JP4981591B2 - スライドレール - Google Patents
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Description
そして、ストッパー孔とストッパー部の係合状態(スライドレールのロック状態)を解除し、移動側メンバーを本体外あるいは本体内に移動するには、ストッパー部材の先端部分を指先で移動側メンバーの基板方向に押しやり、ストッパー部とストッパー孔の係合状態を解除した状態を維持しながら、移動側メンバーを本体外あるいは本体内の方向に移動させていた。(例えば特許文献1参照。)
請求項2に記載の発明によると、前記効果に加え、ロック解除操作部は、移動側メンバーの収納方向に移動して、ロック用レバーをロック解除姿勢とさせるものであるから、指先のロック解除動作と移動側部材の収納方向への移動を同時に一連の動作で行う事ができるので、非常に使い勝手が良い。
さらに、移動側メンバーの最大伸長状態で、操作用リンクと操作用連結突片の連結部分が、操作用リンクとリンク連結部の連結部より前側に位置しているので、ロック解除部を移動側メンバーの収納方向に移動させると、操作用リンクの端部は操作用連結突片を移動側メンバーの基板を挿通する外方に移動させるので、ロック用レバーを確実にロック解除姿勢とすることができる。
図1から図4において、符号100、100は、左右のスライドレールを示し、左右のスライドレール100、100は、対向した同形に形成されて、固定側部材200(実施例では、炊飯器等の収納体201の所定高さ位置に固定された固定棚)に固定側連結座202、202を介して連結され、移動側部材203(本実施例では炊飯器の載置棚)に移動側連結座204、204を介して連結され、左右のスライドレール100、100間に配設された連係機構76にて、左右のスライドレール100、100は同時に操作可能となっている。
そして、一方側のスライドレール100は、固定側連結座202を介して機器類等の本体側に連結される固定側メンバー1と、中間メンバー3と、移動側メンバー5と、中間メンバー3と固定側メンバー1間に配設されるボールリテーナー2と、中間メンバー3と移動側メンバー5間に配設されるボールリテーナー4より構成されている。
そして、基板12の前後端部を移動側メンバー5側に突出せしめて、ボールリテーナー2、中間メンバー3の摺動範囲を規制する中間メンバー前ストッパー(図示せず。)、中間メンバー後ストッパー13を形成している。
そして、基板12の摺動方向所定位置には、固定側メンバー1と固定側連結座202を連結するための連結孔が形成され、上下の折曲縁11、11の摺動方向略中間部には後記する回動ロック片7の係止部15、15が係止されている。
内メンバー31は、固定側メンバー1の約2分の1程度の長さで、固定側メンバー1に挿入可能な大きさに、帯状金属板の上下端部を内向き円弧状に彎曲せしめて、外面長手方向にボール案内溝が形成された上下の折曲縁311、311(図12に示す。)と、基板312より断面略C字形に形成されている。
そして、中間メンバー3の最大伸長状態で、中間メンバー前ストッパー(図示せず。)に前端が当接したボールリテーナー2の後端に当接する内メンバー後ストッパー313(図11に示す。)が、基板312の後端部を固定側メンバー1側に突出せしめて形成されている。
そして、基板322の後端部を固定側メンバー1側に突出せしめて、固定側メンバー1に収納された時、中間メンバー後ストッパー13に当接する外メンバー後ストッパー323(図示11に示す。)が形成され、外メンバー後ストッパー323の所定寸法前側に、後記する回動ロック片7の後端部が嵌挿する回動範囲規制孔700(図示11に示す。)が形成され、回動ロック片7の取付け位置の所定寸法前方に、移動側メンバー5側に突出するリテーナーストッパー324(図示11に示す。)が形成されている。
さらに、移動側メンバー5が中間メンバー3に対し、最大伸長状態となった時、基板322の前端部に設けられた案内部材9のストッパー部93に係合して、移動側メンバー5の引出し方向への摺動を停止せしめるロック用レバー6が、基板52の中程に設けられている。
そして、ロック用レバー6とストッパー部93の係合状態を解除する事で移動側メンバー5は、中間メンバー3から抜き出し、および、収納可能となる。
そして、中間メンバー3の最大伸長状態で、ボールリテーナー2の基板22の前端部は、固定側メンバー1の中間メンバー前ストッパー(図示せず。)の内面に当接し、基板22の後端には中間メンバー3(内メンバー31)の内メンバー後ストッパー313が当接する。
そして、移動側メンバー5の最大伸長状態で、ボールリテーナー4の基板42の前端部は、中間メンバー3(外メンバー32)の案内部材9の一部に当接する。
又、抜き出された移動側メンバー5が挿着されるとき、不測にボールリテーナー4が不測に収納側に移動して回動ロック片7に接触しないよう、基板42の後端部が当接するリテーナーストッパー324が中間メンバー3(外メンバー32)に形成されている。
又、上記姿勢維持突片73、73は固定側メンバー1の基板12方向に向かって互いの間隔が広がるよう傾斜しており(固定側メンバー1の基板12方向で、固定側メンバー1の折曲縁11、11側に傾斜する)、下方の姿勢維持突片73が回動範囲規制孔700の下端縁に当接した状態で、回動ロック片7の自重が、ロック用突片74、74が常に固定側メンバー1の基板12方向に移動するよう負荷されるので、ロック用突片74は確実に係止部15に係止する。
尚、ロック回動片7、係止部15、中間メンバー3、移動側メンバー5は、出願人が先に出願した特開2003−310369号公報に記載されたロック回動片、係止部、中間メンバー、移動側メンバーと同様に構成され、同じ様に作用するので詳細な説明は省く。
そして、連結基板61の上下端部には、移動側メンバー5の各折曲縁51、51と基板52の角部内面側に嵌入する嵌入突縁(図示せず。)が形成され、中央部には、嵌合孔601が形成され、移動側メンバー5には、取り付け状態のロック用レバー6が移動側メンバー5の摺動方向に移動するのを防止するよう、嵌合孔601に嵌合する嵌合突部57と移動規制突部58が形成されている。
先端偏移部63は、移動側メンバー5の摺動時、ボールリテーナー4の基板42の内面、及び、案内部材9の案内傾斜部911、リテーナー保持部94の内面等に接触するので、基板52側に彎曲せしめた形状に形成されている。
尚、案内部材9、及び操作用連結突片64がない状態のロック用レバー6は、出願人が先に出願した特開2003−32526号公報に記載された案内部材、ストッパー部材と同様に構成され、同様に作用するので詳細な説明は省く。
そして、移動側メンバー5の最大伸長状態で、左右の操作用リンク761、762と、左右の操作用連結突片64、64の連結部分が、左右の操作用リンク761、762とリンク連結部77の連結部より前側に位置するようそれぞれが回動自在に連結される。
すなわち、移動側部材203の前端中央部で、ロック解除部78を指先で操作するだけで、移動側部材203(移動側メンバー5)を収納方向に移動する事ができる。
が引き出されると、中間メンバー3の外メンバー32に対し、移動側メンバー5が摺動し、移動側メンバー5の折曲縁51の後端部が、回動ロック片7より前方に位置した時、回動ロック片7のロック用突片74は、やや下方に変移して、固定側メンバー1の折曲縁11内面に接触した状態となり、やがて、移動側メンバー5の中程に設けられたロック用レバー6の先端変移部63が中間メンバー3(外メンバー32)の案内部材9を通過して前方に突出しながら弾性によって中間メンバー3(外メンバー32)の基板322の方向に移動して、ストッパー孔621がストッパー部93に係合して、移動側メンバー5の中間メンバー3に対する移動は停止し(図10に示す状態。)、移動側メンバー5は中間メンバー3(移動側支持メンバー)にロックされた状態となる。
又、従来、ロック解除レバー6が移動側メンバー5の摺動方向中央部側方に設けられ、スライドレール100、100が引き出された状態では、ロック解除レバー6を移動側メンバー5の双方から操作しなければならなかった。
そのため、移動側メンバー5の側方を隠蔽することができず、移動側メンバー5、5の側面側が露出して収納体201等の美観を損なったり、又、移動側メンバー5、5の摺動を円滑に行う為に塗られたグリース等の潤滑油が不測に衣服等に付着するなどの問題が、あったが、ロック解除操作部78を移動側部材の前面側に設けたので、図16に示すように、移動側部材203の左右端部に下方に突出して移動メンバー5、5を側方から隠蔽する隠蔽部材206、206を取付けて使用することもできる。さらに、移動側部材203の左右幅に関係なく使用することができる。
11、11 上下両折曲縁
15 係止孔
100 スライドレール
3 中間メンバー
5 固定側メンバー
6 ロック用レバー
64 操作用連結突片
76 連係機構
761 左の操作用リンク
763 右の操作用リンク
77 リンク連結部
78 ロック解除操作部
79 操作杆
9 案内部材
93 ストッパー部
Claims (4)
- 少なくとも移動側メンバーと、移動側メンバーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりなり、移動側メンバーの最大伸長状態で、移動側支持メンバーに形成されたストッパー部に移動側メンバーに設けられたロック用レバーがロックされ、移動側メンバーが一旦摺動不能状態となり、ロック用レバーのロック解除によって、移動側メンバーを収納方向に移動可能としたスライドレールにおいて、ロック用レバーは移動側メンバーの基板を挿通して外方に突出する操作用連結突片を有し、操作用連結突片と移動側メンバーとともに移動する移動側部材の前面側に設けられたロック解除操作部が連係機構を介して連結され、ロック解除操作部の操作によって、連携機構はロック用レバーをロック解除方向に移動させることを特徴とするスライドレール。
- ロック解除操作部は、移動側メンバーの収納方向に移動して、操作用連結突片を移動側メンバーの基板を挿通する外方に移動させることで、ロック用レバーをロック解除姿勢とすることを特徴とする請求項1に記載のスライドレール。
- 連係機構は、ロック解除操作部が前端部に設けられ、後端部にリンク連結部が設けられた、移動側メンバーの摺動方向に移動自在に移動側部材に保持された操作杆と、リンク連結部と操作用連結突片を連結する操作用リンクよりなり、移動側メンバーの最大伸長状態で、操作用リンクと操作用連結突片の連結部分が、操作用リンクとリンク連結部の連結部より前側に位置していることを特徴とする請求項2に記載のスライドレール。
- スライドレールは左右に所定間隔を有して配設され、ロック解除操作部が左右のスライドレール間のほぼ中央部の移動側部材の前面側に設けられ、左右の操作用連結突片とロック解除操作部は連係機構を介して連結され、ロック解除操作部の操作によって、左右のロックレバーは同時にロック解除方向に移動することを特徴とする請求項1に記載のスライドレール。
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