JP2006212895A - 積層体、建築用部材および床暖房パネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 線膨張係数が−2×10−5〜1×10−5/℃、弾性率が5〜15GPaであり、樹脂成分を70%以上含有する熱可塑性樹脂シートの少なくとも片面に、クラフト紙、織布、及び不織布よりなる群から選ばれる少なくとも一種のシート状体(好ましくは、熱可塑性樹脂シートが、延伸倍率8〜40倍のポリオレフィン系樹脂シートからなる)が積層されてなる積層体および木質系材料の少なくとも片面に、上記積層体が積層されてなる建築用部材である。
【選択図】 なし
Description
本発明における熱可塑性樹脂シートは、線膨張係数が−2×10−5〜1×10−5/℃、弾性率が5〜15GPaであり、樹脂成分を70%以上含有するものである。
上記不織布及び織布を構成する繊維としては特に限定されないが、後述する木質系材料と積層するには、天然繊維、就中植物繊維が好ましい。また、合成繊維からなる不織布又は織布を使用する場合には不織布又は織布の表層にコロナ放電処理を施すことが好ましい。このような不織布又は織布を使用することにより、後述する木質系材料との接着力が向上し、結果として耐水性に優れた建築用部材を得ることができる。
尚、本発明は下記実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
重量平均分子量(Mw)3.3×105、融点135℃の高密度ポリエチレン(日本ポリケム社製)を押出機に供給して樹脂温度200℃で溶融混練した後、Tダイを用いてシート状に成形してポリエチレン樹脂シートを得た。
両面に芯鞘構造を有するPP/PEの不織布を積層し、コロナ放電処理した以外は実施例1と同様である。尚、得られた積層体の線膨張係数は−1.0×10−5/℃、弾性率は13.5GPaであった。
実施例1により得られた積層体を、酢酸ビニル系のエマルジョン系接着剤を用いてMDF(厚み:5mm)に接着し積層して建築用部材を得た。
実施例2より得られた積層体を、酢酸ビニル系のエマルジョン系接着剤を用いてMDF(厚み:5mm)に接着し積層して建築用部材を得た。
延伸オレフィン系樹脂シートの表面に低密度ポリエチレンのフィルムを積層した後コロナ放電処理した積層体を酢酸ビニル系のエマルジョン系接着剤を用いてMDF(厚み:5mm)に接着し積層して建築用部材を得た。
角棒形状の桟材を平行に対峙して配置し、該桟材の上面に長方形板状の表面材(木質単板に不飽和ポリエステルを注入固化してなる合成樹脂注入木材単板)、該桟材の下面に裏面材を熱可塑性樹脂(エチレン酢酸ビニル系樹脂)を介して接合して構成した枠内に、発熱体と断熱材を配設して床暖房パネルを得た。尚上記裏面材としては、実施例1で得られた積層体を用いた。
裏面材として実施例2で得られた積層体を用いたこと以外は実施例6と同様にして床暖房パネルを得た。
裏面材として実施例5で得られた積層体を用いたこと以外は実施例6と同様にして床暖房パネルを得た。
延伸ポリエチレン系樹脂シートの代わりにガラス繊維50重量%含有するポリプロピレン系樹脂繊維強化シートを用いたこと以外は実施例1と同様にして積層体を得た。得られた積層体の線膨張係数は−1.6×10−5/℃、弾性率は7.7GPaであった。
比較例1の積層体をMDFに接着し積層して建築部材を得た。
MDF単体を建築用部材として用いた。
裏面材として比較例1で得られた積層体を用いたこと以外は実施例6と同様にして床暖房パネルを得た。
(耐水性)
表面吸水試験として、上記で得られた積層体の上面の部分を常温の水と接触させた状態で72時間保持した後、水と接触させた部分のシート厚みを測定し、初期値(水を接触させる前のシート厚み)と比較した。吸水による厚みの変化が小さいほど耐水性に優れていると評価される。
(1)建築用部材
上記で得られた建築用部材を切断して試料(長さ700×巾300mm)を切り出し、上部に開口部(長さ600×巾300mm)を有する80℃水槽の開口部を塞ぐように載置し、開口部において80℃の熱水から発生する水蒸気が評価試料に接触するようになされた状態で1時間保持した後、試料を平面状に載置して試料の反り量を測定した。反り量は、試料の端部または中央部における試料下面と平面との距離の最大値とした。
(2)床暖房パネル
反りの代用特性として上記で得られた床暖房パネルに通電し(昇温)、長手方向の伸びを測定した。伸びが小さい程、反りを低減(防止)可能と評価される。
Claims (7)
- 線膨張係数が−2×10−5〜1×10−5/℃、弾性率が5〜15GPaであり、樹脂成分を70%以上含有する熱可塑性樹脂シートの少なくとも片面に、クラフト紙、織布、及び不織布よりなる群から選ばれる少なくとも一種のシート状体が積層されてなることを特徴とする積層体。
- 線膨張係数が−2×10−5〜1×10−5/℃、弾性率が5〜15GPaであることを特徴とする請求項1記載の積層体。
- 熱可塑性樹脂シートが、延伸倍率8〜40倍のポリオレフィン系樹脂シートからなることを特徴とする請求項1又は2記載の積層体。
- 木質系材料の少なくとも片面に、請求項1〜3記載の積層体が積層されてなることを特徴とする建築用部材。
- 延伸倍率8〜40倍のポリオレフィン系樹脂シートと木質系材料とが、熱可塑性樹脂を介して接合されてなることを特徴とする建築用部材。
- 平行に対峙して配置された桟材と、桟材の一面に亘って接合された表面材と、桟材の他面に亘って接合された裏面材とで構成された枠内に、発熱体及び断熱材とが配設されてなり、上記裏面材が請求項1〜3記載の積層体からなることを特徴とする床暖房パネル。
- 平行に対峙して配置された桟材と、桟材の一面に亘って接合された表面材と、桟材の他面に亘って接合された裏面材とで構成された枠内に、発熱体及び断熱材とが配設されてなり、上記裏面材が延伸倍率8〜40倍のポリオレフィン系樹脂シートからなり、上記裏面材と桟材とが、熱可塑性樹脂を介して接合されていることを特徴とする床暖房パネル。
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2005
- 2005-02-02 JP JP2005027070A patent/JP2006212895A/ja active Pending
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