JP2010115823A - プラスチック積層体 - Google Patents

プラスチック積層体 Download PDF

Info

Publication number
JP2010115823A
JP2010115823A JP2008289595A JP2008289595A JP2010115823A JP 2010115823 A JP2010115823 A JP 2010115823A JP 2008289595 A JP2008289595 A JP 2008289595A JP 2008289595 A JP2008289595 A JP 2008289595A JP 2010115823 A JP2010115823 A JP 2010115823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastic
core material
laminate
plate
nonwoven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008289595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5314389B2 (ja
Inventor
Masahiro Hayashi
正博 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Seikei Ltd
Original Assignee
Sekisui Seikei Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Seikei Ltd filed Critical Sekisui Seikei Ltd
Priority to JP2008289595A priority Critical patent/JP5314389B2/ja
Publication of JP2010115823A publication Critical patent/JP2010115823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5314389B2 publication Critical patent/JP5314389B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】 一般的なプラスチック積層体は、紙製の段ボールと同様の形状を押出成型で製造したものや、円筒形にエンボスした芯材に表裏シートを貼ったもの等があり、どれも種々の分野で使用されている。しかし、従来のプラスチック積層体は、どうしても強度が不足するため、ベニヤ板の完全な代替品にはなりえない。強度を確保すると、厚くなったり、重くなったりするためである。そこで、従来のものと比較して、軽量で、強度のあるプラスチック積層体を提供する。
【解決手段】 複数の突出部がエンボス加工によって構成されたプラスチック製の芯材、その表裏に板状体を貼付する積層材であって、該芯材と板状体の少なくとも一方の間にカーボン繊維とプラスチック繊維とからなる不織布を挟持したもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラスチック積層体に関するものである。
プラスチック積層体は、プラスチック段ボール等、軽量で比較的強度があるため、従来のベニヤ板に代わるものとして、またその他の内装材や建材として多用されている。
一般的なプラスチック積層体は、紙製の段ボールと同様の形状を押出成型で製造したものや、円筒形にエンボスした芯材に表裏シートを貼ったもの等があり、どれも種々の分野で使用されている。
しかし、従来のプラスチック積層体は、どうしても強度が不足するため、ベニヤ板の完全な代替品にはなりえない。強度を確保すると、厚くなったり、重くなったりするためである。
そこで、本発明では、従来のものと比較して、軽量で、強度のあるプラスチック積層体を提供する。
以上のような状況に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果、本発明プラスチック積層体を完成したものであり、その特徴とするところは、複数の突出部がエンボス加工によって構成されたプラスチック製の芯材、その表裏に板状体を貼付する積層材であって、該芯材と板状体の少なくとも一方の間にカーボン繊維とプラスチック繊維とからなる不織布を挟持した点にある。
ここで芯材とは、プラスチックの板状体をエンボス加工することによって円筒体が突出した形状のものである。製造方法としては、板状体を加熱して多数の凹部を有するドラムに接当させ凹部をバキュームにすることによって、凹部にプラスチック材が入りその凹部の形状になる。これ自体は市販されているものと同じでよい。
この円筒体のサイズも自由であるが、高さも直径も2〜15mm程度が好適である。全面積に円筒体の占める割合も自由であるが、通常は25〜70%程度が好適である。
芯材の材質としては熱可塑性樹脂であればよく特に限定はしないが、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンが好適である。
この芯材の表裏に板状体を貼付する。この板状体も材質的には熱可塑性樹脂であればよいが、芯材と同じものが好適である。それは溶融温度が同じで相溶性があるほうが融着が容易なためである。この表裏の板状体は同じものでも異なるものでもよい。厚みも自由であるが、0.1〜2mmが好適である。
本発明でいう不織布は、熱可塑性プラスチックの繊維とカーボン繊維とからなるもので、プラスチック繊維が最低5重量%、好ましくは10〜20重量%含まれているのがよい。中でも、カーボン繊維とプラスチック繊維だけで構成されているものの場合、カーボン繊維が30〜70重量%が好適である。熱可塑性プラスチックはどのようなものでもよいが、前記した板状体と同じものが好適である。
不織布は通常の方法で製造したものでよい。使用する繊維が上記したものであるというだけである。
この不織布の目付重量は、10〜150g/mが好適である。
この不織布を前記した芯材と板状体の間に挟むのである。芯材の表裏に積層するのであるが、一方側のみでもよい。
挟む方法は、接着剤で貼っても、加熱して融着してもよい。芯材のエンボス加工と同時に融着する連続方法でもよい。
カーボン繊維を含む不織布を挟むことによって、延びを防止し、それによって種々の変形を防止しようとするものである。
本発明プラスチック積層体には次のような大きな利点がある。
(1) 本体が円筒体を有するプラスチック積層体であるため、軽量で強度が大きい。
(2) ほとんど伸縮性のないカーボン繊維の不織布が挟持されているため、撓みにくい。これは厚みのあるものが撓む時は一方側が延びるためであり、その延びを軽減すれば撓みが防止できるのである。
(2) 多数の円筒体が形成されているため、そもそも屈折や延びに対しては大きな抵抗力を有している。
以下図面に示す実施の形態に基づいて、本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明積層体の1例を示す断面図である。ポリプロピレン製の芯材2が中心部に存在する。これは多数の円筒体が構成されたものである。その表裏両面にポリプロピレン繊維とカーボン繊維を同量(重量比)使用した不織布3が貼付され、さらにその外側にポリプロピレン製のプラスチック板4が貼付されている。
この例の積層体1の厚みは6mmであり、自動車の床やタイヤハウスの蓋等に使用できるものである。
図2は、図1の例の積層体1の製造方法の1例を示す概略断面図である。芯材2となるプラスチック板(押出成型機から出た直後でまだ柔らかい)5と、一方側の表面プラスチック板4(同様に柔らかい)がロール間で挟持されていく。その2枚のプラスチック板の間に不織布3が挟み込まれている。ロールは、エンボスロール6と平滑ロール7とで構成されている。
エンボスロール6は、表面に多数の円筒状の凹部を有し、その最奥部から吸引し密着させて円筒系にするものである。この2つのロールから出ると、一方側面に円筒体が多数構成され、その下に不織布3がありさらにその下にプラスチック板が密着したものになっている。
この状態のものを、第2のロールセット8に導く。そこでは、前工程からのものが、上記同様プラスチック板(押出成型機から出た直後でまだ柔らかい)4と、不織布3と貼付される。プラスチック板はまだ溶融状態であるため融着可能であるが、前工程からのものや不織布は冷却されて融着力はない。よって、加熱装置9を設けて、不織布に含まれるポリプロピレン繊維を融解し融着力を持たせた状態でロール8で密着させる。
この不織布を融解して融着力を持たせるため、プラスチック繊維を混合しているのである。これによって、接着剤等が不要になる。
以上の例では不織布は芯材の表裏の両方に挟持したが、これはどちらか一方は省略してもよい。特に後に加熱して挿入する方はなくてもよい。勿論、強度のことを考えれば両方もうける方がよい。
本発明積層体の1例を示す断面図である。 図1の例の積層体の製造方法の1例を示す概略断面図である。
符号の説明
1 本発明積層体
2 芯材
3 不織布
4 プラスチック板
5 プラスチック板
6 エンボスロール
7 ロール
8 ロール

Claims (1)

  1. 複数の突出部がエンボス加工によって構成されたプラスチック製の芯材、その表裏に板状体を貼付する積層材であって、該芯材と板状体の少なくとも一方の間にカーボン繊維とプラスチック繊維とからなる不織布を挟持したことを特徴とするプラスチック積層体。
JP2008289595A 2008-11-12 2008-11-12 プラスチック積層体 Active JP5314389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008289595A JP5314389B2 (ja) 2008-11-12 2008-11-12 プラスチック積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008289595A JP5314389B2 (ja) 2008-11-12 2008-11-12 プラスチック積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010115823A true JP2010115823A (ja) 2010-05-27
JP5314389B2 JP5314389B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=42303778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008289595A Active JP5314389B2 (ja) 2008-11-12 2008-11-12 プラスチック積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5314389B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016147947A1 (ja) * 2015-03-17 2016-09-22 株式会社 東芝 コア材、構造体
CN114407320A (zh) * 2021-12-30 2022-04-29 宁波盒象科技有限公司 一种物流周转箱基板的制造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000326430A (ja) * 1999-03-17 2000-11-28 Honda Motor Co Ltd ハニカム構造板

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000326430A (ja) * 1999-03-17 2000-11-28 Honda Motor Co Ltd ハニカム構造板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016147947A1 (ja) * 2015-03-17 2016-09-22 株式会社 東芝 コア材、構造体
JP2016172380A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 株式会社東芝 コア材、構造体
CN114407320A (zh) * 2021-12-30 2022-04-29 宁波盒象科技有限公司 一种物流周转箱基板的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5314389B2 (ja) 2013-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI276531B (en) Apparatus and method for producing a thermoplastic resin continuous laminated sheet
JP5968600B2 (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂成形品とその製造方法、および複合体とその製造方法
JP2012152982A (ja) 積層板及び成形体
US20130333837A1 (en) Method of bonding a thermoplastic component to a carpeted component
TWM355246U (en) Multifunctional laminate
JP6267468B2 (ja) ポリオレフィン系積層シート及びその製造方法
WO2017002671A1 (ja) 中空構造板及びその製造方法
JP2007168200A (ja) 中空構造板
JPH06344431A (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂張り出しまたは深絞り成形品およびその成形方法
JP2009107144A (ja) 中空構造板
JP5314389B2 (ja) プラスチック積層体
WO2012143190A1 (en) Multi-layer laminate structure with reversible bonding
JP4731104B2 (ja) 自動車内装材用積層シート及びこれを用いた自動車内装材
JP4456938B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂構造板
JP5068938B2 (ja) 通気性積層シート
JP6294070B2 (ja) 中空構造板の製造方法
US20050039850A1 (en) Plastic composites and process for their manufacture
JP6326738B2 (ja) ハニカムサンドイッチ構造体及びハニカムサンドイッチ構造体の製造方法
JP2006212895A (ja) 積層体、建築用部材および床暖房パネル
JP2008213401A (ja) 押出しアクリル系樹脂フィルム
WO2013125498A1 (ja) 車両用内装材
JPS5871154A (ja) 自動車用天井内装材およびその製造方法
JP4512440B2 (ja) 中空構造板の製造方法
JP3074021U (ja) 包装材
JP5959959B2 (ja) 中空構造板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5314389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250