JPH1193388A - 発熱床板 - Google Patents

発熱床板

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JPH1193388A
JPH1193388A JP25654797A JP25654797A JPH1193388A JP H1193388 A JPH1193388 A JP H1193388A JP 25654797 A JP25654797 A JP 25654797A JP 25654797 A JP25654797 A JP 25654797A JP H1193388 A JPH1193388 A JP H1193388A
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Yasusuke Fukumitsu
安祐 福満
Kazumasa Yoshida
和雅 吉田
Shinichi Kono
慎一 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱床板Aの外郭部材1の一部をなす裏面材
4の汎用接着剤との接着性を損うことなく、発熱床板A
の水分による寸法変化や発熱床板A内部への水分の浸透
をさらに安定して確実に防止する。 【解決手段】 裏面材4を、疎水性を持つ繊維からなる
芯材5の両面にそれぞれ樹脂層6,6を介して植物質繊
維材料の薄シート層7,7を加熱接着した構造のラミネ
ートシートとし、薄シート層7の吸湿や吸水による寸法
変化を芯材5の繊維や樹脂層6により抑制するととも
に、水分の裏面材4を経た発熱床板A内部への浸透を樹
脂層6により阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水性及び防湿性
に優れかつ汎用の接着剤による床下地パネルとの接着性
が良好な発熱床板に関し、特にその裏面材に関する技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の発熱床板として、例
えば実開昭62―59991号公報に記載されているよ
うに、外殻部材内に発熱体及び断熱材を納めた構造のも
のが知られている。すなわち、この発熱床板は、木質材
料からなる裏面材の対向する両側端部上間に亘り木質桟
材を固着するともに、これら桟材の上面間に亘って木質
表面材を固着して外殻部材を構成し、その木質桟材間の
空間部に断熱材及び発熱体を積層充填して、その発熱体
の上面を木質表面材に接触させた構造を有している。
【0003】しかし、この従来の発熱床板においては、
その外郭部材の一部を構成する裏面材に、合板やパーテ
ィクルボード等の木質材料が用いられているので、次の
ような不具合があった。
【0004】(イ) 床下からの湿気等で裏面材が水分
を吸って寸法変化し、その影響で床表面にも反り等の変
形が生じる。また、発熱床板内部にも水分が浸透するの
で、発熱体を含む電気部品等の劣化を招き易い。
【0005】(ロ) 床下地パネルの上面に微小な凹凸
や曲がりがあると、裏面材が床下地パネルに密接し難く
なり、両者間の接着不良が起きる。このため、そのよう
な箇所では床鳴りが起き易い。
【0006】これらの問題を解決するために、裏面材と
して金属や樹脂からなる可撓性のある薄板を用いる方法
がある。しかし、それらの材料は例えば酢酸ビニル等の
汎用接着剤との接着性が悪いので、実用的ではない。そ
して、接着不良を起こさないためには特殊な接着剤を要
し、しかも接着作業に手間がかかるという問題がある。
【0007】そこで、本願出願人は、汎用の接着剤で従
来の木質材料と同様の接着性を得られるようにするため
に、紙や布等に樹脂を含浸一体化させた樹脂含浸シート
を裏面材に用いた発熱床板を提案している(特開平6―
264604号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案のも
のでも全く問題がないわけではなく、さらに改良の余地
があった。すなわち、提案例の発熱床板における樹脂含
浸シートは紙や布等を使用しているため、従来の裏面材
に比べれば僅かであるものの、吸水や吸湿による寸法変
化や発熱床板内部への水分の浸透が起こるのは避けられ
ない。そのため、強い湿気のある場所に施工され、或い
は長年の使用環境によっては、上記(イ)の問題が招来
されることがある。そして、僅かな変形でも目立つ箇所
では外観上問題視される。
【0009】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、上記裏面材の構造をさらに改良するこ
とにより、汎用の接着剤との接着性を損うことなく、発
熱床板の水分による寸法変化や発熱床板内部への水分の
浸透をさらに安定して確実に防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、発熱床板の裏面材として、水分や
暖房程度の熱等による寸法変化の小さい繊維からなる芯
材の両面にそれぞれ樹脂層を介して、植物質繊維材料か
らなる薄シート層を加熱接着した構造のラミネートシー
トを用いるようにした。
【0011】具体的には、請求項1の発明では、水平方
向に対向して互いに平行に配置された複数の桟材と、該
桟材の上面間に亘って接合された表面材と、桟材の下面
間に亘って接合された裏面材とを備えてなる外郭部材内
に、発熱体及び断熱材を積層して充填してなる発熱床板
を前提とする。
【0012】そして、上記裏面材は、吸湿吸水や暖房の
熱等による寸法変化の小さい繊維からなる芯材と、この
芯材の表裏面にそれぞれ芯材の全体に亘る樹脂層を介し
て加熱接着された植物質繊維材料からなる薄シート層と
で構成されたシート状のものとする。
【0013】上記の構成により、発熱床板の裏面材が、
吸湿吸水等による寸法変化の小さい繊維からなる芯材
と、この芯材の表裏面にそれぞれ芯材の全体に亘る樹脂
層を介して加熱接着された植物質繊維材料からなる薄シ
ート層とで構成されたシート状のものであるので、その
表裏面の薄シート層が吸湿や吸水により寸法変化を起こ
そうとしても、それは芯材の繊維や樹脂層により抑制さ
れ、裏面材の水分に対する寸法安定性が向上する。しか
も、芯材と薄シート層との間に樹脂層が隙間なく介在し
ているので、水分が裏面材を経て発熱床板内部へ浸透す
るのも阻止される。その結果、発熱床板が強い湿気の場
所へ施工され、或いは長年の使用環境があっても、発熱
床板の変形やその内部の電気部品の劣化等を安定してか
つ確実に防止することができる。
【0014】また、裏面材表裏面の薄シート層が植物質
繊維材料からなるので、酢酸ビニル等の汎用接着剤との
馴染みがよく、桟材や床下地パネルとの接着に汎用の接
着剤を作業性よく使用できる。しかもその接着性がよい
ので、床下地パネルとの接着不良やそれに伴う床鳴りを
起こり難くすることができる。
【0015】請求項2の発明では、上記裏面材の芯材
は、一方向に延びる繊維からなる上側繊維層と、該上側
繊維層と直交する方向に延びる繊維からなる下側繊維層
とが積層一体化されているものとする。これにより、ど
ちらの方向への寸法変化も抑えることができる。
【0016】請求項3の発明では、上記裏面材の芯材は
ガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維又はポリエチレン
テレフタレート繊維のいずれかからなるものとする。こ
のような繊維は、湿気や暖房程度の熱による伸び縮み等
の寸法変化が殆どなく、しかも樹脂層と複合されて強靭
化するので、特に好ましい。
【0017】また、請求項4の発明では、裏面材の樹脂
層はポリプロピレン樹脂又はポリエチレンテレフタレー
ト樹脂のいずれかからなるものとする。これらの樹脂
も、防水性が高い上に、湿気や熱に対しても安定してい
るので、好ましい。
【0018】さらに、請求項5の発明では、裏面材の薄
シート層はクラフト紙、不織布又は織布のいずれかから
なるものとする。これら木材繊維等の植物質繊維からな
る紙状物や布状物からなる薄シート層は、樹脂層との複
合接着化は勿論のこと、特に床下地パネルへの接着を良
好かつ確実に行えるものである。
【0019】よって、これら請求項3〜5の発明では、
裏面材の芯材、樹脂層又は薄シート層が容易に得られ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図2及び図3は本発明の実施形態
に係る発熱床板Aを示し、この発熱床板Aは外郭部材1
を有する。この外郭部材1は、発熱床板Aの幅方向に水
平に対向して長手方向に互いに平行に延びる1対の角棒
形状の桟材2,2と、該両桟材2,2の上面間に亘って
配置接合された一定幅を有する長尺の長方形板状の表面
材3と、両桟材2,2の下面間に亘って配置接合された
同様の形状の裏面材4とからなる。そして、この外郭部
材1内には両桟材2,2間の空間に発熱体9及び断熱材
10がそれぞれ上下に積層されて充填されている。
【0021】上記発熱床板Aを組み立てる場合、表面材
3を裏返してその幅方向両側端部上面にそれぞれ桟材
2,2を接着剤等によって固着し、これら両桟材2,2
間における表面材3上面の空間部に発熱体9及び断熱材
10をそれぞれ順次積層状態に配設し、さらにその上に
裏面材4を重ね合わせて、該裏面材4の両側端部下面を
両桟材2,2の上面に接着剤等によって一体に固着す
る。
【0022】上記各桟材2は合板、パーティクルボー
ド、MDF、ソリッド材等の木質材、或いは金属板から
形成されている。
【0023】また、断熱材10はインシュレーションボ
ード、グラスウール、ロックウール、発泡ウレタン、発
泡フェノール等の板状物の単体、又はそれらの2種以上
の複合体からなり、必要に応じて合板やネット状物によ
って補強されたものが使用される。尚、この断熱材10
は裏面材4上に接着しておいてもよいが、伸縮による内
部応力を発生させないように単に載置状態にしておくこ
とが好ましい。
【0024】また、発熱体9としては、面状発熱体、線
状ヒータ、カーボン系ヒータを用いることができ、この
発熱体9上に、表面材3と接するように適宜の金属板等
の均熱板や漏電防止用樹脂板を一体的に重ね合わせても
よい。また、発熱体9にはサーモスタットやセンサー、
配線コード等が備えられていて、これらが電気部品を構
成している。尚、断熱材10と発熱体9とは接着されて
いなくてもよい。
【0025】さらに、表面材3は、木材単板や木質単板
に不飽和ポリエステル、アクリル、スチレン、フェノー
ル等の合成樹脂液を注入固化してなる合成樹脂注入木材
単板、或いは合板、WPC化粧合板、金属板から形成さ
れ、木材単板や合成樹脂注入木材単板の場合には、その
裏面に適宜厚さを有する合板やMDF、パーティクルボ
ード等の単体又は複合体からなる木質基材を貼り合わせ
て厚さ2〜15mmの表面板に形成している。尚、この
表面材3の下面に上記した均熱板を介して発熱体9を一
体的に接着しておいてもよい。
【0026】本発明の特徴は上記裏面材4の構造にあ
る。すなわち、裏面材4は、図1に拡大詳示するよう
に、疎水性等を有していて寸法変化の小さい繊維からな
る芯材5と、この芯材5の表裏面にそれぞれ芯材5の全
体に亘る樹脂層6,6を介して加熱接着された植物質繊
維材料からなる薄シート層7,7とで構成された5層構
造のラミネートシートとされている。
【0027】上記芯材5は、引張りや圧縮等の物理的な
力、及び暖房程度の熱に対する寸法安定性が大きく、ま
た疎水性等により水分に対しても寸法安定性の大きい繊
維からなる。この繊維としては、例えばガラス繊維、ア
ラミド繊維、炭素繊維、ポリエチレンテレフタレート繊
維が好ましい。また、この芯材5は、一方向(例えば発
熱床板Aの長手方向)に延びる繊維からなる上側繊維層
5aと、該上側繊維層5aと直交する方向(同幅方向)
に延びる繊維からなる下側繊維層5bとが積層一体化さ
れてなる。芯材5の繊維の繊維径は5〜30μmのもの
が好ましく、目付量は100〜250g/m2 がよい。
【0028】また、上記樹脂層6を構成する樹脂は、例
えばポリプロピレン樹脂又はポリエチレンテレフタレー
ト樹脂が好ましく、裏面材4の全体に隙間なく介在され
ている。その塗布量は50〜150g/m2 が好まし
い。
【0029】さらに、上記薄シート層7は、例えばクラ
フト紙、不織布、織布が用いられ、その目付量は25〜
150g/m2 が好ましい。
【0030】裏面材4の厚さは0.2〜2mmの範囲内
に設定されている。この裏面材4の厚さが2mm以上に
なると、発熱床板A全体が曲がり難くなって床下地材に
生じている段差や不陸に対応し難くなるので好ましくな
い。この裏面材4の厚さは、芯材5の繊維の目付量、各
樹脂層6の塗布量及び各薄シート層7の目付量の調整に
よって設定される。
【0031】このように構成された発熱床板Aは合板、
パーティクルボード、MDF等の床下地パネルB上に、
発熱床板Aの裏面材4を酢酸ビニル系やエポキシ系等の
通常の接着剤により接着することで施工される。このと
き、裏面材4は厚さ0.2〜2mmの薄いラミネートシ
ートからなるので、発熱床板A全体の厚さが薄くなって
床下地パネルBに段差や微小な凹凸面等が生じていても
良好に密接する。
【0032】また、上記発熱床板Aの裏面材4は、寸法
変化の小さい繊維からなる芯材5と、この芯材5の表裏
面にそれぞれ芯材5の全体に亘る樹脂層6,6を介して
加熱接着された植物質繊維材料からなる薄シート層7,
7とで構成された5層のラミネートシートであるので、
その表面の薄シート層7が吸湿や吸水により寸法変化を
起こそうとした場合でも、それは芯材5の繊維や樹脂層
6により抑制され、裏面材4の水分に対する寸法安定性
が向上する。このため、発熱床板Aが強い湿気の場所へ
施工され、或いは長年の使用環境があっても発熱床板A
の変形を安定して確実に防止することができる。
【0033】因みに、本発明者等が具体的に、従来の樹
脂含浸シートで構成された裏面材(従来例)と、本実施
形態のラミネートシート(芯材の繊維はガラス繊維、樹
脂層はポリプロピレン樹脂、薄シート層はクラフト紙)
で構成された裏面材(本発明例)との各寸法変化率を同
じ条件で測定したところ、従来例の寸法変化率が約0.
6%であったのに対し、本発明例の寸法変化率は約0.
1%となり、本発明例の裏面材の水分等に対する寸法安
定性が大幅に向上しているのが判明した。
【0034】しかも、上記裏面材4における芯材5と薄
シート層7との間に樹脂層6が隙間なく介在しているの
で、この樹脂層6が湿気に対するバリヤー層となり、水
分が裏面材4を経て発熱床板A内部へ浸透しようとする
のが阻止される。このため、発熱床板A内の電気部品の
劣化等を安定して防止して、その耐久性を向上させるこ
とができる。
【0035】また、裏面材4表面の薄シート層7は植物
質繊維材料からなるので、このシート層7と桟材2,2
との接着や発熱床板Aと床下地パネルBとの接着にそれ
ぞれ酢酸ビニル等の汎用の接着剤を使用できる。しかも
その接着性がよいので、発熱床板Aと床下地パネルBと
の接着不良やそれに伴う床鳴りを起こり難くすることが
できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2の
発明によると、発熱床板の外郭部材の一部をなす裏面材
を、寸法変化の小さい繊維からなる芯材の両面にそれぞ
れ樹脂層を介して植物質繊維の薄シート層を加熱接着し
た構造のラミネートシートとしたことにより、植物質繊
維シート層の吸湿や吸水による寸法変化を芯材の繊維や
樹脂層により抑制して、裏面材の水分による寸法変化に
起因する発熱床板表面の変形を生じ難くするとともに、
水分の裏面材を経た発熱床板内部への浸透を阻止でき、
よって発熱床板の変形やその内部の電気部品の劣化等を
安定して確実に防止することができる。また、裏面材表
面の植物質繊維材料からなる薄シート層を発熱床板の桟
材や床下地パネルと接着するために汎用接着剤を使用
し、かつその接着性を高めることができ、床下地パネル
との接着不良やそれに伴う床鳴りを有効に防止すること
ができる。
【0037】請求項3の発明によると、上記裏面材の芯
材はガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維又はポリエチ
レンテレフタレート繊維のいずれかとしたことにより、
より強靭で湿気や熱に強い裏面材を形成することができ
る。
【0038】また、請求項4の発明によると、裏面材の
樹脂層はポリプロピレン樹脂又はポリエチレンテレフタ
レート樹脂のいずれかとしたことにより、防湿効果が高
く、湿気や熱に対してより安定した裏面材を形成するこ
とができる。
【0039】さらに、請求項5の発明によると、裏面材
の薄シート層はクラフト紙、不織布又は織布のいずれか
としたことにより、床下地パネルとの接着をさらに良好
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る発熱床板の裏面材の拡
大断面図である。
【図2】発熱床板の断面図である。
【図3】発熱床板の分解斜視図である。
【符号の説明】
A 発熱床板 1 外郭部材 2 桟材 3 表面材 4 裏面材 5 芯材 5a 上側繊維層 5b 下側繊維層 6 樹脂層 7 薄シート層 9 発熱体 10 断熱材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に対向して互いに平行に配置さ
    れた複数の桟材と、該桟材の上面間に亘って接合された
    表面材と、桟材の下面間に亘って接合された裏面材とを
    備えてなる外郭部材内に、発熱体及び断熱材を積層して
    充填してなる発熱床板において、 上記裏面材は、寸法変化の小さい繊維からなる芯材と、
    該芯材の表裏面にそれぞれ芯材の全体に亘る樹脂層を介
    して加熱接着された植物質繊維材料からなる薄シート層
    とで構成されたシート状のものとされていることを特徴
    とする発熱床板。
  2. 【請求項2】 請求項1の発熱床板において、 裏面材の芯材は、一方向に延びる繊維からなる上側繊維
    層と、該上側繊維層と直交する方向に延びる繊維からな
    る下側繊維層とが積層一体化されていることを特徴とす
    る発熱床板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の発熱床板において、 裏面材の芯材はガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維又
    はポリエチレンテレフタレート繊維のいずれかからなる
    ことを特徴とする発熱床板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの発熱床板にお
    いて、 裏面材の樹脂層はポリプロピレン樹脂又はポリエチレン
    テレフタレート樹脂のいずれかからなることを特徴とす
    る発熱床板。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの発熱床板にお
    いて、 裏面材の薄シート層はクラフト紙、不織布又は織布のい
    ずれかからなることを特徴とする発熱床板。
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