JP2006192041A - スライドレール - Google Patents

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Abstract

【目的】簡単な構造で安価に製作出来、中間メンバーと固定側メンバーの確実なロック状態を得ることが出来、安全性に優れたスライドレールを提供する。
【構成】中間メンバーが固定側メンバーに対し最大引き出され、かつ、移動側メンバーが中間メンバーに対し所定距離引き出された状態では、中間メンバーと固定側メンバーとをロック状態となし、固定側メンバーと中間メンバーのロック状態で、移動側メンバーが中間メンバーの所定位置まで収納された時には、中間メンバーと固定側メンバーとのロック状態を解除するロック装置を設けたスライドレールにおいて、ロック装置は、中間メンバーに設けられたロック部材と、固定側メンバーに設けられたロック部材と係止するストッパー部より構成され、ロック部材は常にストッパー部に係止するよう付勢され、ストッパー部はロック部材が係止する係止部を中間メンバーの摺動方向に複数個有しているものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、引出しあるいは機器類を本体側から引出した時、最大引出し状態で一旦引き出し方向と収納方向の摺動を停止させ、さらに点検、修理等のため、引出しあるいは機器類を抜き出す時は、ラッチ部材を操作して、移動側メンバーを機器類と共に本体側より抜き出し、その後、再び移動側メンバーを本体側に装着可能としたスライドレールに関するものである。
従来、上記スライドレールは、固定側メンバーと、固定側メンバーに摺動自在に保持された中間メンバーと、中間メンバーに摺動自在に保持された移動側メンバーよりなり、中間メンバーが固定側メンバーに対し最大引き出され、かつ、移動側メンバーが中間メンバーに対し、所定距離引き出された状態で、中間メンバーが固定側メンバーに不用意に収納されないよう両者をロック状態となすロック装置が中間メンバーと固定側メンバー間に設けられ、固定側メンバーと中間メンバーのロック状態で、移動側メンバーが中間メンバーに対し最も引き出された状態で、移動側メンバーに設けられたラッチ部材が中間メンバーの一部(ラッチ係り)に係合して、中間メンバーと移動側メンバーの引き出し方向と収納方向の摺動を停止させた状態とし、機器類等の点検中に不用意に各メンバーが収納されないようにして、作業者の安全を確保し、機器類を抜き出し、あるいは持ち帰って修理する必要があるときは、ラッチ部材を操作して移動側メンバーを機器類と共に本体側より抜き出し、その後、再び移動側メンバーを本体側に装着し、ラッチ部材を操作して、移動側メンバーを中間メンバーに収納していき、所定位置まで収納された時、移動側メンバーの後端部で中間メンバーと固定側メンバーのロック状態を解除するようになっていた。(例えば特許文献1参照。)
すなわち、上記スライドレールの基本的な動きは、図11に示すように、スライドレールの固定側メンバー1aと中間メンバー2a間及び中間メンバー2aと移動側メンバー3a間には、回転可能にボールを保持する第1ボールリテーナ5aと、第2ボールリテーナ6aを介在させているので、移動側メンバー3aを収納した状態で中間メンバー2aを固定側メンバー1aより引き出すと、第1ボールリテーナ5aは、中間メンバー2aの2分の1の摺動距離を移動し、第1ボールリテーナ5aの前端が、固定側メンバー1aに形成された第1リテーナ前端ストッパー11aに当接し、同時に中間メンバー2aの後端に形成され第1リテーナ後端ストッパー21aが第1ボールリテーナ5aの後端に当接して、中間メンバー2aの固定側メンバー1aに対する引き出し方向への摺動は停止する。
次に、中間メンバー2aに対し、移動側メンバー3aが前方に引き出され、移動側メンバー3aの後端がロック装置4aの前方に移動したとき、ロック部材7aはバネ材71aの弾性によって、図11で反時計回りの方向に回動し、ロック部材7aの後端部がストッパー部8aの前端面の前方に位置し、中間メンバー2aと固定側メンバー1aはロック状態となる。(図11に示す状態)
そして、中間メンバー2aに対し移動側メンバー3aが最も引き出されると、移動側メンバー3aに設けたラッチ部材(図示せず。)が、中間メンバー2aの前端部に形成したラッチ係り(図示せず。)に係合し、移動側メンバー3aは中間メンバー2aに対して最も引き出された状態で維持される。
そして、点検や修理の為、移動側メンバーと共に引出しあるいは機器類を機器本体より抜き出す場合は、前記ラッチ部材を操作してラッチ係りとの係合を解除して移動側メンバー3aを中間メンバー2aより抜き出す。
一方、抜き出された移動側メンバー3aを中間メンバー2aに再び装着する場合は、移動側メンバー3aの後端を中間メンバー2aの前端に装着し押し込んでいく。
この時、中間メンバー2aは、固定側メンバー1aに対してロック状態となっているので、中間メンバー2aは不用意に固定側メンバー1a内に収納されることがなく安全に装着作業ができる。
そして、移動側メンバー3aが収納されて所定の位置に達すると、移動側メンバー3aの後端がバネ材71aの弾性に抗してロック部材7aの上端部分を後方に押しやり、ロック部材7aを図11で時計まわりの方向に回動させ、ロック部材7aの後端部とストッパー部8aの前端面の係止状態を解除し、中間メンバー2aは固定側メンバー1aに収納されていく。
以上がスライドレールの基本的な動きであるが、中間メンバー2aの固定側メンバー1aに対する摺動距離と第1ボールリテーナ5aの移動距離は、理論値としては1対2分の1となるが、摺動運動の繰り返しやボールと各メンバー1a、2aとのスリップ現象によって理論値との間に除々にズレが生じる。
したがって、このズレを見越して、中間メンバー2aが固定側メンバー1aに対して最大引き出されなくても、ロック部材7aが確実にストッパー部8aの前方に位置するよう、ストッパー部8aを所定寸法後方に位置するように設けている。
しかし、このために、中間メンバー2aが最も引き出された状態から所定寸法(図11で符号Lで示す寸法)収納方向に移動した状態でロック部材7aとストッパー部8aが係止することになり、中間メンバー2aと固定側メンバー1aのロック状態で、摺動方向にがたつきが発生することとなっていた。
一方、中間メンバー2aと固定側メンバー1aの摺動が何度も繰り替えされているうちに、第1ボールリテーナ5aの位置が初期状態より除々にずれはじめ、第1ボールリテーナ5aの前端が、第1リテーナ前端ストッパー11aに当接した状態となっても、第1リテーナ後端ストッパー21aが第1ボールリテーナ5aの後端に当接せず、隙間L1が生じたり(図12に示す状態。)、あるいは、第1リテーナ後端ストッパー21aが第1ボールリテーナ5aの後端に当接した状態となっても、第1ボールリテーナ5aの前端が、第1リテーナ前端ストッパー11aに当接せず隙間L2が生じる場合(図13に示す状態。)があった。
そして、上記の場合、第1ボールリテーナ5aに保持されて、中間メンバー2aと固定側メンバー1a間に位置する多数のボールは転動する事が出来ない状態となり、中間メンバー2aの摺動は停止し、次に、中間メンバー2aに対し移動側メンバー3aが摺動する事となる。この時、中間メンバー2aは固定側メンバー1aに対して所定の位置まで引き出されていないので、ロック部材7aはストッパー部8aの前方に位置することが出来ず、従って中間メンバー2aと固定側メンバー1aはロックされていない状態でありながら、移動側メンバー3aが中間メンバー2aに対し最も引き出された状態となり停止する。
したがって、点検者が点検のため覗き込むようにして、機器類に手をかけたりすると、中間メンバー2aが固定側メンバー1aに不意に収納され、点検者が頭部を機器本体にぶつけたり、あるいは指を機器本体とスライドレール間に挟んだりする場合があり、安全性が十分でなかった。
又、修理の為、移動側メンバーと共に引出しあるいは機器類を機器本体より抜き出し、その後、移動側メンバー3aを中間メンバー2aに再び装着しようとすると、中間メンバー2aが急に固定側メンバー1aに収納され、装着しようとしていた機器類を落下させ損傷させたり、あるいは点検者が機器類と共に前のめりになって、頭部あるいは指先を傷つけたりする場合があった。
米国特許第4560212号明細書
本発明は、簡単な構造で安価に製作出来、中間メンバーと固定側メンバーの確実なロック状態を得ることが出来、安全性に優れたスライドレールを提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、固定側メンバーと、固定側メンバーに摺動自在に保持された中間メンバーと、中間メンバーに摺動自在に保持された移動側メンバーよりなり、中間メンバーが固定側メンバーに対し最大引き出され、かつ、移動側メンバーが中間メンバーに対し、所定距離引き出された状態で、中間メンバーが固定側メンバーに不用意に収納されないよう両者をロック状態となすロック装置が中間メンバーと固定側メンバー間に設けられ、固定側メンバーと中間メンバーのロック状態で、移動側メンバーが中間メンバーの所定位置まで収納された時、中間メンバーと固定側メンバーのロック状態が解除されるスライドレールにおいて、ロック装置は、中間メンバーに設けられたロック部材と、固定側メンバーに設けられたロック部材と係止するストッパー部より構成され、ロック部材は常にストッパー部に係止するよう付勢され、ストッパー部はロック部材が係止する係止部を中間メンバーの摺動方向に複数個有しているものである。
請求項1に記載の発明によると、ストッパー部はロック部材が係止する係止部を中間メンバーの摺動方向に複数個有しているので、中間メンバーと固定側メンバーの摺動運動の繰り返しによって、中間メンバーと固定側メンバー間に介在するリテーナの位置にズレが生じ、中間メンバーが、固定側メンバーに対し最大引出し位置に達しない状態で停止しても、ロック部材はいずれかの係止部に係止するので中間メンバーと固定側メンバーのロック状態は確実に維持され、安全である。
又、係止部を中間メンバーの摺動方向に複数個形成するだけの簡単な構成であるので安価に製作できる。
ストッパー部の係止部は、固定側メンバーの基板を中間メンバー側に膨出せしめて、引き出し側端面を当接面としているので、加工が容易で安価に製作出来る。
固定側メンバーと、固定側メンバーに摺動自在に保持された中間メンバーと、中間メンバーに摺動自在に保持された移動側メンバーよりなり、中間メンバーが固定側メンバーに対し最大引き出され、かつ、移動側メンバーが中間メンバーに対し、所定距離引き出された状態で、中間メンバーが固定側メンバーに不用意に収納されないよう両者をロック状態となすロック装置が中間メンバーと固定側メンバー間に設けられ、固定側メンバーと中間メンバーのロック状態で、移動側メンバーが中間メンバーの所定位置まで収納された時、中間メンバーと固定側メンバーのロック状態が解除されるスライドレールにおいて、ロック装置は、中間メンバーに設けられたロック部材と、固定側メンバーに設けられたロック部材と係止するストッパー部より構成され、ロック部材は常にストッパー部に係止するよう付勢され、ストッパー部はロック部材が係止する係止部を中間メンバーの摺動方向に複数個有しているものである。
以下、第1実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図5において、符号100は本発明に係るスライドレールを示し、スライドレール100は、固定側メンバー1と、固定側メンバー1に摺動自在に保持された中間メンバー2と、中間メンバー2にボールリテーナ4に回転自在に保持されたボール44・・・を介して摺動自在に保持された移動側メンバー3と、移動側メンバー3と中間メンバー2間に設けられたラッチ装置8と、中間メンバー2と固定側メンバー1間に設けられたロック装置5より構成されている。
すなわち、固定側メンバー1は、基板10と、上下折曲縁11、11よりチャンネル型に形成され、固定側メンバー1のほぼ半分程度の長さとなした合成樹脂製のリテーナ12・・・に回転自在に保持され、かつ、上下折曲縁11、11内面と中間メンバー2の外面間に位置する複数個のボール13・・・を介して、中間メンバー2を摺動自在に保持している。
そして、固定側メンバー1の基板10の後端部には、中間メンバー2の収納時ストッパー14が形成され、基板10の前端部には前記リテーナ12の引き出し方向への移動範囲を規制するリテーナ前ストッパー15、15が形成されている。
中間メンバー2は、固定側メンバー1とほぼ同長で、基板20と上下折曲縁21、21より固定側メンバー1と同方向の略チャンネル型に形成され、上下折曲縁21、21の外面を前記ボール13・・・が転動し、上下折曲縁21、21の内面をボール44・・・が転動する。 そして、上下折曲縁21、21の後端部には、中間メンバー2の最大引き出し時に、前記固定側メンバー1の前ストッパー15、15に当接したリテーナ12の後端に前端部が当接して、中間メンバー2の最大引き出し量を規制するリテーナ後ストッパー22、22が形成され、基板20の前端部にはラッチ装置8を構成する係止突起23が形成されている。
係止突起23は、基板20の前端中央部に一部を移動側メンバー3側に膨出して形成されている。
符号500は、抜き出された移動側メンバー3の装着を容易に行えるよう中間メンバー2の前端部分に取付けられた合成樹脂製の案内部材を示している。
ボールリテーナ4は、帯状金属板にて中間メンバー2の半分程度の長さとし、前記中間メンバー2の基板20と移動側メンバー3の基板30との間に挿入可能な大きさの基板40と、前記基板40の両端部よりL字形に突出し、中間メンバー2と移動側メンバー3の各上下折曲縁21、21、31、31間に位置する上下突出縁41、41より断面略コ字形に形成され、上下突出縁41、41の摺動方向に複数個のボール44・・・を回転自在に保持している。
そして、移動側メンバー3が最大引き出し位置に達した状態で、前記案内部材500のリテーナ保持部501に基板40が弾性的に外嵌し、保持される。
移動側メンバー3は、固定側メンバー1、中間メンバー2とほぼ同長に形成され、ボールリテーナ4に保持されたボール44・・・を介して中間メンバー2に摺動自在に保持され、金属製の細条板の短手両端部を外向き円弧状に折り曲げて形成された上下折曲縁31、31と基板30より断面略C字型に形成されている。
そして、基板30の内面所定位置にラッチ部材9が設けられ、前記係止突起23と共にラッチ装置8を構成している。
ラッチ装置8は、図1、図5に示すようにラッチ部材9と係止突起23より構成され、ラッチ部材9は、取付基板91と弾性変移部92より移動側メンバー3の材質より硬いステンレスの板バネ材より略ヘの字形に一体に構成されている。
そして、取付基板91には、その上下前後端部より一体に突出し、移動側メンバー3の上下折曲縁31、31の内面に係止する係止突片911・・・と、嵌合孔90が中央部に形成されている。
一方、移動側メンバー3の基板30には、前記嵌合孔90に嵌合する嵌合突部301と、取付基板91の収納側端部に当接してラッチ部材9が収納方向に移動するのを防止する移動規制突部302が形成されている。
弾性変移部92には、移動側メンバー3が中間メンバー2に対して最大引き出し位置で停止するよう、中間メンバー2の係止突起23が係止する係止孔93が形成されている。
符号95は、係止孔93の引き出し側端面で移動側メンバー3の基板30方向で収納側に傾斜して突出し、移動側メンバー3が中間メンバー2に収納される時、係止突起23の引き出し側端面に接触して、弾性変移部92を移動側メンバー3の基板30方向に弾性変移させる収納案内突部を示し、符号36は弾性変移部92が弾性変移する時の収納案内突部95の逃し孔を示している。
すなわち、図5に示す状態(中間メンバー2から移動側メンバー3が最も引き出された状態、係止突起23にラッチ部材9の係止孔93が係止した状態)から、移動側メンバー3を抜き出す時は、係止突起23の収納側に連設された操作孔25より、ドライバーの先端等を押し入れて、ラッチ部材9の弾性変移部92を移動側メンバー3の基板30側に変移させて、収納案内突部95を逃し孔36内に位置せしめて、係止孔93と係止突起23の係止状態を解除し、その状態を維持しながら移動側メンバー3を中間メンバー2より抜き出す。
第1実施例のロック装置5は、中間メンバー2の後端部に設けられたロック部材6と、固定側メンバー1に設けられたストッパー部7より構成されている。
ロック部材6は、引き出し側の端部を中間メンバー2の基板20の後端部に回動自在に枢止連結された回動取付部61と、中間メンバー2の後端部より収納側に突出する位置で回動取付部61に連設されたロック部62より形成され、ロック部62の下端部には固定側メンバー1の基板10方向に突出する係止突片63が形成され、上端部には上方に突出し、引き出し側を傾斜面とした回動案内突片64が形成されている。
そして、中間メンバー2の基板20、回動取付部61、ロック部62に形成されたバネ係り200、601、602を介して線状バネ600を配設する事により、ロック部材6には常に係止突片63がストッパー部7の引き出し側の前面に位置するような方向に回動力が付与されている。
符号621は、固定側メンバー1の基板10側に突出せしめて、引き出し側端面を中間メンバー2の後端面に当接させることで、ロック部材6の必要以上の回動を規制する回動規制突片を示している。
ストッパー部7は、固定側メンバー1の基板10の一部(ロック部材6の移動経路上の一部)を中間メンバー2の基板20側に膨出させて形成されており、中間メンバー2が最も引き出された状態で中間メンバー2の後端面が当接する前端面と、前端面から収納方向で中間メンバー2の摺動方向の下面に、ロック部材6の係止突片63が係止する複数個の係止部71・・・が形成されている。
本発明の第1実施例は上記の如く構成され、移動側メンバー3を収納した状態で中間メンバー2を固定側メンバー1より引き出すと、リテーナ12は、中間メンバー2の2分の1の摺動距離を移動し、リテーナ12の前端が、固定側メンバー1に形成されたリテーナ前ストッパー15に当接し、同時に中間メンバー2の後端に形成されリテーナ後ストッパー22がリテーナ12の後端に当接して、中間メンバー2の固定側メンバー1に対する引き出し方向への摺動は停止する。
次に、中間メンバー2に対し、移動側メンバー3が前方に引き出され、移動側メンバー3の後端がロック装置5の前方に移動したとき、ロック部材6は線状バネ600の弾性によって、反時計回りの方向に回動し、ロック部材6の係止突片63がストッパー部7の前端面の前方に位置し、中間メンバー2と固定側メンバー1はロック状態となる。(図3に示す状態)
そして、中間メンバー2に対し移動側メンバー3が最も引き出されると、移動側メンバー3に設けたラッチ部材9の係止孔93が、中間メンバー3の前端部に形成した
係止突起23と係止し、移動側メンバー3は最も引き出された状態で停止し、維持される。
そして、修理の為、移動側メンバーと共に引出しあるいは機器類を機器本体より抜き出す場合は、ラッチ部材9を操作して係止突起23との係止状態を解除して移動側メンバー3を中間メンバー2より抜き出す。
一方、抜き出された移動側メンバー3を中間メンバー2に再び装着する場合は、移動側メンバー3の後端を中間メンバー2の前端に設けられた案内部材500を介して中間メンバー2の前端に装着し、押し込んでいく。
この時、中間メンバー2と固定側メンバー1はロック状態となっているので、中間メンバー2は不用意に固定側メンバー1内に収納されることがなく安全に装着作業ができる。
そして、移動側メンバー3が所定の位置に達すると、移動側メンバー3の後端がロック部材6の回動案内突片64を後方に押しやり、線状バネ600の弾性に抗して、ロック部材6を図3で時計まわりの方向に回動させ、ロック部材6の係止突片63とストッパー部7の前端面の係止状態を解除し、中間メンバー2は固定側メンバー1に収納されていく。
一方、摺動運動の繰り返しによって、リテーナ12の位置が初期状態より除々にずれはじめ、リテーナ12の前端が、前ストッパー15に当接しても、リテーナ後ストッパー22がリテーナ12の後端に当接しないで、中間メンバー2の摺動が停止した状態(図6に示す状態。)であっても、又、リテーナ後ストッパー22がリテーナ12の後端に当接しても、リテーナ12の前端が、リテーナ前ストッパー15に当接しないで、中間メンバー2の摺動が停止した状態(図7に示す状態。)であっても、ストッパー部7には、中間メンバー2の摺動方向の下面に、複数個の係止部71・・・が形成されているので、ロック部材6の係止突片63はいずれかの係止部71に係止し、中間メンバー2と固定側メンバー1をロック状態とする。
次に第2実施例を図8〜図10に基づいて説明する。
第2実施例のスライドレール100は、第1実施例と同形の固定側メンバー1と、固定側メンバー1に摺動自在に保持された中間メンバー2と、中間メンバー2にボールリテーナに回転自在に保持されたボールを介して摺動自在に保持された移動側メンバー3と、移動側メンバー3と中間メンバー2間に設けられたラッチ装置と、中間メンバー2と固定側メンバー1間に設けられた第2実施例のロック装置50より構成されている。
そして、第2実施例のロック装置50は、中間メンバー2の後端部に設けられたロック部材60と、固定側メンバー1に形成されたストッパー部70より構成されている。
ロック部材60は、図8に示すように、中間メンバー2の基板20の後端部で移動側メンバー3の基板30側に回動自在に取り付ける為の取付孔604が先端部に形成され、移動側メンバー3の上下折曲縁(図示せず)間よりやや小さめの上下幅を有し、上下端部に移動側メンバー3の基板30方向に突出する上下案内突条610、610を有する取付脚部611と、移動側メンバー3が中間メンバー2に収納された時、移動側メンバー3の後端面が当接し、移動側メンバー3と共に、中間メンバー2を固定側メンバー1の収納方向に移動させる、取付脚部611の後端部に移動側メンバー3方向に突出して形成された移動規制突部620と、移動規制突部620の裏面側(固定側メンバー1の基板10側)で、ストッパー部70よりやや大きい目の通過用間隙631を有しており、さらに固定側メンバー1の基板10方向に突出する上下2つのストッパー当接部630、630等より合成樹脂材にて一体に形成されている。
ストッパー部70は、固定側メンバー1の基板10の一部(ロック部材60の移動経路上の一部)を中間メンバー2の基板20側に膨出させて形成されており、中間メンバー2が最も引き出された状態で後端面が当接する前端面と、前端面から収納方向で、中間メンバー2の摺動方向の上下面に、ロック部材60のストッパー当接部630、630の一方が係止する複数個の係止部701・・・が形成されている。
尚、第2実施例で、ロック部材60のストッパー当接部630、630とストッパー部70の係止部701が上下に設けられているのは、スライドレール100を左右兼用とする為である。
すなわち、第1実施例では、ロック部材6を常にストッパー部7に係止するよう付勢する手段として線状バネ600を使用しているので、上下逆に使用されても(上下逆に使用して左右兼用としている。)支障はないが、第2実施例では、ロック部材60を常にストッパー部70に係止するよう付勢する手段として、ロック部材60の自重を利用しているので、上下逆に使用されても目的を達するようストッパー当接部630、630とストッパー部70の係止部701が上下に対向して設けられている。
本発明の第2実施例は上記の如く構成され、移動側メンバー3を収納した状態で中間メンバー2を固定側メンバー1より引き出すと、リテーナ12は、中間メンバー2の2分の1の摺動距離を移動し、リテーナ12の前端が、固定側メンバー1に形成されたリテーナ前ストッパー15に当接し、同時に中間メンバー2の後端に形成されたリテーナ後ストッパー22がリテーナ12の後端に当接して、中間メンバー2の固定側メンバー1に対する引き出し方向への摺動は停止する。
次に、中間メンバー2に対し、移動側メンバー3が前方に引き出され、移動側メンバー3の後端がロック装置50の前方に移動したとき、ロック部材60は自重によって後端部が下方に回動し、上方のストッパー当接部630の後端がストッパー部70の上方前端の係止部701面の前方に位置し、中間メンバー2と固定側メンバー1はロック状態となる。(図9に示す状態)
そして、中間メンバー2に対し移動側メンバー3が最も引き出されると、移動側メンバー3に設けたラッチ部材9の係止孔93が、中間メンバー3の前端部に形成した
係止突起23と係止し、移動側メンバー3は最も引き出された状態で停止し、維持される。
そして、修理の為、移動側メンバーと共に引出しあるいは機器類を機器本体より抜き出す場合は、ラッチ部材9を操作して係止突起23との係止状態を解除して移動側メンバー3を中間メンバー2より抜き出す。
一方、抜き出された移動側メンバー3を中間メンバー2に再び装着する場合は、移動側メンバー3の後端を中間メンバー2の前端に設けられた案内部材500を介して中間メンバー2の前端に装着し押し込んでいく。
この時、中間メンバー2と固定側メンバー1はロック状態となっているので、中間メンバー2は不用意に固定側メンバー1内に収納されることがなく安全に装着作業ができる。
そして、移動側メンバー3を中間メンバー2に対し、収納方向に摺動させていくと、中間メンバー2に移動側メンバー3がほぼ収納された状態で、移動側メンバー3の下折曲縁31の後端縁が、ロック部材60の取付脚部611の下案内突条610の下面を上方に押しやってロック部材60を上方に回動させ、ストッパー当接部630を上方に移動させ係止部701との係止状態を解除し、同時に通過用間隙631をストッパー部70の前側に位置せしめる事で、中間メンバー2と固定側メンバー1のロック状態を解除する。(図10に示す状態。)
さらに、移動側メンバー3を中間メンバー2に対し、収納方向に摺動させていくと、移動側メンバー3の後端面がロック部材60の移動規制突部620に当接し、移動側メンバー3は中間メンバー2に収納された状態で、中間メンバー2を固定側メンバー1に収納される方向に摺動し、移動規制突部620の後端面が固定側メンバー1の収納時ストッパー14に当接して、固定側メンバー1に中間メンバー2と移動側メンバー3は収納される。
本発明の第1実施例のスライドレールの斜視図 本発明の第1実施例のスライドレールの正面図 第1実施例ロック装置の拡大正面図 図3のA―A線断面図 ラッチ装置の拡大断面図 第1実施例のリテーナの位置と中間メンバーのロック状態の関係を示す第1例 第1実施例のリテーナの位置と中間メンバーのロック状態の関係を示す第2例 本発明の第2実施例のスライドレール荷使用されるロック部材の斜視図 第2実施例のロック装置の拡大正面図 第2実施例のロック装置の解除状態を示す拡大正面図 従来の中間メンバーのロック状態を示す一部切り欠き正面図 従来のリテーナの位置と中間メンバーの非ロック状態の関係を示す第1例 従来のリテーナの位置と中間メンバーの非ロック状態の関係を示す第2例
符号の説明
1 固定側メンバー
12 リテーナ
100 スライドレール
2 中間メンバー
3 移動側メンバー
5 ロック装置
50 ロック装置
6 ロック部材
60 ロック部材
7 ストッパー部
70 ストッパー部
71 係止部
701 係止部
8 ラッチ装置
9 ラッチ部材

Claims (1)

  1. 固定側メンバーと、固定側メンバーに摺動自在に保持された中間メンバーと、中間メンバーに摺動自在に保持された移動側メンバーよりなり、中間メンバーが固定側メンバーに対し最大引き出され、かつ、移動側メンバーが中間メンバーに対し、所定距離引き出された状態で、中間メンバーが固定側メンバーに不用意に収納されないよう両者をロック状態となすロック装置が中間メンバーと固定側メンバー間に設けられ、固定側メンバーと中間メンバーのロック状態で、移動側メンバーが中間メンバーの所定位置まで収納された時、中間メンバーと固定側メンバーのロック状態が解除されるスライドレールにおいて、ロック装置は、中間メンバーに設けられたロック部材と、固定側メンバーに設けられたロック部材と係止するストッパー部より構成され、ロック部材は常にストッパー部に係止するよう付勢され、ストッパー部はロック部材が係止する係止部を中間メンバーの摺動方向に複数個有していることを特徴とするスライドレール。
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