JP2006213222A - 車両用スライドドアの給電装置 - Google Patents

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嘉宏 中村
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Abstract

【課題】 構造のより一層の簡単化を図り、故障のない確実な作動を確保し、コストダウンを図り、ワイヤハーネスに無理な曲げ力を作用させないようにする。
【解決手段】 ワイヤハーネス6をU字状に折り返した状態で収容し、一端側の2つの開口4,5からワイヤハーネス6の両端が引き出されている給電用ハーネスプロテクタ2をスライドドア1側に備えた車両用スライドドアの給電装置であって、プロテクタ2内のワイヤハーネス6がコイルバネ11に挿通されていてスライドドア1を開くときに車両ボディ8側に固定されるワイヤハーネス6の一端側がプロテクタ2内から引き出されてコイルバネ11を圧縮するように構成され、スライドドア1を閉めるときに圧縮されたコイルバネ11がそのバネ力で元に戻ろうとするとともに、引き出されていたワイヤハーネス6がプロテクタ2内に戻されるように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワンボックスカー等の自動車のスライドドアと車両ボディとをワイヤハーネスで接続してスライドドア側に常時給電を行わせるべく、ワイヤハーネスを屈曲自在に収容した給電用ハーネスプロテクタを用いた車両用スライドドアの給電装置に関するものである。
ワンボックスカー等の自動車のスライドドアにおいては、車両ボディ側からスライドドア側の電装品等の補機類に電源電流や信号電流を供給するために、ワイヤハーネスを車両ボディからスライドドアに配索し、スライドドア内に設けた合成樹脂製のプロテクタの内部に湾曲した状態に収容して、スライドドアの開閉に伴うワイヤハーネスの伸縮に対応させている。
ワイヤハーネスは車両ボディ側の例えばステップ部においてハーネス固定具で固定されている。ワイヤハーネスは合成樹脂製のコルゲートチューブ等の保護チューブ内に通常収容されている。給電用ハーネスプロテクタの構造は、表裏の広い壁部と上及び前後に連続した幅狭の壁部とを有し、下部にスリット状の前後に長い開口を有している。プロテクタは表面側の周囲の複数個所を金属製のドアパネルにボルトやクリップで固定され、裏面側に合成樹脂製のドアトリム(トリムカバー)が近接ないし接触して位置する。ドアトリムはボルトやクリップでドアパネルに固定される。
上記従来の構造においては、スライドドア内にプロテクタ以外に例えばパワーウィンドモータやウィンド開閉ユニット等の補機類が配置されるために、プロテクタの位置がスライドドアの下方に限定され、車種によってはスライドドアの全閉時に車両ボディのステップ上のハーネス固定具がプロテクタの下部開口(ハーネス導出口)よりも上方に位置し、この状態でハーネス固定具がプロテクタの後端部に最接近した時に、ワイヤハーネスがプロテクタの下部開口の後端側から小径に屈曲されつつ導出されるために、ワイヤハーネスに大きな曲げ力が作用し、特に商用車のようにスライドドアの開閉頻度が高い車種においては、繰り返しの屈曲によりワイヤハーネスが傷みやすいという懸念があった。プロテクタをスライドドアの下部側に配置するのは、上記理由以外に、ワイヤハーネスをドアトリムの下側から車両ボディ側に導出することにも起因している。
そこで、上記した点に鑑み、車両ボディ側のハーネス固定部がプロテクタのハーネス導出口(下部開口)よりも高く位置している場合等においても、スライドドアの開閉時にプロテクタの端部においてワイヤハーネスを大きな半径でスムーズに屈曲させて、ワイヤハーネスの傷みを防止することのできる給電用ハーネスプロテクタを備えた車両用スライドドアの給電装置が開発された。これは、ワイヤハーネスを屈曲させつつ収容し、スリット状の開口から導出させる給電用ハーネスプロテクタにおいて、該開口に沿って縦断面湾曲状ないし傾斜状の鍔状ガイド部が形成され、該鍔状ガイド部の端部に、漸次高さ方向に湾曲ないし傾斜したハーネス誘導部が形成され、該ハーネス誘導部に隣接して該開口に続くハーネス導出用の口部が形成されたものである(特許文献1参照)。
特開2003−335188号公報(第4頁、図1)
特許文献1に記載の従来例では、給電用ハーネスプロテクタがスライドドアに取り付けられ、給電用ハーネスプロテクタのスリット状の開口からワイヤハーネスが車両ボディ側に配索された際に、スライドドアの開閉時にワイヤハーネスが鍔状ガイド部に沿って揺動し、スリット状の開口の端部でハーネス誘導部に沿ってスムーズに上昇する。これにより、スリット状の開口よりも車両ボディ側のハーネス固定部が高い位置にある場合に、スライドドアの例えば全閉時にハーネス誘導用の口部がハーネス固定部と同程度の高さに位置し、ワイヤハーネスが高さ方向に小さな径でUターン状に屈曲することがなくなり、ワイヤハーネスに無理な曲げ力が作用しなくなる。また、スライドドアを全閉から開く際に、ワイヤハーネスがハーネス誘導部で拾われて引っ掛かりなくスムーズに鍔状ガイド部に案内される。鍔状ガイド部はスリット状の開口から導出されるワイヤハーネスを湾曲ないし傾斜させて高さ方向にスムーズに屈曲させる。スライドドアは全開時に車両ボディから外側に大きく離間するから、鍔状ガイド部に沿うワイヤハーネスの湾曲半径は大きくなり、ワイヤハーネスに無理な曲げ力が作用しない。
上記従来例では、スリット状の開口に鍔状ガイド部やハーネス誘導部を形成する必要があるとともに、ワイヤハーネスの両端は、スライドドア全閉時にプロテクタの両側の遠い位置にあるためにスライドドアをスライドさせて全開すると、ワイヤハーネスの車両ボディ側の固定される一端は、プロテクタの全長以上に相対移動することとなり(移動量多い)、その間プロテクタ内のワイヤハーネスが小さな径ではなくとも、自由に屈曲し、プロテクタ内での自由屈曲時にワイヤハーネスに無理な曲げ力が作用するおそれは依然として残っているものである。
そこで、本発明は、より一層構造を簡単にし、スライドドアのスライドに伴うワイヤハーネスの伸縮によりワイヤハーネスに無理な曲げ力が確実に作用しないようにした車両用スライドドアの給電装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、ワイヤハーネスをU字状に折り返した状態で収容し、一端側の2つの開口からワイヤハーネスの両端が引き出されている給電用ハーネスプロテクタをスライドドア側に備えた車両用スライドドアの給電装置であって、前記給電用ハーネスプロテクタ内のワイヤハーネスがコイルバネに挿通されていてスライドドアを開くときに車両ボディ側に固定されるワイヤハーネスの一端側が給電用ハーネスプロテクタ内から引き出されてコイルバネを圧縮するように構成され、スライドドアを閉めるときに圧縮されたコイルバネがそのバネ力で元に戻ろうとするとともに、引き出されていたワイヤハーネスが給電用ハーネスプロテクタ内に戻されるように構成されたものである。
本発明によれば、ワイヤハーネスをU字状に折り返した状態で収容し、一端側の2つの開口からワイヤハーネスの両端が引き出されている給電用ハーネスプロテクタをスライドドア側に備えた車両用スライドドアの給電装置であって、前記給電用ハーネスプロテクタ内のワイヤハーネスがコイルバネに挿通されていてスライドドアを開くときに車両ボディ側に固定されるワイヤハーネスの一端側が給電用ハーネスプロテクタ内から引き出されてコイルバネを圧縮するように構成され、スライドドアを閉めるときに圧縮されたコイルバネがそのバネ力で元に戻ろうとするとともに、引き出されていたワイヤハーネスが給電用ハーネスプロテクタ内に戻されるように構成されたので、給電用ハーネスプロテクタの構造がきわめて簡単となり、かつコンパクト化と低コスト化も可能となり、コイルバネによりワイヤハーネスに無理な曲げ力が作用することもなくなる。また、ドアを開いた後に閉じるときは、ワイヤハーネスの外側に巻いたコイルバネが、そのバネ力に抗して圧縮された状態から伸びようと作用してワイヤハーネスをプロテクタ内へ確実かつスムーズに戻すことができる。さらに、箱状のプロテクタとその内部のワイヤハーネスに巻いたコイルバネという構造は、故障も少なく、メンテナンスも容易である。さらにまた、ワイヤハーネスはU字状に折り返されているので、プロテクタの大きさは、求められるワイヤハーネスの長さのほぼ半分ですみ、収納スペースを低減できる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照にして説明する。
図1は、スライドドア1を閉めた状態の内部側から見た簡略斜視図であり、給電用ハーネスプロテクタ2は、本体部2Aとカバー部2Bとで構成され、プラスチック材料から成形される。本体部2Aがドアパネル3に固定されている。前記プロテクタ2の一端側(車両後部側)には、上下に開口4,5が形成され、これら開口4,5からプロテクタ2内でU字状に折り返されたワイヤハーネス6の両端が引き出され、開口4から引き出されたワイヤハーネス6は、スライドドア1のドアパネル3内部へ配索される。開口5から引き出されたワイヤハーネス6は、固定具7で車両ボディ8のステップ部9に固定されて車両ボディ8内に配索されてバッテリー(図示)に接続されている。前記スライドドア1には、スライダー10を設けてあり、このスライダー10は、車両ボディ8側の図示しないガイドレールに沿ってドア1を開閉方向に案内している。
前記給電用ハーネスプロテクタ2の内部は、図2に示すように、開口4,5とは反対側をU字状に形成したボトム部2Cとしてある。このU字形状は、ワイヤハーネス6に繰り返し屈曲によるダメージを与えない比較的大きな径の円弧とする。給電用ハーネスプロテクタ2の内部に収容されたワイヤハーネス6は、コイルバネ11に挿通されている。すなわち、コイルバネ11がワイヤハーネス6の外側に巻き付いた状態にある。この図2における状態でコイルバネ11はバネ力が作用しないか又は若干伸びようとする方向へのバネ力が作用している。このコイルバネ11の開口4側は給電用ハーネスプロテクタ2に固定してあり、同様にこの開口4側のワイヤハーネス6もプロテクタ2に固定してある。反対側のコイルバネもプロテクタ2に固定してもよい。ワイヤハーネス6の両端にはそれぞれコネクタ12,13を設けてある。コネクタ12は、スライドドア1のドアパネル3の内部に配索された図示しないワイヤハーネスに接続される。また、コネクタ13は車両ボディ8の内部に配索された図示しないワイヤハーネスと接続される。この図2に示す状態はスライドドア1を閉じた状態である。
図3はスライドドア1を開いた状態におけるコイルバネ11とワイヤハーネス6の関係を説明する図である。スライドドア1の図3における矢印方向へのスライドにより、給電用ハーネスプロテクタ2もスライドドア1と共にスライドし、固定されるコネクタ13側のワイヤハーネス6が給電用ハーネスプロテクタ2から外部に引き出される。このときコイルバネ11は圧縮された状態となる。図3に示すスライドドア1の全開状態から、スライドドア1を閉めるときには、圧縮されたコイルバネ11がそのバネ力で元に戻ろうとし、引き出されていたワイヤハーネス6を給電用ハーネスプロテクタ2内に戻すように作用する。給電用ハーネスプロテクタ2の幅や高さを随時設計変更することにより、コイルバネ11もその大きさやバネ力を自由に選択することができる。前記ボトム部2CがU字状に形成してあることにより、ワイヤハーネス6はプロテクタ2の内部において比較的大きな径となるU字状に折り曲げられるので、このプロテクタ2の長さは、求めたワイヤハーネス6の伸縮量のほぼ半分ですむこととなり、収納スペースの低減にも役立っている。
本発明の好適な実施形態を示す簡略斜視図。 給電用ハーネスプロテクタの内部構造を示す断面図。 スライドドアの全開状態におけるプロテクタとコイルバネ及びワイヤハーネスの関係を説明する図。
符号の説明
1 スライドドア
2 給電用ハーネスプロテクタ
3 ドアパネル
4,5 開口
6 ワイヤハーネス
8 車両ボディ
11 コイルバネ

Claims (3)

  1. ワイヤハーネスをU字状に折り返した状態で収容し、一端側の2つの開口からワイヤハーネスの両端が引き出されている給電用ハーネスプロテクタをスライドドア側に備えた車両用スライドドアの給電装置であって、
    前記給電用ハーネスプロテクタ内のワイヤハーネスがコイルバネに挿通されていてスライドドアを開くときに車両ボディ側に固定されるワイヤハーネスの一端側が給電用ハーネスプロテクタ内から引き出されてコイルバネを圧縮するように構成され、
    スライドドアを閉めるときに圧縮されたコイルバネがそのバネ力で元に戻ろうとするとともに、引き出されていたワイヤハーネスが給電用ハーネスプロテクタ内に戻されるように構成されたことを特徴とする車両用スライドドアの給電装置。
  2. 前記給電用ハーネスプロテクタの開口とは反対側の内部空間をU字状のボトム部に形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用スライドドアの給電装置。
  3. 前記ワイヤハーネスのスライドドアに配索される側を給電用ハーネスプロテクタの開口個所で固定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用スライドドアの給電装置。
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