JP4591960B2 - レシーバタンク付き熱交換器 - Google Patents

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Description

この発明は、レシーバタンク付き熱交換器に関するもので、更に詳細には、例えば自動車用パラレルフロー型のレシーバタンク付き熱交換器に関するものである。
一般に、この種の自動車用パラレルフロー型熱交換器には、対峙する一対のヘッダーパイプ間に、互いに平行に配列されて一方のヘッダーパイプから他方のヘッダーパイプへ熱媒体を流動させる複数の熱交換管を取り付け、更に、これら熱交換管間に、複数の熱交換フィンをろう付けにより結合固定してなる熱交換器本体と、ヘッダーパイプに沿って配置され、ろう付けによって結合固定されるレシーバタンクとを具備するアルミニウム製のレシーバタンク付き熱交換器が使用されている。ここで、アルミニウムとは、アルミニウム合金を含む意味である。
また、自動車用熱交換器は、乗用車を対象としたサブクールタイプ凝縮器が標準となっており、標準型を基に用途に応じて各種の容量、形態が揃っている。この中で、大型のサブクールタイプ凝縮器では、レシーバタンクの容量について工夫がなされている。
特に、大型の熱交換器では、冷媒の負荷変動が大きくなると共に、配管径路が増大し、長期間に渡る洩れ減量を加味した容量が必要となる。また、水分除去に備えて使用される乾燥剤も大きくなる。
多量の冷媒量に対応するには、レシーバタンクの容量を大きくするか、あるいは、径が細いタンクを複数接続して容量を確保する手段を講ずることができる。
しかし、大型のレシーバタンクを使用する場合は、タンクの直径が太くなり、この部分の耐圧強度を維持するために厚肉となり、その分材料が増えて、ろう付け時の熱容量が大きくなる。この場合は、既存のろう付け工程のままの炉内温度では、ろう付けにムラを生じ完成品の歩留まりが低下する問題がある。ろう付け工程の既存設備を変更することなく、これを解決するためには、ろう付け温度や製品の移動速度を遅くするなどの操業条件を変更するが、これでは製品の確保はできても生産性を低下させる結果となり、やはり生産台数が低減する問題が生じる。
一方、レシーバタンクの直径を標準品のままで、複数本使用して容量を増やす対策として、レシーバタンクを複数本有する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−108331号公報(特許請求の範囲、段落番号0022,0035、図1,図6)
しかしながら、特開2001−108331号公報に記載の技術は、熱交換器本体(凝縮器)の一対の両ヘッダーパイプの更に外側にレシーバタンクをそれぞれ配置し、二つのタンク間を互いに底部を連通させるか、あるいは、一方のヘッダーパイプに二本のレシーバタンクを連結し、その底部を連通させている。しかも、レシーバタンクの底部高さをヘッダーパイプの底部高さとほぼ同じ高さに配置しているため、前者すなわちヘッダーパイプの外側にレシーバタンクを配置した場合は、離間したレシーバタンク同士の連結部品が増えることになり、製造工程が増えるばかりか、レシーバタンク部分の熱容量増加を招き、熱交換器全体のろう付けにムラが生じ、製品歩留まりの低下をきたす虞がある。
また、液相熱媒体は一旦フィルタを通過してから貯留されるが、万一、熱媒体の変質や反応分解によりスケール(固形不純物)が発生した場合は、流出される熱媒体中の固形不純物の除去ができないなどの問題が生じる。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、既存の設備によって製造することができると共に、熱媒体容量の増大及び熱交換効率の向上が図れ、かつ、品質の維持が図れるようにしたレシーバタンク付き熱交換器を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、対峙する一対のヘッダーパイプと、両ヘッダーパイプ間に互いに平行に配列されて一方のヘッダーパイプから他方のヘッダーパイプへ熱媒体を流動させる複数の熱交換管と、隣接する熱交換管間に介在されるフィンと、上記両ヘッダーパイプ内に配設され、コンデンサ部とサブクール部とを区画する仕切板とを具備するアルミニウム製の熱交換器本体と、上記ヘッダーパイプに沿って配置されると共に、ろう付けにより結合固定され、上記熱交換器本体によって冷却された熱媒体を気液分離し、液相熱媒体を内部に内蔵されたフィルタを介して上記サブクール部に流出するアルミニウム製のレシーバタンクとを具備するレシーバタンク付き熱交換器において、 上記レシーバタンクを連通した上記ヘッダーパイプと対になる他方のヘッダーパイプにろう付け固定によって連通するアルミニウム製のサブレシーバタンクを具備してなり、 上記レシーバタンク及びサブレシーバタンクと上記ヘッダーパイプにおける上記コンデンサ部とをそれぞれ連通してコンデンサ部の熱媒体を流出する熱媒体流出用連通部並びに上記サブレシーバタンクの底面が上記フィルタの上面より上方に位置してなる、ことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、対峙する一対のヘッダーパイプと、両ヘッダーパイプ間に互いに平行に配列されて一方のヘッダーパイプから他方のヘッダーパイプへ熱媒体を流動させる複数の熱交換管と、隣接する熱交換管間に介在されるフィンと、上記両ヘッダーパイプ内に配設され、コンデンサ部とサブクール部とを区画する仕切板とを具備するアルミニウム製の熱交換器本体と、上記ヘッダーパイプに沿って配置されると共に、ろう付けにより結合固定され、上記熱交換器本体によって冷却された熱媒体を気液分離し、液相熱媒体を内部に内蔵されたフィルタを介して上記サブクール部に流出するアルミニウム製のレシーバタンクとを具備するレシーバタンク付き熱交換器において、 上記レシーバタンクにろう付け固定によって連通するアルミニウム製のサブレシーバタンクを具備してなり、 上記レシーバタンクと上記ヘッダーパイプにおける上記コンデンサ部とを連通してコンデンサ部の熱媒体を流出する熱媒体流出用連通部及び上記レシーバタンクと上記サブレシーバタンクとを連通してレシーバタンクを介してコンデンサ部の熱媒体を流出する熱媒体流出用連通部及びサブレシーバタンクの熱媒体流出用連通部並びにサブレシーバタンクの底面が上記フィルタの上面より上方に位置してなる、ことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載のレシーバタンク付き熱交換器において、上記サブレシーバタンクとレシーバタンクとを連通する2つの熱媒体流出用連通部を熱媒体の液相部と気相部に設けた、ことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載のレシーバタンク付き熱交換器において、上記レシーバタンクの上記熱媒体流出用連通部と上記サブレシーバタンクの上記熱媒体流出用連通部を、サブレシーバタンクの底部高さ位置に設けた、ことを特徴とする。
加えて、請求項5記載の発明は、請求項1又は2記載のレシーバタンク付き熱交換器において、上記レシーバタンクとサブレシーバタンクを同一断面形状に形成してなる、ことを特徴とする。
請求項1,2記載の発明によれば、レシーバタンクを連通したヘッダーパイプと対になる他方のヘッダーパイプ、又はレシーバタンクに、サブレシーバタンクを連通することにより、レシーバタンクの仕様をそのまま残して、レシーバタンクの貯液機能をサブレシーバタンクに補わせることができる。
また、レシーバタンク及びサブレシーバタンクの熱媒体流出用連通部並びにサブレシーバタンクの底面が、レシーバタンクに内蔵されたフィルタの上面より上方に位置することにより、凝縮分離された熱媒体は、必ずフィルタを介して流出されるので、サブクール部を通過する際に、万一、熱媒体中にスケール(固形不純物)が生じてもフィルタによって除去することができる。
この場合、レシーバタンクの熱媒体流出用連通部とサブレシーバタンクの熱媒体流出用連通部を、サブレシーバタンクの底部高さ位置に設けることにより、液相の熱媒体がサブレシーバタンクに滞留することがなく、常に新たな熱媒体が入れ替わることになり、熱媒体と金属材料との反応も生じず、分解生成物の蓄積が生じない(請求項4)。
また、レシーバタンクとサブレシーバタンクを同断面形状に形成することにより、ろう付け時の加熱熱容量にバラツキなく熱交換器本体、レシーバタンク及びサブレシーバタンクをろう付けすることができる(請求項5)。
また、請求項3記載の発明によれば、サブレシーバタンクに連結されるレシーバタンクにおけるレシーバタンクとの連通部を熱媒体の液相部と気相部に設けることにより、サブレシーバタンク内への熱媒体の進入を容易にすることができる。
(1)請求項1,2記載の発明によれば、レシーバタンクの仕様をそのまま残して、レシーバタンクの貯液機能をサブレシーバタンクに補わせることができるので、既存の設備を用いて製造することができる。また、凝縮分離された熱媒体は、必ずフィルタを介して流出され、サブクール部を通過する際に、万一、熱媒体中にスケール(固形不純物)が生じてもフィルタによって除去することができるので、熱交換効率の向上を図ることができる。
(2)請求項3記載の発明によれば、サブレシーバタンクに連結されるレシーバタンクにおけるレシーバタンクとの連通部を熱媒体の液相部と気相部に設けることにより、サブレシーバタンク内への熱媒体の進入を容易にすることができるので、上記(1)に加えて更に熱交換効率の向上を図ることができる。
(3)請求項4記載の発明によれば、液相の熱媒体がサブレシーバタンクに滞留することがなく、常に新たな熱媒体が入れ替わることになり、熱媒体と金属材料との反応も生じず、分解生成物の蓄積が生じないので、上記(1)に加えて、更に熱交換効率の向上を図ることができる。
(4)請求項5記載の発明によれば、レシーバタンクとサブレシーバタンクを同一断面形状に形成することにより、ろう付け時の加熱熱容量にバラツキなく熱交換器本体、レシーバタンク及びサブレシーバタンクをろう付けすることができるので、上記(1)に加えて、更にろう付けにムラが生じることなく、製品品質の向上及び製品歩留まりの向上を図ることができる。
以下、この発明に係るレシーバタンク付き熱交換器の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
◎第1実施形態
図1は、この発明に係る熱交換器の第1実施形態の構造を示す概略正面図である。
上記熱交換器は、対峙する一対のヘッダーパイプ2a,2bと、両ヘッダーパイプ2a,2b間に互いに平行に架設されて一方のヘッダーパイプ2aから他方のヘッダーパイプ2bへ熱媒体を流動させる複数の熱交換管3と、これら熱交換管3間と最外側の熱交換管3の外側に介在される複数の熱交換フィン4と、最外側の熱交換管3の外側に配設されるサイドプレート5とからなるアルミニウム製の熱交換器本体1(以下に凝縮器1という)と、一方のヘッダーパイプ2b(図1において右側)にアルミニウム製の熱媒体流出用連通管30a(以下に流出用連通管30aという)及び熱媒体流入用連通管30b(以下に流入用連通管30bという)を介してろう付けにより結合固定されるアルミニウム製のレシーバタンク10と、他方のヘッダーパイプ2a(図1において左側)にアルミニウム製の熱媒体流出用連通管30c(以下に流出用連通管30cという)を介してろう付けにより結合固定されるアルミニウム製のサブレシーバタンク20とで主に構成されている。
この場合、ヘッダーパイプ2aの上部には熱媒体の流入口すなわち過熱冷媒の流入口7が設けられており、該ヘッダーパイプ2aの下部には熱媒体の流出口すなわち液化冷媒の流出口8が設けられている。また、ヘッダーパイプ2a内には、このヘッダーパイプ2aの中間部より上方の位置と中間部より下方の位置に第1及び第2の仕切板9a,9bが配設されて、ヘッダーパイプ2a内が鉛直の長手方向に3等分に区画されている。また、他方のヘッダーパイプ2b内には、このヘッダーパイプ2bの略中間位置に第3の仕切板9cが配設されると共に、上記仕切板9bと同じ高さ位置に第4の仕切板9dが配設されている。これにより、凝縮器1は第2及び第4の仕切板9b,9dより上方の領域にコンデンサ部Aを有し、第2及び第4の仕切板9b,9dより下方の領域にサブクール部Bを有する。
上記ヘッダーパイプ2a,2bは、例えばアルミニウム製の押出形材にて略円筒状に形成されている。これらヘッダーパイプ2a,2bの上下端部には、キャップ6が冠着された状態で、ヘッダーパイプ2a,2bとキャップ6がろう付け固定されている。
上記熱交換管3は、アルミニウム製の押出形材によって形成され、相反する方向に向いた一対の平坦面を有する扁平管によって形成されている。この熱交換管3の内部には上記熱媒体(冷媒)の流路(図示せず)が長手方向に沿って形成されており、熱媒体(冷媒)が上記流路を通して流通するようになっている。この熱交換管3は、両端部が両ヘッダーパイプ2a,2bの相対向する位置に設けられた差込み孔(図示せず)内に挿入され、ろう付け固定されている。
また、上記熱交換フィン4は、ローラ成形法によってアルミニウム製板を波状(コルゲート状)に形成したものであり、互いに隣接する熱交換管の間に設けられ、これらの熱交換管3の平坦面に対してろう付けにより固定されている。
上記レシーバタンク10は、レシーバタンク本体11と、このレシーバタンク本体11の上側開口部11aを閉塞するキャップ部材12と、レシーバタンク本体11の下側開口部11bを閉塞する栓体13と、この栓体13の上面に固定されるフィルタ14と、このフィルタ14の上側に挿入される乾燥剤15とを備えた構造になっている(図2参照)。
レシーバタンク本体11は、図1及び図2に示すように、例えばアルミニウム製の押出形材にて略円筒状に形成されており、下部側の一側におけるフィルタ14より上方の位置とフィルタ14の側部位置には、上部流通孔16a及び下部流通孔16bが設けられている。上方側の上部流通孔16aは、ヘッダーパイプ2bにおける第4の仕切板9dの上方側に設けられた流出孔40aに流出用連通管30aを介して連結されている。また、下方側の下部流通孔16bは、第4の仕切板9dの下方側のサブクール部Bに設けられた流入孔40bに流入用連通管30bを介して連結されている。
なお、図面では、流出用連通管30aと流入用連通管30bのみを介してヘッダーパイプ2bとレシーバタンク10とがろう付け結合される場合について示したが、図2に2点鎖線で示すようにレシーバタンク本体11の側面に接合用凸条50をレシーバタンク本体11と一体に形成し、該接合用凸条50の円弧状接合面50aをヘッダーパイプ2bに当接した状態でろう付け結合してもよい。
また、レシーバタンク本体11は、図2に示すように、断面が円形状の基準内周面60及び拡径内周面61によって形成されている。基準内周面60は、乾燥剤15を収容する部分に対応する第1基準内周面60aと、フィルタ14を収容する部分に対応し、第1基準内周面60aよりわずかに拡径された第2基準内周面60bとによって形成されている。そして、第1基準内周面60aと第2基準内周面60bとの境の部分が段部60cになっている。
拡径内周面61は、もともと第2基準内周面60bであった部分をスピニング加工などの塑性加工により拡径したものであり、平行内周面61aとテーパ内周面61bとによって形成されている。第2基準内周面60bとテーパ内周面61b、及びテーパ内周面61bと平行内周面61aは、滑らかな曲面を介して連続的に形成されている。
栓体13は、アルミニウム等の金属によって断面円形状に形成されたものであって、第2基準内周面60bに嵌合する先端部が基準径部62になっており、この基準径部62の基端側の部分が拡径部63になっている。基準径部62には、Oリング64を取り付けるためのOリング溝65が形成されている。拡径部63は、平行内周面61aに嵌合するように形成されていると共に、軸方向の長さが平行内周面61aよりやや短く形成されている。
Oリング64は、Oリング溝65に取り付けられた自由状態において、基準径部62の外周面から円弧状に膨出している。ただし、上記平行内周面61aの径が自由状態にあるOリング64の外径と同等か、若しくはそれ以上に形成されているので、栓体13をレシーバタンク本体11に挿入する際に、Oリング64が下側開口部11b及び後述する内溝11cに当たらないで挿入できるように工夫されている。
また、レシーバタンク本体11における平行内周面61aの位置には、円周状の内溝11cが形成されている。内溝11cは、内周に沿った一定幅及び深さの内溝形状をしており、溝の上面11d及び下面11eは、レシーバタンク本体11の中心軸に直交する一定の間隔(幅)を有する二平面状に形成されている。また、内溝11cは、フィルタ14のシール部14aが段部60cに当接した状態において、内溝11cに挿入された抜止手段例えばCリング66が栓体13の基端面に丁度当接する位置になっている。
栓体13は、基端面から先端側の所定位置までの部分が円筒状の凹部13aになっており、この凹部13aの底面中心に基端側に延びる突起13bが設けられている。この突起13bは、基端面から突出しないような高さにあって、Cリング66と接触しないようになっていると共に、外からペンチ等で掴持することにより、栓体13をレシーバタンク本体11から引き抜くことを可能にしている。また、栓体13には、その先端面13cの軸心位置に、軸方向に延びる所定の深さの凹部13dが形成されている。この凹部13dは、断面が円形状に形成されている。
フィルタ14は、円筒状に形成された周壁部14b及びこの周壁部14bの一方の開口端を閉塞する底壁部14cを有し、この底壁部14cの底面14dを栓体13の先端面13cに当接するようにして取り付けられるようになっており、底壁部14cの底面14dには上記凹部13dに嵌合する凸部14eが設けられている。
すなわち、フィルタ14は、合成樹脂としての例えばナイロンによって一体に形成されたフィルタ本体31と、同じくナイロンで網目状に形成された濾過膜32とで構成されている。フィルタ本体31は、円筒状に形成された周壁部14bを有し、この周壁部14bの下側に底壁部14cが形成されている。周壁部14bの上側は、そのまま開口されており、同上側の開口端外周には、鍔部14fを介して円筒状のシール部14aが形成されている。周壁部14bには、周方向に4等分する位置に四角形状の窓が形成されており、各窓に濾過膜32が設けられている。
鍔部14fは、シール部14aにおける軸方向のほぼ中央の位置に接続されている。シール部14aは、その外径が第2基準内周面60bに対して異物が通り抜けない程度の隙間に、同第2基準内周面60bの径より周寸法ではわずかに小さく形成されている。すなわち、シール部14aは、第2基準内周面60bとの接触面を有して鍔部14fと一体となってシールの機能を形成し、第2基準内周面60bに密着するようになっている。また、シール部14aの先端縁部は、栓体13をCリング66によってレシーバタンク本体11に固定した状態において、上記段部60cに丁度当接するようになっている。これにより、フィルタ14は、栓体13から離れずに、レシーバタンク本体11内の所定の位置に保持されるようになっている。
濾過膜32は、例えばナイロンの糸で網状に形成されており、フィルタ本体31の成形時にフィルタ本体31に一体的に固定されるようになっている。ただし、この濾過膜32は、フィルタ本体31に複数の孔を網目状に成形することによって、同フィルタ本体31と完全に一体のもので構成してもよい。
また、第1基準内周面60aに位置する乾燥剤15は、ポリエステルの繊維で四角形状の布を形成した後、この布から袋を構成し、この袋の中にシリカゲル等の吸湿手段(図示せず)を詰めて、断面が円柱状の棒状に形成したものである。
一方、上記サブレシーバタンク20は、図1及び図3に示すように、レシーバタンク本体11と同一断面形状すなわちレシーバタンク本体11における凝縮器1との連結部における断面形状と同一径の例えばアルミニウム製の押出形材にて略円筒状に形成されており、その上下端部にアルミニウム製の上部キャップ部材21と下部キャップ部材22がそれぞれろう付けによって結合固定されている。
サブレシーバタンク20の底部近傍の側面には流通孔23が設けられており、ヘッダーパイプ2aにおける第2の仕切板9bの上方側に設けられた流出孔40cに流出用連通管30cを介して連結されている。この場合、流出用連通管30cの連通部すなわち流出用連通管30cの配管の高さ位置と、流出用連通管30aの連通部すなわちヘッダーパイプ2bとレシーバタンク10とを連通する流出用連通管30aの配管の高さ位置とが同一レベルに設定されると共に、流出用連通管30a及び30cがフィルタ14の上面より上方に位置している。このように、流出用連通管30cの連通部と、流出用連通管30aの連通部とを同一レベルにすると共に、フィルタ14の上面より上方に位置することにより、凝縮分離された熱媒体は、必ずフィルタを介して流出されるので、サブクール部Bを通過する際に、万一、熱媒体(冷媒)中にスケール(固形不純物)が生じてもフィルタ14によって除去することができる。また、液相の熱媒体(冷媒)がサブレシーバタンク20に滞留することがなく、常に新たな熱媒体(冷媒)が入れ替わることになり、熱媒体(冷媒)と金属材料との反応を抑制して、分解生成物の蓄積を生じないようにすることができる。
なお、図面では、流出用連通管30cのみを介してヘッダーパイプ2aとサブレシーバタンク20とがろう付け結合される場合について示したが、図3に2点鎖線で示すようにサブレシーバタンク20の側面に接合用凸条50をサブレシーバタンク20と一体に形成し、該接合用凸条50の円弧状接合面50aをヘッダーパイプ2aに当接した状態でろう付け結合してもよい。
上記のように構成される熱交換器において、流入口7からヘッダーパイプ2aに流入される過熱冷媒は、図1に矢印Yで示すように、コンデンサ部Aを流れる過程において大部分が凝縮液化されて気液混合状態となり、液相冷媒の一部が流出用連通管30cを介してサブレシーバタンク20内に流れて冷媒液が貯留され、残りの液相冷媒は流出用連通管30aを介してレシーバタンク10内に流れて気液分離された後、液相冷媒はフィルタ14によって濾過された後、流入用連通管30bを介してサブクール部Bに流れ、そして、流出口8から流出される。
この発明に係る熱交換器をろう付けにより一体的に構成するには、まず、ヘッダーパイプ2a,2b、熱交換管3及び熱交換フィン4等の各部材により凝縮器1を組み立て、そして、流出用連通管30a及び流出用連通管30bを介してレシーバタンク本体11及びキャップ部材12からなるレシーバタンク10を凝縮器1に連結すると共に、流出用連通管30cを介してサブレシーバタンク20を凝縮器1に連結した状態で治具で固定して、炉内で加熱する。この際、上記各部材として、例えばろう材を表面に付着させたブレージング材を使用した場合には、ろう付け部にろう材を付着させることなく、上記各部材が一体化された凝縮器1、レシーバタンク10及びサブレシーバタンク20を得る熱交換器が完成する。
したがって、熱媒体(冷媒)必要量が増えた場合に、既存の炉を用いてサブレシーバタンク20を付加したレシーバタンク付き熱交換器を容易に得ることができるので、製造コストの低減を図ることができる。
◎第2実施形態
図4は、この発明に係る熱交換器の第2実施形態の構造を示す概略正面図、図5は、第2実施形態におけるレシーバタンクとサブレシーバタンクとの連結状態を示す要部断面図である。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ部分には、同一符号を付して、説明は省略する。
第2実施形態は、レシーバタンク10にサブレシーバタンク20を連結(連通)した場合である。すなわち、第1実施形態と同様に、レシーバタンク本体11と同径のアルミニウム製のサブレシーバタンク20における側面の底部近傍に連通孔23を設け、レシーバタンク10のヘッダーパイプ2bと対向する側に設けられた流出孔16cに流出用連通管30dを介してレシーバタンク10とサブレシーバタンク20が連結(連通)されている。この場合、流出用連通管30dの連通部すなわち流出用連通管30dの配管の高さ位置と、流出用連通管30aの連通部すなわちヘッダーパイプ2bとレシーバタンク10とを連通する流出用連通管30aの配管の高さ位置とが同一レベルに設定されると共に、流出用連通管30a及び30dがフィルタ14の上面より上方に位置している。このように、流出用連通管30dの連通部と、流出用連通管30aの連通部とを同一レベルにすると共に、フィルタ14の上面より上方に位置することにより、凝縮分離された熱媒体は、必ずフィルタを介して流出されるので、サブクール部Bを通過する際に、万一、熱媒体(冷媒)中にスケール(固形不純物)が生じてもフィルタ14によって除去することができる。また、液相の熱媒体(冷媒)がサブレシーバタンク20に滞留することがなく、常に新たな熱媒体(冷媒)が入れ替わることになり、熱媒体(冷媒)と金属材料との反応を抑制して、分解生成物の蓄積を生じないようにすることができる。
なお、図面では、流出用連通管30dのみを介してレシーバタンク10とサブレシーバタンク20とを連結しているが、図5に2点鎖線で示すように、レシーバタンク本体11又はサブレシーバタンク20の側面に一体に形成された接合用凸条50の円弧状接合面50aをサブレシーバタンク20又はレシーバタンク本体11に当接してろう付け結合してもよい。
第2実施形態の熱交換器をろう付けにより一体的に構成するには、第1実施形態と同様に、まず、ヘッダーパイプ2a,2b、熱交換管3及びコルゲートフィン4等の各部材により凝縮器1を組み立て、そして、連通管30a,30bを介してレシーバタンク本体11及びキャップ部材12からなるレシーバタンク10を凝縮器1に連結すると共に、連通管30dを介してサブレシーバタンク20をレシーバタンク本体11に連結した状態で治具で固定して、炉内で加熱すればよい。
◎第3実施形態
図6は、この発明に係る熱交換器の第3実施形態の構造を示す概略正面図、図7は、第3実施形態におけるレシーバタンクとサブレシーバタンクとの連結状態を示す要部断面図である。なお、第3実施形態において、第1実施形態と同じ部分には、同一符号を付して、説明は省略する。
第3実施形態は、第2実施形態と同様に、それぞれ同径に形成されたレシーバタンク10とサブレシーバタンク20を連結(連通)すると共に、連通部を熱媒体(冷媒)の液相部と気相部の2箇所に設けた場合である。すなわち、第1及び第2実施形態と同様に、レシーバタンク本体11と同径のアルミニウム製のサブレシーバタンク20における側面の底部近傍(液相部)に連通孔23を設け、レシーバタンク10のヘッダーパイプ2bと対向する側に設けられた流出孔16cに流出用連通管30dを介してレシーバタンク10とサブレシーバタンク20を連結(連通)すると共に、レシーバタンク10における側面の上部側(気相部)に上部連通孔23aを設け、レシーバタンク10のヘッダーパイプ2bと対向する上部側に設けられた上部流出孔16dに上部流出用連通管30eを介してレシーバタンク10とサブレシーバタンク20を連結(連通)する。
上記のように構成することにより、サブレシーバタンク20内への熱媒体(冷媒)の進入を容易にすることができるので、サブレシーバタンク20の貯液機能を増大することができる。
なお、第3実施形態においても、図面では、流出用連通管30d,上部流出用連通管30eのみを介してレシーバタンク10とサブレシーバタンク20とを連結しているが、図7に2点鎖線で示すように、レシーバタンク本体11又はサブレシーバタンク20の側面に一体に形成された接合用凸条50の円弧状接合面50aをサブレシーバタンク20又はレシーバタンク本体11に当接してろう付け結合してもよい。
◎その他の実施形態
上記実施形態では、ヘッダーパイプ2a,2b、レシーバタンク10及びサブレシーバタンク20の連結を連通管30a〜30eを介してろう付けにより結合固定するか、あるいは、これに加えてレシーバタンク10又はサブレシーバタンク20に一体に設けられた接合用凸条50を用いてろう付け結合する場合について説明したが、この発明は、必ずしもこの構造のものに限定するものではなく、別途に設けた連通管部を一体に有するアルミニウム製の連結部材を用いてヘッダーパイプ2a,2b、レシーバタンク10及びサブレシーバタンク20を連結(連通)してもよい。例えば、図8に示すように、第1実施形態のサブレシーバタンク20の連結(連通)部を代表して説明すると、サブレシーバタンク20は、アルミニウム製の連結部材70を介してヘッダーパイプ2aにろう付けにより連結固定することができる。
この場合、連結部材70は、図8及び図9に示すように、ヘッダーパイプ2aの接合面に当接すると共に、サブレシーバタンク20の接合面に当接する板状部材71と、この板状部材71に設けられ、ヘッダーパイプ2a及び、サブレシーバタンク20に設けられた熱媒体(冷媒)の流出孔40cと流通孔23に嵌合可能な連通用パイプ部材72(連通部)とで形成されている。
上記板状部材71は、略平坦状の基部73の一側面に、ヘッダーパイプ2aの接合面に当接する断面円弧状のヘッダーパイプ側接合面74(以下に、第1の接合面74という)を設け、基部73の他側面に、サブレシーバタンク20の中間及び下部接合面に当接する2つのサブレシーバタンク側接合面75,76(以下に、第2,第3の接合面75,76という)を設けている。この場合、第3の接合面76には、上記パイプ部材72を嵌合するための貫通孔77が穿設されている。また、第1の接合面74と第2の接合面75との間、第1の接合面74と第3の接合面76との間には、それぞれ基部73の両側に設けられた切欠き78を境にして反対方向に屈曲して設けられている。
なお、この場合、第3の接合面76に穿設された貫通孔77は、サブレシーバタンク20との接合面側が、外方に向かって拡径するテーパ部77aが形成されている(図9(c)参照)。また、パイプ部材72は、板状部材71の第3の接合面76に穿設された貫通孔77内に嵌合されて流出用連通管30cを形成している。このパイプ部材72は、先端がヘッダーパイプ2aに設けられた流出孔40cに嵌合可能な円筒状の円筒基部72aと、この円筒基部72aの他方の端部に形成され外径部が外方に向かって拡径すると共に、サブレシーバタンク20に設けられた流通孔23に当接する拡径開口部72bとによって形成されている。このように形成されるパイプ部材72は、円筒基部72aを貫通孔77内に嵌挿すると共に、貫通孔77に形成されたテーパ部77aに拡径開口部72bをかしめて結合することによって板状部材71に固定される。なお、この場合、板状部材71又はパイプ部材72のうち少なくとも一方を、ろう材が被着されたクラッド材にて形成する方が好ましい。
上記説明では、ヘッダーパイプ2aとサブレシーバタンク20との間に連結部材70を介在してヘッダーパイプ2aとサブレシーバタンク20とをろう付け結合する場合について説明したが、ヘッダーパイプ2bとレシーバタンク10とのろう付け結合やレシーバタンク10とサブレシーバタンク20とのろう付け結合においても同様に連結部材70を介在してろう付けにより連結(連通)固定することができる。
この発明に係る熱交換器の第1実施形態を示す概略正面図である。 第1実施形態におけるヘッダーパイプとレシーバタンクの連結(連通)状態を示す要部断面図である。 第1実施形態におけるヘッダーパイプとサブレシーバタンクの連結(連通)状態を示す要部断面図である。 この発明に係る熱交換器の第2実施形態を示す概略正面図である。 第2実施形態におけるヘッダーパイプ、レシーバタンク及びサブレシーバタンクの連結(連通)状態を示す要部断面図である。 この発明に係る熱交換器の第3実施形態を示す概略正面図である。 第3実施形態におけるヘッダーパイプ、レシーバタンク及びサブレシーバタンクの連結(連通)状態を示す要部断面図である。 連結部材を介在してろう付けする場合の一例を示す要部断面図である。 上記連結部材の平面図(a)、(a)のI−I線に沿う断面図(b)及び要部拡大断面図(c)である。
符号の説明
1 凝縮器(熱交換器本体)
2a,2b ヘッダーパイプ
3 熱交換管
4 熱交換フィン
10 レシーバタンク
14 フィルタ
20 サブレシーバタンク
30a,30c,30d 流出用連通管
30b 流入用連通管
70 連結部材
72 パイプ部材(連通管)

Claims (5)

  1. 対峙する一対のヘッダーパイプと、両ヘッダーパイプ間に互いに平行に配列されて一方のヘッダーパイプから他方のヘッダーパイプへ熱媒体を流動させる複数の熱交換管と、隣接する熱交換管間に介在されるフィンと、上記両ヘッダーパイプ内に配設され、コンデンサ部とサブクール部とを区画する仕切板とを具備するアルミニウム製の熱交換器本体と、上記ヘッダーパイプに沿って配置されると共に、ろう付けにより結合固定され、上記熱交換器本体によって冷却された熱媒体を気液分離し、液相熱媒体を内部に内蔵されたフィルタを介して上記サブクール部に流出するアルミニウム製のレシーバタンクとを具備するレシーバタンク付き熱交換器において、
    上記レシーバタンクを連通した上記ヘッダーパイプと対になる他方のヘッダーパイプにろう付け固定によって連通するアルミニウム製のサブレシーバタンクを具備してなり、
    上記レシーバタンク及びサブレシーバタンクと上記ヘッダーパイプにおける上記コンデンサ部とをそれぞれ連通してコンデンサ部の熱媒体を流出する熱媒体流出用連通部並びに上記サブレシーバタンクの底面が上記フィルタの上面より上方に位置してなる、ことを特徴とするレシーバタンク付き熱交換器。
  2. 対峙する一対のヘッダーパイプと、両ヘッダーパイプ間に互いに平行に配列されて一方のヘッダーパイプから他方のヘッダーパイプへ熱媒体を流動させる複数の熱交換管と、隣接する熱交換管間に介在されるフィンと、上記両ヘッダーパイプ内に配設され、コンデンサ部とサブクール部とを区画する仕切板とを具備するアルミニウム製の熱交換器本体と、上記ヘッダーパイプに沿って配置されると共に、ろう付けにより結合固定され、上記熱交換器本体によって冷却された熱媒体を気液分離し、液相熱媒体を内部に内蔵されたフィルタを介して上記サブクール部に流出するアルミニウム製のレシーバタンクとを具備するレシーバタンク付き熱交換器において、
    上記レシーバタンクにろう付け固定によって連通するアルミニウム製のサブレシーバタンクを具備してなり、
    上記レシーバタンクと上記ヘッダーパイプにおける上記コンデンサ部とを連通してコンデンサ部の熱媒体を流出する熱媒体流出用連通部及び上記レシーバタンクと上記サブレシーバタンクとを連通してレシーバタンクを介してコンデンサ部の熱媒体を流出する熱媒体流出用連通部及びサブレシーバタンクの熱媒体流出用連通部並びにサブレシーバタンクの底面が上記フィルタの上面より上方に位置してなる、ことを特徴とするレシーバタンク付き熱交換器。
  3. 請求項2記載のレシーバタンク付き熱交換器において、
    上記サブレシーバタンクとレシーバタンクとを連通する2つの熱媒体流出用連通部を熱媒体の液相部と気相部に設けた、ことを特徴とするレシーバタンク付き熱交換器。
  4. 請求項1又は2記載のレシーバタンク付き熱交換器において、
    上記レシーバタンクの上記熱媒体流出用連通部と上記サブレシーバタンクの上記熱媒体流出用連通部を、サブレシーバタンクの底部高さ位置に設けた、ことを特徴とするレシーバタンク付き熱交換器。
  5. 請求項1又は2記載のレシーバタンク付き熱交換器において、
    上記レシーバタンクとサブレシーバタンクを同一断面形状に形成してなる、ことを特徴とするレシーバタンク付き熱交換器。
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