上記第1実施形態と同様の効果を得つつ、圧力検出室19の気密封止性を向上させることも可能となる。
なお、本実施形態では、シール部材23は開口部23cが溝21の内周壁面21b側に向けられて配置されているが、開口部23cが溝21の外周壁面21a側に向けられて配置されていてもよい。さらに、本実施形態では、シール部材23の中心軸に対して径方向に切断した断面は溝21の底面およびメタルダイヤフラム17と接触する部分が直線であるC型状とされているが、シール部材23のうち開口部23cの端部が溝21の底面およびメタルダイヤフラム17から離間されているC型状としてもよい。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサは第3実施形態に対して、シール部材23の構成を変更したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
図5に本実施形態の圧力センサの部分拡大図を示す。なお、図5は、図1に示す二点鎖線部分に対応しており、本実施形態の圧力センサのうちの他の部分に関しては図1と同様である。
図5に示されるように、本実施形態の圧力センサは、シール部材23が金属リング23aおよびOリング23dを有して構成されており、金属リング23aの中空部23b内にOリング23dが配置されている。
このような圧力センサによれば、ケースプラグ1とハウジング11とをかしめにより組み付けてシール部材23をかしめ圧により押しつぶす際に、Oリング23dの弾性力により金属リング23aと溝21の底面およびメタルダイヤフラム17との接触性を向上させることができる。このため、上記第1実施形態と同様の効果を得つつ、圧力検出室19の気密封止性を向上させることも可能となる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサは第1実施形態に対して、シール部材22の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6に本実施形態の圧力センサの部分拡大図を示す。なお、図6は、図1に示す二点鎖線部分に対応しており、本実施形態の圧力センサのうちの他の部分に関しては図1と同様である。
図6に示されるように、本実施形態の圧力センサでは、環状のシール部材24が溝21の底面およびメタルダイヤフラム17と接触するように配置されている。具体的には、シール部材24は耐オイル性を有する材質、例えば、シリコーンゴムで構成される第1の部材24aと、第1の部材24aより水蒸気の透過性が低い材質、例えば、エチレンプロピレンゴムで構成される第2の部材24bとを有して構成されている。これら第1の部材24aおよび第2の部材24bはそれぞれの中心軸に対する径方向に切断した断面がO型状とされており、第2の部材24bが溝21内において、第1の部材24aよりも外周壁面21a側に位置するように配置されている。
このような圧力センサによれば、第1の部材24aにより圧力検出室19を気密封止することができる。そして、溝21のうち第1の部材24aよりも外周壁面21a側に配置された水蒸気の透過性が第1の部材24aよりも低い第2の部材24bにより、従来の圧力センサよりも水蒸気が圧力検出室19内に侵入することを抑制することができ、センサチップ5からのセンサ出力が変動してしまうことを防止することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサは第5実施形態に対して、シール部材24の構成を変更したものであり、その他に関しては第5実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図7に本実施形態の圧力センサの部分拡大図を示す。なお、図7は、図1に示す二点鎖線部分に対応しており、本実施形態の圧力センサのうちの他の部分に関しては図1と同様である。
本実施形態の圧力センサでは、シール部材24を構成する第1の部材24aおよび第2の部材24bはそれぞれの中心軸に対する径方向に切断した断面が矩形状とされている。そして、図7に示されるように、第1の部材24aおよび第2の部材24bは、かしめによるかしめ圧により溝21の底面およびメタルダイヤフラム17により押しつぶされることでそれぞれの中心軸に対する径方向に切断した断面が太鼓型状とされている。
このような圧力センサによれば、シール部材24と溝21の底面およびメタルダイヤフラム17との接触面積を増加させることができる。このため、上記第5実施形態と同様の効果を得つつ、圧力検出室19の気密封止性を向上させることができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサは第5実施形態に対して、シール部材24の構成を変更したものであり、その他に関しては第5実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図8に本実施形態の圧力センサの部分拡大図を示す。なお、図8は、図1に示す二点鎖線部分に対応しており、本実施形態の圧力センサのうちの他の部分に関しては図1と同様である。
図8に示されるように、本実施形態の圧力センサでは、シール部材24は中心軸に対する断面が半円型状である第1の部材24aと第2の部材24bとを、それぞれの平面にて接合することで構成されている。そして、シール部材24の外壁面のうち第1の部材24aと第2の部材24bとの境界が溝21の底面と接触するように配置されていると共に、メタルダイヤフラム17と接触するように配置されている。このとき、上記第5実施形態と同様に、第2の部材24bが溝21内において、第1の部材24aよりも外周壁面21a側に位置するように配置されている。
このような圧力センサとしても上記第5実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、このようなシール部材24は、中心軸に対する径方向に切断した断面がO型状の第1の部材24aと第2の部材24bとをそれぞれ中心軸に対して周方向に二等分されるように切断し、これらを加硫接着により接着することで製造される。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサは第5実施形態に対して、シール部材24の構成を変更したものであり、その他に関しては第5実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図9に本実施形態の圧力センサの部分拡大図を示す。なお、図9は、図1に示す二点鎖線部分に対応しており、本実施形態の圧力センサのうちの他の部分に関しては図1と同様である。
図9に示されるように、本実施形態の圧力センサでは、シール部材24が第1の部材24a、第2の部材24bおよび金属リング24cを有して構成されている。金属リング24cは上記第3実施形態の金属リング23aと同様の形状とされて溝21に配置されており、第1の部材24aおよび第2の部材24bが金属リング24cと溝21の底面との間および金属リング24cとメタルダイヤフラム17との間それぞれに備えられている。
具体的には、第1の部材24aおよび第2の部材24bは、金属リング24cおよび溝21の底面と接触するように配置されていると共に、金属リング24cおよびメタルダイヤフラム17と接触するように配置されている。また、本実施形態では、第1の部材24aおよび第2の部材24bはそれぞれの中心軸に対する径方向に切断した断面が矩形状とされている。このような圧力センサとしても、上記第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態を組み合わせて圧力センサを構成してもよい。例えば、上記第2実施形態に上記第4実施形態を組み合わせて、金属リング23aの中空部23bにOリング23dを配置してもよい。また、上記第6実施形態と上記第7実施形態を組み合わせて、シール部材24を中心軸に対する断面が矩形状である第1の部材24aと第2の部材24bとを接合して構成し、シール部材24のうち第1の部材24aと第2の部材24bとの境界を、溝21の底面と接触するように配置すると共に、メタルダイヤフラム17と接触するように配置してもよい。
さらに、上記第8実施形態では、金属リング24cを上記第2実施形態の金属リング23aと同様の形状としてもよい。また、第1の部材24aおよび第2の部材24bをそれぞれの中心軸に対する径方向に切断した断面がO型状としてもよい。そして、上記第7実施形態のように、シール部材24を中心軸に対する断面が半円型状である第1の部材24aと第2の部材24bとを、それぞれの平面にて接合することで構成してもよい。
本発明の第1実施形態における圧力センサの断面構成を示す図である。 図1に示す二点鎖線部分の拡大図を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる圧力センサの部分拡大図を示す図である。 本発明の第3実施形態にかかる圧力センサの部分拡大図を示す図である。 本発明の第4実施形態にかかる圧力センサの部分拡大図を示す図である。 本発明の第5実施形態にかかる圧力センサの部分拡大図を示す図である。 本発明の第6実施形態にかかる圧力センサの部分拡大図を示す図である。 本発明の第7実施形態にかかる圧力センサの部分拡大図を示す図である。 本発明の第8実施形態にかかる圧力センサの部分拡大図を示す図である。
符号の説明
1 ケースプラグ
2 凹部
5 センサチップ
11 ハウジング
12 収容凹部
17 メタルダイヤフラム
21 溝
22a Oリング
22b 金属部材
23a 金属リング
23b 中空部
23c 開口部
23d Oリング
24a 第1の部材
24b 第2の部材
24c 金属リング

Claims (4)

  1. 測定媒体の圧力に応じたセンサ出力信号を出力するセンサチップ(5)を含むセンサ部(4)と、
    一面に凹部(2)を備え、前記凹部(2)に前記センサ部(4)が備えられるケースプラグ(1)と、
    収容凹部(12)を有すると共に、前記収容凹部(12)に前記ケースプラグ(1)が挿入され、前記収容凹部(12)の開口端(13)が前記ケースプラグ(1)にかしめられることにより前記ケースプラグ(1)と一体に組みつけられるハウジング(11)と、
    前記測定媒体の圧力が印加され、前記ケースプラグ(1)の前記一面と前記ハウジング(11)のうち前記収容凹部(12)の底面との間に配置されるメタルダイヤフラム(17a、17b)と、
    前記ケースプラグ(1)と前記ハウジング(11)とが組みつけられることで前記凹部(2)および前記メタルダイヤフラム(17a、17b)で囲まれる部分にて形成される圧力検出室(19)内に充填される圧力伝達部材(20)と、
    前記ケースプラグ(1)の前記一面に前記凹部(2)を囲むように形成された環状の溝(21)と、
    前記溝(21)に前記溝(21)の底面および前記メタルダイヤフラム(17a、17b)と接触するように配置され、前記圧力検出室(19)と前記圧力検出室(19)の外部とを区画すると共に、前記圧力検出室(19)を気密封止する環状のシール部材(24a〜24c)と、を備える圧力センサであって、
    前記シール部材(24a〜24c)は、耐オイル性を有する第1の部材(24a)と、前記第1の部材(24a)より水蒸気の透過性が低い第2の部材(24b)と、金属リング(24c)とを有して構成されており、前記溝(21)に環状の金属リング(24c)が配置され、前記第1の部材(24a)および前記第2の部材(24b)は前記金属リング(24c)と前記溝(21)の底面との間および前記金属リング(24c)と前記メタルダイヤフラム(17a、17b)との間それぞれに備えられ、前記第1の部材(24a)および前記第2の部材(24b)は、前記金属リング(24c)および前記溝(21)の底面に接触するように配置されていると共に、前記金属リング(24c)および前記メタルダイヤフラム(17)に接触するように配置されており、前記第2の部材(24b)は前記溝(21)のうち前記第1の部材(24a)より外周壁面(21a)側に配置されていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記第1の部材(24a)および前記第2の部材(24b)は前記第1の部材(24a)および前記第2の部材(24b)における中心軸に対する径方向に切断した断面がO型状とされていることを特徴とする請求項に記載の圧力センサ。
  3. 前記第1の部材(24a)および前記第2の部材(24b)は前記第1の部材(24a)および前記第2の部材(24b)における中心軸に対する径方向に切断した断面が矩形状とされていることを特徴とする請求項に記載の圧力センサ。
  4. 前記シール部材(24a〜24c)は、前記シール部材(24a〜24c)における中心軸に対する径方向の断面がO型状または矩形状とされており、前記第1の部材(24a)と前記第2の部材(24b)とが接合されて構成されていることを特徴とする請求項に記載の圧力センサ。
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