JP4999102B2 - スライドドア用給電装置 - Google Patents

スライドドア用給電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4999102B2
JP4999102B2 JP2007534431A JP2007534431A JP4999102B2 JP 4999102 B2 JP4999102 B2 JP 4999102B2 JP 2007534431 A JP2007534431 A JP 2007534431A JP 2007534431 A JP2007534431 A JP 2007534431A JP 4999102 B2 JP4999102 B2 JP 4999102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing unit
door
side fixing
vehicle body
flat cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007534431A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007029705A1 (ja
Inventor
憲嗣 榎本
政利 牛山
康彦 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP2007534431A priority Critical patent/JP4999102B2/ja
Publication of JPWO2007029705A1 publication Critical patent/JPWO2007029705A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4999102B2 publication Critical patent/JP4999102B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/06Doors arranged at the vehicle sides slidable; foldable
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
    • H02G3/0462Tubings, i.e. having a closed section
    • H02G3/0468Corrugated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
    • H02G11/006Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts using extensible carrier for the cable, e.g. self-coiling spring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/10Road Vehicles
    • B60Y2200/11Passenger cars; Automobiles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

本発明は、自動車の車体側からスライドドア内の機器に常時給電や信号伝送を行うためのスライドドア用給電装置に関するものである。
ワンボックスカーやワゴン車等に用いられているスライドドア内には、パワーウィンドモーター、スイッチ、スピーカー等の機器が組み込まれている。これらの機器に、車体側から給電を行うためには、車体側からスライドドア側へ電線(ワイヤハーネス)を配索すると共に、この電線がスライドドアの開閉に追従できるようにする必要がある。ワイヤハーネスとして、従来は高屈曲性の丸線が使用されている。
従来、この種のスライドドア用給電装置としては、車体側に電線巻き取りユニットを設置し、スライドドアの開閉に伴う電線の余長を、電線を巻き取ることによって吸収する方式が公知である(特許文献1参照)。
また他の方式のスライドドア用給電装置としては、車体側の所定位置とスライドドア間に、ワイヤハーネスを収容したコルゲートチューブを、屈曲の余裕をもたせて配索し、このコルゲートチューブの一方の端部をスライドドアに固定し、他方の端部付近を車体に取り付けられた金具により横方向に首振り可能に支持したものも公知である(特許文献2参照)。
特開平11−93514号公報 特開2002−79892号公報
しかしながら、特許文献1記載のスライドドア用給電装置は、電線が巻き取りユニットから裸のまま繰り出される構造であるので、電線が他の部材(スライドレール等)と擦れ合って損傷を受けやすい。また巻き取りユニットは、スライドドアの開閉ストロークとほぼ同じ長さの電線を繰り出したり巻き取ったりする必要があるため、装置が大型化するという問題もある。
また特許文献2記載のスライドドア用給電装置は、ワイヤハーネスがコルゲートチューブに収容されているため損傷を受けるおそれは少ないが、ワイヤハーネス入りコルゲートチューブはスライドドアの開閉ストロークを吸収するだけの長さが必要である。とくに、ワイヤハーネスとして丸線を用いているため、コルゲートチューブを大きく屈曲させることができず、屈曲の余裕をもたせて配索するには、大きなスペースを必要とするだけでなく、コルゲートチューブが弛んで他の部材と接触し、異音を発生したり、損傷を受けたりするおそれがある。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、スライドドアへの給電を行うワイヤハーネスが車体あるいはスライドドアに接触して損傷するのを回避し、かつ部品点数が少なく小型化が容易なスライドドア用給電装置を提供することを目的とする。
この発明のスライドドア給電装置の第1の態様は、車体側に固定される車体側固定ユニットと、スライドドア側に固定されるドア側固定ュ ニットと
端にコネクタを有し前記車体側固定ユニットと前記ドア側固定ユニットとを経由して前記車体側から前記スライドドア側へ配索されるフラットケーブルとを備え、前記フラットケーブルの少なくとも屈曲部における断面の長軸方向が、前記車体の車高方向と一致するように使用され、前記フラットケーブルの少なくとも屈曲部における断面が、前記車体と前記スライドドアとの渡り方向に対して垂直となっており、前記フラットケーブルに内包される導体は、平角導体であり、前記車体側固定ユニットおよび前記ドア側固定ユニットは、相互を連結して仮留めするためのロック機構を有していることを特徴とする。
この発明の他の態様は、前記ロック機構が、前記ドア側固定ユニットを前記スライドドアに固定した状態においても、前記車体側固定ユニットを前記ドア側固定ユニットに仮留めできる構造としていることを特徴とするスライドドア給電装置である。
この発明の他の態様は、前記フラットケーブルが、前記車体側固定ユニットまたは/および前記ドア側固定ユニットの内部で所定の余長を有していることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
さらにこの発明の他の態様は、前記フラットケーブルが2本以上束ねて配索され、前記所定の余長が前記フラットケーブル毎に所定の長さだけ異なっていることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
この発明の他の態様は、前記フラットケーブルが、前記スライドドアを閉じたときに所定の張力が掛かるような長さに設定されていることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
この発明の他の態様は、前記車体側固定ユニットが、前記スライドドアが閉じた状態における中央近傍に位置する前記車体側に固定され、前記ドア側固定ユニットが、前記スライドドアの前方に固定され、前記フラットケーブルが、前記車体側固定ユニットに略垂直に固定されるとともに前記ドア側固定ユニットには所定の角度で斜め方向に固定されていることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
この発明の他の態様は、前記フラットケーブルが、前記ドア側固定ユニットの出口部でその開口部分の角度の範囲で屈曲可能となるように前記ドア側固定ユニットに取り付けられていることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
この発明の他の態様は、前記車体側固定ユニットと前記ドア側固定ユニットとの間に配索された前記フラットケ一ブルの外周を包囲する電線保護部材がさらに設けられていることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
この発明の他の態様は、前記車体側固定ユニットおよび前記ドア側固定ユニットが、それぞれ前記電線保護部材の長手方向に対して所定の角度で前記電線保護部材を固定していることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
この発明の他の態様は、前記電線保護部材は、外形を波形状に形成することにより断面横方向に可撓性を持たせているコルゲートチューブであることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
この発明の他の態様は、前記車体側固定ユニットが、前記スライドドアが閉じた状態における中央近傍に位置する前記車体側に固定され、前記ドア側固定ユニットが、前記スライドドアの前方に固定され、前記電線保護部材が、前記車体側固定ユニットに略垂直に固定されるとともに前記ドア側固定ユニットには所定の角度で斜め方向に固定されていることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
この発明の他の態様は、前記電線保護部材が、前記ドア側固定ユニットの出口部でその開口部分の角度の範囲で屈曲可能となるように前記ドア側固定ユニットに取り付けられていることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
この発明の他の態様は、前記電線保護部材が、前記スライドドアを閉じたときに所定の張力が掛かるような長さに設定されていることを特徴とするスライドドア用給電装置である。
この発明の他の態様は、前記電線保護部材が、全長にわたって下部に切欠部を有していることを特徴とするスライドドア用給電装置である。


以上説明したように本発明によれば、スライドドアに給電するためのワイヤハーネスにフラットケーブルを用い、該フラットケーブルを断面の長軸が車体の車高方向に一致するように車体側固定ユニットとドア側固定ユニットとの間に配索させることにより、前記フラットケーブルの垂れ下がりを回避でき、かつ部品点数が少なく小型化が容易なスライドドア用給電装置を提供することができる。
前記フラットケーブルの屈曲部においては、前記車体と前記スライドドアとの渡り方向に対して断面が垂直となるように配索することにより、前記フラットケーブルの垂れ下がりをさらに抑制することが可能となる。
また、前記車体側固定ユニットと前記ドア側固定ユニットとを断面が縦長のコルゲートチューブで接続し、前記フラットケーブルを前記コルゲートチューブに内蔵させることで、前記フラットケーブルを保護して健全性をさらに高めることができる。
また、本発明のスライドドア用給電装置は、前記ドア側固定ユニットに前記車体側固定ユニットを仮留めするためのロック機構を備えており、前記車体側固定ユニットを車体に固定するまでの間に、前記フラットケーブルまたは前記コルゲートチューブに所定の曲げ癖を付加するようにしている。前記所定の曲げ癖を付加することにより、スライドドアの開閉による前記フラットケーブルまたは前記コルゲートチューブの屈曲移動の軌跡がほぼ一定になるようにしている。その結果、前記フラットケーブルまたは前記コルゲートチューブが前記車体あるいは前記スライドドアに接触して損傷したり異音を発したりするのを防ぐことが可能となる。
さらに、前記車体側固定ユニットまたは/および前記ドア側固定ユニットの内部で前記フラットケーブルに所定の余長を持たせることにより、本発明のスライドドア用給電装置に所定の製造公差、組立公差および据付公差等があっても、前記フラットケーブルに過度な張力がかからないようにすることが可能となり、前記フラットケーブルの断線等を回避して信頼性の高いスライドドア用給電装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るスライドドア用給電装置の概略の構成を示す斜視図である。 フラットケーブル30の端部が傾いている一実施例を示す図である。 本発明の実施形態に係るスライドドア用給電装置の概略の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るスライドドア用給電装置の概略の構成を示す斜視図である。 フラットケーブル30が2本以上束ねられている場合の余長収納部13における配索の状態を説明する一実施例を示す図である。 ドア側固定ユニット20を構成する主要部品を示す図である。 本発明の実施形態に係るスライドドア用給電装置の出荷時形状の一例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るスライドドア用給電装置の出荷時形状の一例を示す平面図である。 電線保護部材の一例としてのコルゲートチューブ40の概略を示す図であって、図9(a)は、コルゲートチューブ40の側面図であり、図9(b)は、コルゲートチューブ40の断面図である。また、図9(c)、(d)は、それぞれリブ56を有するコルゲートチューブの斜視図と断面図を示している。 フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40の固定方法の一実施例を示す図である。 スライドドアが全閉から全開になるまでの間のフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40の段階的な動きを説明する図である。
符号の説明
1、2・・・スライドドア用給電装置
10・・・車体側固定ユニット
11・・・挿入口
12、26・・・ケーブルバンド
13・・・余長収納部
14・・・配線出口
15・・・ロック挿入部
20・・・ドア側固定ユニット
21・・・配線取出部
22・・・ドアホルダー
23・・・ホルダーカバー
24・・・防水シール
25・・・ロック受部
26・・・突起
30・・・フラットケーブル
31、32・・・コネクタ
33・・・断面
34・・・屈曲部
40・・・コルゲートチューブ
51・・・縦寸法
52・・・横寸法
53、54・・・固定位置
55・・・切欠部
56・・・リブ
61、63・・・出口部
62・・・曲線部
64・・・角度
図面を参照して本発明の好ましい実施の形態におけるスライドドア用給電装置の構成について詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示および説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
図1は、本発明の実施の形態に係るスライドドア用給電装置の概略の構成を示す斜視図である。本実施形態のスライドドア用給電装置1は、車体の所定位置に固定される車体側固定ユニット10と、スライドドアの所定位置に固定されるドア側固定ユニット20とを備えており、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20との間にはフラットケーブル30が配索されている。
本実施形態のスライドドア用給電装置1では、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20との間の渡り部において、フラットケーブル30が自重で垂れ下がることのないような配索構造を用いている。
フラットケーブル30は、図1に示すように、前記渡り部において断面33が縦方向となるように配索されている。フラットケーブル30をこのように配索したとき、フラットケーブル30に屈曲部34が形成されるようにする。スライドドアの開閉に伴ってドア側固定ユニット20が図中の矢印のように左右に移動したとき、屈曲部34はフラットケーブル30上の位置を変化させながら形成される。
本発明では、フラットケーブル30が自重で垂れ下がるのを防止するために、少なくとも屈曲部34における断面33の長軸を、前記車体の車高方向と一致させるようにしている。屈曲部34におけるフラットケーブル30の断面33をこのような向きにすることにより、フラットケーブル30が持つ機械的な強度により、下方に垂れ下がらないようにすることができる。
フラットケーブル30が前記渡り部において垂れ下がらないようにするために、フラットケーブル30に内包される導体が平角導体であるのがより望ましい。平角導体は、面方向の引張り力に対して高い耐力を有しており、自重による引張り力に抗してフラットケーブル30が垂れ下がらないようにすることができる。
また、フラットケーブル30の少なくとも屈曲部34における断面33が、前記車体と前記スライドドアとの渡り方向に対して垂直となっているのがさらに好ましい。屈曲部34における断面33を渡り方向に対して垂直とすることにより、屈曲部34においてフラットケーブル30にかかる自重が左右両側に均等に分配される。その結果、屈曲部34の形状が安定し、断面33の長軸が前記車体の車高方向に安定的に維持される。すなわち、スライドドアへの給電を行うワイヤハーネスとしてのフラットケーブル30が車体あるいはスライドドアに接触して損傷するのを回避することができる。
フラットケーブル30の断面33の向きは、屈曲部34においては長軸を前記車体の車高方向に一致させる必要があるものの、それ以外の例えば車体側固定ユニット10の近傍、あるいはドア側固定ユニット20の近傍では、断面33の長軸が必ずしも前記車体の車高方向を向いている必要はない。
一例として、車体側固定ユニット10の近傍、あるいはドア側固定ユニット20の近傍でフラットケーブル30の断面33の長軸が図2に示すように傾いていてもよい。このように、屈曲部34以外でフラットケーブル30の断面33が傾いている場合であっても、屈曲部34において、断面33の長軸が前記車体の車高方向に一致していればよい。
本発明の別の実施形態を図3に示す。図3は、本発明の別の実施形態に係るスライドドア用給電装置の概略の構成を示す斜視図である。本実施形態のスライドドア用給電装置1は、車体の所定位置に固定される車体側固定ユニット10と、スライドドアの所定位置に固定されるドア側固定ユニット20とを備えており、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20との間には、車体側からスライドドア側に電力供給するワイヤハーネスとして、フラットケーブル30が配設されている。
本実施形態では、フラットケーブル30は、車体側に接続するためのコネクタ31と、スライドドア側に接続するためのコネクタ32を両端に有しており、車体側固定ユニット10およびドア側固定ユニット20のそれぞれの内部を通過して配索されている。
フラットケーブル30は、1本であってもよいし2本以上を束ねたものであってもよい。図3では、フラットケーブル30を複数本束ねて配索した実施例を示している。複数本のフラットケーブル30は、コネクタ31とコネクタ32のそれぞれに一体化して接続されている。
車体側固定ユニット10は、前記車体の所定位置に固定されて、フラットケーブル30の一端を保持する役割を有している。すなわち、本実施形態ではフラットケーブル30の前記一端を挿入口11に挿入し、ケーブルバンド12で固定するようにしている。フラットケーブル30は、余長収納部13を経由して、車体側固定ユニット10の配線出口14から前記車体に配索される。また、車体側固定ユニット10には、ロック機構としてロック挿入部15が設けられている。なお、ロック機構の詳細については後述する。
本発明のさらに別の実施形態を図4に示す。図4は、本発明の別の実施形態に係るスライドドア用給電装置の概略の構成を示す斜視図である。本実施形態のスライドドア用給電装置2は、車体の所定位置に固定される車体側固定ユニット10と、スライドドアの所定位置に固定されるドア側固定ユニット20とを備えており、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20との間には、車体側からスライドドア側に電力供給するワイヤハーネスとして、フラットケーブル30が配設され、このフラットケーブル30を覆うようにコルゲートチューブ40が設けられている。
フラットケーブル30は、余長収納部13において所定長さの余長を有するように配索されている。特に、フラットケーブル30が2本以上束ねられている場合には、各フラットケーブル30の余長がそれぞれで異なるように配索されている。余長収納部13で異なる長さの余長を有するように配索することにより、フラットケーブル30に大きな張力がかからないようにしている。
より具体的には、車体側固定ユニット10の製造公差や組立公差、車体に固定時の据付公差等によって、フラットケーブル30に大きな張力がかかる可能性が考えられる。あるいは、車体側固定ユニット10の据付時にコネクタ31を引っ張ったり傾けたりしたために、フラットケーブル30に大きな張力がかかる可能性も考えられる。そこで、本実施形態のスライドドア用給電装置2では、余長収納部13においてフラットケーブル30に所定長さの余長を持たせることにより、上記いずれの場合でもフラットケーブル30に大きな張力がかからないようにしている。フラットケーブル30が2本以上束ねられている場合の一実施例として、余長収納部13におけるフラットケーブル30の配索の状態を図5に示す。
図5では、フラットケーブルとして30a、30b、30cの3本が余長収納部13に配索されている例を示している。フラットケーブル30aの余長が最も短く、30b、30cの順に余長が長くなっている。フラットケーブル30aの余長とフラットケーブル30bの余長との差は、少なくとも前記製造公差、組立公差および据付公差の合計よりも長くなるようにしている。同様に、フラットケーブル30bの余長とフラットケーブル30cの余長との差も、前記フラットケーブル30aとフラットケーブル30bとの余長差とほぼ同じになるようにしている。
このように、フラットケーブル30が複数束ねられている場合には、各フラットケーブル30(30a、30b、30c)の間で所定の余長差(例えば数mm)を持たせることにより、フラットケーブル30間で不適切な負荷がかかるのを回避することができる。なお、本実施形態では、余長収納部13を車体側固定ユニット10に設けるようにしたが、これをドア側固定ユニット20、あるいはその両方に設けるようにしてもよい。上記いずれの場合であっても、フラットケーブル30に不適切な負荷がかからないようにすることができる。
次に、ドア側固定ユニット20の構成を、図6を用いて説明する。図6は、ドア側固定ユニット20を構成する主要部品を示す図である。ドア側固定ユニット20は、配線取出部21、ドアホルダー22、ホルダーカバー23、および防水シール24から構成されている。また、ドア側固定ユニット20には、ロック機構(詳細については後述する)としてロック受部25が設けられている。このロック受部25は、前述の車体側固定ユニット10に設けられているロック挿入部15に対応するものである。
コルゲートチューブ40の他端は、ケーブルバンド26で配線取出部21に固定されている。フラットケーブル30は、コルゲートチューブ40の前記他端の出口から配線取出部21を経由して、スライドドアに配索されるように構成されている。
配線取出部21は、ドアホルダー22の所定の位置に固定されており、ドアホルダー22とともにホルダーカバー23で覆われている。ホルダーカバー23は、フラットケーブル30が小石や水等で損傷されるのを保護するためのものである。さらに、ホルダーカバー23と前記ドアパネルとの隙間からドア内部に水が浸入しないよう、ホルダーカバー23と前記ドアパネルとの間に防水シール24を挿入しており、ドアホルダー22とホルダーカバー23を一体にして前記ドアパネルに固定している。
図7は、本発明の実施形態に係るスライドドア用給電装置の出荷時形状の一例を示す平面図である。図7に示すように、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20とをロック機構により連結する。このとき、フラットケーブル30およびその外部を覆うコルゲートチューブ40には、所定の曲率半径を有する屈曲状態が与えられるようにする。例えば、図4に示されるスライドドア用給電装置2が製造された後、スライドドアおよび車体に据付けられるまでの間、図7に示すような形状に仮留めされる。なお、図3に示されるスライドドア用給電装置1についても、図4に示されるスライドドア用給電装置2と同様、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20とをロック機構により連結することができる。
これによって、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20とが連結されることとなり、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に一定方向の曲がり癖を付けることができる。また、このように曲がり癖をつけておくことで、スライドドア用給電装置1、2のフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に一定方向とは異なる曲がり癖が付くことやフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40が変形することを回避することができる。すなわち、この曲がり癖は、図1および図2に示されるフラットケーブル30の屈曲部34を形成しやすくするために付けることができる。
図8は、本発明の実施形態に係るスライドドア用給電装置の出荷時形状の一例を示す平面図である。図8に示すように、ロック機構の形状としては、ロックで嵌合するもの(図8(a))、圧入により嵌合するもの(図8(b))などが実現可能である。図8(b)に示す圧入による嵌合では、ロック受部25の挿入口内に突起26を設けることで、ロック受部25に挿入されたロック挿入部15を突起26で押圧することで保持させるようにすることができる。
次に、図4に示されたスライドドア用給電装置2に用いられるコルゲートチューブ40の概略図を図9に示す。図9(a)は、コルゲートチューブ40の側面図であり、図9(b)は、コルゲートチューブ40の断面図を示している。図9(a)に示すとおり、コルゲートチューブ40の外形は波形を形成している。また図9(b)に示すとおり、コルゲートチューブ40の断面は縦長の形状をしており、内部が空洞となっている。
図9において、図9(c)と図9(d)は、コルゲートチューブ40の上面および下面に長手方向に延びるリブ56が追加された実施例を示している。図9(c)は、リブ56を有するコルゲートチューブ40の斜視図であり、図9(d)は断面図である。図9(c)、図9(d)に示すようなリブ56が形成されていると、コルゲートチューブ40に張力が掛かったときの伸びを少なくできるといった特徴がある。
コルゲートチューブ40を上記のような構造とすることにより、コルゲートチューブ40は、横方向(図9(b)中X方向)には非常に曲がりやすく(高い可撓性を有する)、縦方向(図9(b)中Y方向)には曲がりにくい構造となっている。なお、図9(c)、図9(d)に示すリブ56は、コルゲートチューブ40の上下面に形成されていることから、コルゲートチューブ40の横方向の可撓性が損なわれることはない。
コルゲートチューブ40の断面寸法は、図9(b)に示す縦寸法51が少なくともフラットケーブル30の幅より大きく、図9(b)に示す横寸法52が少なくともフラットケーブル30の厚さ(複数本のフラットケーブル30が束ねられている場合には、フラットケーブル30の全体の厚さ)よりも大きく成型されている。
図9(a)において、コルゲートチューブ40の両端には前記波形の山の無い箇所が53と54の2ヶ所設けられている。これは、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20のそれぞれで、ケーブルバンド12と26で固定される位置を示している。このように、コルゲートチューブ40が車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20のそれぞれで固定される位置を明確にしておくことにより、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20との間のコルゲートチューブ40の長さが設計通りになるよう確実に固定されることになる。
また図9(b)、(d)において、コルゲートチューブ40の断面下部には切欠部55が設けられている。これは、コルゲートチューブ40の内部に小石等が入っても切欠部55から排出されるように設けられたものである。切欠部55の幅は、フラットケーブル30の厚さ(複数本のフラットケーブル30が束ねられている場合には、フラットケーブル30の全体の厚さ)よりも小さくして、フラットケーブル30が切欠部55から落下しないようにしている。
コルゲートチューブ40は弾力性があるため、切欠部55からフラットケーブル30を挿入したり取出したりすることも可能である。コルゲートチューブ40にフラットケーブル30を後入れ加工することが可能となることから、スライドドア用給電装置2の組立作業性が向上する。フラットケーブル30は、上述の通り、それ自身がテンションを持っており、これを縦長に配置した場合には、下方に垂れ下がりにくくなる。従って、コルゲートチューブ40の断面下部に切欠部55を設けても、スライドドア用給電装置2の機能に悪影響を及ぼす恐れはない。
本実施形態のスライドドア用給電装置2では、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20との間に、上記説明のコルゲートチューブ40を配設し、さらにコルゲートチューブ40の内部にフラットケーブル30を配索させるようにしたことにより、コルゲートチューブ40が横方向に高い可撓性を有する構造となっている。すなわち、コルゲートチューブ40を小さな曲率半径でも曲げられるようにしている。
一例として、コルゲートチューブ40の最小の曲率半径を70mmとすることが可能であり、フラットケーブル30の曲率半径はさらに小さい例えば14mm程度とすることが可能なことから、コルゲートチューブ40をそれ自身の最小曲率半径70mmまで屈曲させることが可能となる。
上記のとおり、コルゲートチューブ40を小さな曲率半径で屈曲させることが可能なことから、コルゲートチューブ40の長さをできるだけ短くすることが可能となる。すなわち、前記スライドドアが全閉または全開のときに、コルゲートチューブ40は車体側固定ユニット10またはドア側固定ユニット20との接続部で最も小さな曲率半径で屈曲されることになるが、このときの曲率半径を小さくできると屈曲部分の円弧の長さを短くすることが可能となる。
本実施形態のスライドドア用給電装置2では、コルゲートチューブ40は、両端を車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20で保持されているのみで、中間部分を保持するものは設けられていない。しかしながら、コルゲートチューブ40は図9に示すとおり縦長に形成されていることから、下方向には自重で僅かに垂れ下がるのみである。これに対し、水平方向には比較的自由に移動できる構造となっている。
コルゲートチューブ40は、水平方向に比較的自由に移動できる構造となっているため、スライドドアの開閉中、あるいは閉鎖して走行中等に、コルゲートチューブ40が前記車体あるいは前記スライドドアに接触して損傷したり異音を発したりする可能性が考えられる。しかしながら、本実施形態のスライドドア用給電装置2では、以下に説明するような手段によって、コルゲートチューブ40が前記車体および前記スライドドアに接触しないようにしている。なお、この手段は、本実施形態のスライドドア用給電装置1のフラットケーブル30が前記車体および前記スライドドアに接触しないようにするためにも同様に適用される。
本実施形態のスライドドア用給電装置1、2では、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に一定方向の曲がり癖を持たせるようにしている。フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に前記一定方向の曲がり癖を持たせるために、車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20には所定のロック機構が備えられている。
より詳細には、車体側固定ユニット10にはロック挿入部15が設けられており、ドア側固定ユニット20にはロック受部25が設けられている。そして、例えばスライドドア用給電装置2が製造された後車両に据付けられるまでの間、ロック挿入部15をロック受部25に挿入して車体側固定ユニット10とドア側固定ユニット20とを連結しておくことにより、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に前記一定方向の曲がり癖を付けることができる。
また、ロック挿入部15とロック受部25との連結は、ドア側固定ユニット20が前記ドアパネルに固定された後車体側固定ユニット10が前記車体に固定されるまでの間も継続させることで、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に前記一定方向とは異なる曲がり癖を付けてしまうのを回避することができる。そこで、ロック挿入部15とロック受部25との連結は、ドア側固定ユニット20が前記ドアパネルに固定された状態でも可能な構造としている。
さらに、車体側固定ユニット10とフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40との接続、およびドア側固定ユニット20とフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40との接続を、それぞれフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40の長手方向に対して所定の角度を設けて行うことで、より確実にフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40が前記車体および前記スライドドアに接触しないようにすることができる。車体側固定ユニット10を前記スライドドアが閉じた状態における中央近傍に位置する前記車体部に設け、ドア側固定ユニット20を前記スライドドアの前方に設けた場合のフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40の固定方法を説明する一実施例を図10に示す。
図10では、車体側固定ユニット10、ドア側固定ユニット20、およびフラットケーブル30(またはコルゲートチューブ40)を、図3および図4に示したものを簡略化して示している。本実施例では、車体側固定ユニット10に対しフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40を略垂直に固定しており、出口部61には、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40を所定の曲率半径以下に曲げないように曲線部62が設けられている。一方、ドア側固定ユニット20に対しては、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40を斜め前方方向(図中左方向)に固定しており、出口部63ではその開口部分の角度64の範囲でフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40が屈曲できるようにしている。
ここで、ドア側固定ユニット20の出口部63の開口部分の角度64は、車体側方向から車体の斜め前方方向(図中左方向)に向けてつけられているため、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40は、角度がつけられた側に凸になるように屈曲し、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40が車両の後方(図中右方向)へ屈曲することを抑制することができる。このとき、ドア側固定ユニット20側では、スライドドア用給電装置1、2が車体およびドアに取り付けられた状態で、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40が、常に車両の前方(図中左方向)に向いて屈曲するように、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に曲がり癖が付加されている。
なお、この曲がり癖の向きは、図1および図2に示されるフラットケーブル30の屈曲部34の向きに対応する。すなわち、図1および図2に示されるフラットケーブル30の屈曲部34の向きを常に同じ向きにしたい場合には、例えば図10に示されるように、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40がドア側固定ユニット20に対して斜め前方方向(図中左方向)に固定されるようにするとよい。
上記のとおり、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に前記一定方向の曲がり癖を付加し、さらに車体側固定ユニット10およびドア側固定ユニット20とフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40との接続を図10のようにした場合の、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40の動きの一例を図11に示す。
図11では、前記スライドドアが全閉から全開になるまでの間のフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40の段階的な動きを重ねて表示しており、車体およびスライドドアは図示を省略している。また、ここでは車体のドア側への最突出部は車体側固定ユニット10のドア側への最突出部とし、スライドドアの車体側への最突出部はドア側固定ユニット20の車体側への最突出部としている。
同図に示すとおり、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40は、前記車体と前記スライドドアとの間で前記車体あるいは前記スライドドアに接することなく移動していることが確認できる。なお、図11において、図面の左側が車両の前方、図面の右側が車両の後方をそれぞれ示している。すなわち、スライドドア用給電装置1、2が車体およびドアに取り付けられてスライドドアが開閉動作をする状態において、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40は、常に車両の前方に向くように屈曲していることが望ましく、図7に示されるようにフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に曲がり癖が付加されていることが望ましい。このようにすると、スライドドア用給電装置1、2のフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に一定方向とは異なる曲がり癖が付くことやフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40が変形することを回避することができ、図11に示されるように、スライドドアの開閉時のフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40の動きが円滑となる。
また、図11に示す実施例では、前記スライドドアが全閉のときにフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40が前記車体に最も接近している。本実施形態のスライドドア用給電装置1、2では、前記スライドドアが全閉のときにフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に弛みが無いよう、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40の長さを調整している。さらに、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40に所定の張力を掛けることで、車両の走行中にフラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40が振動して前記車体あるいは前記スライドドアに接するのを、より確実に回避することができる。
フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40は、上述のとおり、面方向に強いテンションを有していることから、例えばスライドドアの全開時に足で踏まれるなどした場合でも、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40が損傷することはない。また、フラットケーブル30または/およびコルゲートチューブ40を図示しないブラケットの上に配索することにより、仮に足で踏まれた場合でも、一時的にねじれたりするだけで、すぐに元の形状に復元するようになる。
本明細書は、2005年9月5日出願の特願2005−256814ならびに2006年3月29日出願の特願2006−090567に基づく。この内容はすべてここに含めておく。

Claims (14)

  1. 車体側に固定される車体側固定ユニットと
    ライドドア側に固定されるドア側固定ユニットと
    端にコネクタを有し前記車体側固定ユニットと前記ドア側固定ユニットとを経由して前記車体側から前記スライドドア側へ配索されるフラットケーブルとを備え
    記フラットケーブルの少なくとも屈曲部における断面の長軸方向が、前記車体の車高方向と一致するように使用され、
    前記フラットケーブルの少なくとも屈曲部における断面が、前記車体と前記スライドドアとの渡り方向に対して垂直となっており、
    前記フラットケーブルに内包される導体は、平角導体であり、
    前記車体側固定ユニットおよび前記ドア側固定ユニットは、相互を連結して仮留めするためのロック機構を有していることを特徴とするスライドドア用給電装置。
  2. 前記ロック機構は、前記ドア側固定ユニットを前記スライドドアに固定した状態においても、前記車体側固定ユニットを前記ドア側固定ユニットに仮留めできる構造としていることを特徴とする請求項に記載のスライドドア用給電装置。
  3. 前記フラットケーブルは、前記車体側固定ユニットまたは/および前記ドア側固定ユニットの内部で所定の余長を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のスライドドア用給電装置。
  4. 前記フラットケーブルは2本以上が束ねて配索され、前記所定の余長は前記フラットケーブル毎に所定の長さだけ異なっていることを特徴とする請求項に記載のスライドドア用給電装置。
  5. 前記フラットケーブルは、前記スライドドアを閉じたときに所定の張力が掛かるような長さに設定されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか 1項に記載のスライドドア用給電装置。
  6. 前記車体側固定ユニットは、前記スライドドアが閉じた状態における中央近傍に位置する前記車体側に固定され、前記ドア側固定ユニットは、前記スライドドアの前方に固定され、前記フラットケーブルは、前記車体側固定ユニットに略垂直に固定されるとともに前記ドア側固定ユニットには所定の角度で斜め方向に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のスライドドア用給電装置。
  7. 前記フラットケーブルは、前記ドア側固定ユニットの出口部でその開口部分の角度の範囲で屈曲可能となるように前記ドア側固定ユニットに取り付けられていることを特徴とする請求項に記載のスライドドア用給電装置。
  8. 前記車体側固定ユニットと前記ドア側固定ユニットとの間に配索された前記フラットケ一ブルの外周を包囲する電線保護部材がさらに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか 1項に記載のスライドドア用給電装置。
  9. 前記車体側固定ユニットおよび前記ドア側固定ユニットは、それぞれ前記電線保護部材の長手方向に対して所定の角度で前記電線保護部材を固定していることを特徴とする請求項に記載のスライドドア用給電装置。
  10. 前記電線保護部材は、外形を波形状に形成することにより断面横方向に可撓性を持たせているコルゲートチューブであることを特徴とする請求項または請求項に記載のスライドドア用給電装置。
  11. 前記車体側固定ユニットは、前記スライドドアが閉じた状態における中央近傍に位置する前記車体側に固定され、前記ドア側固定ユニットは、前記スライドドアの前方に固定され、前記電線保護部材は、前記車体側固定ユニットに略垂直に固定されるとともに前記ドア側固定ユニットには所定の角度で斜め方向に固定されていることを特徴とする請求項から請求項10のいずれか1項に記載のスライドドア用給電装置。
  12. 前記電線保護部材は、前記ドア側固定ユニットの出口部でその開口部分の角度の範囲で屈曲可能となるように前記ドア側固定ユニットに取り付けられていることを特徴 とする請求項11に記載のスライドドア用給電装置。
  13. 前記電線保護部材は、前記スライドドアを閉じたときに所定の張力が掛かるような長さに設定されていることを特徴とする請求項から請求項12のいずれか 1項に記載 のスライドドア用給電装置。
  14. 前記電線保護部材は、全長にわたって下部に切欠部を有していることを特徴とする請求項から請求項13のいずれか1項に記載のスライドドア用給電装置。
JP2007534431A 2005-09-05 2006-09-05 スライドドア用給電装置 Active JP4999102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007534431A JP4999102B2 (ja) 2005-09-05 2006-09-05 スライドドア用給電装置

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256814 2005-09-05
JP2005256814 2005-09-05
JP2006090567 2006-03-29
JP2006090567 2006-03-29
PCT/JP2006/317559 WO2007029705A1 (ja) 2005-09-05 2006-09-05 スライドドア用給電装置
JP2007534431A JP4999102B2 (ja) 2005-09-05 2006-09-05 スライドドア用給電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007029705A1 JPWO2007029705A1 (ja) 2009-03-19
JP4999102B2 true JP4999102B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=37835824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007534431A Active JP4999102B2 (ja) 2005-09-05 2006-09-05 スライドドア用給電装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8182022B2 (ja)
EP (1) EP1923272A4 (ja)
JP (1) JP4999102B2 (ja)
KR (1) KR20080045681A (ja)
CN (1) CN101242973B (ja)
WO (1) WO2007029705A1 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2048037A1 (en) 2006-07-31 2009-04-15 The Furukawa Electric Co., Ltd. Electricity supply device for sliding door
JP4783307B2 (ja) * 2006-11-13 2011-09-28 矢崎総業株式会社 スライド構造体用の給電装置
JP4913690B2 (ja) * 2007-07-27 2012-04-11 古河電気工業株式会社 スライドドア用給電装置
JP5379368B2 (ja) * 2007-10-02 2013-12-25 古河電気工業株式会社 フレキシブルフラットハーネス及びスライドドアの給電装置
JP5242112B2 (ja) * 2007-10-02 2013-07-24 古河電気工業株式会社 フレキシブルフラットハーネス及びその製造方法並びにスライドドアの給電装置
JP5103196B2 (ja) * 2008-01-10 2012-12-19 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤハーネスの外装保護用チューブおよびワイヤハーネス
JP5122988B2 (ja) * 2008-01-15 2013-01-16 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤハーネスの外装保護用チューブおよびワイヤハーネス
JP5255382B2 (ja) * 2008-09-19 2013-08-07 古河電気工業株式会社 保護チューブ及び給電装置
JP2011189761A (ja) * 2010-03-11 2011-09-29 Furukawa Electric Co Ltd:The スライドドア用常時給電システム
JP5356357B2 (ja) * 2010-11-02 2013-12-04 古河電気工業株式会社 スライドドア用給電装置
JP5827819B2 (ja) * 2011-05-12 2015-12-02 矢崎総業株式会社 フラットケーブルの配策構造
JP5875151B2 (ja) * 2012-03-30 2016-03-02 矢崎総業株式会社 ハーネス用外装保護部材とそれを用いたワイヤハーネス
DE202013100570U1 (de) * 2013-02-07 2014-05-08 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Hallstadt Fensterscheibe mit einzelnem elastischem Leitungsführungselement
JP6149535B2 (ja) * 2013-06-20 2017-06-21 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス
JP6174468B2 (ja) 2013-11-26 2017-08-02 矢崎総業株式会社 フラットケーブル誘導装置
JP2017079555A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤハーネス
JP6434931B2 (ja) * 2016-04-06 2018-12-05 矢崎総業株式会社 ケーブル配索構造
JP6461049B2 (ja) * 2016-06-27 2019-01-30 矢崎総業株式会社 サンルーフ用給電構造及びサンルーフユニット
CN107425502B (zh) * 2017-06-21 2023-03-24 贵州航天南海科技有限责任公司 一种横移载车板的电缆走线装置
JP6681417B2 (ja) * 2018-01-23 2020-04-15 矢崎総業株式会社 電気接続箱と保護部材の連結構造
US10731807B1 (en) * 2018-07-23 2020-08-04 Graham Holloway Electrical connection device and lighting system for a sectional door
US10717386B1 (en) * 2018-07-23 2020-07-21 Graham Holloway Apparatus, system, and method for connecting a wiring harness to a sectional door
JP6846401B2 (ja) * 2018-11-30 2021-03-24 矢崎総業株式会社 配索構造
JP7297571B2 (ja) 2019-07-11 2023-06-26 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004048849A (ja) * 2002-07-09 2004-02-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 移動体への給電装置
JP2004147469A (ja) * 2002-10-28 2004-05-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd ケーブル配索構造
JP2005170188A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Furukawa Electric Co Ltd:The スライドドア用給電装置
JP2005178700A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Furukawa Electric Co Ltd:The スライドドア用給電装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2896889A (en) * 1957-10-02 1959-07-28 Gen Motors Corp Flexible retainer
DE19814670B8 (de) * 1997-04-02 2007-02-08 Asmo Co., Ltd., Kosai Versorgungseinrichtung für eine Schiebetür
JPH1193514A (ja) 1997-07-25 1999-04-06 Toyota Auto Body Co Ltd 車両用スライドドアの給電構造
DE19839258A1 (de) * 1998-08-28 2000-03-02 Delphi Automotive Systems Gmbh Elektrische Verbindung
US6161894A (en) * 1999-05-28 2000-12-19 Delphi Technologies, Inc. Flexible electric cable for sliding vehicle door
JP3954802B2 (ja) * 2000-04-11 2007-08-08 矢崎総業株式会社 自動車用スライドドアの給電装置
JP3831198B2 (ja) 2000-06-30 2006-10-11 矢崎総業株式会社 スライドドアへのハーネス配索構造
US6358073B1 (en) * 2000-09-28 2002-03-19 Delphi Technologies, Inc. Wiring assembly
DE60206090T2 (de) * 2001-03-16 2006-06-14 Yazaki Corp Kabelbaumanordnung für eine Kraftfahrzeugschiebetür
JP2003048495A (ja) * 2001-08-07 2003-02-18 Yazaki Corp スライドドアの給電装置
US6685253B1 (en) * 2001-10-31 2004-02-03 Lear Corporation Power sliding door wire housing
ITTO20011100A1 (it) * 2001-11-23 2003-05-23 Framatome Connectors Italia Gruppo di connessione per il collegamento di un impianto elettrico diun autoveicolo a componenti elettrici di una portiera scorrevole dell'
US6908140B1 (en) * 2004-02-24 2005-06-21 Arvinmeritor Technology, Llc Door module cable holder
JP4667844B2 (ja) * 2004-05-31 2011-04-13 古河電気工業株式会社 スライドドア用給電装置
JP4570407B2 (ja) * 2004-07-09 2010-10-27 古河電気工業株式会社 スライドドア用給電装置
JP4414875B2 (ja) * 2004-12-22 2010-02-10 矢崎総業株式会社 常時給電装置
JP4560478B2 (ja) * 2005-11-17 2010-10-13 矢崎総業株式会社 スライド構造体用の給電装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004048849A (ja) * 2002-07-09 2004-02-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 移動体への給電装置
JP2004147469A (ja) * 2002-10-28 2004-05-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd ケーブル配索構造
JP2005170188A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Furukawa Electric Co Ltd:The スライドドア用給電装置
JP2005178700A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Furukawa Electric Co Ltd:The スライドドア用給電装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20080045681A (ko) 2008-05-23
US20090044455A1 (en) 2009-02-19
JPWO2007029705A1 (ja) 2009-03-19
EP1923272A4 (en) 2009-12-23
CN101242973B (zh) 2010-05-19
WO2007029705A1 (ja) 2007-03-15
CN101242973A (zh) 2008-08-13
US8182022B2 (en) 2012-05-22
EP1923272A1 (en) 2008-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4999102B2 (ja) スライドドア用給電装置
JP4728938B2 (ja) スライドドア用給電装置
US20060090920A1 (en) Wire harness construction
US6515229B2 (en) Structure of installing wire harness for sliding door
JP4746965B2 (ja) スライド構造体用の給電装置
EP1544046B1 (en) Structure for installing a door harness
US7381898B2 (en) Electrical connection structure
US7375281B2 (en) Power-supplying apparatus for sliding structure
JP5149106B2 (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP4256764B2 (ja) ハーネス用ガイドプロテクタ及びそれを備えた電線余長吸収構造並びにハーネス用ガイドプロテクタの固定方法
JP4297375B2 (ja) スライドドア用給電装置
JP2009179118A (ja) スライドドア給電用ワイヤハーネスの取付構造
JP2008062784A (ja) 常時給電装置
JP4205611B2 (ja) スライドドア用給電装置
WO2021200323A1 (ja) プロテクタおよびワイヤハーネス
JP2010283949A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP2007181268A (ja) スライド構造体用の給電装置
JP2005170360A (ja) スライドドア用給電装置
JP4183078B2 (ja) プロテクタ
JP2007151316A (ja) ハーネス配索構造とそれを備えた給電装置
JP2008312374A (ja) スライド構造体用の給電装置
JP2010083398A (ja) スライドドア用給電装置
JP4949954B2 (ja) 給電装置のハーネス配索構造
JP2008030715A (ja) スライドドア用給電装置
JP4199073B2 (ja) 電線余長吸収装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120511

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4999102

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350